JPH10177979A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JPH10177979A
JPH10177979A JP8338036A JP33803696A JPH10177979A JP H10177979 A JPH10177979 A JP H10177979A JP 8338036 A JP8338036 A JP 8338036A JP 33803696 A JP33803696 A JP 33803696A JP H10177979 A JPH10177979 A JP H10177979A
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pure water
substrate
processing
washing
time
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JP8338036A
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English (en)
Inventor
Yasunori Nakajima
保典 中島
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板の水洗処理における水洗パターンを容易
に変更,設定することが可能な基板処理装置を提供する
こと。 【解決手段】 予め記憶ディスク23に複数種類の水洗
パターンを記憶保持しておく。基板処理に先立って、C
PU21は記憶ディスク26に記憶されている複数種類
の水洗パターンをディスプレイ26に表示する。オペレ
ータはディスプレイに表示された複数種類の水洗パター
ンから所望の水洗パターンを選択し、それに対応する記
号等をキーボード27より設定入力する。また、オペレ
ータは水洗槽において水洗処理に要する総合の処理時間
を入力する。これによって、CPU21は選択された水
洗パターンにおける水洗サイクル回数を自動で算出し、
槽コントローラ30に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体ウエハ,
液晶用ガラス基板,フォトマスク用ガラス基板,及び光
ディスク用基板などの薄板状基板(以下、単に「基板」
と称する)に対して諸処理を施す基板処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、少なくとも1つの薬液槽と少
なくとも1つの水洗槽とからなる複数の処理槽に、処理
対象である基板を順次に浸漬させることによって、基板
表面の酸化膜をエッチングしたり、レジスト膜を剥離し
たり、若しくは基板表面の汚染物質を除去したりする基
板処理装置が知られている。
【0003】上記のような基板処理装置における水洗槽
では、温純水又は常温の純水(冷純水)による基板の洗
浄処理が行われる。この水洗槽における基板の洗浄処理
は、図8に示すタイムチャートに示すような処理手順で
行われている。
【0004】図8に示すように、基板を水洗処理する際
には、槽内に冷純水のアップフロー供給を行ったり、シ
ャワー供給を行ったりする。また、温純水も槽内に供給
される。また、洗浄の際に槽内の純水を攪拌するため
に、泡を発生させるバブリングを行う。また、槽内の純
水を排水する動作も行われる。
【0005】図8に示す処理手順において、基板は時刻
t4に水洗槽内に浸漬される。そして処理対象の基板
は、まず温純水で処理され、その後に、冷純水で2回処
理が行われる。図8において時間T0が温純水処理時間
であり、時間T1は冷純水処理に切り換えるための時間
である。そして、時間T2は槽内の純水を排水するため
の排水時間であり、時間T3は冷純水供給時間であり、
時間T4は待機時間である。従って、時間(T2+T3
+T4)が冷純水による洗浄を行う処理時間である。
【0006】このような水洗処理を行う基板処理装置に
おいて、水洗処理を行う際には、オペレータは基板の処
理に先立って、統合の処理時間Tと各処理時間T0〜T
4の値をそれぞれ設定入力し、基板に対する所望の処理
手順を実行させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の基板処
理装置では、図8に示す水洗手順だけが記憶されている
ため、温純水のみによる洗浄処理又は冷純水のみによる
洗浄処理を行うような場合には、オペレータが温水処理
