JPH10178539A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法

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Publication number
JPH10178539A
JPH10178539A JP8336496A JP33649696A JPH10178539A JP H10178539 A JPH10178539 A JP H10178539A JP 8336496 A JP8336496 A JP 8336496A JP 33649696 A JP33649696 A JP 33649696A JP H10178539 A JPH10178539 A JP H10178539A
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JP
Japan
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image
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image block
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Pending
Application number
JP8336496A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahide Abe
孝秀 阿部
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Publication of JPH10178539A publication Critical patent/JPH10178539A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速で良好な画質を得る画像処理装置を提供
することを目的とする。 【解決手段】 画像ブロック生成部1は、画像情報1a
を任意の大きさの領域に分割して画像ブロックを生成す
る。画像特性解析部2は、画像ブロック各々の画像特性
を解析する。高速解像度変換部4は、画像ブロックの高
速解像度変換を行い、高速処理画像ブロックを出力す
る。高画質解像度変換部5は、画像ブロックの高画質解
像度変換を行い、高画質処理画像ブロックを出力する。
解像度変換先設定部3は、画像特性の解析結果により、
画像ブロックの解像度変換先を高速解像度変換部4ある
いは高画質解像度変換部5のいずれかに設定する。画像
ブロック合成部6は、解像度変換後の高速処理画像ブロ
ック及び高画質処理画像ブロックを合成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置及び画
像処理方法に関し、特に画像情報の解像度変換を行う画
像処理装置及び画像情報の解像度変換を行う画像処理方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】パソコンやワークステーションなどの小
型コンピュータを利用して出版物を作成するDTP(デ
スクトップ・パブリッシング;Desk Top Publishing)が
広く実用化されつつある。
【0003】このようなパソコンやワークステーション
で作成した画像の解像度は72dpi〜100dpi程
度である。また、DTPの分野で使われるようなスキャ
ナーは1000dpiを越えるような高解像度のものも
多い。ところが、プリンタ等の出力装置は300dpi
〜600dpiの解像度が一般的であるため、作成した
画像の解像度は出力装置の解像度と一致しない場合が多
い。したがって、画像密度を拡大または縮小させるため
の解像度変換を行っている。また、近年のプリンタの高
解像度化にともない、解像度変換の重要性も増してきて
いる。
【0004】解像度変換には複数の方法があり、例えば
内挿したい点に最も近い画素と同じ画素値を割り当てる
最近燐内挿法、内挿したい点の周囲4点の距離により画
素値を決定する共1次内挿法などが代表的な方法として
知られている。
【0005】このような解像度変換方法は、構成が簡単
で高速な解像度変換を可能にするが、それぞれ欠点もあ
る。それは最近燐内挿法では拡大時にジャギーと呼ばれ
るブロックの目立つ構造が発生する場合があり、共1次
内挿法では拡大時にエッジ部で少しボケた画像を生じる
場合がある。
【0006】したがって、これらの欠点を補って解像度
変換を行う必要がある。このため上記で説明した方法を
組み合わせたり、一つの方法を改良したりした様々な技
術が提案されている。
【0007】例えば特開平7−50752号公報では共
1次内挿法でボケるエッジ部には、パターンマッチング
を行ってエッジ検出を行い、検出したエッジ部に最近燐
内挿法を施すというものがある。
【0008】また、特開平8−125842号公報では
共1次内挿法でボケるエッジ部には、ブロック分割した
画像毎に2値化を行った後に量子化して、エッジ強調を
行うというものがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のような
従来技術は、画像全体の画素に対してパターンマッチン
グを行っているため非常に処理時間がかかる。
【0010】また、後述のような従来技術に対しても、
