JPH10175611A - 物品の包装設備 - Google Patents

物品の包装設備

Info

Publication number
JPH10175611A
JPH10175611A JP33791096A JP33791096A JPH10175611A JP H10175611 A JPH10175611 A JP H10175611A JP 33791096 A JP33791096 A JP 33791096A JP 33791096 A JP33791096 A JP 33791096A JP H10175611 A JPH10175611 A JP H10175611A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lettuce
article
packaging
section
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33791096A
Other languages
English (en)
Inventor
Akishi Kuromi
晃志 黒見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP33791096A priority Critical patent/JPH10175611A/ja
Publication of JPH10175611A publication Critical patent/JPH10175611A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packaging Of Special Articles (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業者の労力を軽減できる物品の包装設備を
提供する。 【解決手段】 物品受入れ部8を備えた包装装置1と、
物品取出し搬送部16で物品供給部5から物品を取出し
て、物品受入れ部8に配備した包装シート36上に送り
込む物品送り込み装置9とを設け、物品供給部5から包
装装置1の物品受入れ部8にわたる物品取出し搬送部1
6の移動空間を、その側方から覆う上部開放のカバー7
1を設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は物品の包装設備に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の物品の包装設備として、例えば特
開平7‐315316号公報に開示されたレタスの包装
設備があり、この包装設備は単にレタスの包装装置を設
けて構成してあるだけで、野菜受入れ部(物品受入れ部
に相当)へのレタスの投入は作業者が行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成によれ
ば、包装装置の野菜受入れ部へのレタスの投入を作業者
が行なっていたために、多大の労力が必要であった。
【0004】本発明の目的は、作業者の労力を軽減でき
る物品の包装設備を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕請求項1にかかる発明の特徴構成は、物品受入
れ部を備えた包装装置と、物品取出し搬送部で物品供給
部から物品を取出して、前記物品受入れ部に配備した包
装シート上に送り込む物品送り込み装置とを設け、前記
物品供給部から前記包装装置の物品受入れ部にわたる前
記物品取出し搬送部の移動空間を、その側方から覆う上
部開放のカバーを設けてあることにある。
【0006】請求項2にかかる発明の特徴構成は、請求
項1にかかる発明において、前記カバーを、前記物品送
り込み装置を配置した側を支点に上方に揺動開放可能に
構成してあることにある。
【0007】請求項3にかかる発明の特徴構成は、請求
項1又は2にかかる発明において、前記カバーを透明体
で形成してあることにある。
【0008】〔作用〕請求項1の構成によれば次の作用
を奏することができる。 〔イ〕物品送り込み装置がその物品取出し搬送部で物品
を物品供給部から取出して、包装装置の物品受入れ部に
配備した包装シート上に送り込み、包装装置が物品を包
装シートで包み込む。
【0009】〔ロ〕包装作業は施設内でその出入り口や
窓を開放して行われることも多く、その場合、包装装置
に風が当たることになるが、請求項1の構成では、物品
供給部から包装装置の物品受入れ部にわたる物品取出し
搬送部の移動空間を、その側方からカバーで覆ってある
から、物品受入れ部に配備した包装シートが風で位置ず
