JPH0478489A - セラミックス触媒による脱臭および殺菌方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）技術分野 本発明は、温水プールや公衆用循環風呂、公衆便所９Ｍ
殺堝等で発生する悪臭ヤ雑菌類等を含む液に微量の塩素
を添加した後、フェライト系セラミックス（以下、セラ
ミックス触媒という）を触媒として作用させることによ
り脱臭と殺菌を行なう方法に関するものである。

（ロ）背景技術 従来、悪臭の脱臭法としては、燃焼脱臭法（直燃、触媒
燃焼）、薬液洗浄脱臭法（アルカリ溶液や次亜塩素酸ソ
ーダ等の酸化剤等を使用）、物理吸着剤（活性炭やゼオ
ライト等）あるいは化学吸着剤（イオン交換樹脂、酸性
吸着剤、アルカリ性吸着剤等）の使用による方法、生物
脱臭法、オゾン法など、種々の方法が提案され実施され
ているが、多量のエネルギーや高価な薬品類を使用する
のでコスト的に高くなる欠点がある。

また、殺菌方法と１４．ても、燃焼処理や薬品による処
理等各種の方法が提供されているが、人間や自然の野生
動物に対する安全性や殺菌能力に細心の注意を払う必要
があり、コスト的にも高くなる欠点がある。

（ハ）発明の開示 本発明は、特殊なフェライト系セラミックス焼結体であ
るセラミックス触媒を触媒とし、悪臭や一般細ＩＩｉ類
等を含有する水に作用させることにより、筒中に脱臭と
殺菌を行なう方江を捉供するものである。

埋ち１本発明はＳｉＯ２，Ａ文、０３及びＭｇＯを構造
成分とし、機能成分としてＭｕ、Ｆｅ。

Ｔｉ　　　Ｃａ、に、Ｃｏ、Ｃｕ、Ｃｒ、ＮｉＳｎ、Ｂ
ａ、Ｙ又はＧｄの酸化物の群から選ばれる少なくとも３
種をそれぞれ０．１　ｗｔ％以上でかつ該機能成分とし
ての金Ｎ＃化物の合計量が０．３〜３０．０ｗｔ％であ
るセラミックス焼結体を所定形状に成形後反応器に装填
し、含墳素木を通過せしめて活性水とした後、該活性水
を臭気及び細菌類を含む彼処理水と混合接触させるか、
あるいは該被処理水中に塩素を含有させた後上記セラミ
ックス焼結体と接触せしめることにより、脱臭と！！！
菌を行なうことを特徴とするセラミ−２クス触媒による
脱臭および殺菌方法に間するものである。

次に、本発明の詳細な説明する。

温水プールや公衆用循環風呂では、一般細菌や大腸菌等
の抑制のため、塩素ガス又は次亜塩素酸素を添加して浄
化している。

次記の（１）式に示すように、塩素の加水分解は通常長
時間を要し、次亜塩素酸素は（２）式で示すように、は
とんどが２分子の塩素又は次亜塩素酸の形で水中に溶存
し、微震動でも水面から揮発して室内に充満し、不快な
塩素臭として感知される。

Ｃ文？　　＋Ｈ，０→ＨＣ文　＋ＨＣ文Ｏ・　・　・　
拳　（１） ＮａＣｕＯ＋Ｈｔ、Ｏ→ＨＣｕＯ＋Ｎａ０）（・　・　
・　−（２） 本発明に係るセラミ−、クス触媒を装填した反応器を各
循環系内に配設し、−ト記各用水を通過接触させて活性
化することにより。

Ｃ又ｐ＋Ｈ９０→Ｈ”　＋Ｃ，Ｑ−＋）（”＋０文０−
−、、、、（３） ＮａＣｕＣ）＋Ｈ２Ｏ→Ｈ”　　＋ＣＩＩＣ）−＋Ｎａ
十　＋ＯＨ−０，０，（４） 反応は更に進んで、（３）式および（４）式に示すよう
に解ｍｌ（イオン化）され、次亜塩素酸イオンとなって
水中に安定して存在し、かつ活性化した形態まで反応が
進行しているので、塩素臭が全く感知されなくなる。

また、（３）式および（４）式で示されるように、解離
反応が充分に進行し、次亜塩素酸イオン（Ｃｕ　Ｏ−）
はガスとして存在する２分子塩素（Ｃ又ｔ）や次亜塩素
酸（ＨＣＣＯＯに比して活性であるため、殺菌能力は後
記実施例１に示すように極めて強力である。

更に、Ｌ記（３）式で示した次亜塩素酸イオン（Ｃ１Ｏ
−）は容易に分解して（５）式に示すように発生期の酸
素を発生するため、次亜塩素酸イオン（ＣｕＱ−）と共
に強力な酸化・殺菌作用を示す。

このｔめ、例えば噴水池や養魚Ｉｌ賞池等の嫌気性バク
テリアや青藻等を殺し、清澄でかつ不快臭のない水にす
ることができるのである。従って、この原理は各所に応
用でき５例えばクーリングタワーのフィン（装填剤）に
付着するスケールの除去にも充分適用できるのである。

