JPH10176544A - エンジンワイヤハーネスの組付構造 - Google Patents

エンジンワイヤハーネスの組付構造

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JPH10176544A
JPH10176544A JP35404896A JP35404896A JPH10176544A JP H10176544 A JPH10176544 A JP H10176544A JP 35404896 A JP35404896 A JP 35404896A JP 35404896 A JP35404896 A JP 35404896A JP H10176544 A JPH10176544 A JP H10176544A
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wire harness
engine
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engine wire
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Kunihiro Nakamura
国博 中村
Makoto Sunohara
誠 須野原
Hiroyuki Wakamatsu
洋行 若松
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンブロックのヘッド部とインテークマ
ニホールドとの間の隙間にエンジンワイヤハーネスを効
率よく配設すること。 【解決手段】 エンジンブロック1とインテークマニホ
ールド2との間の隙間3にエンジン騒音を吸収する弾性
材からなる吸音部材4を埋め込み、吸音部材4の外面4
2にはこれに沿って延びる凹溝5を形成し、この凹溝5
にエンジンワイヤハーネス6を押入れ埋め込んでエンジ
ンワイヤハーネス6を凹溝5により保持させる構造とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両にエンジンの
周辺に配設されるエンジンワイヤハーネスの組付構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】車両のエンジンの周辺に配設するエンジ
ンワイヤハーネスは一般に、エンジンの各部品間を接続
する複数の電線類を束ね合わせてテープ等を巻いて被覆
した構造で、他の部材の組付け作業の邪魔になる位置を
避け、また他の部材と干渉することのないようにエンジ
ンの周辺のデッドスペースを利用して配設してある。例
えば、図4に示すように、サージタンク21から分岐す
る分岐管22をエンジンブロック1に連結したインテー
クマニホールド2とエンジンブロック1のヘッド部11
との間の隙間内に、各部品に接続する枝線部62が枝分
かれしたエンジンワイヤハーネス6の本線部61を配し
ていた。本線部61の取付手段としては、図5に示すよ
うに、インテークマニホールド2(またはエンジンブロ
ック1のヘッド部11)にボス部91を設け、これにブ
ラケット92をボルト締めし、上記本線部61に組付け
たクランプ93をブラケット92に取付固定する手段が
とられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】エンジンブロック1の
ヘッド部11とインテークマニホールド2との間の隙間
部分は、エンジン騒音が最も大きく現れる個所であるこ
とから最近、この隙間にウレタン等の吸音部材を詰め込
んで塞ぐことが行われている。この場合、吸音部材を避
けてエンジンワイヤハーネス6の配設位置を変更する
か、あるいは吸音部材を細割化してエンジンワイヤハー
ネス6およびその取付手段を避けた位置に設けることが
行われている。しかしながら、前者においてはエンジン
ワイヤハーネス6の取廻しが悪化してしまい、後者にお
いては吸音部材の取付作業性が悪く、吸音効果も低下す
る。
【0004】そこで本発明は、エンジンブロックのヘッ
ド部とインテークマニホールドとの間の隙間へのエンジ
ンワイヤハーネスの配設と、上記隙間に吸音部材を設置
することによるエンジン騒音の低減とが両立し、かつ、
組付作業性が良好で、エンジンワイヤハーネスの保護も
充分なエンジンワイヤハーネスの組付構造を実現するこ
とを課題としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両のエンジ
ンの周辺に配設されるエンジンワイヤハーネスの組付構
造において、エンジンブロックとインテークマニホール
ドとの間に両者間の隙間を埋めるように弾性材からなる
吸音部材を設け、該吸音部材には、その外面に沿って延
びる凹溝を形成し、エンジンワイヤハーネスを上記凹溝
内に埋め込み保持せしめる(請求項1)。吸音部材を細
