JPH10179433A - 洗面台及び洗面室 - Google Patents

洗面台及び洗面室

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Publication number
JPH10179433A
JPH10179433A JP33995996A JP33995996A JPH10179433A JP H10179433 A JPH10179433 A JP H10179433A JP 33995996 A JP33995996 A JP 33995996A JP 33995996 A JP33995996 A JP 33995996A JP H10179433 A JPH10179433 A JP H10179433A
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JP
Japan
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wall
wash basin
door
sink
opening
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JP33995996A
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English (en)
Inventor
Masaki Tsuchiya
雅紀 土屋
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 住宅において、機能性を悪化させずに内開き
のドアを有する洗面室を狭くして、その分居室や収納ス
ペースを広くする。 【解決手段】 内開きのドア25は、洗面室の第一の壁
21の一方の端部側に設けられる。洗面台26は、第一
の壁21とこの第一の壁21の他方の端部に接合された
第二の壁22との角に配置される。洗面台26の第一の
壁側の一方の側部の前縁は、ドア25を避けるように、
ドア25の軌跡に対応して円弧状に凹んでいる。洗面台
26の他方の側部の前縁は、洗面台26の上面の面積を
確保するように円弧状に突出している。洗面台26の洗
面シンク28は、その面積を確保するために洗面台26
の前後幅の広い他方の側部側に偏って設けられる。これ
により、洗面室の幅を狭くしても、洗面台26がドア2
5にぶつかることがなく、洗面台26の上面、洗面シン
ク28、収納スペース31の面積を十分に確保できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、狭いスペースに効
率的に配置することができる洗面台及び洗面室に関す
る。
【0002】
【背景の技術】住宅においては、一般的にバスルームの
入口部分に脱衣室を兼ねた洗面室が配置されている。そ
して、従来の洗面室には、例えば、図2に示すように、
洗面台1と、洗濯機用防水パン2と、洗面、脱衣、洗濯
及びバスルームへの通路のためのスペース3とが配置さ
れている。そして、上記洗面台1には、その上面の略中
央部に給湯給水用の蛇口4を有する洗面シンク5が設け
られるとともに、歯磨き用品、洗顔用品、整髪用品等を
収納する収納スペース(図示略)が、洗面台の奥側の左
右の側部に設けられている。
【0003】なお、図2においては、ドア6が設けられ
た壁7に対向する奥側の壁8を開口部の無い状態で図示
したが、基本的には、奥側の壁8にバスルームに通じる
開口部が形成される。また、洗面台1や洗濯機用防水パ
ン2が設けられた壁9に対向する壁10にバスルームに
通じる開口部が形成される場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、住宅、特に
集合住宅においては、住戸の床面積が比較的狭い場合が
多く、限られた床面積の中に、居室(和室、洋室、リビ
ング、ダイニング等)、玄関、キッチン、トイレ、バス
ルーム、洗面室等を配置する必要がある。従って、玄
関、キッチン、トイレ、バスルーム、洗面室等のユーテ
ィリティ部分に床面積を取られてしまうと、居室部分が
狭くなってしまうという問題があった。また、一戸建て
の住宅においても、同様の問題が生じる可能性がある。
【0005】そこで、居室部分を広く取るために、ユー
ティリティ部分を必要最小限度の面積としてしまうと、
使い勝手が悪いとか、ゆとりがないとかいう不満が生じ
る可能性があった。そして、狭くしても、比較的不満が
