JPH10176134A - 表面被覆用組成物 - Google Patents
表面被覆用組成物Info
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- JPH10176134A JPH10176134A JP35412196A JP35412196A JPH10176134A JP H10176134 A JPH10176134 A JP H10176134A JP 35412196 A JP35412196 A JP 35412196A JP 35412196 A JP35412196 A JP 35412196A JP H10176134 A JPH10176134 A JP H10176134A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 オルガノポリシロキサンオイルを水性媒体中
に分散させた組成物において、そのオルガノポリシロキ
サンオイルの均一分散性及び分散安定性が向上し、かつ
塗膜にした時に塗膜表面にオルガノポリシロキサンオイ
ルがブリードアウトしない組成物を提供する。 【解決手段】 (i)水溶性又はアルコール可溶性ビニ
ル系モノマーと、(ii)オルガノポリシロキサン鎖を有
するビニル系モノマーと、(iii)水溶性又はアルコー
ル可溶性ポリマー鎖を有するビニル系モノマーとの共重
合体の水性溶液中に、25℃で1〜1000cStの粘
度を示すオルガノポリシロキサンオイルを該共重合体1
00重量部当り0.1〜10重量部の割合で分散させた
ことを特徴とする表面被覆用組成物。
に分散させた組成物において、そのオルガノポリシロキ
サンオイルの均一分散性及び分散安定性が向上し、かつ
塗膜にした時に塗膜表面にオルガノポリシロキサンオイ
ルがブリードアウトしない組成物を提供する。 【解決手段】 (i)水溶性又はアルコール可溶性ビニ
ル系モノマーと、(ii)オルガノポリシロキサン鎖を有
するビニル系モノマーと、(iii)水溶性又はアルコー
ル可溶性ポリマー鎖を有するビニル系モノマーとの共重
合体の水性溶液中に、25℃で1〜1000cStの粘
度を示すオルガノポリシロキサンオイルを該共重合体1
00重量部当り0.1〜10重量部の割合で分散させた
ことを特徴とする表面被覆用組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体表面に滑沢性
の良好な被膜を形成するために適用される表面被覆用組
成物に関するものである。
の良好な被膜を形成するために適用される表面被覆用組
成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オルガノポリシロキサンオイル(シリコ
ーンオイル)を水性媒体中に分散させた表面被覆用組成
物は知られている。この組成物において、オルガノシロ
キサンオイルを水性媒体中に安定に分散させるために
は、界面活性剤を用いて水中油型のエマルジョンとする
ことが必要であった(特公昭57−29213号、特公
昭57−7234号)。しかしながら、このような水中
油型のエマルジョンにしても、オルガノポリシロキサン
オイルは均一粒子状で分散させることが困難である上、
分散安定性も悪いという問題がある。このような問題を
解決するために、各種の変性シリコーンオイルが提案さ
れているが、これらの変性物は、オルガノポリシロキサ
ンオイルに比べて、その滑沢性において劣る。
ーンオイル)を水性媒体中に分散させた表面被覆用組成
物は知られている。この組成物において、オルガノシロ
キサンオイルを水性媒体中に安定に分散させるために
は、界面活性剤を用いて水中油型のエマルジョンとする
ことが必要であった(特公昭57−29213号、特公
昭57−7234号)。しかしながら、このような水中
油型のエマルジョンにしても、オルガノポリシロキサン
オイルは均一粒子状で分散させることが困難である上、
分散安定性も悪いという問題がある。このような問題を
解決するために、各種の変性シリコーンオイルが提案さ
れているが、これらの変性物は、オルガノポリシロキサ
ンオイルに比べて、その滑沢性において劣る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、オルガノポ
リシロキサンオイルを水性媒体中に分散させた組成物に
おいて、そのオルガノポリシロキサンオイルの均一分散
性及び分散安定性が向上し、かつ塗膜にした時に塗膜表
面にオルガノポリシロキサンオイルがブリードアウトし
ない組成物を提供することをその課題とする。
リシロキサンオイルを水性媒体中に分散させた組成物に
おいて、そのオルガノポリシロキサンオイルの均一分散
性及び分散安定性が向上し、かつ塗膜にした時に塗膜表
面にオルガノポリシロキサンオイルがブリードアウトし
ない組成物を提供することをその課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明によれば、(i)水溶性又はア
ルコール可溶性ビニル系モノマーと、(ii)オルガノポ
リシロキサン鎖を有するビニル系モノマーと、(iii)
水溶性又はアルコール可溶性ポリマー鎖を有するビニル
系モノマーとの共重合体の水性溶液中に、25℃で1〜
1000cStの粘度を示すオルガノポリシロキサンオ
イルを該共重合体100重量部当り0.1〜10重量部
の割合で分散させたことを特徴とする表面被覆用組成物
が提供される。
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明によれば、(i)水溶性又はア
ルコール可溶性ビニル系モノマーと、(ii)オルガノポ
リシロキサン鎖を有するビニル系モノマーと、(iii)
水溶性又はアルコール可溶性ポリマー鎖を有するビニル
系モノマーとの共重合体の水性溶液中に、25℃で1〜
1000cStの粘度を示すオルガノポリシロキサンオ
イルを該共重合体100重量部当り0.1〜10重量部
の割合で分散させたことを特徴とする表面被覆用組成物
が提供される。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明で用いるオルガノポリシロ
キサンオイル(シリコーンオイル)としては、従来公知
の各種のものを用いることができる。このようなものの
具体例をしては、例えば、ジメチルポリシロキサン、メ
チルフェニルポリシロキサン、ジメチルシロキサン・メ
チル(ポリオキシエチレン)シロキサン共重合体、アミ
ノ変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、カルボキ
シル変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、フッ
素変性シリコーン等が挙げられる。本発明では、一般に
シリコーンと呼ばれるものを用いることができ、特にジ
メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン
の使用が好ましい。本発明で用いるオルガノポリシロキ
サンオイルにおいて、その粘度(25℃)は、1〜10
00cSt、好ましくは5〜500cSt、より好まし
