JPH10176072A - ポリエステル樹脂光散乱反射フィルムおよびその製造 方法 - Google Patents

ポリエステル樹脂光散乱反射フィルムおよびその製造 方法

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JPH10176072A
JPH10176072A JP34111196A JP34111196A JPH10176072A JP H10176072 A JPH10176072 A JP H10176072A JP 34111196 A JP34111196 A JP 34111196A JP 34111196 A JP34111196 A JP 34111196A JP H10176072 A JPH10176072 A JP H10176072A
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sheet
stretching
light
film
scattering
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JP34111196A
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Inventor
Akinao Hashimoto
暁直 橋本
Hitoshi Mantoku
均 萬徳
Kazuo Yagi
和雄 八木
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Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高い光反射率を有すると共に耐熱性に優れ、
パーソナルコンピューター等の液晶表示装置用部材や投
影用スクリーン、面状光源の部材、照明用部材等に好適
に使用される光散乱反射フィルムを提供する。 【解決手段】 このフィルムは、結晶性ポリエステル樹
脂をドラフト比500以下で溶融成形してシートを製造
し、次いで該シートの表面に結晶化を促進する溶剤を接
触させることにより、該シートの表面または全部を結晶
化させた後、結晶化を促進する溶剤の一部または全部を
乾燥し、さらに結晶化させたシートの融点未満の温度雰
囲気下空気中で、延伸速度0.5m/min以上、延伸
倍率1.1ないし10倍に延伸した後、熱処理すること
によって製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ューター等の液晶表示装置用部材や投影用スクリーン、
面状光源の部材、照明用部材等に使用される光散乱反射
フィルムに関するものであり、より詳しくは、高い光反
射率を有する結晶性ポリエステル樹脂よりなる耐熱性に
優れる光反射フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光反射フィルムは、パーソナルコ
ンピューター等の液晶表示装置用部材や投影用スクリー
ン、面状光源の部材、照明用部材等、様々な分野で使用
されている。例えば、液晶表示装置では表示装置の大面
積化、表示性能の向上が望まれている。この解決策の一
つとしては、バックライトユニットの性能向上をはか
り、少しでも多くの光を液晶部に供給することがあり、
そのためには、光反射フィルムの光反射率をできる限
り、高くする必要があった。
【0003】従来、光反射体の素材としては金属板等が
使用されてきた。しかしながら、これらの素材は単位面
積あたりの重量が大きく、軽量化が求められる光反射体
としては好ましいものとは言えないばかりでなく、金属
板を通して、電流が漏洩する等の問題があった。そこ
で、これらの問題を解決するため、樹脂により反射フィ
ルムを作成する試みが行われている。
【0004】樹脂により反射フィルムを作成するには、
表面粗化されたフィルムやフィルム内部に光散乱反射を
生じさせる構造を持つフィルムを製造する必要がある。
樹脂よりなる反射フィルムの作成に使用可能な方法とし
ては、種々の方法が提案されている。例えば、複数の材
料より作成する方法としては、樹脂シートに光散乱性の
白色塗料を塗布する方法や、樹脂に充填剤を添加し、シ
ート成形後延伸することにより微細な空隙を形成する方
法がある。
【0005】ところが、前者の方法では、光反射は白色
光散乱塗料の塗布厚さで制限されるため、その厚さに限