時間T0を「0」と設定入力したり、冷純水による処理
時間(T2+T3+T4)を「0」に設定入力すること
が必要となる。従って、水洗手順を変更するような場合
には、各処理時間T0〜T4等が何を行うための時間
(パラメータ)なのかということと、図8の水洗手順の
流れとを熟知したオペレータが必要となる。すなわち、
従来の基板処理装置では、簡単に処理手順の変更を行う
ことができないという問題があった。
【0008】この発明は、上記課題に鑑みてなされたも
のであって、基板の水洗処理における水洗パターンを容
易に変更,設定することが可能な基板処理装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、基板に対して洗浄処理を
施すための水洗槽と、水洗槽に対して純水を供給する純
水供給手段と、水洗槽に設けられた排水手段と、純水供
給手段と排水手段とを動作制御する制御手段と、水洗槽
における基板の複数種類の処理手順を予め記憶しておく
記憶手段と、複数種類の処理手順から実際に基板処理の
際に行う処理手順を選択する選択情報を入力する入力手
段とを備え、制御手段は入力手段より入力された選択情
報に対応する処理手順を記憶手段から読み出し、当該処
理手順に基づいて純水供給手段と排水手段とを動作制御
して水洗槽における基板の水洗処理を行わせる。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の装置において、純水供給手段は、冷純水を供給する冷
純水供給手段と、温純水を供給する温純水供給手段とを
備え、複数種類の処理手順は、冷純水及び温純水のうち
少なくとも一方についての単独洗浄処理と、冷純水によ
る洗浄処理と温純水による洗浄処理との組み合わせ処理
とを含み、制御手段は、選択情報に応じて冷純水供給手
段及び温純水供給手段を動作制御する。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の装置において、処理手順は、所定の単位水洗
処理を繰り返し行うサイクル処理を有し、選択情報とと
もに入力手段より入力される付随情報に応じた回数だ
け、サイクル処理において単位水洗処理を繰り返して行
う。
【0012】
【発明の実施の形態】
<装置の全体構成の一例>図1は、この発明の実施の形
態を示す基板処理装置100の全体構成の一例を示す概
略平面図である。なお、装置構成はこれに限定されるも
のでない。処理対象の基板が複数枚収容されたカセット
がローダLに載置され、基板がX方向に順次搬送されて
複数の処理槽Bで処理され最終的にアンローダULに搬
送される。このときの基板の搬送は、搬送路Rに設けら
れた搬送ロボットTRがX方向若しくは(−X)方向に
駆動することによって行われる。なお、搬送ロボットの
数は任意である。また、基板の処理形態は、基板を1枚
ずつ処理していく枚葉処理形態であるか、複数枚の基板
を一度に処理するバッチ処理形態であるかを問わない。
さらにバッチ処理形態である場合にその基板の搬送形態
は、カセットに基板を入れた状態で搬送するカセット搬
送であるか、基板のみを搬送するカセットレス搬送であ
るかも問わない。
【0013】この基板処理装置の複数の処理槽Bについ
て説明する。まずローダLから払い出された基板は薬液
槽CB1で浸漬処理された後、水洗槽WB1で純水によ
る洗浄が行われる。そして、次に基板は薬液槽CB2で
浸漬処理された後、再び水洗槽WB2において洗浄され
る。その後さらに、基板は薬液槽CB3で浸漬処理され
て水洗槽WB3で洗浄される。その後基板はスピンドラ
イSDで乾燥されてアンローダULに収容される。
【0014】各薬液槽CB1,CB2,CB3について
具体的一例を挙げると、薬液槽CB1ではアンモニア
(NH4OH)と過酸化水素(H22)と純水(H2O)
との混合溶液であるアンモニア過水が処理液として処理
槽に入れられている。この混合溶液は一般的にSC−1
液として知られている。この薬液槽CB1に基板を浸漬
することによって基板表面の金属不純物などが除去され
る。次に薬液槽CB2にはフッ酸(HF)が入れられて
いるとともに希釈用の純水も供給される。この薬液槽C
B2に基板を浸漬させることによって基板表面をエッチ
ング処理する。そして薬液槽CB3では塩酸(HCl)
と過酸化水素(H22)と純水(H2O)との混合溶液
が処理液として処理槽に入れられている。この混合溶液
は一般的にSC−2液として知られている。この薬液槽
CB3においても基板表面に付着した不純物の除去が行
