JP2001181123A - 外用剤組成物 - Google Patents

外用剤組成物

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JP2001181123A
JP2001181123A JP37170099A JP37170099A JP2001181123A JP 2001181123 A JP2001181123 A JP 2001181123A JP 37170099 A JP37170099 A JP 37170099A JP 37170099 A JP37170099 A JP 37170099A JP 2001181123 A JP2001181123 A JP 2001181123A
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group
hydrogen atom
alkyl
acrylic acid
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JP37170099A
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Akiko Sanbe
晶子 三部
Ikuko Toki
育子 土岐
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Lion Corp
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Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 (A)下記一般式(1) 【化1】 (式中、Rは水素原子又はメチル基を示し、Mは水素原
子又はアルカリ金属もしくはアミンであるが、その中和
度は5〜100モル%である。)で示されるアクリル酸
及び/又はメタクリル酸の部分塩又は全部塩、(B)下
記一般式(2) 【化2】 (式中、Rは水素原子又はメチル基を示し、R1は炭素
数1〜22のアルキル基又はアルケニル基である。)で
示されるアクリル酸及び/又はメタクリル酸のアルキル
又はアルケニルエステルを(A)/(B)が重量比とし
て95/5〜10/90の割合で共重合した共重合体を
含有することを特徴とする外用剤組成物。 【効果】 本発明の外用剤組成物は、保存時の粘度安定
性が良好であると共に、使用時に容易に液状となり、肌
等へのなじみがよく、べたつきがないものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚用、毛髪用等
の外用剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
皮膚外用剤への高分子物質の配合は非常に多い。配合さ
れる高分子物質もセルロース系を中心とした天然高分子
から、アクリル酸系ポリマーを中心とする合成高分子ま
で様々な種類があり、その機能もジェルベースを作るだ
けではなく、安定化剤や高分子乳化剤、高分子経皮吸収
剤にまで広がってきている。特にアクリル酸系ポリマー
は、多様化しており様々な高分子物質が開発されてい
る。
【0003】このようにアクリル酸系ポリマーは機能面
では様々な展開が図られてきたが、反面、機能を付加す
るにつれ、本来の特徴である高分子のなめらかさが損な
われてしまい、肌の上での残存感が強く、肌が突っ張る
ような感触が現れてくるようになった。
【0004】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
容器内等に保持しておいた場合の粘度変化が少なく、ま
た適用時において、容易に液状になり、肌等へのなじみ
が良好で、べたつきの少ない外用剤組成物を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結
果、アクリル酸ポリマーとして、(A)モノマーに対し
て5〜100モル%が中和塩の状態にある下記一般式
(1)で示されるアクリル酸及び/又はメタクリル酸の
部分塩又は全部塩、(B)炭素数1〜22のアルキル基
を有する下記一般式(2)で示されるアクリル酸アルキ
ル又はアルケニルエステル及びメタクリル酸アルキル又
はアルケニルエステルからなる群から選ばれる少なくと
も1種のモノマーとを(A)/(B)が95:5〜1
0:90(重量比)となるように共重合させた共重合
体、更に必要により上記(A),(B)成分に加えて
(C)下記一般式(3)で示されるモノマーを10質量
%以下の割合で共重合させた共重合体を使用して、例え