界があり、長期使用においては、その脱落により反射率
低下のおそれがあった。また、後者の例としては、例え
ば特開平7−287110号公報に開示された、多孔の
樹脂シートからなる光反射シートが知られている。この
光反射シートは、熱可塑性樹脂100重量部に対し、無
機系充填剤100ないし300重量部を含んでおり、充
填剤および充填剤と樹脂との間に生じる空隙により光散
乱反射を生じさせている。
【0006】この場合には、光反射層を十分な厚さで作
成することができるが、無機充填剤や高分子充填剤を多
量に添加するため、その脱落による反射率の低下や脱落
物質が周辺の部材に悪影響を及ぼすおそれがあるし、ま
た、リサイクルする上で樹脂以外の充填剤が入っている
ことは不利であった。
【0007】これらの問題を解決する方法として、例え
ば、表面化学的処理やサンドブラスト処理等がある。前
者は、強酸やアルカリを使用して表面に化学反応を起
し、後者は砂を衝突させることにより、表面に凹凸を形
成させる方法である。これらの方法では、光拡散反射を
起こさせる厚みが十分にとれないため、光散乱反射性は
非常に小さい。
【0008】また、特公平5−69705号公報には表
面に光拡散反射層を有するプラスチック構造体の製造方
法が開示されている。この発明は、プラスチック構造体
を、該プラスチックの強溶媒である第1の溶媒に浸漬
後、プラスチックの貧溶媒でかつ第1の溶媒と相溶性の
ある第2の溶媒に浸漬することにより、表面に微小節理
よりなる光反射層を形成する方法である。
【0009】微小節理とは、表面近傍を膨潤させた後、
急激に収縮させることで生じる微小な亀裂の集合であ
り、第1の溶媒に浸漬することで、プラスチックの分子
間に溶媒の分子が浸入して表面近傍が膨張し、第2の溶
媒に浸漬すると、プラスチックの分子間に存在していた
第1の溶媒が第2の溶媒に置換され、プラスチックの分
子が急激に収縮し、このため多数の亀裂が生じ、これが
微小節理になると記載されている。
【0010】この方法で得た構造体を反射板に応用した
場合には、この反射板は、樹脂のみから構成され得るた
め、耐熱性がよく、異物の脱落がなく、さらに微小節理
による光散乱反射により非常に優れた光反射率となる可
能性が示唆されている。しかしながら、本発明者らが該
明細書に開示された実施例を追試した結果、光反射率は
95%に止まることが確認された。この原因としては、
本発明者らが推定するところ、該明細書に記載されたよ
うに第1の溶媒に浸漬する時間を長くしたり、強溶媒を
使用して微小節理層の厚さを増加させようとすると表面
プラスチックが過度に溶解或いは脱落し、微小節理層は
最大でも約20μ程度に止まり、厚くすることができな
いためであると考えられる。
【0011】さらに、この先行技術においては、微小節
理がフィルム外面にしか存在しないため、接触により微
小節理がつぶれて透明化しやすく、部分的に光反射率が
低下しやすく、取り扱いが難しいという欠点があった。
以上に述べたように、耐熱性がよく、異物の脱落がな
く、光反射率が十分なレベルまで到達した光散乱反射フ
ィルムはこれまでにまだ知られていないのが現状であ
る。
【0012】
【発明が解決しようとしている課題】そこで本発明の目
的は、上記問題を解決するため、ポリエステル樹脂を原
料とし、充填剤や光散乱剤等を実質上含有あるいは塗布
させることなくシートを作成し、シートに特定の構造を
持たせることにより、異物脱落の問題がなく、優れた耐
熱性と光反射率を有し、接触等により光反射率の低下の
少ない光反射フィルムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案されたものであって、本発明者らの研
究の結果、結晶性ポリエステル樹脂よりなる非晶シート
に、該シートの表面へ結晶化を促進する溶剤を接触させ
ることにより、該シートの表面または全部を結晶化させ
た後、特定条件下で延伸することにより、フィルム表面
が粗面で、かつフィルム中に延伸方向に対し平行方向
に、細長い管状の孔を多数形成させることができ、その
結果優れた光反射率の光散乱反射フィルムを得ることが
可能であるという知見に基づいて完成するに至ったもの
である。
【0014】すなわち、本発明によれば、結晶性ポリエ
ステル樹脂からなり、下記の特徴を持つ、光散乱反射フ
ィルムが提供される。 (1)光反射率が80%以上; (2)厚みが10ないし500μm; (3)少なくとも一方向の引張強度が150MPa以
