JP3644670B2 - 分岐装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばバスダクト等に於いて、主導体から分岐導体へ分岐を行うための分岐装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばバスダクト等の分岐装置として、主導体と分岐導体とを接続導体を介して電気的に接続するもので、接続導体と分岐導体とを電気的に接続する各相毎の分岐接続部を箱状体内に並設して収納し、前記箱状体に設けられた一つの分岐挿通孔に前記分岐接続部から分岐導体を外部に挿通して分岐する構成のものがある。
【0003】
また、別例として、例えば実開昭54−67297号のように、主導体に電気的に接続する接続導体を各相毎に導体長さ方向にずらして配置し、前記接続導体をそれぞれ分岐導体と接続し、箱状体に設けられた一つの分岐挿通孔を介して前記分岐導体を外部に挿通して分岐する分岐装置がある。
【0004】
そして、上記のような分岐装置では、箱状体が金属などの導電性を有する材料から形成されているものが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記分岐装置では、分岐挿通孔が一つしか設けられていないため、各相毎の分岐導体を前記分岐挿通孔に挿通するために分岐導体を束ねる為の無駄な空間が必要となり、分岐装置自体が長さ方向に大型化し、主導体を狭い空間に配置している場合等には分岐を行うのが困難となる不具合を生じていた。特に分岐導体の可撓性が低い場合には、広範囲に無駄な空間が必要とされる。
【0006】
さらに上記前者の分岐装置では、各相毎の分岐接続部間の沿面距離、空間距離を確保するために各分岐接続部間を一定距離離して配置する必要があるが、各相の分岐接続部を並設して箱状体に収納しているため、分岐装置自体が幅方向に大型化し、上記同様に狭い空間での分岐を行うことが出来ないという不具合が生じていた。
【0007】
上記後者の分岐装置は、接続導体を各相毎に導体長さ方向にずらして配置することから、上記前者の分岐装置の幅方向等の大型化という不具合を解消し得るものではあるが、主導体の各相毎に分岐用開口部を形成する必要があり、製造コストが高くなると共に、分岐装置自体が長さ方向に大型化してしまう不具合が依然として存するものである。
【0008】
また上記分岐装置では、箱状体自体が金属製等の導電性を有する材料で形成されているため、分岐接続部と箱状体との間を絶縁するために、一定距離離して配設したり、或いは絶縁物を介して箱状体内に収納するものが一般的である。そのため、箱状体や分岐装置自体が大型化し、或いは分岐装置を組み立てる際に絶縁物を介在させる必要があるため、組立作業が困難になると共に製造コストがかかるという不具合が生じていた。
【0009】
本発明は上記不具合を解消するものであり、その第一の目的は、箱状体等で形成された分岐装置を小型化し、狭い空間に主導体が配置されている場合等であっても、容易に分岐を取ることが可能な分岐装置を提供することにある。
【0010】
また本発明の第二の目的は、分岐装置自体の組み立て作業が容易である分岐装置を提供することにある。
【0011】
また本発明の第三の目的は、製造コスト等を低減することができる分岐装置を提供することにある。
【0012】
また本発明の第四の目的は、分岐装置内の分岐接続部の接続状態を目視可能な分岐装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の分岐装置は、主導体と分岐導体の同相間を接続導体を介して電気的に接続し、複数相の分岐を行う分岐装置であって、該接続導体と該分岐導体の同相間を電気的に接続可能な複数の分岐接続部と、該分岐接続部が収納された箱状体と、該箱状体に設けられ、該分岐導体が挿通される複数の分岐挿通孔を有し、該分岐挿通孔が該分岐接続部と対応する位置、例えば略同一配置に配設されていることを特徴とする。
【0014】
