JPH10176448A - キーレスエントリー装置 - Google Patents

キーレスエントリー装置

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JPH10176448A
JPH10176448A JP35367796A JP35367796A JPH10176448A JP H10176448 A JPH10176448 A JP H10176448A JP 35367796 A JP35367796 A JP 35367796A JP 35367796 A JP35367796 A JP 35367796A JP H10176448 A JPH10176448 A JP H10176448A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施錠、解錠のための特別な操作を行うことな
く、ドアロックを施錠、解錠できるようにすること。 【解決手段】 アウトサイドハンドルの操作がフックス
イッチ39によって検出されると、固定機31は、リク
エスト信号を生成してLF信号(誘導電磁波)により送
信する。リクエスト信号を受信した携帯機11は、識別
コードを暗号化してRF信号により送信する。固定機3
1では、携帯機11からの識別コードと予め登録された
識別コードとを照合し、両者が一致する場合に、ドアロ
ック機構4を作動させる。これにより、ドア2の外観を
変えることがなく、また、携帯機11の姿勢に自由度を
持たせて使い勝手を向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、車両用ド
アや住宅用ドア等の各種の施解錠対象物を特別な施解錠
操作を行わずに施解錠して開閉することができるキーレ
スエントリー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用ドアや住宅用ドア等の防盗性を要
求される施解錠対象物としてのドアには、通常、ドアロ
ック装置が設けられている。このドアロック装置は、機
械式キープレートをキーシリンダ内に挿入して回動操作
することにより、施解錠されるものである。
【0003】近年では、機械式キープレートを用いず
に、電子的、電気的な遠隔操作によって施解錠を行うキ
ーレスエントリー装置が種々提案されている。
【0004】第1の従来技術としては、例えば、特公昭
60−19392号公報、特開平3−247881号公
報等に記載のように、ドアパネル表面にテンキーボード
を設け、このテンキーボードを介して入力したコードと
予め登録されたコードとが一致した場合にドアを解錠す
るプッシュスイッチ式のものが知られている。
【0005】第2の従来技術としては、例えば、特開平
1−192970号公報等に記載されている如く、赤外
線等の無線信号により遠隔操作でドアロックの解錠、施
錠を可能とするリモートコントロール式のものが提案さ
れている。このシステムでは、ユーザーが携行するリモ
ートキー(携帯機)と車体側に取り付けられる固定機と
にそれぞれ同一の識別コードを記憶させておく。そし
て、ユーザーがリモートキーのスイッチを操作すると、
このリモートキーは識別コードを含んだ遠隔操作信号を
送信し、この信号を受信した固定機では識別コードの照
合を行い、識別コードが一致したときには解錠または施
錠を行うようになっている。
【0006】第3の従来技術としては、例えば、特開昭
60−119873号公報、特公平2−22834号公
報等に記載されているように、ドア側に設けたスイッチ
を操作することにより、ドア側に設置された固定機から
リクエスト信号を送信し、携帯機はリクエスト信号の受
信をトリガとして識別コードを送信するようにしたリク
エスト応答型のキーレスエントリー装置も知られてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したプッシュスイ
ッチ式の第1の従来技術では、キーボードを介して暗証
番号を入力するため、施錠または解錠に時間がかかり、
使い勝手が低い。さらに、キーボードがドアパネル表面
等に露出しているため、他人に対していたずら心を誘起
させ易く、キーボードが破壊、損傷等される可能性もあ
る。
【0008】一方、リモートコントロール式の第2の従
来技術では、リモートキーのスイッチを押すだけで、ド
アを遠隔から解錠または施錠することができる。しか
し、リモートキーにより識別コードを外部に送信させる
ためには、手動スイッチ等を操作しなければならない。
従って、例えば、両手に荷物を抱えている場合等には、
傘やバック等の手荷物を持ち替える等してリモートキー
を取り出し、該リモートキーを操作しなければならない
ため、使い勝手がよくない。
【0009】リクエスト応答型の第3の従来技術では、
固定機からのリクエスト信号に応じて携帯機から識別コ
ードを送信させるため、服のポケットやバック等から携
帯機を取り出す必要がなく、少ない操作でドアを施解錠
することができる。しかし、かかる第3の従来技術で
は、消費電力低減等のために誘導電磁波を用い、ループ
アンテナを介して双方向通信を行わせるため、安定した
双方向通信を行うのが難しく、必ずしも使い勝手はよく
ないという問題がある。つまり、携帯機のループアンテ
