JP2007280284A - 画像の高解像度化方法及び装置 - Google Patents

画像の高解像度化方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ルックアップテーブルの容量を大きく増やすことなく、高画質の高解像度化された出力画像を生成する。
【解決手段】訓練段階において高解像度化すべき入力画像の縮小画像中の第1ブロックの第1特徴ベクトルと、入力画像から抽出される高周波成分画像中の第1ブロックと同一位置の第2ブロックと第1特徴ベクトルとの複数の対をルックアップテーブルとして記憶し(S101〜S104)、高解像度化段階においては、入力画像を拡大して仮拡大画像を生成し、入力画像中の処理対象の第3ブロックの第2特徴ベクトルを算出して、第2特徴ベクトルに類似した第1特徴ベクトルをルックアップテーブルから検索し、検索された第1特徴ベクトルと対をなすルックアップテーブル中の第2ブロックを第3ブロックと同一位置の仮拡大画像中の第4ブロックに加算することにより、高解像度化された出力画像を生成する(S105〜S109)。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像を拡大するために高解像度化する方法及び装置に関する。
低解像度の静止画を高解像度化する手法の一例は、特許文献1に開示されている。特許文献1の手法は、訓練段階と高解像度化段階からなる。訓練段階では訓練画像を縮小して得られる縮小画像のm×mブロックの特徴量を算出し、また訓練画像の高周波成分を抽出して高周波成分画像を生成する。次に、m×mブロックの特徴ベクトルと、m×mブロックと同一位置の高周波成分画像中のN×Nブロックとの複数の対をルックアップテーブルとして記憶する。
一方、高解像度化段階では高解像度化すべき入力画像をバイリニア法などで拡大して仮拡大画像を生成する。次に、入力画像のm×mのブロックの特徴ベクトルを算出し、その特徴ベクトルに類似した特徴ベクトルをルックアップテーブルから検索する(S9203)。次に、検索した特徴ベクトルと対をなすN×Nブロックを仮拡大画像に中の入力画像のm×mブロックと同一位置のブロックに加算する。以上の処理を全ブロックに対して行うことにより、高解像度化された出力画像が得られる。
このように従来の手法では、入力画像を拡大した仮拡大画像に訓練画像から生成した高周波成分画像を加算することで高解像度化画像を得る。ルックアップテーブルの中に、高解像度化すべき入力画像と同じ種類(文字、顔、建物など)の訓練画像から生成された対が記憶されていれば、高い画質の高解像度化画像が得られる。
特開2003−18398号公報
特許文献1の手法では、ルックアップテーブル作成用である訓練画像の種類(例えば、文字、顔、建物など)が高解像度化すべき入力画像の種類と異なると、高解像度化された出力画像の画質が悪くなる。この問題を避けるためには、様々な種類の訓練画像を用いてルックアップテーブルを作成すればよいが、ルックアップテーブルの容量が膨大なものになってしまい、実用的でない。
本発明は、ルックアップテーブルの容量を大きく増やすことなく高解像度化された出力画像の画質劣化を避けることができる画像の高解像度化方法及び装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様によれば、縮小画像を生成するために入力画像を縮小するステップと;前記縮小画像中の第1ブロックの特徴量を要素に持つ第1特徴ベクトルを算出するステップと;高周波成分画像を生成するために前記入力画像から高周波成分を抽出するステップと;前記第1ブロックと同一位置の前記高周波成分画像中の第2ブロックと前記第1特徴ベクトルとの複数の対をルックアップテーブルとして記憶するステップと;仮拡大画像を生成するために前記入力画像を拡大するステップと;前記入力画像中の処理対象の第3ブロックの特徴量を要素に持つ第2特徴ベクトルを算出するステップと;前記第2特徴ベクトルに類似した第1特徴ベクトルを前記ルックアップテーブルから検索するステップと;前記入力画像を高解像度化した出力画像を生成するために前記検索された第1特徴ベクトルと対をなす前記ルックアップテーブル中の第2ブロックを前記第3ブロックと同一位置の前記仮拡大画像中の第4ブロックに加算するステップと;を具備する画像の高解像度化方法を提供する。
本発明の第2の態様によれば、複数の分割画像を生成するために入力画像を複数の部分領域に分割するステップと;複数の縮小画像を生成するために前記分割画像を縮小するステップと;前記縮小画像中の第1ブロックの特徴量を要素に持つ第1特徴ベクトルを算出するステップと;高周波成分画像を生成するために前記分割画像から高周波成分を抽出するステップと;前記第1ブロックと同一位置の前記高周波成分画像中の第2ブロックと前記第1特徴ベクトルとの複数の対をルックアップテーブルとして記憶するステップと;仮拡大画像を生成するために前記分割画像を拡大するステップと;前記分割画像中の処理対象の第3ブロックの特徴量を要素に持つ第2特徴ベクトルを算出するステップと;前記第2特徴ベクトルに類似した第1特徴ベクトルを前記ルックアップテーブルから検索するステップと;高解像度化された分割画像を生成するために前記検索された第1特徴ベクトルと対をなす前記ルックアップテーブル中の第2ブロックを前記第3ブロックと同一位置の前記仮拡大画像中の第4ブロックに加算するステップと;前記入力画像を高解像度化した出力画像を生成するために前記高解像度化された分割画像を合成するステップと;を具備する画像の高解像度化方法を提供する。