われる。また、その他に使用される薬液として硫酸,硝
酸,リン酸などがある。
【0015】そして、各水洗槽WB1,WB2,WB3
では、約70〜80°C程度の一定温度の温純水又は常
温で一定温度の冷純水によって基板が洗浄処理される。
図2は、この水洗槽WB1,WB2,WB3の全体的装
置構成を示す側面概念図である。
【0016】図2に示すように、基板を浸漬するための
水洗槽WBからオーバーフローする純水を受けるために
水洗槽WBの下方に外槽OBが設けられている。また、
温純水を供給するための温純水供給源11と冷純水を供
給するための冷純水供給源12とが設けられている。さ
らに外槽OBの底部から純水を排水するための排水機構
13と、水洗槽WB内に泡を供給するためのバブリング
機構14とが設けられている。さらに、水洗槽WB内に
は液面を検出するレベルセンサLSが設けられている。
【0017】温純水を水洗槽WBに供給するときは温純
水バルブV3を開き、冷純水バルブV4を閉じる。逆に
冷純水を水洗槽WBに供給するときは冷純水バルブV4
を開き、温純水バルブV3を閉じる。また、水洗槽WB
に温純水も冷純水も供給しないときは温純水バルブV3
と冷純水バルブV4は双方とも閉じた状態となる。
【0018】また、水洗槽WBへの温純水又は冷純水の
供給する方式は、水洗槽WBの底部よりアップフロー供
給する方式と、水洗槽WBの上方のシャワーノズルSN
からシャワー供給する方式とがある。アップフロー供給
を行う場合はアップフローバルブV2を開き、シャワー
供給を行う場合はシャワーバルブV1を開く。そして、
アップフロー供給とシャワー供給との両方を行う場合は
アップフローバルブV2とシャワーバルブV1の両方を
開く。
【0019】水洗槽WB内の純水を攪拌することを目的
として、又は、洗浄効率を上げる目的として水洗槽WB
内に気泡などの泡を供給する場合は、バブリングバルブ
V6を開くことによって行われる。そして、バブリング
用フィルタFを介して水洗槽WBに供給される。そして
水洗槽WB内の底面近くに設けられた吹き出し口BNか
ら泡を吹き出す。
【0020】また、水洗槽WB内の純水の排水は、水洗
槽WBの側面底部に設けられた排水バルブV5を動作さ
せることによって行われる。水洗槽WB内に純水を溜め
る際には、排水バルブV5の先端部が水洗槽WBの排水
口を塞ぐように構成されており、排水の際に、排水バル
ブV5の先端部が水洗槽WBの排水口から離れることに
よって外槽OBに排水される。そして外槽OBからの排
水は排水機構13により行われる。
【0021】なお、図2には示していないが、洗浄効果
をさらに向上させるために超音波発生手段が設けられて
も良い。
【0022】次に、この発明の実施の形態における制御
機構について説明する。図3は、この発明の実施の形態
における基板処理装置の制御構成を示す機能ブロック図
である。
【0023】図3に示すように基板処理装置の全体を統
括制御するためのメインコントローラ20はCPU21
とデータを記憶するメモリ22と処理手順やパラメータ
などのプログラムを記憶しておくための記憶ディスク2
3と外部機器とのインタフェースとなる入出力ポート2
4とから成り、オペレータが操作入力するためのディス
プレイ26,キーボード27が入出力ポート24に接続
されている。そして、メインコントローラ20の入出力
ポート24には、さらに複数の処理槽B(図1参照)の
薬液槽及び水洗槽を制御するための槽コントローラ30
と搬送ロボットTRの駆動を制御するマスターロボット
コントローラ40に接続されている。
【0024】槽コントローラ30には、CPU31とメ
モリ32とが設けられている。CPU31は全ての処理
槽Bについての統括的な管理・制御を行うと共に、他の
コントローラとの信号の受け渡しの役割も果たす。また
メモリ32は全ての処理槽Bについてのデータを保持す
る。槽コントローラ30は、全ての処理槽Bについての
制御も行うため、図2に示した水洗槽WBの各バルブV
1,V2,…,V6の制御も行っている。このため槽コ
ントローラ30は水洗槽の電磁弁制御部35に接続され
ている。そしてさらに当該電磁弁制御部35には、シャ
ワーバルブV1,アップフローバルブV2,温純水バル
ブV3,冷純水バルブV4,排水バルブV5,及びバブ
リングバルブV6が接続されており、各バルブの開閉操
作を行う。なお、当該電磁弁制御部35及び各バルブV
1,V2,…,V6は水洗槽毎に設けられている。この
ような構成により槽コントローラ30のCPU31が各
