JPH10175609A - 農作物の処理設備 - Google Patents

農作物の処理設備

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JPH10175609A
JPH10175609A JP8340793A JP34079396A JPH10175609A JP H10175609 A JPH10175609 A JP H10175609A JP 8340793 A JP8340793 A JP 8340793A JP 34079396 A JP34079396 A JP 34079396A JP H10175609 A JPH10175609 A JP H10175609A
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JP
Japan
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crop
lettuce
processing
sensor
processing device
Prior art date
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JP8340793A
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English (en)
Inventor
Kenichi Iwami
憲一 石見
Akishi Kuromi
晃志 黒見
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理装置内での後続の農作物の詰まりを防止
して、その農作物の詰まりに起因する農作物の回収作業
や処理装置の復旧作業をなくしてしまう。 【解決手段】 農作物の処理装置1から農作物が処理排
出されたことを検出する農作物排出センサS1と、処理
装置1が処理作動開始可能な状態にリセットされたこと
を検出するリセットセンサS2とを設け、農作物排出セ
ンサS1とリセットセンサS2との両検出信号が入力す
ると、処理装置1の処理の終了信号を出力する制御手段
3を設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は農作物の処理設備に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、農作物の処理設備は農作物の処理
装置を設けて構成してあるだけで〔例えば特開平7‐3
15316号公報〕、処理装置の農作物受入れ部への農
作物の供給は作業者が行っていた。つまり、先行する農
作物の処理が終わって処理装置から排出されると、作業
者が次の農作物を前記農作物受入れ部に投入するように
しており、この場合、作業者は処理装置の作動音や農作
物の排出音等によって処理装置から農作物が排出された
と判断していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成によれば、作業者が処理装置の作動音や農作物の
排出音等によって処理装置から農作物が排出されたと判
断していたために、判断を誤って、処理装置から先行の
農作物が排出される前の、処理装置の農作物受入れ部が
リセットしていないときに、次の農作物(以下、後続の
農作物と称する)を農作物受入れ部に投入して、前記後
続の農作物を農作物受入れ部あたりで詰まらせてしま
い、農作物の回収作業や処理装置の復旧作業に手間がか
かることがあった。また、前記処理装置の農作物受入れ
部がリセットしていても、前記先行の農作物が処理装置
内に詰まっている場合、前記後続の農作物を農作物受入
れ部に投入すると、後続の農作物が排出時に先行の農作
物に受け止められる等して、合計2個の農作物が詰まる
ことになり、前記回収作業等にさらに手間がかかってい
た。
【0004】本発明の目的は、処理装置内での前記後続
の農作物の詰まりを防止して、その農作物の詰まりに起
因する農作物の回収作業や処理装置の復旧作業をなくし
てしまうことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕請求項1にかかる発明の特徴構成は、農作物の
処理装置から農作物が処理排出されたことを検出する農
作物排出センサと、前記処理装置が処理作動開始可能な
状態にリセットされたことを検出するリセットセンサと
を設け、前記農作物排出センサとリセットセンサとの両
