JPH10174613A - 液状化粧料塗布容器 - Google Patents

液状化粧料塗布容器

Info

Publication number
JPH10174613A
JPH10174613A JP16163897A JP16163897A JPH10174613A JP H10174613 A JPH10174613 A JP H10174613A JP 16163897 A JP16163897 A JP 16163897A JP 16163897 A JP16163897 A JP 16163897A JP H10174613 A JPH10174613 A JP H10174613A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
main body
hole
liquid cosmetic
movable body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16163897A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3083494B2 (ja
Inventor
Jinichi Tani
仁一 谷
Masahiro Tanaka
正弘 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokiwa Corp
Original Assignee
Tokiwa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokiwa Corp filed Critical Tokiwa Corp
Priority to JP09161638A priority Critical patent/JP3083494B2/ja
Publication of JPH10174613A publication Critical patent/JPH10174613A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3083494B2 publication Critical patent/JP3083494B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本体を装着時に蓋体内の気密を確実にするこ
とにより液状化粧料の気化を防止する。また、塗布具保
持部の外壁面の汚れを確実に防止する。 【解決手段】 本体3は先端に塗布具25を備え、蓋体
5に結合する雄ネジ21と蓋体5を圧接する圧接部1
3,20と可動体37に係合する突起23を有する。蓋
体5は封止部材35を介して液状化粧料27を収容した
タンク33を有する。封止部材35は本体3に圧接する
気密部57と可動体37に圧接する気密部53を有す
る。可動体37は本体3の突起23に係合する凹溝79
を有し蓋体5内を摺動可能に挿通し、圧縮コイルバネ3
9により蓋体5の開口部29側に付勢される。蓋体5を
本体3に装着すると蓋体5の内部が密閉されて液状化粧
料27の気化を防止する。可動体37の内部に付着防止
部材81を設けて塗布具保持部19の外壁面の汚れを防
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液状化粧料塗布容
器に関し、更に詳細には、蓋体の内部に収容された液状
化粧料を塗布具に付着させて使用する液状化粧料塗布容
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液状化粧料塗布容器には、塗布具を先端
に設けた本体と、内部にアイライナー、アイシャドウ等
の液状化粧料を収容した蓋体、とからなり、この本体を
蓋体に装着することによって塗布具に前記液状化粧料を
付着させるようにしたものがある。
【0003】例えば、実開平5−39415号公報に開
示された化粧品の塗布用具においては、蓋体は有底筒状
をなし、蓋体の底部に化粧料を充填したタンクと、この
タンクの開口部側に位置して前記開口部を閉塞する軟質
材製の栓部材を備えている。この蓋体に本体を嵌合する
と、本体の先端に取り付けられた塗布具が前記栓部材に
挿通するとともに、塗布具の周囲に設けられた封止環が
栓部材に当接してタンクを封止して、化粧料の漏れを防
止することができる。
【0004】また、実公平6−2599号公報に記載さ
れたアイライナーは前記実開平5−39415号公報に
開示された考案と略同様の構成をなしているが、栓部材
の構造が異なる点で相違する。即ち、実開平5−394
15号公報に記載の栓部材には塗布具の先端を進入可能
な貫通孔が設けらているが、実公平6−2599号公報
に記載の栓部材には切り割りが設けられていて、本体を
蓋体に装着する際に、塗布具が前記切り割りを押し拡げ
て塗布具に化粧料が付着し、蓋体から本体を取り出す際
に、塗布具を前記切り割りから引き出した後、この切り
割りが閉じてタンクが気密に閉塞される。
【0005】従って、この切り割りを栓部材に設けるこ
とにより、タンク内の液状化粧料を気密に閉塞すること
ができる。さらに、特開平2−60605号公報に記載
された化粧用容器においては、蓋体は有底筒状をなし、
蓋体の開口部にはこの開口部より底部側に突出し底部側
が先細で中空の円錐形状をなすさや部が嵌合している。
このさや部の前記開口部側に位置する端部の外側周壁に
は雄ネジが形成されており、さや部の中間部には内側に
突出する肩部が環状に形成されている。
【0006】前記本体は、先端に塗布具を備えた管状部
材と、この管状部材を装着する筒体から構成されてい