上; (4)全方向の150℃における熱収縮率が5%以下; (5)グロスが100%以下;
【0015】また、本発明によれば、結晶性ポリエステ
ル樹脂がポリエチレンテレフタレートである上記光散乱
反射フィルムが提供される。
【0016】また、本発明によれば、フィルム断面全体
に微孔が存在する上記光散乱反射フィルムが提供され
る。
【0017】また、本発明によれば、延伸方向と延伸方
向に対し直角方向の反射率の差が5%以上である上記光
散乱反射フィルムが提供される。
【0018】さらに、本発明によれば、結晶性ポリエス
テル樹脂をドラフト比500以下でで溶融成形してシー
トを製造し、次いで該シートの表面に結晶化を促進する
溶剤を接触させることにより、該シートの表面または全
部を結晶化させた後、結晶化を促進する溶剤の一部また
は全部を乾燥し、さらに樹脂の結晶化させたシートの融
点未満の温度雰囲気下空気中で、延伸速度0.5m/m
in以上、延伸倍率1.1ないし10倍に延伸した後、
熱処理する上記光散乱反射フィルムの製造方法が提供さ
れる。
【0019】また、シートの延伸開始線を延伸方向に対
し直角方向に設ける上記の光散乱反射フィルム製造方法
が提供される。
【0020】また、延伸開始線の作成方法が、線状の加
熱手段または力学的手段による上記の光散乱反射フィル
ム製造方法が提供される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に本発明における反射板の製
造方法とその構造および物性について具体的に述べる。
【0022】<原料>本発明において用いられる結晶性
ポリエステル樹脂とは、テレフタル酸、フタル酸、イソ
フタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルカルボ
ン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸などの芳香族ジ
カルボン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、セバ
シン酸、アゼライン酸、デカンジカルボン酸などの脂肪
族ジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸などの脂
環族ジカルボン酸などのジカルボン酸単位と;エチレン
グリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、テトラエチレングリコール、トリメチレングリ
コール(プロピレングリコール)、ブタンジオール、ペ
ンタンジオール、ネオペンチルグリコール、ヘキサメチ
レングリコール、ドデカメチレングリコール、ポリエチ
レングリコールなどの脂肪族グリコール、シクロヘキサ
ンジメタノールなどの脂環式グリコール、ビスフェノー
ル類、ハイドロキノン類などの芳香族ジオール類などの
ジオール単位とから形成される結晶性を有するポリエス
テル樹脂である。
【0023】これらのポリエステル樹脂としては具体的
にはポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート、ポリエチレンテレフタレート・イソフタレー
ト、ポリエチレンナフタレート等を挙ることができる。
これらのうちでは非晶性のシートが得られ易く、成形性
が優れ、結晶化度の高いポリエチレンテレフタレートが
最も好ましい。
【0024】このポリエチレンテレフタレートは、テレ
フタル酸またはそのエステル誘導体以外のジカルボン酸
から誘導される構成単位を20モル%以下の量で含有し
ていてもよい。テレフタル酸以外のジカルボン酸として
は、具体的に、フタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジ
カルボン酸、ジフェニルカルボン酸、ジフェノキシエタ
ンジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸、コハク酸、
グルタル酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、
デカンジカルボン酸などの脂肪族ジカルボン酸、シクロ
ヘキサンジカルボン酸などの脂環族ジカルボン酸などが
挙げられる。これらのテレフタル酸以外のジカルボン酸
