JPH10177353A - 表示装置および配線ダクトベース - Google Patents

表示装置および配線ダクトベース

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JPH10177353A
JPH10177353A JP9146228A JP14622897A JPH10177353A JP H10177353 A JPH10177353 A JP H10177353A JP 9146228 A JP9146228 A JP 9146228A JP 14622897 A JP14622897 A JP 14622897A JP H10177353 A JPH10177353 A JP H10177353A
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JP
Japan
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wiring duct
duct base
base
display unit
tape
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Pending
Application number
JP9146228A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Tada
潔 多田
Fumio Yoshimura
文夫 吉村
Shiro Horiuchi
史朗 堀内
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Sekisui Jushi Corp
Aioi Systems Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Jushi Corp
Aioi Systems Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Jushi Corp, Aioi Systems Co Ltd filed Critical Sekisui Jushi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ハサミを用いて現場で必要な寸法に切断して容
易に取付けることができ、またケーブル線の接続作業が
不要であり、さらに収納棚等よりあまり突出させずに取
付けることのできると共に取付けた後のレイアウトの変
更も容易である表示装置およびこれらに好適に使用され
る配線ダクトベースを提供する。 【解決手段】基板部11とその両縁に沿って形成された
係合部15とを有し、かつ基板部の表面に長手方向に沿
って電気信号等を伝達するテープ状の導電体12が少な
くとも2本以上並行に設けられたほぼ平板状の配線ダク
トベース1の係合部15に、表示ユニット2の係止部2
3を係合させることにより、表示ユニット2が配線ダク
トベースの前面に取付けられると共に、表示部21の接
続端子25が配線ダクトベースのテープ状の導電体に接
触され、表示部が該導電体に電気的に接続される

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として部材を保
管する保管庫等に設置された収納棚の前面にピッキング
表示用として取付けられ、またはスーパーマーケットの
商品棚に価格等を表示する等のために取付けられる表示
装置およびこれらに好適に使用される配線ダクトベース
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、本出願人は特開平4−2209
08号公報に記載される如く、部材を保管する保管庫等
に設置された収納棚の前面に取付けられるピッキング用
の表示装置を提案した。この表示装置は、収納棚の前面
に取付けられる断面コ字状のケース部材の前面開口部
に、ピッキング表示器を取付けた平板状の平蓋を係合さ
せたものであって、ケース部材をコ字状とすることによ
り、ピッキング表示器とホストコンピューターとを接続
するケーブル線をケース部材内の空間部に収納できると
共に、ピッキング表示器を取付けた平蓋を平板状とする
ことにより、収納棚の各収納部の寸法に適合するように
現場で通常のハサミを用いて容易に切断することができ
るようにして取付作業を容易にしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記の如
き表示装置を使用すると次のような問題点があった。す
なわち、ホストコンピューターに各々のピッキング表示
器をそれぞれケーブル線で接続する必要があるために、