くは5〜300cStである。オルガノポリシロキサン
オイルの粘度が前記範囲を超えると、組成物中の共重合
体成分と均一に混ぜることが困難になる上、共重合体塗
膜を形成したときに、そのオルガノポリシロキサンオイ
ルが塗膜表面にブリードアウトしてしまう。なお、本明
細書中でオルガノポリシロキサンオイルに関して言う粘
度は、化粧品原料基準、一般試験法の粘度測定法・第1
法によって測定された25℃における粘度である。
キサンオイル(シリコーンオイル)としては、従来公知
の各種のものを用いることができる。このようなものの
具体例をしては、例えば、ジメチルポリシロキサン、メ
チルフェニルポリシロキサン、ジメチルシロキサン・メ
チル(ポリオキシエチレン)シロキサン共重合体、アミ
ノ変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、カルボキ
シル変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、フッ
素変性シリコーン等が挙げられる。本発明では、一般に
シリコーンと呼ばれるものを用いることができ、特にジ
メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン
の使用が好ましい。本発明で用いるオルガノポリシロキ
サンオイルにおいて、その粘度(25℃)は、1〜10
00cSt、好ましくは5〜500cSt、より好まし
くは5〜300cStである。オルガノポリシロキサン
オイルの粘度が前記範囲を超えると、組成物中の共重合
体成分と均一に混ぜることが困難になる上、共重合体塗
膜を形成したときに、そのオルガノポリシロキサンオイ
ルが塗膜表面にブリードアウトしてしまう。なお、本明
細書中でオルガノポリシロキサンオイルに関して言う粘
度は、化粧品原料基準、一般試験法の粘度測定法・第1
法によって測定された25℃における粘度である。
【0006】本発明で用いる共重合体は、(i)水溶性
又はアルコール可溶性ビニル系モノマー(以下、モノマ
ーAとも言う)、(ii)オルガノポリシロキサン鎖を有
するビニル系モノマー(以下、モノマーBとも言う)、
及び(iii)水溶性又はアルコール可溶性ポリマー鎖を
有するビニル系モノマー(以下、モノマーCとも言う)
からなる原料モノマー混合物を共重合させることによっ
て得ることができる。以下、これらのモノマーについて
述べる。
又はアルコール可溶性ビニル系モノマー(以下、モノマ
ーAとも言う)、(ii)オルガノポリシロキサン鎖を有
するビニル系モノマー(以下、モノマーBとも言う)、
及び(iii)水溶性又はアルコール可溶性ポリマー鎖を
有するビニル系モノマー(以下、モノマーCとも言う)
からなる原料モノマー混合物を共重合させることによっ
て得ることができる。以下、これらのモノマーについて
述べる。
【0007】(i)水溶性又はアルコール可溶性ビニル
系モノマー(モノマーA) このモノマーAには、従来公知の各種の水溶性ビニル系
モノマー及びアルコール可溶性ビニル系モノマーが包含
される。水溶性及びアルコール可溶性を示すビニル系モ
ノマーとしては、カルボン酸基、スルホン酸基、リン酸
基等の酸性基を含有する従来公知のもの、例えば、アク
リル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレ
イン酸、フマール酸等の不飽和カルボン酸;スチレンス
ルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンス
ルホン酸等の不飽和スルホン酸;ビニルホスホン酸、ビ
ニルリン酸エステル等の不飽和リン酸等が挙げられる。
また、前記した酸性基を有するビニル系モノマーの塩、
アミド、エステル等の誘導体が包含される。この場合、
塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム
塩、アンモニウム塩等が挙げられる。アミドとしては、
N−未置換アミドの他、N−置換アミドが挙げられる。
エステルとしては、ヒドロキシエチルアルコール、ヒド
ロキシプロピルアルコール、ポリエチレングリコール
(平均重合度P=1〜23)、ポリプロピレングリコー
ル、ポリアルキレングリコール等のヒドロキシル基を有
するアルコールとのエステル;メトキシポリエチレング
リコール、メトキシポリプロピレングリコール等のアル
コキシ基を有するアルコールとのエステル;ジメチルア
ミノエチルアルコール、ジエチルアミノエチルアルコー
ル等のアミノ基を有するアルコールとのエステル;アミ
ノ基の4級化により得られる4級化アンモニウム基を有
するアルコールとのエステル;炭素数1〜18のアルキ
ル又はアルケニルアルコールとのエステル等が挙げられ
る。さらに、本発明で用いるモノマーAには、ビニルピ
ロリドン、ビニルイミダゾール、ビニルピリジン、2−
メチル−5−ビニルピリジン等の塩基性ビニル系モノマ
ーや、ビニルカプロラクタム、酢酸ビニル等の他、第3
級アミノ基含有ビニルモノマーのカルボキシベタイン化
物又はスルホベタイン化物等の両性ビニル系モノマーが
挙げられる。
系モノマー(モノマーA) このモノマーAには、従来公知の各種の水溶性ビニル系
モノマー及びアルコール可溶性ビニル系モノマーが包含
される。水溶性及びアルコール可溶性を示すビニル系モ
ノマーとしては、カルボン酸基、スルホン酸基、リン酸
基等の酸性基を含有する従来公知のもの、例えば、アク
リル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレ
イン酸、フマール酸等の不飽和カルボン酸;スチレンス
ルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンス
ルホン酸等の不飽和スルホン酸;ビニルホスホン酸、ビ
ニルリン酸エステル等の不飽和リン酸等が挙げられる。
また、前記した酸性基を有するビニル系モノマーの塩、
アミド、エステル等の誘導体が包含される。この場合、
塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム
塩、アンモニウム塩等が挙げられる。アミドとしては、
N−未置換アミドの他、N−置換アミドが挙げられる。
エステルとしては、ヒドロキシエチルアルコール、ヒド
ロキシプロピルアルコール、ポリエチレングリコール
(平均重合度P=1〜23)、ポリプロピレングリコー
ル、ポリアルキレングリコール等のヒドロキシル基を有
するアルコールとのエステル;メトキシポリエチレング
リコール、メトキシポリプロピレングリコール等のアル
コキシ基を有するアルコールとのエステル;ジメチルア
ミノエチルアルコール、ジエチルアミノエチルアルコー
ル等のアミノ基を有するアルコールとのエステル;アミ
ノ基の4級化により得られる4級化アンモニウム基を有
するアルコールとのエステル;炭素数1〜18のアルキ
ル又はアルケニルアルコールとのエステル等が挙げられ
る。さらに、本発明で用いるモノマーAには、ビニルピ
ロリドン、ビニルイミダゾール、ビニルピリジン、2−
メチル−5−ビニルピリジン等の塩基性ビニル系モノマ