分することなくエンジンワイヤハーネス保持手段として
用いるから吸音部材の吸音効果も良好であり、またワイ
ヤハーネスの取廻しも良い。
【0006】上記凹溝の開口部の幅をエンジンワイヤハ
ーネスの径よりも小さく形成し、エンジンワイヤハーネ
スを上記開口部から圧入して上記凹溝内に埋め込み保持
せしめる(請求項2)。これによりエンジンワイヤハー
ネスの凹溝からの抜け止めがなされる。
【0007】上記吸音部材を互いに重ね合わせる少なく
とも2部材で構成し、一方の部材の外面に形成した凹溝
内にエンジンワイヤハーネスを埋め込み保持せしめ、他
の部材をエンジンワイヤハーネスを保持する一方の部材
の外面に重ね合わせる(請求項3)。エンジンワイヤハ
ーネスの保持安定性は更に向上する。
【0008】
【発明の実施の形態】図1および図3に示すように、イ
ンテークマニホールド(以下、単にマニホールドとい
う)2は、サージタンク21と、これから分岐しエンジ
ンブロック1のヘッド部11に接続する分岐管22を備
えており、サージタンク21に導入された空気を分岐管
22からエンジンブロック1内の各気筒に供給するよう
になっている。分岐管22は、分割構造でマニホールド
アッパ22aとマニホールドロア22bとで構成してあ
り、両者はプレート状の連結部23を介して連結されて
いる。サージタンク21は、上記ヘッド部11の上方に
これに沿い、かつ間隔をおいて配設されており、分岐管
22は湾曲形状となっており、マニホールド2とエンジ
ンブロック1のヘッド部11との間には隙間3が形成さ
れる。隙間3は、ウレタン材の第1および第2の吸音部
材4,8により塞がれている。第1の吸音部材4は上記
マニホールドロア22bと上記ヘッド部11の側面との
間の隙間31を塞ぎ、第2の吸音部材8は上記マニホー
ルドアッパ22aとヘッド部11の上面との間の隙間3
2を塞ぐ。
【0009】図1は、エンジンの組付け工程において、
マニホールドロア22bにマニホールドアッパ22aと
サージタンク21とを組付ける以前の状態を示すもの
で、この状態で上記第1の吸音部材4を上記隙間31に
設ける。第1の吸音部材4は、図1および図2に示すよ
うに、隙間31とほぼ同じ断面形状で、隙間31よりも
若干大きい断面寸法としてある。そして、第1の吸音部
材4は、マニホールドロア22bの上端の連結部23と
ヘッド部11の側端との間から隙間31内へウレタン材
の弾性を利用して圧入され、マニホールドロア22bと
ヘッド部11の側面と密着した状態で保持される。第1
の吸音部材4には係合部41が形成してあり、この係合
部41が上記連結部23に係合して位置決めされる。
【0010】上記第1の吸音部材4は、上記連結部23
と上記ヘッド部11の側端との間に位置する外面42が
平面状に形成してあり、該外面42には長手方向に沿っ
てワイヤハーネス6の本線部61を保持する凹溝5が形
成してある。凹溝5は、上記本線部61を密嵌保持する
断面形状で、底部が本線部61の径よりもやや小径円形
状の保持部51としてあり、これと連通し上記外面42
に開口する上記保持部51の径よりも幅の狭い入口部5
2とで構成してある。そして、凹溝5には、ワイヤハー
ネス6の本線部61を入口部52より圧入し、その保持
部51が拡径した状態で本線部61を保持する。ワイヤ
ハーネス6の本線部61からは枝分かれした枝線部62
が伸び出しており、各枝線部62は、エンジンブロック
1のヘッド部11上面に所定の間隔をおいて配設した複
数のインジェクタ7へそれぞれ接続する。図中63は本
線部61に貼着したマークであり、これにより本線部6
1を凹溝5に嵌合する位置決めがなされる。
【0011】そして、図3に示すように、上記第2の吸
音部材8をエンジンブロック1のヘッド部11の上面に
覆い被せ、マニホールドロア22bにサージタンク21
を連結したマニホールドアッパ22aを連結部23を介
して連結する。第2の吸音部材8は、上記ヘッド部11
に沿う平坦状で、上記インジェクタ7側に位置する先端
部には、各インジェクタ7に対応する部位に切欠き81
が設けてある。第2の吸音部材8は、上記切欠き81内
にインジェクタ7を配した状態でヘッド部11の上面を
覆い、基端部82をサージタンク21とヘッド部11と
の間に挟み込んで固定する。これにより基端部82が第
1の吸音部材4の上記外面42に重ね合わされ、外面4
2に設けられてワイヤハーネス6の本線部61を埋め込
んだ上記凹溝5の入口部52を塞ぐ。なお、第2の吸音
部材8の裏面には、上記枝線部62と対応する位置にト
ンネル83が形成してあり、トンネル83内に枝線部6
2が収納される。
【0012】上述の実施の形態によれば、エンジンブロ
ック1のヘッド部11とマニホールド2との間の隙間3
にその全長にわたって第1および第2の吸音部材4,8
が一連に埋め込まれるから吸音効果は良好である。ま
た、ワイヤハーネス6は両吸音部材4,8により保持さ