る。この筒体は有頂筒状をなし底部に開口部を有し、筒
体の内壁面であって前記開口部の周辺には前記雄ネジに
螺合する雌ネジが形成されている。前記管状部材は筒体
の内壁面に半田づけ等の手段で固定されている。前記塗
布具をさや部の内部に挿入し、本体と蓋体とを螺合する
と、前記本体の管状部材の先端部と前記蓋体の肩部が当
接して装着終端となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】実開平5−39415
号公報及び実公平6−2599号公報に記載されたもの
では、化粧を行なうときには、まず圧入されている蓋体
と本体を力を入れて分離するものである。しかし、本体
を蓋体から抜くときに塗布具が蓋体の内周面に形成され
た結合部に接触することが頻発する。このため、液状化
粧料が前記蓋体の嵌合面を汚すことは避けられない。か
かる結合面の汚染は、本体と蓋体との結合不良を生じて
化粧料の密封性を損なったり、あるいは使用者の手を汚
すこともある。そのうえ容器の見栄えも悪くなる。
【0008】特開平2−60605号公報に記載のもの
は、塗布具が結合部であるねじ面を液状化粧料で汚すこ
とは回避されるが、形状が複雑なさや部を必要とするう
え、本体に塗布具を取り付けるには管状部を半田付けし
なければならない。そのため、加工が面倒であり、価格
の上昇を招く。また、本体と管状部材の材料は半田付け
可能な金属材料に限定される。このため、重量が大とな
る等種々の課題が生じる。
【0009】本発明は、かかる従来品の課題に鑑みてな
されたものであり、蓋体内の密閉を確実にすることによ
り液状化粧料の気化や漏れ及び酸化等による劣化を防止
する液状化粧料塗布容器を提供することを目的とする。
【0010】また、本発明は、本体と蓋体とを分離した
ときに液状化粧料による結合部の汚染と塗布具保持部の
外壁面の汚れを確実に防止できる液状化粧料塗布容器を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、以下の手段を採用した。
【0012】(1) 即ち、本発明による液状化粧料塗
布容器は、有底筒状をなし一端に開口部を有し、この開
口部の周辺には蓋体結合部が設けられ、底部側の内部に
は液状化粧料を収容する収容部が設けられ、この収容部
における蓋体の開口部側の端部には液状化粧料を収容部
内に封止する封止部材が設けられた蓋体と、前記蓋体結
合部に着脱可能な本体結合部が設けられ、この本体結合
部より先端側に塗布具を先端に備えた塗布具保持部が設
けられた本体と、からなり、前記本体結合部に蓋体結合
部を結合して蓋体を本体に装着したときに前記塗布具が
前記封止部材に挿入される液状化粧料塗布容器におい
て、前記本体には前記本体結合部と前記塗布具保持部と
の間に第1圧接部が設けられ、塗布具保持部の先端に第
2圧接部が設けられており、前記蓋体の内部であって前
記封止部材よりも開口部側には、可動体が蓋体内を軸線
方向に摺動可能で且つ蓋体から離脱不能に取り付けられ
ていて、この可動体はバネ部材により常に開口部側に付
勢されており、この可動体には、塗布具保持部が挿入可
能な貫通孔が設けられ、前記開口部側に位置する可動体
の端部には、前記蓋体を前記本体に装着した時に前記本
体の第1圧接部に圧接して可動体の内部を気密に閉塞す
る気密部が設けられ、収容部側に位置する可動体の端部
には圧接部が設けられ、前記封止部材は前記塗布具を内
部に収容する貫通孔を有し、この封止部材において前記
蓋体の開口部側に位置する端部には、前記蓋体を前記本
体に装着した時に前記可動体の圧接部に圧接し可動体の
内部を気密に閉塞する第1気密部と、この第1気密部の
内側で前記本体の第2圧接部に圧接して封止部材の貫通
孔の内部を気密に閉塞する第2気密部が設けられてお
り、前記本体から前記蓋体を取り外したときに前記バネ
部材の付勢力により前記可動体が蓋体の開口部側に移動
して蓋体結合部の表面を覆うことを特徴とする。
【0013】このように構成された本発明の液状化粧料
塗布容器では、蓋体を本体に装着するには、塗布具保持
部の先端に備えられた塗布具を可動体の貫通孔に挿入
し、本体の本体結合部を蓋体の蓋体結合部に結合する。
この時に本体の第1圧接部が可動体の気密部を押圧しバ
ネ部材を圧縮して、可動体は収容部側に移動する。
【0014】そして、本体の第2圧接部と封止部材の第
2気密部が圧接して封止部材の貫通孔を気密に閉塞す
る。また、本体の第1圧接部と可動体の気密部が圧接し
且つ可動体の圧接部と封止部材の第1気密部が圧接し
て、可動体の外側と蓋体の内側に形成される隙間と可動
体の貫通孔とを遮断するとともに、可動体の貫通孔を気
密に閉塞する。同時に、塗布具が封止部材の貫通孔に挿
入される。
【0015】従って、蓋体を本体に装着すると蓋体内部
を確実に気密に閉塞して、液状化粧料の気化や漏れ及び
酸化等による劣化を防止することができる。また、本体
を蓋体から取り出すには、蓋体の蓋体結合部と本体の本
体結合部との結合を解除する。そして、蓋体を保持した
まま、本体を蓋体の開口部側に移動させる。このとき、
本体の移動にともない可動体もバネ部材に押されて蓋体
の開口部側に一緒に移動し、蓋体内の気密が解放され
る。
【0016】そして、可動体は蓋体結合部の表面の全面
を覆う位置で停止する。本体をさらに蓋体の開口部側に
移動させると塗布具保持部は可動体の貫通孔を移動し
て、この貫通孔から引き出され、本体が蓋体から分離す
る。
【0017】従って、本体と蓋体とを分離するときには
可動体が蓋体結合部の表面を覆うため、液状化粧料によ
る蓋体結合部の汚染を確実に防止し、これにより本体結
合部の汚染も確実に防止することができる。