その接続作業が手間であり、また接続に要するコストの
上昇は避けられず、しかも一旦ホストコンピューターに
ピッキング表示器を接続して取付けると、その後のレイ
アウト等の変更によりピッキング表示器の取付位置を変
更する場合等には、ケーブル線の長さ範囲でしか簡単に
は変更できなかった。
【0004】またこの表示装置は、前記した如くケース
部材をコ字状とすることにより、ピッキング表示器とホ
ストコンピューターとを接続するケーブル線を束ねてケ
ース部材内の空間部に収納しているため、ケース部材は
ケーブル線を収納し得る寸法の空間部が必要であること
から、ケース部材がその空間分だけ余計に収納棚より突
出してピッキング作業の邪魔になることもあり、また現
場で通常のハサミを用いて容易に切断することができ
ず、工場出荷時に予め収納棚に適合した長さに切断して
おく必要がある。
【0005】そこで本発明は上記の如き問題を解決し、
例えばパイプカッターやラチェットカッター等の通常の
ハサミを用いて現場で必要な寸法に切断して容易に取付
けることができ、またケーブル線の接続作業が不要であ
り、さらに収納棚等よりあまり突出させずに取付けるこ
とのできると共に取付けた後のレイアウトの変更も容易
である表示装置およびこれらに好適に使用される配線ダ
クトベースを提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような構成としている。すなわちこの
発明に係る表示装置は、基板部とその両縁に沿って形成
された係合部とを有し、かつ基板部の表面に長手方向に
沿って電気信号等を伝達するテープ状の導電体が少なく
とも2本以上並行に設けられたほぼ平板状の配線ダクト
ベースと、表示部と表示部の両縁より取付片が相対向し
て延設されその先端に係止部を有すると共に裏面に表示
部の接続端子が突設された表示ユニットとを備え、表示
ユニットの係止部を配線ダクトベースの係合部に係合さ
せることにより、表示ユニットが配線ダクトベースの前
面に取付けられると共に、表示部の接続端子が配線ダク
トベースのテープ状の導電体に接触され、表示部が該導
電体に電気的に接続されるようになされたことを特徴と
するものである。
【0007】本発明によれば、配線ダクトベースの基板
部の表面に長手方向に沿って電気信号等を伝達する導電
体が設けられ、配線ダクトベースに表示ユニットを取付
けることにより、この導電体と表示ユニットの表示部が
電気的に接続されるようになされているので、従来の如
きケーブル線の接続作業が不要であり、コスト的にも低
減されると共に、配線ダクトベースの任意の位置に表示
ユニットを取付けることができるため、レイアウトの変
更も容易となり、またケーブル線を収納し得る寸法の空
間部を表示ユニットに設ける必要がないので、収納棚等
に対してあまり突出させずに取付けることができ、ピッ
キング作業時等において邪魔になることがない。
【0008】また配線ダクトベースは平板状となされ、
且つ導電体はテープ状となされているため、収納棚の各
収納部の横幅寸法等に適合するように現場で通常のハサ
ミ、例えばパイプカッターやラチェットカッター等を用
いて切断することができ、取付作業が容易となる。
【0009】さらに前記した如く導電体はテープ状であ
るため、通常の丸棒状の導電体と比べて、表示部の接続
端子とは点接触ではなく面接触するので、表示部の接続
端子と導電体とは確実に電気的に接続され、また配線ダ
クトベースにこの導電体を設ける場合においても、導電
体がテープ状であるため、配線ダクトベースにテープ状
の導電体をラミネートや接着、粘着等により、容易且つ
強固に取付けることができる。
【0010】本発明において、配線ダクトベースは直接
に収納棚等の前面に取付けてもよいが、配線ダクトベー
スの基板部の裏面に係合されて配線ダクトベースを前後
方向に傾斜させた状態で保持する2個の斜壁を相対向し
て突設した補助ベースを、配線ダクトベースの裏面に取
付け、この補助ベースを収納棚等の前面に取付けてもよ
く、このようにすれば、配線ダクトベースに取付けられ
た表示ユニットも前後方向に傾斜されるので、例えば収
納棚等の下部に取付ける場合は表示ユニットを後方向に
傾斜させて上向きとし、収納棚等の上部に取付ける場合
は表示ユニットを前方向に傾斜させて下向きとすること
により、表示ユニットを見やすくすることができる。
【0011】また表示ユニットが配線ダクトベースの前
面に取付けられた部分以外の配線ダクトベースの前面
に、蓋部と蓋部の両縁より取付片が相対向して延設され
その先端に配線ダクトベースの係合部と係合される係止
部とを有するダクトカバーを取付ければ、配線ダクトベ
ースの前面が表示ユニットとダクトカバーとにより隠蔽