生じる可能性が低く、かつ、狭くすることにより、居室
にまわすことが可能なある程度の面積を確保できる場所
としては、長い時間人が留まることが少ない洗面室が考
えられる。しかし、洗面室には、上述のように洗面台1
と、洗濯機用防水パン2、すなわち洗濯機と、洗面、脱
衣、洗濯及びバスルームへの通路のためのスペース3と
が基本的に必要である。
【0006】そして、洗面台1の洗面シンク5は、比較
的大きなものが使われる傾向にあり、洗面台1をあまり
小さくしてしまうと、洗面室であっても不満が生じる可
能性がある。また、洗濯機用防水パン2も一般的に使わ
れている大きさの洗濯機が設置できる必要があり、狭く
することができない。そこで、洗面室内において狭くす
ることが可能と部分は、洗面台1及び洗濯機用防水パン
2を除いた上記スペース3となるが、このスペース3を
狭くするには、以下のような問題があった。洗面室は、
脱衣を行う極めてプライベートな空間であり、入出口に
カーテン等ではなくドア6を設けることが好ましく、ま
た、洗面室にドア6を設けた場合には、洗面室の入出口
が面する部分の通行を邪魔しないように内開きとするこ
とが好ましいが、このように洗面室に内開きのドア6を
設けた場合には、洗面室内に扇状のドアの開閉スペース
11が必要となる。
【0007】そして、洗面、脱衣、洗濯及びバスルーム
への通路のためのスペース3を狭くしてしまうと、この
スペース3と重複して配置されるドアの開閉スペース1
1を確保できなくなり、内開きのドア6が、洗面台や洗
濯機にぶつかって開閉できない状態となってしまう。従
って、洗面室の占める面積を狭くして、居室部分の面積
を拡げることが困難であった。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、内開きのドアの開閉スペースを有しながら洗面
室の面積を狭くすることが可能な洗面台及び上記洗面台
が設置され、内開きのドアを有しながら最小限の面積で
配置可能な洗面室を提供することを目的とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
洗面台は、図1に示すように、内開きのドア25を有す
る洗面室に配置されるものであり、一方の側面が上記内
開きのドア25が設けられた上記洗面室の壁21に沿っ
て配置されるとともに、上記一方の側面側の一方の側部
の前後幅が、上記内開きのドア25の開閉スペースを避
けるように狭くされ、かつ、他方の側部の前後幅が一方
の側部の前後幅より広くされていることを上記課題の解
決手段とした。
【0010】上記構成によれば、洗面室の面積を狭くす
ることにより、内開きのドア25が設けられた上記洗面
室の壁21に沿って配置される洗面台26と、上記ドア
25とがぶつかるような配置になった場合に、洗面台2
6の上記ドア25側に配置される一方の側部の前後幅を
狭くすることで、洗面台26とドア25とが接触しない
ようにすることができ、かつ、洗面台26の他方の側部
の前後幅を一方の側部の前後幅より広くすることによ
り、洗面台26の上面の面積が狭くならないようにする
ことができる。
【0011】すなわち、洗面室の面積を狭くした場合
に、内開きのドア25と洗面台26とがぶつかってドア
25の開閉スペース33が確保できない状態となるのを
防止するとともに、洗面台26の上面において、従来の
洗面台26と略同様の面積を確保することができる。従
って、洗面室を狭くして、その分の面積を居室側や収納
スペースに割り当てることができるとともに、洗面台2
6の上面の面積を狭くすることなく、洗面室内に内開き
のドア25用の開閉スペース33を確保することができ
る。
【0012】なお、洗面台26とは、基本的、上面部分
に洗面シンク28を有するものであり、また、洗面台2
6は、例えば、給湯給水用の蛇口29や、洗面シンク2
8の下の収納スペースや、洗面シンク28の上の奥側の
鏡や、その他のものを有するものでも良い。また、上記
一方の側部とは、洗面台26の中央部より一方の側面側
の部分であり、他方の側部とは、洗面台26の中央部よ
り他方の側面側の部分である。また、前後幅とは、洗面
台26の背面と前面との間隔である。また、他方の側部
の前後幅が一方の側部の前後幅より広くされていると
は、基本的に、洗面台26の中央部から他方の側面まで
の間で最も前後幅が広い部分が、洗面台26の中央部か
ら一方の側面までの間で最も前後幅が狭い部分より、広
くされているということである。
【0013】本発明の請求項2記載の洗面台26は、洗