計算量が多くかつ操作が煩雑であるため、画像全体の画
素に対して行うことは非常に処理時間がかかることにな
る。このようにいずれの場合も画像全体に対して一定の
解像度変換を行うため、処理時間が非常にかかるという
問題があった。また、処理する対象の画像がCMYKの
カラー画像の場合には、さらに処理時間が4倍になる上
に、それぞれの色同士の関係も考慮しなければならない
といった問題があった。
【0011】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、高速に解像度変換を行い、良好な画質を得る
画像処理装置を提供することを目的とする。また、本発
明の他の目的は、高速に解像度変換を行い、良好な画質
を得る画像処理方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、画像情報の解像度変換を行う画像処理装
置において、前記画像情報を任意の大きさの領域に分割
して画像ブロックを生成する画像ブロック生成部と、前
記画像ブロック各々の画像特性を解析する画像特性解析
部と、前記画像ブロックの高速解像度変換を行い、高速
処理画像ブロックを出力する高速解像度変換部と、前記
画像ブロックの高画質解像度変換を行い、高画質処理画
像ブロックを出力する高画質解像度変換部と、前記画像
特性の解析結果により、前記画像ブロックの解像度変換
先を前記高速解像度変換部あるいは前記高画質解像度変
換部のいずれかに設定する解像度変換先設定部と、解像
度変換後の前記高速処理画像ブロック及び前記高画質処
理画像ブロックを合成する画像ブロック合成部と、を有
することを特徴とする画像処理装置が提供される。
【0013】ここで、画像ブロック生成部は、画像情報
を任意の大きさの領域に分割して画像ブロックを生成す
る。画像特性解析部は、画像ブロック各々の画像特性を
解析する。高速解像度変換部は、画像ブロックの高速解
像度変換を行い、高速処理画像ブロックを出力する。高
画質解像度変換部は、画像ブロックの高画質解像度変換
を行い、高画質処理画像ブロックを出力する。解像度変
換先設定部は、画像特性の解析結果により、画像ブロッ
クの解像度変換先を高速解像度変換部あるいは高画質解
像度変換部のいずれかに設定する。画像ブロック合成部
は、解像度変換後の高速処理画像ブロック及び高画質処
理画像ブロックを合成する。
【0014】また、画像情報の解像度変換を行う画像処
理装置において、前記画像情報を任意の大きさの領域に
分割して画像ブロックを生成する画像ブロック生成部
と、前記画像ブロック各々の画像特性を解析する画像特
性解析部と、前記画像ブロックの高速解像度変換を行
い、高速処理画像ブロックを出力する高速解像度変換部
と、前記画像ブロックの高画質解像度変換を行い、高画
質処理画像ブロックを出力する高画質解像度変換部と、
解像度変換後の前記高速処理画像ブロック及び前記高画
質処理画像ブロックを合成し、合成画像を出力する画像
ブロック合成出力部と、前記合成画像を表示装置の画面
上に表示する表示制御部と、前記合成画像内の画像ブロ
ックに対する解像度変換の変更指示を行う変更指示制御
部と、前記画像特性の解析結果あるいは前記変更指示に
もとづいて、前記画像ブロックの解像度変換先を前記高
速解像度変換部あるいは前記高画質解像度変換部のいず
れかに設定する解像度変換先処理設定部と、を有するこ
とを特徴とする画像処理装置が提供される。
【0015】ここで、画像ブロック生成部は、画像情報
を任意の大きさの領域に分割して画像ブロックを生成す
る。画像特性解析部は、画像ブロック各々の画像特性を
解析する。高速解像度変換部は、画像ブロックの高速解
像度変換を行い、高速処理画像ブロックを出力する。高
画質解像度変換部は、画像ブロックの高画質解像度変換
を行い、高画質処理画像ブロックを出力する。画像ブロ
ック合成出力部は、解像度変換後の高速処理画像ブロッ
ク及び高画質処理画像ブロックを合成し、合成画像を出
力する。表示制御部は、合成画像を表示装置の画面上に
表示する。変更指示制御部は、合成画像内の画像ブロッ
クに対する解像度変換の変更指示を行う。解像度変換先
処理設定部は、画像特性の解析結果、あるいは変更指示
により、画像ブロックの解像度変換先を高速解像度変換
部あるいは高画質解像度変換部のいずれかに設定する。
【0016】さらに、画像情報の解像度変換を行う画像
処理方法において、前記画像情報を任意の大きさの領域
に分割して画像ブロックを生成し、前記画像ブロック各
々の画像特性を解析し、前記画像特性の解析結果によ
り、前記画像ブロックに適した前記解像度変換を前記画
像ブロック毎に行い、前記解像度変換後の画像ブロック
を合成することを特徴とする画像処理方法が提供され
る。
【0017】ここで、画像ブロックに適した解像度変換
を画像ブロック毎に行う際には、高速解像度変換あるい
は高画質解像度変換のいずれかを行う。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施の形
態の画像処理装置の原理図である。画像ブロック生成部
1は、画像情報1aを任意の大きさの領域に分割して画
像ブロックを生成する。画像特性解析部2は、画像ブロ
ック各々の画像特性を解析する。高速解像度変換部4
は、画像ブロックの高速解像度変換を行い、高速処理画
像ブロックを出力する。高画質解像度変換部5は、画像
ブロックの高画質解像度変換を行い、高画質処理画像ブ