されて外観に露出しないので、美感が向上し、加えて表
示ユニットとダクトカバーとの接合部分が段差なく面一
となるようにしておけば、表示ユニットの接合端部がダ
クトカバーより突出しないので、ピッキング作業時にお
いて表示ユニットの接合端部に人や荷物等が当たること
がなくなる。
【0012】さらに表示ユニットと配線ダクトベースの
それぞれの両縁に形成された係止部と係合部との係合強
さを、一方の縁の係合強さを他方の縁の係合強さより緩
くし、その緩い係合強さの縁より表示ユニットを配線ダ
クトベースより着脱させるようにすれば、通常では表示
ユニットは配線ダクトベースから抜けにくく、取り外す
際は、緩い係合強さの縁より容易に取り外すことができ
る。
【0013】またダクトカバーについても、ダクトカバ
ーと配線ダクトベースのそれぞれの両縁に形成された係
止部と係合部との係合強さを、一方の縁の係合強さを他
方の縁の係合強さより緩くし、その緩い係合強さの縁よ
りダクトカバーを配線ダクトベースより着脱させるよう
にすれば、通常ではダクトカバーは配線ダクトベースか
ら抜けにくく、取り外す際は、緩い係合強さの縁より容
易に取り外すことができる。
【0014】また配線ダクトベースの基板部に設けられ
た各テープ状の導電体の間に、各テープ状の導電体を隔
離する隆起部を導電体の表面より突出させて長手方向に
形成しておけば、各導電体に表示部の接続端子を接触さ
せる際や塵埃等の侵入に対して、導電体の相互間の短絡
が前記隆起部により防止される。
【0015】さらに導電体としては、テープ状であれば
導電性を有する適宜材質の金属テープが使用されるが、
錆による表面の接触不良の発生を防止するためには、耐
蝕性に優れたステンレステープが好ましい。ステンレス
は、導電体として一般に用いられる銅やアルミニウム等
に比べて電気抵抗が大きいが、用いられる長さが一般に
は10数m以下であるため、実用上問題なく使用され
る。なおステンレステープが用いられる場合は、その厚
さは一般には0.05〜0.3mm程度とされ、好適に
は0.1〜0.15mmとされる。0.05mm未満で
は電気抵抗による電圧降下等により電気信号の伝達に問
題を生じ、0.3mmを超えると、通常のハサミでは切
断しにくくなる。
【0016】本発明に係る表示装置はダクトカバーの裏
面形状に適合する表面形状の蓋体と、この蓋体の両縁か
ら相対向して係止部が設けられ、この蓋体裏面に接続端
子が突設された接続用基板が設けられた中間ジョイナー
と、裏面に接続端子が突設された接続用基板が設けら
れ、縁部に係止部が設けられたエンドキャップを備え、
ダクトカバーとダクトカバーとの接合部に中間ジョイナ
ーが取付けられ、ダクトカバーの端末にエンドキャップ
が取付けられたもので、ダクトベースを現場で切断した
ときも電力や電気信号を隣合うダクトベースに容易に供
給することができ、ダクトベースの端末にエンドキャッ
プが取付けられているので、ダクトベース端末からダク
トベースに設けられた導体を介して表示ユニットに電力
や電気信号を供給できる。
【0017】次に本発明に係る配線ダクトベースは、表
面に長手方向に沿って電気信号等を伝達するテープ状の
導電体が少なくとも2本以上並行に設けられた基板部
と、その基板部の両縁に沿って形成された係合部とを備
えたほぼ平板状であって、表示ユニット等の電気部材
が、前記係合部に係合されて配線ダクトベースの前面に
取付けられると共にテープ状の導電体に電気的に接続さ
せるようになされたことを特徴とするものである。
【0018】本発明に係る配線ダクトベースにおいて
も、前記本発明に係る表示装置において述べた如く、前
記配線ダクトベースの基板部の裏面に係合されて配線ダ
クトベースを前後方向に傾斜させた状態で保持する2個
の斜壁を相対向して突設させた補助ベースが、この配線
ダクトベースの裏面に取付けられていてもよく、また配
線ダクトベースの基板部に設けられた各テープ状の導電
体の間に、各テープ状の導電体を隔離する隆起部を導電
体の表面より突出して長手方向に形成させてもよく、さ
らにテープ状の導電体をステンレステープから形成する
のが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照し、具体的に説明する。
【0020】図面において、まず図1は本発明の実施の
一形態を示す正面図であり、図2はその平面図、図3は
表示ユニットが取付けられた部分の断面図、図4はダク
トカバーが取付けられた部分の断面図、図5は本発明が
収納棚の前面に取付けられた状態を示す正面図である。
【0021】この形態は本発明表示装置がピッキング用
として適用された場合であって、図面において、1はほ
ぼ平板状となされた配線ダクトベースであり、一般には