は、そのエステル誘導体として用いてもよい。
【0025】また、エチレングリコール以外のジオール
から誘導される構成単位を、重合体中に2重量%未満の
量で含有していてもよい。このようなエチレングリコー
ル以外のジオールとして、具体的には、ジエチレングリ
コール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリ
コール、トリメチレングリコール(プロピレングリコー
ル)、ブタンジオール、ペンタンジオール、ネオペンチ
ルグリコール、ヘキサメチレングリコール、ドデカメチ
レングリコール、ポリエチレングリコールなどの脂肪族
グリコール、シクロヘキサンジメタノールなどの脂環式
グリコール、ビスフェノール類、ハイドロキノン類など
の芳香族ジオール類などが挙げられる。これらのジオー
ルは、そのエステル誘導体として用いてもよい。
【0026】また、本発明で用いられるポリエチレンテ
レフタレートは、必要に応じて、トリメシン酸、ピロメ
リット酸、トリメチロールエタン、トリメチロールプロ
パン、トリメチロールメタン、ペンタエリスリトールな
どの多官能化合物から誘導される構成単位を少量、たと
えば2モル%以下の量で含んでいてもよい。このような
ポリエチレンテレフタレートは、実質上線状であり、こ
のことは該ポリエチレンテレフタレートが、o−クロロ
フェノールに溶解することによって確認される。
【0027】本発明で用いられるポリエチレンテレフタ
レートはo−クロロフェノール中で25℃で測定される
固有粘度IVが、通常0.3ないし1.5dl/g、好
ましくは0.5ないし1.5dl/gであることが望ま
しい。また、本発明で用いられるポリエチレンテレフタ
レートは、上記のようなジカルボン酸とジオールから従
来公知の製造方法により製造される。
【0028】また、主成分のポリエチレンテレフタレー
トとは、上記組成、製法で作製されたポリエチレンテレ
フタレートが実質的に100%であることが望ましい
が、重合時や成形時に生じるオリゴマーや分解物を反射
フィルムの性能を損なわない範囲内で含有することがで
きる。本発明の反射フィルムには、主成分のポリエステ
ル樹脂以外に、光反射率の向上を目的としない添加剤、
例えば抗酸化剤、帯電防止剤、染料、滑剤等を含有させ
ることも可能である。
【0029】<シート成形>シートの成形は、Tダイを
装着した溶融押出成形が好ましい。冷却固化して得られ
たシートは、通常無配向ないし弱い配向状態である。配
向状態は成形時のドラフト比や冷却条件等により変化さ
せることが可能である。シートは通常の公知の方法で得
られるが、非晶シートと呼ばれる範疇に属するものであ
り、その結晶化度はおおむね10%以下である。結晶化
度はX線回折やDSCにより測定可能である。
【0030】結晶化度的にはこのようなシートは非晶シ
ートと呼ばれるが、実際には完全な非晶状態にはなく、
ある程度秩序立った球晶的な構造が存在していると考え
られる。シートの厚みは、通常3mm以下、好ましくは
1mm以下である。ドラフト比が小さければ、非晶シー
ト内に存在すると考えられる球晶的な構造は大きくな
り、ドラフト比が大きくなれば、球晶的な構造は小さく
なると考えられる。後述する結晶化処理後の球晶サイズ
は、この球晶的な構造の大きさに影響され、シート成形
時にほぼ決定される。
【0031】本発明におけるドラフト比は、500以
下、好ましくは100以下、より好ましくは50以下、
さらに好ましくは20以下である。ドラフト比は低い方
が高光反射率のフィルムを得やすいため好ましく、ドラ
フト比が大きすぎると結晶化後のシートの延伸操作が困
難となる。ドラフト比の下限は、とくに定められるもの
ではないが、通常ドラフト比の下限といわれている1を
超えるものであればよい。
【0032】急冷すると表面層および内層の球晶的構造
の大きさは小さくなり、徐冷すると表面層に比べ、内層
の球晶的な構造は大きくなると考えられ、また結晶化度
も表面層に比べ高くなると考えられる。そのため、球晶
的な構造の界面は、フィルム表面層よりも明確になると
考えられる。冷却条件については、特に定めないが、フ
ィルム内部の孔サイズや空孔率を大きくしたい場合は、
徐冷を行う方が好ましい。
【0033】<結晶化>本発明では、次に非晶シートの
結晶化度を高める工程を設ける。結晶性ポリエステル樹
脂シートの結晶化度を高める方法としては、結晶化を促
進するような溶剤を接触させる方法が好ましい。結晶化