ばジェル状に調製した場合、容器等に収納、保持した場
合の粘度変化が少なく、粘度安定性が高いと共に、容器
から取り出した直後に十分な保型性を有しながら、手に
取って広げると直ちに液状になり、このように容器から
の排出時にジェル状から液状に容易に変化して使用性に
優れ、しかも液状で適用されるので、肌等へのなじみが
よく、べたつかず、また高分子物質特有の突張り感がな
いことを知見し、本発明をなすに至ったものである。
【0006】従って、本発明は、(A)下記一般式
(1)
【化4】
【0007】(式中、Rは水素原子又はメチル基を示
し、Mは水素原子又はアルカリ金属もしくはアミンであ
るが、その中和度は5〜100モル%である。)で示さ
れるアクリル酸及び/又はメタクリル酸の部分塩又は全
部塩、(B)下記一般式(2)
【化5】 (式中、Rは水素原子又はメチル基を示し、R1は炭素
数1〜22のアルキル基又はアルケニル基である。)で
示されるアクリル酸及び/又はメタクリル酸のアルキル
又はアルケニルエステルを(A)/(B)が重量比とし
て95/5〜10/90の割合で共重合した共重合体を
含有することを特徴とする外用剤組成物、及び、更に、
(C)下記一般式(3)
【化6】 (式中、Rは水素原子又はメチル基を示し、Eは酸素原
子又はNR3基、R2,R 3は水素原子又は炭素数1〜2
2のアルキル基及びアルケニル基を除く1価の有機基を
示す。)で示されるモノマーを10質量%以下の割合で
上記(A),(B)成分と共重合した共重合体を配合し
た外用剤組成物を提供する。
【0008】以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明で用いる(A)成分のモノマーは、下記一般式
(1)で示されるもので、アクリル酸及び/又はメタク
リル酸であるが、更に、共重合体中の構成アクリル酸あ
るいはメタクリル酸を中和して塩の形態にすることが必
須であり、好ましくは5〜100モル%、より好ましく
は10〜80モル%、特に好ましくは10〜70モル%
である。中和率が5モル%未満の場合には、必要な水溶
性が確保できない、あるいは、外用剤として用いるには
pHが低すぎて不適切である。また、中和率が100モ
ル%を超えると、良好な塩感応性が発現されなかった
り、pHが強アルカリになる場合があり、好ましくな
い。
【0009】
【化7】 (式中、Rは水素原子又はメチル基を示し、Mは水素原
子又はアルカリ金属もしくはアミンであるが、その中和
度は5〜100モル%である。)
【0010】中和の方法は特に限定されず、重合後中和
してもよいし、モノマーを中和してから重合させてもよ
いが、モノマーを中和してから重合させる場合には、重
合溶媒の選択範囲が限られるので重合後中和する方が好
ましい。
【0011】中和に使用するアルカリとしては、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、炭酸ナ
トリウム等の無機塩、モノエタノールアミン、ジエタノ
ールアミン、トリエタノールアミン、ジエチルアミノエ
タノール、アンモニア、トリメチルアミン、トリエチル
アミン、トリプロピルアミン、モルホリン等のアミン類
が挙げられるが、エタノールアミン類あるいは水酸化ナ
トリウムないしは水酸化カリウムとエタノールアミン類
の併用が好適である。
【0012】本発明で用いる(B)成分のモノマーは、
下記一般式(2)で示されるもので、アクリル酸アルキ
ル又はアルケニルエステル又はメタクリル酸アルキル又
はアルケニルエステルで、アルキル基又はアルケニル基
の炭素数が1〜22であり、好ましくは炭素数6以上の
アルキル基又はアルケニル基、特に10以上の直鎖状あ
るいは環状のアルキル基又はアルケニル基が好ましい。
具体的には、メチル、エチル、n−ブチル、t−ブチ
ル、n−ヘキシル、シクロヘキシル、2−エチルヘキシ
ル、ラウリル、ステアリル、イソステアリル、イソボル
ニル、ベンジルが好ましく、ラウリル、ステアリル、イ
ソステアリルエステルが特に好ましい。(B)成分のモ
ノマーとしては、上記のうちの1種又は2種以上を混合
して用いてもよい。
【0013】
【化8】 (式中、Rは水素原子又はメチル基を示し、R1は炭素
数1〜22のアルキル基又はアルケニル基である。)
【0014】本発明においては、(A)成分/(B)成
分の重量比を95:5〜10:90とすることが重要で
あるが、好ましくは95:5〜30:70、特に好まし
くは90:10〜40:60である。(A)成分の重量
比が95よりも多いと、得られるポリマーは、良好な塩
感応性を示さないので適当でない。また、(A)成分の
重量比が10よりも少ないと水溶性が確保できなかった
