JP3529233B2 - 農作物処理設備 - Google Patents

農作物処理設備

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JP3529233B2
JP3529233B2 JP33791296A JP33791296A JP3529233B2 JP 3529233 B2 JP3529233 B2 JP 3529233B2 JP 33791296 A JP33791296 A JP 33791296A JP 33791296 A JP33791296 A JP 33791296A JP 3529233 B2 JP3529233 B2 JP 3529233B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は農作物処理設備に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、農作物処理設備は農作物の処理装
置を設けて構成してあるだけで、前記処理装置に対する
農作物の供給は、作業者が行っていた〔特開平7‐31
5316号公報参照、この公報の技術においては、レタ
ス包装装置が前記処理装置に相当する〕。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成によれ
ば、処理装置に対する農作物の供給を作業者が行ってい
たために、作業者の負担が大きかった。例えば処理装置
がレタス等の農作物の包装装置であった場合、包装装置
の農作物受入れ部に形成した開口を1枚の包装シートに
より上側から覆った状態で、作業者がその包装シート上
にレタスを供給するとともに、レタスを包装シートごと
開口の内方側まで押し込まなければならず、作業者の負
担が大きくなっていた。
【0004】本発明の目的は、作業者の労力を軽減でき
る農作物処理設備を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕 請求項1にかかる発明の特徴構成は、農作物を横方向に
送る搬送機構と、この搬送機構で所定位置まで送られた
農作物を取出して処理装置に送り込む送り込み機構とか
らなる農作物供給装置を、前記処理装置とは独立して床
面に載置するとともに、前記農作物供給装置と処理装置
との間に、それら両装置を係合により位置決めして連
結、及び連結解除可能な位置決め係合手段を設け、前記
農作物供給装置は、床面上に起立する主フレームを設け
るとともに、前記主フレームの一側部に前記送り込み機
構を、他側部に前記搬送機構の終端側を支持させて構成
してあることにある。
【0006】請求項にかかる発明の特徴構成は、請求
にかかる発明において、前記主フレームに対する前
記搬送機構の平面視での向きを複数方向に設定可能に、
各向きごとに前記搬送機構の搬送終端部と主フレームと
を位置決めして連結、及び連結解除可能な連結手段を、
前記搬送終端部と主フレームとの間に設けてあることに
ある。
【0007】〔作用〕請求項1の構成によれば次の作用
を奏することができる。 〔イ〕搬送機構で所定位置まで送られた農作物を送り込
み機構が取出して処理装置に送り込むから、処理装置に
対する農作物の供給作業を、作業者が行う必要がなくな
る。
【0008】〔ロ〕処理装置のメンテナンスの際には、
前記位置決め係合手段の係合を解除して、農作物供給装
置を処理装置から離すことで、処理装置の周りに広い作
業空間を形成した状態でメンテナンスを行うことができ
る。前記農作物供給装置は前記処理装置とは独立して床
面に載置してあるから、農作物供給装置を処理装置から
離すには、その農作物供給装置を横方向にずらすだけで
よく、例えば、農作物供給装置における農作物の送り込
み機構が処理装置の本体部分に載置固定してある場合に
比べると、処理装置に対する農作物供給装置の分離・離
間作業を簡単に行うことができる。メンテナンスを終え
たら、上記と逆の手順で処理装置に農作物供給装置を係
合連結する。この係合連結により処理装置と農作物供給
装置とが位置決めされる。
【0009】〔ハ〕上記のように、処理装置に対する農
作物供給装置の連結を解除したり再連結したりするの
に、前記位置決め係合部を係合解除又は係合させるだけ
