JPH10328679A

JPH10328679A - 水の改質装置

Info

Publication number: JPH10328679A
Application number: JP15597197A
Authority: JP
Inventors: Katsuhiro Yoshie; 勝廣吉江
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1997-05-29
Filing date: 1997-05-29
Publication date: 1998-12-15

Abstract

(57)【要約】【目的】水の浸漬によって上記水を改質する改質装置
であって、この改質装置は負の静電気を放出する主成分
がシリコンからなる負の静電気発生体からなり、この負
の静電気発生体を上記水に浸漬することにより水を改質
する。【構成】水２の浸漬によって改質する改質装置であっ
て、この改質装置は負の静電気を放出する主成分がシリ
コンからなる負の静電気発生体３からなり、この負の静
電気発生体３を水２に浸漬することにより改質する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】水の内部に浸漬して水を改質する
改質装置に関し、特に、主成分がシリコンからなる負の
静電気発生体を使用した入浴剤にに関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、一般市民は水道水に対する信頼度
を無くしているため、種々の水が市販されるに至ってい
る。例えば、アルカリ性電解水、電子水、磁化水、高周
波還元水、セラミック処理水、オゾン水、脱酸素水、等
々であり、これらは、水に何らかの処理を施すことによ
り、機能を付加したものであり、機能水とも呼ばれてい
る。この機能水は、各々の機能に応じて農業、食品製
造、及び、健康向上用に使用されている。しかしなが
ら、このような機能水は、特殊な処理を行うためか、そ
の内容は不明ながらも、きわめて高価であり、通常の生
活用として水道水の如く使用することはできない。

【０００３】一方、上記水道水は、一般に飲用もしくは
料理用として使用されているが、人口の増加が過密にな
るに連れ、化学物質が氾濫したり、環境破壊が進んだこ
とから、浄水場で処理しても、一定の水質基準に達して
も、おいしさに欠けることがある。そこで、市民の多く
はより美味しい水を求め、いわゆるミネラルウオーター
を使用したり、水道の蛇口に浄水器を取り付け、水道水
を浄化した浄化水を使用している。しかしながら、市販
のミネラルウオーター及び浄水器も、通常の生活用水と
して使用するには高価であり、用途が限定される問題が
ある。

【０００４】また、近年は、ミネラルウオーターを家庭
で製造できるとして、ミネラルウオーター製造物質が市
販されている。その一例としては、希皇石なる鉱石を容
器に入れた水道水等に浸漬し、この希皇石の成分を水の
中に溶解させてミネラルウオーター化させようとするも
のである。しかしながら、この方法は、単に水道水等に
鉱石の成分を付加するにすぎず、水道水そのものは残存
するため、やはり、本来の美味しい水が得られない問題
がある。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、機能
水としての効果を有するとともに、飲用しても美味しい
水を安価に提供することができる水の改質装置を提供し
ようとするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】そこで本発明の請求項１
に関わる水の改質装置は、水の浸漬によって上記水を改
質する改質装置であって、この改質装置は負の静電気を
放出する主成分がシリコンからなる負の静電気発生体か
らなり、この負の静電気発生体を上記水に浸漬すること
により水を改質することを要旨としている。

【０００７】本発明の請求項２に関わる水の改質装置
は、シリコンは球状や多角立方体状の粒状に形成された
ことを要旨としている。

【０００８】本発明の請求項３に関わる水の改質装置
は、シリコン自体を薄板や網状に形成して水を収納する
容器の内面に貼設したことを要旨としている。

【０００９】本発明の請求項４に関わる水の改質装置
は、浄水器等の流路内に粒状または網状等の形状のシリ
コンを設置し、上記水を流通することにより改質させる
ことを要旨としている。

【００１０】

【作用】本出願人は、主成分がシリコンからなるシリコ
ン樹脂やシリコンゴムは、生活環境状態で負の静電気を
放出する作用があることを実験的に見出した。このシリ
コンからなる負の静電気発生体を水道水を含む特に飲用
に供する水の中に浸漬することにより、シリコンから発
生する負の静電気が水分中のイオンに作用して、水をマ
イナスイオン化する。この結果、水が改質されて一種の
機能水となり、人間がこれを飲用することにより、人体
の内科的或いは皮膚疾患を含む外科的な各種病状に対す
る治癒機能を有するとともに、健康を増進させる効果が
あることを突き止めた。

【００１１】また、負の静電気による水の改質による最
大の特徴は、一般に飲用されている水道水等が大幅にま
ろやかに変化し、市販のミネラルウオーター以上の美味
しさを有する水を得ることができた。更にこの改質水
は、抗菌効果を有することが明らかになり、食品の長期
保存を可能にすることも突き止めた。

【００１２】また、水を改質する負の静電気発生体はシ
リコン樹脂やシリコンゴム単体であるため、人体及び自
然環境に対しても無害であり、これを例え飲用水に使用
しても、人体に悪影響を及ぼす恐れがなく、しかも、負
の静電気発生体は極微量のシリコン成分が水の中に漏出
するだけであるため、長期化に及ぶ使用が可能なことか
ら、ランニングコストがきわめて安価となり、通常の生
活水として多用することが可能となる。