り、ポリマーによる接着性を生じ、かえって感触が悪く
なるので適さない。
【0015】更に、本発明の共重合体は、他の共重合可
能なモノマー、特に下記一般式(3)で示される(C)
成分のモノマーに基づく単位を10質量%以下、好まし
くは0.1〜10質量%、更に好ましくは1〜5質量%
含有することができる。
【0016】
【化9】 (式中、Rは水素原子又はメチル基を示し、Eは酸素原
子又はNR3基、R2,R 3は水素原子又は炭素数1〜2
2のアルキル基及びアルケニル基を除く1価の有機基
(官能基を含むアルキル基等)を示す。)
【0017】(C)成分のモノマーとしては、共重合可
能なモノマーであれば特に限定されないが、一例を挙げ
ると、(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリルアミ
ドプロパンスルホン酸、ジメチルアミノエチル(メタ)
アクリレート、トリメチルアンモニウムエチル(メタ)
アクリレート・ハロゲン化物、N−イソプロピル(メ
タ)アクリルアミド、ジメチルアミノアルキル(メタ)
アクリレートあるいはそのカルボキシベタイン化物もし
くはそのアミンオキサイド化物、ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリ
レート、平均エチレンオキサイド付加モル数(p)が1
〜900のポリエチレンオキシドあるいはアルコキシポ
リエチレンオキシドと(メタ)アクリル酸とのエステ
ル、あるいはこれら2種以上の混合物でもよい。
【0018】本発明のポリマーは、上記要件を満すこと
が必要であるが、重量平均分子量が1,000〜1,0
00,000、好ましくは1,000〜500,000
のものがよい。1,000未満であるとポリマー由来の
粘度上昇がなく、塩感応の効果が認知されにくい場合が
あり、また1,000,000を超えると系が著しく増
粘してしまう場合がある。
【0019】本発明のポリマーは公知の種々の方法で重
合できるが、溶液重合法で行うのがよい。重合溶媒とし
ては、メタノール、エタノール、2−プロパノール等の
低級アルコールあるいはこれらの低級アルコールと水の
混合溶媒、及び、アセトン、メチルエチルケトン等の低
級ケトンと水の混合溶媒が用いられる。水を含む混合溶
媒を用いる場合、溶媒中の水の量は10〜50%(質量
%、以下同じ)、好ましくは20〜35%である。重合
開始剤としては、使用する溶媒に溶解するものであれ
ば、特に限定されず、例えば、2,2′−アゾビスイソ
ブチロニトリル、2,2′−アゾビス(2−メチルブチ
ロニトリル)、2,2′−アゾビス(2,4−ジメチル
バレロニトリル)、2,2′−アゾビス(2−アミジノ
プロパン)2塩酸塩、2,2′−アゾビス(N,N′−
ジメチレンイソブチルアミジン)等が挙げられ、その使
用量はモノマーに対して0.02〜5モル%である。重
合温度は用いる重合溶媒により異なるが、50〜100
℃であり、重合時間は3〜8時間である。
【0020】本発明の外用剤組成物は、皮膚用、毛髪用
等として用いられ、特に化粧水、美容液、パック剤、貼
付剤等の皮膚用として好適に用いられるが、その剤型と
しては、乳化又は可溶化をベースとしたジェル状製剤と
することが好ましい。
【0021】この場合、この外用剤組成物は、上記共重
合体を含有するが、その配合量は0.01〜10%、特
に0.05〜5%とすることが好ましい。少なすぎると
効果が不十分であり、多すぎると安定性が低下する場合
がある。
【0022】本発明のポリマー(共重合体)の特徴を更
に感じさせるために、エタノールを配合することが可能
である。エタノールの配合量は0.1〜10%、好まし
くは0.5〜8%である。0.1%より少ないとその効
果がわかりにくく、10%より多いとポリマーの構造が
塩によって崩れた際にエタノールの感触が強すぎて、使
用感が悪くなるおそれがある。
【0023】また、ポリマーの感触を強く感じさせるた
めに、初期粘度を向上させることが有効である。そのた
め、他のアクリル酸系高分子物質、セルロース系高分子
物質等と組み合わせることが好ましい。該高分子物質の
配合量は特に制限されず、初期設定粘度及び組み合わせ
る高分子物質の種類により配合量は異なるが、0.01
〜1%、好ましくは0.05〜0.8%である。0.0
1%より少ないと粘度向上効果が薄く、1%より多いと
本発明のポリマーの粘度変化の感触を損ねるおそれがあ
る。
【0024】更に、本発明の外用剤組成物には、上記必
須成分となるポリマーの他に、通常皮膚外用剤に用いら
れる任意成分となる配合剤、例えば、界面活性剤、油
分、アルコール類、保湿剤、防腐剤、酸化防止剤、キレ