れしたり吹き飛ばされたりすることがない。
【0010】〔ハ〕移動中の物品取出し搬送部に他物が
衝突するのを前記カバーで防止することができる。
【0011】〔ニ〕前記カバーは上部が開放しているか
ら、物品供給部・包装装置の物品受入れ部・物品取出し
搬送部等の簡単なメンテナンスや調整は、カバーを取外
すことなくそれらの上部の開放空間を通して行うことが
できる。
【0012】請求項2の構成によれば、上記請求項1の
構成による作用と同様の作用を奏することができるのに
加え次の作用を奏することができる。 〔ホ〕作業者が包装装置の物品受入れ部に物品を投入
し、その包装装置をマニュアル操作して物品を包装する
場合、あるいは、前記上部の開放空間側からは不可能な
メンテナンスや各装置類の調整作業を行う場合、例えば
カバーを固定式のものに構成してあるとカバーをいちい
ち取外さなけばならないが、請求項1の構成では、カバ
ーを上方に揺動開放することで、包装装置の物品受入れ
部に物品を投入することができるようになるとともに、
前記メンテンスや各装置類の調整作業を行うことができ
るようになり、カバーの取外し作業が不要になる。この
場合、物品送り込み装置を配置した側をカバーの揺動開
放の支点にしてあるから、作業者は前記物品受入れ部・
物品取出し搬送部等に、他の装置類(例えば物品送り込
み装置)に邪魔されることなく臨むことができて、前記
物品受入れ部への物品の投入作業や前記メンテナンス作
業等を行いやすくなる。
【0013】〔ヘ〕例えば物品取出し搬送部から物品が
落下する等の異常が発生した場合は、カバーを開放する
ことでその異常にすぐに対応できる。この場合も前記
〔ホ〕で述べたのと同様の理由から、作業者は物品取出
し搬送部等に他の装置類(例えば物品送り込み装置)に
邪魔されることなく臨むことができて、その処理を行い
やすくなる。
【0014】請求項3の構成によれば、上記請求項1又
は2の構成による作用と同様の作用を奏することができ
るのに加え、次の作用を奏することができる。 〔ト〕カバーを透明体で形成してあるから、作業者がカ
バー内部の物品取出し搬送部やその周りの状況をカバー
の外側から把握できる。そしてカバー上部が開放してい
るから、例えば物品が湿り気の多い農作物等であって
も、農作物からの水蒸気がカバー内に籠もることがな
く、カバーの水蒸気による曇りを防止でき、上記と同様
に、作業者がカバー内部の物品取出し搬送部やその周り
の状況をカバーの外側から把握できる。
【0015】〔効果〕従って、請求項1の構成によれ
ば、前記作用〔イ〕により、作業者に代わって物品送り
込み装置が物品を包装装置に送り込むから作業者の労力
を軽減でき、前記作用〔ロ〕により、物品受入れ部に配
備した包装シートが風で位置ずれしたり吹き飛ばされた
りすることがないから、それらの位置修正作業等が不要
となって、包装作業の作業性を上げることができ、前記
作用〔ハ〕により、例えば他物との衝突による物品の物
品取出し搬送部からの落下等を回避でき、前記作用
〔ニ〕により、物品送り込み装置の物品取出し搬送部や
その周りの簡単なメンテナンスや各装置類の調整作業
は、カバーを取外すことなくその上部の開放空間を通し
て行うことができて、カバーの取外し作業が不要とな
り、メンテナンスにとりかかる際の作業者の負担を軽減
できた。
【0016】請求項2の構成によれば、上記請求項1の
構成による効果と同様の効果を奏することができるのに
加え、前記作用〔ホ〕により、包装装置をマニュアル操
作したり、上部の開放空間側からは不可能なメンテンス
や各装置類の調整作業を行ったりする場合、カバーをい
ちいち取り外さなくてもよいから、マニュアル操作や前
記メンテナンス等にとりかかる際の作業者の負担を軽減
でき、この場合、作業者は前記物品受入れ部・物品取出
し搬送部等に他の装置類(例えば物品送り込み装置)に
邪魔されることなく臨むことができて、前記物品受入れ
部への物品の投入作業やメンテナンス作業を行いやすく
なるから、それらの作業性を向上させることができ、前
記作用〔ヘ〕により、例えば物品取出し搬送部から物品
が落下する等の異常が発生した場合は、カバーを開放す
ることですぐにその異常に対応して正常な状態に復帰さ
せることができ、前記異常の発生による作業効率の低下
を抑制でき、この場合も、作業者は物品取出し搬送部等
に他の装置類(例えば物品送り込み装置)に邪魔される
ことなく臨むことができて、その処置を行いやすくなる
から、作業性を向上させることができるようになった。
【0017】請求項3の構成によれば、上記請求項1又
は2の構成による効果と同様の効果を奏することができ