ーや、ビニルカプロラクタム、酢酸ビニル等の他、第3
級アミノ基含有ビニルモノマーのカルボキシベタイン化
物又はスルホベタイン化物等の両性ビニル系モノマーが
挙げられる。
【0008】(ii)オルガノポリシロキサン鎖を有する
ビニル系モノマー(モノマーB) このモノマーBとしては、オルガノポリシロキサン鎖を
有する従来公知の各種のビニルモノマーが用いられる。
このようなビニルモノマーBには、次の一般式(1)で
表されるものが包含される。
ビニル系モノマー(モノマーB) このモノマーBとしては、オルガノポリシロキサン鎖を
有する従来公知の各種のビニルモノマーが用いられる。
このようなビニルモノマーBには、次の一般式(1)で
表されるものが包含される。
【化1】 前記式中、XはH、−(CH2)r−CH3(r=0〜1
7)、−CO−O−(CH2)r−CH3(r=0〜1
7)、フェニル基又はシアノ基を示す。Aはビニル系モ
ノマーの炭素原子に対する結合基を示し、例えば、−C
O−O−、−NH−、−CO−NH−、−CO−、−O
−CO−、−NH−CO−O−、−O−CO−NH−、
−(CR1R2)a−(R1、R2:低級アルキル基、a:1
〜6の数)、−O−、−S−等を挙げることができる。
Bは連結基であり、2価脂肪族基であることができる。
2価脂肪族基には、アルキレン基、主鎖中に酸素原子、
窒素原子、イオウ原子等のヘテロ原子を有するアルキレ
ン基、主鎖中にフェニレン基等のアリーレン基を含むア
ルキレン基、主鎖中にカルボニルオキシ基又はオキシカ
ルボニル基を含むアルキレン基等が挙げられる。また、
脂肪族基の末端原子は、炭素の他、酸素、窒素、イオウ
原子等のヘテロ原子であることができる。さらに、これ
らの脂肪族基は、その置換基として、ヒドロキシ基やア
ルコキシ基、アルキル基等を有することができる。R1
〜R5は脂肪族基又は芳香族基を示す。脂肪族基として
はメチル基、エチル基、プロピル基等の低級アルキル基
や、メトキシ基、エトキシ基等の低級アルコキシ基等を
好ましいものとして挙げることができる。芳香族基とし
てはフェニル基、トリル基等のアリール基の他、ベンジ
ル基等のアルアルキル基、フェノキシ基等のアリールオ
キシ基等を挙げることができる。これらのアリール基や
アルアルキル基、アリールオキシ基は、その芳香族環に
ヒドロキシ基やアルコキシ基、アミノ基等の置換基を有
していてもよい。また、式中のp及びmは0又は1を示
し、nは平均重合度を示し、2〜500、好ましくは5
〜500、より好ましくは10〜300の数である。本
発明で用いる好ましいモノマーBは、下記一般式(2)
で表されるものである。
7)、−CO−O−(CH2)r−CH3(r=0〜1
7)、フェニル基又はシアノ基を示す。Aはビニル系モ
ノマーの炭素原子に対する結合基を示し、例えば、−C
O−O−、−NH−、−CO−NH−、−CO−、−O
−CO−、−NH−CO−O−、−O−CO−NH−、
−(CR1R2)a−(R1、R2:低級アルキル基、a:1
〜6の数)、−O−、−S−等を挙げることができる。
Bは連結基であり、2価脂肪族基であることができる。
2価脂肪族基には、アルキレン基、主鎖中に酸素原子、
窒素原子、イオウ原子等のヘテロ原子を有するアルキレ
ン基、主鎖中にフェニレン基等のアリーレン基を含むア
ルキレン基、主鎖中にカルボニルオキシ基又はオキシカ
ルボニル基を含むアルキレン基等が挙げられる。また、
脂肪族基の末端原子は、炭素の他、酸素、窒素、イオウ
原子等のヘテロ原子であることができる。さらに、これ
らの脂肪族基は、その置換基として、ヒドロキシ基やア
ルコキシ基、アルキル基等を有することができる。R1
〜R5は脂肪族基又は芳香族基を示す。脂肪族基として
はメチル基、エチル基、プロピル基等の低級アルキル基
や、メトキシ基、エトキシ基等の低級アルコキシ基等を
好ましいものとして挙げることができる。芳香族基とし
てはフェニル基、トリル基等のアリール基の他、ベンジ
ル基等のアルアルキル基、フェノキシ基等のアリールオ
キシ基等を挙げることができる。これらのアリール基や
アルアルキル基、アリールオキシ基は、その芳香族環に
ヒドロキシ基やアルコキシ基、アミノ基等の置換基を有
していてもよい。また、式中のp及びmは0又は1を示
し、nは平均重合度を示し、2〜500、好ましくは5
〜500、より好ましくは10〜300の数である。本
発明で用いる好ましいモノマーBは、下記一般式(2)
で表されるものである。
【化2】 (式中、R1は水素又はメチル基、R2は酸素原子で中断
されていてもよい炭素数1〜11の2価炭化水素基、n
は平均重合度を示し、0〜500の数である)
されていてもよい炭素数1〜11の2価炭化水素基、n
は平均重合度を示し、0〜500の数である)
【0009】(iii)水溶性又はアルコール可溶性ポリ
マー鎖を有するビニル系モノマー(モノマーC) このモノマーCとしては、アルコール可溶性ポリマー鎖
を有する従来公知の各種のビニル系モノマーが用いられ
る。このようなビニル系モノマーCには、次の一般式
(3)で表されるものが包含される。
マー鎖を有するビニル系モノマー(モノマーC) このモノマーCとしては、アルコール可溶性ポリマー鎖
を有する従来公知の各種のビニル系モノマーが用いられ
る。このようなビニル系モノマーCには、次の一般式
(3)で表されるものが包含される。
【化3】 前記式中、X、A及びBは前記一般式(1)に示したも
のと同じものを意味する。Pは0又は1の数を示す。F
は、−S−、−O−又は下記式(4)で表される2価連
結基である。mは0又は1の数を示す。
のと同じものを意味する。Pは0又は1の数を示す。F
は、−S−、−O−又は下記式(4)で表される2価連
結基である。mは0又は1の数を示す。
【化4】 前記式中、Gは1種以上のモノマーである。qは平均重
合度を示し、5〜500、好ましくは10〜300、よ
り好ましくは20〜100の数である。
合度を示し、5〜500、好ましくは10〜300、よ
り好ましくは20〜100の数である。
【0010】モノマーGとしては前記した水溶性及びア
ルコール可溶性のビニル系モノマーの他、エチレンオキ
シド、プロピレンオキシド等のアルキレンオキシド等が
挙げられる。
ルコール可溶性のビニル系モノマーの他、エチレンオキ
シド、プロピレンオキシド等のアルキレンオキシド等が
挙げられる。
【0011】前記一般式(3)の中のJは重合反応停止
末端基を示している。この末端基は、水素原子又は連鎖
移動剤から誘導された置換基を示し、連鎖移動剤から誘
導された末端基Jの具体的構造を例示すると以下の通り
である。 (1)−S−R−COOH R:炭素数1〜4のアルキレン基 (2)−S−R−OH R:炭素数1〜4のアルキレン基 (3)−S−R−NH3Cl R:炭素数1〜4のアルキレン基 (4)−S−CO−R R:炭素数1〜4のアルキレン基 (5)−S−R R:炭素数1〜18のアルキル基
末端基を示している。この末端基は、水素原子又は連鎖
移動剤から誘導された置換基を示し、連鎖移動剤から誘
導された末端基Jの具体的構造を例示すると以下の通り