検出信号が入力すると、前記処理装置の処理の終了信号
を出力する制御手段を設けてあることにある。
【0006】請求項2にかかる発明の特徴構成は、農作
物の処理装置と、前記処理装置に対する農作物送り込み
装置と、前記農作物送り込み装置に設けた農作物取出し
搬送体が作物供給部から農作物を取出して処理装置に送
り込むように制御する制御手段とを設けるとともに、前
記処理装置から農作物が処理排出されたことを検出する
農作物排出センサと、前記処理装置が処理作動開始可能
な状態にリセットされたことを検出するリセットセンサ
とを設け、前記制御手段は、前記農作物排出センサとリ
セットセンサとの両検出信号が入力すると、前記処理装
置の処理の終了信号を出力して、前記農作物取出し搬送
体の作動を開始させ、前記リセットセンサの検出信号が
入力し、前記農作物排出センサの検出信号が入力してい
ない場合には、前記農作物取出し搬送体の作動を開始さ
せないよう構成してあることにある。
【0007】〔作用〕請求項1の構成によれば次の作用
を奏することができる。農作物の処理装置から農作物が
処理排出されたことを検出する農作物排出センサと、処
理装置が処理作動開始可能な状態にリセットされたこと
を検出するリセットセンサとの検出信号が入力すると、
制御手段が処理装置の処理の終了信号を出力するから、
例えば前記終了信号の入力で処理終了の報知手段を作動
させて、作業者に処理装置への農作物の投入許可を報知
するよう構成することで、従来のように、処理装置から
先行の農作物が排出される前の、処理装置の農作物受入
れ部がリセットしていないときに、次の農作物(後続の
農作物)を農作物受入れ部に投入して、前記後続の農作
物を農作物受入れ部あたりに詰まらせてしまうのを回避
できる。
【0008】また、リセットセンサの検出信号が入力し
ても、先行の農作物の詰まり等で農作物排出センサの検
出信号が入力しなければ、制御手段が処理装置の処理の
終了信号を出力することはないから、例えば、リセット
センサの検出信号が入力しただけで前記報知手段を作動
させて、農作物を投入したときのように、先行の詰まっ
た農作物に後続の農作物が排出時に受け止められて後続
の農作物まで詰まらせてしまうといったことを回避でき
る。
【0009】請求項2の構成によれば、制御手段の制御
により、農作物送り込み装置の農作物取出し搬送体が作
物供給部から農作物を取出して処理装置に送り込むか
ら、処理装置に対する農作物の供給作業を作業者が行う
必要がなくなる。
【0010】そして、制御手段は、農作物排出センサと
リセットセンサとの両検出信号が入力すると、処理装置
の処理の終了信号を出力して、農作物取出し搬送体の作
動を開始させるから、処理装置から先行の農作物が排出
される前の、処理装置の農作物受入れ部がリセットして
いないときに、次の農作物(後続の農作物)を農作物取
出し搬送体が農作物受入れ部に供給して、前記後続の農
作物を農作物受入れ部あたりに詰まらせてしまうのを回
避できる。
【0011】また、リセットセンサの検出信号が入力し
ても、先行の農作物の詰まり等で農作物排出センサの検
出信号が入力しなければ、制御手段が農作物取出し搬送
体の作動を開始させることはないから、例えば、リセッ
トセンサの検出信号が入力しただけで、農作物取出し搬
送体を作動させて農作物を供給したときのように、先行
の詰まった農作物に後続の農作物が排出時に受け止めら
れて後続の農作物まで詰まらせてしまうといったことを
回避できる。
【0012】〔効果〕従って、請求項1の構成によれ
ば、先行する農作物が処理装置内に詰まっているとき、
あるいは、その先行の農作物が詰まりなく排出された後
の後続の農作物の処理装置内での詰まりを防止して、そ
の後続の農作物の詰まりに起因する農作物の回収作業や
処理装置の復旧作業をなくしてしまうことができた。
【0013】請求項2の構成によれば、包装装置に対す
る球状農作物の供給作業を作業者が行う必要がなくなっ
て作業者の労力を軽減でき、しかも、先行する農作物が
処理装置内に詰まっているとき、あるいは、その先行の
農作物が詰まりなく排出された後の後続の農作物の処理
装置内での詰まりを防止して、その後続の農作物の詰ま
りに起因する農作物の回収作業や処理装置の復旧作業を
なくしてしまうことができた。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、レタス包装装