【0018】以下、この発明の構成要素のポイントをさ
らに説明する。
【0019】[本体]前記本体結合部を雄ネジによって
構成してもよい。また、本体結合部は螺合手段ではな
く、嵌合手段を使用してもよい。
【0020】本体の本体結合部より塗布具側に段部を形
成し、この段部を第1圧接部とすることができる。さら
に、前記段部よりも塗布具側に塗布具保持部を形成し、
この塗布具保持部の先端部を第2圧接部とすることがで
きる。
【0021】本体は長い筒状に形成することが可能であ
り、その長さは適宜使い勝手のよい長さとすることがで
きる。また、本体の形状は、円筒形、三角形、多角形等
の適宜の断面形状を選択することができる。
【0022】[蓋体]本体結合部を雄ネジで構成する場
合には、前記蓋体結合部を雌ネジによって構成する。ま
た、蓋体結合部は螺合手段ではなく、嵌合手段を使用し
てもよい。
【0023】[可動体]前記可動体は円筒形にすること
ができる。また、可動体の貫通孔は本体を蓋体に挿入し
且つ取り出す際のガイドの役割も果たすゆえ、塗布具保
持部と嵌合する形状が好ましい。
【0024】さらに、可動体において蓋体の開口部側に
位置する端面を前記本体の第1圧接部に圧接する気密部
としてもよい。また、可動体において蓋体の収容部側に
位置する端面を前記封止部材の第1気密部に圧接する圧
接部としてもよい。
【0025】尚、可動体は蓋体から離脱不能に取り付け
られるものゆえ、可動体の外壁面と前記蓋体の内壁面の
それぞれに互いに係合する係合突起を設けることができ
る。
【0026】[バネ部材]前記バネ部材は圧縮コイルバ
ネを使用することができる。
【0027】[封止部材]前記封止部材は円筒形にする
ことができる。また、封止部材において蓋体の開口部側
に位置する端面を前記本体の第2圧接部に圧接する第2
気密部としてもよい。さらに、封止部材において蓋体の
開口部側に位置する端面を前記可動体の圧接部に圧接す
る第1気密部としてもよい。
【0028】また、封止部材を合成ゴム等の弾性のある
もので形成した場合には、本体の第1圧接部と第2圧接
部の離間寸法の寸法精度を落とすことができる。即ち、
合成ゴム製の封止部材を使用して前記離間寸法の寸法精
度を落としても、蓋体を本体に装着した時に、本体の第
2圧接部と封止部材の第2気密部、本体の第1圧接部と
可動体の気密部、可動体の圧接部と封止部材の第1気密
部の全てが圧接するので、蓋体の内部の気密にすること
ができる。従って、蓋体の内部の気密を確実とし、且つ
製造コストを安価にすることができる。
【0029】[液状化粧料]前記液状化粧料としては、
アイライナー、アイシャドウ、口紅、マニキュア、ペデ
ィキュア等の化粧料を例示することができる。また、粘
度の高いもの、あるいは粘度の低いものなど種々のもの
が含まれる。さらに、予め防腐剤を混ぜておき雑菌の繁
殖を防止してもよい。
【0030】[塗布具]前記塗布具は液状化粧料の保持
性能の良い多孔質材料、例えば、フェルト、発泡プラス
チック、あるいは心材としてのエラストマー樹脂にナイ
ロン繊維を係着したもの、あるいはポリエステル繊維を
束ねたものなどの適宜な材料を選択して実施することが
できる。また、形状については、先端に進むにしたがっ
てその直径が漸次小さくなるぺん先あるいは筆先形状と
することが好ましい。
【0031】(2) この液状化粧料塗布容器において
は、前記蓋体を前記本体に装着したときに、前記塗布具
の先端を前記封止部材の貫通孔の内部に収まるようにし
てもよい。
【0032】収容部内に収容された液状化粧料を強制的
に封止部材の貫通孔に供給するには、前記収容部内に鋼
球等を装填し、液状化粧料塗布容器をその軸線方向に振
って前記鋼球等を移動させて前記貫通孔に液状化粧料を
押し出すことにより行なわれる。
【0033】このとき、鋼球等により液状化粧料を押し
出す際に、塗布具が封止部材の内部に収まるようにして
おくと、塗布具は押し出し部材に衝突せず傷つくことが
ない。
【0034】(3) この液状化粧料塗布容器において
は、前記本体の塗布具保持部の外壁面と前記可動体の貫
通孔の内壁面のいずれか一方の壁面に外側に突出する係
合凸部を設け、他方の壁面にこの係合凸部に係合可能な
係合凹部を設け、前記蓋体結合部を雌ネジに形成し前記
本体結合部を雄ネジに形成して、前記雄ネジと雌ネジを
螺合させて蓋体を本体に装着する際に雄ネジと雌ネジの
螺合の終端部において前記係合凸部と係合凹部が係合
し、蓋体を本体から取り外す際に前記雄ネジと雌ネジの
螺合を解いても前記係合凸部と係合凹部の係合が保持さ
れ、螺合解除後さらに蓋体と本体とを離間させると係合
凸部と係合凹部の係合が解除されるように構成してもよ
い。
【0035】上記構成において蓋体を本体に装着させる
には、可動体の貫通孔に塗布具保持部を挿入するととも
に、蓋体の雌ネジと本体の雄ネジを螺合させる。そし
て、螺合の終端部にくると、塗布具保持部の係合凸部
(凹部)と、可動体の係合凹部(凸部)が係合する。こ
の可動体の係合凹部(凸部)と塗布具保持部の係合凸部
(凹部)の係合により蓋体の装着の完了を確認すること
ができる。
【0036】一方、本体を蓋体から取り出すには、雄ネ
ジと雌ネジの螺合を解除する。このとき、可動体は、可
動体の係合凹部(凸部)と塗布具保持部の係合凸部(凹
部)が係合したままの状態で開口部側に移動する。そし
て、本体を蓋体の開口部側にさらに移動させて、前記係
合凹部(凸部)と係合凸部(凹部)との係合を解除し
て、本体を蓋体から分離する。
【0037】従って、本体と蓋体の螺合を解除しても可
動体の係合凹部(凸部)と塗布具保持部の係合凸部(凹
部)が係合したままの状態であることから、蓋体が本体
から飛び出すことはない。
