JPH10174981A - ミネラル添加装置 - Google Patents
ミネラル添加装置Info
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- JPH10174981A JPH10174981A JP34102096A JP34102096A JPH10174981A JP H10174981 A JPH10174981 A JP H10174981A JP 34102096 A JP34102096 A JP 34102096A JP 34102096 A JP34102096 A JP 34102096A JP H10174981 A JPH10174981 A JP H10174981A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ミネラル添加材が水への溶解と共に減少して
水の接触面積を減少させることなく、経時的に水に溶解
する量を安定させることを課題とする。 【解決手段】 固形状に成形し、かつ水道水が通水する
貫通穴7を設けたミネラル添加材5を、容器1の内壁に
隙間なく装入してミネラル添加装置とする。
水の接触面積を減少させることなく、経時的に水に溶解
する量を安定させることを課題とする。 【解決手段】 固形状に成形し、かつ水道水が通水する
貫通穴7を設けたミネラル添加材5を、容器1の内壁に
隙間なく装入してミネラル添加装置とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水道水にミネラル成
分を添加するミネラル整水器,アルカリイオン整水器等
に使用するミネラル添加装置に関するものである。
分を添加するミネラル整水器,アルカリイオン整水器等
に使用するミネラル添加装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のアルカリイオン整水器等に使用さ
れているミネラル添加装置は図8に示すように、メッシ
ュ地で形成されたミネラル添加筒51に顆粒、あるいは
錠剤型のカルシウム化合物52を入れ、ミネラル添加筒
51を水道水53に浸水させることによりミネラル成分
を溶解させていた。
れているミネラル添加装置は図8に示すように、メッシ
ュ地で形成されたミネラル添加筒51に顆粒、あるいは
錠剤型のカルシウム化合物52を入れ、ミネラル添加筒
51を水道水53に浸水させることによりミネラル成分
を溶解させていた。
【0003】また、ミネラル整水器として使用する場合
にはカルシウム化合物52として炭酸カルシウムを主原
料にしていた。
にはカルシウム化合物52として炭酸カルシウムを主原
料にしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の構成では、カルシウム化合物が水への溶解と共に減
少し、それに伴い水との接触面積も減るのでカルシウム
溶解量はしだいに減少し、経時的に溶解量を安定させる
ことはできなかった。
来の構成では、カルシウム化合物が水への溶解と共に減
少し、それに伴い水との接触面積も減るのでカルシウム
溶解量はしだいに減少し、経時的に溶解量を安定させる
ことはできなかった。
【0005】また、カルシウム溶解量も上昇硬度が0〜
10ppmと低く、アルカリイオン整水器のミネラル添
加筒として使用する場合、水道水の硬度が10ppm前
後の低い地域では電解質を捕えきれなく十分に電解を行
うことができなかった。
10ppmと低く、アルカリイオン整水器のミネラル添
加筒として使用する場合、水道水の硬度が10ppm前
後の低い地域では電解質を捕えきれなく十分に電解を行
うことができなかった。
【0006】また、ミネラル整水器では炭酸カルシウム
を原料としているので、水に溶解しにくく硬度がほとん
ど上昇しなかった。
を原料としているので、水に溶解しにくく硬度がほとん
ど上昇しなかった。
【0007】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、ミネラル溶解量を安定化させ、また硬度を
高くさせるミネラル添加装置を提供することを目的とす
る。
ものであり、ミネラル溶解量を安定化させ、また硬度を
高くさせるミネラル添加装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のミネラル添加装置は、固形状に成形し、かつ
通水する貫通穴を設けたミネラル添加材を具備したもの