を促進する溶剤としては、アセトン、1,4−ジオキサ
ン、ジメチルホルムアミド、1,2−ジクロロメタン、
フェノール、ジメチルスルフォキシド等があり、結晶性
ポリエステル樹脂よりなる非晶シートの結晶化を促進で
きる溶剤であれば、いずれの溶剤でも使用することがで
きる。
【0034】本発明における特に好ましい溶剤として
は、アセトンが挙げられる。また、結晶化促進能力の高
い1,4−ジオキサン等を結晶化能力の低い溶剤や結晶
化促進能力のない媒体、例えば水などで希釈して、アセ
トン程度の適度な結晶化促進能力を持つ混合溶剤として
使用することも可能である。
【0035】これに対し、1,4−ジオキサン等の結晶
化促進能力が高い溶剤を単独で使用する場合、球晶間に
欠陥が多数生じ、球晶間のつなぎ分子数が減少するた
め、引き続く延伸工程で、破断しやすくなる虞があるだ
けでなく、最終的なフィルムの引張強度が低下する原因
となる可能性がある。
【0036】結晶化促進溶剤を接触させるときの温度
は、特に限定されるものではないが、浸透速度や結晶化
速度を重視する場合においては、室温以上ポリマー融点
以下、または室温以上溶剤の沸点以下℃で処理すること
が好ましい。接触時間は、各溶剤の各温度での結晶化促
進能力や処理するシートの厚みにもよるが、例えば10
0μm厚のシートの全部を結晶化する場合、室温(23
℃)のアセトンで30分程度接触させれば十分である。
【0037】結晶化を促進する溶剤による結晶化処理
は、少なくともシートの片面、好ましくはシートの両面
から行うことが処理時間削減のために好ましい。処理方
法としては、シートの結晶化促進溶剤中に浸漬しても良
いし、シート上に溶剤を流してもよい。また、結晶化を
促進する溶剤を気化させて処理することも可能である。
【0038】また、結晶化の程度を調節する目的で、結
晶化促進溶剤と相溶性があり、結晶化促進能力のない液
状媒体と置換することができる。結晶化処理後の溶剤の
乾燥は、結晶化促進溶剤を直接乾燥することができる。
ただし、乾燥速度の遅い溶剤の場合、乾燥速度を早くす
る目的において、結晶化促進溶剤と相溶性のある他の溶
剤と置換して乾燥することができる。乾燥時間は適宜選
択されるが、室温(25℃)における自然乾燥では、厚
さにもよるが、約24時間で乾燥は終了する。
【0039】<延伸>上記結晶化によって得られたシー
トを使用して、延伸を行う。延伸は、一般的に使用され
る引張試験機、テンタータイプの延伸機、ロールタイプ
の延伸機等を使用して行える。延伸方法としては、自由
幅一軸延伸、固定幅一軸延伸が使用できるが、自由幅一
軸延伸による方法が均一なフィルムを得ることができる
点で好ましい。
【0040】延伸温度は、上記結晶化シートの融点未満
の温度範囲が好ましい。高光反射率を得るためには、低
温で延伸する方が好ましい。この内、完全に乾燥が終了
しておらず、結晶化が不完全な準結晶状態にあるシート
については、ガラス転移温度以下での延伸が好ましい。
また、完全に乾燥が終了したシートについては、ガラス
転移温度以下では延伸時に球晶間をつなぐ領域での破断
が起こりやすくなるため、好ましくはガラス転移温度以
上結晶化シートの融点未満であり、より好ましくはガラ
ス転移温度以上100℃以下が好ましい。
【0041】延伸倍率は、シート成形条件(例えばドラ
フト率等)によって決定されており、概ね1.1ないし
10倍の範囲内にある。延伸速度は、0.5m/min
以上が好ましく、より好ましくは2ないし50m/mi
nである。延伸速度が遅いと形成される微孔が少なくま
たは小さくなり光反射率が低くなるため好ましくない。
また、延伸速度が速すぎると、延伸温度やシート成形や
結晶化条件にもよるが、フィルムが破断する虞があるた
め好ましくない。
【0042】なお、本発明における延伸速度は、延伸後
のフィルム長(m)から延伸前のフィルム長(m)を引
き、これを、延伸に要した時間(分)で割った値、すな
わち、[延伸後のフィルム長(m)−延伸前のフィルム
長(m)/延伸に要した時間(分)]をいう。延伸媒体
としては、延伸開始に伴い発生する熱がネッキングライ
ンより拡散してしまうような熱伝導の良い液体中は好ま
しくなく、熱伝導の悪い気体中の方が均一で光反射率の
高いフィルムを得ることができるため好ましい。
【0043】延伸の具体的操作としては、シート押出方
向の両端をチャック等により固定し、上述の延伸温度の