水洗槽の電磁弁制御部35に対して任意のバルブについ
ての開閉命令を送信することにより、各水洗槽の各バル
ブの開閉操作が行われる。
【0025】<水洗パターン>次に、図2に示した水洗
槽WBにおいて基板を水洗処理するための水洗パターン
について説明する。
【0026】まず第1のパターンは、始めに温純水によ
る洗浄処理を行い、その後に冷純水による洗浄処理を行
う水洗パターンであり、キーボード27からの入力が無
入力の場合はデフォルト設定として当該第1のパターン
の処理手順を実行する。図4は、この実施形態における
第1の水洗パターンを示すタイムチャートである。ま
ず、時刻t1において水洗槽WB(図2参照)内の純水
が排水される。この排水はCPU31が電磁弁制御部3
5を介して排水バルブV5を開閉制御することによって
行われる。なお、時間T5は基板を投入する前の排水に
要する排水時間を示す。そして時刻t2にCPU31が
排水バルブV5を閉じて水洗槽WBの排水操作を終了
し、温純水バルブV3を開き水洗槽WB内に温純水を供
給する。このときの供給はアップフロー供給となるた
め、アップフローバルブV2が開けられる。そして時刻
t3において水洗槽WBが温純水で満たされるため、処
理対象の基板を温純水中に浸漬し、水洗処理を開始す
る。そして、時間T6だけ温純水による水洗処理を行
い、時刻t4に温純水バルブV3を閉じ温純水の供給を
停止する。従って、時間T6は温純水による洗浄時間で
ある。なお、時刻t2〜t4の間は温純水をアップフロ
ー供給する。そして、時刻t4において冷純水バルブV
4を開き冷純水のアップフロー供給が開始される。そし
て時刻t5においてバブリングバルブV6が開かれバブ
リングが開始される。そして時間T1経過後の時刻t6
において冷純水のアップフロー供給とバブリングが停止
し、水洗槽WB内の純水の排水が開始されるとともに、
冷純水のシャワー供給が開始される。そして排水時間T
2が経過後の時刻t7において排水操作を停止するとと
もに冷純水のアップフロー供給を再開する。そして時間
T3が経過すると水洗槽WB内は冷純水で満たされるた
め、時刻t8に冷純水のシャワー供給を停止し、バブリ
ングを再開する。そして時間T4だけ基板を処理した時
刻t9において再び水洗槽WB内の純水の排水を開始す
るとともに冷純水のシャワー供給を開始する。そして時
刻t6〜t9までの処理を1サイクル(単位水洗処理)
して、再度繰り返す(時刻t9〜t12)。すなわち、
この実施の形態では処理時間(T2+T3+T4)にお
ける単位水洗処理を2サイクル行っている。そして、2
サイクルが終了した時刻t12においては冷純水のアッ
プフロー供給とバブリングは停止させずに、さらに待機
時間TTだけ前状態を保持する。そして時刻t13に、
槽コントローラ30のCPU31はマスターロボットコ
ントローラ40に対して基板の払い出し要求を行う。こ
れによって搬送ロボットTRは基板の搬送動作を開始す
る。そして時刻t14に、搬送ロボットTRが基板の搬
出を完了する。従って、基板が投入されてから基板が搬
出されるまでの時刻t3〜時刻t14までが基板に対す
る総合の処理時間Tとなる。
【0027】図4において、総合の処理時間Tはオペレ
ータが設定入力できるパラメータである。そして、各処
理時間T0,T1,T2,T3,…,T6及びTTは固
定時間であるため、総合の処理時間Tが入力されると、
CPU21は総合の処理時間Tで行うことができる処理
時間(T2+T3+T4)のサイクル回数を決定する。
しかし、オペレータが設定入力する値によっては、サイ
クル回数を整数にできない場合があるが、そのようなと
きは整数回のサイクル処理を終えた時点でサイクル処理
が中断し、その後待機時間TTのカウントに入る。例え
ば、オペレータの設定入力した総合の処理時間Tによっ
てCPU21が、サイクル回数を「3.5回」と導き出
したときには、3サイクル目の時間T4終了時にサイク
ル処理を抜けて、待機時間TTのカウントに移る。
【0028】次に、第2のパターンは、冷純水による洗
浄処理のみを行う水洗パターンである。図5は、この実
施形態における第2の水洗パターンを示すタイムチャー
トである。まず、時刻t2において、冷純水のアップフ
ロー供給を開始する。そして、水洗槽WBが冷純水で満
たされると(時刻t3)、処理対象の基板が水洗槽WB
に投入され、基板は冷純水の中に浸漬される。そして時
刻t4にバブリングを開始する。そして、時刻t5に冷
純水のアップフロー供給とバブリングを停止し、水洗槽