置1(処理装置に相当し、以下、包装装置と略称する)
と、この包装装置1にレタスを供給するレタス供給装置
2とを、互いに独立して床面に載置するとともに、両装
置1,2を制御する制御装置3(制御手段に相当)を設
けてレタス包装設備を構成してある。
【0015】図2にも示すように、前記レタス供給装置
2は、包装装置1の前壁に対向した状態で床面上に起立
する丸パイプ製の門形の主フレーム4を包装装置1より
も丈高く設け、作業者により供給されたレタスを横方向
に包装装置1側まで送るベルトコンベア5の搬送終端側
を、主フレーム4の包装装置2とは反対側の側部に設け
た丸パイプ製の第1横向き支持フレーム6に、下向きの
U字形部材71Aを備えた支持ブラケット71を介して
支持させるとともに、ベルトコンベア5の搬送始端側に
脚部5Aを設け、ベルトコンベア5で所定の取出し位置
Aまで送られたレタスを、複数本のフィンガー部16
(農作物取出し搬送体に相当)で把持し取出して包装装
置1のレタス受入れ部8に送り込むロボットハンド9
(農作物送り込み装置に相当)を、主フレーム4の包装
装置1側の側部に設けた第2横向き支持フレーム10に
支持させて構成してある。前記ベルトコンベア5の搬送
始端側には、幅方向両側に一対の棚板11を各別に張出
し形成して、レタスの根切り用のナイフや根切り後のレ
タスの汁拭き用のタオル等を載置できるようにしてあ
る。
【0016】また、径方向外方側から前記複数本のフィ
ンガー部16が各別に入り込んでレタスを把持するのを
許す複数の切欠部21を備えた環状のレタス支持部19
Aと、このレタス支持部19Aに一体に設けた円形座板
19Bとから成るゴム製のレタス支持部材19を、ベル
トコンベア5の搬送面に一定のピッチで設けて、レタス
をその切断面が上側となる姿勢にレタス支持部19Aに
より位置決め支持した状態で、ロボットハンド9側に搬
送するよう構成してある。前記支持部19Aは円形座板
19Bから立ち上げてあり、上端側の円弧状の受け部で
レタスを受止めることにより、レタスを円形座板19B
から浮かした状態で支持して、フィンガー部16の先端
側がレタスの頭頂部側まで周り込めるよう構成してあ
る。前記ベルトコンベア5は、前記一定のピッチの1ピ
ッチ分だけ移動した後、設定時間だけ停止する作動を繰
り返して行う間歇作動型である。
【0017】前記包装装置1は、上面中央部のレタス受
入れ部8に形成した上向きのレタス投入口7からレタス
を受入れて透明な包装シート49(図14参照)で包装
し、前記主フレーム4とは反対側の側面に設けた排出口
12(図1参照)から包装の終わったレタスを排出する
装置であり、その構造については後で詳述する。
【0018】図5に示すように、前記ロボットハンド9
は、前記第2横向き支持フレーム10に支持ブラケット
13を設け、第1電動モータM1及び支持ブラケット1
3に駆動揺動自在に支持させた揺動アーム14の揺動端
部側に、複数本のフィンガー部16をつり下げ支持した
フィンガー支持部材15を設けるとともに、このフィン
ガー支持部材15を介してフィンガー部16の姿勢を保
持する姿勢保持機構17を設けて、揺動アーム14の揺
動に伴って、フィンガー部16が下向き姿勢のまま円弧
軌跡を描いて前記取出し位置Aと、前記レタス投入口7
に対応する送り込み位置Bとの間を往復移動するよう構
成してある。
【0019】図4に示すように、前記フィンガー部16
は、背部側を長手方向に一定の間隔で蛇腹16aに形成
した中空ゴム材から成り、その基端側の開口を、鍔付き
の支持パイプ18に外嵌連結し、コンプレッサー20
(図6参照)からのフィンガー部16内への空気の供給
圧でフィンガー部16が把持状態に折曲変形し、空気の
排出で把持解除状態に復元するよう構成してある。
【0020】図8に示すように、前記揺動アーム14が
ほぼ直立したことを、揺動アーム14に設けた被検出金
具22を介して検出する第1近接センサ23を支持ブラ
ケット13の側面13A設け、この第1近接センサ23
の検出情報に基づいて、ほぼ直立姿勢で格納停止等させ
るよう構成し、揺動アーム14に一対の被検出板24
を、その一端側が揺動アーム14から横方向に張り出す
状態に並設するとともに、揺動アーム14がレタス取出
し位置A側、又はレタスの送り込み位置B側に位置した
ことを、前記一対の被検出板24のうちの対応する被検
出板24を介して検出する一対の第2近接センサ25を
支持ブラケット13の側面13Aに設け、前記一対の第