ート剤、pH調整剤、香料、色素、紫外線吸収・散乱
剤、水等を配合することができる。なお、任意成分は、
これらに限定されるものではない。
【0025】製剤のpHは特に限定されないが、スキン
ケア剤としては、pH3〜9が好ましい。
【0026】なお、本発明の外用剤組成物は、上述した
ように、ジェル状製剤等の剤型に調製することができる
が、製剤粘度は、使用感から500〜25,000mP
a/sが好ましく、更に好ましくは800〜20,00
0mPa/sである。500mPa/s未満であると肌
上で液状になったときにその差がわかりにくく、また、
25,000mPa/sを超えると初期の粘度が高く、
液状になるまでに時間がかかり、使用感が悪くなる場合
がある。
【0027】
【発明の効果】本発明の外用剤組成物は、保存時の粘度
安定性が良好であると共に、使用時に容易に液状とな
り、肌等へのなじみがよく、べたつきがないものであ
る。
【0028】
【実施例】以下、製造例、実施例と比較例を示し、本発
明を具体的に説明するが、本発明は下記の製造例、実施
例に制限されるものではない。なお、下記の例において
%は質量%を示す。
【0029】[製造例1]撹拌機、還流冷却器及び窒素
導入管を取り付けた500mlの4つ口セパラブルフラ
スコに、アクリル酸50g、アクリル酸ラウリル50
g、アセトン100gを入れ、均一に溶解した後、撹拌
しながら窒素導入管より窒素ガスを導入した。20分
後、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル(AIB
N)0.7gをアセトン100gに溶解した開始剤溶液
を加え、60℃の湯浴で加温し重合反応を開始した。窒
素を導入しながら60℃で6時間重合させた後、環流冷
却器を取り外し、ト字管とリーッビヒ冷却管を取り付
け、100℃のオイルバスで加熱し、アセトンを留去し
た。アセトンの留去速度が遅くなってから、イオン交換
水を200g添加し、更にオイルバスの温度を上げ、1
25℃までこの留去を続けた。この操作に計3時間を要
し、流出液の量は150gであった。アセトン流出後の
残分にトリエタノールアミン104gを添加し、中和し
た(平均分子量24万)。
【0030】[製造例2]アクリル酸95g、メタクリ
ル酸ステアリル5g、AIBN1.5gを用いて重合・
溶媒除去操作を行い、10%水酸化ナトリウム溶液42
2gを用いて中和反応を行う以外は製造例1と同様の操
作にてポリマーを得た(平均分子量18万)。
【0031】[製造例3]アクリル酸45g、アクリル
酸ラウリル45g、アクリル酸ヒドロキシエチル10
g、AIBN1.0gを用いて重合・溶媒除去操作を行
い、トリイソプロパノールアミン60gを用いて中和反
応を行う以外は製造例1と同様の操作にてポリマーを得
た(平均分子量10万)。
【0032】[製造例4]アクリル酸10g、アクリル
酸メチル90g、AIBN0.1gを用いて重合・溶媒
除去操作を行い、10%水酸化ナトリウム溶液69gを
用いて中和反応を行う以外は製造例1と同様の操作にて
ポリマーを得た(平均分子量36万)。
【0033】[製造例5]メタクリル酸50g、アクリ
ル酸イソボルニル50g、AIBN0.8gを用いて重
合・溶媒除去操作を行い、トリイソプロパノールアミン
26.6gを用いて中和反応を行う以外は製造例1と同
様の操作にてポリマーを得た(平均分子量21万)。
【0034】[製造例6]アクリル酸90g、メタクリ
ル酸ブチル10g、AIBN0.8gを用いて重合・溶
媒除去操作を行い、モノエタノールアミン3.8gを用
いて中和反応を行う以外は製造例1と同様の操作にてポ
リマーを得た(平均分子量24万)。
【0035】[製造例7]アクリル酸50g、アクリル
酸ラウリル50g、AIBN2.5gと、所定量のエタ
ノールを用いた以外は製造例1と同様の操作にてポリマ
ーを得た(平均分子量3,000)。
【0036】[製造例8]アクリル酸50g、アクリル
酸ラウリル50g、AIBN0.2gと、所定量の水/
アセトン(10/90)混合溶媒を用いた以外は製造例
1と同様の操作にてポリマーを得た(平均分子量46
万)。
【0037】[比較製造例1]アクリル酸99g、アク
リル酸ステアリル1g、トリエタノールアミン205g
を用いた以外は製造例1と同様にしてポリマーを得た
(平均分子量30万)。
【0038】[比較製造例2]メタアクリル酸5g、メ
タクリル酸メチル95gを用いた以外は製造例1と同様
に操作したが、得られたポリマーは水に溶解しなかっ
た。
【0039】[比較製造例3]アクリル酸90g、メタ
クリル酸ブチル10g、AIBN0.8gを用いて重合