本発明の第3の態様によれば、縮小画像を生成するために入力画像を縮小する縮小部と;前記縮小画像中の第1ブロックの特徴量を要素に持つ第1特徴ベクトルを算出する第1の特徴ベクトル算出部と;高周波成分画像を生成するために前記入力画像から高周波成分を抽出する抽出部と;前記第1ブロックと同一位置の前記高周波成分画像中の第2ブロックと前記第1特徴ベクトルとの複数の対をルックアップテーブルとして記憶する記憶部と;仮拡大画像を生成するために前記入力画像を拡大する拡大部と;前記入力画像中の処理対象の第3ブロックの特徴量を要素に持つ第2特徴ベクトルを算出する第2の特徴ベクトル算出部と;前記第2特徴ベクトルに類似した第1特徴ベクトルを前記ルックアップテーブルから検索する検索部と;前記入力画像を高解像度化した出力画像を生成するために前記検索された第1特徴ベクトルと対をなす前記ルックアップテーブル中の第2ブロックを前記第3ブロックと同一位置の前記仮拡大画像中の第4ブロックに加算する加算部と;を具備する画像の高解像度化装置を提供する。
本発明の第4の態様によれば、複数の分割画像を生成するために入力画像を複数の部分領域に分割する分割部と;複数の縮小画像を生成するために前記分割画像を縮小する縮小部と;前記縮小画像中の第1ブロックの特徴量を要素に持つ第1特徴ベクトルを算出する第1の特徴ベクトル算出部と;高周波成分画像を生成するために前記分割画像から高周波成分を抽出する抽出部と;前記第1ブロックと同一位置の前記高周波成分画像中の第2ブロックと前記第1特徴ベクトルとの複数の対をルックアップテーブルとして記憶する記憶部と;仮拡大画像を生成するために前記分割画像を拡大する拡大部と;前記分割画像中の処理対象の第3ブロックの特徴量を要素に持つ第2特徴ベクトルを算出する第2の特徴ベクトル算出部と;前記第2特徴ベクトルに類似した第1特徴ベクトルを前記ルックアップテーブルから検索する検索部と;高解像度化された分割画像を生成するために前記検索された第1特徴ベクトルと対をなす前記ルックアップテーブル中の第2ブロックを前記第3ブロックと同一位置の前記仮拡大画像中の第4ブロックに加算する加算部と;前記入力画像を高解像度化した出力画像を生成するために前記高解像度化された分割画像を結合する結合部と;を具備する画像の高解像度化装置を提供する。
本発明の第5の態様によれば、縮小画像を生成するために入力画像を縮小する処理と;前記縮小画像中の第1ブロックの特徴量を要素に持つ第1特徴ベクトルを算出する処理と;高周波成分画像を生成するために前記入力画像から高周波成分を抽出する処理と;前記第1ブロックと同一位置の前記高周波成分画像中の第2ブロックと前記第1特徴ベクトルとの複数の対をルックアップテーブルとして記憶する処理と;仮拡大画像を生成するために前記入力画像を拡大する処理と;前記入力画像中の処理対象の第3ブロックの特徴量を要素に持つ第2特徴ベクトルを算出する処理と;前記第2特徴ベクトルに類似した第1特徴ベクトルを前記ルックアップテーブルから検索する処理と;前記入力画像を高解像度化した出力画像を生成するために前記検索された第1特徴ベクトルと対をなす前記ルックアップテーブル中の第2ブロックを前記第3ブロックと同一位置の前記仮拡大画像中の第4ブロックに加算する処理と;を含む画像の高解像度化処理をコンピュータに行わせるプログラムを提供する。
本発明の第6の態様によれば、複数の分割画像を生成するために前記入力画像を複数の部分領域に分割する処理と;複数の縮小画像を生成するために前記分割画像を縮小する処理と;前記縮小画像中の第1ブロックの特徴量を要素に持つ第1特徴ベクトルを算出する処理と;高周波成分画像を生成するために前記分割画像から高周波成分を抽出する処理と;前記第1ブロックと同一位置の前記高周波成分画像中の第2ブロックと前記第1特徴ベクトルとの複数の対をルックアップテーブルとして記憶する処理と;仮拡大画像を生成するために前記分割画像を拡大する処理と;前記分割画像中の処理対象の第3ブロックの特徴量を要素に持つ第2特徴ベクトルを算出する処理と;前記第2特徴ベクトルに類似した第1特徴ベクトルを前記ルックアップテーブルから検索する処理と;高解像度化された分割画像を生成するために前記検索された第1特徴ベクトルと対をなす前記ルックアップテーブル中の第2ブロックを前記第3ブロックと同一位置の前記仮拡大画像中の第4ブロックに加算する処理と;前記入力画像を高解像度化した出力画像を生成するために前記高解像度化された分割画像を合成する処理と;を含む画像の高解像度化処理をコンピュータに行わせるプログラムを提供する。