でよいから、ボルト・ナット等を介して両装置を位置決
め連結及び連結解除する手段に比べて、その連結及び連
結解除作業を簡単に行うことができる。
【0010】〔ニ〕請求項の構成によれば、前記主フ
レームの一側部に送り込み機構を、他側部に搬送機構を
支持させてあるから、送り込み機構と搬送機構との荷重
が主フレームにバランスよくかかり、主フレームの一側
部又は他側部のみに送り込み機構と搬送機構とを支持さ
せる構造のものに比べると、主フレームの支持強度が小
さくて済む。
【0011】〔ホ〕請求項の構成によれば、上記請求
項1の構成による作用と同様の作用を奏することができ
るのに加え、前記主フレームに対する搬送機構の平面視
における複数の向きのうちから所定の向きを選択し、連
結手段を介して搬送機構の搬送終端部と主フレームとを
位置決め連結することで、その搬送機構の向きを前記所
定の向きに設定できる。
【0012】〔ヘ〕つまり、主フレームに対する搬送機
構の平面視における向きが一方向にしか設定できない構
造では、作業施設内に設置する際に、既設の装置・器具
類を搬送機構が干渉・近接しないように別の場所に移さ
なければならなかったり、他の作業のために使っていた
空間に搬送機構が設置されることでその空間が使えなく
なったりする不具合があるが、請求項の構成では搬送
機構の向きを複数の向きに設定できるから、上記の不具
合を回避することができる。
【0013】〔効果〕従って、請求項1の構成によれ
ば、前記作用〔イ〕により、農作物を作業者に代わって
送り込み機構が包装装置に送り込むから、農作物の処理
作業における作業者の労力を軽減でき、前記作用
〔ロ〕,〔ハ〕により、処理装置のメンテナンス作業の
能率を上げることができるようになった。
【0014】請求項の構成によれば、前記作用〔ニ〕
により、送り込み機構と搬送機構との荷重が主フレーム
にバランスよくかかるから、主フレームによる送り込み
機構と搬送機構との支持構造を安定したものにでき、主
フレームの支持強度が小さくて済むから、主フレームの
軽量化・材料費の低廉化を図ることができた。
【0015】請求項の構成によれば、上記請求項
構成による効果と同様の効果を奏することができるのに
加え、前記作用〔ホ〕,〔ヘ〕により、作業施設内に設
置する際の他の装置・器具類等の移動を不要にできるか
ら、農作物処理設備の設置作業に手間がかからず、また
他の作業のために使っていた空間に搬送機構が設置され
ることでその空間が使えなくなったりするのを回避でき
るから、作業施設内の空間を有効利用できるようになっ
た。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、レタス包装装
置1(処理装置に相当し、以下、包装装置と略称する)
と、この包装装置1にレタスを供給するレタス供給装置
2とを、互いに独立して床面に載置するとともに、両装
置1,2を制御する制御装置3を設けてレタス包装設備
を構成してある。
【0017】図2にも示すように前記レタス供給装置2
は、包装装置1の前壁に対向した状態で起立する丸パイ
プ製の門形の主フレーム4を包装装置1よりも丈高く設
け、作業者により供給されたレタスを横方向に包装装置
1側まで送るベルトコンベア5(搬送装置に相当)の搬
送終端側を、主フレーム4の包装装置2とは反対側の側
部に設けた丸パイプ製の第1横向き支持フレーム6に、
ボルト連結機構7を介して取外し自在に支持させるとと
もに、ベルトコンベア5の搬送始端側に脚部5Aを設
け、ベルトコンベア5で所定の取出し位置Aまで送られ
たレタスを、複数本のフィンガー部16で把持し取出し
て包装装置1のレタス受入れ部8に送り込むロボットハ
ンド9(送り込み機構に相当)を、主フレーム4の包装
装置1側の側部に設けた第2横向き支持フレーム10に
支持させて構成してある。前記ベルトコンベア5の搬送
始端側には、その幅方向両端側に一対の棚板11を張出
し形成して、レタスの根切り用のナイフや根切り後のレ
タスの汁拭き用のタオル等を載置できるようにしてあ
る。
【0018】そして、包装装置1の前壁に沿って主フレ
ーム4の両脚部4A間よりも長くなる状態に包装装置本
体1Aにステー12を設け、このステー12に、両脚部
4Aのうち、よりレタス搬送方向上手側に対応する側の