ロックを出力する。
【0019】解像度変換先設定部3は、画像特性の解析
結果により、画像ブロックの解像度変換先を高速解像度
変換部4あるいは高画質解像度変換部5のいずれかに設
定する。画像ブロック合成部6は、解像度変換後の高速
処理画像ブロック及び高画質処理画像ブロックを合成す
る。
【0020】次に、動作について説明する。図2は、第
1の実施の形態の動作手順を示すフローチャートであ
る。 〔S1〕画像ブロック生成部1は、画像情報1aを任意
の大きさの領域に分割して画像ブロックを生成する。 〔S2〕画像特性解析部2は、画像ブロック各々の画像
特性を解析する。 〔S3〕解像度変換先設定部3は、画像特性の解析結果
により、画像ブロックの解像度変換先を高速解像度変換
を行うか高画質解像度変換を行うかのいずれかを設定す
る。高速解像度変換を行う場合はステップS4へ、高画
質解像度変換を行う場合はステップS5へ行く。 〔S4〕高速解像度変換部4は、画像ブロックの高速解
像度変換を行う。 〔S5〕高画質解像度変換部5は、画像ブロックの高画
質解像度変換を行う。 〔S6〕画像ブロック合成部6は、解像度変換後の画像
ブロックを合成する。
【0021】次に、第1の実施の形態の第1の実施例に
ついて説明する。図3は、第1の実施例の構成図であ
る。画像ブロック生成手段10は、解像度変換を行う画
像情報1aが入力された後に画像情報1aを分割して、
ある決められた大きさの領域、例えば縦8画素×横8画
素の画像ブロックを生成する。ここで8×8画素の大き
さを満たさない画像の端の部分は、後述する高画質解像
度変換手段50に送られる。
【0022】画像特性解析手段20は、画像ブロック内
の画像の特性を調べ、どのような解像度変換方法が適し
ているかを解析する。この場合の判断基準は、画像ブロ
ック内の隣り合う画素間の階調値の差を全て調べ、その
階調値の差が決められたしきい値を越えている画素間の
数により判断する。
【0023】解像度変換先設定手段30は、画像バッフ
ァ31と画像ブロック振り分け手段32とから構成され
る。画像バッファ31は、入力される画像情報1a全て
の画像ブロックが画像特性解析手段20を通るまで画像
ブロックを保持する。さらに、入力画像情報1aがCM
YK等のカラーである場合は、全ての色のプレーン(複
数の画像ブロックで構成される領域のことを以降プレー
ンと呼ぶ。)が画像特性解析手段20を通るまで、プレ
ーンを保持する。
【0024】画像ブロック振り分け手段32は、画像ブ
ロックの解像度変換先を後段に位置する高速解像度変換
手段40あるいは高画質解像度変換手段50のいずれか
に振り分ける。
【0025】高速解像度変換手段40は、画質はやや劣
るが非常に簡単なアルゴリズム、例えば単純補間で画像
ブロックの高速解像度変換を行う。高画質解像度変換手
段50は、時間はかかるが画質を重視するアルゴリズ
ム、例えば共1次内挿法で画像ブロックの高画質解像度
変換を行う。
【0026】画像ブロック合成手段60は、逐次制御手
段61と画像ブロック結合手段62とから構成される。
逐次制御手段61は、解像度変換後の画像ブロックが元
の画像に戻るように位置の同期制御を行う。画像ブロッ
ク結合手段62は、この同期にしたがって画像ブロック
を結合し、元の画像を再生する。
【0027】次に、画像ブロックについて説明する。図
4は、画像ブロック生成手段10で生成される画像ブロ
ックを示す図である。斜線で示す部分が画素であり、太
線により分割されている部分が画像ブロックである。図
では簡単のために4×4画素で構成される大きさを一つ
の画像ブロックとしている。したがって図の画像情報1
aは、4×4画素の画像ブロック20個で構成されてい
る。
【0028】次に、画像特性解析手段20について説明
する。図5は、画像特性解析手段20によって検知され
る画素間の数を示す図である。画像ブロック10aは、
8×8画素で構成されており、画素には256階調値で
画素値がそれぞれ記されている。
【0029】画像特性解析手段20は、画像ブロック1
0a内の隣り合う画素間の階調値の差を全て調べ、その
階調値の差が決められたしきい値を越えている画素間の
数により画像ブロック10aがどのような解像度変換方
法が適しているのかを解析する。
【0030】したがって、ここではしきい値を50と
し、画像ブロック10a内の画素間の数が5%以上の場
合には高画質解像度変換を行う画像ブロックとし、5%
未満の場合には高速解像度変換を行う画像ブロックとす
る。
【0031】すると図の画像ブロック10aでは、太線
で書かれた境界線K1〜K6を介して階調値の差がしき
い値50を越えている。そして、この場合の画素間の数
は境界線K1〜K6の本数6である。一方、画像ブロッ
ク10a内の画素間の数は7×8×2×0.05≒6で
あるから画像ブロック10aは高画質解像度変換を行う
画像ブロックと判断される。
【0032】また、画素間の数の5%という数値は、画
像密度の変換率で変更する。例えば画像密度変換率が大
きい場合は、高画質解像度変換をする必要があると判断
されるしきい値を越える画素間の数は、小さい方がよ
い。
【0033】図6は、画像特性解析手段20によって検
知される画素間の数を示す別パターンの図である。画像
ブロック10bは、8×8画素で構成されており、画素
には256階調値で画素値がそれぞれ記されている。図
の画像ブロック10bでは、太線で書かれた境界線K7