また本発明の分岐装置は、主導体と分岐導体の同相間を接続導体を介して電気的に接続し、複数相の分岐を行う分岐装置であって、該接続導体と該分岐導体の同相間を電気的に接続可能な複数の分岐接続部と、該分岐接続部が収納された箱状体と、該箱状体に設けられ、該分岐導体が挿通される分岐挿通孔を有し、該複数の分岐接続部の少なくとも一部がデルタ関係で配設されていることを特徴とするものであり、例えば各相毎の分岐接続部の少なくとも一部を主導体外方に向かってデルタ配置すると好適である。
【0015】
さらに本発明の分岐装置は、上記複数の分岐接続部の少なくとも一部がデルタ関係で配設されている分岐装置に於いて、前記分岐挿通孔が複数設けられ、該分岐挿通孔が前記分岐接続部と対応する位置に配設されていることを特徴とする。例えば、各相毎の分岐接続部の少なくとも一部を主導体外方に向かってデルタ配置すると共に、前記分岐挿通孔も前記分岐接続部に対応してデルタ配置するものである。
【0016】
さらに本発明の分岐装置は、上記分岐装置に於いて、前記箱状体はそれぞれ端縁の対応する位置に凹部が形成された基材とカバー部材が対向配置されてなり、前記分岐挿通孔の一つ以上が該基材の凹部と該凹部と対応する該カバー部材の凹部間で形成されていることを特徴とする。
【0017】
さらに本発明の分岐装置は、上記分岐装置に於いて、少なくとも前記カバー部材が絶縁性素材からなることを特徴とする。
【0018】
さらに本発明の分岐装置は、上記分岐装置に於いて、少なくとも前記カバー部材が透明性を有することを特徴とする。また、本発明の分岐装置は、前記主導体と接続される前記接続導体の接続箇所がバスダクト厚さ方向へ直線状に配置されていることを特徴とする。 また、本発明の分岐装置は、前記デルタ配置関係で配設する分岐接続部を中央相及び両外側相の3つで構成し、中央相を両外側相より外方へ高く設ける、若しくは両外側相を中央相より外方へ高く設けることを特徴とし、好適には、前記分岐接続部の中央相を接続導体の基部の上端部近傍に設けると共に、前記分岐接続部の両外側相を接続導体の基部を互いに離反するように屈曲延設された屈曲片で構成する。
【0019】
【作用】
複数相からなる主導体と接続導体の同相間を接続し、接続導体と分岐導体の同相間を接続し、主導体から接続導体を介して分岐導体に電気的な接続を行って分岐を行う分岐装置で、少なくとも接続導体と分岐導体との分岐接続部を箱状体内に収納し、箱状体内から外部に分岐導体を挿通する複数の分岐挿通孔を分岐接続部の配置と略同一の配置にすること等により、分岐接続部から分岐挿通孔までの間に分岐導体を束ねる無駄な空間を形成する必要がなくなり、分岐装置や箱状体をその長さ方向等に小型化することが可能となる。
【0020】
また、主導体から接続導体を介して分岐導体に電気的な接続を行って分岐を行う分岐装置で、少なくとも接続導体と分岐導体との分岐接続部を箱状体内に収納し、分岐接続部の少なくとも一部を主導体外方に向かってデルタ配置すること等により、各分岐接続部間の沿面距離や空間距離を確保した状態で、分岐装置や箱状体をその幅方向等に小型化することが可能となる。
【0021】
さらに、分岐接続部の少なくとも一部を主導体外方に向かってデルタ配置すると共に、箱状体内から外部に分岐導体を挿通する分岐挿通孔を分岐接続部と同様に少なくとも一部をデルタ配置すること等により、分岐装置や箱状体をその長さ方向及び幅方向等に小型化することが可能となる。
【0022】
また、例えば半円の凹部を端縁にそれぞれ有する略凹形の基材とカバー部材とから箱状体を構成し、基材とカバー部材の端縁同士を重ね合わせて或いは当接して半円同士を重ね合わせ或いは突き合わせ、前記凹部間に略円形の開口部を形成し、この開口部を分岐挿通孔として使用する等の構成により、組立作業時に分岐挿通孔に分岐導体を挿通する作業を行う必要がなく、分岐導体と接続導体の接続を行った後にカバー部材を被覆するだけでよい。そのため、組立作業が容易になり、加えて施工コストや製造コスト等を低減することも可能となる。
【0023】
