JPH10179383A - 誘導加熱調理器用鍋及びその製造方法 - Google Patents
誘導加熱調理器用鍋及びその製造方法Info
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- JPH10179383A JPH10179383A JP35011196A JP35011196A JPH10179383A JP H10179383 A JPH10179383 A JP H10179383A JP 35011196 A JP35011196 A JP 35011196A JP 35011196 A JP35011196 A JP 35011196A JP H10179383 A JPH10179383 A JP H10179383A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の誘導加熱調理器用鍋は、加工が難し
く、鍋本体と磁性を有する加熱板との接合が弱かった。 【解決手段】 アルミニウム板３ａと磁性を有する金属
板３ｂとからなるクラッド板（加熱板）３のアルミニウ
ム板３ａ側の表面に、側面に膨出部７を有する凹部４を
形成し、この加熱板３をアルミニウム合金製の鍋本体１
の外側に鋳込んだので、鋳造の際アルミニウム合金が凹
部４に侵入し、膨出部７が抜け止めの作用をすることに
より、鍋本体１と加熱板３との接合が強固になる。
く、鍋本体と磁性を有する加熱板との接合が弱かった。 【解決手段】 アルミニウム板３ａと磁性を有する金属
板３ｂとからなるクラッド板（加熱板）３のアルミニウ
ム板３ａ側の表面に、側面に膨出部７を有する凹部４を
形成し、この加熱板３をアルミニウム合金製の鍋本体１
の外側に鋳込んだので、鋳造の際アルミニウム合金が凹
部４に侵入し、膨出部７が抜け止めの作用をすることに
より、鍋本体１と加熱板３との接合が強固になる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、誘導加熱調理器
用鍋及びその製造方法に関するものである。
用鍋及びその製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、加熱調理器に使用される調理器用
鍋はアルミ合金製のものが多い。これは、アルミニウム
が熱伝導性が良く、しかも安価なためである。しかし、
電磁誘導加熱調理器に使用される調理器用鍋は、例えば
鉄、ステンレス等の磁性を有する金属に特性を合わせて
加熱できるように作られているため、表皮抵抗値が鉄、
ステンレス等と比較して１桁以上も少ないアルミニウム
は自己発熱せず、調理器用鍋内の調理材料を加熱するこ
とができない。従って、電磁誘導加熱調理器に使用され
る熱伝導性の良い調理器用鍋は、アルミニウム合金の外
側に磁性を有する金属を設けたものが一般的である。
鍋はアルミ合金製のものが多い。これは、アルミニウム
が熱伝導性が良く、しかも安価なためである。しかし、
電磁誘導加熱調理器に使用される調理器用鍋は、例えば
鉄、ステンレス等の磁性を有する金属に特性を合わせて
加熱できるように作られているため、表皮抵抗値が鉄、
ステンレス等と比較して１桁以上も少ないアルミニウム
は自己発熱せず、調理器用鍋内の調理材料を加熱するこ
とができない。従って、電磁誘導加熱調理器に使用され
る熱伝導性の良い調理器用鍋は、アルミニウム合金の外
側に磁性を有する金属を設けたものが一般的である。
【０００３】このようにアルミニウム合金の外側に磁性
を有する金属を設けた調理器用鍋の一例として、特開平
８−１９６４２１号公報に開示されたものがある。図１
５は、この公報に開示された誘導加熱調理器用鍋２１の
部分断面図である。図において、２２はアルミニウム合
金材の鍋２１の底部２３に鋳包まれた磁性体のインサー
トであり、ステンレス製平板２２ａと鋼製金網２２ｂか
らなる。金網２２ｂはステンレス製平板２２ａの表面に
高温真空中で拡散接合されている。そして、鍋２１はイ
ンサート２２を鋳造機の金型に金網２２ｂをキャビティ
に向けてセットし、アルミニウム合金の溶湯を注入して
冷却凝固させて製造される。このとき、金網２２ｂの空
隙にアルミニウム合金が侵入凝固することにより、アル
ミニウム合金の鍋底部２３と磁性体のインサート２２が
結合する。
を有する金属を設けた調理器用鍋の一例として、特開平
８−１９６４２１号公報に開示されたものがある。図１
５は、この公報に開示された誘導加熱調理器用鍋２１の
部分断面図である。図において、２２はアルミニウム合
金材の鍋２１の底部２３に鋳包まれた磁性体のインサー
トであり、ステンレス製平板２２ａと鋼製金網２２ｂか
らなる。金網２２ｂはステンレス製平板２２ａの表面に