〜K12を介して階調値の差がしきい値50を越えてい
る。そして、この場合の画素間の数も図5と同様に6で
ある。したがって、画像ブロック10bも高画質解像度
変換を行う画像ブロックと判断される。
【0034】次に、画像特性解析手段20の処理手順に
ついてフローチャートを用いて説明する。図7は、画像
特性解析手段20の処理手順を示すフローチャートであ
る。なお、このフローチャートでは、画像ブロックの大
きさをN画素×N画素、i行及びj列の画素をai,
j、横方向の画素間の差分をdh、縦方向の画素間の差
分をdv、しきい値をTH、画素間の数をS、しきい値
を越えた画素間の数をSUMで表すことにする。 〔S10〕iに0を設定する。 〔S11〕iに1を加算した値をiと設定する。そし
て、jに0を設定する。 〔S12〕iがNより小さいかどうかを判断する。iが
Nより小さい場合はステップS14へ、そうでない場合
はステップS13へ行く。 〔S13〕画像ブロック振り分け手段32は画像ブロッ
クを高速解像度変換手段40へ送信する。 〔S14〕jに1を加算した値をjとする。 〔S15〕jがNより小さいかどうかを判断する。jが
Nより小さい場合はステップS16へ、そうでない場合
はステップS11へ戻る。 〔S16〕ai,jからai,j+1を減算し、その値
をdhとする。 〔S17〕dhがTHよりも大きいかどうかを判断す
る。dhがTHよりも大きい場合はステップS18へ、
そうでない場合はステップS20へ行く。 〔S18〕SUMに1を加算した値をSUMとする。 〔S19〕SUMはSよりも大きいかどうかを判断す
る。SUMがSよりも大きい場合はステップS24へ、
そうでない場合はステップS20へ行く。 〔S20〕ai,jからai+1,jを減算し、その値
をdvとする。 〔S21〕dvがTHよりも大きいかどうかを判断す
る。dvがTHよりも大きい場合はステップS22へ、
そうでない場合はステップS14へ戻る。 〔S22〕SUMに1を加算した値をSUMとする。 〔S23〕SUMはSよりも大きいかどうかを判断す
る。SUMがSよりも大きい場合はステップS24へ、
そうでない場合はステップS14へ戻る。 〔S24〕画像ブロック振り分け手段32は画像ブロッ
クを高画質解像度変換手段50へ送信する。
【0035】次に、入力する画像情報1aがカラー画像
の場合における画像特性解析手段20の動作について説
明する。画像特性解析手段20は、どれか一つのプレー
ンの画像ブロックを高画質解像度変換領域と判断した場
合は、他のプレーンの同位置の画像ブロックも高画質解
像度変換の領域とする。
【0036】図8は、画像情報1aがカラー画像の場合
の画像特性解析手段20の動作について説明する図であ
る。図はC、M、Y、Kそれぞれのプレーンを示してお
り、各プレーンは20個の画像ブロックで構成されてい
る。そして、Cプレーンの画像ブロックc、Mプレーン
の画像ブロックm、Yプレーンの画像ブロックy、Kプ
レーンの画像ブロックkが高画質解像度変換を行う領域
と判断されたとする。
【0037】すると、Cプレーンでは、画像ブロックc
だけに高画質解像度変換を行うのではなく、画像ブロッ
クm、y、kと同じ位置のCプレーン内の画像ブロック
も高画質解像度変換を行う領域となる。M、Y、Kプレ
ーンについても同様である。
【0038】したがって、CMYKプレーンでは、斜線
が引かれた画像ブロックが高画質解像度変換が必要な画
像ブロックと判断される。以上説明したように、第1の
実施の形態の第1の実施例は、入力した画像情報1aを
複数の画像ブロックに分割して画像特性を解析し、それ
ぞれの画像ブロックに対して高速解像度変換あるいは高
画質解像度変換のいずれかの解像度変換を行う構成とし
た。これにより一つの画像内で、簡単な処理でもよい画
像ブロックと画質重視の画像ブロックとにそれぞれ適し
た解像度変換を行えるので、全体として解像度変換が高
速になり、かつ良好な画質を得ることが可能になる。
【0039】次に、第1の実施の形態の第2の実施例に
ついて説明する。図9は、第2の実施例の構成図であ
る。画像ブロック生成手段10は、解像度変換を行う画
像情報1aが入力された後に画像情報1aを分割して、
ある決められた大きさの領域、例えば縦8画素×横8画
素の画像ブロックを生成する。ここで8×8画素の大き
さを満たさない画像の端の部分は、後述する高画質解像
度変換手段51に送られる。
【0040】画像特性解析手段20と画像色数解析手段
20aは、画像ブロック内の画像特性及び色数を調べ、
どのような解像度変換方法が適しているかを解析する。
画像特性解析手段20は、画像ブロック内の隣り合う画
素間の階調値の差を全て調べ、その階調値の差が決めら
れたしきい値を越えている画素間の数により判断する。
しきい値を越えている画素間の数が多い画像ブロックは
画像バッファ31に送られ、しきい値を越えている画素
間の数が少ない画像ブロックは画像色数解析手段20a
に送られる。
【0041】画像色数解析手段20aは、画像ブロック
内の色数(階調値の数)を数え、色数が多い場合は変化
の多い画像ブロックと判断し、色数が少ない場合は変化
の少ない平坦な画像ブロックと判断する。
【0042】画像バッファ31は入力される画像情報1
a全ての画像ブロックが画像特性解析手段20及び画像
色数解析手段20aを通るまで、画像ブロックを保持す
る。画像ブロック振り分け手段32は、画像ブロックの
解像度変換先を後段に位置する高速解像度変換手段41