脚部4Aに設けた下向きの第1フック13を係合させる
とともに、他方の脚部4Aに設けた下向きの第2フック
15を、前記ステー12に固着した横向き支持片14の
係合孔14Aに係合させてある。つまり、両フック1
3,15をステー12と係合孔14Aとに係合する構造
で、レタス供給装置2を包装装置1に対し位置決めして
連結、及び連結解除可能な位置決め係合手段Rを構成し
ている。第2フック15の係合孔14Aへの係合作業
は、ベルトコンベア5の搬送終端部の外方側から行うこ
とになるが、上記の構造では、係合孔14Aが前記搬送
終端部の外方側空間に近い位置にありるので、例えば、
前記第1フック13に対応する状態に形成した係合孔に
前記第1フック13を係合させる構造のものに比べる
と、係合作業を行ないやすいという利点がある。
【0019】前記ボルト連結機構7は、ベルトコンベア
5における搬送フレーム17の搬送終端側の下面部分に
支持ブラケット81を介して設けた一対の下向きU字形
部材18を、前記第1横向き支持フレーム6に上方から
嵌合するとともに、U字形部材18の両遊端部と第1横
向き支持フレーム6とをボルト・ナットで連結して構成
してある。ボルト連結機構7を連結解除することで、作
業者が、搬送フレーム17の搬送終端側部分に設けた把
手80を持って、主フレーム4に対するベルトコンベア
5の平面視での向きを180°変更することができる
(図6参照)。つまり前記ボルト連結機構7は、主フレ
ーム4に対するベルトコンベア5の平面視での各向きご
とに前記搬送終端部と主フレーム4とを位置決めして連
結、及び連結解除可能な連結手段を構成している。
【0020】図7,図9に示すように、平面視で分割環
状のレタス支持部19Aを円形状の座板19Bに一体に
設けて成るゴム製のレタス支持部材19を、ベルトコン
ベア5の搬送面に長手方向で一定のピッチで設けて、レ
タスをその切断面が上側となる姿勢にレタス支持部19
Aにより位置決め支持した状態で、ロボットハンド9側
に搬送するよう構成してある。また、図7,図8に示す
ように、レタス支持部19Aの中心部に位置する状態に
前記座板19Bに一体形成した突出リング部19Cに、
底抜けカップ状のゴム製のレタス補助支持部材20の下
端開口部を弾性嵌合自在に設け、レタス支持部19Aと
レタス補助支持部材20とに、それらの径方向外方側か
ら前記ロボットハンド9の複数本のフィンガー部16が
各別に入り込んでレタスを把持するのを許す複数の切欠
部21をそれぞれ設けて、短径がレタス支持部19Aの
内径より小さい紡錘形のレタスの場合は、レタス補助支
持部材20によりレタスを位置決めし縦姿勢に支持した
状態で、ロボットハンド9側に搬送可能に構成してあ
る。なお、前記レタス補助支持部材20の各切欠部21
が前記レタス支持部19Aの各切欠部21に各別に対応
して位置する状態に、レタス補助支持部材20をレタス
支持部19Aに対して位置決めする位置決め手段22を
設け、この位置決め手段22を構成するに、前記座板1
9Bとレタス補助支持部材20の底部とに、互いに係合
する係合ピン23と係合孔24とを振り分けて設けてあ
る。
【0021】図10〜図13に示すように、ベルトコン
ベア5の搬送終端側でレタス供給装置2の主フレーム4
よりも上手側に、一対のレタス支持部19Aで各別に支
持する一対のレタスの切断面からの植物液を除去する拭
き取り装置25を、ベルトコンベア5に跨がる状態にそ
のベルトコンベア5の搬送フレーム17に立設してあ
る。
【0022】前記拭き取り装置25を構成するに、共通
した第1横軸芯X周りに各別に上下自由揺動自在に支持
フレーム26に支持させた一対の揺動アーム27の屈曲
揺動端部に、スポンジ製の衝撃吸収用円柱状部材28
を、搬送面の上方でその搬送面の幅方向に沿う状態に装
着し、この円柱状部材28に、植物液を吸収する吸収材
としてのタオル29を巻き付けるとともにタオル29の
端部に設けたマジックテテープ82で固定し、揺動アー
ム27の揺動基端側に、揺動アーム27を揺動駆動して
一対のタオル29に一対のレタスの切断面を各別に叩き
作動させる揺動駆動機構30を設け、この揺動駆動機構
30を構成するに、前記第1横軸芯Xよりも揺動端部と
は反対側に延出した前記一対の揺動アーム27の基端側
の延出端部を、これら両延出端部に挟み込み接当される