2近接センサ25の検出情報に基づいて、揺動アーム1
4を停止させるとともに、その揺動方向を逆方向に切換
え制御するよう制御装置3を構成してある。
【0021】図5に示すように前記姿勢保持機構17を
構成するに、フィンガー支持部材15に、レタス搬送方
向に沿う状態に一体に設けた支軸26を、揺動アーム1
4の揺動軸芯Oに平行に沿う姿勢でその支軸軸芯P周り
に回動自在に、揺動アーム14の揺動端部に支持させ、
前記支軸軸芯P上に軸芯が位置する状態に支軸26に一
体回転自在に設けた上側歯付きプーリ27と、前記揺動
軸芯O上に軸芯が位置する状態に揺動アーム14とは別
体に前記支持ブラケット13に支持片29を介して位置
固定した下側歯付きプーリ28とにわたって歯付きベル
ト30を巻回してある。なお、図中76はオーバーラン
防止用のストッパである。
【0022】図4に示すように、前記フィンガー支持部
材15は縦パイプ部15Aの下端部に中空で傘状のフィ
ンガー保持部15Bを連設して形成してあり、フィンガ
ー支持部材15とその周りの構造について説明すると、
横断面が小判形のピストンロッド31の先端部に、スポ
ンジ32aを表面が平滑なゴム又は軟質樹脂32bで被
覆してなる弾性変形可能なレタス押し出し体32を設け
たエアーシリンダ33を、前記レタス押し出し体32が
複数本のフィンガー部16の基端側に囲まれる支持部材
部分から出退するように、縦パイプ部15Aからフィン
ガー保持部15Bの中空部にわたって下向き姿勢に支持
させるとともに、フィンガー支持部材15の底板34に
取り付けたブラケット35の小判形の孔35Aにピスト
ンロッド31を挿通させ、把持解除もしくはほぼ把持解
除されたレタスを包装装置1のレタス受入れ部8側に押
し込み可能に構成し、フィンガー部16の初期開放径を
変更調節するフィンガー開放径変更調節機構36を設け
てある。前記レタス押し出し体32には、把持状態の各
フィンガー部16の各別の入り込みを許す切欠部32A
を形成してある(図5参照)。
【0023】図4,図9,図10,図11に示すよう
に、前記フィンガー開放径変更調節機構36を構成する
に、エアーシリンダ33のシリンダチューブ37をフィ
ンガー支持部材15に対してシリンダ軸芯Q周りに回動
自在に構成し、フィンガー部16がフィンガー支持部材
15に対してそのフィンガー支持部材15の径方向に各
別に移動するのを許容されるように、各支持パイプ18
を、フィンガー支持部材15の底板34に設けた前記径
方向に沿う複数のガイド溝38に各別に挿通させ、シリ
ンダ軸芯Qを中心として渦巻き状に形成した複数の長孔
39に各支持パイプ18を挿通させた状態で、シリンダ
チューブ37の回動に伴って回動することにより、支持
パイプ18を前記径方向に押引きして、前記ガイド溝3
8内で移動させる円板状のカム体40をシリンダチュー
ブ37の下端部に外嵌固定し、前記主フレーム4の下端
側に設けたシリンダチューブ37回動駆動用の第2電動
モータM2と、シリンダチューブ37のレタス押し出し
体32側とは反対側の上端部に一体回転自在に外嵌した
回転円板41とを、ワイヤ42を介して連係してある。
【0024】前記第2電動モータM2は、レタスの周り
に位置した各フィンガー部16の基端側が、レタスに接
触しその接触圧が一定以上になると停止する程度の出力
のもので、この停止を検出する検出手段、即ち、回転円
板41の回転変化がなくなったことを検出するポテンシ
ョメータ43を設けて、前記制御装置3の制御により、
フィンガー部16の初期開放径を大径側に設定し(図
9,図11(イ))、かつ、フィンガー部16を開放さ
せた状態で各フィンガー部16をレタスの周りに位置さ
せ、その後に縮径側に第2電動モータM2を作動させ、
フィンガー部16の基端側がレタスに接近又は接触した
ことをポテンショメータ43が検出すると、その検出結
果に基づいて各フィンガー部16を閉じ側に把持折曲作
動させるよう構成してある(図10,図11(ロ))。
このようにしてレタスを把持するのでレタスを抱き込み
把持でき、レタスが小さめであったり大きめであったり
しても、フィンガー部16は、把持したときにレタスの
形状に沿った把持に好適な形になる。
【0025】図4,図6,図7に示すように、前記エア
ーシリンダ33のシリンダチューブ37と、前記縦パイ
プ部15Aとの間に空気収容空隙56を形成して、コン
プレッサー20と前記空気収容空隙56とを第1ホース
72を介して連通接続するとともに、空気収容空隙56