である。そして前記貫通穴に水道とか井戸等の水が通水
されることによりミネラルの溶解と共に貫通穴径が広が
り、水との接触面積が減ることなくミネラル溶解量を経
時的に安定して供給することができる。
に本発明のミネラル添加装置は、固形状に成形し、かつ
通水する貫通穴を設けたミネラル添加材を具備したもの
である。そして前記貫通穴に水道とか井戸等の水が通水
されることによりミネラルの溶解と共に貫通穴径が広が
り、水との接触面積が減ることなくミネラル溶解量を経
時的に安定して供給することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は請求項1記載のように、
固形状に成形し、かつ通水する貫通穴を設けたミネラル
添加材を具備することによって、通水時にミネラルの溶
解と共に貫通穴径が広がり、水との接触面積が減ること
なくミネラル溶解量を経時的に安定して供給することが
できる。
固形状に成形し、かつ通水する貫通穴を設けたミネラル
添加材を具備することによって、通水時にミネラルの溶
解と共に貫通穴径が広がり、水との接触面積が減ること
なくミネラル溶解量を経時的に安定して供給することが
できる。
【0010】また、本発明は請求項2記載のように、ミ
ネラル添加材の貫通穴の断面形状を同一断面積の円の周
長より長い形状とすることにより、表面積が増え、ミネ
ラル溶解量を増加させることができる。
ネラル添加材の貫通穴の断面形状を同一断面積の円の周
長より長い形状とすることにより、表面積が増え、ミネ
ラル溶解量を増加させることができる。
【0011】また、本発明は請求項3記載のように、ミ
ネラル添加材は、内部に空隙を持った多孔質体とするこ
とによって、表面積が一層増え、ミネラル溶解量を増加
させることができる。
ネラル添加材は、内部に空隙を持った多孔質体とするこ
とによって、表面積が一層増え、ミネラル溶解量を増加
させることができる。
【0012】また、本発明は請求項4記載のように、ミ
ネラル添加材として、カルシウム化合物、またはマグネ
シウム化合物の単独化合物、または前記カルシウム化合
物とマグネシウム化合物の混合物とすることによって、
カルシウム、またはマグネシウムを飲料水から摂取する
ことができる。そして、前記カルシウム化合物,マグネ
シウム化合物は食品衛生法でカルシウムまたはマグネシ
ウム強化材として認可されたものであることが望まし
い。
ネラル添加材として、カルシウム化合物、またはマグネ
シウム化合物の単独化合物、または前記カルシウム化合
物とマグネシウム化合物の混合物とすることによって、
カルシウム、またはマグネシウムを飲料水から摂取する
ことができる。そして、前記カルシウム化合物,マグネ
シウム化合物は食品衛生法でカルシウムまたはマグネシ
ウム強化材として認可されたものであることが望まし
い。
【0013】更に、本発明は請求項5記載のように、前
記カルシウム化合物には、乳酸カルシウム,水酸化カル
シウム,硫酸カルシウム,グルコン酸カルシウム,グリ
セロリン酸カルシウムのうちのいずれか、または前記カ
ルシウム化合物の混合物を用い、マグネシウム化合物に
は、乳酸マグネシウム,水酸化マグネシウム,硫酸マグ
ネシウム,グルコン酸マグネシウム,グリセロリン酸マ
グネシウムのいずれか、または前記マグネシウム化合物
の混合物を用いることによってミネラル成分が溶解しや
すくすることができる。
記カルシウム化合物には、乳酸カルシウム,水酸化カル
シウム,硫酸カルシウム,グルコン酸カルシウム,グリ
セロリン酸カルシウムのうちのいずれか、または前記カ
ルシウム化合物の混合物を用い、マグネシウム化合物に
は、乳酸マグネシウム,水酸化マグネシウム,硫酸マグ
ネシウム,グルコン酸マグネシウム,グリセロリン酸マ
グネシウムのいずれか、または前記マグネシウム化合物
の混合物を用いることによってミネラル成分が溶解しや
すくすることができる。
【0014】また、本発明は請求項6記載のように、貫
通穴を通る水流に乱れを発生させる乱流発生部を設ける
ことによって、貫通穴の内部の水流を乱し、ミネラル溶
解量を増加させることができる。
通穴を通る水流に乱れを発生させる乱流発生部を設ける
ことによって、貫通穴の内部の水流を乱し、ミネラル溶
解量を増加させることができる。
【0015】また、本発明は請求項7記載のように、貫
通穴はスパイラル状に形成することにより、構成を簡素
化しながら貫通穴の内部の水流を乱し、ミネラル溶解量