るのに加え、前記作用〔ト〕により、作業者がカバー内
部の物品取出し搬送部やその周りの状況をカバーの外側
から把握できるから、例えば物品取出し搬送部が物品を
落下させる等の異常が発生した場合は、すぐにその異常
を知ることができて、異常への対応を、より素早く行う
ことができるようになり、前記異常の発生による作業効
率の低下を一段と抑制できるようになった。そして、物
品が一般に湿り気の多い農作物等であっても、農作物か
らの水蒸気がカバー内に籠もることがなく、カバーの水
蒸気による曇りを防止できるから、作業効率の低下の抑
制という前記効果を、物品が農作物であった場合にも確
実に奏することができるようになった。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、レタス包装装
置1(以下、包装装置と略称する)と、この包装装置1
にレタスを供給するレタス供給装置2とを、互いに独立
して床面に載置するとともに、両装置1,2を制御する
制御装置3を設けてレタス包装設備を構成してある。
【0019】図2にも示すように前記レタス供給装置2
は、包装装置1の前壁に対向した状態で起立する丸パイ
プ製の門形の主フレーム4を包装装置1よりも丈高く設
け、作業者により供給されたレタスを横方向に包装装置
1側まで送るベルトコンベア5(物品供給部に相当)の
搬送終端側を、主フレーム4の包装装置2とは反対側の
側部に設けた丸パイプ製の第1横向き支持フレーム6
に、ボルト連結機構7を介して取外し自在に支持させる
とともに、ベルトコンベア5の搬送始端側に脚部5Aを
設け、ベルトコンベア5で所定の取出し位置Aまで送ら
れたレタスを、複数本のフィンガー部16(物品取出し
搬送部に相当)で把持し取出して包装装置1のレタス受
入れ部8(物品受入れ部に相当)に送り込むロボットハ
ンド9(物品送り込み部に相当)を、主フレーム4の包
装装置1側の側部に設けた第2横向き支持フレーム10
に支持させて構成してある。前記ベルトコンベア5の搬
送始端側には、その幅方向両端側に一対の棚板11を張
出し形成して、レタスの根切り用のナイフや根切り後の
レタスの汁拭き用のタオル等を載置できるようにしてあ
る。
【0020】そして、包装装置1の前壁に沿って主フレ
ーム4の両脚部4A間よりも長くなる状態に包装装置本
体1Aにステー12を設け、このステー12に、両脚部
4Aのうち、よりレタス搬送方向上手側に対応する側の
脚部4Aに設けた下向きの第1フック13を係合させる
とともに、他方の脚部4Aに設けた下向きの第2フック
15を、前記ステー12に固着した横向き支持片14の
係合孔14Aに係合させてある。つまり、両フック1
3,15をステー12と係合孔14Aとに係合する構造
で、レタス供給装置2を包装装置1に対し位置決めして
連結、及び連結解除可能な位置決め係合手段Rを構成し
ている。第2フック15の係合孔14Aへの係合作業
は、ベルトコンベア5の搬送終端部の外方側から行うこ
とになるが、上記の構造では、係合孔14Aが前記搬送
終端部の外方側空間に近い位置にありるので、例えば、
前記第1フック13に対応する状態に形成した係合孔に
前記第1フック13を係合させる構造のものに比べる
と、係合作業を行ないやすいという利点がある。
【0021】前記ボルト連結機構7は、ベルトコンベア
5における搬送フレーム17の搬送終端側の下面部分に
支持ブラケット81を介して設けた一対の下向きU字形
部材18を、前記第1横向き支持フレーム6に上方から
嵌合するとともに、U字形部材18の両遊端部と第1横
向き支持フレーム6とをボルト・ナットで連結して構成
してある。ボルト連結機構7を連結解除することで、作
業者が、搬送フレーム17の搬送終端側部分に設けた把
手80を持って、主フレーム4に対するベルトコンベア
5の平面視での向きを180°変更することができる
(図6参照)。つまり前記ボルト連結機構7は、主フレ
ーム4に対するベルトコンベア5の平面視での各向きご
とに前記搬送終端部と主フレーム4とを位置決めして連
結、及び連結解除可能な連結手段を構成している。
【0022】図7,図9に示すように、平面視で分割環
状のレタス支持部19Aを円形状の座板19Bに一体に
設けて成るゴム製のレタス支持部材19を、ベルトコン
ベア5の搬送面に長手方向で一定のピッチで設けて、レ
タスをその切断面が上側となる姿勢にレタス支持部19
Aにより位置決め支持した状態で、ロボットハンド9側
に搬送するよう構成してある。また、図7,図8に示す
ように、レタス支持部19Aの中心部に位置する状態に
前記座板19Bに一体形成した突出リング部19Cに、
底抜けカップ状のゴム製のレタス補助支持部材20の下