高温真空中で拡散接合されている。そして、鍋２１はイ
ンサート２２を鋳造機の金型に金網２２ｂをキャビティ
に向けてセットし、アルミニウム合金の溶湯を注入して
冷却凝固させて製造される。このとき、金網２２ｂの空
隙にアルミニウム合金が侵入凝固することにより、アル
ミニウム合金の鍋底部２３と磁性体のインサート２２が
結合する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の誘
導加熱調理器用鍋は、アルミニウム合金の鍋底部とイン
サート２２とが金網２２ｂを仲立ちとして接合し、剥離
しにくいが、インサート２２とアルミニウム合金との接
合部に金網２２ｂを用いるのは、加工が難しく、強度も
弱いという問題があった。
導加熱調理器用鍋は、アルミニウム合金の鍋底部とイン
サート２２とが金網２２ｂを仲立ちとして接合し、剥離
しにくいが、インサート２２とアルミニウム合金との接
合部に金網２２ｂを用いるのは、加工が難しく、強度も
弱いという問題があった。
【０００５】この発明は、このような従来の誘導加熱調
理器用鍋の問題点を解決するものであり、アルミニウム
合金製の鍋とその外側に鋳込まれる磁性を有する加熱板
との接合が強固で、熱伝導性の良い、しかも加工の容易
な誘導加熱調理器用鍋及びその製造方法を得ることを目
的とするものである。
理器用鍋の問題点を解決するものであり、アルミニウム
合金製の鍋とその外側に鋳込まれる磁性を有する加熱板
との接合が強固で、熱伝導性の良い、しかも加工の容易
な誘導加熱調理器用鍋及びその製造方法を得ることを目
的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】第１の発明に係る誘導加
熱調理器用鍋は、アルミニウム合金製の鍋本体と、この
鍋本体の外側に鋳込まれる磁性を有する加熱板とを備
え、この加熱板は上記鍋本体側の表面に凹部を有し、こ
の凹部の側面には膨出部が形成されているものである。
熱調理器用鍋は、アルミニウム合金製の鍋本体と、この
鍋本体の外側に鋳込まれる磁性を有する加熱板とを備
え、この加熱板は上記鍋本体側の表面に凹部を有し、こ
の凹部の側面には膨出部が形成されているものである。
【０００７】第２の発明に係る誘導加熱調理器用鍋は、
アルミニウム合金製の鍋本体と、この鍋本体の外側に鋳
込まれる磁性を有する加熱板とを備え、この加熱板は上
記鍋本体側の表面に互いに交叉する複数本の溝部を有
し、この溝部の交叉部の側面には膨出部が形成されてい
るものである。
アルミニウム合金製の鍋本体と、この鍋本体の外側に鋳
込まれる磁性を有する加熱板とを備え、この加熱板は上
記鍋本体側の表面に互いに交叉する複数本の溝部を有
し、この溝部の交叉部の側面には膨出部が形成されてい
るものである。
【０００８】第３の発明に係る誘導加熱調理器用鍋は、
アルミニウム合金製の鍋本体と、この鍋本体の外側に鋳
込まれる磁性を有する加熱板とを備え、この加熱板は上
記鍋本体側の表面に複数本の溝部を有し、この溝部の少
なくとも一方の側面は上記加熱板の表面に対して鋭角に
傾斜しているものである。
アルミニウム合金製の鍋本体と、この鍋本体の外側に鋳
込まれる磁性を有する加熱板とを備え、この加熱板は上
記鍋本体側の表面に複数本の溝部を有し、この溝部の少
なくとも一方の側面は上記加熱板の表面に対して鋭角に
傾斜しているものである。
【０００９】第４の発明に係る誘導加熱調理器用鍋は、
第１ないし第３の発明に係る誘導加熱調理器用鍋におい
て、加熱板をアルミニウム板と磁性を有する金属板とか
らなるクラッド板とし、上記アルミニウム板側が鍋本体
に接合するよう鋳込まれるものである。
第１ないし第３の発明に係る誘導加熱調理器用鍋におい
て、加熱板をアルミニウム板と磁性を有する金属板とか
らなるクラッド板とし、上記アルミニウム板側が鍋本体
に接合するよう鋳込まれるものである。
【００１０】第５の発明に係る誘導加熱調理器用鍋の製
造方法は、アルミニウム合金鋳造法により誘導加熱調理
器用鍋を製造する方法であって、磁性を有する加熱板の
表面に複数本の第１の溝部をプレス加工により形成し、
この第１の溝部と交叉するよう第２の溝部をプレス加工
により複数本形成し、上記加熱板の上記第１の溝部及び
第２の溝部が形成されている側が鍋本体に接合するよう
アルミニウム合金を鋳込むものである。
造方法は、アルミニウム合金鋳造法により誘導加熱調理
器用鍋を製造する方法であって、磁性を有する加熱板の
表面に複数本の第１の溝部をプレス加工により形成し、
この第１の溝部と交叉するよう第２の溝部をプレス加工
により複数本形成し、上記加熱板の上記第１の溝部及び
第２の溝部が形成されている側が鍋本体に接合するよう