２ＣＩＯ−→　２Ｃ，Ω、　−＋ｏ、　　　＠　　　ｓ
　　　６　　　争　（５）以−ト、塩素臭の除去と一般
細市や大ＩＩＩ菌等の抑制、殺菌及び嫌気性バクテリア
や青藻等の除去について説明したが１次に公衆便所の不
快臭の除去について蔑明する。

一般に公衆便所の発生する不快臭は、インドール、スカ
トール、メルカプタン７揮発性アミン類、アンモニア、
硫化水等の混合物に起因するが、その主体成分はスカト
ール（３メチルインドール）であり、［−ＮＨ−］の官
能基を有するため、弱塩基性を示し、酸と反応して塩が
生成する。

本発明に係る上記セラミックス触媒と含堪稟水とを接触
させて活性化した活性水を、上記スカトールを主成分と
する不快臭と接触させることにより、■二足（１）式に
示される如く生成した活性水中の塩酸とスカトールとが
反応し、次の（６）式に示すようにスカトール塩酸塩が
生成される。

２　Ｃｓ　Ｈｓ　Ｎ　＋　ＨＣ又→２Ｃ９Ｈ９Ｎ−ＨＣ
交・・−（６） 従って、アミン塩は無臭で水に可溶性となる。

これにより、上記の次亜塩素酸イオンの強力な殺菌作用
による初期の消毒作用と相まって、特有の公衆便所の不
快臭をほぼ党今に除去することができるのである。

次に、本発明を実施例により説明する。

（ニ）実施例 実施例Ｉ Ａ温泉のサウナに併設された循環風呂（１日当り釣２０
００人利用）で、ｌｄ交４ＸＩＯ５個の一般細菌と１６
個の大腸菌が検出された。

そこで、本発明に係るセラミックス触媒を平均粒径約１
０ｍ５＋φの粒状体に成形製作し、約４００Ｋｇを５０
０文のｐ、ｐ、製のシイ円筒状反応器に装填し、Ｆ−記
風呂水の循環回路に設置し、微量の塩素（１５ｐｐｍ）
を該風呂水中に含有させた後１通水した。

その結果１通水し始めてから１０日後の水質検査では、
一般細菌が３５００債に、大ａｍが０に減少し、更に３
０日後の水質検査では、一般細菌と大腸菌がともにＯと
なり、著しい殺菌効果を示した。

実施例２ 一日当り８００頭の豚を層殺し加工するＢコンビナート
で、屠殺場内外の各所に含塩素水（塩素：２０ｐｐｍ）
をセラミックス触媒装填反応器に通水し、活性化した活
性水を１ｍ２当り１００ｅｅの割合で散水した結果、３
日後には屠殺場特有の悪臭がほとんど感知されなくなっ
た。

これは、アミン系やメルカプタン系の悪臭成分に本発明
に係る活性水中のＭＣＩ　、Ｃ１−及び発生期の０２が
作用し、可溶あるいは分解して無臭化したものと考えら
れる。

（ホ）発明の効果 上記のよう１、本発明によればセラミックス焼結体であ
るセラミックス触媒を装填した反応器内を含塩素水を通
過させて活性化した活性水を、悪臭を発する公衆便所や
屠殺場に散布することにより、無９−化することができ
、また温水プールや公衆循環風呂、養魚観賞池又はクー
リングタワー等の各用水中に微量の塩素を添加含有させ
、これらの含塩素用水をセラミックス触媒を装填した反
応器に通水して接触させることにより、塩素臭や一般細
菌、大腸薗、様気性バクテリア、青藻等を脱臭・殺菌さ
せ、無臭化および無菌化することができ、ｉ、かもスケ
ールの発生をも防止できるのであ５゜ また、本発明が１−１以外の多くの分野に適用できるこ
とも勿論である。

特　許　出　願　人　株式会社セイスイ一一一」

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ＳｉＯ＿２、Ａｌ＿２Ｏ＿２及びＭｇＯを構造成分とし
   、機能成分としてＭｎ、Ｆｅ、Ｔｉ、Ｃａ、Ｋ、Ｃｏ、
   Ｃｕ、Ｃｒ、Ｎｉ、Ｓｎ、Ｂａ、Ｙ又はＧｄの酸化物の
   群から選ばれる少なくとも３種をそれぞれ０．１ｗｔ％
   以上でかつ該機能成分としての金属酸化物の合計量が０
   ．３〜３０．０ｗｔ％であるセラミックス焼結体を所定
   形状に成形後反応器に装填し、含塩素水を通過せしめて
   活性水とした後、該活性水を臭気及び細菌類を含む被処
   理水と混合接触させるか、あるいは該被処理水中に塩素
   を含有させた後上記セラミックス焼結体と接触せしめる
   ことにより、脱臭と殺菌を行なうことを特徴とするセラ
   ミックス触媒による脱臭および殺菌方法。