【００１３】

【実施例】図１は、本発明に関わる水の改質装置とし
て、水の容器内にシリコンゴムからなる負の静電気発生
体を設置した例を示している。ペットボトル等の容器１
の内部には水道水や井戸水、或いはミネラルウオーター
等の水２が満たされている。そして、この容器１内に
は、図２に示すような複数個の負の静電気発生体３が水
に浸漬するように設置されている。

【００１４】図２は負の静電気発生体３としての実施例
を示し、（Ａ）はシリコンゴムを球状に形成したもの、
（Ｂ）は四角形の立方体に形成したもの、（Ｃ）は三角
錐状のいわゆるピラミッド形に形成したものを示してい
る。これら負の静電気発生体３は、直径もしくは一辺の
寸法を１mmから２０mm程度に形成している。本発明にお
いて、負の静電気発生体３の形状は問わないが、容器１
内の水２に対して接する面積を大きくするために、表面
積を大きくできる形状が望ましい。例えば、（Ｂ）に示
すように、立方体の各面に点線で示すような凹所３ａ、
もしくは対面側に貫通する貫通孔を形成すると良い。こ
のような観点から、図２に例示した形状の他に、金平糖
のように複数の突起を形成したり、網状や短冊等の板状
に形成したものであってもよい。

【００１５】負の静電気発生体３としてのシリコンは、
ジメチルシロキサンから合成されるゴムであり、シリコ
ンを主成分としたものである。このシリコンゴムは、シ
リコン１００％としてもよいが、場合によっては、シリ
コンに対して他微量の不可避的添加材を混合した素材を
使用してもよい。また、上記シリコンゴムとしては、シ
リコン７０重量％に対してシリカを３０％混入させたも
のであってもよい。

【００１６】また、他の例としては、図示しないが、上
記負の静電気発生体３としてのシリコンゴムを水の容器
の内面に貼設し、この負の静電気発生体３を水に浸漬す
るように設置してもよい。このような貼設に用いるシリ
コンとしては、液状のシリコンゴム（ＲＴＶ）が好まし
く、液状のシリコンゴムを容器の内面に塗布することに
よって貼設する。その他、容器１自体をシリコンゴムま
たは樹脂によって製造し、このシリコン容器内に水を入
れて水に浸漬するようにしてもよい。

【００１７】図３は、図１に示したシリコンからなる粒
状の負の静電気発生体３を、水が出入り可能な袋４の内
部に数個乃至数百個充填して水の容器１内に装着したも
のである。このように袋４に装着して水の中に侵漬する
ことにより、容器１から水を出す際に負の静電気発生体
３が容器１の口から流出することを防止することができ
好適である。なお、上記袋４自体をシリコンゴムによっ
て形成してもよく、球状や多角立方体の負の静電気発生
体３による改質作用が向上する。

【００１８】そして、上記水の改質装置を使用すると、
シリコンからなる負の静電気発生体から負の静電気が放
出され、水のイオンに作用して水がマイナスイオン化す
る。因みに、負の静電気の発生量を測定したところ、室
温においては、マイナス２０ＫＶ／Ｍ（シムコ製静電測
定器型式ＨＥＳ−１００による測定値）以上であり、
負の静電気入浴剤３によって水に適宜の負の静電気が与
えられたことが解る。

【００１９】この結果、例えば水道水の場合には、殺菌
用として添加されたカルキが分解され、カルキの味を消
滅させる。さらに、水のマイナスイオン化によって、味
がやや甘みを感じるほどにまろやかに変化し、美味しい
水に改質された。この美味しい水への改質効果は、発明
者らが行った多数のテスターを対象とした感応テストに
よっても、ほぼ１００％のテスターが改質前の水に対し
て美味しくなったと回答していることからも証明され
る。

【００２０】さらに、この改質水を飲用したテスターか
ら得られた人体に対する影響としては、シリコンからな
る負の静電気発生体が無害であることから、害について
の報告は全くなかったが、便秘症のテスターからは、数
日の飲用によって便秘が解消されたとの報告を受けた
他、利尿作用が向上すると共に、排出される尿の臭いが
大幅に減少したとの報告も受け、いわゆる機能水として
の作用をも有することが実証された。

【００２１】一方、上記改質水をアトピー症状で悩むテ
スターに対して実験したところ、改質水を３回程患部に
塗布したところ、数回の塗布でアトピー特有の湿疹が改
善されて白いかさぶた状態に変化し、しかも痒みも大幅
に減少する結果が得られた。また、水虫で悩むテスター
に対して実験したところ、上記アトピーの場合と同様に
治癒が確認された。つまり、上記改質水には抗菌作用が
あり、この作用によって、皮膚病の治癒が促進されたも
のと考えられる。