状態に受け止めて両揺動アーム27の自由揺動下降を牽
制阻止するクランクピン31と、その挟み込み接当状態
で両揺動アーム27が交互に上昇揺動するように、クラ
ンクピン31をクランクアーム32を介して第1横軸芯
Xに沿う第2横軸芯Y周りに回転させるクランク機構3
3とを設け、両延出端部をクランクピン31に当接付勢
してそれらの間での打撃の発生を抑制するスプリング3
4を、両揺動アーム27にわたって設けてある。
【0023】前記ベルトコンベア5は、前記一定のピッ
チの1ピッチ分だけ移動した後、設定時間だけ停止する
作動を繰り返して行う間歇作動型であり、ベルトコンベ
ア5の停止時に前記一対の揺動アーム27が揺動駆動さ
れて一対のタオル29が一対のレタスの切断面を各別に
叩くように前記拭き取り装置25を配置構成するととも
に、両タオル29のレタス叩き位置での間隔を、レタス
支持部材19のピッチと同一に設定してある(図13
(イ),(ロ)参照)。
【0024】図1に示すように前記包装装置1は、上面
中央部のレタス受入れ部8に形成したレタス投入口35
からレタスを受入れて透明な包装シート36で包装し、
前記主フレーム4とは反対側の側面に設けた開口37
(図28参照)から包装の終わったレタスを排出する装
置である。この包装装置1と前記制御装置3とには、共
に独立して移動自在にそれぞれキャスター38を設けて
ある(図5参照)。
【0025】図1,図14に示すように前記ロボットハ
ンド9は、前記第2横向き支持フレーム10に支持ブラ
ケット39を固定し、第1電動モータM1及び支持ブラ
ケット39に駆動揺動自在に支持させた揺動アーム40
の揺動端部側に、複数本のフィンガー部16をつり下げ
支持したフィンガー支持部材41を設けるとともに、こ
のフィンガー支持部材41を介してフィンガー部16の
姿勢を保持する姿勢保持機構42を設けて、揺動アーム
40の揺動に伴って、フィンガー部16が下向き姿勢の
まま円弧軌跡を描いて前記取出し位置Aと、前記レタス
投入口35に対応する送り込み位置Bとの間を往復移動
するよう構成してある。
【0026】図22に示すように前記フィンガー部16
は、背部側を長手方向に一定の間隔で蛇腹16aに形成
した中空ゴム材から成り、その基端側の開口を、鍔付き
の支持パイプ65に外嵌するとともに、前記基端側を締
めつけリング83で締めつけ固定し、フィンガー部16
の基端部と支持パイプ65との連結部の把持面側部分
に、この把持面側部分の段差を埋めてその部分のレタス
側を向く面をフィンガー部16の先端から遠ざかるほど
縮径側に位置させるテーパー部66をフィンガー部16
の基端部に一体連設し、コンプレッサー67(図17参
照)からのフィンガー部内への空気の供給圧でフィンガ
ー部17が把持状態に折曲変形し、空気の排出で把持解
除状態に復元するよう構成してある。
【0027】図14,図16に示すように、前記揺動ア
ーム40がほぼ直立したことを、揺動アーム40に設け
た被検出金具43を介して検出する第1近接センサ44
を設け、この第1近接センサ44の検出情報に基づい
て、ほぼ直立位置で格納停止等させるよう構成し、ま
た、揺動アーム40に一対の被検出板45を、その一端
側が揺動アーム40から横外方側に張り出す状態に並設
するとともに、揺動アーム40がレタス取出し位置A
側、又はレタスの送り込み位置B側に位置したことを、
前記一対の被検出板45のうちの対応する被検出板45
を介して検出する一対の第2近接センサ46を支持ブラ
ケット39側の側面39Aに設け、前記一対の第2近接
センサ46の検出情報に基づいて、揺動アーム40を停
止させるとともに揺動方向を逆方向に切換え制御するよ
う制御装置3を構成してある。なお、図中の86は、オ
ーバーラン防止用のストッパーである。
【0028】前記姿勢保持機構42を構成するに、フィ
ンガー支持部材41に、レタス搬送方向に沿う状態に一
体に設けた支軸47を、揺動アーム40の揺動軸芯Oに
平行に沿う姿勢でその支軸軸芯P周りに回動自在に、揺
動アーム40の揺動端部に支持させ、前記支軸軸芯P上
に軸芯が位置する状態に支軸47に一体回転自在に設け
た無端体第1巻き掛け部材としての上側歯付きプーリ4
8と、前記揺動軸芯O上に軸芯が位置する状態に揺動ア
