JPH04266730A - 洗面化粧台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は例えば家庭において洗面
、洗髪、歯みがき等を行う場合に使用する洗面化粧台に
関するものである。

【０００２】

【従来の技術】図３，図４にもとづいて従来の洗面化粧
台の構成を説明する。図において１は洗面台であり、こ
の洗面台１の上部にはカウンター２が固定され、このカ
ウンター２には洗面ボール３、シャワーヘッド４、及び
湯温流量調整部５を有する湯水混合栓６が固定されてい
る。湯水混合栓６へは、水及び湯が、外部から供給され
る。この水及び湯は湯温流量調整部５で、適温適量に調
整され、使用時はシャワーヘッド４から吐出され洗面ボ
ール３へ流れる。この時シャワーヘッド４の高さを任意
の高さに可変して使用できる。７は洗面ボール３の底部
に設けた排水栓であり、排水栓つまみ８によって「開」
「閉」動作を行うことができる。８は排水トラップであ
り、使用後の排水を洗面台１の外へ排出する通路となる
。９は洗面台１の上方に位置し、壁面１０に固定したミ
ラーユニットである。１１は壁面１０、床１２、天井１
３等から構成される脱衣室である。なお洗面台１及びミ
ラーユニット９は壁面１０に対して平行に固定されるの
が一般的である。Ａは洗面台１及びミラーユニット９か
らなる洗面化粧台の幅寸法であり、Ｂは同奥行寸法であ
る。Ｄはミラーユニット９の脱衣室１１の壁面１０から
の間隔である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成ではミラーユニット９の間隔Ｄの寸法が比較的
小さくなり、ミラーユニット９の内部の収納スペースの
確保が困難になる。収納スペースを確保しようと思えば
間隔Ｄを大にすればよいがそうすると洗面化粧台の奥行
Ｂが大になり狭い脱衣室１１においては使い勝手の面で
不自由さを感じることがあった。又、奥行Ｂの寸法をそ
のままにして収納スペースを確保しようとすれば洗面ボ
ール３の容量を減らすことになり、洗面ボール３の中で
のため洗いが小物に限定されたり、洗面ボール３から湯
水の飛散が激しくなり、ミラーユニット９の表面、カウ
ンター２、床１２をぬらすことになり各部材がそれだけ
早く傷んでしまうという点で問題があった。

【０００４】さらにミラーユニット９においては基本的
にはミラーが一面だけであり、化粧，整髪時においては
頭部の各部を写すことが困難であり、化粧，整髪時の仕
上がりに不満を生じることがあった。ミラーの多面化、
収納容量の拡大を達成しようと思えば洗面化粧台の側へ
オプション部品を追加することによって実現するがこれ
は設置スペースを必要とし、脱衣室１１の空間の有効利
用という点からみればほど遠いものであった。

【０００５】本発明は、かかる従来の問題点を解消する
もので、収納スペースがあり、使い勝手がよく、脱衣室
１１の空間を有効に使用することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の洗面化粧台は、洗面ボールと水栓金具とを有
する洗面台と、この洗面台の上面後部に設けられ鏡を有
する化粧キャビネットとを備え、前記洗面台の後面は前
記室のコーナー部を構成する壁面と平行な２辺を有し、
前記洗面台の前面の中心と前記室の角とを結ぶ線と、前
記コーナー部の壁面とのなす角が略４５度となるよう前
記洗面台を前記室のコーナ部に配設したものである。

【０００７】

【作用】本発明は上記した構成により、洗面台及び化粧
キャビネットの中心が室の角を構成する壁面から約４５
°の位置にあるため、中心部における洗面化粧台として
の奥行きが深くなる。洗面台においては比較的大容量の
洗面ボールの設置を可能にする。

【０００８】洗面台の上部に載設された化粧キャビネッ
トにおいては、洗面ボールに近接して立設された鏡から
室の角までの空間を広くする。

【０００９】

【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面にもとづい
て説明する。図１，図２においてｄ−ｄ線は脱衣室１１
の直角をなしているコーナー部の両壁面１０から約４５
°の位置を通る中心線である。この中心線であるｄ−ｄ
線に対して、ほぼ対称に洗面台１が構成され、上部には
カウンター２が固定されており、カウンター２へは洗面
ボール３及び水栓金具であるシャワーヘッド４、湯温流
量調整部５からなる湯水混合栓６が固定されている。シ
ャワーヘッド４は洗面ボール３の後方のカウンター２の
略中央部へ設置されている。湯水混合栓６へ外部から供
給された水及び湯は湯温流量調整部５で使用目的に応じ
て、適温適量に調整され、シャワーヘッド４から吐出さ
れて洗面ボール３へ流れる。この時シャワーヘッド４の
高さを使用者は自由に可変することができる。７は洗面
ボール３の底部に設けた排水栓であり、排水栓つまみ８
Ａによって「開」「閉」動作を行うことができる。８は
排水トラップであり、使用後の排水を洗面台１の外へ排
出する通路となる。