である。 (1)−S−R−COOH R:炭素数1〜4のアルキレン基 (2)−S−R−OH R:炭素数1〜4のアルキレン基 (3)−S−R−NH3Cl R:炭素数1〜4のアルキレン基 (4)−S−CO−R R:炭素数1〜4のアルキレン基 (5)−S−R R:炭素数1〜18のアルキル基
【0012】本発明で用いる好ましいモノマーCは、下
記一般式(5)で表されるものである。
記一般式(5)で表されるものである。
【化5】 前記式中、R1は水素又はメチル基、R2は酸素原子で中
断されていてもよい炭素数1〜11、好ましくは1〜5
の2価の炭化水素基、R3は炭素数1〜11、好ましく
は1〜3の2価の炭化水素基、R4は水溶性又はアルコ
ール可溶性ビニルモノマーを示す。mは平均重合度を示
し、1〜100、好ましくは5〜70の数を示す。
断されていてもよい炭素数1〜11、好ましくは1〜5
の2価の炭化水素基、R3は炭素数1〜11、好ましく
は1〜3の2価の炭化水素基、R4は水溶性又はアルコ
ール可溶性ビニルモノマーを示す。mは平均重合度を示
し、1〜100、好ましくは5〜70の数を示す。
【0013】本発明で用いるモノマーには、必要に応
じ、スチレンや、(メタ)アクリル酸パーフロロデシル
エチル、(メタ)アクリル酸パーフロロエチル等の高疎
水性モノマーをも用いることができるが、これらのモノ
マーは、得られる共重体の溶解性を損なわない範囲の量
で使用される。
じ、スチレンや、(メタ)アクリル酸パーフロロデシル
エチル、(メタ)アクリル酸パーフロロエチル等の高疎
水性モノマーをも用いることができるが、これらのモノ
マーは、得られる共重体の溶解性を損なわない範囲の量
で使用される。
【0014】本発明で用いる原料モノマー混合物におい
て、モノマーAの割合は20〜99重量%、好ましくは
30〜80重量%、さらに好ましくは30〜70重量
%;モノマーBの割合は0.01〜40重量%、好まし
くは0.01〜30重量%、さらに好ましくは0.1〜
20重量%;モノマーCの割合は0.01〜40重量
%、好ましくは0.01〜20重量%、さらに好ましく
は0.01〜10重量%である。モノマーAの使用割合
が少なすぎると、得られる共重合体の水溶性やアルコー
ル可溶性が損なわれるようになる。モノマーBの使用割
合が少なすぎると、得られる共重合体にはオルガノポリ
シロキサンの特性付与が不十分になり、オルガノポリシ
ロキサンオイルを含む共重合体被覆を形成したときに、
そのオルガノポリシロキサンオイルがブリードアウトす
るようになる。一方、多すぎると、得られる共重合体の
水溶性やアルコール可溶性が損なわれるようになる。モ
ノマーCの使用割合が少なすぎると、共重合体溶液を固
体表面に接触させ、共重合体をその固体表面上に膜状に
析出させるときに、オルガノポリシロキサンオイルを可
溶化したオルガノポリシロキサン鎖の析出が不十分にな
り、その固体表面に形成される共重合体被膜にはオルガ
ノポリシロキサンの特性である滑沢性が充分に付与され
ない。一方、多すぎると、経済的でなくなる。
て、モノマーAの割合は20〜99重量%、好ましくは
30〜80重量%、さらに好ましくは30〜70重量
%;モノマーBの割合は0.01〜40重量%、好まし
くは0.01〜30重量%、さらに好ましくは0.1〜
20重量%;モノマーCの割合は0.01〜40重量
%、好ましくは0.01〜20重量%、さらに好ましく
は0.01〜10重量%である。モノマーAの使用割合
が少なすぎると、得られる共重合体の水溶性やアルコー
ル可溶性が損なわれるようになる。モノマーBの使用割
合が少なすぎると、得られる共重合体にはオルガノポリ
シロキサンの特性付与が不十分になり、オルガノポリシ
ロキサンオイルを含む共重合体被覆を形成したときに、
そのオルガノポリシロキサンオイルがブリードアウトす
るようになる。一方、多すぎると、得られる共重合体の
水溶性やアルコール可溶性が損なわれるようになる。モ
ノマーCの使用割合が少なすぎると、共重合体溶液を固
体表面に接触させ、共重合体をその固体表面上に膜状に
析出させるときに、オルガノポリシロキサンオイルを可
溶化したオルガノポリシロキサン鎖の析出が不十分にな
り、その固体表面に形成される共重合体被膜にはオルガ
ノポリシロキサンの特性である滑沢性が充分に付与され
ない。一方、多すぎると、経済的でなくなる。
【0015】さらに、本発明では、モノマーBとモノマ
ーCとの重量比B/Cを、10/1〜1/5、好ましく
は5/1〜1/2の範囲に規定するのがよい。モノマー
BとモノマーCとの重量比をこのような範囲に規定する
ことにより、オルガノポリシロキサンオイルとの混和性
及びアルコール可溶性にすぐれ、その被膜が界面活性剤
水溶液に溶解性を示す共重合体を形成することができ
る。なお、本明細書で言うアルコール可溶性におけるア
ルコールとは、炭素数1〜4の低級飽和アルコール、特
にエタノールを意味する。
ーCとの重量比B/Cを、10/1〜1/5、好ましく
は5/1〜1/2の範囲に規定するのがよい。モノマー
BとモノマーCとの重量比をこのような範囲に規定する
ことにより、オルガノポリシロキサンオイルとの混和性
及びアルコール可溶性にすぐれ、その被膜が界面活性剤
水溶液に溶解性を示す共重合体を形成することができ
る。なお、本明細書で言うアルコール可溶性におけるア
ルコールとは、炭素数1〜4の低級飽和アルコール、特
にエタノールを意味する。
【0016】本発明で用いる共重合体の水性溶液を製造
するには、先ず、前記原料モノマー混合物を、有機溶媒
中において、ラジカル重合開始剤の存在下で溶液重合さ
せる。有機溶媒としては、メタノール、エタノール、イ
ソプロパノール等のアルコール系溶媒や、酢酸エチル等
のエステル系溶媒、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化
水素系溶媒、メチルエチルケトン等のケトン系溶媒等が
用いられる。有機溶媒としては、50〜99℃の沸点を
有するものの使用が好ましい。有機溶媒の使用割合は、
原料モノマー混合物100重量部当り、60〜600重
量部、好ましくは100〜400重量部の割合である。
ラジカル重合開始剤としては、2,2′−アゾビスイソ
ブチロニトリル、2,2′−アゾビス(2,4−ジメチ
ルバレロニトリル)、2,2′−アゾビス(4−メトキ
シ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、ジメチル−
2,2′−アゾビスイソブチレート、2,2′−アゾビ
ス(2−メチルブチロニトリル)、1,1′−アゾビス
(1−シクロヘキサンカルボニトリル)、2,2′−ア
ゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩、2,2−アゾ
ビス(N,N−ジメチレン−イソ−ブチロアミジン)液
酸塩等のアゾ化合物;ジクミルペルオキシド、ジ−t−
ブチルペルオキシド、ジベンゾイルペルオキシド、t−
ブチルヒドロペルオキシド等の有機過酸化物;過酸化水
素;過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム等の過硫酸塩
等が挙げられる。これらのうちアゾ化合物が特に好まし
い。ラジカル重合開始剤の添加量はモノマー全量の0.