本発明によると、高解像度化すべき入力画像をルックアップテーブル作成のための訓練画像として用いることにより、入力画像と訓練画像の種類(文字、顔、建物など)が必然的に同じになる。従って、ルックアップテーブルの容量を大きく増やすことなく高解像度化された出力画像の画質劣化を避けることができる。また、入力画像が入力されてから処理がなされるので、ルックアップテーブル専用のROMを特別に用意しなくても済むようになる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。ここでは、入力画像を空間方向に縦横それぞれの方向2倍に拡大した出力画像を生成する場合を例にとって説明する。拡大倍率は整数でなくともよい。以下の説明においては、画像信号あるいは画像データを単に「画像」と呼ぶことにする。
(第1の実施形態)
図1に示されるように、本発明の第1の実施形態に従う画像の高解像度化装置100は、入力画像101を一時記憶するフレームメモリ102、画像縮小部103、第1の特徴ベクトル算出部105、高周波成分抽出部107、ブロック分割部109、画像拡大部111、第2の特徴ベクトル算出部113、ルックアップテーブルを記憶する記憶部115、及び加算部117を有する。
外部から入力される高解像度化すべき入力画像101は、フレームメモリ102を介してフレーム単位で画像縮小部103、第2の特徴ベクトル算出部113、高周波成分抽出部107及び画像拡大部111に入力される。画像縮小部103では、入力画像101を例えばバイリニア法により縦横それぞれ1/2倍に縮小して縮小画像104を生成する。
画像縮小部103における入力画像101の縮小法として、バイリニア法以外の方法を利用しても構わない。例えば、ニアレストネイバー法やバイキュービック法、キュービックコンボリューション法、キュービックスプライン法、面積平均法などの方法でもよい。あるいはローパスフィルタにより入力画像101をぼかしてからサブサンプリングすることにより縮小を行っても構わない。高速な縮小方法を利用すれば、画像高解像度化処理の高速化が可能になる。高品質な縮小方法を利用すれば、画像高解像度化自体も高品質になる。
縮小画像104は、第1の特徴ベクトル算出部105に入力される。特徴ベクトル算出部105では、図示しない制御部からm画素×m画素のブロック(m×mブロック)の位置情報が順次入力され、この位置情報で示される縮小画像104のm×mブロック(第1ブロック)の特徴量を要素に持つ第1特徴ベクトル106が算出される。具体的には、特徴ベクトル106は例えば縮小画像104のm×mブロック中の画素の値を並べたベクトル(ブロックベクトルという)の要素を要素に含むベクトルとして算出される。制御部により特徴ベクトル算出部105へ順次入力されるm×mブロックの位置情報は、例えば縦方向及び横方向それぞれにm×mブロックが順次1画素分ずつ移動するように制御される。
第1の特徴ベクトル算出部105で算出される特徴ベクトル106は、縮小画像104のm×mブロック内の特徴量を並べたベクトルであれば画素の値を並べたブロックベクトルでなくても構わない。例えば、ブロックベクトルの要素の平均が0、分散が1になるようにしたベクトルの要素を要素に含むベクトルとして特徴ベクトル105を生成することもできる。
さらに、特徴ベクトル106は縮小画像104の高周波成分のm×mブロック中の画素の値を並べたベクトルをそのノルムに少数を加算した値で割ったベクトルの要素を要素として含むベクトルであってもよい。また、特徴ベクトル106はさらに他の特徴量を追加したベクトルであっても構わない。これにより入力画像101と同じ種類(文字、顔、建物など)の入力画像101以外の訓練画像から大量の対を生成した場合に近い画質が得られる。
高周波成分抽出部107では、入力画像101から高周波成分が抽出され、高周波成分画像108が生成される。具体的には、高周波成分抽出部107は入力画像101を例えばバイリニア法により縦横それぞれ1/2倍に縮小した後、バイリニア法により縦横それぞれ2倍に拡大した画像を入力画像101から減算することにより高周波成分画像108を生成する。あるいは、入力画像101に対してハイパスフィルタを適用することにより、高周波成分を抽出しても構わない。
高周波成分抽出部107によって生成される高周波成分画像108は、ブロック分割部109に入力される。ブロック分割部109では、図示しない制御部から特徴ベクトル算出部105に送られたのと同じm×mブロックの位置情報が順次入力され、高周波成分画像108のm×mブロックの位置と同一位置のN画素×N画素のブロック(N×Nブロック)である高周波成分ブロック(第2ブロック)110が出力される。
画像拡大部111では、入力画像101を例えばバイリニア法により縦横それぞれ2倍に拡大することによって仮拡大画像112を生成する。仮拡大画像112の「仮」とは、仮拡大画像112が画像高解像度化装置により最終的に得られる高解像度化された出力画像118(拡大画像)を生成する前の段階の仮の拡大画像であることを意味している。