アルミニウム合金を鋳込むものである。
【００１１】第６の発明に係る誘導加熱調理器用鍋の製
造方法は、第５の発明に係る製造方法において、第２の
溝部を第１の溝部より浅く形成するものである。
造方法は、第５の発明に係る製造方法において、第２の
溝部を第１の溝部より浅く形成するものである。
【００１２】第７の発明に係る誘導加熱調理器用鍋の製
造方法は、アルミニウム合金鋳造法により誘導加熱調理
器用鍋を製造する方法であって、磁性を有する加熱板の
表面に複数の凹部をプレス加工により形成した後、上記
加熱板の表面に平行な平板状の金型により上記加熱板の
表面をプレス加工し、上記加熱板の凹部が形成されてい
る側が鍋本体に接合するようアルミニウム合金を鋳込む
ものである。
造方法は、アルミニウム合金鋳造法により誘導加熱調理
器用鍋を製造する方法であって、磁性を有する加熱板の
表面に複数の凹部をプレス加工により形成した後、上記
加熱板の表面に平行な平板状の金型により上記加熱板の
表面をプレス加工し、上記加熱板の凹部が形成されてい
る側が鍋本体に接合するようアルミニウム合金を鋳込む
ものである。
【００１３】第８の発明に係る誘導加熱調理器用鍋の製
造方法は、第５ないし第７の発明に係る製造方法におい
て、加熱板をアルミニウム板と磁性を有する金属板とか
らなるクラッド板とし、上記アルミニウム板の表面に第
１の溝部、第２の溝部、または凹部を形成するものであ
る。
造方法は、第５ないし第７の発明に係る製造方法におい
て、加熱板をアルミニウム板と磁性を有する金属板とか
らなるクラッド板とし、上記アルミニウム板の表面に第
１の溝部、第２の溝部、または凹部を形成するものであ
る。
【００１４】
実施の形態１．図１は本発明を適用した電磁調理器用鍋
の縦断面図である。図２は図１に示す鍋底部の拡大断面
図である。図において、２はアルミニウム合金鋳造の丸
皿状の鍋本体１の底部１ａの下面に形成された凹部であ
り、３は凹部２に設けられた円板状の加熱板である。加
熱板３は磁性を有するものであれば良いが、この実施の
形態１においては、加工し易く丈夫なクラッド板を用い
ており、図２に示すように、アルミニウム板３ａと磁性
を有する金属板３ｂとから構成されている。また、加熱
板３は、アルミニウム板３ａ側が鍋底部１ａの凹部２の
底面に接触するよう、鋳込まれている。
の縦断面図である。図２は図１に示す鍋底部の拡大断面
図である。図において、２はアルミニウム合金鋳造の丸
皿状の鍋本体１の底部１ａの下面に形成された凹部であ
り、３は凹部２に設けられた円板状の加熱板である。加
熱板３は磁性を有するものであれば良いが、この実施の
形態１においては、加工し易く丈夫なクラッド板を用い
ており、図２に示すように、アルミニウム板３ａと磁性
を有する金属板３ｂとから構成されている。また、加熱
板３は、アルミニウム板３ａ側が鍋底部１ａの凹部２の
底面に接触するよう、鋳込まれている。
【００１５】図３は加熱板３のアルミニウム板３ａ側の
表面を示す平面図、図４はその一部拡大平面図、図５は
そのＡ−Ａ断面図である。図において、４は幅約０．６
mmの凹状の縦溝、５はこの縦溝４にほぼ直交する方向に
形成された幅約０．６mmの凹状の横溝であり、アルミニ
ウム板３ａの表面の全面にわたって網目状の溝が形成さ
れている。
表面を示す平面図、図４はその一部拡大平面図、図５は
そのＡ−Ａ断面図である。図において、４は幅約０．６
mmの凹状の縦溝、５はこの縦溝４にほぼ直交する方向に
形成された幅約０．６mmの凹状の横溝であり、アルミニ
ウム板３ａの表面の全面にわたって網目状の溝が形成さ
れている。
【００１６】この誘導加熱調理器用鍋の製造方法につい
て説明する。まず、加熱板３のアルミニウム板３ａ側の
表面にプレス加工によって複数本の縦溝４を形成する。
次に縦溝４と交叉するよう、同じくプレス加工により複
数本の横溝５を形成する。このように縦溝４を形成した
後に横溝５を形成すると、縦溝４と横溝５との交叉部６
の側面には、横溝５を形成するときに発生する肉余りに
よって膨出部すなわちオーバーハング部７が形成され
る。
て説明する。まず、加熱板３のアルミニウム板３ａ側の
表面にプレス加工によって複数本の縦溝４を形成する。
次に縦溝４と交叉するよう、同じくプレス加工により複
数本の横溝５を形成する。このように縦溝４を形成した
後に横溝５を形成すると、縦溝４と横溝５との交叉部６
の側面には、横溝５を形成するときに発生する肉余りに
よって膨出部すなわちオーバーハング部７が形成され
る。
【００１７】次に、縦溝４及び横溝５が形成された加熱
板３を鋳造機の金型にアルミニウム板３ａをキャビティ
に向けて設置し、４００℃以上の高温に熱せらたアルミ
ニウム合金の溶湯を注入する。このとき、アルミニウム