001〜10.0モル%、好ましくは0.01〜5.0
モル%、より好ましくは0.1〜2.0モル%である。
重合反応温度は50〜150℃、好ましくは50〜10
0℃であり、この範囲の温度条件下では、4〜10時間
で反応を完結させることができる。
するには、先ず、前記原料モノマー混合物を、有機溶媒
中において、ラジカル重合開始剤の存在下で溶液重合さ
せる。有機溶媒としては、メタノール、エタノール、イ
ソプロパノール等のアルコール系溶媒や、酢酸エチル等
のエステル系溶媒、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化
水素系溶媒、メチルエチルケトン等のケトン系溶媒等が
用いられる。有機溶媒としては、50〜99℃の沸点を
有するものの使用が好ましい。有機溶媒の使用割合は、
原料モノマー混合物100重量部当り、60〜600重
量部、好ましくは100〜400重量部の割合である。
ラジカル重合開始剤としては、2,2′−アゾビスイソ
ブチロニトリル、2,2′−アゾビス(2,4−ジメチ
ルバレロニトリル)、2,2′−アゾビス(4−メトキ
シ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、ジメチル−
2,2′−アゾビスイソブチレート、2,2′−アゾビ
ス(2−メチルブチロニトリル)、1,1′−アゾビス
(1−シクロヘキサンカルボニトリル)、2,2′−ア
ゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩、2,2−アゾ
ビス(N,N−ジメチレン−イソ−ブチロアミジン)液
酸塩等のアゾ化合物;ジクミルペルオキシド、ジ−t−
ブチルペルオキシド、ジベンゾイルペルオキシド、t−
ブチルヒドロペルオキシド等の有機過酸化物;過酸化水
素;過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム等の過硫酸塩
等が挙げられる。これらのうちアゾ化合物が特に好まし
い。ラジカル重合開始剤の添加量はモノマー全量の0.
001〜10.0モル%、好ましくは0.01〜5.0
モル%、より好ましくは0.1〜2.0モル%である。
重合反応温度は50〜150℃、好ましくは50〜10
0℃であり、この範囲の温度条件下では、4〜10時間
で反応を完結させることができる。
【0017】次に、前記重合反応後、得られた共重合体
溶液に水を加えて、蒸留又は蒸発処理を行い、混合液中
に含まれる有機溶媒の少なくとも一部を留去する。この
場合の蒸留方法としては、単蒸留、減圧蒸留、水蒸気蒸
留等が採用される。水の添加割合は、共重合体100重
量部当り、100〜1000重量部、好ましくは100
〜500重量部の割合である。また、蒸留又は蒸発によ
る有機溶媒の除去は、共重合体溶液中に含まれる有機溶
媒の20重量%以上、好ましくは30〜100重量%が
除去されるように行うのがよい。
溶液に水を加えて、蒸留又は蒸発処理を行い、混合液中
に含まれる有機溶媒の少なくとも一部を留去する。この
場合の蒸留方法としては、単蒸留、減圧蒸留、水蒸気蒸
留等が採用される。水の添加割合は、共重合体100重
量部当り、100〜1000重量部、好ましくは100
〜500重量部の割合である。また、蒸留又は蒸発によ
る有機溶媒の除去は、共重合体溶液中に含まれる有機溶
媒の20重量%以上、好ましくは30〜100重量%が
除去されるように行うのがよい。
【0018】本発明における共重合体は、前記した溶液
重合法の他、乳化重合法、懸濁重合法、塊状重合法等に
より製造することができるが、溶液重合法により製造す
るのが好ましい。本発明においては、共重合体の水性溶
液は、水を媒体とする共重合体溶液又は水/アルコール
混合液を媒体とする共重合体溶液であることが好まし
い。水を媒体とする共重合体溶液は、前記水添加後の有
機溶媒の留去において、有機溶媒を完全に除去すること
によって得ることができる。水/アルコール混合液を媒
体とする共重合体溶液は、前記重合用有機溶媒としてア
ルコールを用い、必要に応じてアルコールを除去して得
られた重合体溶液に水を添加することによって得ること
ができる。また、共重合体の水性溶液は、重合生成物か
ら共重合体を分離回収し、これを水又は水/アルコール
混合液に溶解することによって得ることもできる。
重合法の他、乳化重合法、懸濁重合法、塊状重合法等に
より製造することができるが、溶液重合法により製造す
るのが好ましい。本発明においては、共重合体の水性溶
液は、水を媒体とする共重合体溶液又は水/アルコール
混合液を媒体とする共重合体溶液であることが好まし
い。水を媒体とする共重合体溶液は、前記水添加後の有
機溶媒の留去において、有機溶媒を完全に除去すること
によって得ることができる。水/アルコール混合液を媒
体とする共重合体溶液は、前記重合用有機溶媒としてア
ルコールを用い、必要に応じてアルコールを除去して得
られた重合体溶液に水を添加することによって得ること
ができる。また、共重合体の水性溶液は、重合生成物か
ら共重合体を分離回収し、これを水又は水/アルコール
混合液に溶解することによって得ることもできる。
【0019】本発明の組成物は、前記した共重合体の水
性溶液にオルガノポリシロキサンオイルを添加し、ホモ
ジナイザーや、ミキサー等の分散混合機を用いて分散混
合させることによって得ることができる。本発明の好ま
しい組成物の例を示すと、共重合体を5〜60重量%、
好ましくは10〜50重量%含有し、オルガノポリシロ
キサンオイルを共重合体100重量部当り0.1〜10
重量部、好ましくは1〜10重量部含有する水溶液や、
共重合体を5〜60重量%、好ましくは10〜50重量
%含有し、オルガノポリシロキサンオイルを共重合体1
00重量部当り0.1〜10重量部、好ましくは1〜1
0重量部含有し、アルコールを10〜1000重量部、
好ましくは10〜500重量部含有する水溶液を挙げる
ことができる。アルコールとしては、メタノール、エタ
ノール、イソプロパノール、n−プロパノール、イソブ
タノール、t−ブタノール等の低級アルコールを挙げる
ことできる。オルガノポリシロキサンオイルの添加時期
は、前記のように、共重合体製造後に限られるものでは
なく、共重合体製造における任意の工程、例えば、重合
工程において添加することもできる。
性溶液にオルガノポリシロキサンオイルを添加し、ホモ