パイプカッターやラチェットカッター等の通常のハサミ
で容易に切断できると共に電気絶縁性に優れ、且つ難燃
性を有する硬質塩化ビニル樹脂等の合成樹脂材料から形
成される。配線ダクトベース1は、長手方向に沿って基
板部11が形成され、その基板部11の表面には長手方
向に沿って電気信号等を伝達するテープ状の導電体1
2、すなわち本形態では厚さ0.12mm、幅8mmの
ステンレステープ(SUS434)が2本並行に貼着さ
れ、その導電体12の間には導電体12の表面より突出
した台形断面状の隆起部13が長手方向に形成されてい
る。さらに基板部11裏面の両縁には長手方向に沿って
縦溝状の係合部14が並行に形成され、また基板部11
表面の両縁には側方に開口する係合部15が形成され、
この表面の係合部15は、一方の縁の係合部151を他
方の縁の係合部152に対して広い開口で形成してい
る。
【0022】2は表示ユニットであり、表示部21が前
面に形成され、その表示部21の両縁より取付片22が
相対向して延設されると共に、その取付片22の先端が
内側にそれぞれ突出されて係止部23が形成されてい
る。前記表示部21は、裏面に基板24が取付けられ、
その基板24の裏面より2本の接続端子25が前記テー
プ状の導電体12に相対向して突設されると共に、基板
24上に接続された取り出しを指示するための照光式ス
イッチ26、表示や点灯等をキャンセルするキャンセル
スイッチ27、取り出し量を表示する表示器28が表面
に設けられている。なお表示部21の表面形状は、中央
より幅方向および長さ方向にそれぞれ傾斜するなだらか
な山形状となされ、ピッキング作業時にこの表示ユニッ
ト2に人や荷物等が当たりにくくしている。
【0023】そして前記表示ユニット2の係止部23を
配線ダクトベース1の係合部15にそれぞれ係合させる
ことにより、表示ユニット2が配線ダクトベース1の前
面に、レイアウトの変更が容易に行えるように着脱可能
且つ摺動可能に取付けられると共に、表示部21の接続
端子25が配線ダクトベース1のテープ状の導電体12
に接触され、表示部21が該導電体12に電気的に接続
されるようになされている。なお前記した如く配線ダク
トベース1の両縁に形成された係合部15は、一方の縁
の係合部151を他方の縁の係合部152に対して広い
開口で形成しているため、表示ユニット2の係止部23
と配線ダクトベース1の係合部15との係合強さは、広
い開口側の係止部151との係合強さが他方の係止部1
52との係合強さより緩くなり、この緩い係止部151
側の縁より表示ユニット2が配線ダクトベース1より着
脱されることとなる。
【0024】3は表示ユニット2が配線ダクトベース1
の前面に取付けられた部分以外の配線ダクトベース1の
前面に取付けられたダクトカバー3であり、配線ダクト
ベース1と同様に一般には硬質塩化ビニル樹脂等の合成
樹脂材料から形成される。このダクトカバー3は、前面
に形成された蓋部31と、蓋部31の両縁より表示ユニ
ット2と同様に取付片32が相対向して延設されその先
端がそれぞれ内側に突出されて係止部33が形成され、
その係止部33が配線ダクトベース1の係合部15にそ
れぞれ係合されることにより、配線ダクトベース1の前
面に、レイアウトの変更が容易に行えるように着脱可能
且つ摺動可能に取付けられる。
【0025】またこのダクトカバー3と表示ユニット2
との接合部分は、本形態の如く段差なく面一となるよう
になされているのが好ましい。また前記した如く配線ダ
クトベース1の両縁に形成された係合部15は、一方の
縁の係合部151を他方の縁の係合部152に対して広
い開口で形成しているため、ダクトカバー3の係止部3
3と配線ダクトベース1の係合部15との係合強さは、
表示ユニット2の場合と同様に、広い開口側の係合部1
51との係合強さが他方の係合部152との係合強さよ
り緩くなり、この緩い係合部151側の縁よりダクトカ
バー3が配線ダクトベース1より着脱されることとな
る。なお本発明では、前記した如く従来の如きケーブル
線が不要であるため、ケーブル線を収納し得る寸法の空
間部をこのダクトカバー3に設ける必要がないので、一
般にはできる限り平たくした形状とし、通常のハサミ、
例えばパイプカッターやラチェットカッター等で容易に
切断できるようにするのが好ましい。
【0026】中間ジョイナー6は外形がダクトカバー3
の内形に適合した形状の蓋部61とこの蓋部61の縁部
に相対向して形成された一対の係止部62からなり、こ
の係止部62が配線ダクトベース1の係合部14に係合
され、配線ダクトベース1の前面に取付けられる。中間
ジョイナー6の裏面には接続用基板63が取着され、こ
の接続用基板63には外部へ電力や電気信号を入出力す