端開口部を弾性嵌合自在に設け、レタス支持部19Aと
レタス補助支持部材20とに、それらの径方向外方側か
ら前記ロボットハンド9の複数本のフィンガー部16が
各別に入り込んでレタスを把持するのを許す複数の切欠
部21をそれぞれ設けて、短径がレタス支持部19Aの
内径より小さい紡錘形のレタスの場合は、レタス補助支
持部材20によりレタスを位置決めし縦姿勢に支持した
状態で、ロボットハンド9側に搬送可能に構成してあ
る。なお、前記レタス補助支持部材20の各切欠部21
が前記レタス支持部19Aの各切欠部21に各別に対応
して位置する状態に、レタス補助支持部材20をレタス
支持部19Aに対して位置決めする位置決め手段22を
設け、この位置決め手段22を構成するに、前記座板1
9Bとレタス補助支持部材20の底部とに、互いに係合
する係合ピン23と係合孔24とを振り分けて設けてあ
る。
【0023】図10〜図13に示すように、ベルトコン
ベア5の搬送終端側でレタス供給装置2の主フレーム4
よりも上手側に、一対のレタス支持部19Aで各別に支
持する一対のレタスの切断面からの植物液を除去する拭
き取り装置25を、ベルトコンベア5に跨がる状態にそ
のベルトコンベア5の搬送フレーム17に立設してあ
る。
【0024】前記拭き取り装置25を構成するに、共通
した第1横軸芯X周りに各別に上下自由揺動自在に支持
フレーム26に支持させた一対の揺動アーム27の屈曲
揺動端部に、スポンジ製の衝撃吸収用円柱状部材28
を、搬送面の上方でその搬送面の幅方向に沿う状態に装
着し、この円柱状部材28に、植物液を吸収する吸収材
としてのタオル29を巻き付けるとともにタオル29の
端部に設けたマジックテテープ82で固定し、揺動アー
ム27の揺動基端側に、揺動アーム27を揺動駆動して
一対のタオル29に一対のレタスの切断面を各別に叩き
作動させる揺動駆動機構30を設け、この揺動駆動機構
30を構成するに、前記第1横軸芯Xよりも揺動端部と
は反対側に延出した前記一対の揺動アーム27の基端側
の延出端部を、これら両延出端部に挟み込み接当される
状態に受け止めて両揺動アーム27の自由揺動下降を牽
制阻止するクランクピン31と、その挟み込み接当状態
で両揺動アーム27が交互に上昇揺動するように、クラ
ンクピン31をクランクアーム32を介して第1横軸芯
Xに沿う第2横軸芯Y周りに回転させるクランク機構3
3とを設け、両延出端部をクランクピン31に当接付勢
してそれらの間での打撃の発生を抑制するスプリング3
4を、両揺動アーム27にわたって設けてある。
【0025】前記ベルトコンベア5は、前記一定のピッ
チの1ピッチ分だけ移動した後、設定時間だけ停止する
作動を繰り返して行う間歇作動型であり、ベルトコンベ
ア5の停止時に前記一対の揺動アーム27が揺動駆動さ
れて一対のタオル29が一対のレタスの切断面を各別に
叩くように前記拭き取り装置25を配置構成するととも
に、両タオル29のレタス叩き位置での間隔を、レタス
支持部材19のピッチと同一に設定してある(図13
(イ),(ロ)参照)。
【0026】図1に示すように前記包装装置1は、上面
中央部のレタス受入れ部8に形成したレタス投入口35
からレタスを受入れて透明な包装シート36で包装し、
前記主フレーム4とは反対側の側面に設けた開口37
(図28参照)から包装の終わったレタスを排出する装
置である。この包装装置1と前記制御装置3とには、共
に独立して移動自在にそれぞれキャスター38を設けて
ある(図5参照)。
【0027】図1,図14に示すように前記ロボットハ
ンド9は、前記第2横向き支持フレーム10に支持ブラ
ケット39を固定し、第1電動モータM1及び支持ブラ
ケット39に駆動揺動自在に支持させた揺動アーム40
の揺動端部側に、複数本のフィンガー部16をつり下げ
支持したフィンガー支持部材41を設けるとともに、こ
のフィンガー支持部材41を介してフィンガー部16の
姿勢を保持する姿勢保持機構42を設けて、揺動アーム
40の揺動に伴って、フィンガー部16が下向き姿勢の
まま円弧軌跡を描いて前記取出し位置Aと、前記レタス
投入口35に対応する送り込み位置Bとの間を往復移動
するよう構成してある。
【0028】図22に示すように前記フィンガー部16
は、背部側を長手方向に一定の間隔で蛇腹16aに形成
した中空ゴム材から成り、その基端側の開口を、鍔付き
の支持パイプ65に外嵌するとともに、前記基端側を締
めつけリング83で締めつけ固定し、フィンガー部16
の基端部と支持パイプ65との連結部の把持面側部分
に、この把持面側部分の段差を埋めてその部分のレタス
側を向く面をフィンガー部16の先端から遠ざかるほど