の複数箇所の部分と各フィンガー部16の基端側開口と
を、複数本の第2ホース73を介して各別に連通接続し
て、コンプレッサー20から各フィンガー部16内に空
気を給排するよう構成してある。
【0026】図1,図2,図3に示すように、ベルトコ
ンベア5の搬送終端側から包装装置1のレタス受入れ部
8にわたるロボットハンド9のフィンガー部16の移動
空間をその側方から覆う上部開放の透明のカバー44
を、第1横向き支持フレーム6の上方で主フレーム4に
片持ち状に設けた第3横向き支持フレームに45に設け
てある。このカバー44は遊端側に把手46を備えてお
り、第3横向き支持フレーム45の外側フレーム部分4
5Aを支点に、ガススプリング47を介して上方に揺動
開放した状態と閉塞した状態とに揺動切換え可能に構成
してある。
【0027】図1,図14に示すように包装装置1は、
前述したように、レタス投入口7を形成した包装台50
をレタス受入れ部8に設け、レタス投入口7を覆うよう
に包装シート49を包装台50に載置した状態でレタス
を受け入れて、包装台50の下側で包装するよう構成し
てある。この包装装置1に対するロボットハンド9のレ
タス供給動作について説明する(図12〜図14参
照)。
【0028】ベルトコンベア5が停止した状態でロボッ
トハンド9の揺動アーム14が取出し位置A側まで揺動
して静止し、加圧空気が供給されたフィンガー部16が
折曲してレタスを把持する(図12,図13))。包装
台50には前回の包装の終了後に所定長さに切断された
1枚の包装シート49が載置されている。揺動アーム1
4がレタス送り込み位置B側まで揺動し、フィンガー部
16が包装シート49上にレタスを持ち込む(図1
4)。そして、フィンガー部16が把持を解除もしくは
ほぼ解除すると、エアーシリンダ33が伸張駆動して、
レタス押し出し体32がレタスをレタス投入口7の内方
側に押しやる(図15)。フィンガー部16がレタス投
入口7の上方側に引退し(図16)、可動台52が下降
して、絞り込み部材51で包装シート49がさらに良く
絞られる。この後の包装処理については、包装装置1を
詳述してから説明する。
【0029】前記包装装置1について詳述すると、図1
7に示すように、包装台50のレタス投入口7の下側に
配置した左右一対のガイドレール54に、上下スライド
自在に第1支持部材55を取り付けてあり、第1支持部
材55の上部に固定した第2支持部材56に、平面視プ
ラス字状の平板の4辺を上方に折り曲げて成る可動台5
2を、衝撃吸収用のバネ57を介して弾性支持してあ
る。そして固定部の横軸芯P1周りに揺動自在な操作ア
ーム58を、ピン及び長孔構造にて第1支持部材55に
連結し、操作アーム58を上下に揺動駆動するエアーシ
リンダ59を設けてある。
【0030】第2支持部材56の左右両端の横軸芯P3
周りに、一対の保持アーム59を揺動自在に支持してあ
る。保持アーム59の上端には横長のスポンジ部材59
aを取り付け、左右の保持アーム59を中央の可動台5
2側に揺動するように付勢するバネ60を設けてある。
第1支持部材55には電動モータM3によって、図17
に示す上下姿勢と図18に示す左右姿勢とに切換操作す
る操作アーム61を設けて、操作アーム61の両端と左
右の保持アーム59の下端とを連係リンク62により連
結してある。
【0031】図20及び図21に示すように、レタス投
入口7の両側における包装台50の下側において丸棒状
の第1ガイドレール63と、板状の第2ガイドレール6
4を設けてある。挟持部材53の一端にボス部53aを
固定し、ボス部53aを第1ガイドレール63にスライ
ド自在に外嵌してあり、挟持部材53の反対側の横辺部
53bを第2ガイドレール64に乗せ付けて下側に折り
曲げてある。
【0032】一方の挟持部材53のボス部53aにブラ
ケット65を固定し、ブラケット65に複動型のエアー
シリンダ66を連結してある。固定部の縦軸芯P4周り
に天秤アーム67を揺動自在に支持し、天秤アーム67
の一端のローラー67aをブラケット65の凹部に挿入
してある。天秤アーム67の他端と他方の挟持部材53
のボス部53aとに亘り、連係ロッド68を架設連結し
てある。
【0033】以上の構造により、図20及び図21に示
すように伸長状態にあるエアーシリンダ66を収縮側に
操作していくと、紙面右側の挟持部材53が紙面左方に
スライド操作されていき、この動作に連動して天秤アー
ム67が紙面時計方向に揺動する。これにより、連係ロ