【0038】尚、前記可動体に係合凹部を形成し塗布具
保持部に係合凸部を形成し、又は、可動体に係合凸部を
形成し塗布具保持部に係合凹部を形成してもよい。
【0039】(4) 本発明による液状化粧料塗布容器
は、前記可動体の貫通孔の内壁面に付着防止部材を設
け、この付着防止部材に前記本体の塗布具保持部を密接
して挿通させる貫通孔を設けてもよい。
【0040】上記構成の付着防止部材の貫通孔に液状化
粧料が付着している場合、付着防止部材の貫通孔に本体
の塗布具保持部を挿入すると、その塗布具保持部の先端
部が付着防止部材の貫通孔に付着した液状化粧料を収容
部側に移動させながら前記封止部材の貫通孔に押し出し
て排除する。
【0041】従って、付着防止部材の内部に液状化粧料
が付着しても、塗布具保持部の先端部によりこの液状化
粧料を排除するので、塗布具保持部の周壁面が汚れるこ
とがなく使用する者の手を汚すことがない。
【0042】(5) この液状化粧料塗布容器において
は、前記付着防止部材は弾性体であることが好ましい。
塗布具保持部を付着防止部材の貫通孔に挿入すると、付
着防止部材は弾性体であるので径方向外側に弾性変形
し、塗布具保持部の外壁面と付着防止部材の内壁面とを
確実に密接させることができる。
【0043】弾性体としては、軟質性の合成ゴム例えば
アクリロニトリル−ブタジエンンゴム(以下、NBRと
記す。)を例示することができる。尚、塗布具保持部の
外壁面に付着防止部材を嵌着させ、可動体の貫通孔に付
着防止部材が装着された塗布具保持部を挿入して、可動
体の貫通孔の内壁面に付着した液状化粧料を排除しても
よい。
【0044】(6) 前記収容部から封止部材の貫通孔
内へと連通して収容部内の液状化粧料を貫通孔内へと導
く流路を設けることが好ましい。液状化粧料が封止部材
の貫通孔とは別に流路を通って封止部材の貫通孔内に流
入する。そして、この封止部材の貫通孔内に収容されて
いる塗布具に液状化粧料が付着する。従って、塗布具に
充分な液状化粧料を供給することができる。
【0045】流路は収容部内の液状化粧料が貫通孔とは
別にこの貫通孔に液状化粧料が流れるものであればその
形状は問わない。流路は、例えば、スリットや毛管現象
が生じる径の細い流路を例示することができる。
【0046】(7) 前記流路は前記封止部材の内部に
あり、この封止部材の貫通孔を形成する内筒の外側であ
って収容部側に開口部を有する有底円環状の凹溝と前記
貫通孔とを連通するスリットであることが好ましい。
【0047】液状化粧料が収容部から直接に貫通孔に流
入する他に、凹溝を経由しスリットを通って貫通孔に流
入したり、スリットの開口部を通りスリット内を流れて
貫通孔に流入する。
【0048】液状化粧料が収容部から凹溝を経由しスリ
ットを通って貫通孔に流れ、又は液状化粧料が直接にス
リットを通って貫通孔に流れれば、スリットの形状や数
は問わない。スリットは、例えば、矩形状を例示するこ
とができる。
【0049】(8) 前記収容部にはこの収容部内を移
動する移動体を設けることが好ましい。蓋体を本体に装
着した液状化粧料塗布容器を液状化粧料塗布容器の軸線
方向に振ると、移動体が収容部内の封止部材側に移動し
て液状化粧料を押圧する。そして、液状化粧料が収容部
から直接に貫通孔内に流入し、又は、収容部から凹溝を
経由しスリットを通って貫通孔に流入し、若しくはスリ
ットを通って貫通孔に流入する。
【0050】移動体は収容部内を移動して液状化粧料を
押圧することができればその形状は問わない。移動体
は、例えば、球を例示することができる。
【0051】(9) 前記スリットは前記収容部側に開
口部を有し、この開口部に前記移動体が進入出来ないよ
うに形成されていることが好ましい。開口部は、例え
ば、移動体が進入出来ないように移動体の大きさよりも
小さな開口幅を有してなるように形成することを例示で
きる。
【0052】(10) 前記可動体の貫通孔の内面には
この貫通孔の内側に突出するリブが形成されていること
が好ましい。毛先のばらけた塗布具を可動体の貫通孔に
挿入すると、塗布具の先端はリブや可動体の貫通孔の内
壁面に当接する。
【0053】しかしながら、本体側における塗布具の先
端とリブの貫通孔の内壁面とのなす角度は鋭角であるの
で、リブ等から受ける毛先を折り曲げようとする力の大
きさは極めて小さい。また、可動体の貫通孔の表面は滑
らかに成形されているので、塗布具の先端と貫通孔の表
面との間に生じる摩擦力の大きさも小さい。
【0054】従って、塗布具の先端が貫通孔の表面に引
っ掛かったり折曲がったりせずにリブや貫通孔の壁面上
を収容部側に沿って移動し、リブ間の貫通孔を通りなが
ら塗布具全体が一つのまとまった束になる。
【0055】リブは、例えば、可動体の軸芯方向と同一
の方向に配置された長方体形状のものを例示することが
できる。また、リブは、貫通孔の内側に一定の間隔を有
して複数個設けてもよい。
【0056】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
から図17の図面に基づいて説明する。
【0057】〔第1の実施の形態〕本発明における液状
化粧料塗布容器の第1の実施の形態を、図1から図5に
基づいて説明する。
【0058】液状化粧料塗布容器1は本体3と蓋体5か
ら構成されている。前記本体3は、図2に示すように、
断面形状が円形をなし後端に向かって次第に径小に形成
された中空の軸筒7と、この軸筒7の先端に圧入固定さ
れた先筒9、を有している。
【0059】前記軸筒7は、アクリルニトリル−ブタジ
エン−スチレン樹脂(以下、ABS樹脂と記す。)を用
いてインジェクション成形したものである。前記先筒9