縮径側に位置させるテーパー部66をフィンガー部16
の基端部に一体連設し、コンプレッサー67(図17参
照)からのフィンガー部内への空気の供給圧でフィンガ
ー部17が把持状態に折曲変形し、空気の排出で把持解
除状態に復元するよう構成してある。
【0029】図14,図16に示すように、前記揺動ア
ーム40がほぼ直立したことを、揺動アーム40に設け
た被検出金具43を介して検出する第1近接センサ44
を設け、この第1近接センサ44の検出情報に基づい
て、ほぼ直立位置で格納停止等させるよう構成し、ま
た、揺動アーム40に一対の被検出板45を、その一端
側が揺動アーム40から横外方側に張り出す状態に並設
するとともに、揺動アーム40がレタス取出し位置A
側、又はレタスの送り込み位置B側に位置したことを、
前記一対の被検出板45のうちの対応する被検出板45
を介して検出する一対の第2近接センサ46を支持ブラ
ケット39側の側面39Aに設け、前記一対の第2近接
センサ46の検出情報に基づいて、揺動アーム40を停
止させるとともに揺動方向を逆方向に切換え制御するよ
う制御装置3を構成してある。なお、図中の86は、オ
ーバーラン防止用のストッパーである。
【0030】前記姿勢保持機構42を構成するに、フィ
ンガー支持部材41に、レタス搬送方向に沿う状態に一
体に設けた支軸47を、揺動アーム40の揺動軸芯Oに
平行に沿う姿勢でその支軸軸芯P周りに回動自在に、揺
動アーム40の揺動端部に支持させ、前記支軸軸芯P上
に軸芯が位置する状態に支軸47に一体回転自在に設け
た無端体第1巻き掛け部材としての上側歯付きプーリ4
8と、前記揺動軸芯O上に軸芯が位置する状態に揺動ア
ーム40とは別体に前記支持ブラケット39に支持板5
0を介して位置固定した無端体第2巻き掛け部材として
の下側歯付きプーリ49とにわたって歯付きベルト51
を巻回してある。
【0031】図15に示すように、前記フィンガー支持
部材41は縦パイプ部41Aの下端部に中空で傘状のフ
ィンガー保持部41Bを連設して形成してあり、フィン
ガー支持部材41とその周りの構造について説明する
と、横断面が小判形のピストンロッド52(図17参
照)の先端部に、スポンジ53aを表面が平滑なゴム又
は軟質樹脂53bで被覆してなる弾性変形可能なレタス
押し出し体53を設けたエアーシリンダ54を、前記レ
タス押し出し体53が複数本のフィンガー部16の基端
側に囲まれる支持部材部分から出退するように、縦パイ
プ部41Aからフィンガー保持部41Bの中空部にわた
って下向き姿勢に支持させるとともに、フィンガー支持
部材41の底板55に取り付けたブラケット56の小判
形の孔56Aにピストンロッド52を挿通させ、把持解
除もしくはほぼ把持解除されたレタスを包装装置1のレ
タス受入れ部8側に押し込み可能に構成し、フィンガー
部16の初期開放径を変更調節するフィンガー開放径変
更調節機構57を設けてある。前記レタス押し出し体5
3には、把持状態の各フィンガー部16の各別の入り込
みを許す切欠部53Aを形成してある(図14参照)。
【0032】図15,図19,図20に示すように、前
記フィンガー開放径変更調節機構57を構成するに、エ
アーシリンダ54のシリンダチューブ58をフィンガー
支持部材41に対してシリンダ軸芯Q周りに回動自在に
構成し、フィンガー部16がフィンガー支持部材41に
対してそのフィンガー支持部材41の径方向に各別に移
動するのを許容されるように、各支持パイプ65を、フ
ィンガー支持部材41の底板55に設けた前記径方向に
沿う複数のガイド溝59に各別に挿通させ、シリンダ軸
芯Qを中心として渦巻き状に形成した複数の長孔60に
各支持パイプ65を挿通させた状態で、シリンダチュー
ブ58の回動に伴って回動することにより、支持パイプ
65を前記径方向に押引きして、前記ガイド溝59内で
移動させる円板状のカム体61をシリンダチューブ58
の下端部に外嵌固定し、前記主フレーム4の下端側に設
けたシリンダチューブ58の回動駆動用の第2電動モー
タM2と、シリンダチューブ58のレタス押し出し体5
3側とは反対側の上端部に一体回転自在に外嵌した回転
円板62とをワイヤ63を介して連係してある。
【0033】前記第2電動モータM2は、レタスの周り
に位置した各フィンガー部16の基端側が、レタスに接
触しその接触圧が一定以上になると停止する程度の出力
のもので、この停止を検出する検出手段、即ち、回転円
板62の回転変化がなくなったことを検出するポテンシ
ョメータ64を設けて、前記制御装置3の制御により、
フィンガー部16の初期開放径を大径側に設定し(図1