あるいは高画質解像度変換手段51、52のいずれかに
振り分ける。
【0043】高速解像度変換手段41は、画質はやや劣
るが非常に簡単なアルゴリズムで高速解像度変換を行
う。高画質解像度変換手段51、52は、時間はかかる
が画質を重視するアルゴリズムで高画質解像度変換を行
う。
【0044】画像ブロック合成手段60は、逐次制御手
段61と画像ブロック結合手段62とから構成され、逐
次制御手段61は解像度変換後の画像ブロックが元の画
像に戻るように位置の同期制御を行う。画像ブロック結
合手段62は、この同期にしたがって画像ブロックを結
合し、元の画像を再生する。
【0045】次に、画像色数解析手段20aの色数判断
について説明する。図10は、画像ブロック内の色の様
子を示す図である。8×8画素の画像ブロック10c内
の色の様子を階調値で示している。存在する値が(15
5、152、150、145)の四つなので、色数が4
と判断される。
【0046】次に、画像ブロック振り分け手段32と高
速解像度変換手段41及び高画質解像度変換手段51、
52について説明する。画像ブロック振り分け手段32
は、画像特性解析手段20で階調値の差が大きい画素間
の数が多いと判断された画像ブロックを高画質解像度変
換51へ送る。
【0047】ここで画像特性解析手段20は、画像ブロ
ック内の隣り合う画素間の階調値の差を調べることによ
り、エッジの有無を判断しているので、高画質解像度変
換手段51は、エッジのある場合の解像度変換を行えば
よい。すなわち、高画質解像度変換手段51は、共1次
内挿法とエッジ強調を組み合わせたものが適当である。
【0048】一方、画像ブロック振り分け手段32は、
画像特性解析手段20で階調値の差が大きい画素間の数
が少ないと判断され、かつ画像色数解析手段20aで色
数が多いと判断された画像ブロックを高画質解像度変換
手段52へ送る。また、画像特性解析手段20で階調値
の差が大きい画素間の数が少ないと判断され、かつ色数
が少ないと判断された画像ブロックを高速解像度変換手
段41へ送る。
【0049】ここで色数が多いと判断された画像は、例
えばグラデーションのようなエッジはないけれども細か
く色が変化しているものが考えられる。したがって、高
画質解像度変換手段52は、ブロック構造が出ないでな
めらかな解像度変換を行える共1次内挿法が適当であ
る。
【0050】さらに色数が少ないと判断された画像は、
色の変化が平坦な所と考えられる。したがって、高速解
像度変換手段41は単純補間を行えば十分である。な
お、画像バッファ31で色プレーン間の同位置にあるブ
ロックの解像度変換方法が調整される時、高画質解像度
変換手段51、52が重なった場合にはより高画質な変
換を行う高画質解像度変換51を選択する。
【0051】次に、第2の実施例の動作をフローチャー
トを用いて説明する。図11は、第2の実施例の動作手
順を示すフローチャートである。 〔S30〕画像ブロック生成手段10は、画像情報1a
を任意の大きさの領域に分割して画像ブロックを生成す
る。 〔S31〕画像特性解析手段20は、階調値の差がしき
い値を越えている隣り合う画素間の数が5%以上あるか
どうかを判断する。5%以上ある場合はステップS32
へ、そうでない場合はステップS33へ行く。 〔S32〕高画質解像度変換手段51は、共1次内挿法
とエッジ強調を組み合わせて高画質解像度変換を行う。 〔S33〕画像色数解析手段20aは、色数が画像ブロ
ック内の画素数の10%以上あるかどうかを判断する。
10%以上ある場合はステップS34へ、そうでない場
合はステップS35へ行く。 〔S34〕高画質解像度変換手段52は、共1次内挿法
で高画質解像度変換を行う。 〔S35〕高速解像度変換手段41は、単純補間で高速
解像度変換を行う。
【0052】以上説明したように、第1の実施の形態の
第2の実施例は、画像特性解析手段20と画像色数解析
手段20aとを設けて、解像度変換を行う構成とした。
これにより、詳細に画像特性を解析できるので、さらに
画質が向上する。
【0053】なお、上記の説明の第2の実施例では、画
像特性を画像特性解析手段20と画像色数解析手段20
aとの二つで解析したが、解像度変換方法の性質に合わ
せて、さらに増やしてもよい。
【0054】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図12は、第2の実施の形態の構成図であ
る。画像ブロック生成部1は、画像情報1aを任意の大
きさの領域に分割して画像ブロックを生成する。画像特
性解析部2は、画像ブロック各々の画像特性を解析す
る。高速解像度変換部4は、画像ブロックの高速解像度
変換を行い、高速処理画像ブロックを出力する。高画質
解像度変換部5は、画像ブロックの高画質解像度変換を
行い、高画質処理画像ブロックを出力する。画像ブロッ
ク合成出力部6aは、解像度変換後の高速処理画像ブロ
ック及び高画質処理画像ブロックを合成し、合成画像を
出力する。表示制御部7は、合成画像を表示装置9の画
面上に表示する。変更指示制御部8は、合成画像内の画
像ブロックに対して解像度変換の変更指示を行う。解像
度変換先処理設定部3aは、画像特性の解析結果、ある
いは変更指示により、画像ブロックの解像度変換先を高
速解像度変換部4あるいは高画質解像度変換部5のいず
れかに設定する。
【0055】次に、動作について説明する。図13は、