媒体中で、上述の延伸倍率までシート押出方向と同方向
にネッキング延伸を行う。この延伸に先立って、ネッキ
ングを希望する位置で開始するため、延伸方向に対し直
角方向に直線状の延伸開始線を作成することにより、フ
ィルムの場所によって反射ムラのない均一なフィルムを
得ることがができる。
【0044】延伸時には、この延伸開始線を設けること
が望ましい。これを設けない場合、あるいは延伸開始線
が直線状でない場合、さらには延伸方向に対して直角で
ない場合は、延伸時の裂けの原因になり、また、フィル
ムの反射率に斑ができるため反射フィルムとして好まし
くない。延伸開始線の作成方法としては、加熱手段によ
る方法、あるいは力学的手段による方法が挙げられる。
【0045】加熱手段による方法としては、例えば、直
線状の加熱部を有する熱源を、延伸温度より数℃以上高
い温度ないしポリエステルのガラス転移温度以下の温度
でフィルムに接触させる方法、直線状の吹き出し口から
上記同様の温度に加熱された気体を吹きつける方法など
が挙げられる。また、力学的手段による方法としては、
シートを折り曲げる方法、直線状でかつ先端の鋭利な刃
物を押し当てる方法、金属片、刃物等をシートに押し当
て、延伸方向に対して直角方向に直線的に移動させる方
法等が挙げられる。
【0046】また、ロール延伸機等を使用して連続的に
光反射フィルム作成する場合には、例えば延伸温度(雰
囲気温度)より高い温度の線状の熱源をフィルムの延伸
方向に対し直角方向に接触させ、延伸しても良い。
【0047】<ヒートセット>延伸後のヒートセット
は、高温下での熱収縮を低減するために行われる。ヒー
トセットは、自由端で行うことも可能であるが、少なく
とも一方向を拘束した状態で処理することが望ましい。
また、ヒートセットを行うための熱媒体は、空気や窒素
ガスなどの気体あるいはポリエステル樹脂を溶解、変性
しない液体が使用できる。
【0048】ヒートセット温度は、100℃ないしポリ
エステル樹脂の融点未満、好ましくは150℃ないし2
40℃の温度範囲で行われることが望ましい。ヒートセ
ット温度が低いと処理時間が長時間必要であるととも
に、熱収縮率が改善されない虞がある。また、ヒートセ
ット温度が高すぎると、引張強度が低下したり、溶融に
より延伸により形成された微孔がつぶれてしまう虞があ
る。ヒートセット時間は、ヒートセット温度との関係で
決定され、熱収縮を低減するためには、高温でのヒート
セットでは短時間、低温でのヒートセットでは長時間が
必要である。具体的には、厚さ50μmのシートでは、
220℃で3分程度、200℃で5分程度処理すれば十
分である。
【0049】<フィルム物性>上記方法により得られた
反射フィルムの構造および物性を以下に示す。フィルム
断面には、その全部に微孔が観察される。また、フィル
ム表面には、フィルム断面で観察されるものと同様な微
孔が観察され、また、結晶化処理で生成した球晶が延伸
によって変形したと考えられる突起も観察される。フィ
ルム内部および表面に観察される微孔の形状は、延伸条
件で変化するが、延伸方向に長い細い管状の孔である。
管の太さは概ね0.1ないし10μmであり、長さは概
ね1ないし50μmである。
【0050】本発明の光散乱反射フィルムの光反射率
は、延伸方向と延伸方向に対し直角方向で測定した値の
平均値が80%以上、好ましくは85%以上、より好ま
しくは90%以上、さらに好ましくは92%以上であ
る。光反射率は、反射フィルムの性能の主体であるため
高ければ高いほどよい。
【0051】本発明の光反射フィルムの厚さとしては、
10ないし500μm、好ましくは20ないし400μ
m、より好ましくは40ないし300μmである。厚さ
が厚くなりすぎると、単位面積あたりの重量が大きくな
るため好ましくない。また、薄くなりすぎると光反射率
が低くなる虞があるため好ましくない。
【0052】本発明の光反射フィルムの引張強度は、少
なくとも一方向の引張強度が150MPa以上、好まし
くは少なくとも一方向の引張強度が175MPa以上、
より好ましくは少なくとも一方向の引張強度が200M
Pa以上である。
【0053】本発明の光反射フィルムの150℃におけ
る熱収縮率は、全方向において5%以下、好ましくは0
ないし3%である。面状光源やバックライト部材、照明
用部材おいては、反射フィルムは光源に隣接して配置さ
れるため、高温下での熱収縮率は小さいほど好ましい。