を増加させることができる。
通穴はスパイラル状に形成することにより、構成を簡素
化しながら貫通穴の内部の水流を乱し、ミネラル溶解量
を増加させることができる。
【0016】また、本発明は請求項8記載のように、成
形したミネラル添加材の外側と、それを保持する容器内
側との間には隙間を設けないことにより、水は常に貫通
穴だけを通るので、ミネラル添加材を外側から溶解させ
ず、水との接触面積を減少させることがない。
形したミネラル添加材の外側と、それを保持する容器内
側との間には隙間を設けないことにより、水は常に貫通
穴だけを通るので、ミネラル添加材を外側から溶解させ
ず、水との接触面積を減少させることがない。
【0017】また、本発明は請求項9記載のように、成
形したミネラル添加材の貫通穴の前後には濾過フィルタ
ーを設けることにより、ミネラル添加材の小片,微粉が
ミネラル添加材を保持している容器から流出したりする
ことを防ぐことができる。
形したミネラル添加材の貫通穴の前後には濾過フィルタ
ーを設けることにより、ミネラル添加材の小片,微粉が
ミネラル添加材を保持している容器から流出したりする
ことを防ぐことができる。
【0018】また、本発明は請求項10記載のように、
前記濾過フィルターまたは容器は抗菌処理を施すことに
より、容器内に滞留した水に雑菌,カビが繁殖すること
を防ぐことができる。
前記濾過フィルターまたは容器は抗菌処理を施すことに
より、容器内に滞留した水に雑菌,カビが繁殖すること
を防ぐことができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
して説明する。
【0020】(実施例1)図1において1は容器で、水
道水とか井戸水とかの水は入口2から入り、出口3から
出る。容器1の内部の入口2,出口3の近傍には不織布
でできた濾過フィルター4が設けられている。また、容
器1の内部には硫酸カルシウムを原料とするミネラル添
加材5が設けられている。本実施例1では食品衛生法で
カルシウム強化材として認可された乳酸カルシウムの粉
末を水と混合した状態で容器1に充填した後に固化させ
たので、ミネラル添加材5の外側と容器1の内側の間に
は隙間ができないようになっている。また、この手段と
は別に図2に示すように、固化されたミネラル添加材を
吸水性のない弾性体6を介在させて容器1に挿入させる
ことによっても、ミネラル添加材5と容器1の間には隙
間ができないようにすることができる。前記ミネラル添
加材5には図3で示す貫通穴7が開いている。この穴は
図4(a)で示すように貫通穴7の断面形状を同一断面
積の円の周長より長い形状にすることや、図4(b)で
示すように複数個設けることもできる。また、このミネ
ラル添加材5は図5で示すように内部に空隙8を持った
多孔質体でできている。尚、前記ミネラル添加材5はカ
ルシウム化合物として、前記乳酸カルシウムの他に水酸
化カルシウム,硫酸カルシウム,グルコン酸カルシウ
ム,グリセロリン酸カルシウムのいずれか、または混合
物を、マグネシウム化合物として乳酸マグネシウム,水
酸化マグネシウム,硫酸マグネシウム,グルコン酸マグ
ネシウム,グリセロリン酸マグネシウムのいずれか、ま
たは混合物を使用することもできる。
道水とか井戸水とかの水は入口2から入り、出口3から
出る。容器1の内部の入口2,出口3の近傍には不織布
でできた濾過フィルター4が設けられている。また、容
器1の内部には硫酸カルシウムを原料とするミネラル添
加材5が設けられている。本実施例1では食品衛生法で
カルシウム強化材として認可された乳酸カルシウムの粉
末を水と混合した状態で容器1に充填した後に固化させ
たので、ミネラル添加材5の外側と容器1の内側の間に
は隙間ができないようになっている。また、この手段と
は別に図2に示すように、固化されたミネラル添加材を
吸水性のない弾性体6を介在させて容器1に挿入させる
ことによっても、ミネラル添加材5と容器1の間には隙
間ができないようにすることができる。前記ミネラル添
加材5には図3で示す貫通穴7が開いている。この穴は
図4(a)で示すように貫通穴7の断面形状を同一断面
積の円の周長より長い形状にすることや、図4(b)で
示すように複数個設けることもできる。また、このミネ
ラル添加材5は図5で示すように内部に空隙8を持った
多孔質体でできている。尚、前記ミネラル添加材5はカ
ルシウム化合物として、前記乳酸カルシウムの他に水酸