面シンク28が前後幅の狭い一方の側部より前後幅の広
い他方の側部側に偏って設けられていることを上記課題
の解決手段とした。上記構成によれば、洗面台26の中
央部ではなく、洗面台26の前後幅が広くなった他方の
側部側に偏って洗面シンク28が設けられているので、
洗面台26の一方の側部の前後幅を狭くしても十分な面
積を有する洗面シンク28を設けることができる。
【0014】本発明の請求項3記載の洗面台26は、前
後幅の狭い一方の側部上に収納スペース31が配置され
ていることを上記課題の解決手段とした。上記構成によ
れば、洗面台26の他方の側部側に洗面シンク28が偏
って設けられた場合に、奥行きをそれほど必要としない
収納スペース31を一方の側部上に設けることにより、
洗面台26の上面の面積を効率的に用いることができ
る。
【0015】なお、上記収納スペース31とは、歯磨き
用品、洗顔用品、整髪用品等を収納するように、例え
ば、洗面台26の後部に立設され、かつ、鏡が取り付け
られる背面板に取り付けられるものであり、洗面シンク
28より上方に配置されるものである。また、収納スペ
ース31は、必ずしも、上記背面板に取り付けられる必
要はなく、洗面台26の上面に取り付けられるものとし
ても良い。
【0016】本発明の請求項4記載の洗面台26は、他
方の側部側の前縁が他方の側部側に偏って形成せれた洗
面シンク28の中心部を略中心とする略円弧状に突出し
た状態に形成され、一方の側部の前縁が上記洗面室の内
開きのドア25の回転移動の中心を略中心とする略円弧
状に凹んだ状態に形成されていることを上記課題の解決
手段とした。上記構成によれば、洗面台26において、
他方の側部の前後幅を一方の側部の前後幅より広くし、
かつ、洗面シンク28を他方の側部側に偏って形成した
場合に、洗面台26の外観に違和感が生じるのを防止
し、逆に意匠性に優れたものとすることができる。
【0017】また、一方の側部の前縁をドア25の回転
移動の中心を略中心とする略円弧状に凹んだ状態に形成
することにより、ドア25の開閉スペース33と、一方
の側部の前縁の形状が略一致するので、ドア25の開閉
スペース33を避けるために減らされる一方の側部の上
面の面積を最小限度のものとすることができる。また、
他方の側部の前縁を他方の側部側に偏って形成せれた洗
面シンク28の中心部を略中心とする略円弧状に突出し
た状態に形成することにより、他方の側部に円もしくは
楕円状の洗面シンク28を効率的に配置することができ
る。
【0018】なお、一方の側部の前縁と他方の側部の前
縁とは、滑らかに接合された状態に形成され、洗面台2
6の前縁全体が滑らかな曲線で形成された状態となって
いることが好ましい。また、他方の側部の前縁及び一方
の側部の前縁は、完全な円弧状となっている必要はな
く、円弧に近い曲線となっていれば良い。また、他方の
側部の略円弧状の前縁の中心と洗面シンク28の中心と
が完全に一致する必要はなく、有る程度ずれていても良
い。また、一方の側部の略円弧状の前縁の中心とドア2
5の回転中心とが完全に一致している必要はないが、な
るべく近いことが好ましい。
【0019】本発明の請求項5記載の洗面室は、上記請
求項1から4のいずれか一つに記載の洗面台26を有
し、かつ、内開きのドア25が設けられるものであり、
上記ドア25を有する開口部21aが一方の端部に設け
られた第一の壁21と、この第一の壁21の他方の端部
にほぼ直角に接合された第二の壁22とに囲まれ、上記
開口部21aに上記ドア25が第一の壁21の一方の端
部側を支点として回動自在に設けられ、第二の壁22に
背面を沿わせるとともに、第一の壁21に前後幅の狭い
上記一方の側部側の側面を沿わせて上記洗面台26が配
置されていることを上記課題の解決手段とした。
【0020】上記構成によれば、第一の壁21の幅を、
従来の洗面台26であれば、洗面台26とドア25とが
ぶつかってしまうほど狭くしても、上述のように、洗面
台26の一方の側部の前後幅が狭くなっているので、ド
ア25と洗面台26とがぶつからないようにすることが
できるとともに、洗面台26の他方の側部の前後幅が広
くなっているので、洗面台26の上面の面積を狭くしな
くとも良い。従って、内開きのドア25の開閉スペース
33を確保するとともに、洗面台26の上面の面積を狭
くせずに、洗面室の面積を縮小することができ、限られ
た床面積の住戸において、洗面室の面積を縮小して居室
や収納スペースなどの面積を広くすることができる。な