は、前記軸筒7に嵌着する基部11と、この基部11よ
り先端部側の端部に環状に形成された段部(第1圧接
部)13と、この段部13に連設し前記基部11より小
径をなす円筒状の小径部15と、この小径部15に連接
し先細の円錐状の円錐部17と、この円錐部17に連接
し中空円筒状の塗布具保持部19、から構成されてい
る。前記塗布具保持部19の先端周壁は第2圧接部20
をなしている。
【0060】前記基部11における小径部15側の外周
面には雄ネジ(本体結合部)21が形成され、蓋体5と
の結合部になる。小径部15の外壁面には、図4に示す
ように、外側に突出する円形状の突起23が周方向に等
間隔に設けられている。前記本体3の中空円筒状の塗布
具保持部19の内部には塗布具25が挿入され接着剤に
て固定されている。この塗布具25は先細形状をなし、
ポリエステル繊維を束ねた筆タイプのものである。
【0061】蓋体5は、図3に示すように、有底筒状を
なし一端に開口部29を有する筒体31と、この筒体3
1の底部側に位置し内部に前記液状化粧料27を収容す
るタンク(収容部)33と、このタンク33の開口部2
9側に位置する端部に嵌着される封止部材35と、この
封止部材35よりも開口部29側に位置し蓋体5内を軸
線方向に摺動可能な可動体37と、この可動体37と前
記封止部材35との間に介在して可動体37を常に開口
部29側に付勢する圧縮コイルバネ(バネ部材)39、
から構成されている。
【0062】筒体31の開口部29側の内周面には前記
本体3の雄ネジ21に螺合する雌ネジ(蓋体結合部)4
1が形成されている。この雌ネジ41における底部側の
終端部には筒体31の内側に突出し前記可動体37の移
動を制限する突条43が環状に設けられている。この突
条43よりも底部側には一定の幅を有する凹溝45が環
状に形成されている。
【0063】尚、前記筒体31は、ABS樹脂を用いて
インジェクション成形したものである。タンク33の内
部にはアイライナーやアイシャドウのような液状化粧料
27と、この液状化粧料27を前記封止部材35の内部
に強制的に押し出すための鋼球(移動体)47が装填さ
れている。
【0064】封止部材35は、合成ゴム製であって筒状
をなし、内部に略漏斗形状をなす封止部材の貫通孔49
(以下、「貫通孔49」と記す。)を有している。この
貫通孔49のタンク33側の開口は開口部29側の開口
よりも小径に形成されており、これによって、液状化粧
料27が容易に封止部材35の貫通孔49に流出するこ
とはない。
【0065】封止部材35の開口部29側の端部には外
側に張り出すフランジ部51が環状に設けられている。
このフランジ部51の底面は前記タンク33の開口部2
9側の端部に当接する。
【0066】封止部材35の開口部29側の端面の周縁
は、一番外側が前記圧縮コイルバネ39のバネ受けとな
っており、その内側が前記可動体37に圧接する圧接面
となる第1気密部53になっている。この第1気密部5
3の内側であって大径をなす開口の周縁には前記本体3
の第2圧接部20に圧接して封止部材35の貫通孔49
を気密に閉塞する第2気密部57が環状に形成されてい
る。
【0067】可動体37は略円筒状をなし、開口部29
側に大径部59、タンク33側に小径部61を有してい
る。前記大径部59の開口部29側の端面は前記本体3
の第1圧接部13に圧接する気密部62をなしている。
また、前記小径部61のタンク33側の端面は前記封止
部材35の第1気密部53に圧接する圧接部64をなし
ている。
【0068】前記大径部59と前記小径部61との間に
は大径部59よりも径方向外側に突出する突条63が設
けられており、この突条63は前記蓋体5の凹溝45に
摺動可能に挿入されている。可動体37は筒体31の軸
線方向に移動可能であり、前記突条63と蓋体5の突条
43が当接することにより可動体37は蓋体5から離脱
不能となる。突条63と小径部61との間には段部65
が形成され、前記圧縮コイルバネ39のバネ受けになっ
ている。
【0069】可動体37の内部には可動体の貫通孔67
(以下、「貫通孔67」と記す。)が設けられ、タンク
33側に小径部69、開口部29側に大径部71を有し
ている。この小径部69と大径部71との間には小径部
69側が先細となる円錐状の円錐部73が形成され、前
記大径部71には一定の幅を有した凹溝79が環状に形
成されている。
【0070】上記構成において、蓋体5を本体3に装着
するには、本体3を蓋体5に挿入し、本体3の第1圧接
部13と可動体37の気密部62を当接させて、可動体
37を圧縮コイルバネ39の弾性に抗して押圧し蓋体3
7の底部側に移動させて、雌ネジ41の表面を露出させ
る。
【0071】そして、本体3と蓋体5を相対的に回転し
て、本体3の雄ネジ21を蓋体5の雌ネジ41に螺合す
る。すると本体3の第1圧接部13が可動体37の気密
部62をさらに押圧して圧縮コイルバネ39を圧縮し、
可動体37を蓋体5の軸線方向に沿ってさらにタンク3
3側に移動させる。
【0072】そして、螺合の終端において、本体3の小
径部15の突起23が可動体37の貫通孔67における
大径部71の凹溝79に係合するとともに、本体3の第
1圧接部13と可動体37の気密部62が圧接し可動体
37の圧接部64と封止部材35の第1気密部53が圧
接して可動体37の貫通孔67を気密に閉塞し、且つ、
本体3の第2圧接部20と封止部材35の第2気密部5
7が圧接して封止部材35の貫通孔49を気密に閉塞し
て、塗布具25が封止部材35の貫通孔49内に収容さ
れる。
【0073】従って、蓋体5を本体3に装着した状態に
おいては二重の気密構造となるので、万が一に封止部材