【００１０】１４は中心線であるｄ−ｄ線に対してほぼ
対称に構成される化粧キャビネットであり、正面キャビ
ネット１５、左側面キャビネット１６、右側面キャビネ
ット１７から成り、収納スペースとなっている。さらに
それぞれのキャビネットの前面は蝶番（図示せず）を使
用して開閉可能な正面ミラー１８、左側面ミラー１９、
右側面ミラー２０から構成されている。

【００１１】Ａ及びＢは洗面化粧台の実施例における幅
及び壁面１０へ対する奥行の寸法であり、従来と同一寸
法である。

【００１２】本発明は上記した構成によって、洗面台１
及び化粧キャビネット１４の中心が、両壁面１０から約
４５°の位置にあるため中心部において洗面化粧台とし
ての奥行が広くなる。そのため、下方に固定した洗面台
１においては比較的大容量（２０ｌ〜２２ｌ）の洗面ボ
ール３の設置が可能となり、排水栓７を「閉」にして湯
水を洗面ボール３へため、洗濯する場合も湯水のあふれ
に対して余裕がある。

【００１３】また、洗髪洗面時シャワーヘッド４から出
る湯水の洗面ボール３外への飛散量は少なくなる。さら
に洗面ボール３の後方のカウンター２の略中央部に湯水
混合栓６、シャワーヘッド４を配置することによって左
右どちらの手でも容易に操作することができる。

【００１４】次に洗面台１の上部に固定された化粧キャ
ビネット１４は洗面ボール３に対して正面キャビネット
１５、左側面キャビネット１６、右側面キャビネット１
７の三面で構成されているため収納スペースが大であり
、洗髪、洗面、歯みがき、整髪等に使用する薬品、ヘア
ブラシ、化粧水、ドライヤー、カミソリ等の収納ができ
る。

【００１５】さらに各キャビネットは洗面ボール３に近
接しているため必要に応じて上記の品物は身体を移動す
ることなく容易に取り出すことができる。又、化粧キャ
ビット１４の前面の正面ミラー１８、左側面ミラー１９
、右側面ミラー２０が開閉することによって化粧、整髪
時には適度に各ミラーの開閉角度を調整し、上半身の各
部をミラーに写し、身づくろいを行うことができる。 洗面化粧台を、脱衣室１１の角へ設置しかつ、従来の寸
法と同じ幅Ａ及び奥行Ｂのスペース内で設置しても大き
な収納スペースを確保できる。また、これによって脱衣
室１１空間の有効利用が図れる。

【００１６】

【発明の効果】以上のように本発明の洗面化粧台によれ
ば次の効果が得られる。（１）洗面台及び化粧キャビネ
ットの前面中心から室の角までの奥行寸法を大きくとれ
るので、大容量の洗面ボールの設置が可能となり、また
化粧キャビネットには、例えば、収納スペースの大きな
収納ボックス、収納棚等を設けることが出来る。さらに
鏡を三面鏡にした場合でも室の角に設けられているため
、左右の鏡は室の壁とほぼ平行な状態で設けられること
になる。これによって室との美観上の調和が一層良くな
るものである。（２）したがって洗面台に大容量の洗面
ボールを配設できるので、使用時に洗面ボール外へ飛散
する湯水の量が少なくなり、それだけ室の床がきれいに
維持されると共に床材等の寿命が長くなる。（３）洗面
ボールに近接させた化粧キャビネット内へ大きな収納ス
ペースを確保できるので小物部品の収納、取出しが便利
になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例における洗面化粧台の平面図

【図２】同化粧台のｄ−ｄ線断面図

【図３】従来の洗面化粧台の平面図

【図４】同化粧台のｃ−ｃ線断面図

【符号の説明】

１　　洗面台 ３　　洗面ボール ４　　シャワーヘッド １０　　壁面 １１　　脱衣室 １４　　化粧キャビネット １８　　正面ミラー

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】洗面ボールと水栓金具とを有する洗面台と
   、この洗面台の上面後部に設けられ鏡を有する化粧キャ
   ビネットとを備え、前記洗面台の後面は前記室のコーナ
   ー部を構成する壁面と平行な２辺を有し、前記洗面台の
   前面の中心と前記室の角とを結ぶ線と、前記コーナー部
   の壁面とのなす角が略４５度となるよう前記洗面台を前
   記室のコーナ部に配設した洗面化粧台。