合金はアルミニウム板３ａの縦溝４、横溝５及び交叉部
６内に侵入する。この状態でアルミニウム合金を冷却凝
固させて加熱板３を鍋底部１ａに鋳込むと、交叉部６の
側面に形成されたオーバーハング部７が抜け止めの作用
をすることにより、鍋底部１ａとアルミニウム板３ａと
が強固に接合され、接合面の剥離は生じない。
板３を鋳造機の金型にアルミニウム板３ａをキャビティ
に向けて設置し、４００℃以上の高温に熱せらたアルミ
ニウム合金の溶湯を注入する。このとき、アルミニウム
合金はアルミニウム板３ａの縦溝４、横溝５及び交叉部
６内に侵入する。この状態でアルミニウム合金を冷却凝
固させて加熱板３を鍋底部１ａに鋳込むと、交叉部６の
側面に形成されたオーバーハング部７が抜け止めの作用
をすることにより、鍋底部１ａとアルミニウム板３ａと
が強固に接合され、接合面の剥離は生じない。
【００１８】この抜け止めの作用をするオーバーハング
部７はクラッド板である加熱板３をプレス加工するとき
に形成されるものであるので、加工も容易である。ま
た、加熱板３は調理器用鍋１の鋳造の際に一体に成形さ
れるので、調理器用鍋１全体も容易に、しかも安価に製
造できる。
部７はクラッド板である加熱板３をプレス加工するとき
に形成されるものであるので、加工も容易である。ま
た、加熱板３は調理器用鍋１の鋳造の際に一体に成形さ
れるので、調理器用鍋１全体も容易に、しかも安価に製
造できる。
【００１９】また、調理用鍋１はアルミニウム合金製で
あり、加熱板３の調理鍋１と接合する側もアルミニウム
であるため、熱伝導性が良く加熱効率を上げることがで
きる。また、加熱板３の調理鍋１と接合する側が比較的
柔らかいアルミニウム板３ａであるため、加工し易い。
このように加工し易い材料としては、アルミニウムの
他、銅等も考えられる。さらに、加熱板３はクラッド板
であるので、アルミニウム板３ａと金属板３ｂの接合面
の剥離や亀裂の恐れはなく、クリープを吸収するための
透孔を設ける必要がないため全面を有効に利用でき、発
熱量を大きくすることができ、加熱効率を上げることが
できる。また、加熱板３を構成する金属板３ｂをステン
レス鋼板にすれば、錆を生じることなく、長期的に使用
することができる。
あり、加熱板３の調理鍋１と接合する側もアルミニウム
であるため、熱伝導性が良く加熱効率を上げることがで
きる。また、加熱板３の調理鍋１と接合する側が比較的
柔らかいアルミニウム板３ａであるため、加工し易い。
このように加工し易い材料としては、アルミニウムの
他、銅等も考えられる。さらに、加熱板３はクラッド板
であるので、アルミニウム板３ａと金属板３ｂの接合面
の剥離や亀裂の恐れはなく、クリープを吸収するための
透孔を設ける必要がないため全面を有効に利用でき、発
熱量を大きくすることができ、加熱効率を上げることが
できる。また、加熱板３を構成する金属板３ｂをステン
レス鋼板にすれば、錆を生じることなく、長期的に使用
することができる。
【００２０】なお、本発明は電磁誘導加熱式のジャー炊
飯器用の鍋に適用することも可能である。図７にジャー
炊飯器用の鍋の断面図を示す。鍋１１はその底部から側
部にかけて円弧状に形成されたものであり、平坦に形成
された底部１１ａと、側部１１ｂと、底部１１ａから側
部１１ｂにかけて滑らかに連結させた円弧部１１ｃとか
らなる。１２は円弧部１１ｃから底部１１ａにかけて鍋
１１の外側に形成された凹部、１３は鍋１１の凹部１２
に沿って円弧状に形成された加熱板であり、図８に示す
ように、アルミニウム板１３ａと磁性を有する金属板１
３ｂとからなるクラッド板で構成されている。この加熱
板１３のアルミニウム板１３ａの表面に図３ないし図５
に示すような縦溝及び横溝を形成することにより、上記
のように電磁調理器に適用した場合と同様の効果を得る
ことができる。
飯器用の鍋に適用することも可能である。図７にジャー
炊飯器用の鍋の断面図を示す。鍋１１はその底部から側
部にかけて円弧状に形成されたものであり、平坦に形成
された底部１１ａと、側部１１ｂと、底部１１ａから側
部１１ｂにかけて滑らかに連結させた円弧部１１ｃとか
らなる。１２は円弧部１１ｃから底部１１ａにかけて鍋
１１の外側に形成された凹部、１３は鍋１１の凹部１２
に沿って円弧状に形成された加熱板であり、図８に示す
ように、アルミニウム板１３ａと磁性を有する金属板１
３ｂとからなるクラッド板で構成されている。この加熱
板１３のアルミニウム板１３ａの表面に図３ないし図５
に示すような縦溝及び横溝を形成することにより、上記
のように電磁調理器に適用した場合と同様の効果を得る
ことができる。
【００２１】実施の形態２．上記実施の形態１において
は、加熱板３のアルミニウム板３ａの表面に形成する横