35の貫通孔49の気密が損なわれた場合にも可動体3
7の貫通孔67の気密が確保され、あるいはこれと逆に
万が一に可動体37の貫通孔67の気密が損なわれた場
合にも封止部材35の貫通孔49の気密が確保されるの
で、蓋体5内部を確実に気密にすることができ、液状化
粧料27の気化や漏れ及び酸化による劣化を防止するこ
とができる。
【0074】次に、本体3に蓋体5が装着された液状化
粧料塗布容器1の状態から液状化粧料27を使用するに
は、本体3と蓋体5とを相対的に回転する。すると可動
体37は圧縮コイルバネ39により開口部29側に押圧
されて蓋体5の軸線方向に移動し、封止部材35の貫通
孔49と可動体35の貫通孔67の気密が解放される。
【0075】そして、螺合が解除すると同時又はその後
に可動体37の突条63と蓋体の突条43が接触して可
動体37は停止し、可動体37の大径部59が雌ネジ4
1の表面を覆う。このとき、本体3の突起23と可動体
37の凹溝79との係合は保たれたままの状態であるの
で、圧縮コイルバネ39が可動体37を開口部29側に
付勢していても蓋体5は本体3から飛び出すことはな
い。
【0076】そして、さらに、本体3を蓋体5の開口部
29側に引き出すと、本体3の突起23と可動体37の
凹溝79との係合が解除されて、本体3は蓋体5から分
離する。
【0077】従って、本体3と蓋体5とを分離したとき
には蓋体5の雌ネジ41が可動体37によって覆われる
ので、塗布具25が雌ネジ41に接触しなくなり、液状
化粧料27による雌ネジ41の汚染を確実に防止するこ
とができる。
【0078】次にタンク33内に収容された液状化粧料
27を塗布具25に付着させるには、本体3に蓋体5を
装着したままの状態で液状化粧料塗布容器1をその軸線
方向に振り、前記鋼球47をタンク33内で移動させ
る。そして、鋼球47の移動により液状化粧料27を封
止部材35の貫通孔49に押し出して塗布具25に付着
させる。
【0079】従って、塗布具25は封止部材35の貫通
孔49に収められタンク33内に進入しないので、塗布
具25は鋼球47に接触せず傷つくことがない。
【0080】〔第2の実施の形態〕次に、第2の実施の
形態を図5に基づいて説明する。第2の実施の形態の液
状化粧料塗布容器1が第1の実施の形態と相違する点
は、蓋体5の筒体31と本体3の軸筒7がアルマイト処
理されたアルミニウムで成形されている点と、雌ネジ4
1が形成された雌ネジ形成体80が筒体31と別体に形
成されていて筒体31に嵌着されている点と、塗布具2
5がナイロン繊維をバインダーで固めたものを使用して
いる点、にある。その他の点については前記第1の実施
の形態と同様であるため、図中同一態様部分については
同一符号を付して説明を省略する。
【0081】前記雌ネジ形成体80は、ポリアセタール
(POM)製であって円筒状をなし、筒体31に嵌合固
定されている。
【0082】〔第3の実施の形態〕本発明における液状
化粧料塗布容器1の第3の実施の形態を、図6から図8
に基づいて説明する。
【0083】第3の実施の形態における液状化粧料塗布
容器1が第1の実施の形態と相違する点は、可動体37
の貫通孔67に筒状の付着防止部材81を嵌入した点
と、本体3の小径部15が省略されている点、にある。
その他の点については前記第1の実施の形態と同様であ
るため、図中同一態様部分については同一符号を付して
説明を省略する。
【0084】第3の実施の形態における可動体37の貫
通孔67は、図7に示すように、開口部29側に小径孔
部83、タンク33側に大径孔部85を有している。こ
の小径孔部83の中間部には内側に突出する突起87が
環状に設けられている。この突起87における開口部2
9側の端部には段部89が設けられている。大径孔部8
5と小径孔部83との間には段部93が設けられてい
る。
【0085】前記付着防止部材81は合成ゴム製(例え
ば、NBR等)であって、円筒状をなし開口部29側に
小径部95、タンク33側に大径部97を有している。
この小径部95の中間部には内側に窪んだ凹溝99が環
状に設けられている。この凹溝99の開口部29側の端
部には段部101が設けられている。大径部97と小径
部95との間には段部103が設けられている。
【0086】付着防止部材81の内部には付着防止部材
の貫通孔105(以下、貫通孔105と記す。)が設け
られている。この貫通孔105の開口部29側にはタン
ク33側を先細とする漏斗状の円錐孔部107が連通し
ている。貫通孔105の内径は前記本体3の塗布具保持
部19の外径よりも小さめに形成され、この貫通孔10
5に塗布具保持部19を挿入すると、塗布具保持部19
の外壁面と貫通孔105の外壁面とが密接するように構
成されている。
【0087】付着防止部材81は可動体37のタンク3
3側の開口から付着防止部材81の前記円錐孔部107
を先端にして挿入される。そして、可動体37の突起8
7と付着防止部材81の凹溝99を係合させるととも
に、可動体37の突起87の段部89と付着防止部材8
1の凹溝99の段部101を当接させて付着防止部材8
1のタンク33側への移動を制限し、且つ、付着防止部
材81の段部103に可動体37の段部93を当接させ
て付着防止部材81の開口部29側への移動を制限し
て、可動体37に付着防止部材81を固定している。
【0088】上記構成において、本体3の塗布具保持部
19を付着防止部材81の貫通孔105に挿入すると、
付着防止部材81は弾性体であるので径方向外側に弾性
変形するとともに、塗布具保持部19の外壁面は付着防
止部材81の内壁面に密接する。
【0089】そして、付着防止部材81の内壁面に付着
した液状化粧料27は、塗布具保持部19の端面に接触