るためのリード線が結線されている。接続用基板63の
裏面には接続端子64が配線ダクトベース1の表面に設
けられたテープ状の導電体12に相対向して突設され、
中間ジョイナー6が配線ダクトベース1に取着されたと
き接続基板63がテープ状導体12に電気的に接合され
るようなされている。
【0027】エンドキャップ7は外形がダクトカバー3
の蓋部31の形状に適合した形状の蓋部71と、この蓋
部71の縁部に相対向して形成された一対の係止部72
からなり、この係止部72が配線ダクトベース1の係合
部14に係合され、配線ダクトベース1の端部に取付け
られる。エンドキャップ7の裏面には接続用基板が取着
され、この接続用基板には外部へ電力や電気信号を入出
力するためのリード線が結線されている。接続用基板の
裏面には接続端子が配線ダクトベースの表面に設けられ
たテープ状の導電体に相対向して突設され、エンドキャ
ップ7が配線ダクトベース1に取着されたとき接続用基
板がテープ状導体12に電気的に接合されるようなされ
ている。
【0028】上記構成による表示装置を、保管庫等に設
置された収納棚に取付ける場合についての作業手順を説
明する。
【0029】まず収納棚4の長さに配線ダクトベース1
を、例えばパイプカッターやラチェットカッター等の通
常のハサミで切断し、この配線ダクトベース1の基板部
11裏面を収納棚4の前面に螺子や接着剤、両面粘着テ
ープ等で取付ける。次に表示ユニット2を一括管理する
ホストコンピューター等と接続されたエンドキャップ7
を配線ダクトベース1の端部に挿着し、配線ダクトベー
ス1のテープ状の導電体12とホストコンピューター等
とを電気的に接続する。
【0030】そして収納する部材に応じて任意の幅で仕
切られた各収納部のほぼ中央位置に表示ユニット2がく
るようにして、表示ユニット2の係止部22を配線ダク
トベース1の係合部15に係合させることにより、表示
ユニット2を配線ダクトベース1の前面に取付けると共
に表示部21の接続端子25を配線ダクトベース1のテ
ープ状の導電体12に接触させ、表示部21を該導電体
12に電気的に接続させる。
【0031】次に配線ダクトベース1の前面に取付けら
れた各表示ユニット2の隙間長さを計測し、この計測値
に基づいてダクトカバー3を前記の如きハサミで切断す
る。そしてこのようにして各隙間長さに応じた寸法のダ
クトカバー3を作成した後、表示ユニット2を取付けた
ときと同様にして、表示ユニット2が配線ダクトベース
1の前面に取付けられた部分以外の配線ダクトベース1
の前面に、このダクトカバー3を取付けて行き、配線ダ
クトベース1の前面をダクトカバー3で見えなくすれば
よい。
【0032】収納棚の前面に柱などがあり、配線ダクト
ベース1が連続して設置できないとき配線ダクトベース
1を切断し、切断された互いの切断端部に中間ジョイナ
ー6を取着し夫々の中間ジョイナー6のリード線を結
び、夫々の配線ダクトベース1の導体が電気的に接続さ
れる。
【0033】なお本形態では、電源と電気信号とを同時
に伝達させるようにしているため、配線ダクトベース1
に設けられたテープ状の導電体12は2本となされてい
るが、電源と電気信号とを別々に伝達させる場合は4本
であってもよく、またそれ以上の本数であってもよく、
導電体12の本数は特に限定されるものではない。
【0034】次に本発明による実施の他の形態を図6に
より説明する。上記した図1〜5による形態は、配線ダ
クトベース1が直接に収納棚4等の前面に取付けられた
ものであるが、本形態では配線ダクトベース1の裏面に
補助ベース5が取付けられ、この補助ベース5が収納棚
4等の前面に取付けられるようになされている以外は、
図1〜5による形態とほぼ同様である。この補助ベース
5は、並行な2個の斜壁51が相対向して長手方向に沿
って突設され、その先端が膨出されて係止部52が形成
されたものである。そしてこの係止部52が配線ダクト
ベース1の基板部11裏面に形成された係合部14にそ
れぞれ係合されることにより、配線ダクトベース1の裏
面に取付けられると共に配線ダクトベース1が前後方向
に傾斜された状態で保持されるようになされている。こ
の補助ベース5を収納棚4等の前面に取付ける際、適宜
左右の向きを変えることにより、配線ダクトベース1、
すなわちこの配線ダクトベース1に取付けられた表示ユ
ニット2を前方向に傾斜させたり、後方向に傾斜させた
りすることができる。
【0035】なお本発明による表示装置に用いられる配
線ダクトベース1は、上記の如きピッキング用の表示ユ
ニット2のみならず、各種の表示ユニット、または表示
ユニット以外の発光ユニット、電気分岐ユニット、その
他の電気部材についても、それらに係止部23や接続端