れるので、ワイヤハーネス6の取廻し、および組付け作
業性良好に配設することができ、ワイヤハーネス6の保
護も確実になされる。また、ワイヤハーネス6は凹溝5
により弾性的に圧接されているから、位置ずれが発生し
ない。ワイヤハーネス6の上記凹溝5内に嵌入する部位
をマーク63により明確にしておけば、組付け後の位置
修正が不要である。
【0013】上述の実施の形態において、第1の吸音部
材4の凹溝5は、第2の吸音部材8により塞がれるの
で、その断面形状は本線部61よりもやや狭い寸法のU
字形に形成しても良い。
【0014】また、図4に示すような、マニホールド2
がエンジンブロック1のヘッド部11の上面に被さるこ
とのないエンジン構造の場合には、ワイヤハーネスの本
線部を保持する凹溝を有する第1の吸音部材のみを設け
る。この場合、上記凹溝の開口を上記本線部よりも狭く
して本線部を凹溝内に押し込むようにすれば、本線部は
充分に保持され得る。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、エンジンワイヤハーネ
スの取廻しが悪化することなく、吸音部材による効率の
よいエンジン騒音の低減ができ、かつ、従来構造のよう
にエンジンワイヤハーネスを固定するブラケット、クラ
ンプ、ボルトおびワイヤハーネス保護部材ならびにマニ
ホールド側ボス部等が不要であり部品コストを大幅に低
減することができ、エンジンワイヤハーネスの組付作業
性が良好で、エンジンワイヤハーネスの保護性能も充分
である。また、エンジンワイヤハーネスは、その着脱作
業性が容易なため、保守作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエンジンワイヤハーネスの組付構造を
示す要部斜視図である。
【図2】本発明のエンジンワイヤハーネスの組付構造に
用いる吸音部材の斜視図である。
【図3】本発明のエンジンワイヤハーネスの組付構造の
側面図である。
【図4】従来のエンジンワイヤハーネスの組付構造を示
す斜視図である。
【図5】従来のエンジンワイヤハーネスの組付構造の要
部拡大図である。
【符号の説明】
1 エンジンブロック 11 ヘッド部 2 インテークマニホールド 3 隙間 4 吸音部材(第1の吸音部材) 5 凹溝 52 開口部 6 エンジンワイヤハーネス 61 本線部 62 枝線部 8 吸音部材(第2の吸音部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のエンジンの周辺に配設されるエン
    ジンワイヤハーネスの組付構造において、インテークマ
    ニホールドとエンジンブロックとの間に両者間の隙間を
    埋めるように弾性材からなる吸音部材を設け、該吸音部
    材には、その外面に沿って延びる凹溝を形成し、エンジ
    ンワイヤハーネスを上記凹溝内に埋め込み保持せしめた
    ことを特徴とするエンジンワイヤハーネスの組付構造。
  2. 【請求項2】 上記凹溝の開口部の幅をエンジンワイヤ
    ハーネスの径よりも小さく形成し、エンジンワイヤハー
    ネスを上記開口部から圧入して上記凹溝内に埋め込み保
    持せしめた請求項1記載のエンジンワイヤハーネスの組
    付構造。
  3. 【請求項3】 上記吸音部材を互いに重ね合わせる少な
    くとも2部材で構成し、一方の部材の外面に形成した凹
    溝内にエンジンワイヤハーネスを埋め込み保持せしめ、
    他の部材をエンジンワイヤハーネスを保持する一方の部
    材の外面に重ね合わせた請求項1記載のエンジンワイヤ
    ハーネスの組付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000142177A (ja) * 1998-11-13 2000-05-23 Yazaki Corp 表示装置用ワイヤーハーネス収納構造
US6494174B1 (en) * 1999-10-29 2002-12-17 Siemens Vdo Automotive Inc. Wiring harness assembly for an intake manifold

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000142177A (ja) * 1998-11-13 2000-05-23 Yazaki Corp 表示装置用ワイヤーハーネス収納構造
US6494174B1 (en) * 1999-10-29 2002-12-17 Siemens Vdo Automotive Inc. Wiring harness assembly for an intake manifold

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