ジナイザーや、ミキサー等の分散混合機を用いて分散混
合させることによって得ることができる。本発明の好ま
しい組成物の例を示すと、共重合体を5〜60重量%、
好ましくは10〜50重量%含有し、オルガノポリシロ
キサンオイルを共重合体100重量部当り0.1〜10
重量部、好ましくは1〜10重量部含有する水溶液や、
共重合体を5〜60重量%、好ましくは10〜50重量
%含有し、オルガノポリシロキサンオイルを共重合体1
00重量部当り0.1〜10重量部、好ましくは1〜1
0重量部含有し、アルコールを10〜1000重量部、
好ましくは10〜500重量部含有する水溶液を挙げる
ことができる。アルコールとしては、メタノール、エタ
ノール、イソプロパノール、n−プロパノール、イソブ
タノール、t−ブタノール等の低級アルコールを挙げる
ことできる。オルガノポリシロキサンオイルの添加時期
は、前記のように、共重合体製造後に限られるものでは
なく、共重合体製造における任意の工程、例えば、重合
工程において添加することもできる。
【0020】原料モノマー混合物の共重合反応により得
られる共重合体は、モノマーB由来の疎水性の高いオル
ガノポリシロキサン側鎖と、モノマーC由来の水溶性又
はアルコール可溶性のポリマー側鎖を有するとともに、
その主鎖中には、モノマーA由来の親水性部分を有する
ものであり、全体としては、水溶性ないしアルコール可
溶性を示すとともに、さらに、界面活性剤水溶液に対し
て可溶性を示す。共重合体の数平均分子量は、1,00
0〜500,000、好ましくは5,000〜100,
000の範囲である。本発明の共重合体とオルガノポリ
シロキサンオイルを含む水性溶液からなる組成物は、良
好な共重合体被膜形成性を有し、固体表面に塗布するこ
とにより、その固体表面に均一なオルガノポリシロキサ
ンオイル含有共重合体被膜を形成することができる。こ
の共重合体被膜は、オルガノポリシロキサンオイルに基
づく高い滑沢性を有する上、その被膜は、必要に応じ、
水や、アルコール、界面活性剤水溶液を用いて溶解除去
することができる。
られる共重合体は、モノマーB由来の疎水性の高いオル
ガノポリシロキサン側鎖と、モノマーC由来の水溶性又
はアルコール可溶性のポリマー側鎖を有するとともに、
その主鎖中には、モノマーA由来の親水性部分を有する
ものであり、全体としては、水溶性ないしアルコール可
溶性を示すとともに、さらに、界面活性剤水溶液に対し
て可溶性を示す。共重合体の数平均分子量は、1,00
0〜500,000、好ましくは5,000〜100,
000の範囲である。本発明の共重合体とオルガノポリ
シロキサンオイルを含む水性溶液からなる組成物は、良
好な共重合体被膜形成性を有し、固体表面に塗布するこ
とにより、その固体表面に均一なオルガノポリシロキサ
ンオイル含有共重合体被膜を形成することができる。こ
の共重合体被膜は、オルガノポリシロキサンオイルに基
づく高い滑沢性を有する上、その被膜は、必要に応じ、
水や、アルコール、界面活性剤水溶液を用いて溶解除去
することができる。
【0021】本発明の組成物は、シャンプー、リンス、
コンディショナー、ムース、ミスト等の毛髪用化粧料基
材やボディーシャンプー、クリーム等の皮膚用化粧料基
材として使用される他、衣類等の繊維用仕上げ剤等とし
て使用することができる。さらに、紙、金属、木、ガラ
ス、繊維、プラスチック等の固体表面に対する表面被覆
剤として使用することができる。
コンディショナー、ムース、ミスト等の毛髪用化粧料基
材やボディーシャンプー、クリーム等の皮膚用化粧料基
材として使用される他、衣類等の繊維用仕上げ剤等とし
て使用することができる。さらに、紙、金属、木、ガラ
ス、繊維、プラスチック等の固体表面に対する表面被覆
剤として使用することができる。
【0022】
【実施例】次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明
する。 実施例1 還流冷却器、2つの滴下ロートA及びB、温度計、窒素
導入管及び撹拌機を備えた四つ口フラスコに、モノマー
B4gをイソプロパノール(IPA)93gに均一に溶
解させた溶液を入れ、窒素ガス導入後、フラスコを加熱
し、80℃まで昇温させた。滴下ロートAには、2,
2′−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)1.0g
をIPA46gに溶解した溶液を入れ、滴下ロートBに
は、モノマーC4gとモノマーA90gとIPA93g
の混合液を入れた。フラスコ内のIPA温度を80℃に
保ち、滴下ロートA及びBの内容物を2時間かけて滴下
し、滴下が終了後も更に2時間同一温度で反応を継続し
た。この反応液を室温に冷却し、次いで、この液に25
℃で10cStの粘度を示すジメチルポリシロキサンオ
イル(東芝シリコーンTSF451−10A)1gを加
え、エバポレーターを用いて内容物を50℃に加熱蒸発
させ、IPAを完全に除去した後、水500gを加え
て、表面被覆用組成物を得た。
する。 実施例1 還流冷却器、2つの滴下ロートA及びB、温度計、窒素
導入管及び撹拌機を備えた四つ口フラスコに、モノマー
B4gをイソプロパノール(IPA)93gに均一に溶
解させた溶液を入れ、窒素ガス導入後、フラスコを加熱
し、80℃まで昇温させた。滴下ロートAには、2,
2′−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)1.0g
をIPA46gに溶解した溶液を入れ、滴下ロートBに
は、モノマーC4gとモノマーA90gとIPA93g
の混合液を入れた。フラスコ内のIPA温度を80℃に
保ち、滴下ロートA及びBの内容物を2時間かけて滴下
し、滴下が終了後も更に2時間同一温度で反応を継続し
た。この反応液を室温に冷却し、次いで、この液に25
℃で10cStの粘度を示すジメチルポリシロキサンオ
イル(東芝シリコーンTSF451−10A)1gを加
え、エバポレーターを用いて内容物を50℃に加熱蒸発
させ、IPAを完全に除去した後、水500gを加え
て、表面被覆用組成物を得た。
【0023】前記したモノマーA、B及びCの具体的内
容は以下の通りである。 (1)モノマーA メタクリル酸 (2)モノマーB(チッソ社製、FM−0725) 下記式(6)の化合物
容は以下の通りである。 (1)モノマーA メタクリル酸 (2)モノマーB(チッソ社製、FM−0725) 下記式(6)の化合物