9,図21(イ))、かつ、フィンガー部16を開放さ
せた状態で各フィンガー部16をレタスの周りに位置さ
せ、その後にフィンガー開放径変更調節機構57を縮径
作動させ(図20,図21(ロ))、フィンガー部16
の基端側がレタスに接近又は接触したことをポテンショ
メータ64が検出すると、その検出結果に基づいて各フ
ィンガー部16を閉じ側に把持折曲作動させるよう構成
してある。このようにしてレタスを把持するのでレタス
を抱き込み把持でき、レタスが小さめであったり大きめ
であったりしても、フィンガー部16は、把持したとき
にレタスの形状に沿った把持に好適な形になる。
【0034】図15,図17,図18に示すように、前
記コンプレッサー67とフィンガー部16の中空部との
間の空気給排経路を形成するに、シリンダチューブ58
と、フィンガー支持部材41の縦パイプ部41Aとの間
に環状の空気収容空隙68を形成し、コンプレッサー6
7と空気収容空隙68とを第1ホース69を介して連通
接続するとともに、各フィンガー部16の中空部と空気
収容空隙68の複数箇所の部分とを空気分配用の複数本
の第2ホース70を介して各別に連通接続してある。
【0035】図1〜図3に示すように、ベルトコンベア
5の搬送終端側から包装装置1のレタス受入れ部8にわ
たるロボットハンド9のフィンガー部16の移動空間を
その側方から覆う上部開放の透明のカバー71を、第1
横向き支持フレーム6の上方で主フレーム4に片持ち状
に設けた第3横向き支持フレーム72に設けてある。こ
のカバー71は遊端側に把手73を備えており、第3横
向き支持フレーム72の外側フレーム部分72Aを支点
に、ガススプリング74を介して上方に揺動開放した状
態と閉塞した状態とに揺動切換え可能に構成してある。
【0036】図1,図4に示すように、制御装置3の上
部の傾斜した操作盤3Aに、他の操作スイッチ類ととも
に包装装置1の起動スイッチ75とロボットハンド9の
起動スイッチ76とを設け、カバー71を開放し、か
つ、ロボットハンド9の起動スイッチ76を切った状態
で、作業者がレタスを包装装置1のレタス受入れ部8に
投入し、包装装置1の起動スイッチ75を入れることに
よりレタスを包装可能にも構成してある。制御装置3は
包装装置1とは独立して移動させることができるので、
スイッチ操作しやすい場所に制御装置3を移動させた状
態で作業を行うことができる。
【0037】図1に示すように、各レタス支持部材19
は、所定のレタス支持部材19が前記取出し位置Aに位
置すると、先行する隣のレタス支持部材19がベルトコ
ンベア5の戻り行程の始端側の設定位置に下向き姿勢で
位置するように配置してあり、前記設定位置に下向き姿
勢で位置するレタス支持部材19の前端側の支持部19
Aにより光線が遮断されることで、そのレタス支持部材
19が設定位置に位置したことを検出する位置センサ7
7を設けて、所定のレタス支持部材19が、前記取出し
位置Aに到達したことを検出するよう構成してある。
【0038】また、前記取出し位置Aのレタス支持部材
19にレタスがあるか否かを、光線が遮断されることで
検出する投光部78Aと受光部78Bとから成る存否セ
ンサ78を設け、レタスの存在が存否センサ78で検出
され、かつ、レタスを保持するレタス支持部材19が前
記取出し位置Aに達したことが位置センサ77で検出さ
れると、両センサの検出結果に基づいて、前記制御装置
3がベルトコンベア5を制御して停止させるとともに、
ロボットハンド9を制御してフィンガー部16に取出し
作動させるよう構成してある。ベルトコンベア5はレタ
スが取出されると搬送を再開する。前記投光部78Aと
受光部78Bとはそれらを結ぶ線が平面視で搬送方向に
対して傾斜する状態に配置して、かりに、ロボットハン
ド9がレタスを落下させるようなことがあっても、投光
部78Aや受光部78Bの支持ブラケット等の上に落下
することがないようにして、レタスの損傷を防止してあ
る。
【0039】上記ロボットハンド9の動作について簡単
に説明する(図23〜図28参照)揺動アーム40が前
記取出し位置A側に揺動下降して、初期開放径が大径側
に設定されたフィンガー部16がレタスの周りに位置す
る。レタス押し出し体53は、揺動アーム40の前記揺
動下降に伴なって、逆さ姿勢のレタスの基端部に相対的
に押し上げられる。フィンガー開放径変更調節機構57
が縮径作動して、前述のように、各フィンガー部16が
レタスを抱き込み把持する(図24)。次に揺動アーム
14がレタス送り込み位置B側まで揺動して静止し(図
25)、各フィンガー部16がレタスを把持解除もしく
はほぼ把持解除するとエアーシリンダ54が伸長駆動し