化カルシウム,硫酸カルシウム,グルコン酸カルシウ
ム,グリセロリン酸カルシウムのいずれか、または混合
物を、マグネシウム化合物として乳酸マグネシウム,水
酸化マグネシウム,硫酸マグネシウム,グルコン酸マグ
ネシウム,グリセロリン酸マグネシウムのいずれか、ま
たは混合物を使用することもできる。
【0021】この実施例1の場合、容器1の入口2より
入った水はミネラル添加材5の貫通穴7を通水し、カル
シウム成分を溶解しながら出口3より出る。ミネラル添
加材5は通水が進行すると溶解されていくので貫通穴7
の直径がしだいに大きくなり、表面積が増加する。この
ためミネラル添加材5の体積が通水によって減っても水
との接触面積が減ることがないので、カルシウム溶解量
が経時的に減少することがなくなる。また、貫通穴7の
断面形状を同一断面積の円の周長より長い形状にした場
合には表面積を増して、カルシウム溶解量を増加させる
ことができる。
入った水はミネラル添加材5の貫通穴7を通水し、カル
シウム成分を溶解しながら出口3より出る。ミネラル添
加材5は通水が進行すると溶解されていくので貫通穴7
の直径がしだいに大きくなり、表面積が増加する。この
ためミネラル添加材5の体積が通水によって減っても水
との接触面積が減ることがないので、カルシウム溶解量
が経時的に減少することがなくなる。また、貫通穴7の
断面形状を同一断面積の円の周長より長い形状にした場
合には表面積を増して、カルシウム溶解量を増加させる
ことができる。
【0022】また、ミネラル添加材は内部に空隙8を持
った多孔質体でできているので水との接触面積が増え、
カルシウム溶解量を増加させることができる。
った多孔質体でできているので水との接触面積が増え、
カルシウム溶解量を増加させることができる。
【0023】また、上記ミネラル添加材5には、食品衛
生法でカルシウム強化材として認可されたカルシウム化
合物、またはマグネシウム化合物、または前記カルシウ
ム化合物とマグネシウム化合物の混合物を用いることに
よって、カルシウム、またはマグネシウムを飲料水から
摂取することができる。また、ミネラル添加材5として
は乳酸カルシウム等の水に溶解しやすい材料を使用して
いるのでミネラル添加を素早く行うことができる。ま
た、ミネラル添加材5と容器1の間には隙間がなく、こ
の間を水が通水することがないのでミネラル添加材5が
外側から溶かされて外側の表面積がしだいに減少し、カ
ルシウム溶解量が減少することを防いでいる。また、容
器1の内部には濾過フィルター4を設けているのでミネ
ラル添加材5の小片,微粉が容器1より流れ出すことな
く、更に前記濾過フィルター4には銀等の抗菌性を有す
る抗菌材料を含有させているので、容器1内に滞留した
水に雑菌,カビが繁殖することを防いでいる。尚、前記
ミネラル添加材5の貫通穴7は図4(b)に示すように
複数個設けてミネラル溶解量を更に増加させることもで
きる。
生法でカルシウム強化材として認可されたカルシウム化
合物、またはマグネシウム化合物、または前記カルシウ
ム化合物とマグネシウム化合物の混合物を用いることに
よって、カルシウム、またはマグネシウムを飲料水から
摂取することができる。また、ミネラル添加材5として
は乳酸カルシウム等の水に溶解しやすい材料を使用して
いるのでミネラル添加を素早く行うことができる。ま
た、ミネラル添加材5と容器1の間には隙間がなく、こ
の間を水が通水することがないのでミネラル添加材5が
外側から溶かされて外側の表面積がしだいに減少し、カ
ルシウム溶解量が減少することを防いでいる。また、容
器1の内部には濾過フィルター4を設けているのでミネ
ラル添加材5の小片,微粉が容器1より流れ出すことな
く、更に前記濾過フィルター4には銀等の抗菌性を有す
る抗菌材料を含有させているので、容器1内に滞留した
水に雑菌,カビが繁殖することを防いでいる。尚、前記
ミネラル添加材5の貫通穴7は図4(b)に示すように
複数個設けてミネラル溶解量を更に増加させることもで
きる。
【0024】(実施例2)図6において、9は案内羽根
で容器1内の水の入口2側に設けられている。
で容器1内の水の入口2側に設けられている。
【0025】この実施例2の場合、入口2より入った水
は、流れ方向に対して傾斜し、放射状に配列した案内羽
根9によって回転力を生じ、旋回流となる。ミネラル添
加材5の貫通穴7には乱れを生じた旋回水流が流れ込む
ためにミネラルの溶解が促進され、ミネラル溶解量を増
加させることができる。