また、カバー部材をプラスチックなどの絶縁性素材、好適には基材もプラスチック製等の絶縁性素材で形成することにより、収納されている分岐接続部とカバー部材や、或いは前記分岐接続部と基材及びカバー部材間の絶縁処理が不要となり、分岐装置自体をより小型化することが可能となる。
【0024】
また、カバー部材を透明プラスチックなど透明性を有する素材で形成することにより、分岐接続部の接続状態を一目で認識することが可能となり、締め忘れを未然に防止すること等ができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
次に本発明の具体的な実施形態を図面に沿って説明するが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。図1から図10までは本発明の第一実施例を示し、図1〜図3は第一実施例の分岐装置、図4〜図6は第一実施例の分岐装置に於ける基材とカバー、図7〜図10は第一実施例の分岐装置をバスダクトに接続する前或いは接続時の状態を示している。
【0026】
第一実施例の分岐装置1は、3線式のバスダクトの主導体からの分岐を行うプラグイン分岐装置であって、バスダクトの接続部で分岐を行うものである。本実施例の前提として、分岐装置1を使用するバスダクト20は、図7〜図10に示すように、三線からなる平板の導体21を主導体とし、導体21はハウジング22内の所定位置に配置された状態で収納されている。
【0027】
またバスダクト20の接続部30は、図7及び図8の上下方向から突き合わせ状態で挿入配置されたバスダクト20・20の同相の導体21・21を相互に接続するもので、接続すべき同相の導体端部21a・21aが両側の導電性接続部材31・31に沿うことで電気的に接続状態となる。前記接続部30では、異相の導電性接続部材31・31間及び最外側の導電性接続部材31とダクト側板継ぎ板32間に絶縁セパレータ33が沿って設けられ、これらを絶縁スリーブ34aに挿通された締着具34で一括緊締することによりバスダクト20・20相互を接続する構成である。
【0028】
前記接続部30には、突き合わされた状態の導体端部21a・21a間で、且つその両側の導電性接続部材31・31間に空隙が形成され、後述する分岐装置の接続導体である分岐用端子を前記空隙に挿入することにより、バスダクト20の導体21と分岐導体とが電気的に接続されるようになっている。
【0029】
前記接続部30の対応開放面には接続上板35及び接続下板36を被覆して設け、バスダクト20・20にビス止め等で固定されている。接続上板35、接続下板36の少なくとも一方には、分岐装置の分岐用端子を挿通するための開口部を形成するが、本例では図9及び図10に示すように、接続上板35に開口部35aが形成されている。開口部35aは適宜に形成できるが、ノックアウト構造や開口部にカバーを設けるものなど分岐を行う場合のみ開放する構成とすると好適である。前記接続上板35或いは接続下板36の縁には、後述する分岐装置の底面に設けられた脚部の止め金具が係止され、分岐装置が固定される。
【0030】
そして、分岐装置1には、図1〜図3に示すように、接続部30の導電性接続部材31・31間に挿入される接続導体としての分岐用端子2の基部2aと、分岐導体としての分岐ケーブル3の分岐ケーブル端子3aの同相間を電気的に接続可能な分岐接続部4が設けられ、前記分岐接続部4は外側の分岐接続部4・4と中央の分岐接続部4とからなり、3つの分岐接続部4は図の正面視に於いてデルタ形状に配置して設けられている。
【0031】
前記分岐ケーブル3は絶縁被覆され、その先端で露出した端子3aには図に省略した孔が穿設されており、又分岐用端子2の基部2aにも図に省略した孔が穿設されている。前記分岐接続部4では、端子3aの一部と基部2aの一部が前記孔を相互に合わせて積層して設けられ、前記孔に挿通したボルトやナット等の締着具41により積層された基部2aと端子3aを緊締し、両者を電気的に接続し且つ固定する構成である。これらの分岐接続部4は箱状体をなす基材5及びカバー部材6で被覆され、分岐ケーブル3は基材5及びカバー部材6で形成される分岐挿通孔7に挿通することになる。
