JP3035940U

JP3035940U - 背広衿の汚れ防止具

Info

Publication number: JP3035940U
Application number: JP1996010937U
Authority: JP
Inventors: 正嗣高田
Original assignee: 正嗣高田
Priority date: 1996-09-19
Filing date: 1996-09-19
Publication date: 1997-04-08
Anticipated expiration: 2002-09-19

Abstract

(57)【要約】【目的】背広、ブレザー等の衿のずれ上がりによって衿
が直接に首肌に触れることを防止した、背広衿の汚れ防
止具を提供する。【構成】止め具支持板（１）の上部に設けられた止め具
取付部（２）に１８０度回転できる止め具（３）を取付
け、更に止め具支持板（１）に止めピン（４）を設け
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、背広、ブレザー等の衿のずれ上がりによって衿が首肌に直接触れることによる汚れを防止するための背広衿の汚れ防止具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来より背広、ブレザー等の衿のずれ上がりによる衿の汚れを防止する方法は、背広等の衿づりを利用した衿ずり取付用溝や外れ防止用切欠を持った挟みこみ方式のものがあった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の背広等の衿汚れ防止具は、汚れ防止具を背広等の衿づりを利用して取付けるために次のような欠点があった。（１）背広、ブレザー等の衿づりは、衿づりの寸法や取付け位置がメーカーによりまちまちで衿づりに互換性が無く衿汚れ防止具を適正な位置に取付けできなかった為、着用時は汚れ防止具が衿づりより外れることが多かった。（２）衿づりに取付けられた汚れ防止具は、背広等の着用時に衿づり自体のたるみにより汚れ防止具も衿づりと一緒に動く為、背広等の衿の位置が上下に同様に動き衿を安定した位置に固定できなかった。（３）衿づりに直接汚れ防止具を取付けるために、背広等フックにかける時は、衿づりが使いにくく汚れ防止具が破損しやすかった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

止め具支持板（１）の上部に設けられた止め具取付部（２）に、１８０度回転できる止め具（３）を取付け、更に止め具支持板（１）に止めピン（４）を設けたことを特徴とした背広衿の汚れ防止具である。

【０００５】

【作用】背広、ブレザー等の衿地内側に背広衿の汚れ防止具を取付ける時は、止め具支持板（１）に設けられた止めピン（４）で、図４の止め具（３）を上向きに衿づり（５）を避けた位置に取付ける。背広等を着用時は、図１のように、止め具支持板（１）の上部に設けた止め具取付部（２）に取付けられた１８０度回転できる止め具（３）を上向きにした状態でカッターシャツ衿後部の内側に止め具（３）を挿入することにより、背広、ブレザー等の衿のずれ上がりをなくして衿が首肌に直接触れて汚れることを防止できる。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の実施例について説明する。（１）止め具支持板（１）の表側上端を止め具（３）が取付けできるサイズに円筒状に折り曲げて止め具取付部（２）を設け、止め具（３）を取付ける。更に、止め具支持板（１）の裏側に背広衿に取付けるための止めピン（４）を設ける。通常、止め具支持板（１）、止め具取付部（２）及び止め具（３）は、同一材質でプラスチックス、ステンレス及びスプリング鋼等で製作される。止めピン（４）は、止め具支持板（１）に鋼製の物を張りつけ製作するが止め具支持板（１）にピンを埋め込んで製作することもできる。本考案は、以上のような構造で背広、ブレザー等の衿に背広衿の汚れ防止具を使用する時は、図４のように衿づり（５）を避けた位置に止め具支持板（１）に設けた止めピン（４）のピンを横向きに衿地に取付ける。ここで止め具支持板（１）の取付け位置は、カッターシャツの衿が常に１０ｍｍ程度露出するように止めピン（４）をセットする。背広衿の汚れ防止具を取付けた背広、ブレザー等を着る時は、止め具（３）を上向きにした状態でカッターシャツ衿の後ろ中央部の衿の内側に挿入する。この挿入された止め具（３）は、あらゆる動作でもカッターシャツ衿の内側から外れることもなく動作に合った角度で追随でき、背広、ブレザー等の衿は、ずれ上がることもなく常に一定の位置を保持することができる。

【０００７】

【考案の効果】

本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。（１）従来の背広衿等のずれ上がり防止具に比べて、止め具支持板（１）を止めピン（４）で背広等の衿に適正な位置に取付けできるためにカッターシャツの衿を常に安定して１０ｍｍ程度露出させることができる。（２）衿づり（５）に取付けられた従来の衿ずれ上がり防止具は、衿づり（５）のサイズや取付け位置がまちまちで外れやすく考案の物は、背広、ブレザー等に確実に止めピン（４）で取付けられるために、外れることもなく着崩れを起こすことがなくなり、更に背広等の衿のずれ上がりが全く解消した効果により、衿が首肌に触れなくなったため、汗等による頑固な汚れがなくなった。（３）衿づり（５）に止め具支持板（１）を取付ける必要がなくなり背広等をフックにかける時は、止め具支持板（１）を破損させることなくフックにかけることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の平面図である。

【図３】本考案の側面図である。

【図４】本考案の背広衿の汚れ防止具の取付状態を示す
正面図である。

【符号の説明】

１．止め具支持板２．止め具取付部３．止め具４．止めピン５．衿づり

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】止め具支持板（１）の上部に設けられた止
め具取付部（２）に１８０度回転できる止め具（３）を
取付け、更に止め具支持板（１）に止めピン（４）を設
けたことを特徴とした背広衿の汚れ防止具。