は、流れ方向に対して傾斜し、放射状に配列した案内羽
根9によって回転力を生じ、旋回流となる。ミネラル添
加材5の貫通穴7には乱れを生じた旋回水流が流れ込む
ためにミネラルの溶解が促進され、ミネラル溶解量を増
加させることができる。
【0026】また、この手段とは別に貫通穴7の内部に
スパイラル状のテープ(図示せず)を挿入することによ
っても同様の効果を得ることができる。
スパイラル状のテープ(図示せず)を挿入することによ
っても同様の効果を得ることができる。
【0027】(実施例3)図7において、5はミネラル
添加材で、これにスパイラル状貫通穴10が設けられて
いる。
添加材で、これにスパイラル状貫通穴10が設けられて
いる。
【0028】この実施例3の場合、容器1に入った水は
スパイラル状貫通穴10に入り、流れに乱れを生じさ
せ、ミネラルの溶解が促進されてミネラル溶解量を増加
させることができる。また、この手段ではミネラル添加
材5自体で流れを乱すため、流れを乱すための別の部品
が不要となり、構成を簡素化させることができる。
スパイラル状貫通穴10に入り、流れに乱れを生じさ
せ、ミネラルの溶解が促進されてミネラル溶解量を増加
させることができる。また、この手段ではミネラル添加
材5自体で流れを乱すため、流れを乱すための別の部品
が不要となり、構成を簡素化させることができる。
【0029】
【発明の効果】前記説明から明らかなように、請求項1
記載の発明によれば、固形状に成形したミネラル添加材
に通水する貫通穴を設けることにより、ミネラル添加材
は通水が進行すると溶解されていくので貫通穴の直径が
しだいに大きくなり、表面積が増加する。このためミネ
ラル添加材の体積が通水によって減っても水との接触面
積が減ることがないので、ミネラル溶解量が経時的に減
少することがなくなる。
記載の発明によれば、固形状に成形したミネラル添加材
に通水する貫通穴を設けることにより、ミネラル添加材
は通水が進行すると溶解されていくので貫通穴の直径が
しだいに大きくなり、表面積が増加する。このためミネ
ラル添加材の体積が通水によって減っても水との接触面
積が減ることがないので、ミネラル溶解量が経時的に減
少することがなくなる。
【0030】また、請求項2記載の発明によれば、貫通
穴の断面形状を同一断面積の円の周長より長い形状とす
ることにより、表面積が増え、ミネラル溶解量を増加さ
せることができる。
穴の断面形状を同一断面積の円の周長より長い形状とす
ることにより、表面積が増え、ミネラル溶解量を増加さ
せることができる。
【0031】また、請求項3記載の発明によれば、成形
したミネラル添加材は、内部に空隙を持った多孔質体で
できているので、水との接触面積が増え、ミネラル溶解
量を増加させることができる。
したミネラル添加材は、内部に空隙を持った多孔質体で
できているので、水との接触面積が増え、ミネラル溶解
量を増加させることができる。
【0032】また、請求項4記載の発明によれば、ミネ
ラル添加材には、カルシウム化合物、またはマグネシウ
ム化合物、または前記カルシウム化合物とマグネシウム
化合物の混合物を用いることによって、カルシウム、ま
たはマグネシウムを飲料水から摂取することができる。
ラル添加材には、カルシウム化合物、またはマグネシウ
ム化合物、または前記カルシウム化合物とマグネシウム
化合物の混合物を用いることによって、カルシウム、ま
たはマグネシウムを飲料水から摂取することができる。
【0033】また、請求項5記載の発明によれば、カル
シウム化合物は、乳酸カルシウム,水酸化カルシウム,
硫酸カルシウム,グルコン酸カルシウム,グリセロリン
酸カルシウムのうちのいずれか、または前記カルシウム
化合物の混合物を用い、マグネシウム化合物には、乳酸
マグネシウム,水酸化マグネシウム,硫酸マグネシウ
ム,グルコン酸マグネシウム,グリセロリン酸マグネシ
ウムのいずれか、または前記マグネシウム化合物の混合
物を用いることにより、水に溶解しやすくミネラル添加
を素早く行うことができる。
シウム化合物は、乳酸カルシウム,水酸化カルシウム,
硫酸カルシウム,グルコン酸カルシウム,グリセロリン
酸カルシウムのうちのいずれか、または前記カルシウム
化合物の混合物を用い、マグネシウム化合物には、乳酸
マグネシウム,水酸化マグネシウム,硫酸マグネシウ
ム,グルコン酸マグネシウム,グリセロリン酸マグネシ
ウムのいずれか、または前記マグネシウム化合物の混合
物を用いることにより、水に溶解しやすくミネラル添加