して、塗布具保持部19の移動にともない封止部材35
の貫通孔49に押し出されて排除される。
【0090】従って、取り外した時に或いは装着時に付
着防止部材81に液状化粧料27が付着しても装着時に
塗布具保持部19の端面により液状化粧料27を排除す
ることができるので、付着防止部材81の貫通孔105
に嵌合する塗布具保持部19の外壁面を汚すことがな
く、また、使用者の手を汚すこともない。
【0091】〔第4の実施の形態〕本発明における液状
化粧料塗布容器1の第4の実施の形態を、図9から図1
4に基づいて説明する。
【0092】第4の実施の形態における液状化粧料塗布
容器1が第1の実施の形態と相違する点は、封止部材の
形状、にある。その他の点については前記第1の実施の
形態と同様であるため、図中同一態様部分については同
一符号を付して説明を省略する。
【0093】封止部材111は、図10,図11に示す
ように、合成樹脂製であって筒状をなし、内部に略漏斗
形状をなす貫通孔49を有する内筒113を備えてい
る。この内筒113の外側には内筒113を取り囲みタ
ンク33側が開口する有底円環状の凹溝(流路)115
が形成されている。
【0094】内筒113には凹溝115と貫通孔49と
が連通しタンク33側に開口部117aを有するスリッ
ト(流路)117が形成されている。このスリット11
7は細管状をなし、内筒113のタンク33側の開口か
ら内筒113のほぼ底部まで形成されている。スリット
117は細管状であることから、毛管現象によりタンク
33内の液状化粧料27がスリット117に吸引されて
貫通孔49に供給される。
【0095】スリット117の開口部117aは、図1
1に示すように、略正方形状をなし、鋼球49がこの開
口部117aに侵入できないような大きさに開口してい
る。即ち、開口部117aの開口幅Bは鋼球49の直径
よりも小さく形成されている。また、貫通孔49のタン
ク33側の開口は円形状をなし、この開口の直径は鋼球
49のそれよりも小さい。
【0096】従って、鋼球49はスリット117の開口
部117aに進入することができないとともに、貫通孔
49のタンク33側の開口にも進入できない。また、封
止部材111は、図12,図13に示すように、内筒1
13に一定の離間寸法を有して2本又は3本のスリット
117を設けることもできる。
【0097】尚、スリット117の数や長さは上記実施
例に限るものではなく、使用の状態に応じて適宜変更す
ることができる。上記構成において、図14に示すよう
に、本体3に蓋体5を装着して塗布具25を封止部材1
11の貫通孔49に挿入した状態で、液状化粧料塗布容
器1をその軸線方向に振り鋼球47がタンク33内を移
動すると、タンク33内の液状化粧料27は、鋼球47
に押圧され、貫通孔49の開口部のある方向(矢印Cの
方向)と、スリット117の開口部117aの方向(矢
印Dの方向)と、凹溝115の開口部のある方向(矢印
Eの方向)、に移動する。
【0098】矢印Cの方向に移動する液状化粧料27は
封止部材の貫通孔49に直接流入し、矢印Dの方向に移
動する液状化粧料27はスリット117を通って貫通孔
49に流入し、矢印Eの方向に移動する液状化粧料27
は凹溝115を経由しスリット117を通って貫通孔4
9に流入する。
【0099】即ち、封止部材111の貫通孔49には液
状化粧料27が封止部材の貫通孔49に直接流入する他
に、スリット117を経由した液状化粧料27が流入す
る。従って、貫通孔49に多くの液状化粧料27が供給
されて、塗布具25に充分な液状化粧料27が付着す
る。また、スリット117の開口部117aは鋼球47
が侵入できないような大きさに開口しているので、鋼球
47が塗布具25に接触して傷つけることはない。
【0100】さらに、液状化粧料塗布容器1を放置した
状態においても、スリット117による毛管現象により
液状化粧料27がスリット117内を移動して封止部材
111の貫通孔49に流入して塗布具25に付着する。
【0101】従って、液状化粧料塗布容器1を放置した
状態からこの液状化粧料塗布容器1を使用しても塗布具
25に充分な量の液状化粧料27を付着させることがで
きる。
【0102】〔第5の実施の形態〕本発明における液状
化粧料塗布容器1の第5の実施の形態を、図15から図
17に基づいて説明する。
【0103】第5の実施の形態における液状化粧料塗布
容器1が第4の実施の形態と相違する点は、可動体の形
状、にある。その他の点については前記第4の実施の形
態と同様であるため、図中同一態様部分については同一
符号を付して説明を省略する。
【0104】可動体123は合成樹脂製であり、この可
動体123の貫通孔125は開口部29側に大径部7
1、タンク33側に円錐部127を有している。円錐部
127はタンク33側に進むほど内径が緩やかに小さく
なるように形成されており、可動体123のタンク33
側の端部近傍まで形成されている。円錐部127の表面
は滑らかに形成されており、塗布具25の毛先が円錐部
127の表面に当接しても引っ掛かることはない。
【0105】この円錐孔127の内壁面には可動体12
3の軸芯方向に突出し軸芯と略同一方向に延出する長方
体形状のリブ129が設けられている。このリブ129
は貫通孔125の内壁面の円周方向に一定の間隔を有し
て6個設けられている。
【0106】リブ129の開口部29側の端部は開口部
29側に進むにしたがってリブ129の高さが低くなる
傾斜面131が形成されている。この傾斜面131の表
面は滑らかに形成されており、塗布具25の毛先が傾斜
面131の表面に当接しても引っ掛かることはない。
【0107】従って、毛先のばらけたた塗布具25を可