・溶媒除去操作を行い、中和操作をせずに製造例1と同
様の操作にて得たポリマーは水に溶解しなかった(平均
分子量24万)。
【0040】上記製造例1〜8、比較製造例1で得られ
た高分子物質(ポリマー)の(A),(B),(C)成
分の組成、重量比、平均分子量、及び市販品高分子物質
を表1に示す。なお、下記実施例、比較例において、市
販品高分子物質は必要に応じてトリイソプロパノールア
ミンで中和して用いた。
【0041】
【表1】
【0042】[実施例、比較例]上記合成品高分子物質
及び市販品高分子物質を用いて下記に示す各種外用剤組
成物を調製し、下記項目を評価した。 <容器内粘度安定性>各サンプルを容器に入れ、50
℃,1M及び25℃,1Mの粘度安定性を評価し、以下
のように判定した。 ○:ほとんど粘度変化なし(初期値から比較し、±10
%未満) △:やや粘度変化あり(初期値から比較し、±10〜3
0%) ×:著しい粘度変化あり <外用剤組成物の粘度変化評価法>専門パネル10名に
より、各サンプルを(1)容器から手に取ったときの保
型性、(2)手に伸ばしたときの液状になる速さを以下
のように判定した。 (1)容器から手に取ったときの保型性 ○:手に取った直後は保型性がある ×:容器から出すときに保型性がなくなる (2)手に伸ばしたときの液状になる速さ ◎:手に取っただけで周辺部から崩れて液状になる ○:広げるとすぐに液状になる △:広げるとだんだん液状になる ×:広げてもほとんど崩れない
【0043】実施例I グリセリン 5 メチルパラベン 0.3 表2,3に示す高分子物質 表2,3に示す量 エタノール 5 精製水 バランス 計 100.0% 上記処方によりジェルを常法により調製し、上記評価を
行った。
【0044】
【表2】
【0045】
【表3】
【0046】実施例II 表4に示す高分子物質を使用し、以下に示す外用剤組成
物を常法により調製した。
【表4】
【0047】(ジェル)
【表5】 *1 KSG−21(信越シリコーン社製) *2 KF96A−6(信越シリコーン社製) *3 シルデックス H−120(旭硝子製) *4 オルガソール2000(日本リルサン製)
【0048】(化粧水)
【表6】
【0049】(乳液)下記組成の乳液を製造した。製造
方法は油分、界面活性剤からなる油相、保湿剤、高分子
物質、精製水などからなる水相をそれぞれ70℃で混合
溶解し、水相を撹拌しながら予備乳化を行った。その
後、乳化機(ホモミキサー)処理を行い、乳化粒子を均
一にし、脱気、冷却し、35℃で仕上げた。 [実施例31] エラグ酸 1 POE(80)硬化ひまし油 1 モノステアリン酸ソルビタン 1 スクワラン 5 シリコーン油*5 1 イソステアリン酸イソセチル 1 ベヘニルアルコール 1 グリチルレチン酸ステアリル 0.1 酢酸トコフェロール 0.2 グリセリン 3 トリメチルグリシン 1 クレアチニン 0.2 アルギニン 0.5 1,3−ブチレングリコール 2 メチルパラベン 0.2 高分子2(当社合成品) 1 高分子11 0.15 トリイソプロパノールアミン 微量精製水 バランス 計 100.0% *5 SH200(30cs)(東レダウコーニング・シリコーン社製) 容器内粘度安定性:50℃ ○ 容器内粘度安定性:25℃ ○ 容器から手に取ったときの保型性 ○ 液状になる速さ ◎
【0050】(クリーム)下記組成のクリームを製造し
た。製造方法は油分、界面活性剤からなる油相、保湿
剤、高分子物質、精製水などからなる水相をそれぞれ7
0℃で混合溶解し、水相を撹拌しながら予備乳化を行っ
た。その後、乳化機(ホモミキサー)処理を行い、乳化
粒子を均一にし、脱気、冷却し、35℃で仕上げた。
【0051】
【表7】
【0052】
【表8】
【0053】
【表9】
【0054】
【表10】
【0055】
【表11】
【0056】 [実施例41] ヘアジェル モノイソステアリン酸ヘキサグリセリル 5.0 カルボキシビニルポリマー 0.5 クインスシードガム 0.3 メチルシロキサン・ポリオキシエチレン共重合体 2.0 N−メタクリロイルオキシエチル−N,N−ジメチル 2.0 アミノエチル−α−N−メチルカルボキシベタイン・ メタクリル酸アルキルエステル共重合体 高分子8 1.0 ポリオキシエチレン硬化ひまし油 0.3 ジヒドロキシベンゾフェノン 0.1 メチルパラベン 0.1 トリエタノールアミン 0.5 香料A 0.2 エタノール 5.0精製水 残 部 計 100.0%