WBの排水を開始するとともに、冷純水のシャワー供給
を開始する。時間T2が経過すると水洗槽WBの排水が
完了し、再び純水のアップフロー供給を開始する(時刻
t6)。そして時間T3が経過すると、水洗槽WBが再
び冷純水で満たされるため、時刻t7においてシャワー
供給を停止するとともに、バブリングを開始する。この
状態で時間T4だけ基板を処理する。時刻t5から時刻
t8までの処理を1サイクルとし、時刻t8より再び水
洗槽WB内の冷純水を交換し、2サイクル目の処理に入
り、時刻t5〜t8までと同様の動作を繰り返す(時刻
t8〜t11)。サイクル処理の後、時間TT経過後の
時刻t12に槽コントローラ30のCPU31は基板の
搬出の要求をマスターロボットコントローラ40に対し
て送信し、時刻t13に基板の搬出が完了する。なお、
このパターンにおいても第1のパターンと同様に総合の
処理時間Tをオペレータが設定入力することによって、
処理時間(T2+T3+T4)のサイクル回数を変更す
ることができる。
【0029】次に、第3のパターンは、温純水による洗
浄処理のみを行う水洗パターンである。図6は、この実
施形態における第3の水洗パターンを示すタイムチャー
トである。まず、時刻t1において水洗槽WB内の純水
が排水される。そして、時間T2が経過して水洗槽WB
内の排水が終了した後に温純水の供給を開始する(時刻
t2)。このときの温純水の供給方法は、アップフロー
供給であることが好ましい。そして時刻t3に水洗槽W
B内が温純水で満たされるため、処理対象の基板を温純
水に浸漬させる。そして時刻t4に温純水のアップフロ
ーによる供給が開始される。そして時刻t5にはバブリ
ングが開始される。その後時刻t12にはバブリングが
停止し、時刻t13にはマスターロボットコントローラ
40に対して基板の搬出を要求する信号を送信する。そ
して時刻t14において基板が搬出され処理が終了す
る。なお、このパターンにはサイクル処理を行う部分は
存在しない。従って、オペレータがこのパターンを選択
した場合は、総合の処理時間Tについて必ずしも設定入
力することを要しない。
【0030】ここまで、3つのパターンについて説明し
たが、その他に、冷純水による洗浄処理を行った後に温
純水による洗浄処理を行うパターンや、冷純水による洗
浄処理を行った後に、温純水による洗浄処理を行い、さ
らにその後再び冷純水による洗浄処理を行うパターン
や、温純水による洗浄処理を行った後に、冷純水による
洗浄処理を行い、さらにその後再び温純水による洗浄処
理を行うパターン等も行うことが可能である。これらの
パターンはそれぞれ図4乃至図6のタイムチャートを組
み合わせることによって実現することが可能であるが、
それ以外の処理手順を採用しても良い。
【0031】この実施の形態において、上記のような複
数の水洗パターンを予め記憶ディスク23(図3参照)
に記憶しておく。そして、オペレータはこれらの記憶さ
れている複数の水洗パターンから所望の水洗パターンを
選択し、それに対応する記号等をキーボード27から入
力する。また、必要に応じて基板の水洗処理を行う総合
の処理時間Tを決定し、キーボード27から入力する。
したがって、総合の処理時間Tは、水洗パターンととも
に入力される付随情報である。
【0032】<処理手順>次に、この実施の形態におい
て基板を処理する際に行われる処理手順について説明す
る。図7は、この実施の形態における処理手順を示すフ
ローチャートであり、図1に示す装置全体での処理手順
を示す。
【0033】基板に対する処理を開始する際は、CPU
21が記憶ディスク23に記憶されている上記のような
複数種類の水洗パターンと装置全体での基板処理パター
ンを読み出し、ディスプレイ26に複数種類の水洗パタ
ーンと装置全体での基板処理パターンを表示する。そし
てオペレータはディスプレイ26に表示された複数種類
の水洗パターンから所望の水洗パターンを選択し、キー
ボード27から入力操作を行う(ステップS1)。ま
た、オペレータは必要に応じて基板に対して水洗処理を
施す総合の処理時間Tについてキーボード27から設定
入力する。そして、さらに、装置全体での基板処理パタ
ーンの入力も行う。そして、CPU21は入力された水
洗槽における水洗パターン又は装置全体における基板処
理パターンに対応する基板の処理手順を記憶ディスク2
3から読み出す(ステップS2)。そして、CPU21
は必要に応じて選択された水洗パターンと総合の処理時
間Tとに基づいて水洗槽WBにおけるサイクル処理回数