子25を形成しておけば、配線ダクトベース1の係合部
15に係合させることにより、配線ダクトベース1の前
面に容易に取付けることができると共にテープ状の導電
体12に電気的に接続させることができ、またダクトカ
バー3も容易に取付けられ、使用していない配線ダクト
ベース1の前面を隠蔽することができる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、配線ダクトベースの基
板部の表面に長手方向に沿って電気信号等を伝達する導
電体が設けられ、配線ダクトベースに表示ユニットを取
付けることにより、この導電体と表示ユニットの表示部
が電気的に接続されるようになされているので、従来の
如きケーブル線の接続作業が不要であり、コスト的にも
低減されると共に、レイアウトの変更も容易となり、ま
たケーブル線を収納し得る寸法の空間部を表示ユニット
に設ける必要がないので、収納棚等に対してあまり突出
させずに取付けることができ、ピッキング作業時等にお
いて邪魔になることがない。
【0037】また配線ダクトベースは平板状となされ、
且つ導電体はテープ状となされているため、収納棚の各
収納部の横幅寸法等に適合するように現場で通常のハサ
ミ、例えばパイプカッターやラチェットカッター等を用
いて切断することができ、取付作業が容易となる。
【0038】さらに前記した如く導電体はテープ状であ
るため、通常の丸棒状の導電体と比べて、表示部の接続
端子とは点接触ではなく面接触するので、表示部の接続
端子と導電体とは確実に電気的に接続され、また配線ダ
クトベースに導電体を設ける場合においても、導電体が
テープ状であるため、配線ダクトベースにテープ状の導
電体をラミネートや接着、粘着等により、容易且つ強固
に取付けることができる。
【0039】また本発明による配線ダクトベースによれ
ば、上記した表示装置とほぼ同様の効果が得られると共
に、ピッキング用の表示ユニットのみならず、各種の表
示ユニット、または表示ユニット以外の他の電気部材に
ついても、それらに係止部や接続端子を形成しておけ
ば、係合部に係合させて配線ダクトベースの前面に取付
けることができると共にテープ状の導電体に電気的に容
易に接続させることができ、またダクトカバーをも容易
に取付けることができる。
【0040】また収納棚の前面に柱などがあり、配線ダ
クトベースが連続して設置できないとき配線ダクトベー
スを切断し、切断された互いの切断端部に中間ジョイナ
ーを取着し夫々の中間ジョイナーのリード線を結び、夫
々の配線ダクトベースの導体が電気的に接続される。
【0041】またダクトベースを切断したときも、ダク
トベースの端末にエンドキャップが取付けられているの
で、ダクトベース端末からダクトベースに設けられた導
体を介して表示ユニットに電力や電気信号を供給でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の表示ユニットが取付けられた部分の断面
図である。
【図4】図1のダクトカバーが取付けられた部分の断面
図である。
【図5】本発明が収納棚の前面に取付けられた状態を示
す正面図である。
【図6】本発明の実施の他の形態を示す断面図である。
【図7】中間ジョイナーが取付けられた部分の断面図で
ある。
【図8】中間ジョイナーが取付けられた部分の斜視図で
ある。
【図9】エンドキャップの取付方法を示す組立図であ
る。
【符号の説明】
1 配線ダクトベース 11 基板部 12 テープ状の導電体 13 隆起部 14 裏面側の係合部 15 表面側の係合部 2 表示ユニット 21 表示部 22 取付片 23 係止部 24 基板 25 接続端子 3 ダクトカバー 31 蓋部 32 取付片 33 係止部 4 収納棚 5 補助ベース 51 斜壁 52 係止部 6 中間ジョイナー 61 蓋部 62 係止部 63 接続用基板 64 接続端子 7 エンドキャップ 71 蓋部 72 係止部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板部とその両縁に沿って形成された係
    合部とを有し、かつ基板部の表面に長手方向に沿って電
    気信号等を伝達するテープ状の導電体が少なくとも2本
    以上並行に設けられたほぼ平板状の配線ダクトベース
    と、表示部と表示部の両縁より取付片が相対向して延設
    されその先端に係止部を有すると共に裏面に表示部の接
    続端子が突設された表示ユニットとを備え、表示ユニッ
    トの係止部を配線ダクトベースの係合部に係合させるこ
    とにより、表示ユニットが配線ダクトベースの前面に取
    付けられると共に、表示部の接続端子が配線ダクトベー