ナの向きとドア側のループアンテナの配置位置との関係
によって、電波の受信状態等が大きく変動するため、ユ
ーザーは、携帯機の角度等を考慮してドアの開閉に臨む
必要がある。
【0010】また、リクエスト信号を固定機から送信さ
せるには、固定機に対してリクエスト信号の送信を要求
する何らかのトリガ信号を与える必要がある。このた
め、前記第3の従来技術では、ドア近傍にトリガ信号入
力用の特別なスイッチを設けている。しかし、特別なス
イッチをドアパネル表面等に設けると、キーボード式の
従来技術と同様に、他人によって破壊、損傷等される可
能性がある。
【0011】さらに、前記第3の従来技術では、リクエ
スト信号に応じて識別コードを送信しているが、識別コ
ードをそのまま送信した場合には、他人によって電波を
傍受され、識別コードが複製されてしまう可能性もあ
る。
【0012】本発明は、上記のような種々の課題に鑑み
なされたものであり、その目的は、高い信頼性及び防盗
性を維持しつつ容易に施解錠を行うことができるように
したキーレスエントリー装置を提供することにある。本
発明のより具体的な目的は、リクエスト信号送信のため
のトリガスイッチを施解錠対象物表面に設けず、特別な
操作を行うことなくリクエスト信号を送信させることが
できると共に、携帯機の姿勢による影響を低減して、使
い勝手を向上するようにしたキーレスエントリー装置を
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
すべく、本発明に係るキーレスエントリー装置は、携帯
機からの送信波に放射電磁波を用いると共に、施解錠対
象物のハンドル操作を固定機に対するリクエスト信号送
信用のトリガ入力として利用している。
【0014】即ち、請求項1に係る発明では、携帯機
と、施解錠対象物側に設けられる固定機とを備え、送信
要求信号に応じて携帯機から送信された識別コードと予
め登録された識別コードとを照合し、両識別コードが一
致する場合にはロック装置を施錠または解錠するキーレ
スエントリー装置であって、送信要求信号に応じて識別
コードを含んでなる遠隔操作信号を指向性の弱い第1の
送信波により送信する携帯機と、前記施解錠対象物のハ
ンドル操作に応じて送信要求信号を前記第1の送信波よ
りも指向性の強い第2の送信波により送信すると共に、
受信した遠隔操作信号中の識別コードと予め登録された
識別コードとを照合し、両識別コードが一致している場
合には、前記ロック装置を施錠または解錠する固定機
と、を備えたことを特徴としている。
【0015】「施解錠対象物」とは、施解錠の対象とな
る物をいい、具体的には、車両のドア、トランクリッ
ド、ボンネットフード、住宅用ドア、ガレージのシャッ
ター、金庫やロッカー等の扉、種々の施解錠される開閉
体が該当する。さて、施錠時または解錠時には、ユーザ
ーは、施解錠対象物に設けられているハンドルを操作す
る。このハンドル操作の検出によって、固定機から送信
要求信号を送信させることにより、施解錠対象物の表面
等に特別のトリガスイッチを設ける必要がなく、該特別
のトリガスイッチがいたずら等によって破壊、損傷等さ
れるのを防止することができる。つまり、消費電力を節
減しつつ送信要求信号を出力するためには、固定機に対
して何らかのトリガ信号を入力する必要があるが、この
ために特別のトリガスイッチを施解錠対象物の表面等に
設けると、該トリガスイッチ自体が破壊、損傷等される
可能性がある。そこで、本発明では、施解錠対象物に設
けられたハンドルの操作を検出して、固定機に対するト
リガ信号として利用している。なお、固定機から常時送
信要求信号を送信させる構成の場合は、トリガスイッチ
を不要にできるが、消費電力が大きくなる。
【0016】また、「指向性の弱い第1の送信波」とし
ては、例えば、数百MHz程度の放射電磁波(RF信
号)を用いることができ、「指向性の強い第2の送信
波」としては、例えば、数百KHz程度の誘導電磁波を
用いることができる。これにより、携帯機の姿勢による
影響を低減して使い勝手を向上することができる。
【0017】固定機の送信波には指向性の強い送信波
(誘導電磁波)を用いるため、送信要求信号受信時に
は、携帯機の姿勢等を考慮する必要がある。しかし、携
帯機側の送信波(放射電磁波)は指向性が弱いため、遠
隔操作信号を送信時に、携帯機の姿勢等によって通信品
質がさほど低下しない。従って、携帯機の姿勢維持に要
する時間が短くなり、両送信波に指向性の強い送信波
(誘導電磁波)を用いる従来技術に比較して、使い勝手
が向上する。
【0018】請求項2に係る発明のように、前記固定機
は、前記ハンドルが所定時間以上操作されない場合に、
前記遠隔操作信号の受信待機状態に移行するように構成
することもできる。
【0019】これにより、施錠時にユーザーは、ハンド
ルを操作して施錠を確認することができる。即ち、ユー
ザーは、実際にハンドルを操作して施錠状態の確認を希
望することがある。しかし、ユーザーが施錠を確認する
ために、ハンドルを操作すると、このハンドル操作がト
リガとなって送信要求信号が固定機から送信されるた
め、携帯機との双方向通信が行われて解錠されてしまう
ことになる。そこで、所定時間以上ハンドルが操作され
ない場合に、遠隔操作信号の受信待機状態に移行させる