【0032】
前記基材5は、透明なプラスチック製であり、上面開放の略箱形で、その底部50aには分岐用端子2を挿通する3つの分岐用端子挿通孔51が形成されている。分岐用端子挿通孔51は、図6に示すように、外側相の分岐用端子2・2を挿通する外側挿通孔51a、51cと中央相の分岐用端子2を挿通する中央挿通孔51bからなる。前記分岐用端子挿通孔51の近傍には、それぞれの分岐用端子2の基部2aを固定するための基台部が形成され、前記基台部も外側相の分岐用端子2を固定するための外側基台部52a、52cと中央相の分岐用端子を固定する中央基台部52bからなる。
【0033】
外側基台部52a、52cは、互いに連なる凸部分が外側挿通孔51a、51cから横方向外方に形成されてなり、形成された凸部分の略中央に凹部52iが形成されている。凹部52iには、分岐用端子2と分岐ケーブル3の端子3aを接続する際の締着具31であるナットを収容可能であり、凹部52iは前記ナットの回り止め機能を有する。中央基台部52bは、前記中央挿通孔51bを中心に外側基台部52a、52cよりも高い凸部分が形成されてなり、この凸部分の頂部に一方の幅方向端縁で立設している固定板52jが設けられている。固定板52jにも、前記外側基台部52a、52cと同様に、ナットを収納可能な回り止め用の凹部52iが形成されている。これらの基材5は全て一体形成されており、外側基台部52a、52cと中央基台部52bは正面視略三角形でデルタ配置されている。
【0034】
前記基材5には、図4及び図5に示すように、その側面端縁の左右両側と基材5に一体形成された分岐ケーブル載置台53上に、分岐挿通孔7を形成する半円形の凹部50が設けられている。前記左右両側に形成された凹部50は外側相の分岐挿通孔7を形成すべく外側相の分岐接続部4に対応する位置に設けられ、前記載置台53上の凹部50は中央相の分岐挿通孔7を形成すべく中央相の分岐接続部4に対応する位置に設けられ、3つの凹部50は分岐接続部4のデルタ配置に対応して略同一のデルタ配置で設けられている。前記載置台53は中央相の分岐挿通孔7が外側相の分岐挿通孔7より所要高さ分高くなるように所定高さで形成されている。又基材5の底面には止め金具54を有する脚部55が設けられている。
【0035】
前記カバー部材6は透明なプラスチック製で、正面視で3つの分岐接続部4のデルタ配置と略同一の略デルタ形状の外観を有し、縦断面で略三角形に類似する台形である。これは、カバー部材6が絶縁性素材で形成されている為、分岐接続部4との空間距離を考慮する必要がなくなり、分岐接続部4の配置に合わせた形状にすることができ、箱状体自体をより小型化することが可能となる。前記カバー部材6には、基材5の凹部50と対応する位置に、分岐ケーブル3が挿通される半円形の凹部60が側面端縁に形成されている。前記半円形の凹部60と基材5の凹部50とを重ね合わせる或いは当接することにより、3つの分岐接続部4と略同一配置であるデルタ配置で円形の分岐挿通孔7が形成される。分岐装置1を組み立てる際には、基材5の凹部50上に分岐ケーブル3を載置し、凹部60を前記凹部50の各々に重ね合わせ或いは当接してカバー部材6を被覆することになる。
【0036】
また、前記分岐用端子2は導電性部材で形成され、基部2aと接続部30の導電性接続部材31・31間に挿入される接触部2bとからなる接触片2iと、湾曲部2cが形成されたばね片2jとからなり、左右一対の接触部2b・2bとの間に湾曲部2cを位置させ、前記ばね片2jが一対の接触片2i・2iで狭持されてなる。前記接触片2iは平板状の導体であって、その略中間位置には図に省略した段差部が形成され、前記段差部で区分けされる一方を左右一対の接触部2b、他方を基部2aとし、接触片2iは基部2aから前記段差部で拡開されて接触部2bに至る。前記接触片2iの材質は銅製、アルミニウム製など導電性部材であれば適宜である。
【0037】