を素早く行うことができる。
【0034】また、請求項6記載の発明によれば、貫通
穴を通る水流に乱れを発生させる乱流発生部を設けるこ
とにより、ミネラル添加材の貫通穴には乱れを生じた旋
回水流が流れ込むためにミネラルの溶解が促進され、ミ
ネラル溶解量を増加させることができる。
穴を通る水流に乱れを発生させる乱流発生部を設けるこ
とにより、ミネラル添加材の貫通穴には乱れを生じた旋
回水流が流れ込むためにミネラルの溶解が促進され、ミ
ネラル溶解量を増加させることができる。
【0035】また、請求項7記載の発明によれば、貫通
穴はスパイラル状に形成することにより、スパイラル状
の貫通穴内部の流れに乱れを生じさせ、ミネラルの溶解
が促進されてミネラル溶解量を増加させることができ
る。また、ミネラル添加材自体で流れを乱すため、流れ
を乱すための別の部品が不要となり、構成を簡素化させ
ることができる。
穴はスパイラル状に形成することにより、スパイラル状
の貫通穴内部の流れに乱れを生じさせ、ミネラルの溶解
が促進されてミネラル溶解量を増加させることができ
る。また、ミネラル添加材自体で流れを乱すため、流れ
を乱すための別の部品が不要となり、構成を簡素化させ
ることができる。
【0036】また、請求項8記載の発明によれば、成形
したミネラル添加材の外側と、それを保持する容器の内
側との間には隙間を設けないことにより、ミネラル添加
材と容器の間には水が通水することがないのでミネラル
添加材が外側から溶かされて外側の表面積がしだいに減
少し、ミネラル溶解量が減少することを防ぐことができ
るの。
したミネラル添加材の外側と、それを保持する容器の内
側との間には隙間を設けないことにより、ミネラル添加
材と容器の間には水が通水することがないのでミネラル
添加材が外側から溶かされて外側の表面積がしだいに減
少し、ミネラル溶解量が減少することを防ぐことができ
るの。
【0037】また、請求項9記載の発明によれば、成形
したミネラル添加材の貫通穴の前後には濾過フィルター
を設けることにより、ミネラル添加材の小片,微粉が容
器から流出したりすることを防ぐことができる。
したミネラル添加材の貫通穴の前後には濾過フィルター
を設けることにより、ミネラル添加材の小片,微粉が容
器から流出したりすることを防ぐことができる。
【0038】また、請求項10記載の発明によれば、濾
過フィルター、または容器、もしくは両方に抗菌処理を
施すことにより、容器内に滞留した水に雑菌,カビが繁
殖することを防ぐことができる。
過フィルター、または容器、もしくは両方に抗菌処理を
施すことにより、容器内に滞留した水に雑菌,カビが繁
殖することを防ぐことができる。
【図1】本発明の実施例1におけるミネラル添加装置の
断面図
断面図
【図2】同実施例1における他の例のミネラル添加装置
の断面図
の断面図
【図3】同ミネラル添加材の斜視図
【図4】同ミネラル添加材の他の例における斜視図
【図5】同ミネラル添加材の他の例における要部断面図
【図6】本発明の実施例2におけるミネラル添加装置の
断面図
断面図
【図7】本発明の実施例3におけるミネラル添加装置を
示す説明図
示す説明図
【図8】従来のミネラル添加装置の断面図
1 容器 4 濾過フィルター 5 ミネラル添加材 7 貫通穴 8 空隙 9 案内羽根 10 スパイラル状貫通穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C02F 1/68 540 C02F 1/68 540G 540Z
Claims (10)
- 【請求項1】 通水する貫通穴を有し固形状に成形した
ミネラル添加材を具備したミネラル添加装置。 - 【請求項2】 ミネラル添加材の貫通穴の断面形状は同
一断面積の円の周長より長い形状とした請求項1記載の
ミネラル添加装置。 - 【請求項3】 ミネラル添加材は、内部に空隙を持った
多孔質体とした請求項1または2記載のミネラル添加装
置。 - 【請求項4】 ミネラル添加材は、カルシウム化合物、
またはマグネシウム化合物の単独化合物、または前記カ
ルシウム化合物とマグネシウム化合物の混合物とした請
求項1ないし3のいずれかに記載のミネラル添加装置。 - 【請求項5】 カルシウム化合物は、乳酸カルシウム,
水酸化カルシウム,硫酸カルシウム,グルコン酸カルシ
ウム,グリセロリン酸カルシウムの群から選ばれたカル
シウム化合物の単独化合物、または前記カルシウム化合