ッド68が紙面右方に引き操作されて、他方の挟持部材
53が紙面右方にスライド操作されていくのであり、図
23(イ)に示すように一対の挟持部材53により包装
シート49の上側部分49aを絞り込む。
【0034】図21に示すように一対の挟持部材53の
下側に、挟持部材53のスライド方向と直交する方向に
揺動する一対の補助挟持部材69を設けてある。補助挟
持部材69は、挟持部材53の下側において固定部の縦
軸芯P2周りに揺動自在に支持してある。補助挟持部材
69にはヘ字状の長孔69aを設けてあり、挟持部材5
3の裏面に設けた一対のローラー53cを長孔69aに
挿入し、補助挟持部材69が下向きにならないように支
持するガイド板70を、両方のローラー53cに亘って
架設してある。
【0035】以上の構造により、図21に示す状態から
エアーシリンダ66が収縮し始めて、一対の挟持部材5
3が互いに近付き始めると、開いていた一対の補助挟持
部材69もローラー53cの進行に連動して互いに近付
き始める。エアシリンダ66がストロークエンドにまで
収縮すると、挟持部材53及び補助挟持部材69がほぼ
完全に閉じて包装シート49の上側部分49aが絞り込
まれる。
【0036】以上の状態において、前述のように、ロボ
ットハンド9のフィンガー部16が包装シート49にレ
タスを載置し、その把持を解除してから、エアーシリン
ダ33が作動を開始し、レタスをレタス投入口7の内方
側に包装シート49ごと押しやり、図17に示すように
包装シート49にある程度包まれたレタスを可動台52
に支持させると、包装装置1が自動的に包装を開始する
(図17及び図22(イ)の状態参照)。
【0037】つまり、図18及び図22(ロ)に示すよ
うに一対の保持アーム59がレタス側に揺動操作され、
保持アーム59によりレタスが可動台52に保持され
て、可動台52の下降操作が開始され、所定位置で停止
操作される。ゴム板状の複数の補助絞り部材51が支持
リング77を介してレタス投入口7の下側にレタスを取
り囲むように設けてあり、可動台52の下降操作に伴っ
て補助絞り部材51により包装シート49がさらに良く
絞られる。
【0038】以上のようにして可動台52が図18及び
図22(ハ)の位置で停止すると、図19に示すように
一対の保持アーム59が少しだけ開き操作され、一対の
挟持部材53がレタス側に進行してきて、図22(ハ)
及び図23(イ)に示すように、包装シート49の上側
部分49aを挟み込んで小さく絞り込み、包装シート4
9にレタスが包まれる。
【0039】次に、挟持部材53で挟み込んだ包装シー
ト49の上側部分49aを、ヒーター81で加熱して溶
断し、この加熱により包装シート49を溶着させて、包
装シート49を留める。
【0040】この後、図23(ロ)に示すように保持ア
ーム59が左右に開き操作され、可動台52が横倒し操
作されレタスがすべり台80に放出されて回収される。
以上のようにして一つのレタスの包装が終了し、可動台
52が再び図17及び図22(イ)に示す元の位置まで
上昇操作されて停止するのであり、包装の終了したレタ
スの状態を図23(ハ)に示す。
【0041】前記包装装置1の排出口12からレタスが
処理排出されたことを検出する光電センサ型のレタス排
出センサS1を排出口12の内方側に設けるとともに、
包装装置1が処理作動開始可能な状態にリセットされた
ことを検出するリセットセンサS2を設けてある。この
リセットセンサS2は、前記包装装置1の可動台52が
図14に示す初期状態に復帰したことを検出するように
なっており、前記制御装置3は、レタス排出センサS1
とリセットセンサS2との両検出信号が入力すると、制
御装置3が処理の終了信号を出力して、揺動アーム14
の揺動を開始させ、リセットセンサS2とレタス排出セ
ンサS1とのいずれか一方の検出信号が入力し、他方の
検出信号が入力していない場合、あるいはいずれの検出
信号も入力していない場合には、揺動アーム14を図1
2に示す取出し位置Aで待機させ、かつ、図示外の報知
手段(警報ブザー・警報ランプ等)で作業者に報知する
よう構成してある。これにより、包装装置1の可動台5
2がレタスを受入れ可能な状態になっていないにもかか
わらず、可動台52にレタスが送られてくるといったこ
とを回避することができる。
【0042】〔別実施形態〕本発明は、前記レタス供給
装置2を設けることなく、作業者がレタス投入口7にレ
タスを投入する場合にも適用できる。つまり、前記レタ