【化6】 (式中、n=133) (3)モノマーC(東亜合成社製、AB−6) 下記式(7)の化合物
【化7】 (式中、R4=アクリル酸ブチル、m=46)
【0024】前記で得られた共重合体の水溶液におい
て、その共重合体の数平均分子量は60,000であ
り、その共重合体の濃度は17重量%であり、ジメチル
ポリシロキサンの濃度は0.1重量%であった。
て、その共重合体の数平均分子量は60,000であ
り、その共重合体の濃度は17重量%であり、ジメチル
ポリシロキサンの濃度は0.1重量%であった。
【0025】実施例2 還流冷却器、2つの滴下ロートA及びB、温度計、窒素
導入管及び撹拌機を備えた四つ口フラスコに、前記モノ
マーB 8gをイソプロパノール(IPA)93gに均
一に溶解させた溶液を入れ、窒素ガス導入後、フラスコ
を加熱し、80℃まで昇温させた。滴下ロートAには、
2,2′−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)1.
0gをIPA46gに溶解した溶液を入れ、滴下ロート
Bには、前記モノマーC2gと前記モノマーA40gと
IPA93gの混合液を入れた。フラスコ内のIPA温
度を80℃に保ち、滴下ロートA及びBの内容物を2時
間かけて滴下し、滴下が終了後も更に2時間同一温度で
反応を継続した。この反応液を室温に冷却し、次いで、
この液に25℃で10cStの粘度を示す前記のジメチ
ルポリシロキサンオイル2gを加え、IPAの沸点以上
に加熱除去しながら、NaOH4gを水500gに溶解
したアルカリ性水溶液を滴下し、ジメチルポリシロキサ
ンオイルを含む共重合体の水溶液を得た。
導入管及び撹拌機を備えた四つ口フラスコに、前記モノ
マーB 8gをイソプロパノール(IPA)93gに均
一に溶解させた溶液を入れ、窒素ガス導入後、フラスコ
を加熱し、80℃まで昇温させた。滴下ロートAには、
2,2′−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)1.
0gをIPA46gに溶解した溶液を入れ、滴下ロート
Bには、前記モノマーC2gと前記モノマーA40gと
IPA93gの混合液を入れた。フラスコ内のIPA温
度を80℃に保ち、滴下ロートA及びBの内容物を2時
間かけて滴下し、滴下が終了後も更に2時間同一温度で
反応を継続した。この反応液を室温に冷却し、次いで、
この液に25℃で10cStの粘度を示す前記のジメチ
ルポリシロキサンオイル2gを加え、IPAの沸点以上
に加熱除去しながら、NaOH4gを水500gに溶解
したアルカリ性水溶液を滴下し、ジメチルポリシロキサ
ンオイルを含む共重合体の水溶液を得た。
【0026】前記のようにして得られた共重合体の水溶
液において、その共重合体の数平均分子量は65,00
0であり、その共重合体の濃度は10重量%であり、そ
のジメチルポリシロキサンオイルの濃度は0.4重量%
であった。
液において、その共重合体の数平均分子量は65,00
0であり、その共重合体の濃度は10重量%であり、そ
のジメチルポリシロキサンオイルの濃度は0.4重量%
であった。
【0027】実施例3 還流冷却器、2つの滴下ロートA及びB、温度計、窒素
導入管及び撹拌機を備えた四つ口フラスコに、前記モノ
マーB 3gをエタノール93gに均一に溶解させた溶
液を入れ、窒素ガス導入後、フラスコを加熱し、80℃
まで昇温させた。滴下ロートAには、2,2′−アゾビ
ス(2−メチルブチロニトリル)1.0gをエタノール
46gに溶解した溶液を入れ、滴下ロートBには、前記
モノマーC2gとモノマーAとしてメタクリル酸40
g、メタクリル酸メトキシポリエチレングリコール(重
合度=23)50gとを用い、これをエタノール93g
との混合液として入れた。フラスコ内のエタノール温度
を78℃に保ち、滴下ロートA及びBの内容物を2時間
かけて滴下し、滴下が終了後も更に2時間同一温度で反
応を継続した。この反応液を室温に冷却し、次いで、こ
の液に25℃で350cStの粘度を示すジメチルポリ
シロキサンオイル(トーレ・シリコーンSH200−3
50cs)1gを加え、エバポレーターを用いて内容物
を50℃に加熱蒸発させ、エタノールを100g蒸発さ
せた後、NaOH 14gを水500gに溶解したアル
カリ性水溶液を滴下し、表面被覆組成物を得た。
導入管及び撹拌機を備えた四つ口フラスコに、前記モノ
マーB 3gをエタノール93gに均一に溶解させた溶
液を入れ、窒素ガス導入後、フラスコを加熱し、80℃
まで昇温させた。滴下ロートAには、2,2′−アゾビ
ス(2−メチルブチロニトリル)1.0gをエタノール
46gに溶解した溶液を入れ、滴下ロートBには、前記
モノマーC2gとモノマーAとしてメタクリル酸40
g、メタクリル酸メトキシポリエチレングリコール(重
合度=23)50gとを用い、これをエタノール93g
との混合液として入れた。フラスコ内のエタノール温度
を78℃に保ち、滴下ロートA及びBの内容物を2時間
かけて滴下し、滴下が終了後も更に2時間同一温度で反
応を継続した。この反応液を室温に冷却し、次いで、こ
の液に25℃で350cStの粘度を示すジメチルポリ
シロキサンオイル(トーレ・シリコーンSH200−3
50cs)1gを加え、エバポレーターを用いて内容物
を50℃に加熱蒸発させ、エタノールを100g蒸発さ
せた後、NaOH 14gを水500gに溶解したアル
カリ性水溶液を滴下し、表面被覆組成物を得た。
【0028】前記のようにして得られた共重合体の水溶
液において、その共重合体の数平均分子量は47,00
0であり、その共重合体の濃度は17重量%であり、そ
のジメチルポリシロキサンオイルの濃度は0.1重量%
であった。
液において、その共重合体の数平均分子量は47,00
0であり、その共重合体の濃度は17重量%であり、そ
のジメチルポリシロキサンオイルの濃度は0.1重量%
であった。
【0029】比較例1 実施例1において、ジメチルポリシロキサンオイルの代
わりに、25℃で10,000cStの粘度を示すシリ
コーンオイル(東レシリコーンSH200)を用いた以
外は同様にして、被覆用組成物を得た。
わりに、25℃で10,000cStの粘度を示すシリ
コーンオイル(東レシリコーンSH200)を用いた以
外は同様にして、被覆用組成物を得た。