ーム40とは別体に前記支持ブラケット39に支持板5
0を介して位置固定した無端体第2巻き掛け部材として
の下側歯付きプーリ49とにわたって歯付きベルト51
を巻回してある。
【0029】図15に示すように、前記フィンガー支持
部材41は縦パイプ部41Aの下端部に中空で傘状のフ
ィンガー保持部41Bを連設して形成してあり、フィン
ガー支持部材41とその周りの構造について説明する
と、横断面が小判形のピストンロッド52(図17参
照)の先端部に、スポンジ53aを表面が平滑なゴム又
は軟質樹脂53bで被覆してなる弾性変形可能なレタス
押し出し体53を設けたエアーシリンダ54を、前記レ
タス押し出し体53が複数本のフィンガー部16の基端
側に囲まれる支持部材部分から出退するように、縦パイ
プ部41Aからフィンガー保持部41Bの中空部にわた
って下向き姿勢に支持させるとともに、フィンガー支持
部材41の底板55に取り付けたブラケット56の小判
形の孔56Aにピストンロッド52を挿通させ、把持解
除もしくはほぼ把持解除されたレタスを包装装置1のレ
タス受入れ部8側に押し込み可能に構成し、フィンガー
部16の初期開放径を変更調節するフィンガー開放径変
更調節機構57を設けてある。前記レタス押し出し体5
3には、把持状態の各フィンガー部16の各別の入り込
みを許す切欠部53Aを形成してある(図14参照)。
【0030】図15,図19,図20に示すように、前
記フィンガー開放径変更調節機構57を構成するに、エ
アーシリンダ54のシリンダチューブ58をフィンガー
支持部材41に対してシリンダ軸芯Q周りに回動自在に
構成し、フィンガー部16がフィンガー支持部材41に
対してそのフィンガー支持部材41の径方向に各別に移
動するのを許容されるように、各支持パイプ65を、フ
ィンガー支持部材41の底板55に設けた前記径方向に
沿う複数のガイド溝59に各別に挿通させ、シリンダ軸
芯Qを中心として渦巻き状に形成した複数の長孔60に
各支持パイプ65を挿通させた状態で、シリンダチュー
ブ58の回動に伴って回動することにより、支持パイプ
65を前記径方向に押引きして、前記ガイド溝59内で
移動させる円板状のカム体61をシリンダチューブ58
の下端部に外嵌固定し、前記主フレーム4の下端側に設
けたシリンダチューブ58の回動駆動用の第2電動モー
タM2と、シリンダチューブ58のレタス押し出し体5
3側とは反対側の上端部に一体回転自在に外嵌した回転
円板62とをワイヤ63を介して連係してある。
【0031】前記第2電動モータM2は、レタスの周り
に位置した各フィンガー部16の基端側が、レタスに接
触しその接触圧が一定以上になると停止する程度の出力
のもので、この停止を検出する検出手段、即ち、回転円
板62の回転変化がなくなったことを検出するポテンシ
ョメータ64を設けて、前記制御装置3の制御により、
フィンガー部16の初期開放径を大径側に設定し(図1
9,図21(イ))、かつ、フィンガー部16を開放さ
せた状態で各フィンガー部16をレタスの周りに位置さ
せ、その後にフィンガー開放径変更調節機構57を縮径
作動させ(図20,図21(ロ))、フィンガー部16
の基端側がレタスに接近又は接触したことをポテンショ
メータ64が検出すると、その検出結果に基づいて各フ
ィンガー部16を閉じ側に把持折曲作動させるよう構成
してある。このようにしてレタスを把持するのでレタス
を抱き込み把持でき、レタスが小さめであったり大きめ
であったりしても、フィンガー部16は、把持したとき
にレタスの形状に沿った把持に好適な形になる。
【0032】図15,図17,図18に示すように、前
記コンプレッサー67とフィンガー部16の中空部との
間の空気給排経路を形成するに、シリンダチューブ58
と、フィンガー支持部材41の縦パイプ部41Aとの間
に環状の空気収容空隙68を形成し、コンプレッサー6
7と空気収容空隙68とを第1ホース69を介して連通
接続するとともに、各フィンガー部16の中空部と空気
収容空隙68の複数箇所の部分とを空気分配用の複数本
の第2ホース70を介して各別に連通接続してある。
【0033】図1〜図3に示すように、ベルトコンベア
5の搬送終端側から包装装置1のレタス受入れ部8にわ
たるロボットハンド9のフィンガー部16の移動空間を