第2の実施の形態の動作手順を示すフローチャートであ
る。 〔S40〕画像ブロック生成部1は、画像情報1aを任
意の大きさの領域に分割して画像ブロックを生成する。 〔S41〕画像特性解析部2は、画像ブロック各々の画
像特性を解析する。 〔S42〕解像度変換先処理設定部3aは、画像特性の
解析結果あるいは変更指示制御部8からの変更指示によ
り、画像ブロックの解像度変換先を高速解像度変換を行
うか、高画質解像度変換を行うかのいずれかを設定す
る。高速解像度変換を行う場合はステップS43へ、高
画質解像度変換を行う場合はステップS44へ行く。 〔S43〕高速解像度変換部4は、画像ブロックの高速
解像度変換を行う。 〔S44〕高画質解像度変換部5は、画像ブロックの高
画質解像度変換を行う。 〔S45〕画像ブロック合成出力部6aは、解像度変換
後の画像ブロックを合成し、合成画像を出力する。 〔S46〕表示制御部7は、合成画像を表示装置9の画
面上に表示する。
【0056】次に、第2の実施の形態の第1の実施例に
ついて説明する。図14は、第1の実施例の構成図であ
る。画像ブロック生成手段10は、解像度変換を行う画
像情報1aが入力された後に画像情報1aを分割して、
ある決められた大きさの領域、例えば縦8画素×横8画
素の画像ブロックを生成する。ここで8×8画素の大き
さを満たさない画像の端の部分は、高画質解像度変換手
段50に送られる。
【0057】画像特性解析手段20は、画像ブロック内
の画像の特性を調べ、どのような解像度変換方法が適し
ているのかを解析する。この場合の判断基準は、画像ブ
ロック内の隣り合う画素間の階調値の差を全て調べ、そ
の階調値の差が決められたしきい値を越えている画素間
の数により判断する。
【0058】解像度変換先処理設定手段30aは、画像
バッファ31と画像ブロック振り分け処理手段32aと
から構成され、画像バッファ31は入力される画像情報
1a全ての画像ブロックが画像特性解析手段20を通る
まで、画像ブロックを保持する。さらに、入力画像情報
1aがCMYK等のカラーである場合は、全ての色のプ
レーンが画像特性解析手段20を通るまで、プレーンを
保持する。
【0059】画像ブロック振り分け処理手段32aは、
画像ブロックの解像度変換先を後段に位置する高速解像
度変換手段40あるいは高画質解像度変換手段50のい
ずれかに振り分ける。
【0060】高速解像度変換手段40は、画質はやや劣
るが非常に簡単なアルゴリズムで高速解像度変換を行
う。高画質解像度変換手段50は、時間はかかるが画質
を重視するアルゴリズムで高画質解像度変換を行う。
【0061】画像ブロック合成手段60aは、逐次処理
制御手段61aと画像ブロック結合出力手段62aとか
ら構成され、逐次処理制御手段61aは解像度変換後の
画像ブロックが元の画像に戻るように位置の同期制御を
行い、画像ブロックを保持する。画像ブロック結合出力
手段62aは、この同期にしたがって保持された画像ブ
ロックを結合し、元の画像を再生する。
【0062】表示制御手段70は、結合された画像ブロ
ックを表示する。変更指示制御手段80は、表示された
画像ブロックの再解像度変換を指示する。この変更指示
は画像ブロック振り分け処理手段32aと逐次処理制御
手段61aに送られる。画像ブロック振り分け処理手段
32aは、変更指示された画像ブロックを画像バッファ
31から取り出し、指示された解像度変換手段に送る。
逐次処理制御手段61aは、指定されていない画像ブロ
ックと再解像度変換された画像ブロックとの位置の同期
制御を再び行う。
【0063】次に、表示装置90上の表示画面について
説明する。図15は、表示装置90上で表示された表示
画面を示す図である。表示装置90上に解像度変換後の
全体画像を画像ブロックの境界線(図中点線)とともに
表示する。
【0064】タイトルバー91は、ポインタ92が示す
画像ブロックの解像度変換方法を表示する。図では、ポ
インタ92が示す画像ブロックは単純補間で解像度変換
されたことを示している。
【0065】拡大ボタン93は、解像度変換後の画像ブ
ロックが細かくわかりづらい箇所を拡大させるためのボ
タンである。終了ボタン94は、表示されている画像に
対して解像度変換方法の変更を必要としない場合にその
表示画面を終了させるボタンである。
【0066】図16は、解像度変換方法の変更の仕方を
説明する図である。ある画像ブロックの解像度変換方法
を変更したい場合は、その画像ブロックの位置で、例え
ば右ボタンクリック指示をすることで、ポップアップメ
ニュー95が表示される。図のポップアップメニュー9
5には単純補間95a、なめらかな変換95b、エッジ
強調95cがあり、いずれかを指示して画像ブロックの
解像度変換方法の変更を行う。
【0067】また、他の画像ブロックの解像度変換方法
を変更したい場合は、他の画像ブロックの位置で同様の
ことを行い、解像度変換方法を変更したい画像ブロック
がなくなれば終了ボタン94を押す。
【0068】図17は、拡大された表示画面を示す図で
ある。解像度変換後の画像ブロックが細かくわかりづら
い場合は、まず拡大ボタン93を押す。すると画像ブロ
ック位置入力待ちの状態になる。そして、拡大したい箇
所をポインタ92で指示するとその箇所を中心に拡大さ
れた画像が表示される。また、元の大きさに戻す場合
は、その旨を記したボタン96を押せばよい。
【0069】以上説明したように、第2の実施の形態の
第1の実施例は、表示装置90上に解像度変換後の画像