画像拡大部111における入力画像101の拡大法として、バイリニア法以外の方法を利用しても構わない。例えば、ニアレストネイバー法やバイキュービック法、キュービックコンボリューション法、キュービックスプライン法などの内挿法でもよい。高速な内挿法を利用すれば、画像高解像度化処理の高速化が可能になる。高品質な内挿法を利用すれば、画像高解像度化自体も高品質になる。
第2の特徴ベクトル算出部113では、第1の特徴ベクトル算出部105と同様に図示しない制御部からm×mブロックの位置情報が順次入力され、この位置情報で示される入力画像101中のm×mブロック(第3ブロック)の特徴量を要素に持つ第2特徴ベクトル(入力ベクトル)114が算出される。具体的には、入力ベクトル114は例えば入力画像101のm×mブロック中の画素の値を並べたベクトル(ブロックベクトルという)の要素を要素に含むベクトルとして算出される。この場合、制御部から特徴ベクトル算出部113へ順次入力されるm×mブロックの位置情報は、m×mブロックが移動により入力画像101を覆いつくすように制御される。
第2の特徴ベクトル算出部113で算出される特徴ベクトル(入力ベクトル)114についても、入力画像101のm×mブロック内の特徴量を並べたベクトルであれば画素の値を並べたブロックベクトルでなくても構わない。例えば、m×mブロック内の画素の値の平均が0、分散が1になるようにしたベクトルの要素を要素に含むベクトルとして入力ベクトル114を生成することもできる。
さらに、入力ベクトル114は入力画像101の高周波成分のm×mブロック中の画素の値を並べたベクトルをそのノルムに少数を加算した値(これをvとする)で割ったベクトルであってもよい。また、入力ベクトル114はさらに他の特徴量を追加したベクトルであっても構わない。このようにすると、入力画像101と同じ種類(文字、顔、建物など)の入力画像101以外の訓練画像から大量の対を生成した場合に近い画質が得られる。
第1の特徴ベクトル算出部105によって算出された第1特徴ベクトル106と、ブロック分割部109から出力される高周波成分ブロック110、及び第2の特徴ベクトル算出部113によって算出された第2特徴ベクトル(入力ベクトル)114は、記憶部115に入力される。記憶部115では、特徴ベクトル106と高周波成分ブロック110が入力されると、それらの対(特徴ベクトル106−高周波成分ブロック110対)がルックアップテーブルの要素として記憶される。記憶部115に入力ベクトル114が入力されると、ルックアップテーブル内の特徴ベクトル106の中から入力ベクトル114と最も近いベクトルが検索される。さらに、ルックアップテーブルにおいて検索された特徴ベクトル106と対をなす高周波成分ブロック110が加算用ブロック116として出力される。
ここで、第1特徴ベクトル106のうち入力ベクトル114と最も類似したベクトルとしては、当該特徴ベクトル114との距離が最小である第1特徴ベクトルが選ばれる。ルックアップテーブルからの検索に用いるベクトル間の距離としては、L1距離(マンハッタン距離)が好適に用いられるが、これに限られるものではなく、L2距離(ユークリッド距離)、L∞距離、L1距離またはL2距離またはL∞距離に重みを付けたもの、あるいはその他の距離でもよい。重みは、入力ベクトル114のノルムが大きいほど重みが大きくなるように設定される。これによれルックアップテーブル内の特徴ベクトル106の中から入力ベクトル114に近いものが検索されるため、高解像度化された出力画像118の画質が高くなる。
なお、ここでは入力ベクトル114に最も近いものを検索したが、必ずしも最も近いものでなくても構わない。例えば、所定の距離よりも近いものを見つけた時点で検索処理を打ち切るようにすれば、検索時間を短縮できる。それにより、画像高解像度化の処理時間を短縮できる。
仮拡大画像112及び加算用ブロック116は、加算部117に入力される。加算部117では、図示しない制部から特徴ベクトル算出部113に送られたのと同じm×mブロックの位置情報が順次入力され、仮拡大画像112中の当該位置情報で示される位置と同一位置の第4ブロックにN×Nの加算用ブロック116が加算される。
ここで、第1の特徴ベクトル算出部105において特徴ベクトル106が縮小画像104のm×mブロック中の画素の値を並べたベクトルをそのノルムに少数を加算した値で割ったベクトルであり、第2の特徴ベクトル算出部113において入力ベクトル114が入力画像101の高周波成分のm×mブロック中の画素の値を並べたベクトルをそのノルムに少数を加算した値(これをvとする)で割ったベクトルである場合、ルックアップテーブルにおいて検索された特徴ベクトル106と対をなす高周波成分ブロック110の各要素にvを乗じて加算用ブロック116として仮拡大画像112中の第4ブロックに加算する。入力画像101の全ブロックに対して処理が終了することにより、高解像度された出力画像118が生成され、出力される。
加算部117においては、検索された特徴ベクトル106と入力ベクトル114との距離がある閾値より大きかった場合、検索された特徴ベクトル106と対をなす高周波成分ブロック110、すなわち加算用ブロック116を仮拡大画像112に加算しないようにしてもよい。言い換えれば、加算部117においてはルックアップテーブルからの検索において特徴ベクトル106と入力ベクトル114との距離が閾値以上の特徴ベクトル106が検索された場合にのみ、高周波ブロック110を加算用ブロック116として仮拡大画像112中の第4ブロックに加算する。