物の混合物とし、マグネシウム化合物は、乳酸マグネシ
ウム,水酸化マグネシウム,硫酸マグネシウム,グルコ
ン酸マグネシウム,グリセロリン酸マグネシウムの群か
ら選ばれたマグネシウム化合物の単独化合物、または前
記マグネシウム化合物の混合物とした請求項3記載のミ
ネラル添加装置。 - 【請求項6】 ミネラル添加材の貫通穴を通る水流に乱
れを発生させる乱流発生部を有する請求項1ないし5の
いずれかに記載のミネラル添加装置。 - 【請求項7】 ミネラル添加材の貫通穴はスパイラル状
とした請求項1ないし6のいずれかに記載のミネラル添
加装置。 - 【請求項8】 ミネラル添加材は、前記ミネラル添加材
を保持する容器の内側との間には隙間なく装入した請求
項1ないし7のいずれかに記載のミネラル添加装置。 - 【請求項9】 ミネラル添加材の貫通穴の前後には濾過
フィルターを設けた請求項1ないし8のいずれかに記載
のミネラル添加装置。 - 【請求項10】 濾過フィルターまたは容器は抗菌処理
を施した請求項9記載のミネラル添加装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34102096A JPH10174981A (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | ミネラル添加装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34102096A JPH10174981A (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | ミネラル添加装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10174981A true JPH10174981A (ja) | 1998-06-30 |
Family
ID=18342483
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34102096A Pending JPH10174981A (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | ミネラル添加装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10174981A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010137579A1 (ja) * | 2009-05-26 | 2010-12-02 | パナソニック電工株式会社 | 水処理用添加剤および水処理装置 |
CN107555576A (zh) * | 2017-05-04 | 2018-01-09 | 童筑林 | 一种向可流动的饮用水中添加矿物质的装置 |
JP2018001121A (ja) * | 2016-07-06 | 2018-01-11 | 清治 谷口 | ミネラル抽出方法及びミネラル抽出装置 |
CN110372074A (zh) * | 2019-06-27 | 2019-10-25 | 陕西珍硒菁华科技研究院有限公司 | 自然矿化水制备滤芯 |
-
1996
- 1996-12-20 JP JP34102096A patent/JPH10174981A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2010137579A1 (ja) * | 2009-05-26 | 2010-12-02 | パナソニック電工株式会社 | 水処理用添加剤および水処理装置 |
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CN107720924A (zh) * | 2017-05-04 | 2018-02-23 | 童筑林 | 一种向可流动的饮用水中添加矿物质的装置 |
CN107555576B (zh) * | 2017-05-04 | 2024-01-09 | 童筑林 | 一种向可流动的饮用水中添加矿物质的装置 |
CN107720924B (zh) * | 2017-05-04 | 2024-02-06 | 童筑林 | 一种向可流动的饮用水中添加矿物质的装置 |
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