溝４及び縦溝５の深さを同一にしたが、横溝５の深さを
縦溝４の深さより浅く形成しても良い。図９はこの実施
の形態２におけるアルミニウム板３ａの表面を示す部分
拡大平面図、図１０はそのＢ−Ｂ断面図である。図に示
すように、縦溝４を形成した後、横溝５を縦溝４の深さ
より浅くプレス加工すれば、縦溝４及び横溝５の交叉部
６に発生するオーバーハング部７はより顕著になるた
め、鍋底部１ａとアルミニウム板３ａとが更に強固に接
合される。
は、加熱板３のアルミニウム板３ａの表面に形成する横
溝４及び縦溝５の深さを同一にしたが、横溝５の深さを
縦溝４の深さより浅く形成しても良い。図９はこの実施
の形態２におけるアルミニウム板３ａの表面を示す部分
拡大平面図、図１０はそのＢ−Ｂ断面図である。図に示
すように、縦溝４を形成した後、横溝５を縦溝４の深さ
より浅くプレス加工すれば、縦溝４及び横溝５の交叉部
６に発生するオーバーハング部７はより顕著になるた
め、鍋底部１ａとアルミニウム板３ａとが更に強固に接
合される。
【００２２】実施の形態３．図１１は、本発明の第３の
実施の形態における誘導加熱調理器用鍋の加熱板の製造
方法及び加熱板の断面を示す図である。まず、図１１
(a)に示すように金型８ａで加熱板３のアルミニウム板
３ａ側の表面をプレスし、多数の凹部を形成する。図１
１(b)はそのプレス加工により形成された凹部９の断面
図である。図に示すように、凹部９の周縁にはアルミニ
ウム板３ａの表面側に向かって肉余りが生じる。次に、
図１１(c)に示すようにアルミニウム板３ａに平行な平
板状の金型８ｂでアルミニウム板３ａの上記凹部９が形
成された面をプレスする。これにより、図１１(d)に示
すように、凹部９周縁の肉余り部は押しつぶされて凹部
９の中心方向に張り出し、凹部９の側面に膨出部、すな
わちオーバーハング部１０が形成されることになる。
実施の形態における誘導加熱調理器用鍋の加熱板の製造
方法及び加熱板の断面を示す図である。まず、図１１
(a)に示すように金型８ａで加熱板３のアルミニウム板
３ａ側の表面をプレスし、多数の凹部を形成する。図１
１(b)はそのプレス加工により形成された凹部９の断面
図である。図に示すように、凹部９の周縁にはアルミニ
ウム板３ａの表面側に向かって肉余りが生じる。次に、
図１１(c)に示すようにアルミニウム板３ａに平行な平
板状の金型８ｂでアルミニウム板３ａの上記凹部９が形
成された面をプレスする。これにより、図１１(d)に示
すように、凹部９周縁の肉余り部は押しつぶされて凹部
９の中心方向に張り出し、凹部９の側面に膨出部、すな
わちオーバーハング部１０が形成されることになる。
【００２３】このように形成された加熱板３を上記実施
の形態１と同様、鋳造機の金型にアルミニウム板３ａを
キャビティに向けて設置し、４００℃以上の高温に熱せ
らたアルミニウム合金の溶湯を注入する。このとき、ア
ルミニウム合金はアルミニウム板３ａの凹部９内に侵入
し、冷却凝固されるため、凹部９の側面に形成されたオ
ーバーハング部１０が抜け止めの作用をすることによ
り、鍋底部１ａとアルミニウム板３ａとが強固に結合さ
れ、接合面の剥離は生じなくなる。
の形態１と同様、鋳造機の金型にアルミニウム板３ａを
キャビティに向けて設置し、４００℃以上の高温に熱せ
らたアルミニウム合金の溶湯を注入する。このとき、ア
ルミニウム合金はアルミニウム板３ａの凹部９内に侵入
し、冷却凝固されるため、凹部９の側面に形成されたオ
ーバーハング部１０が抜け止めの作用をすることによ
り、鍋底部１ａとアルミニウム板３ａとが強固に結合さ
れ、接合面の剥離は生じなくなる。
【００２４】この実施の形態３によれば、凹部９の数が
比較的少なくても、１個の凹部の全周にわたって膨出部
１０が形成されるため、鍋底部１ａとアルミニウム板３
ａとの接合はより強固になる。なお、凹部９の形状は丸
形であっても角型であっても同様の効果を得ることがで
きる。
比較的少なくても、１個の凹部の全周にわたって膨出部
１０が形成されるため、鍋底部１ａとアルミニウム板３
ａとの接合はより強固になる。なお、凹部９の形状は丸
形であっても角型であっても同様の効果を得ることがで
きる。
【００２５】実施の形態４．図１２は、本発明の実施の
形態４における誘導加熱調理器用鍋の加熱板の表面を示
す平面図、図１３はその断面図である。誘導加熱調理器
用鍋全体の構成及び材料は上記実施の形態１（図１）に
示すものと同様であるので、説明を省略する。
形態４における誘導加熱調理器用鍋の加熱板の表面を示
す平面図、図１３はその断面図である。誘導加熱調理器
用鍋全体の構成及び材料は上記実施の形態１（図１）に
示すものと同様であるので、説明を省略する。