お、洗面室は、基本的に、四つの壁21、22、23、
24に囲まれることにより平面視して四角形状である
が、一部に凹凸が有ったり、壁21、22、23、24
同士の接合部が直角でなかったりしても良い。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態の一
例の洗面台及び洗面室を図面を参照して説明する。図1
は、この一例の洗面台及び洗面室を示すものである。洗
面室は、第一〜第四の壁21、22、23、24に囲ま
れており、第一の壁21に内開きのドア25が設けられ
るとともに、内部に、洗面台26と、洗濯機用防水パン
27とが配置されたものである。
【0022】そして、第一の壁21には、第一の壁21
の一方の端部から第一の壁21の中央より他方の端部よ
りの部分まで開口する開口部21aが設けられ、該開口
部21aが洗面室の入出口となっている。そして、上記
ドア25は、第一の壁21の一方の端部を支点として回
動自在に、上記開口部21aの部分に配置され、上記開
口部21aを開閉するようになっている。また、上記ド
ア25は、内開きとなっており、第一の壁21に沿った
位置から第四の壁24に沿った位置までの間を回動自在
となっている。
【0023】上記洗面台26は、その背面が第一の壁2
1の他方の端部に直角に接合された第二の壁22に沿っ
て配置されるとともに、上記背面と第二の壁22とがほ
ぼ当接した状態となっている。また、洗面台26は、そ
の一方の側面が、第一の壁21に沿って配置されるとと
もに、上記側面と第一の壁21とがほぼ当接した状態と
なっている。すなわち、上記洗面台26は、第一の壁2
1と第二の壁22が形成する角部に配置されている。
【0024】そして、洗面台26は、後述する洗面シン
ク28が配置される天板部29の一方の側部(洗面台2
6の一方の側面側の側部)の前縁が、上記ドア25の回
動の支点を略中心とする円弧状に凹んだ状態に形成され
ている。また、洗面台26の天板部29の他方の側部の
前縁が、後述するように他方の側部側に偏って形成され
た洗面シンク28の中心を略中心とする円弧状に突出し
た状態に形成されている。
【0025】そして、洗面台26の天板部29が上述の
ような状態となっていることにより、洗面台26の一方
の側部より他方の側部の方が前後幅が広くなっている。
すなわち、洗面台26の一方の側部の前縁が他方の側部
の前縁より後退した状態となっている。なお、図1にお
いては、従来の洗面台の天板部の前縁aを破線で示して
いるが、洗面台26(天板部29)の一方の側部の前縁
は、従来の前縁より大きく後退した状態となっており、
洗面台26(天板部29)の他方の側部の前縁は、従来
の前縁より前方に突出した状態となっている。また、図
1においては、洗面台26(天板部29)の他方の側部
の前縁が、従来の前縁より僅かにしか突出していない
が、他方の側部の前縁をさらに突出させて、洗面台26
(天板部29)の上面の面積を広くするようにしても良
い。
【0026】また、円弧状に突出した状態の洗面台26
(天板部29)の他方の側部の前縁と、円弧状に凹んだ
状態の洗面台26(天板部29)の一方の側部の前縁と
は、滑らかに接合されており、洗面台26(天板部2
9)の前縁全体が滑らかな曲線状となっている。そし
て、洗面台26(天板部29)の他方の側部の前縁が突
出する円弧状とされ、一方の側部の前縁が凹んだ円弧状
とされ、かつ、洗面台26(天板部29)全体の前面が
滑らかな曲線を描くようになっているので意匠的に優れ
たものとすることができる。
【0027】そして、洗面台26の一方の側部の前縁
は、上記構成により、ドア25の開閉の際のドア25の
先端部の軌跡に対応する形状となっている。そして、ド
ア25と洗面台26とは、互いに接触しない範囲で近接
して配置されている。また、上記洗面台26には、その
天板部29に、上記洗面シンク28と給湯給水用の蛇口
30と、歯磨き用品、洗顔用品、整髪用品等を収納する
収納スペース31とが配置されている。
【0028】上記洗面シンク28は、略円形に形成され
た凹部であり、洗面台26の中心から他方の側部側に偏
って配置されている。従って、上記洗面シンク28は、
前後幅の広い洗面台26(天板部29)の他方の側部側
に配置されており、洗面台26(天板部29)の一方の
側部の前後幅を狭くしても、比較的広い面積の洗面シン
ク28を設置できるようになっている。
【0029】そして、洗面台26(天板部29)の他方
の側部の前縁は、上記洗面シンク28の中心を略中心と