ことにより、ユーザーは、ハンドルを実際に操作して施
錠状態を確認することができる。換言すれば、ハンドル
操作を送信要求信号のトリガとして利用する本発明に特
に好ましい構成であり、請求項1の構成と結合すること
により、使い勝手が一層向上する。
【0020】請求項3に係る発明では、前記携帯機は、
前記識別コードを暗号化して前記遠隔操作信号を生成す
ることを特徴としている。
【0021】携帯機と固定機との双方向通信は、ユーザ
ーが施解錠対象物のハンドルを操作することにより開始
される。即ち、ユーザーと施解錠対象物とが近接した状
態で双方向通信が行われる。従って、他人による遠隔操
作信号の不正な傍受は、簡単ではないが、可能性を全く
排除することはできない。また、携帯機からの遠隔操作
信号は、指向性の弱い送信波によって行われるため、比
較的傍受可能範囲が広がる。そこで、遠隔操作信号中の
識別コードを暗号化することにより、識別コードが他人
に盗まれるのを防止することができ、防盗性が向上す
る。
【0022】請求項4に係る発明では、前記固定機は、
前記ロック装置の作動状態を作動状態信号として送信
し、前記携帯機は、前記作動状態信号に基づいて前記ロ
ック装置の作動状態を表示することを特徴としている。
【0023】これにより、ユーザーは、ロック装置の作
動状態を携帯機に表示させることができ、この作動状態
表示によって施錠または解錠を確認することができる。
【0024】請求項5に係る発明では、前記送信要求信
号はトリガ信号を含んで構成し、前記携帯機は、前記ト
リガ信号を受信したときに通常の電力供給モードに移行
し、前記トリガ信号を受信するまでの間は前記誘導電磁
波信号の受信に必要な電力のみを供給する節電モードに
移行していることを特徴としている。
【0025】これにより、極力、消費電力を抑制して携
帯機側の電源交換頻度を低減することができ、使い勝手
を向上することができる。
【0026】より具体的な請求項6に係る発明では、携
帯機と、施解錠対象物側に設けられる固定機とを備え、
送信要求信号に応じて携帯機から送信された識別コード
と予め登録された識別コードとを照合し、両識別コード
が一致する場合にはロック装置を施錠または解錠するキ
ーレスエントリー装置であって、前記携帯機は、送信要
求信号を受信する受信部と、予め登録された識別コード
を暗号化することにより遠隔操作信号を生成する遠隔操
作信号生成部と、この遠隔操作信号を放射電磁波信号と
して送信する送信部と、作動状態信号に基づいて前記ロ
ック装置の作動状態を表示する表示部と、前記送信要求
信号中のトリガ信号を受信することにより各部に対する
電力供給を節電モードから通常モードに移行させる電力
管理部と、を含んで構成し、前記固定機は、前記施解錠
対象物のハンドル操作を検出する信号に基づいて前記ト
リガ信号を含んでなる前記送信要求信号を生成する送信
要求信号生成部と、前記送信要求信号を誘導電磁波とし
て送信する送信部と、前記遠隔操作信号を受信する受信
部と、この受信した遠隔操作信号中の識別コードを復号
化する復号化部と、この復号化された識別コードと予め
登録された識別コードとを照合し、両識別コードが一致
する場合には前記ロック装置を施錠または解錠させる照
合部と、前記ロック装置の作動状態を示す作動状態信号
を生成して前記送信部から送信させる作動状態信号生成
部と、前記ハンドルが所定時間以上操作されない場合に
前記遠隔操作信号の受信待機状態に移行させる受信待機
管理部とを、含んで構成したことを特徴としている。
【0027】このように構成することにより、上述した
請求項1〜請求項5に係る発明と同様の作用効果を得る
ことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図8に基づき本発明
の実施の形態について詳述する。まず、図1〜図7は、
第1の実施の形態を説明するものであり、本実施の形態
は、自動車等の車両に適用した場合を示している。
【0029】図1は、自動車等の車両1にキーレスエン
トリー装置を適用した場合の外観的構成を示している。
「施解錠対象物」としてのドア2には、「施解錠対象物
のハンドル」としてのアウトサイドハンドル3が設けら
れている。このアウトサイドハンドル3の近傍に設けら
れた図示せぬキーシリンダは、ドア2内部のドアロック
機構4に連結されている。また、このドアロック機構4
には、インサイドハンドル(図示せず)に加えて、ドア
2の内側で上方に突出するロックノブ5が連結されてい
る。
【0030】携帯機11は、例えば、合成樹脂材料等か
ら穴部12Aを有するキーホルダ状に形成されたケーシ
ング12と、ドアロック機構4の作動状態を確認するた
めのモニタスイッチ13と、このモニタスイッチ13の
操作に応じて点灯するLEDランプ等の表示部14と、
図2と共に後述する制御部15等とを含んで構成されて
いる。携帯機11は、アウトサイドハンドル3の操作を
トリガとして出力されたリクエスト信号に応答し、「所
定の識別コードを含んでなる遠隔操作信号」としての送
信コードを出力するものである。ここで、送信コード
は、例えば、数百MHz、好ましくは、300MHz程
度の放射電磁波により送信される。以下の説明では、放
射電磁波をRF信号として表現する。一方、車両1に設