【００２６】図において、１５は加熱板３を構成するア
ルミニウム板３ａの表面にプレス加工によって複数本凹
状に形成された溝部である。この溝部１５は、図１３に
示すようにアルミニウム板３ａの表面に対し所定の角度
傾斜させて形成されている。このような溝部１５を形成
することによっても、膨出部すなわちオーバーハング部
１６が形成される。
ルミニウム板３ａの表面にプレス加工によって複数本凹
状に形成された溝部である。この溝部１５は、図１３に
示すようにアルミニウム板３ａの表面に対し所定の角度
傾斜させて形成されている。このような溝部１５を形成
することによっても、膨出部すなわちオーバーハング部
１６が形成される。
【００２７】次に、この実施の形態４における誘導加熱
調理器用鍋の製造方法について説明する。まず、図１４
に示すように金型１７に加熱板３を傾斜させて設置し、
複数本の凸部を有する金型１８で加熱板３のアルミニウ
ム板３ａ側をプレスする。このようにプレスすると、溝
部１５の側面の片側はアルミニウム板３ａの表面に対し
て鋭角に傾斜することになり、オーバーハング部１６が
形成される。次に、このように加工された加熱板３を鋳
造機の金型に水平に設置し、上記実施の形態１（図６）
と同様に、加熱板３を鍋底部１ａに鋳込む。
調理器用鍋の製造方法について説明する。まず、図１４
に示すように金型１７に加熱板３を傾斜させて設置し、
複数本の凸部を有する金型１８で加熱板３のアルミニウ
ム板３ａ側をプレスする。このようにプレスすると、溝
部１５の側面の片側はアルミニウム板３ａの表面に対し
て鋭角に傾斜することになり、オーバーハング部１６が
形成される。次に、このように加工された加熱板３を鋳
造機の金型に水平に設置し、上記実施の形態１（図６）
と同様に、加熱板３を鍋底部１ａに鋳込む。
【００２８】以上のように誘導加熱調理器用鍋を製造し
た場合も、アルミニウム板３ａに形成されたオーバーハ
ング部１６がアルミニウム合金の抜けを防止するため、
鍋底部１ａとアルミニウム板３ａとが強固に結合され、
接合面の剥離は生じず、上記実施の形態１及び２と同様
の効果を得ることができる。さらに、この実施の形態４
によれば、１回のプレス加工で溝部１５及びオーバーハ
ング部１６が形成されるため、より簡単に誘導加熱調理
器用鍋を製造することができる。なお、溝部１５はプレ
ス加工に限らず切削加工によっても形成できるものであ
る。
た場合も、アルミニウム板３ａに形成されたオーバーハ
ング部１６がアルミニウム合金の抜けを防止するため、
鍋底部１ａとアルミニウム板３ａとが強固に結合され、
接合面の剥離は生じず、上記実施の形態１及び２と同様
の効果を得ることができる。さらに、この実施の形態４
によれば、１回のプレス加工で溝部１５及びオーバーハ
ング部１６が形成されるため、より簡単に誘導加熱調理
器用鍋を製造することができる。なお、溝部１５はプレ
ス加工に限らず切削加工によっても形成できるものであ
る。
【００２９】
【発明の効果】第１または第２の発明に係る誘導加熱調
理器用鍋によれば、鍋本体とその外側に鋳込まれた加熱
板との接合が強固であり、剥離することがないととも
に、熱伝導性が良く、容易に加工できる。
理器用鍋によれば、鍋本体とその外側に鋳込まれた加熱
板との接合が強固であり、剥離することがないととも
に、熱伝導性が良く、容易に加工できる。
【００３０】第３の発明に係る誘導加熱調理器用鍋によ
れば、鍋本体とその外側に鋳込まれた加熱板との接合が
強固であり、剥離することがないとともに、熱伝導性が
良く、更に容易に加工できる。
れば、鍋本体とその外側に鋳込まれた加熱板との接合が
強固であり、剥離することがないとともに、熱伝導性が
良く、更に容易に加工できる。
【００３１】第４の発明に係る誘導加熱調理器用鍋によ
れば、鍋本体とその外側に鋳込まれたクラッド板との接
合、及びクラッド板を構成するアルミニウム板と磁性を
有する金属板との接合が強固であり、剥離することがな
いとともに、熱伝導性が良く、更に容易に加工できる。
れば、鍋本体とその外側に鋳込まれたクラッド板との接
合、及びクラッド板を構成するアルミニウム板と磁性を
有する金属板との接合が強固であり、剥離することがな
いとともに、熱伝導性が良く、更に容易に加工できる。
【００３２】第５の発明に係る誘導加熱調理器用鍋の製
造方法によれば、鍋底部とその外側に設ける加熱板とを
強固に接合でき、接合面の剥離の恐れのない誘導加熱調
理器用鍋が容易に製造できる。
造方法によれば、鍋底部とその外側に設ける加熱板とを
強固に接合でき、接合面の剥離の恐れのない誘導加熱調
理器用鍋が容易に製造できる。
【００３３】第６または第７の発明に係る誘導加熱調理
器用鍋の製造方法によれば、鍋底部とその外側に設ける