【0030】比較例2 実施例1において、ジメチルポリシロキサンオイルの代
わりに、乳化型揮発性環状シリコーンオイル(東レ・シ
リコーンBY22−008)を用いた以外は同様にして
被覆用組成物を得た。
わりに、乳化型揮発性環状シリコーンオイル(東レ・シ
リコーンBY22−008)を用いた以外は同様にして
被覆用組成物を得た。
【0031】比較例3 実施例1において、モノマーCを用いない以外は同様に
して被覆用組成物を得た。
して被覆用組成物を得た。
【0032】応用例1 前記で得た各組成物をガラス板に100μmのドクター
ブレードで塗布して、24時間室温で風乾して被膜を形
成した。この被膜について、下記の方法でそのオルガノ
ポリシロキサンのブリードアウト性、静摩擦係数及び溶
解性を調べた。 (1)オルガノポリシロキサンのブリードアウト性 被膜を手の指で触り、ベタツキの有無で評価した。 ベタツキなし:○ ベタツキあり:× (2)静摩擦係数 表面性測定機(新東化学(株)製HEIDON−14
型)を用いて、25℃、温度60%で下記の条件で測定
した。 接触子:SUS Ball 加 重:100g 速 度:10mm/min 静摩擦係数値に対する指で触ったときの感触は以下の通
りである。 0.5以上・・・指が引っかかる 0.2〜0.5・・・僅かに指が引っかかる 0.2以下・・・指が引っかからない (3)溶解性 水又は界面活性剤としてのアルキル硫酸ナトリウムを濃
度1重量%で含む界面活性剤水溶液を入れた直径20c
mのシャーレに、前記被膜を有するガラス板を浸漬し、
24時間放置する。放置後、目視で共重合体の溶け残り
を次の基準で評価した。 ○:ガラス板上に何も残らない △:ガラス板上に僅かに溶け残りがある ×:ガラス板上にほとんど塗布した状態で残っている
ブレードで塗布して、24時間室温で風乾して被膜を形
成した。この被膜について、下記の方法でそのオルガノ
ポリシロキサンのブリードアウト性、静摩擦係数及び溶
解性を調べた。 (1)オルガノポリシロキサンのブリードアウト性 被膜を手の指で触り、ベタツキの有無で評価した。 ベタツキなし:○ ベタツキあり:× (2)静摩擦係数 表面性測定機(新東化学(株)製HEIDON−14
型)を用いて、25℃、温度60%で下記の条件で測定
した。 接触子:SUS Ball 加 重:100g 速 度:10mm/min 静摩擦係数値に対する指で触ったときの感触は以下の通
りである。 0.5以上・・・指が引っかかる 0.2〜0.5・・・僅かに指が引っかかる 0.2以下・・・指が引っかからない (3)溶解性 水又は界面活性剤としてのアルキル硫酸ナトリウムを濃
度1重量%で含む界面活性剤水溶液を入れた直径20c
mのシャーレに、前記被膜を有するガラス板を浸漬し、
24時間放置する。放置後、目視で共重合体の溶け残り
を次の基準で評価した。 ○:ガラス板上に何も残らない △:ガラス板上に僅かに溶け残りがある ×:ガラス板上にほとんど塗布した状態で残っている
【0033】
【表1】
【0034】
【発明の効果】本発明の被覆用組成物は、良好な被膜形
成性を有し、固体表面に対して滑沢性の良い被膜を形成
させることができる。しかも、この被膜は、水やアルコ
ール、界面活性剤水溶液で溶解除去することができると
いう大きな利点を有する。
成性を有し、固体表面に対して滑沢性の良い被膜を形成
させることができる。しかも、この被膜は、水やアルコ
ール、界面活性剤水溶液で溶解除去することができると
いう大きな利点を有する。
フロントページの続き (72)発明者 波多 賢治 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 (i)水溶性又はアルコール可溶性ビニ
ル系モノマーと、(ii)オルガノポリシロキサン鎖を有
するビニル系モノマーと、(iii)水溶性又はアルコー
ル可溶性ポリマー鎖を有するビニル系モノマーとの共重
合体の水性溶液中に、25℃で1〜1000cStの粘
度を示すオルガノポリシロキサンオイルを該共重合体1
00重量部当り0.1〜10重量部の割合で分散させた
ことを特徴とする表面被覆用組成物。 - 【請求項2】 該水性溶液が、水溶液又はアルコール/
水混合溶媒溶液である請求項1の組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35412196A JPH10176134A (ja) | 1996-12-18 | 1996-12-18 | 表面被覆用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35412196A JPH10176134A (ja) | 1996-12-18 | 1996-12-18 | 表面被覆用組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10176134A true JPH10176134A (ja) | 1998-06-30 |
Family
ID=18435439
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35412196A Pending JPH10176134A (ja) | 1996-12-18 | 1996-12-18 | 表面被覆用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10176134A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6534618B1 (en) | 2000-11-27 | 2003-03-18 | Corning Incorporated | Methods of drying optical fiber coatings |
-
1996
- 1996-12-18 JP JP35412196A patent/JPH10176134A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6534618B1 (en) | 2000-11-27 | 2003-03-18 | Corning Incorporated | Methods of drying optical fiber coatings |
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