けられた固定機31の構成は、図2と共に説明する。
【0031】図2は、キーレスエントリー装置の機能を
示すブロック図である。まず、携帯機11の構成を説明
する。携帯機11は、それぞれ後述するように、制御部
15と、記憶部16と、誘導電磁波(以下、「LF信
号」という)として送信されるリクエスト信号を受信す
るLF受信部17と、リクエスト信号中のトリガを検出
するトリガ検出部18と、リクエスト信号中のローリン
グコード等を検出するコード検出部19と、送信コード
をRF信号として送信するためのRF送信部20と、リ
チウム電池等の電源21と、該電源21からの供給電力
を管理する電力管理部22と、を含んで構成されてい
る。なお、モニタスイッチ13は、図1のみに示し、図
2では省略している。
【0032】制御部15は、例えばCPU等によって具
体化されるものであり、リクエスト信号に応答して送信
コードを生成する。この送信コードは、図3(A)に示
すように、トリガ信号及び暗号化された識別コード(図
中では、「IDコード」と表現する)とを含んで構成さ
れている。
【0033】識別コードの暗号化には、種々の方法を採
用することができる。例えば、識別コードをローリング
することにより暗号化することができる。即ち、識別コ
ードに対して、ビットローリング、ワードローリングを
行うことにより、識別コードが暗号化される。ビットロ
ーリングとは、ビット単位で識別コードをローリングさ
せるものである。ワードローリングとは、ワード単位で
識別コードをローリングさせるものである。これらの操
作によって、データが並べ替えられる。
【0034】本実施の形態では、携帯機11内のローリ
ングコードによってビットローリングを行い、次に、固
定機31からのローリングコードによってワードローリ
ングを行う。携帯機11から送信される暗号化識別コー
ド中には、何ビットのビットローリングを実行したか否
かの解読用データが含まれている。送信コードのデータ
フォーマットは、固定機31側で把握している。従っ
て、固定機31は、解読用データを抽出して、暗号化識
別コードを復号化することができる。
【0035】記憶部16は、例えばRAM等から構成さ
れるもので、その内部には、少なくとも、識別コード
と、ドアロック機構4の作動状態と、暗号化情報とが記
憶されている。ここで、ドアロック機構4の作動状態
は、後述する作動状態信号の解釈によって得られるもの
で、抽出された作動状態が記憶されている。暗号化情報
とは、暗号化操作に必要な情報を意味し、例えば、ビッ
トローリングのビット操作数、ワードローリングのワー
ド操作数が該当する。
【0036】LF受信部17は、例えばループアンテナ
等のLFアンテナ17Aによって、固定機31からのリ
クエスト信号を受信するものである。図3(B),
(C)に示すように、固定機31から送信されるリクエ
スト信号、作動状態信号は、それぞれトリガ信号と、識
別コードと、機能コードとを含んで構成されている。機
能コードは、例えば4ビットデータから構成されてお
り、ワードローリングを行うためのローリングコードま
たはドアロック機構4の作動状態を示すために用いられ
る。なお、リクエスト信号及び作動状態信号の両者を示
すときは、「リクエスト信号等」と表現する。
【0037】リクエスト信号等に含まれるトリガ信号
は、トリガ検出部18によって検出される。このトリガ
信号は、後述のように、節電モードからのウェイクアッ
プ要求信号として使用される。また、リクエスト信号等
に含まれる識別コード及び機能コードは、コード検出部
19によってそれぞれ検出される。
【0038】RF送信部20は、制御部15から入力さ
れた送信コードを、アンテナ20AからRF信号として
送信するものである。電源21は、例えば、リチウム電
池等から構成されており、各部に対して電力を供給す
る。電力管理部22は、電源21からの供給電力を管理
するものである。即ち、受信待機時には、固定機31か
らのリクエスト信号を受信するのに最低限必要な電力を
供給すればよいため、受信待機状態では、通常の供給電
力よりも少ない最低限の電力を供給する節電モードに移
行させ、リクエスト信号中のトリガ信号を受信すると、
節電モードから通常モードに移行させるためのものであ
る。
【0039】次に、固定機31側の構成を説明する。固
定機31は、それぞれ後述するように、例えばCPU等
によって実現される制御部32と、リクエスト信号等を
ループアンテナ等のアンテナ33Aから送信するLF送
信部33と、携帯機11からの送信コードをアンテナ3
4Aを介して受信するRF受信部34と、記憶部35
と、タイマ36とを含んで構成されている。また、固定
機31には、ドアの開閉状態を検出するドアスイッチ3
7と、イグニッションスイッチ(IG−SW)38と、
アウトサイドハンドル3の操作を検出するフックスイッ
チ39と、登録モードに移行するための登録スイッチ4
0と、ブザー42とが接続されている。
【0040】これら各スイッチ類は、通常、車体1側に
予め設けられているものであり、固定機31自体が備え
る必要はない。なお、図中では、スイッチを「SW」と
表現している。また、登録スイッチ40は、登録モード
要求信号を制御部32に与えるものであり、通常のスイ