その側方から覆う上部開放の透明のカバー71を、第1
横向き支持フレーム6の上方で主フレーム4に片持ち状
に設けた第3横向き支持フレーム72に設けてある。こ
のカバー71は遊端側に把手73を備えており、第3横
向き支持フレーム72の外側フレーム部分72Aを支点
に、ガススプリング74を介して上方に揺動開放した状
態と閉塞した状態とに揺動切換え可能に構成してある。
【0034】図1,図4に示すように、制御装置3の上
部の傾斜した操作盤3Aに、他の操作スイッチ類ととも
に包装装置1の起動スイッチ75とロボットハンド9の
起動スイッチ76とを設け、カバー71を開放し、か
つ、ロボットハンド9の起動スイッチ76を切った状態
で、作業者がレタスを包装装置1のレタス受入れ部8に
投入し、包装装置1の起動スイッチ75を入れることに
よりレタスを包装可能に構成してある。制御装置3は包
装装置1とは独立して移動させることができるので、ス
イッチ操作しやすい場所に制御装置3を移動させた状態
で作業を行うことができる。
【0035】図1に示すように、各レタス支持部材19
は、所定のレタス支持部材19が前記取出し位置Aに位
置すると、先行する隣のレタス支持部材19がベルトコ
ンベア5の戻り行程の始端側の設定位置に下向き姿勢で
位置するように配置してあり、前記設定位置に下向き姿
勢で位置するレタス支持部材19の前端側の支持部19
Aにより光線が遮断されることで、そのレタス支持部材
19が設定位置に位置したことを検出する位置センサ7
7を設けて、所定のレタス支持部材19が、前記取出し
位置Aに到達したことを検出するよう構成してある。
【0036】また、前記取出し位置Aのレタス支持部材
19にレタスがあるか否かを、光線が遮断されることで
検出する投光部78Aと受光部78Bとから成る存否セ
ンサ78を設け、レタスの存在が存否センサ78で検出
され、かつ、レタスを保持するレタス支持部材19が前
記取出し位置Aに達したことが位置センサ77で検出さ
れると、両センサの検出結果に基づいて、前記制御装置
3がベルトコンベア5を制御して停止させるとともに、
ロボットハンド9を制御してフィンガー部16に取出し
作動させるよう構成してある。ベルトコンベア5はレタ
スが取出されると搬送を再開する。前記投光部78Aと
受光部78Bとはそれらを結ぶ線が平面視で搬送方向に
対して傾斜する状態に配置して、かりに、ロボットハン
ド9がレタスを落下させるようなことがあっても、投光
部78Aや受光部78Bの支持ブラケット等の上に落下
することがないようにして、レタスの損傷を防止してあ
る。
【0037】上記ロボットハンド9の動作について簡単
に説明する(図23〜図28参照) 揺動アーム40が前記取出し位置A側に揺動下降して、
初期開放径が大径側に設定されたフィンガー部16がレ
タスの周りに位置する。レタス押し出し体53は、揺動
アーム40の前記揺動下降に伴なって、逆さ姿勢のレタ
スの基端部に相対的に押し上げられる。フィンガー開放
径変更調節機構57が縮径作動して、前述のように、各
フィンガー部16がレタスを抱き込み把持する(図2
4)。次に揺動アーム14がレタス送り込み位置B側ま
で揺動して静止し(図25)、各フィンガー部16がレ
タスを把持解除もしくはほぼ把持解除するとエアーシリ
ンダ54が伸長駆動して、レタス押し出し体53がレタ
スを包装装置1のレタス受入れ部8に押し出す(図2
6)。レタスは包装シート36ごと包装装置1のゴム製
絞り込み部材84に絞り込まれながら可動台85上に送
り込まれる(図27)。そして可動台85が下降するな
ど、数工程を経てレタスが包装され、コンテンナ79に
回収される(図28)。包装シート36の上端側の余分
な部分は図外のカッターで切断されその切断片は包装装
置1に設けた袋87(図1参照)に回収される。
【0038】〔別実施形態〕前記農作物はレタスに限ら
れるものではなく、キャベツ、その他の野菜や果実等で
あってもよい。
【0039】前記主フレーム4に前記ベルトコンベア5
の搬送終端部を縦軸芯周りに回転自在に連結して、主フ
レーム4に対するベルトコンベア5の平面視での向き
を、前記縦軸芯周りで任意の位置に変更可能に構成して
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】レタス包装設備の全体斜視図