前記基部2aの上端部近傍には、分岐ケーブル3の端子3aと締着具31で接続するための図に省略した孔が穿設されており、又外側相の分岐用端子2の基部2aは互いに離反するように略90度屈曲され、その屈曲部分から屈曲片2pが形成されている。前記接触部2bは、導電性接続部材31・31間にプラグインして分岐接続する際の導電性接続部材31との接触部分であり、その長手方向にスリット2mが設けられていると共に、その端部には外側面から先端部に向かって傾斜面2nが形成され、所定間隔に対向して設けられた導電性接続部材31・31間の空隙に挿し込みやすいよう形成されている。
【0038】
外側相の分岐用端子2と基材5との固定は、基材5の外側基台部52a、52cの回り止め用凹部52iにナットを収納し、屈曲片2pを外側基台部52a、52cに載置してボルト締め等で行われる。この屈曲片2p上に分岐ケーブル3の端子3aを載置し、締着具31で一括緊締することにより、外側相の分岐接続部4で分岐用端子2と分岐ケーブル端子3aの固定及び電気的接続を行うことができる。
【0039】
また中央相の分岐用端子2と基材5との固定は、基材5の中央基台部52bの固定板52jに形成された回り止め凹部52i内にナットを収納し、中央相の分岐用端子2の基部2aを固定板52jに沿わせてボルト締め等で行われる。前記基部2aに分岐ケーブル3の端子3aを沿わせ、締着具31で一括緊締することにより、中央相の分岐接続部4で分岐用端子2と分岐ケーブル端子3aの固定及び電気的接続を行うことができる。
【0040】
上記分岐装置1を使用する際には、例えば予め分岐用端子2及び分岐ケーブル3が分岐接続部4で接続され、基材5及びカバー部材6で被覆されている分岐装置1を用い、図7〜図10に示すように、バスダクト接続部30の接続上板35の上方から前記分岐装置1を下降し、接続上板35の開口部35aから分岐装置1の分岐用端子2を挿入すると共に、両脚部55がバスダクト接続部30の両側に位置するようにする。
【0041】
前記開口部35aから挿入された分岐用端子2の各々は導電性接続部材31・31間に挿入され、分岐用端子2と導電性接続部材31及びバスダクト導体21は電気的に接続され、分岐用端子2を介して分岐ケーブル3への分岐が行われると共に、脚部55の止め金具54を接続上板45の側端に係止すること等で分岐装置1は接続部30に固定される。この際、分岐用端子2の導電性接続部材31に対する接触は、ばね片2jによる接触部2bの両側方への付勢で良好な状態に保たれるので、電気的な接続状態も良好となる。
【0042】
上記第一実施例の分岐装置1では、基材5内にデルタ配置して設けられた分岐接続部4で、分岐用端子2と分岐ケーブル3が固定され且つ電気的に接続されるので、外側相の分岐接続部4と中央相の分岐接続部4間及び外側相の分岐接続部4・4相互間の空間距離及び沿面距離を十分に確保した状態で、平面的に分岐接続部4が配置されている従来の分岐装置と比較して、分岐装置1自体を幅方向に小型化することが可能となる。また分岐接続部4と分岐挿通孔7を略同一配置にすることにより、分岐接続部4と分岐挿通孔7との間に分岐ケーブル3を束ねるための無駄な空間を設ける必要がなくなり、分岐装置1の長さ方向を小型化することが可能となる。即ち、第一実施例の分岐装置1により、分岐装置1自体の幅方向、長さ方向を小型化することができ、狭い空間での分岐が可能となる。
【0043】
さらにカバー部材を透明なプラスチック製とすることにより、分岐装置1内の分岐接続部4の接続状態を目視することが可能となり、一目で分岐接続部4の締め忘れ等を確認することができ、事故を未然に防止することが可能となる。なお第一実施例の分岐装置1に於いては、基材5とカバー部材6を好適な透明なプラスチック製とし、良好な絶縁性及び目視可能性を確保したが、基材5若しくはカバー部材6を半透明の素材、不透明な素材、これ以外の絶縁性素材、非絶縁性素材等とすることも可能である。
【0044】