ッチとして車体1に設ける必要はない。例えば、登録コ
ネクタとして設けておき、外部機器を登録コネクタに接
続して登録モード要求信号を入力させる構成でよい。
【0041】なお、作動状態検出手段として把握可能な
状態検出スイッチ41は、ドアロック機構4の作動状態
を検出するものである。
【0042】固定機31の制御部32は、フックスイッ
チ39の検出信号によって、図3中に示すリクエスト信
号を生成し、このリクエスト信号をLF信号として携帯
機11に送信させる。また、制御部32は、携帯機11
からRF信号として受信した送信コードを復号化し、該
送信コード中の識別コードと記憶部35内に登録された
識別コードとを照合し、両識別コードが一致する場合に
は、ドアロック機構4を作動させる。
【0043】次に、図4〜図7を参照して本実施の形態
の作用を説明する。図4〜図6までは、固定機31側で
実行される処理を示している。図4は、乗車時に行われ
る制御処理、即ち、解錠処理を示すフローチャートであ
る。
【0044】ステップ(以下、「S」と略記する)1で
は、フックスイッチ29の検出信号がオン状態になった
か否か、即ち、アウトサイドハンドル3が持ち上げられ
たか否かを監視している。
【0045】アウトサイドハンドル3が持ち上げられた
場合は、「YES」と判定されてS2に移り、リクエス
ト信号を送信する。即ち、制御部32は、アウトサイド
ハンドル3による開扉操作をトリガ入力として、図3
(B)に示すリクエスト信号を生成し、LF送信部33
から送信させる。次に、S3では、携帯機11からのR
F信号の受信待ちを行う。図4では、RF信号を受信し
ない限り、受信待ちループから抜けることができないか
のように示しているが、当業者であれば容易に想像でき
るように、イグニッションスイッチ38の検出や所定時
間のタイムアウト等によってRF信号受信待機状態を解
除することができる。
【0046】リクエスト信号に応答して携帯機11が送
信コードを送信すると、S4では、送信コードを解釈し
て暗号化された識別コードを復号化する。即ち、S2で
送信したリクエスト信号中のローリングコードによって
逆ワードローリング操作を行った後、送信コード中のロ
ーリングコードによって逆ビットローリング操作を行う
ことにより、携帯機11に登録された識別コードを抽出
する。
【0047】S5では、復号化された識別コードと記憶
部35内に登録された識別コードとを照合し、両識別コ
ードが一致するか否かを判定する。両識別コードが一致
しない場合は、異なる識別コードが入力された場合等で
ある。従って、S5は、「NO」と判定し、処理を終了
する。一方、両識別コードが一致する場合は、「YE
S」と判定して、S6に移る。S6では、フックスイッ
チ39がオフ状態になったか否かを判定する。アウトサ
イドハンドル3が一度基準位置に戻されると、S6では
「YES」と判定し、S7によってドアロック機構4に
アンロック信号を出力し、解錠する。また、解錠動作の
完了を報知するため、S7では、ブザー42を鳴動させ
る。
【0048】次に、S8では、状態検出スイッチ41の
検出信号に基づいてドアロック機構4の作動状態を検出
し、この検出した作動状態を、図3(C)に示す作動状
態信号として、携帯機11に送信する。これにより、現
在の作動状態が携帯機11に記憶される。S9では、乗
車時間待ち処理を行う。この乗車時間待ち処理は、例え
ば、ドア2を解錠後、20秒程度の所定時間内にユーザ
ーがドア2を開かない場合、乗車の意思なしと擬制して
再び施錠するものである。これにより、ドアロック機構
4が解錠されたままの状態に置かれるのを未然に防止す
ることができ、フェイルセーフ機能を保持することがで
きる。
【0049】次に、図5は、降車時に行われる制御処
理、即ち、施錠処理を示すフローチャートである。ま
ず、S21では、ドアスイッチ37の検出信号に基づい
てドア2が開いたか否かを監視している。ドア2が開い
た場合は、S22によって、フックスイッチ39がオン
状態になったか否か、つまり、アウトサイドハンドル3
が持ち上げられたか否かを判定する。アウトサイドハン
ドル3が持ち上げられた場合は、S22は「YES」と
判定し、S23では、リクエスト信号を生成して携帯機
11に送信する。なお、リクエスト信号は、必要になっ
た時点で生成してもよいし、予め生成して記憶部35に
記憶しておき必要な時点で読み出すようにしてもよい。
【0050】そして、S24では、リクエスト信号に応
答して携帯機11から返信される送信コードの受信待ち
を行う。なお、前記同様に、このRF信号の受信待ち状
態は、イグニッションスイッチの動作等によって解除す
ることができる。
【0051】携帯機11からの送信コードを受信する
と、S24では「YES」と判定し、S25では、前記
S4と同様に復号化処理を実行する。次に、S26は、
携帯機11から送信された識別コードと予め登録された
識別コードとを比較し、両識別コードが一致する場合に
は、「YES」と判定してS27に移る。
【0052】S27では、オートロックで施錠すること
ができるオートロックモードに移行し、S28では、ド
アスイッチ37の検出信号に基づいて、例えば10秒程
度の所定時間内にドア2が閉まったか否かを判定する。
オートロックモードに移行してから所定時間内にドア2