【0057】 [実施例42] ヘアワックス ジイソステアリン酸デカグリセリル 5.0 高分子2 1.0 高分子9 0.5 高分子12 0.3 メチルシロキサン・ポリオキシエチレン共重合体 2.0 ワセリン 3.0 スクワラン 2.0 キャンデリラロウ 1.0 ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル 0.3 ポリオキシプロピレンジグリセリルエーテル 4.0 ジヒドロキシベンゾフェノン 0.1 プロピルパラベン 0.1 メチルパラベン 0.3 フェノキシエタノール 0.5 エデト酸四ナトリウム 0.05 トリエタノールアミン 0.5 香料A 0.2精製水 残 部 計 100.0%
【0058】 [実施例43] ヘアクリーム トリステアリン酸ヘキサグリセリル 3.0 高分子7 1.0 高分子11 0.4 カラヤガム 0.1 メチルシロキサン・ポリオキシエチレン共重合体 0.5 メチルポリシロキサン(10万cst) 5.0 流動パラフィン 5.0 パラフィンワックス 3.0 ポリオキシエチレン硬化ひまし油 2.0 3−メチル−1,3−ブタンジオール 10.0 ジヒドロキシベンゾフェノン 0.1 プロピルパラベン 0.1 メチルパラベン 0.3 フェノキシエタノール 0.5 ヤシ油脂肪酸ソルビタン 2.0 モノステアリン酸グリセリン 1.0 モノステアリン酸プロピレングリコール 2.0 トリエタノールアミン 0.5 香料B 0.2精製水 残 部 計 100.0%
【0059】 [実施例44] ヘアウォーター 高分子4 1.0 ポリオキシエチレン変性シリコーン 0.5 3−メチル−1,3−ブタンジオール 2.0 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.5 メチルポリシロキサン 3.0 ポリオキシエチレンラウリルエーテル 0.4 ラウリルジメチルアミンオキシド 0.2 ピロリドンカルボン酸ナトリウム 1.0 メチルパラベン 0.3 クエン酸ナトリウム 0.1 ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸 0.1 香料A 0.1 エタノール 20.0精製水 残 部 計 100.0%
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 33/06 C08L 33/06 Fターム(参考) 4C083 AA112 AB172 AB332 AB442 AC022 AC072 AC122 AC182 AC212 AC302 AC312 AC342 AC432 AC472 AC482 AC542 AC562 AC582 AC682 AC692 AC712 AC792 AC852 AC902 AD042 AD071 AD072 AD091 AD092 AD112 AD152 AD162 AD532 AD622 AD662 CC04 CC05 CC32 CC33 DD27 DD32 DD33 DD41 EE06 EE07 4J002 BG031 FD070 FD090 FD310 GB00 4J100 AJ02P AK01P AK08P AL03Q AL04Q AL05Q AL08Q AL08R AL09R AM15R AM17R AM21R BA08R BA31R BA33R BA56R BC04Q BC43Q

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)下記一般式(1) 【化1】 (式中、Rは水素原子又はメチル基を示し、Mは水素原
    子又はアルカリ金属もしくはアミンであるが、その中和
    度は5〜100モル%である。)で示されるアクリル酸
    及び/又はメタクリル酸の部分塩又は全部塩、(B)下
    記一般式(2) 【化2】 (式中、Rは水素原子又はメチル基を示し、R1は炭素
    数1〜22のアルキル基又はアルケニル基である。)で
    示されるアクリル酸及び/又はメタクリル酸のアルキル
    又はアルケニルエステルを(A)/(B)が重量比とし
    て95/5〜10/90の割合で共重合した共重合体を
    含有することを特徴とする外用剤組成物。
  2. 【請求項2】 更に、(C)下記一般式(3) 【化3】 (式中、Rは水素原子又はメチル基を示し、Eは酸素原
    子又はNR3基、R2,R 3は水素原子又は炭素数1〜2
    2のアルキル基及びアルケニル基を除く1価の有機基を
    示す。)で示されるモノマーを10質量%以下の割合で
    請求項1記載の(A),(B)成分と共重合した共重合
    体を配合した請求項1記載の外用剤組成物。
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