する円弧状となっているので、限られた洗面台26(天
板部29)の上面の面積の中に効率的に洗面シンク28
を配置できる。また、上記蛇口30は、略円形の洗面シ
ンク28の真後ろではなく、洗面シンク28の真後ろよ
り、洗面台26の一方の側部側に配置されている。これ
により、洗面シンク28の真後ろに、蛇口30を設置す
るスペースを確保しなくとも良いので、洗面シンク28
と洗面台の後縁との間を狭くすることができ、洗面台2
6の限られた前後幅の中に大きな洗面シンク28を設け
ることが可能となる。
【0030】なお、上記蛇口30は、上述のように洗面
シンク28の真後ろより、洗面台26の一方の側部側に
配置されるとともに、その向きが洗面シンク28の中心
部を向くようになっており、蛇口30が洗面台26の真
っ直ぐ前方ではなく、前方より洗面台26の他方の側部
側に傾いた状態となっている。そして、蛇口30の向き
を洗面シンク28の中心部を向くようにすることで、蛇
口30を洗面シンク28の真後ろより一方の側部側に配
置するようにしても、洗面シンク28から洗面台26の
一方の側部側に水が跳ねないようになっている。
【0031】上記収納スペース31は、洗面台26の一
方の側部側に配置されている。これにより、洗面シンク
28を洗面台26の他方の側部側に偏って配置したこと
により生じるスペースを有効に利用することができる。
なお、収納スペース31は、洗面台26の後部に立設さ
れた鏡を取り付けるための背面板(図示略)に取り付け
られており、天板部29から離間して上方に配置されて
おり、天板部29の一方の側部の上面は、洗面時等に各
種のものを置くことができるようになっている。なお、
洗面台26には、上述のように図示しない背面板や鏡が
設けられるとともに、背面板に図示しない照明やコンセ
ントが設けられ、さらに、天板部29の下に収納スペー
スが設けられている。また、天板部29の下の収納スペ
ースの前面の形状は、天板部29の前縁の形状に沿った
ものとしても、そうでないものとしても良い。
【0032】上記洗濯機用防水パン27は、洗面台26
の奥の第二の壁22と第一の壁21に対向する第三の壁
23とがなす角の部分に、洗面台26に近接して配置さ
れている。また、上述のように洗面台26及び洗濯機用
防水パン27は、第二の壁22側に配置されており、第
二の壁22と該第二の壁22に対向する第三の壁23と
の間の洗面台26及び洗濯機用防水パン27を除く第三
の壁23側の空間が、洗面、脱衣、洗濯、バスルーム
(図示略)への通路のためのスペース32となってい
る。なお、このスペース32には、ドア25の開閉スペ
ース33が含まれている。また、図1においては、図示
していないが、第三の壁23もしくは第四の壁24に
は、バスルームへ入出するための開口部が設けられるよ
うになっている。
【0033】次に、上述のような構成を有するこの一例
の洗面台26及び洗面室の作用を説明する。この一例の
洗面台26及び洗面室においては、ドア25の設けられ
た第一の壁21の左右両端部にそれぞれ直角に接合され
る第二の壁22と第四の壁24との間隔を従来の洗面台
であれば、ドア25と洗面台の前縁aとがぶつかってし
まうほど狭くしても、洗面台26の第一の壁21側の一
方の側部の前縁が、上述のようにドア25の開閉時の軌
跡に対応して略円弧状に凹んだ状態となっているので、
洗面台26と、ドア25とが接触するようなことがな
い。
【0034】また、洗面台26の一方の側部の前後幅を
狭くしても、他方の側部の前後幅を広くしているので、
洗面台26の上面に十分な面積を確保することができ
る。従って、洗面台26とドア25が接触することがな
いとともに、洗面台26の上面に十分な面積を確保した
状態で、第二の壁22と第四の壁24との間隔を狭くし
て、洗面室の床面積を縮小し、その分の床面積を居室部
分にまわすことができ、限られた面積の住戸において、
居室部分や収納スペースの床面積を広く取ることができ
る。
【0035】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の洗面台によれ
ば、洗面室において、内開きのドアと洗面台とがぶつか
ってドアの開閉スペースが確保できない状態となるのを
防止するとともに、洗面台の上面において、従来の洗面
台の上面と略同様の面積を確保することができる状態
で、洗面室を狭くし、その分の面積を居室側や収納スペ
ースに割り当てることができる。
【0036】本発明の請求項2記載の洗面台によれば、
洗面台の中央部ではなく、洗面台の前後幅が広くなった