加熱板とを更に強固に接合でき、接合面の剥離の恐れの
ない誘導加熱調理器用鍋が容易に製造できる。
器用鍋の製造方法によれば、鍋底部とその外側に設ける
加熱板とを更に強固に接合でき、接合面の剥離の恐れの
ない誘導加熱調理器用鍋が容易に製造できる。
【００３４】第８の発明に係る誘導加熱調理器用鍋の製
造方法によれば、溝部または凹部の形成が容易であり、
鍋底部とその外側に設ける加熱板との接合が強固で接合
面の剥離の恐れのない誘導加熱調理器用鍋が更に容易に
製造できる。
造方法によれば、溝部または凹部の形成が容易であり、
鍋底部とその外側に設ける加熱板との接合が強固で接合
面の剥離の恐れのない誘導加熱調理器用鍋が更に容易に
製造できる。
【図１】 本発明を適用した電磁調理器用鍋の縦断面図
である。
である。
【図２】 図１に示す電磁調理器用鍋の底部の拡大断面
図である。
図である。
【図３】 実施の形態１における加熱板の表面を示す平
面図である。
面図である。
【図４】 実施の形態１における加熱板の表面の溝部の
拡大平面図である。
拡大平面図である。
【図５】 実施の形態１における加熱板の断面図であ
る。
る。
【図６】 実施の形態１における調理器用鍋の鋳造成形
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
【図７】 本発明を適用した炊飯器用鍋の縦断面図であ
る。
る。
【図８】 図７に示す炊飯器用鍋の底部の拡大断面図で
ある。
ある。
【図９】 実施の形態２における加熱板の表面の溝部の
拡大平面図である。
拡大平面図である。
【図１０】 実施の形態２における加熱板の断面図であ
る。
る。
【図１１】 実施の形態３における加熱板の製造方法を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図１２】 実施の形態４における加熱板の表面を示す
平面図である。
平面図である。
【図１３】 実施の形態４における加熱板の断面図であ
る。
る。
【図１４】 実施の形態４における加熱板の加工方法を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図１５】 従来の誘導加熱調理器用鍋の部分断面図で
ある。
ある。
１ 鍋本体、１ａ 鍋底部、２ 凹部、３ 加熱板、３
ａ アルミニウム板、３ｂ金属板、４ 縦溝、５ 横
溝、６ 交叉部、７ オーバーハング部、１５溝部、１
６ オーバーハング部。
ａ アルミニウム板、３ｂ金属板、４ 縦溝、５ 横
溝、６ 交叉部、７ オーバーハング部、１５溝部、１
６ オーバーハング部。
フロントページの続き (72)発明者 熊田 泰治 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地１ 三菱電機ホーム機器株式会社内
Claims (8)
- 【請求項１】 アルミニウム合金製の鍋本体と、この鍋
本体の外側に鋳込まれる磁性を有する加熱板とを備え、
この加熱板は上記鍋本体側の表面に凹部を有し、この凹
部の側面には膨出部が形成されていることを特徴とする
誘導加熱調理器用鍋。 - 【請求項２】 アルミニウム合金製の鍋本体と、この鍋
本体の外側に鋳込まれる磁性を有する加熱板とを備え、
この加熱板は上記鍋本体側の表面に互いに交叉する複数
本の溝部を有し、この溝部の交叉部の側面には膨出部が
形成されていることを特徴とする誘導加熱調理器用鍋。 - 【請求項３】 アルミニウム合金製の鍋本体と、この鍋
本体の外側に鋳込まれる磁性を有する加熱板とを備え、
この加熱板は上記鍋本体側の表面に複数本の溝部を有
し、この溝部の少なくとも一方の側面は上記加熱板の表
面に対して鋭角に傾斜していることを特徴とする誘導加
熱調理器用鍋。 - 【請求項４】 加熱板はアルミニウム板と磁性を有する
金属板とからなるクラッド板であって、上記アルミニウ
ム板側が鍋本体に接合するよう鋳込まれることを特徴と
する請求項１、請求項２、または請求項３記載の誘導加
熱調理器用鍋。 - 【請求項５】 アルミニウム合金鋳造法により誘導加熱
調理器用鍋を製造する方法であって、磁性を有する加熱
板の表面に複数本の第１の溝部をプレス加工により形成
し、この第１の溝部と交叉するよう第２の溝部をプレス
加工により複数本形成し、上記加熱板の上記第１の溝部
及び第２の溝部が形成されている側が鍋本体に接合する
ようアルミニウム合金を鋳込むことを特徴とする誘導加
熱調理器用鍋の製造方法。 - 【請求項６】 第２の溝部は第１の溝部より浅く形成す
ることを特徴とする請求項５記載の誘導加熱調理器用鍋
の製造方法。 - 【請求項７】 アルミニウム合金鋳造法により誘導加熱
調理器用鍋を製造する方法であって、磁性を有する加熱