を算出する。なお、総合の処理時間Tの設定入力を行う
ことができる場合において、オペレータが設定入力を行
わなかった場合は、予め記憶ディスク23に記憶されて
いるデフォルト設定値が有効となる。そして、処理開始
時に、水洗パターンや各バルブを開閉する時刻などの水
洗槽に関する処理手順と装置全体における基板処理手順
に関するデータを槽コントローラ30に送信する(ステ
ップS3)。槽コントローラ30のCPU31は、受信
した各槽の処理手順に関するデータに基づいて基板を処
理する(ステップS4)。すなわち、装置全体では薬液
槽CB1,水洗槽WB1,薬液槽CB2,水洗槽WB
2,薬液槽CB3,水洗槽WB3,スピンドライSDと
いう順で所定時間ずつ処理されていくが、水洗槽WBで
は、ステップS1で設定入力された図4乃至図6のいず
れかの処理手順若しくはその他の処理手順が行われ、基
板に対して冷純水による水洗処理又は温純水による水洗
処理が施される。従って、基板が水洗槽で水洗処理され
ているときは、CPU31は電磁弁制御部35を介し
て、シャワーバルブV1,アップフローバルブV2,温
純水バルブV3,冷純水バルブV4,排水バルブV5,
及びバブリングバルブV6を開閉制御し、所定の処理を
施している。
【0034】そして、各水洗槽において選択された水洗
パターンに対応する水洗処理が終了すると、槽コントロ
ーラ30のCPU31はマスターロボットコントローラ
40に対して基板を水洗槽WB内から搬出することを要
求する信号を送信する。これによって、マスターロボッ
トコントローラ40は搬送ロボットTRを駆動して水洗
処理の終了した基板を搬出し、次の所定の処理を行うべ
く薬液槽等に搬送する(ステップS5)。なお、薬液槽
において所定の薬液が終了した場合も同様である。そし
て、基板に対する所定の処理(例えば、図1における薬
液槽CB1からスピンドライSDまでの処理)を終了し
た場合は、処理は終わり、終了していない場合はステッ
プS4に戻り、次に処理すべき槽の処理手順に関するデ
ータに基づいて基板を処理する。
【0035】以上に示したように、この実施形態の基板
処理装置では、基板の処理を開始する前に、水洗槽の水
洗処理に関してオペレータが行うことは、予め記憶ディ
スクに記憶されている複数の水洗パターンから任意の1
つの水洗パターンを選択し、そして必要に応じて水洗処
理に要する総合の処理時間を決定し、ディスプレイ26
に表示されたメニューの中からそれらに対応する記号等
をキーボードから入力することである。従って、従来の
ように各処理時間T0,T1等のパラメータの意味内容
等をオペレータが熟知する必要がなく、簡単に処理手順
の変更を行うことが可能となる。なお、総合の処理時間
についてもいくつかの典型例について予め登録しておく
場合には、総合の処理時間を含めた形でのメニュー選択
だけで処理内容を具体的に特定できる。
【0036】<変形例>この実施の形態の変形例として
は、オペレータが設定入力した総合の処理時間Tでは、
サイクル回数が整数にできない場合に、サイクル処理の
途中でサイクル処理を中断し、その後待機時間TTのカ
ウントに入るようにしてもよい。このようにした場合、
例えば、オペレータの設定入力した総合の処理時間Tに
よってはCPU21が、サイクル回数を「3.5回」と
導き出したときには、4サイクル目の途中でサイクル処
理を抜け出て、待機時間TTのカウントに移る。
【0037】また、各水洗処理におけるサイクル処理を
行う部分のサイクル回数の決定のために、オペレータが
総合の処理時間ではなく、サイクル回数自体をキーボー
ド27から設定入力することも可能である。
【0038】また、冷純水の供給と温純水の供給との組
み合わせに限らず、水洗処理においてそれぞれが独立し
た制御対象となっていれば、この発明は適用可能であ
る。したがって、例えば、冷純水又は温純水のみにより
水洗処理を行う構成となっていても、シャワー供給とア
ップフロー供給との切り換えタイミングについての処理
手順の選択に適用することができる。
【0039】また、この実施の形態で水洗パターンとし
て挙げた第2のパターンと第3のパターンの両方を必ず
しも備える必要はなく、冷純水及び温純水のうち少なく
とも一方についての単独洗浄処理を備えていれば良い。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、制御手段は入力手段より入力された選択
情報に対応する処理手順を記憶手段から読み出し、当該
処理手順に基づいて純水供給手段と排水手段とを動作制