ス排出センサS1とリセットセンサS2との両検出信号
が入力すると、制御装置3が処理の終了信号を出力し
て、この終了信号で処理終了の報知手段を作動させて、
作業者に処理装置への農作物の投入許可を報知するよう
構成してもよい。
【0043】前記処理装置は包装装置以外に、例えば農
作物の等級判別装置等であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】レタス包装設備の全体斜視図
【図2】ベルトコンベアの搬送終端側周りの構造を示す
分解斜視図
【図3】ベルトコンベアの搬送方向下手側から見たレタ
ス包装設備を示す図
【図4】ロボットハンドの縦断側面図
【図5】ロボットハンドの側面図
【図6】コンプレッサーとフィンガー部の中空部との間
の空気給排経路を示す横断平面図
【図7】コンプレッサーとフィンガー部の中空部との間
の空気給排経路を示す図
【図8】ロボットハンドにおける揺動アームが直立した
状態を示す図
【図9】フィンガー部の開放径が大径になった状態にお
けるフィンガー開放径変更調節機構を示す図
【図10】フィンガー部の開放径が小径になった状態に
おけるフィンガー開放径変更調節機構を示す図
【図11】(イ)フィンガー部の開放径が大径になった
状態におけるフィンガー部と、これに把持される直前の
レタスを示す横断平面図 (ロ)フィンガー部の開放径が小径になった状態におけ
るフィンガー部と、これに把持されたレタスとを示す横
断平面図
【図12】ロボットハンドが取り出し位置でレタスを把
持した状態を示す図
【図13】レタスを把持したロボットハンドを示す図
【図14】ロボットハンドが送り込み位置側に位置した
状態を示す図
【図15】レタス押し出し体でレタスをレタス受入れ部
に押し出す状態を示す図
【図16】レタス押し出し体でレタスを可動台に供給し
た状態を示す図
【図17】被包装物を包装台の開口に押し込み、可動台
に落とした状態を示す可動台付近の正面図
【図18】図17に示す状態から一対の保持アームを閉
じ操作し、可動台を挟持部材の下側にまで下降操作した
状態を示す正面図
【図19】図18に示す状態から一対の挟持部材により
包装シートの上側部分を挟み込み、可動台の持ち上げを
行っている状態を示す正面図
【図20】一対の挟持部材のスライド駆動構造を示す斜
視図
【図21】一対の挟持部材及び補助挟持部材のスライド
及び揺動駆動構造を示す平面図
【図22】被包装物の開口への投入から挟持部材による
包装シートの絞り込みまでの包装の流れを示す斜視図
【図23】挟持部材の開き操作から被包装物の放出まで
の包装の流れ及び包装の終了した状態を示す斜視図
【符号の説明】
1 処理装置 3 制御手段 9 農作物送り込み装置 16 農作物取出し搬送体 S1 農作物排出センサ S2 リセットセンサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 農作物の処理装置から農作物が処理排出
    されたことを検出する農作物排出センサと、前記処理装
    置が処理作動開始可能な状態にリセットされたことを検
    出するリセットセンサとを設け、前記農作物排出センサ
    とリセットセンサとの両検出信号が入力すると、前記処
    理装置の処理の終了信号を出力する制御手段を設けてあ
    る農作物の処理設備。
  2. 【請求項2】 農作物の処理装置と、前記処理装置に対
    する農作物送り込み装置と、前記農作物送り込み装置に
    設けた農作物取出し搬送体が作物供給部から農作物を取
    出して処理装置に送り込むように制御する制御手段とを
    設けるとともに、前記処理装置から農作物が処理排出さ
    れたことを検出する農作物排出センサと、前記処理装置
    が処理作動開始可能な状態にリセットされたことを検出
    するリセットセンサとを設け、前記制御手段は、前記農
    作物排出センサとリセットセンサとの両検出信号が入力
    すると、前記処理装置の処理の終了信号を出力して、前
    記農作物取出し搬送体の作動を開始させ、前記リセット
    センサの検出信号が入力し、前記農作物排出センサの検
    出信号が入力していない場合には、前記農作物取出し搬
    送体の作動を開始させないよう構成してある農作物の処
    理設備。
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