板の表面に複数の凹部をプレス加工により形成した後、
上記加熱板の表面に平行な平板状の金型により上記加熱
板の表面をプレス加工し、上記加熱板の凹部が形成され
ている側が鍋本体に接合するようアルミニウム合金を鋳
込むことを特徴とする誘導加熱調理器用鍋の製造方法。 - 【請求項８】 加熱板はアルミニウム板と磁性を有する
金属板とからなるクラッド板であって、上記アルミニウ
ム板側の表面に第１の溝部、第２の溝部、または凹部を
形成することを特徴とする請求項５、請求項６、または
請求項７記載の誘導加熱調理器用鍋の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35011196A JPH10179383A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 誘導加熱調理器用鍋及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35011196A JPH10179383A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 誘導加熱調理器用鍋及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10179383A true JPH10179383A (ja) | 1998-07-07 |
Family
ID=18408314
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35011196A Pending JPH10179383A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 誘導加熱調理器用鍋及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10179383A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6702140B1 (en) * | 1999-05-04 | 2004-03-09 | Societa Italiana Pentole-Sip S.P.A. | Process for the manufacture of cooking vessels and vessels obtained according to such process |
| JP2006346730A (ja) * | 2005-06-20 | 2006-12-28 | Furukawa Sky Kk | アルミニウム合金−チタン溝付き複合板の製造方法 |
| JP2008545535A (ja) * | 2005-05-26 | 2008-12-18 | ナトヤン カンパニー リミテッド | インダクションレンジ用調理容器及びその製造方法 |
| CN115515461A (zh) * | 2020-02-24 | 2022-12-23 | 美亚知识产权有限公司 | 底座嵌有金属网的炊具 |
-
1996
- 1996-12-27 JP JP35011196A patent/JPH10179383A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6702140B1 (en) * | 1999-05-04 | 2004-03-09 | Societa Italiana Pentole-Sip S.P.A. | Process for the manufacture of cooking vessels and vessels obtained according to such process |
| JP2008545535A (ja) * | 2005-05-26 | 2008-12-18 | ナトヤン カンパニー リミテッド | インダクションレンジ用調理容器及びその製造方法 |
| JP2006346730A (ja) * | 2005-06-20 | 2006-12-28 | Furukawa Sky Kk | アルミニウム合金−チタン溝付き複合板の製造方法 |
| JP4612483B2 (ja) * | 2005-06-20 | 2011-01-12 | 古河スカイ株式会社 | アルミニウム合金−チタン溝付き複合板の製造方法 |
| CN115515461A (zh) * | 2020-02-24 | 2022-12-23 | 美亚知识产权有限公司 | 底座嵌有金属网的炊具 |
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