を表示させ、任意の画像ブロックの解像度変換方法をユ
ーザの指示により変更できる構成とした。これにより、
ユーザの趣向に合った解像度変換を行うことが可能にな
る。
【0070】次に、本発明の画像処理方法について説明
する。図18は、本発明の画像処理方法の処理手順を示
すフローチャートである。 〔S50〕画像情報を任意の大きさの領域に分割して画
像ブロックを生成する。 〔S51〕画像ブロック各々の画像特性を解析する。 〔S52〕画像特性の解析結果により、画像ブロックに
適した解像度変換、例えば高速解像度変換あるいは高画
質解像度変換のいずれかを画像ブロック毎に行う。 〔S53〕解像度変換後の画像ブロックを合成する。
【0071】以上説明したように、本発明の画像処理方
法は、入力した画像情報を複数の画像ブロックに分割し
て画像特性を解析し、それぞれの画像特性に合った解像
度変換を行うようにした。これにより一つの画像内で画
像ブロック毎に最適な解像度変換を行えるので、解像度
変換が高速になり、良好な画質を得ることが可能にな
る。
【0072】なお、上記の説明で用いた解像度変換は、
画像密度を拡大するための解像度変換としたが、画像密
度縮小に対応する解像度変換を用いてもよい。また、高
速化を重視するシステムでは画像特性を解析する画像特
性解析部2をハードウェア化することが望ましく、その
ためには解析方法はできるたけ単純である方がよい。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像処理
装置は、入力した画像情報を複数の画像ブロックに分割
して画像特性を解析し、その画像ブロックに対して高速
解像度変換あるいは高画質解像度変換のいずれかの解像
度変換を行う構成とした。これにより一つの画像内で画
像ブロック毎に高速解像度変換あるいは高画質解像度変
換を行えるので、解像度変換が高速になり、かつ良好な
画質を得ることが可能になる。
【0074】また、本発明の画像処理方法は、入力した
画像情報を複数の画像ブロックに分割して画像特性を解
析し、それぞれの画像特性に合った解像度変換を行うよ
うにした。これにより一つの画像内で画像ブロック毎に
最適な解像度変換を行えるので、解像度変換が高速にな
り、かつ良好な画質を得ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の画像処理装置の原
理図である。
【図2】第1の実施の形態の動作手順を示すフローチャ
ートである。
【図3】第1の実施例の構成図である。
【図4】画像ブロック生成手段で生成される画像ブロッ
クを示す図である。
【図5】画像特性解析手段によって検知される画素間の
数を示す図である。
【図6】画像特性解析手段によって検知される画素間の
数を示す別パターンの図である。
【図7】画像特性解析手段の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図8】画像情報がカラー画像の場合の画像特性解析手
段の動作について説明する図である。
【図9】第2の実施例の構成図である。
【図10】画像ブロック内の色の様子を示す図である。
【図11】第2の実施例の動作手順を示すフローチャー
トである。
【図12】本発明の第2の実施の形態の構成図である。
【図13】第2の実施の形態の動作手順を示すフローチ
ャートである。
【図14】第1の実施例の構成図である。
【図15】表示装置上で表示された表示画面を示す図で
ある。
【図16】解像度変換方法の変更の仕方を説明する図で
ある。
【図17】拡大された表示画面を示す図である。
【図18】本発明の画像処理方法の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1a 画像情報 1 画像ブロック生成部 2 画像特性解析部 3 解像度変換先設定部 4 高速解像度変換部 5 高画質解像度変換部 6 画像ブロック合成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/409 H04N 1/40 101D 1/46 1/46 Z

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報の解像度変換を行う画像処理装
    置において、 前記画像情報を任意の大きさの領域に分割して画像ブロ
    ックを生成する画像ブロック生成部と、 前記画像ブロック各々の画像特性を解析する画像特性解
    析部と、 前記画像ブロックの高速解像度変換を行い、高速処理画
    像ブロックを出力する高速解像度変換部と、 前記画像ブロックの高画質解像度変換を行い、高画質処
    理画像ブロックを出力する高画質解像度変換部と、 前記画像特性の解析結果により、前記画像ブロックの解
    像度変換先を前記高速解像度変換部あるいは前記高画質
    解像度変換部のいずれかに設定する解像度変換先設定部
    と、 解像度変換後の前記高速処理画像ブロック及び前記高画
    質処理画像ブロックを合成する画像ブロック合成部と、 を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記画像特性解析部は、前記画像ブロッ
    ク内の隣り合う画素間の階調値の差を調べ、前記階調値
    の差とあらかじめ設定したしきい値との大小を前記画像
    特性として解析する画像特性解析手段を含むことを特徴
    とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記解像度変換先設定部は、前記階調値
    の差が前記しきい値よりも大きいと解析された画像ブロ
    ックは前記高画質解像度変換部へ、前記階調値の差が前
    記しきい値よりも小さいと解析された画像ブロックは前
    記高速解像度変換部へ、解像度変換先をそれぞれ設定す
    ることを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記解像度変換先設定部は、色構成要素
    間で同位置にある前記画像ブロックに対しては、どの前
    記色構成要素に対しても同じ解像度変換先へ前記画像ブ
    ロックを設定することを特徴とする請求項1記載の画像
    処理装置。
  5. 【請求項5】 前記高速解像度変換部は、単純補間によ
    り解像度変換を行い、前記高画質解像度変換部は共1次
    内挿法により解像度変換を行うことを特徴とする請求項
    3記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記画像特性解析部は、前記画像ブロッ
    ク内の隣り合う画素間の階調値の差を調べ、前記階調値
    の差とあらかじめ設定したしきい値との大小を前記画像
    特性として解析する画像特性解析手段と、前記画像ブロ
    ック内にある色数の大小を解析する画像色数解析手段
    と、を含むことを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  7. 【請求項7】 前記解像度変換先設定部は、前記画像特
    性解析手段で前記階調値の差が前記しきい値よりも大き
    いと解析された画像ブロックは第1の高画質解像度変換
    部へ、前記画像特性解析手段で前記階調値の差が前記し
    きい値よりも小さいと解析され、かつ前記画像色数解析
    手段で色数が多いと解析された画像ブロックは第2の高
    画質解像度変換部へ、前記画像特性解析手段で前記階調
    値の差が前記しきい値よりも小さいと解析され、かつ前
    記画像色数解析手段で色数が少ないと解析された画像ブ
    ロックは前記高速解像度変換部へ、解像度変換先をそれ
    ぞれ設定することを特徴とする請求項6記載の画像処理
    装置。
  8. 【請求項8】 前記高速解像度変換は単純補間により解
    像度変換を行い、前記第1の高画質解像度変換は共1次
    内挿法とエッジ強調とで解像度変換を行い、前記第2の
    高画質解像度変換は前記共1次内挿法で解像度変換を行
    うことを特徴とする請求項7記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 画像情報の解像度変換を行う画像処理装
    置において、 前記画像情報を任意の大きさの領域に分割して画像ブロ
    ックを生成する画像ブロック生成部と、 前記画像ブロック各々の画像特性を解析する画像特性解
    析部と、 前記画像ブロックの高速解像度変換を行い、高速処理画
    像ブロックを出力する高速解像度変換部と、 前記画像ブロックの高画質解像度変換を行い、高画質処
    理画像ブロックを出力する高画質解像度変換部と、 解像度変換後の前記高速処理画像ブロック及び前記高画
    質処理画像ブロックを合成し、合成画像を出力する画像
    ブロック合成出力部と、 前記合成画像を表示装置の画面上に表示する表示制御部
    と、 前記合成画像内の画像ブロックに対する解像度変換の変
    更指示を行う変更指示制御部と、 前記画像特性の解析結果あるいは前記変更指示にもとづ
    いて、前記画像ブロックの解像度変換先を前記高速解像
    度変換部あるいは前記高画質解像度変換部のいずれかに
    設定する解像度変換先処理設定部と、 を有することを特徴とする画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記表示制御部は、前記合成画像内の
    前記画像ブロックの境界線を表示することを特徴とする
    請求項9記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 前記表示制御部は、前記合成画像内の
    前記画像ブロックの周囲を拡大して表示することを特徴
    とする請求項9記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 画像情報の解像度変換を行う画像処理
    方法において、 前記画像情報を任意の大きさの領域に分割して画像ブロ
    ックを生成し、 前記画像ブロック各々の画像特性を解析し、 前記画像特性の解析結果により、前記画像ブロックに適
    した前記解像度変換を前記画像ブロック毎に行い、 前記解像度変換後の画像ブロックを合成することを特徴
    とする画像処理方法。
  13. 【請求項13】 前記画像ブロックに適した前記解像度
    変換を前記画像ブロック毎に行う際には、高速解像度変
    換あるいは高画質解像度変換のいずれかを行うことを特
    徴とする請求項12記載の画像処理方法。
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