が閉まらない場合は、オートロックモードを解除して処
理を終了する。
【0053】一方、所定時間内にドア2が閉まった場合
は、S29で、ドアロック機構4にロック信号を出力す
ると共に、ブザー42を鳴動させてユーザーに施錠され
たことを報知する。そして、S30では、状態検出スイ
ッチ41の検出信号に基づいて現在の作動状態を示す作
動状態信号を生成し、この作動状態信号を携帯機11に
送信する。これにより、携帯機11は、ドアロック機構
4の作動状態を更新記憶する。
【0054】次に、S31では、タイマをスタートさせ
て、例えば、2秒程度の所定時間の計時を開始し、S3
2では、フックスイッチ39がオン状態になったか否か
を判定し、さらに、S33では、タイムアップになった
か否かを判定する。S32で「NO」と判定したときは
S31に戻り、S33で「NO」と判定したときはS3
2に戻る。つまり、ドア2が施錠された後、2秒程度の
所定時間以上、アウトサイドハンドル3の操作が行われ
ない場合に、本処理が終了し、通常の受信待機状態に復
帰するようになっている。換言すれば、施錠後に、ユー
ザーは、アウトサイドハンドル3を上下に操作して施錠
状態を確認することができる。
【0055】次に、図6は、固定機31に新たな識別コ
ードを登録するための登録処理を示すフローチャートで
ある。
【0056】S41では、登録スイッチ40によって登
録モード要求信号が入力されたか否かを判定し、登録モ
ード要求信号が入力された場合には、S41は「YE
S」と判定し、S42では、ドアスイッチ37の検出信
号に基づいてドア2が開いているか否かを判定する。ド
ア2が閉まっている場合は、S41に戻る。そして、S
43では、フックスイッチ39がオン状態であるか否か
を監視し、アウトサイドハンドル3が持ち上げられるま
で監視を続行する。つまり、識別コードの登録処理は、
ドア2を開いた状態でアウトサイドハンドル3が操作さ
れることにより、開始される。
【0057】S41〜S43の全ステップが「YES」
と判定した場合、S44では、リクエスト信号を携帯機
11に送信し、S45では、携帯機11から送信コード
が返信されるのを待つ。携帯機11からの送信コードを
受信すると、この送信コードは図示せぬステップにより
復号化される。S46では、1回目の送信コード受信で
あるか否かを判定する。1回目の受信である場合は、S
46は「YES」と判定し、S47では、この1回目に
受信された送信コード中の識別コードを仮登録し、S4
1に戻る。
【0058】再び、上述したS41〜S45までの処理
が行われる。2回目のループでは、2度目の送信コード
受信であるため、S46は「NO」と判定する。そこ
で、S48では、最初のループで仮登録された識別コー
ドと2回目に受信した識別コードとが一致するか否かを
判定する。両識別コードが一致する場合は、正常に識別
コードの登録が行われた場合なので、S49では、記憶
部35内に新たな識別コードを登録する。一方、両識別
コードが一致しない場合は、2回目に受信した識別コー
ドを仮登録しておき、3回目のループに入る。即ち、2
回連続して同一の識別コードを受信した場合に、識別コ
ードの登録が行われる。なお、仮登録の回数を検出する
カウンタステップを設け、所定回数以上、仮登録が行わ
れた場合には登録モードを強制終了する等の処理を追加
することもできる。
【0059】次に、図7は、リクエスト信号に応答して
携帯機11側で実行される制御処理を示すフローチャー
トである。まず、リクエスト信号に含まれるトリガ信号
をトリガ検出部18が検出すると、S61では、節電モ
ードから通常電力モードに移行する。
【0060】つまり、常時は、リクエスト信号の受信を
検出するのに必要な最低限の機能のみを維持して極力消
費電力を抑えるために、節電モードに移行しており、リ
クエスト信号中のトリガ信号によって通常モードに復帰
するようになっている。
【0061】S62では、モニタスイッチ13が操作さ
れたか否かを判定する。モニタスイッチ13がオン操作
されたときは、ユーザーがドアロック機構4の作動状態
の確認を希望している場合である。そこで、S63で
は、記憶部16内に記憶された作動状態に応じて表示部
14を点灯させる。具体的には、例えば、表示部14を
赤色点灯させることにより施錠状態を表示し、表示部1
4を緑色点灯させることにより解錠状態を表示すること
ができる。なお、これに限らず、単一色の発光素子を用
いた場合には、施錠状態では連続的に点灯させ、解錠状
態では点滅させることにより、ドアロック機構4の作動
状態を報知することもできる。一方、S62で「NO」
と判定したときは、S64で、表示部14を消灯させ
る。
【0062】S65では、LF信号を受信したか否かを
判定し、受信した場合には、S66に移って、リクエス
ト信号であるか否かを判定する。「送信要求信号」であ
るリクエスト信号の場合は、S67によって、送信コー
ドを生成する。即ち、上述した通り、携帯機11内のロ
ーリングコードによってビットローリングを行った後、
リクエスト信号中のローリングコードによってワードロ
ーリングを行うことにより、識別コードを2重に暗号化
して送信コードを生成する。この送信コードは、S68
によって、RF信号により送信される。