これにより記憶部115内のルックアップテーブルとして入力ベクトル114と類似した特徴ベクトル106が記憶されていない場合には、仮拡大画像112に加算ブロック116が加算されないため、不自然な出力画像118が生成されなくなる。
次に、図2、図3及び図4を参照して本実施形態における画像の高解像度化の処理について詳しく説明する。図2は、高解像度化の処理の流れを示している。図3は、図2のステップS101〜S104の訓練段階の処理を模式的に表している。図4は、図2のステップS105〜S109の高解像度化段階の処理を模式的に表している。
<ステップS101> 画像縮小部103において入力画像101を縮小して縮小画像104を生成する。
<ステップS102> 第1特徴ベクトル算出部105において、縮小画像104中のm×mブロック(第1ブロック)301の特徴量を要素に持つ第1特徴ベクトル106を算出する。
<ステップS103> 高周波成分抽出部107において、入力画像101の高周波成分を抽出して高周波成分画像108を生成する。
<ステップS104> 第1特徴ベクトル106と、高周波成分画像108中の特徴ベクトル106を算出したm×mブロックと同一位置のN×N高周波成分ブロック(第2ブロック)110との複数の対を記憶部115にルックアップテーブルとして記憶する。このステップS104では、特徴ベクトル106と高周波成分ブロック110との対以外の対をルックアップテーブルの要素として記憶する処理を含んでいてもよい。それによって、より多くの対が記憶されるので、高解像度された出力画像118の画質が高くなる。
<ステップS105> 画像拡大部111において、入力画像101を拡大して仮拡大画像112を生成する。
<ステップS106> 第2特徴ベクトル算出部113において、入力画像101中のm×mブロック(第3ブロック)401の特徴量を要素として持つ第2特徴ベクトル(入力ベクトル)114を算出する。
<ステップS107> 記憶部115に記憶されたルックアップテーブルの中から、入力ベクトル114との距離が最も小さい特徴ベクトル106を検索する。
<ステップS108> 加算部117において、検索された特徴ベクトル106と対をなす高周波成分ブロック110、すなわち加算用ブロック116を仮拡大画像112中の第4ブロック402に加算し、出力画像118の構成要素となる出力ブロック403を生成する。
<ステップS109> 図示しない制御部において、入力画像101の全ブロックに対して処理が終了していれば高解像度化された出力画像118を出力して処理を終了し、終了していなければステップS106に戻る。
以上述べたように、高解像度化すべき入力画像101を、記憶部115にルックアップテーブルを作成する際の訓練画像としても用いることにより、入力画像と訓練画像の種類(文字、顔、建物など)が必然的に同じになる。従って、ルックアップテーブルの容量を大きく増やすことなく、高解像度化された出力画像118の画質劣化を避けることができる。また、入力画像101が入力されてから訓練段階と高解像度化段階の一連の処理がなされるので、ルックアップテーブル専用のROMを特別に用意しなくても済むという利点もある。
(第2の実施形態)
図5は、本発明の第2の実施形態に従う高解像度化装置を示している。図1との相違点のみ説明すると、入力画像101はフレームメモリ102を介してまず分割部201に入力される。分割部201では、入力画像101を例えば4分の1の大きさの部分領域に分割し、4枚の分割画像202を順次あるいは同時に出力する。分割画像202は、画像拡大部111、特徴ベクトル算出部113、画像縮小部103、及び高周波成分抽出部107に送られる。
分割画像202が入力された画像拡大部111、特徴ベクトル算出部113、画像縮小部103及び高周波成分抽出部107では、入力画像101の代わりに分割画像202を処理する。加算部117では高解像度化された出力画像118ではなく、入力画像101の分割画像202に対応した例えば4枚の分割高解像度画像203が生成される。分割高解像度画像203は、結合部204によって結合されることによって高解像度化された出力画像118が生成される。
本実施形態においては、4枚の分割画像202が画像拡大部111、特徴ベクトル算出部113、画像縮小部103、及び高周波成分抽出部107の各部に送られるため、各部では同様の処理が4回施されることになるが、その順番は図示しない制御部により制御される。
一方、記憶部115内のルックアップテーブルにおいては4枚の分割画像202の各々から生成された対が記憶されるが、各分割画像202を処理する毎に記憶されている対を消去してもよいし、消去せずに追加していっても構わない。もし消去すれば、ルックアップテーブルの要素として記憶される対の数が少なくなるので、図2のステップS107における検索のための計算量が削減される。消去しなくても、分割しない場合と比較すると、最後の4枚目の分割画像に対する処理以外では、ルックアップテーブルの要素として記憶されている対の数が分割しないときと比較して少ないため、ステップS107における検索のための計算量がやはり削減される。