て、レタス押し出し体53がレタスを包装装置1のレタ
ス受入れ部8に押し出す(図26)。レタスは包装シー
ト36ごと包装装置1のゴム製絞り込み部材84に絞り
込まれながら可動台85上に送り込まれる(図27)。
そして可動台85が下降するなど、数工程を経てレタス
が包装され、コンテンナ79に回収される(図28)。
包装シート36の上端側の余分な部分は図外のカッター
で切断されその切断片は包装装置1に設けた袋87(図
1参照)に回収される。
【0040】〔別実施形態〕包装装置で包装する物品は
レタスに限られず、その他の農作物や、農作物以外のも
のであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】レタス包装設備の全体斜視図
【図2】ベルトコンベアの搬送終端側周りの構造を示す
分解斜視図
【図3】ベルトコンベアの搬送方向下手側から見たレタ
ス包装設備を示す図
【図4】レタス包装設備の平面図
【図5】レタス包装設備の正面図
【図6】主フレームに対するベルトコンベアの平面視で
の向きを180°変更した状態を示す図
【図7】レタス支持部を示す斜視図
【図8】紡錘形のレタスの支持状態を示す縦断面図
【図9】普通の形状のレタスの支持状態を示す縦断面図
【図10】レタスの拭き取り装置を示す図
【図11】レタスの拭き取り装置を示す平面図
【図12】(イ)レタスの拭き取り装置におけるタオル
の取付け前の状態を示す斜視図 (ロ)レタスの拭き取り装置におけるタオルの取付け後
の状態を示す斜視図
【図13】(イ)レタスの拭き取り装置におけるレタス
の叩き作動を示す図 (ロ)レタスの拭き取り装置におけるレタスの叩き作動
を示す図
【図14】ロボットハンドの側面図
【図15】ロボットハンドの縦断側面図
【図16】ロボットハンドにおける揺動アームが直立下
状態を示す図
【図17】コンプレッサーとフィンガー部の中空部との
間の空気給排経路を示す横断平面図
【図18】コンプレッサーとフィンガー部の中空部との
間の空気給排経路を示す図
【図19】フィンガー部の開放径が大径になった状態に
おけるフィンガー開放径変更調節機構を示す図
【図20】フィンガー部の開放径が小径になった状態に
おけるフィンガー開放径変更調節機構を示す図
【図21】(イ)フィンガー部の開放径が大径になった
状態におけるフィンガー部と、これに把持される直前の
レタスを示す横断平面図 (ロ)フィンガー部の開放径が小径になった状態におけ
るフィンガー部と、これに把持されたレタスとを示す横
断平面図
【図22】フィンガー部と支持パイプとの連結構造を示
す図
【図23】ロボットハンドがレタスを把持する前の状態
を示す図
【図24】ロボットハンドが取り出し位置でレタスを把
持した状態を示す図
【図25】ロボットハンドが送り込み位置に位置した状
態を示す図
【図26】レタス押し出し体でレタスをレタス受入れ部
に押し出した状態を示す図
【図27】レタス受入れ部にレタスを受け入れた状態を
示す図
【図28】包装後のレタスがコンテナに回収された状態
を示す図
【符号の説明】
1 包装装置 5 物品供給部 8 物品受入れ部 9 物品送り込み装置 16 物品取出し搬送部 36 包装シート 71 カバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品受入れ部を備えた包装装置と、物品
    取出し搬送部で物品供給部から物品を取出して、前記物
    品受入れ部に配備した包装シート上に送り込む物品送り
    込み装置とを設け、前記物品供給部から前記包装装置の
    物品受入れ部にわたる前記物品取出し搬送部の移動空間
    を、その側方から覆う上部開放のカバーを設けてある物
    品の包装設備。
  2. 【請求項2】 前記カバーを、前記物品送り込み装置を
    配置した側を支点に上方に揺動開放可能に構成してある
    請求項1記載の物品の包装設備。
  3. 【請求項3】 前記カバーを透明体で形成してある請求
    項1又は2記載の物品の包装設備。
JP33791096A 1996-12-18 1996-12-18 物品の包装設備 Pending JPH10175611A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33791096A JPH10175611A (ja) 1996-12-18 1996-12-18 物品の包装設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33791096A JPH10175611A (ja) 1996-12-18 1996-12-18 物品の包装設備