【0063】そして、S69では、携帯機11内の暗号
化情報としてのローリングコードを操作する。具体的に
は、送信コードの送信の度に、ビットローリングを行う
ためのローリングコードを「3」ずつインクリメントさ
せる。次に、S70では、入力が全てオフになったか否
かを判定する。モニタスイッチ13やリクエスト信号等
の各種入力が全てオフになったか否か、即ち、節電モー
ドに移行してよいか否かを判定する。S70で「YE
S」と判定したときは、S71に移って、節電モードに
移行する。
【0064】なお、作動状態信号を受信した場合の処理
は明示していないが、この場合には、機能コードを解析
して作動状態を抽出し、この最新の作動状態を記憶部1
6に記憶させる。また、リクエスト信号中の識別コード
と携帯機11側の識別コードとを照合し、両識別コード
が不一致の場合は、そのリクエスト信号をキャンセルす
る構成としてもよい。
【0065】このように構成される本実施の形態によれ
ば、以下の効果を奏する。
【0066】第1に、アウトサイドハンドル3の操作を
フックスイッチ39により検出し、アウトサイドハンド
ル3の操作によって固定機31からリクエスト信号を送
信させる構成のため、全体構成を簡素化することがで
き、また、信頼性等を大幅に向上することができる。
【0067】つまり、ドアの表面に特別なスイッチを露
出させて設ける従来技術では、かかる特別なスイッチが
人目を引きやすく、子供等にいたずら心を誘発させる可
能性がある。しかし、本実施の形態では、フックスイッ
チ39の検出信号をリクエスト信号送信のトリガ入力と
するため、本装置を搭載した車両の外観は、通常の車両
の外観と何ら異ならず、他人の注意を喚起することがな
く、いたずらを誘発しにくいので、防盗性や信頼性が向
上する。
【0068】第2に、携帯機11からの信号は放射電磁
波(RF信号)により送信し、固定機31からの信号は
誘導電磁波(LF信号)により送信する構成のため、携
帯機の姿勢による影響を低減して使い勝手を向上するこ
とができると共に、電池寿命を長くすることができる。
【0069】ここで、固定機31の信号送信にもRF信
号を用いる構成も考えられる。この場合には、携帯機1
1の姿勢の自由度は高まるが、携帯機側11でRF信号
を受信する構成とすると、待機時の消費電力が大幅に増
大するため、電池寿命が低下し、使い勝手が悪くなる。
具体的には、携帯機11でLF信号を受信する構成の場
合は、待機時の消費電流は数μA程度であるが、LF信
号を受信する構成とすると、数mA程度まで増大する。
【0070】第3に、アウトサイドハンドル3が2秒程
度の所定時間以上継続して操作されない場合に、受信待
ち状態に復帰する構成のため、施錠時に、ユーザーは、
アウトサイドハンドル3を操作して施錠を確認すること
ができる。つまり、かかる構成を採用することにより、
アウトサイドハンドル3の操作をリクエスト信号送信の
トリガとして利用する本実施の形態において、ユーザー
による施錠確認を容易に実現することができる。
【0071】第4に、携帯機11は、識別コードをロー
リング操作により暗号化して送信する構成のため、他人
による識別コードの不正使用を未然に防止することがで
き、防盗性を向上することができる。
【0072】第5に、固定機31から携帯機11にドア
ロック機構4の作動状態を送信し、携帯機11の表示部
14で前記作動状態を表示できる構成のため、ユーザー
は、車両に戻ることなく、手元の携帯機11によってド
アロック機構4の作動状態を容易に確認することができ
る。
【0073】次に、図8は、本発明の第2の実施の形態
を示す説明図である。本実施の形態の特徴は、住宅用ド
アに適用したことにある。なお、本実施の形態では、上
述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号
を付し、その説明を省略するものとする。
【0074】住宅61のドア62には、「ハンドル」と
してのノブ63と、キーシリンダ64と、ドアロック装
置64とが設けられている。ノブ63の回動操作は、ハ
ンドル操作検出手段としてのノブスイッチ66によって
検出される。なお、ノブ63は前記実施の形態のアウト
サイドハンドル3に対応し、ノブスイッチ66はフック
スイッチ39に対応する。
【0075】このように構成される本実施の形態でも、
第1の実施の形態で述べた作用効果と同様の作用効果を
得ることができる。
【0076】なお、当業者であれば、前記各実施の形態
に限らず、本発明から逸脱しない範囲で種々の追加や変
更等を行うことが可能である。
【0077】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係るキーレ
スエントリー装置によれば、送信要求信号を送信させる
ためのトリガとしてハンドル操作を利用するため、外観
上の差異が生じるのを防止して他人によるいたずら等を
防止することができると共に、指向性の弱い送信波を用
いるため、携帯機の所有状態の自由度が高まり、使い勝
手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るキーレスエントリー
装置の外観構成を示す構成説明図である。
【図2】携帯機及び固定機の機能構成を示すブロック図
である。