また、本発明の分岐装置1は上記第一実施例に限定されるものではなく、例えば図11に示す第二実施例のように、4線式のバスダクト20に対応する分岐装置1にすることも可能である。本実施例の前記分岐装置1は第一実施例の構成とほぼ同様であるが、2つの中央基台部52b・52bが設けられ、中央の分岐接続部4・4間の沿面距離や絶縁性を確保して4線式のバスダクト20に対応するため、中央基台部52b・52b間に絶縁板8が固設されている。そして、4つの分岐用端子2と分岐接続部4が設けられ、図11で略中央に位置する2つの分岐接続部4・4は絶縁板8で区切られて背中合わせに設けられている。
【0045】
また、本発明の分岐装置1は上記のようなプラグイン方式に限定されず、図12に示すように、タップオフ方式の分岐装置1であってもよい。前記分岐装置1は第一実施例の構成と類似するが、第一実施例のプラグイン分岐装置1の分岐用端子2に相当するものとして、バスダクト接続部30の導電性接続部材31に一体的に接続された接続導体9が設けられ、接続導体9は絶縁体10に被覆されており、前記接続導体9の端子9aは中央及び外側の分岐接続部4で各分岐ケーブル3の端子3aに固定して接続されるようになっている。
【0046】
以上、本発明の分岐装置の実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、以下のような拡張及び変更も可能である。例えば、上記分岐装置1が対応するバスダクト20は3線式或いは4線式の場合について説明したが、これに限定されるものではなく、5線式以上のバスダクトに対応可能な分岐装置1とすることも可能である。
【0047】
また、上記実施例の分岐装置1は、バスダクト20の接続部30で分岐を行う実施例について説明したが、分岐をバスダクト20の中間部分で行う分岐装置としてもよく、例えば、バスダクト20内の導体21に接続導体を直接溶接等して固定した場合なども本発明に含まれ、少なくとも、接続導体と分岐導体を有し、分岐接続部の一部をデルタ配置するものや、或いは分岐接続部と分岐挿通孔を略同一配置にするものは全て含まれる。
【0048】
また、複数の分岐接続部と複数の分岐挿通孔が対応する位置に設けられているものであれば、両者が一対一で対応して所定位置で設けられている場合の他、分岐装置を長さ方向に小型化できる対応関係であれば全て本発明に含まれる。
【0049】
また、上記実施例の分岐装置1では、分岐用端子2を導電性接続部材31・31間に挿し込むクリップ形状について説明したが、これに限定されるものではなく、導体を挟み込むクリップ形状であってもよく、且つスリット2mは本発明の必須条件ではない。
【0050】
また、上記実施例では、中央相の基台部52bを外側相の基台部52a、52cよりも高く形成したが、逆に、中央相の基台部52bを外側相の基台部52a、52cよりも低く形成してもよい。
【0051】
また、4線式以上の場合などは、分岐接続部4を固定する上記基台部の高さを各相毎に変更して設けても良く、交互に高低配置するようにしてもよい。
【0052】
また、上記実施例では、各相の分岐接続部4のみを箱状体内に収納してなる分岐装置1について説明したが、本発明は少なくとも分岐接続部4を収納すればよく、ブレーカー等を収納してなる分岐装置も含まれることは言うまでもなく、この場合は接続導体と分岐導体とをブレーカーを介して接続することとなる。この場合はブレーカー端子と分岐導体との接続部が分岐接続部となる。
【0053】
【発明の効果】
本発明の分岐装置は、分岐挿通孔を分岐接続部の各々と対応する位置に配設することにより、分岐導体を束ねるための無駄な空間を不要とし、分岐装置を長さ方向等に小型化することができる。また分岐接続部のデルタ関係の配設により、隣合う各相の空間距離及び沿面距離を十分に確保した状態で、分岐装置を幅方向等に小型化することができる。またカバー部材等を絶縁性素材で形成することにより、各相の分岐接続部とそれぞれカバー部材又は基材との間の空間距離或いは沿面距離を考慮する必要がなく、特にカバー部材を分岐接続部の配列に合わせた断面形状とすることができ、分岐装置全体を小型化できる。従って、箱状体等で形成された分岐装置を小型化することが可能となり、狭い空間に主導体が配置されている場合等であっても容易に分岐を行うことができる効果を奏する。