御するため、基板の処理を開始する前に、水洗槽の水洗
処理に関してオペレータが行うことは、予め記憶手段に
記憶されている複数の処理手順から任意の1つの処理手
順を選択し、それらに対応する記号等を入力手段から入
力することである。従って、簡単に処理手順の変更を行
うことができる。
【0041】請求項2に記載の発明によれば、制御手段
は、選択情報に応じて冷純水供給手段及び温純水供給手
段を動作制御するため、温純水と冷純水を扱う水洗処理
において、簡単に処理手順の変更を行うことができる。
【0042】請求項3に記載の発明によれば、処理手順
は、所定の単位水洗処理を繰り返し行うサイクル処理を
有し、選択情報とともに入力手段より入力される付随情
報に応じた回数だけ、サイクル処理において前記単位水
洗処理を繰り返して行うため、従来のように水洗処理の
詳細な動作にかかわる諸量の意味をオペレータが熟知す
る必要がなく、簡単に処理手順の変更を行うことが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す基板処理装置の全
体構成の一例を示す概略平面図である。
【図2】この発明の実施の形態における水洗槽の全体的
装置構成を示す側面概念図である。
【図3】この発明の実施の形態における基板処理装置の
制御構成を示す機能ブロック図である。
【図4】この発明の実施形態における第1の水洗パター
ンを示すタイムチャートである。
【図5】この発明の実施形態における第2の水洗パター
ンを示すタイムチャートである。
【図6】この発明の実施形態における第3の水洗パター
ンを示すタイムチャートである。
【図7】この発明の実施形態における処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図8】従来の基板処理装置における水洗槽での洗浄処
理を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
WB(WB1,WB2,WB3) 水洗槽 20 メインコントローラ 21,31 CPU 22,32 メモリ 23 記憶ディスク 24 入出力ポート 26 ディスプレイ 27 キーボード 30 槽コントローラ 35 電磁弁制御部 40 マスターロボットコントローラ TR 搬送ロボット V1 シャワーバルブ V2 アップフローバルブ V3 温純水バルブ V4 冷純水バルブ V5 排水バルブ V6 バブリングバブル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に対して洗浄処理を施すための水洗
    槽と、 前記水洗槽に対して純水を供給する純水供給手段と、 前記水洗槽に設けられた排水手段と、 前記純水供給手段と前記排水手段とを動作制御する制御
    手段と、 前記水洗槽における基板の複数種類の処理手順を予め記
    憶しておく記憶手段と、 前記複数種類の処理手順から実際に基板処理の際に行う
    処理手順を選択する選択情報を入力する入力手段と、を
    備え、 前記制御手段は前記入力手段より入力された前記選択情
    報に対応する処理手順を前記記憶手段から読み出し、当
    該処理手順に基づいて前記純水供給手段と前記排水手段
    とを動作制御して前記水洗槽における前記基板の水洗処
    理を行わせることを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、 前記純水供給手段は、 冷純水を供給する冷純水供給手段と、 温純水を供給する温純水供給手段と、を備え、 前記複数種類の処理手順は、 冷純水及び温純水のうち少なくとも一方についての単独
    洗浄処理と、 冷純水による洗浄処理と温純水による洗浄処理との組み
    合わせ処理と、を含み、 前記制御手段は、前記選択情報に応じて前記冷純水供給
    手段及び前記温純水供給手段を動作制御することを特徴
    とする基板処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の装置におい
    て、 前記処理手順は、所定の単位水洗処理を繰り返し行うサ
    イクル処理を有し、 前記選択情報とともに前記入力手段より入力される付随
    情報に応じた回数だけ、前記サイクル処理において前記
    単位水洗処理を繰り返して行うことを特徴とする基板処
    理装置。
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