【００２２】更に、上記改質水を料理用に使用したとこ
ろ、例えば、竹の子の灰汁抜きが短時間にできたとか、
上記改質水で洗浄した食品が腐敗するまでの日数が２倍
以上に延長された等々の効果も確認された。これらも改
質水に抗菌作用を有していることからの効果と推定され
る。

【００２３】図４は、本発明からなる水の改質装置とし
ての応用例を示し、浄水器に適用した例を示している。
即ち、浄水器５は、浄水容器６の一端側に例えば水道の
蛇口に取り付けて水道水を流入するための流入口７と、
改質水を流出するための流出口８と、上記水道水を改質
するためのシリコンからな負の静電気発生体９と、この
負の静電気発生体９に水道水を多少でも長時間浸漬する
ように、浄水容器６内に設けた隔壁１０とから構成され
ている。そして、浄水器５の浄水容器６には、前述の図
１で説明した、球状、立方体状等に形成した直径もしく
は一辺の寸法を１mmから２０mm程度に形成した負の静電
気発生体９を充填している。

【００２４】そして、浄水容器６の流入口７から水道水
を流入して、流出口８に至るまでの間、水道水に負の静
電気発生体９を浸漬させると、水道水は遅くとも百分の
１秒の間に改質が起こり、前述した改質水が流出口８か
ら流出される。

【００２５】図５は、本発明からなる水の改質装置とし
て、上記図４に示した浄水器の変形例を示している。図
５の例においては、負の静電気発生体９として、シリコ
ンからなるシリコン網１１を浄水器５の浄水容器６内に
配設している。シリコン網１１は、シリコンゴムを成型
によって形成したものであっても、また、シリコンを繊
維状に形成した後に網状に織ったものでもよく、何れも
水道水が適宜に流通可能に形成されている。その他、繊
維状に形成したシリコンを多数本束ねて浄水容器６内に
配設してもよい。

【００２６】この例においても、図４の例と同様に、浄
水容器６の流入口７から水道水を流入し、流出口８から
流出する間での間に水道水が負の静電気発生体９を浸漬
されることによって、、水道水が改質して流出口８から
改質水が流出される。

【００２７】以上の各例は、一例を示すものであり、負
の静電気発生体の形状を、植物や動物、或いは星等の自
然物を模した形状にする等、任意の形状に形成してもよ
い。また、浄水容器も水道の蛇口に直付けする形式以外
に、貯水式の形式であってもよい。更に、負の静電気発
生体によって改質した改質水は、飲用や料理用の他に植
物に用い、栽培の促進や、切り花の開花寿命の長期化に
使用したり、或いは、前記した皮膚疾患の治療用の他
に、美容用として肌の健康回復に使用としてもよく、本
発明を逸脱しない範囲で適宜に応用変形可能なことは勿
論である。

【００２８】

【発明の効果】以上のような構成からなる水の改質装置
は、主成分がシリコンからなる負の静電気発生体を水に
浸漬するのみで、シリコンから発生する負の静電気が水
分中のイオンに作用して、水をマイナスイオン化して水
が改質され、一種の機能水となって各種病状に対する治
癒効果や健康増進効果をもたらすことができる。さら
に、シリコンからなる負の静電気発生体は無害のあると
同時に、長期間の使用に耐えるため、ランニングコスト
が安価となり、水道水の如く種々の用途に使用可能とな
る。特に、水道水等をまろやかな水質に変化することか
ら、市販のミネラルウオーター以上の美味しさを有する
水を得ることができる等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に関わる水の改質装置の一例を示す側面
図である。

【図２】（Ａ）（Ｂ）（Ｃ）は、本発明における負の静
電気発生体の形状を示す斜視図である。

【図３】本発明における負の静電気発生体の変形例を示
す要部側面図である。

【図４】本発明に係る変形例とした浄水器の例を示す断
面図である。

【図５】図４における浄水器の一部を変形した例を示す
断面図である。

【符号の説明】

１容器２水３負の静電気発生体５浄水器６浄水容器

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号ＦＩＡ６１Ｋ 7/50 Ａ６１Ｋ 7/50 Ｃ０２Ｆ 1/48 Ｃ０２Ｆ 1/48 Ｂ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】水の浸漬によって上記水を改質する改質
装置であって、この改質装置は負の静電気を放出する主
成分がシリコンからなる負の静電気発生体からなり、こ
の負の静電気発生体を上記水に浸漬することにより水を
改質することを特徴とする水の改質装置。
【請求項２】シリコンは球状や多角立方体状の粒状に
形成されてなる請求項１または２に記載の水の改質装
置。
【請求項３】シリコン自体を薄板や網状に形成して水
を収納する容装置の内面に貼設してなる請求項１または
２に記載の水の改質装置。
【請求項４】浄水器等の流路内に粒状または網状等の
形状のシリコンを設置し、上記水を流通することにより
改質させる請求項１に記載の水の改質装置。