他方の側部側に偏って洗面シンクが設けられているの
で、洗面台の一方の側部の前後幅を狭くしても十分な面
積を有する洗面シンクを設けることができる。本発明の
請求項3記載の洗面台によれば、奥行きをそれほど必要
としない収納スペースを一方の側部上に設けることによ
り、洗面台の上面の面積を効率的に用いることができ
る。
【0037】本発明の請求項4記載の洗面台によれば、
他方の側部を略円弧状に突出させ、一方の側部を略円弧
状に凹ませることにより、他方の側部の前後幅を一方の
側部の前後幅より広くし、かつ、洗面シンクを他方の側
部側に偏って形成した場合に、洗面台の外観に違和感が
生じるのを防止し、逆に意匠性に優れたものとすること
ができる。また、一方の側部の前縁をドアの開閉移動の
中心を略中心とする略円弧状に凹んだ状態に形成するこ
とにより、ドアの開閉スペースと、一方の側部の前縁の
形状が略一致するので、ドアの開閉スペースを避けるた
めに減らされる一方の側部の上面の面積を最小限度のも
のとすることができる。
【0038】また、他方の側部の前縁を他方の側部側に
偏って形成せれた洗面シンクの中心部を略中心とする略
円弧状に突出した状態に形成することにより、他方の側
部に円もしくは楕円状の洗面シンクを効率的に配置する
ことができる。本発明の請求項5記載の洗面室によれ
ば、請求項1ないし4に記載のいずれかの洗面台と同様
の効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の洗面台及び洗面室
を示す平面図である。
【図2】従来の洗面台及び洗面室を示す平面図である。
【符号の説明】
21 第一の壁 21a 開口部 22 第二の壁 25 内開きのドア 26 洗面台 28 洗面シンク 31 収納スペース

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内開きのドアを有する洗面室に配置され
    る洗面台であって、一方の側面が上記内開きのドアが設
    けられた上記洗面室の壁に沿って配置されるとともに、
    上記一方の側面側の一方の側部の前後幅が、上記内開き
    のドアの開閉スペースを避けるように狭くされ、かつ、
    他方の側部の前後幅が一方の側部の前後幅より広くされ
    ていることを特徴とする洗面台。
  2. 【請求項2】 洗面シンクが前後幅の狭い一方の側部よ
    り前後幅の広い他方の側部側に偏って設けられているこ
    とを特徴とする請求項1記載の洗面台。
  3. 【請求項3】 前後幅の狭い一方の側部上に収納スペー
    スが配置されていることを特徴とする請求項2記載の洗
    面台。
  4. 【請求項4】 他方の側部側の前縁が他方の側部側に偏
    って形成せれた洗面シンクの中心部を略中心とする略円
    弧状に突出した状態に形成され、一方の側部の前縁が上
    記洗面室の内開きのドアの回転移動の中心を略中心とす
    る略円弧状に凹んだ状態に形成されていることを特徴と
    する請求項2または3記載の洗面台。
  5. 【請求項5】 上記請求項1から4のいずれか一つに記
    載の洗面台を有し、かつ、内開きのドアが設けられる洗
    面室であって、 上記ドアを有する開口部が一方の端部に設けられた第一
    の壁と、この第一の壁の他方の端部にほぼ直角に接合さ
    れた第二の壁とに囲まれ、 上記開口部に上記ドアが第一の壁の一方の端部側を支点
    として回動自在に設けられ、 第二の壁に背面を沿わせるとともに、第一の壁に前後幅
    の狭い上記一方の側部側の側面を沿わせて上記洗面台が
    配置されていることを特徴とする洗面室。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2012284A3 (en) * 2007-06-18 2009-12-23 Aruze Corp. Gaming machine

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USRE46473E1 (en) 2007-06-18 2017-07-11 Universal Entertainment Corporation Slot-type gaming machine with improved cabinet
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