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10175611A true JPH10175611A (ja) 1998-06-30

Family

ID=18313150

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33791096A Pending JPH10175611A (ja) 1996-12-18 1996-12-18 物品の包装設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10175611A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2237330A1 (es) * 2004-01-14 2005-07-16 It Infotec Robotics, S.L. Dispositivo para envasado de lechugas o productos similares.
WO2005068297A1 (es) * 2004-01-14 2005-07-28 It Infotec Robotics, S.L. Dispositivo para envasado de lechugas o productos similares
JP2008068910A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Kubota Corp 球形農作物の包装装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2237330A1 (es) * 2004-01-14 2005-07-16 It Infotec Robotics, S.L. Dispositivo para envasado de lechugas o productos similares.
WO2005068297A1 (es) * 2004-01-14 2005-07-28 It Infotec Robotics, S.L. Dispositivo para envasado de lechugas o productos similares
JP2008068910A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Kubota Corp 球形農作物の包装装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6293074B1 (en) Method and apparatus for stretch wrapping a load
GB2050989A (en) Device for delivering and packaging of folding boxes folded and packaged on a folder-gluer
KR100194531B1 (ko) 포장재의 절개 및 제거장치
US5174094A (en) Automatic bagging
JPH10175611A (ja) 物品の包装設備
JP3356952B2 (ja) ロボットハンド
JP3220399B2 (ja) ロボットハンド
JP3529233B2 (ja) 農作物処理設備
JP3245540B2 (ja) ロボットハンド
JPH10175604A (ja) 物品送り込み装置
JPH10175712A (ja) 球状野菜の搬送装置
JPH10175184A (ja) 農作物把持用のロボットハンド
EP0605740A1 (en) System for conveying articles
JPH10174571A (ja) 農作物の包装設備
JP3469030B2 (ja) 農作物の処理設備
JP3394651B2 (ja) 球状野菜の包装設備
KR100257695B1 (ko) 로봇 핸드
JPH1034583A (ja) 球状野菜の把持装置
JP3488029B2 (ja) 球状農作物の包装設備
JP3238324B2 (ja) 球状野菜の送り込み装置
JP3450627B2 (ja) レタス等の農作物送り込み装置
JP2000095218A (ja) 農作物の包装設備
JP3302596B2 (ja) 球状野菜搬送用のコンベア
US20240083607A1 (en) Apparatus and method for products packaging
JP3591989B2 (ja) 球状野菜の搬送用ベルトコンベア