第2の実施形態では、上述したような高解像度化装置の構成変更に伴い、処理の流れも図6に示すように変更される。図2からの変更点のみを説明すると、ステップS101の前にステップS201が挿入され、ステップS109の後にステップS202及びS203が挿入される。ステップS201では、分割部201において入力画像101を分割して分割画像202を生成する。ステップS101〜S108の処理は、入力画像101に対してではなく、分割画像202に対して行われる。
ステップS202では、4枚全ての分割画像202に対しての処理が終了しているならステップS203に進み、終了していないならステップS101に戻る。ステップS203では、結合部204において4枚の分割高解像度画像203が結合(連結)され、高解像度化された出力画像118が出力される。
図6の処理の流れに対し、ルックアップテーブルの要素として記憶されている対を消去するステップをさらに挿入してもよい。
ここでは、入力画像101を4分の1に分割したが、必ずしも4分の1に分割しなくてもよい。また、例えば入力画像101を矩形のような特定形状の部分領域に分割したり、入力画像101を物体毎の部分領域に分割したりしても構わない。より小さな部分領域に分割すると、記憶部115においてルックアップテーブルの要素として記憶される対が少なくなり、処理が高速になる。物体毎の部分領域に分割すると、訓練画像の種類(文字、顔、建物など)と分割画像の種類(文字、顔、建物など)が同じになるため、高解像度化された出力画像118の画質が向上する。
なお、本発明は前記した実施形態そのままに限定されるものではない。実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を種々変形して具体化することができる。前記の複数の構成要素を適宜組み合わせたり、全構成要素から幾つかの構成要素を削除したりしてもよい。
例えば、図1及び図5では特徴ベクトル算出部105及び特徴ベクトル算出部113を区別して示したが、図示しない制御部により一つの特徴ベクトル算出部の入出力を管理することで、第1特徴ベクトル106と第2特徴ベクトル(入力ベクトル)114を共通の一つの特徴ベクトル算出部によって算出することができる。これにより、画像高解像度装置のサイズを小さくできる。
本発明は、デジタルカメラ、ビデオカメラ、テレビジョン受像機、ビデオデッキ、HDDレコーダ、DVDプレーヤ、パーソナルコンピュータ、電話機、携帯情報端末などの画像を閲覧する機能を有する電子機器に好適である。
本発明の第1の実施形態に従う高解像度化装置の構成を示すブロック図 本発明の第1の実施形態における高解像度化処理の流れを示すフローチャート 本発明の実施形態における訓練段階の処理を説明するための模式図 本発明の実施形態における高解像度化段階の処理を説明するための模式図 本発明の第2の実施形態に従う高解像度化装置の構成を示すブロック図 本発明の第2の実施形態における高解像度化処理の流れを説明するためのフローチャート
符号の説明
100・・・高解像度化装置
101・・・入力画像
102・・・フレームメモリ
103・・・画像縮小部
104・・・縮小画像
105・・・第1特徴ベクトル算出部
106・・・第1特徴ベクトル
107・・・高周波成分抽出部
108・・・高周波成分画像
109・・・ブロック分割部
110・・・第2ブロック(高周波ブロック)
111・・・画像拡大部
112・・・仮拡大画像
113・・・第2特徴ベクトル算出部
114・・・第2特徴ベクトル(入力ベクトル)
115・・・記憶部
116・・・加算用ブロック
117・・・加算部
118・・・出力画像
201・・・分割部
202・・・分割画像
203・・・分割高解像度画像
301・・・第1ブロック
401・・・第3ブロック
402・・・第4ブロック
403・・・出力ブロック

Claims (15)

  1. 入力画像を高解像度化した出力画像を生成する画像の高解像度化方法において、
    縮小画像を生成するために前記入力画像を縮小するステップと;
    前記縮小画像中の第1ブロックの特徴量を要素に持つ第1特徴ベクトルを算出するステップと;
    高周波成分画像を生成するために前記入力画像から高周波成分を抽出するステップと;
    前記第1ブロックと同一位置の前記高周波成分画像中の第2ブロックと前記第1特徴ベクトルとの複数の対をルックアップテーブルとして記憶するステップと;
    仮拡大画像を生成するために前記入力画像を拡大するステップと;
    前記入力画像中の処理対象の第3ブロックの特徴量を要素に持つ第2特徴ベクトルを算出するステップと;
    前記第2特徴ベクトルに類似した第1特徴ベクトルを前記ルックアップテーブルから検索するステップと;