【0054】グロスは100%以下である。本発明にお
いては、フィルム内部だけでなく、フィルム表面にも光
拡散反射を起こす突起や孔が存在するため、光反射率に
比して低い値となる。
【0055】延伸方向と延伸方向に対し直角方向の光反
射率の差は、用途に応じて調節されるものであり、延伸
倍率を変化させることにより、孔の形状(例えば孔の幅
等)を変化させることによって可能である。反射率に差
が必要な場合には、光反射率の差は5%以上、より好ま
しくは8%以上である。5%より低いと肉眼で差がとら
えにくくなる虞がある。
【0056】フィルムの空孔率は特に規定しないが、お
おむね10ないし50%の範囲内にある。空孔率が低す
ぎると高光反射率が得られ難く、空孔率が高くなりすぎ
ると延伸方向に対し直角方向の強度が低下する虞がある
ため好ましくない。
【0057】本発明においては、フィルム表面だけでな
く、断面全体に微孔が存在するため、接触等により表面
の微孔がつぶれても、内部の微孔が存在するため、部分
的に反射性能が完全に失われることは少ない。
【0058】本発明の光反射フィルムは、一枚のフィル
ムで優れた反射率を示すが、より高い反射率が必要な場
合は、数枚を積層することも可能であるし、他の材料と
積層することも可能である。また粘着材料を塗布するこ
ともできる。
【0059】
【発明の効果】本発明の光散乱反射フィルムは、従来の
反射板と比較して耐熱性が良好であり、特に光反射率に
おいて非常に優れた性質を有している。また、主成分が
ポリエステル樹脂からなり、反射板の基本構造を作成す
ることを目的として、他種の樹脂や無機材料、金属等を
含有させないため、異物の脱落がないと同時に、リサイ
クルや廃棄時に環境汚染の問題がなく、その処理が容易
となる。よって、これらの優れた特徴を生かし、パーソ
ナルコンピューターや壁掛けテレビ等の液晶表示装置の
バックライトユニット用光反射板や投影用スクリーン、
照明用反射板などの極めて広い分野に使用することが可
能である。また、延伸方向と延伸方向に対し直角方向に
より反射率がことなるため、間接照明等の照明用部材と
して非常に有用である。
【0060】
【実施例】次に実施例によって本発明を説明する。この
実施例は、本発明の好適な態様を具体的に開示するもの
であり、これによって、本発明が制限されるものではな
く、発明の要旨を逸脱しない限りにおいて適宜の変更が
許容されることは理解されるべきである。
【0061】<物性の測定法及び評価法>本実施例にお
いて実施した測定法及び評価法について説明する。
【0062】(1)ポリエチレンテレフタレートの固有
粘度 オルトクロロフェノール溶媒を用いて8g/dlの試料
溶液を調製し、25℃で測定した溶液粘度から固有粘度
IVを算出した。
【0063】(2)フィルム厚み 10×6cmの長方形の試料を切り出し、試料内の9点
の厚さを東洋精機製DIGI THICKNESS T
ESTERで測定し、平均値を厚さとした。
【0064】(3)空孔率 10×6cmの長方形の試料を切り出して、重量を測定
し、下式より計算した。但し試料密度を1.39g/c
3 として計算した。 空孔率=(To−Tw)/To×100 ここでToはシート厚さ、Twは重量から計算した空孔
率0%のシート厚さである。
【0065】(4)引張試験 引張試験はオリエンテック社製引張試験機テンシロン
(型式RTM100型)で室温(23℃)で測定した。
測定はASTM D882に準拠して行い、破断点強度
を引張強度とした。
【0066】(5)熱収縮率 試料のMD方向とTD方向が四辺に平行になるように、
10cm×6cmの長方形の試料を切り出す。次に針金
の先端に試料の角部を接着剤で固定し、針金部を支持
し、150℃エアオーブン(タバイ製)中で、5分間放
置した。この後室温にもどして、試料の各辺の長さを測
定し、元の長さとの比をとることによりMD方向、TD
方向の熱収縮率をそれぞれ算出した。
【0067】(6)光反射率 光反射率は、分光光度計(島津UV−356 16型)
を使用して測定し、波長550nmの光の反射率を採用
した。また、標準反射板としては硫酸バリウムを使用
し、硫酸バリウムの反射率を100%ととし、相対値を
示した。測定は、光の入射方向を試料の延伸方向にした
場合(A)と、延伸方向に対し直角方向にした場合
(B)でそれぞれおこない、平均値を光反射率とした。