【図2】ベルトコンベアの搬送終端側周りの構造を示す
分解斜視図
【図3】ベルトコンベアの搬送方向下手側から見たレタ
ス包装設備を示す図
【図4】レタス包装設備の平面図
【図5】レタス包装設備の正面図
【図6】主フレームに対するベルトコンベアの平面視で
の向きを180°変更した状態を示す図
【図7】レタス支持部を示す斜視図
【図8】紡錘形のレタスの支持状態を示す縦断面図
【図9】普通の形状のレタスの支持状態を示す縦断面図
【図10】レタスの拭き取り装置を示す図
【図11】レタスの拭き取り装置を示す平面図
【図12】(イ)レタスの拭き取り装置におけるタオル
の取付け前の状態を示す斜視図 (ロ)レタスの拭き取り装置におけるタオルの取付け後
の状態を示す斜視図
【図13】(イ)レタスの拭き取り装置におけるレタス
の叩き作動を示す図 (ロ)レタスの拭き取り装置におけるレタスの叩き作動
を示す図
【図14】ロボットハンドの側面図
【図15】ロボットハンドの縦断側面図
【図16】ロボットハンドにおける揺動アームが直立下
状態を示す図
【図17】コンプレッサーとフィンガー部の中空部との
間の空気給排経路を示す横断平面図
【図18】コンプレッサーとフィンガー部の中空部との
間の空気給排経路を示す図
【図19】フィンガー部の開放径が大径になった状態に
おけるフィンガー開放径変更調節機構を示す図
【図20】フィンガー部の開放径が小径になった状態に
おけるフィンガー開放径変更調節機構を示す図
【図21】(イ)フィンガー部の開放径が大径になった
状態におけるフィンガー部と、これに把持される直前の
レタスを示す横断平面図 (ロ)フィンガー部の開放径が小径になった状態におけ
るフィンガー部と、これに把持されたレタスとを示す横
断平面図
【図22】フィンガー部と支持パイプとの連結構造を示
す図
【図23】ロボットハンドがレタスを把持する前の状態
を示す図
【図24】ロボットハンドが取り出し位置でレタスを把
持した状態を示す図
【図25】ロボットハンドが送り込み位置に位置した状
態を示す図
【図26】レタス押し出し体でレタスをレタス受入れ部
に押し出した状態を示す図
【図27】レタス受入れ部にレタスを受け入れた状態を
示す図
【図28】包装後のレタスがコンテナに回収された状態
を示す図
【符号の説明】
1 処理装置 2 農作物供給装置 4 主フレーム 5 搬送機構 7 連結手段 9 送り込み機構 A 所定位置 R 位置決め係合手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−80917(JP,A) 特開 平8−58727(JP,A) 特開 昭62−260637(JP,A) 特開 平7−315316(JP,A) 実開 平4−124902(JP,U) 登録実用新案3017318(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 25/02 B65B 25/04 B65B 59/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 農作物を横方向に送る搬送機構と、この
    搬送機構で所定位置まで送られた農作物を取出して処理
    装置に送り込む送り込み機構とからなる農作物供給装置
    を、前記処理装置とは独立して床面に載置するととも
    に、前記農作物供給装置と処理装置との間に、それら両
    装置を係合により位置決めして連結、及び連結解除可能
    な位置決め係合手段を設け、前記農作物供給装置は、床
    面上に起立する主フレームを設けるとともに、前記主フ
    レームの一側部に前記送り込み機構を、他側部に前記搬
    送機構の終端側を支持させて構成してある農作物処理設
    備。
  2. 【請求項2】 前記主フレームに対する前記搬送機構の
    平面視での向きを複数方向に設定可能に、各向きごとに
    前記搬送機構の搬送終端部と主フレームとを位置決めし
    て連結、及び連結解除可能な連結手段を、前記搬送終端
    部と主フレームとの間に設けてある請求項記載の農作
    物処理設備。
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