    前記出力画像を生成するために前記検索された第1特徴ベクトルと対をなす前記ルックアップテーブル中の第2ブロックを前記第3ブロックと同一位置の前記仮拡大画像中の第4ブロックに加算するステップと;を具備する画像の高解像度化方法。
  2. 入力画像を高解像度化した出力画像を生成する画像の高解像度化方法において、
    複数の分割画像を生成するために前記入力画像を複数の部分領域に分割するステップと;
    複数の縮小画像を生成するために前記分割画像を縮小するステップと;
    前記縮小画像中の第1ブロックの特徴量を要素に持つ第1特徴ベクトルを算出するステップと;
    高周波成分画像を生成するために前記分割画像から高周波成分を抽出するステップと;
    前記第1ブロックと同一位置の前記高周波成分画像中の第2ブロックと前記第1特徴ベクトルとの複数の対をルックアップテーブルとして記憶するステップと;
    仮拡大画像を生成するために前記分割画像を拡大するステップと;
    前記分割画像中の処理対象の第3ブロックの特徴量を要素に持つ第2特徴ベクトルを算出するステップと;
    前記第2特徴ベクトルに類似した第1特徴ベクトルを前記ルックアップテーブルから検索するステップと;
    高解像度化された分割画像を生成するために前記検索された第1特徴ベクトルと対をなす前記ルックアップテーブル中の第2ブロックを前記第3ブロックと同一位置の前記仮拡大画像中の第4ブロックに加算するステップと;
    前記出力画像を生成するために前記高解像度化された分割画像を合成するステップと;を具備する画像の高解像度化方法。
  3. 前記記憶するステップは、前記ルックアップテーブルに前記対以外のブロックと特徴ベクトルとの対を追加して記憶する請求項1または2のいずれか1項に記載の画像の高解像度化方法。
  4. 前記縮小するステップは、内挿法あるいは面積平均法あるいはサブサンプリングにより前記入力画像または分割画像を縮小する請求項1または2のいずれか1項に記載の画像の高解像度化方法。
  5. 前記拡大するステップは、内挿法により前記入力画像または分割画像を拡大する請求項1または2のいずれか1項に記載の画像の高解像度化方法。
  6. 前記第1特徴ベクトルを算出するステップまたは前記第2特徴ベクトルを算出するステップは、前記第1ブロック中の画素の値を並べたベクトルであるブロックベクトルの要素を要素に含むか、あるいは前記ブロックベクトルの要素の平均が0で分散が1になるようにしたベクトルの要素を要素に含むことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の画像の高解像度化方法。
  7. 前記第1特徴ベクトルを算出するステップは、前記第2ブロック中の画素の値を並べたベクトルをそのノルムに少数を加算した第1の値で割ったベクトルの要素を要素に含むベクトルを前記第1特徴ベクトルとして算出し、
    前記第2特徴ベクトルを算出するステップは、前記第3ブロック中の画素の値を並べたベクトルをそのノルムに少数を加算した第2の値で割ったベクトルの要素を要素に含むベクトルを前記第2特徴ベクトルとして算出し、
    前記加算するステップは、前記検索された第1特徴ベクトルと対をなす前記ルックアップテーブル中の第2ブロックの各要素を該各要素に前記第2の値を乗じてから前記第4ブロックに加算する請求項1または2のいずれか1項に記載の画像の高解像度化方法。
  8. 前記検索するステップは、前記第1特徴ベクトルと第2特徴ベクトルとの距離を算出し、前記第1特徴ベクトルのうち当該距離が相対的に小さいベクトルを検索する請求項1または2のいずれか1項に記載の画像の高解像度化方法。
  9. 前記第1特徴ベクトルを算出するステップは、前記第2ブロック中の画素の値を並べたベクトルをそのノルムに少数を加算した第1の値で割ったベクトルの要素を要素に含むベクトルを前記第1特徴ベクトルとして算出し、
    前記第2特徴ベクトルを算出するステップは、前記第3ブロック中の画素の値を並べたベクトルをそのノルムに少数を加算した第2の値で割ったベクトルの要素を要素に含むベクトルを前記第2特徴ベクトルとして算出し、
    前記検索するステップは、前記第1特徴ベクトルと第2特徴ベクトルとの間の距離であって前記ノルムが大きいほど重みが大きくなるように重み付けした距離を算出し、前記第1特徴ベクトルのうち当該距離が相対的に小さいベクトルを検索する請求項1または2のいずれか1項に記載の画像の高解像度化方法。
  10. 前記加算するステップは、前記検索するステップにおいて前記第1特徴ベクトルと第2特徴ベクトルとの距離が閾値以上の第1特徴ベクトルが検索された場合にのみ第2ブロックを前記第4ブロックに加算する請求項1または2のいずれか1項に記載の画像の高解像度化方法。
  11. 前記分割するステップは、前記入力画像中の特定形状の領域あるいは前記入力画像中の物体毎の領域を前記部分領域として前記入力画像を分割する請求項2に記載の画像の高解像度化方法。
  12. 入力画像を高解像度化した出力画像を生成する画像の高解像度化装置において、
    縮小画像を生成するために前記入力画像を縮小する縮小部と;