【図3】送信コード及びリクエスト信号等のデータ構造
を示す説明図である。
【図4】固定機側における解錠処理を示すフローチャー
トである。
【図5】固定機側における施錠処理を示すフローチャー
トである。
【図6】固定機側の登録処理を示すフローチャートであ
る。
【図7】携帯機側の制御処理を示すフローチャートであ
る。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係り、キーレスエ
ントリー装置を住宅用ドアに適用した場合の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 車両 2 ドア 3 アウトサイドハンドル 4 ドアロック機構 11 携帯機 13 モニタスイッチ 14 表示部 15 制御部 17 LF受信部 20 RF送信部 21 電源 22 電力管理部 31 固定機 32 制御部 33 LF送信部 34 RF受信部 39 フックスイッチ 62 住宅用ドア 63 ノブ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯機と、施解錠対象物側に設けられる
    固定機とを備え、送信要求信号に応じて携帯機から送信
    された識別コードと予め登録された識別コードとを照合
    し、両識別コードが一致する場合にはロック装置を施錠
    または解錠するキーレスエントリー装置であって、 送信要求信号に応じて識別コードを含んでなる遠隔操作
    信号を指向性の弱い第1の送信波により送信する携帯機
    と、 前記施解錠対象物のハンドル操作に応じて送信要求信号
    を前記第1の送信波よりも指向性の強い第2の送信波に
    より送信すると共に、受信した遠隔操作信号中の識別コ
    ードと予め登録された識別コードとを照合し、両識別コ
    ードが一致している場合には、前記ロック装置を施錠ま
    たは解錠する固定機と、を備えたことを特徴とするキー
    レスエントリー装置。
  2. 【請求項2】 前記固定機は、前記ハンドルが所定時間
    以上操作されない場合に、前記遠隔操作信号の受信待機
    状態に移行することを特徴とする請求項1に記載のキー
    レスエントリー装置。
  3. 【請求項3】 前記携帯機は、前記識別コードを暗号化
    して前記遠隔操作信号を生成することを特徴とする請求
    項1または請求項2のいずれかに記載のキーレスエント
    リー装置。
  4. 【請求項4】 前記固定機は、前記ロック装置の作動状
    態を作動状態信号として送信し、前記携帯機は、前記作
    動状態信号に基づいて前記ロック装置の作動状態を表示
    することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに
    記載のキーレスエントリー装置。
  5. 【請求項5】 前記送信要求信号はトリガ信号を含んで
    構成し、前記携帯機は、前記トリガ信号を受信したとき
    に通常の電力供給モードに移行し、前記トリガ信号を受
    信するまでの間は前記送信要求信号の受信に必要な電力
    のみを供給する節電モードに移行していることを特徴と
    する請求項1〜請求項4のいずれかに記載のキーレスエ
    ントリー装置。
  6. 【請求項6】 携帯機と、施解錠対象物側に設けられる
    固定機とを備え、送信要求信号に応じて携帯機から送信
    された識別コードと予め登録された識別コードとを照合
    し、両識別コードが一致する場合にはロック装置を施錠
    または解錠するキーレスエントリー装置であって、 前記携帯機は、 送信要求信号を受信する受信部と、予め登録された識別
    コードを暗号化することにより遠隔操作信号を生成する
    遠隔操作信号生成部と、この遠隔操作信号を放射電磁波
    信号として送信する送信部と、作動状態信号に基づいて
    前記ロック装置の作動状態を表示する表示部と、前記送
    信要求信号中のトリガ信号を受信することにより各部に
    対する電力供給を節電モードから通常モードに移行させ
    る電力管理部と、を含んで構成し、 前記固定機は、 前記施解錠対象物のハンドル操作を検出する信号に基づ
    いて前記トリガ信号を含んでなる前記送信要求信号を生
    成する送信要求信号生成部と、前記送信要求信号を誘導
    電磁波として送信する送信部と、前記遠隔操作信号を受
    信する受信部と、この受信した遠隔操作信号中の識別コ
    ードを復号化する復号化部と、この復号化された識別コ
    ードと予め登録された識別コードとを照合し、両識別コ
    ードが一致する場合には前記ロック装置を施錠または解
    錠させる照合部と、前記ロック装置の作動状態を示す作
    動状態信号を生成して前記送信部から送信させる作動状
    態信号生成部と、前記ハンドルが所定時間以上操作され
    ない場合に前記遠隔操作信号の受信待機状態に移行させ
    る受信待機管理部とを、含んで構成したことを特徴とす
    るキーレスエントリー装置。
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