    スのテープ状の導電体に接触され、表示部が該導電体に
    電気的に接続されるようになされたことを特徴とする表
    示装置。
  2. 【請求項2】 配線ダクトベースの裏面に補助ベースが
    取付けられ、前記補助ベースは、配線ダクトベースの基
    板部の裏面に係合されて配線ダクトベースを前後方向に
    傾斜させた状態で保持する2個の斜壁が相対向して突設
    されていることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 【請求項3】 表示ユニットが配線ダクトベースの前面
    に取付けられた部分以外の配線ダクトベースの前面に、
    蓋部と蓋部の両縁より取付片が相対向して延設されその
    先端に配線ダクトベースの係合部と係合される係止部と
    を有するダクトカバーが取付けられていることを特徴と
    する請求項1または2記載の表示装置。
  4. 【請求項4】 表示ユニットと配線ダクトベースのそれ
    ぞれの両縁に形成された係止部と係合部との係合強さ
    は、一方の縁の係合強さが他方の縁の係合強さより緩く
    なされ、その緩い係合強さの縁より表示ユニットが配線
    ダクトベースより着脱されるようになされたことを特徴
    とする請求項1、2または3記載の表示装置。
  5. 【請求項5】 ダクトカバーと配線ダクトベースのそれ
    ぞれの両縁に形成された係止部と係合部との係合強さ
    は、一方の縁の係合強さが他方の縁の係合強さより緩く
    なされ、その緩い係合強さの縁よりダクトカバーが配線
    ダクトベースより着脱されるようになされたことを特徴
    とする請求項3または4記載の表示装置。
  6. 【請求項6】 配線ダクトベースの基板部に設けられた
    各テープ状の導電体の間に、各導電体を隔離する隆起部
    が、導電体の表面より突出されて長手方向に形成されて
    いることを特徴とする請求項1、2、3、4または5記
    載の表示装置。
  7. 【請求項7】 テープ状の導電体がステンレステープか
    らなることを特徴とする請求項1、2、3、4、5また
    は6記載の表示装置。
  8. 【請求項8】 ダクトカバーの裏面形状に適合する表面
    形状の蓋体と、この蓋体の両縁から相対向して係止部が
    設けられ、この蓋体裏面に接続端子が突設された接続用
    基板が設けられた中間ジョイナーと、裏面に接続端子が
    突設された接続用基板が設けられ、縁部に係止部が設け
    られたエンドキャップを備え、ダクトカバーとダクトカ
    バーとの接合部に中間ジョイナーが取付けられ、ダクト
    カバーの端末にエンドキャップが取付けられたことを特
    徴とする請求項3〜7のいずれか1項に記載の表示装
    置。
  9. 【請求項9】 エンドキャップ又は中間ジョイナーの接
    続基板と配線ダクトベースのテープ状の導電体を通して
    表示ユニットに電力及び/又は電気信号が供給されるよ
    うになされたことを特徴とする請求項3〜8のいずれか
    1項に記載の表示装置。
  10. 【請求項10】 表面に長手方向に沿って電気信号等を
    伝達するテープ状の導電体が少なくとも2本以上並行に
    設けられた基板部と、その基板部の両縁に沿って形成さ
    れた係合部とを備えたほぼ平板状であって、表示ユニッ
    ト等の電気部材が、前記係合部に係合されて前面に取付
    けられると共にテープ状の導電体に電気的に接続される
    ようになされたことを特徴とする配線ダクトベース。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の配線ダクトベースの
    裏面に補助ベースが取付けられ、補助ベースは、前記配
    線ダクトベースの基板部の裏面に係合されて配線ダクト
    ベースを前後方向に傾斜させた状態で保持する二個の斜
    壁が相対向して突設されていることを特徴とする配線ダ
    クトベース。
  12. 【請求項12】 配線ダクトベースの基板部に設けられ
    た各テープ状の導電体の間に、各テープ状の導電体を隔
    離する隆起部が、導電体の表面より突出して長手方向に
    形成されていることを特徴とする請求項10または11
    記載の配線ダクトベース。
  13. 【請求項13】 テープ状の導電体がステンレステープ
    からなることを特徴とする請求項10〜12のいずれか
    1項に記載の配線ダクトベース。
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