また光反射率の差は、((A)−(B))として計算し
た。
【0068】(7)グロス グロスは、デジタル変角付属光沢計VGS−1D(日本
電色工業(株)製)を使用し、測定角度60°で測定し
た。測定は、光の入射方向を試料の延伸方向にした場合
(A)と、延伸方向に対し直角方向にした場合(B)で
それぞれおこない、平均値をグロスとした。
【0069】(8)走査型電子顕微鏡観察 フィルム表面およびフィルム断面は、走査型電子顕微鏡
(日立S−800)により観察し、撮影した写真より孔
サイズ等を測定した。
【0070】(9)フィルム融点、結晶化度 フィルム融点は、示差走査熱量計(DSC)により測定
した。また、結晶化度はX線回折より測定した。
【0071】<実験例>(試料番号1,3,4は実施例
・2は比較例) 固有粘度が0.79dl/gのポリエチレンテレフタレ
ートを減圧下200℃で24時間乾燥後、30mmφ一
軸押出機で、押出温度285℃で結晶化度5%以下のT
ダイシートを成形した。成形条件としては、ダイス幅2
5cm,リップ0.75mm,冷却ロール温度60℃の
条件で作成した。原反シートの成形条件および結晶化促
進溶剤による結晶化処理条件を表1に示した。結晶化処
理溶剤の乾燥は、室温で自然乾燥し、乾燥時間後直ちに
延伸を行った。
【0072】
【0073】これらの結晶化処理を行ったシートを原反
とし、シート押出成形方向へ、自由幅一軸延伸を行っ
た。延伸には、東洋精機製二軸延伸機ヘビー型を使用し
た。延伸に際し、シートの押出方向に対し直角方向に力
学的欠陥を作成した。力学的欠陥はシートを折り曲げる
ことにより作成した。
【0074】このシートを延伸機に装着し、延伸した。
延伸速度は、シートの降伏点を過ぎるまでは0.1m/
minの速度で行い、ネッキングが開始後、延伸を中断
することなく、所定の延伸速度に移行して延伸して、延
伸フィルムを得た。延伸倍率は、いずれも約6倍であっ
た。続いて、シート全方向を固定端でヒートセットを行
った。ヒートセットは200℃に調節したエアオーブン
(タバイ製)中で5分間処理した。延伸条件を表2に示
す。また、作成した反射フィルムの物性を表3に示す。
【0075】
【0076】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29K 105:30 B29L 7:00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結晶性ポリエステル樹脂からなり、下記
    の特性を有することを特徴とする光散乱反射フィルム。 (1)光反射率が80%以上; (2)フィルム厚みが10ないし500μm; (3)少なくとも一方向の引張強度が150MPa以
    上; (4)全方向の150℃における熱収縮率が5%以下; (5)グロスが100%以下;
  2. 【請求項2】 結晶性ポリエステル樹脂がポリエチレン
    テレフタレートである請求項1記載の光散乱反射フィル
    ム。
  3. 【請求項3】 フィルム断面全体に微孔が存在する請求
    項1または2記載の光散乱反射フィルム。
  4. 【請求項4】 延伸方向と、延伸方向に対し直角方向の
    光反射率の差が5%以上である請求項1ないし3のいず
    れか1記載の光散乱反射フィルム。
  5. 【請求項5】 結晶性ポリエステル樹脂をドラフト比5
    00以下で溶融成形してシートを製造し、次いで該シー
    トの表面に結晶化を促進する溶剤を接触させることによ
    り、該シートの表面または全部を結晶化させた後、結晶
    化を促進する溶剤の一部または全部を乾燥し、さらに結
    晶化させたシートの融点未満の温度雰囲気下空気中で、
    延伸速度0.5m/min以上、延伸倍率1.1ないし
    10倍に延伸した後、熱処理する請求項1ないし4のい
    ずれか1記載の光散乱反射フィルムの製造方法。
  6. 【請求項6】 延伸に当たり、シート延伸方向に対して
    直角方向に、直線状の延伸開始線を設けてから延伸を行
    う請求項5記載の光散乱反射フィルムの製造方法。
  7. 【請求項7】 延伸開始線の作成方法が、加熱手段また
    は、力学的手段による請求項6記載の光散乱反射フィル
    ムの製造方法。
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