【0054】
また本発明の分岐装置は、基材とカバー部材にそれぞれ設けられた凹部同士で分岐挿通孔を構成することで、分岐接続部の接続作業時に分岐導体を分岐挿通孔に挿通する作業が不要となること等により、その組立作業を容易に行うことができる。
【0055】
また本発明の分岐装置の基材やカバー部材などの構成部品は簡単な構成であり、又上記凹部同士で分岐挿通孔を構成すること等から、製造コストや施工コストなどコスト低減を図ることができる。
【0056】
また本発明の分岐装置はカバー部材などの構成部品を透明性を有するものとすること等で、分岐装置内の分岐接続部の接続状態等を目視可能なものとすることができ、例えば分岐接続部の接続状態を一目で認識し、その締め忘れを未然に防止すること等が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の分岐装置を示す一部切欠平面図。
【図2】本発明の第一実施例の分岐装置を示す一部切欠右側面図。
【図3】本発明の第一実施例の分岐装置を示す縦断正面図。
【図4】第一実施例の分岐装置に於ける基材とカバー部材の分離状態を示す正面図。
【図5】第一実施例の分岐装置に於ける基材とカバー部材を重ね合わせた状態を示す正面図。
【図6】第一実施例の分岐装置に於ける基材の平面図。
【図7】第一実施例の分岐装置のバスダクト接続前の状態を示す側面図。
【図8】第一実施例の分岐装置のバスダクト接続時の状態を示す側面図。
【図9】第一実施例の分岐装置のバスダクト接続前の状態を示す縦断正面図。
【図10】第一実施例の分岐装置のバスダクト接続時の状態を示す縦断正面図。
【図11】本発明の第二実施例の分岐装置を示す縦断正面図。
【図12】本発明の第三実施例の分岐装置に於けるバスダクト接続時の状態を示す縦断正面図。
【符号の説明】
1 分岐装置
2 分岐用端子
2a 基部
2b 接触部
3 分岐ケーブル
4 分岐接続部
41 締着具
5 基材
51a、51b、51c 分岐用端子挿通孔
52a、52b、52c 基台部
53 載置台
6 カバー部材
50、60 凹部
7 分岐挿通孔
8 絶縁板
9a 接続導体端子
20 バスダクト
21 導体
30 接続部
31 導電性接続部材
Claims (6)
- 主導体と分岐導体の同相間を接続導体を介して電気的に接続し、複数相の分岐を行う分岐装置であって、該接続導体と該分岐導体の同相間を電気的に接続可能な複数の分岐接続部と、該分岐接続部が収納された箱状体と、該箱状体に設けられ、該分岐導体が挿通される分岐挿通孔を有し、該複数の分岐接続部の少なくとも一部が、該主導体の外方に向かってデルタ配置関係で配設されていることを特徴とする分岐装置。
- 複数の分岐挿通孔が、前記デルタ配置関係の複数の分岐接続部と対応する位置に配設され、且つ前記主導体の外方に向かってデルタ配置関係で配設されていることを特徴とする請求項1記載の分岐装置。
- 前記箱状体は基材とカバー部材からなり、該カバー部材の外観が、前記分岐接続部のデルタ配置と略同一の略デルタ形状であることを特徴とする請求項1又は2記載の分岐装置。
- 前記主導体と接続される前記接続導体の接続箇所がバスダクト厚さ方向へ直線状に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の分岐装置。
- 前記デルタ配置関係で配設する分岐接続部を中央相及び両外側相の3つで構成し、中央相を両外側相より外方へ高く設ける、若しくは両外側相を中央相より外方へ高く設けることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の分岐装置。
- 前記分岐接続部の中央相を接続導体の基部の上端部近傍に設けると共に、前記分岐接続部の両外側相を接続導体の基部を互いに離反するように屈曲延設された屈曲片で構成することを特徴とする請求項5記載の分岐装置。
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