    前記縮小画像中の第1ブロックの特徴量を要素に持つ第1特徴ベクトルを算出する第1の特徴ベクトル算出部と;
    高周波成分画像を生成するために前記入力画像から高周波成分を抽出する抽出部と;
    前記第1ブロックと同一位置の前記高周波成分画像中の第2ブロックと前記第1特徴ベクトルとの複数の対をルックアップテーブルとして記憶する記憶部と;
    仮拡大画像を生成するために前記入力画像を拡大する拡大部と;
    前記入力画像中の処理対象の第3ブロックの特徴量を要素に持つ第2特徴ベクトルを算出する第2の特徴ベクトル算出部と;
    前記第2特徴ベクトルに類似した第1特徴ベクトルを前記ルックアップテーブルから検索する検索部と;
    前記出力画像を生成するために前記検索された第1特徴ベクトルと対をなす前記ルックアップテーブル中の第2ブロックを前記第3ブロックと同一位置の前記仮拡大画像中の第4ブロックに加算する加算部と;を具備する画像の高解像度化装置。
  13. 入力画像を高解像度化した出力画像を生成する画像の高解像度化装置において、
    複数の分割画像を生成するために前記入力画像を複数の部分領域に分割する分割部と;
    複数の縮小画像を生成するために前記分割画像を縮小する縮小部と;
    前記縮小画像中の第1ブロックの特徴量を要素に持つ第1特徴ベクトルを算出する第1の特徴ベクトル算出部と;
    高周波成分画像を生成するために前記分割画像から高周波成分を抽出する抽出部と;
    前記第1ブロックと同一位置の前記高周波成分画像中の第2ブロックと前記第1特徴ベクトルとの複数の対をルックアップテーブルとして記憶する記憶部と;
    仮拡大画像を生成するために前記分割画像を拡大する拡大部と;
    前記分割画像中の処理対象の第3ブロックの特徴量を要素に持つ第2特徴ベクトルを算出する第2の特徴ベクトル算出部と;
    前記第2特徴ベクトルに類似した第1特徴ベクトルを前記ルックアップテーブルから検索する検索部と;
    高解像度化された分割画像を生成するために前記検索された第1特徴ベクトルと対をなす前記ルックアップテーブル中の第2ブロックを前記第3ブロックと同一位置の前記仮拡大画像中の第4ブロックに加算する加算部と;
    前記出力画像を生成するために前記高解像度化された分割画像を結合する結合部と;を具備する画像の高解像度化装置。
  14. 入力画像を高解像度化した出力画像を生成する画像の高解像度化処理をコンピュータに行わせるプログラムにおいて、
    縮小画像を生成するために前記入力画像を縮小する処理と;
    前記縮小画像中の第1ブロックの特徴量を要素に持つ第1特徴ベクトルを算出する処理と;
    高周波成分画像を生成するために前記入力画像から高周波成分を抽出する処理と;
    前記第1ブロックと同一位置の前記高周波成分画像中の第2ブロックと前記第1特徴ベクトルとの複数の対をルックアップテーブルとして記憶する処理と;
    仮拡大画像を生成するために前記入力画像を拡大する処理と;
    前記入力画像中の処理対象の第3ブロックの特徴量を要素に持つ第2特徴ベクトルを算出する処理と;
    前記第2特徴ベクトルに類似した第1特徴ベクトルを前記ルックアップテーブルから検索する処理と;
    前記出力画像を生成するために前記検索された第1特徴ベクトルと対をなす前記ルックアップテーブル中の第2ブロックを前記第3ブロックと同一位置の前記仮拡大画像中の第4ブロックに加算する処理と;を含む画像の高解像度化処理をコンピュータに行わせるプログラム。
  15. 入力画像を高解像度化した出力画像を生成する画像の高解像度化処理をコンピュータに行わせるプログラムにおいて、
    複数の分割画像を生成するために前記入力画像を複数の部分領域に分割する処理と;
    複数の縮小画像を生成するために前記分割画像を縮小する処理と;
    前記縮小画像中の第1ブロックの特徴量を要素に持つ第1特徴ベクトルを算出する処理と;
    高周波成分画像を生成するために前記分割画像から高周波成分を抽出する処理と;
    前記第1ブロックと同一位置の前記高周波成分画像中の第2ブロックと前記第1特徴ベクトルとの複数の対をルックアップテーブルとして記憶する処理と;
    仮拡大画像を生成するために前記分割画像を拡大する処理と;
    前記分割画像中の処理対象の第3ブロックの特徴量を要素に持つ第2特徴ベクトルを算出する処理と;
    前記第2特徴ベクトルに類似した第1特徴ベクトルを前記ルックアップテーブルから検索する処理と;
    高解像度化された分割画像を生成するために前記検索された第1特徴ベクトルと対をなす前記ルックアップテーブル中の第2ブロックを前記第3ブロックと同一位置の前記仮拡大画像中の第4ブロックに加算する処理と;
    前記出力画像を生成するために前記高解像度化された分割画像を合成する処理と;を含む画像の高解像度化処理をコンピュータに行わせるプログラム。
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