動体123の貫通孔125に挿入する際に塗布具25の
先端がリブ129の端部に引っ掛かることはない。上記
構成の可動体123において、本体3と蓋体5の各軸線
が交差する状態で可動体123の貫通孔125に毛先の
ばらけた塗布具25を挿入すると、塗布具25の毛先は
リブ129の傾斜面131や円錐部127の内壁面に当
接する。
【0108】しかしながら、開口部29側における、毛
先と傾斜面131や円錐部127の内壁面とのなす角度
は鋭角であるので、傾斜面131等から受ける毛先を折
り曲げようとする力は極めて小さい。また、円錐部12
7の内壁面は滑らかに形成されているので、毛先とこの
内壁面との間に生じる摩擦力の大きさも小さい。
【0109】従って、毛先が貫通孔125の表面に引っ
掛かったり折曲がったりせずに傾斜面131や円錐部1
27の壁面上をタンク33側に沿って移動し、リブ12
9間の貫通孔125を通りながら塗布具全体が一つのま
とまった束になる。
【0110】そこで、塗布具25の毛先が可動体123
の貫通孔125の内壁面やリブ129に引っ掛かって巻
き込まれたり折曲がることはないので、塗布部25をい
ためることはない。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
蓋体を本体に装着したときに本体と可動体と封止部材と
収容部により、封止部材の貫通孔と可動体の貫通孔の内
部を気密に閉塞して液状化粧料の気化や漏れ及び酸化に
よる劣化を防止することができる。
【0112】また、液状化粧料を使用するために蓋体と
本体を分離した際に、蓋体の内部の蓋体結合部の表面が
可動体によって覆われることから、蓋体結合部が液状化
粧料によって汚されることを確実に防止することがで
き、これにより本体結合部が汚されることも確実に防止
することができる。
【0113】さらに、本体の塗布具保持部に係合凸部
(凹部)を設け、これに係合する係合凹部(凸部)を可
動部に設けた場合には、蓋体結合部と本体結合部の結合
を解除しても前記係合凸部と係合凹部が係合しているの
で、蓋体が本体から飛び出すことがない。
【0114】また、可動体の貫通孔に付着防止部材を設
けた場合には、取り外した時に或いは装着時に付着防止
部材の貫通孔に液状化粧料が付着しても装着時に塗布具
保持部の先端部の端面により液状化粧料を排除すること
ができるので、塗布具保持部の外壁面を汚すことがな
く、また、使用者の手を汚すこともない。
【0115】また、収容部が封止部材の貫通孔内へと連
通して収容部内の液状化粧料を貫通孔内へと導く流路を
設けた場合には、貫通孔内へ液状化粧料を充分に供給し
て塗布具に充分な液状化粧料を付着することができる。
【0116】さらに、流路は封止部材の内部にあり、こ
の封止部材の貫通孔を形成する内筒の外側であって収容
部側に開口部を有する有底円環状の凹溝と貫通孔とが連
通するスリットである場合には、液状化粧料塗布容器を
放置した状態から使用する際に、スリットの毛管現象に
より封止部材の貫通孔に液状化粧料を供給することがで
き、塗布具に充分な液状化粧料を付着させることができ
る。
【0117】また、収容部にはこの収容部内を移動する
移動体を設ける場合には、移動体を移動することによ
り、収容部内の液状化粧料を封止部材の貫通孔に供給す
ることができる。
【0118】また、スリットは収容部側に開口部を有
し、この開口部に移動体が進入出来ないように形成され
ている場合には、移動体が塗布具に接触することがない
ので、塗布具をいためることはない。
【0119】さらに、可動体の貫通孔の内面にはこの貫
通孔の内側に突出するリブが形成されている場合には、
塗布具の毛先が可動体の貫通孔の内壁面やリブに引っ掛
かっり貫通孔内に巻き込まれて折曲がることはないの
で、塗布具をいためることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態における液状化粧
料塗布容器の要部正面図であって、蓋体を断面で示した
図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態における液状化粧
料塗布容器の全体断面図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態における液状化粧
料塗布容器の蓋体の断面図である。
【図4】 本発明の第1の実施の形態における液状化粧
料塗布容器の本体の要部正面図である。
【図5】 本発明の第2の実施の形態における液状化粧
料塗布容器の断面図である。
【図6】 本発明の第3の実施の形態における液状化粧
料塗布容器の要部正面図であって、蓋体を断面で示した
図である。
【図7】 本発明の第3の実施の形態における液状化粧
料塗布容器の蓋体の断面図である。
【図8】 本発明の第3の実施の形態における液状化粧
料塗布容器の本体の要部正面図である。
【図9】 本発明の第4の実施の形態における液状化粧
料塗布容器の要部正面図であって、蓋体を断面で示した
図である。
【図10】 本発明の第4の実施の形態における液状化
粧料塗布容器の封止部材の正面図であって、右半分を図
11のA−A矢視の断面で示した図である。
【図11】 本発明の第4の実施の形態における液状化
粧料塗布容器の封止部材の平面図である。
【図12】 本発明の第4の実施の形態における液状化
粧料塗布容器の封止部材の平面図である。
【図13】 本発明の第4の実施の形態における液状化
粧料塗布容器の封止部材の平面図である。
【図14】 本発明の第4の実施の形態における液状化
粧料塗布容器の要部正面図であって、蓋体を断面で示し
た図である。
【図15】 本発明の第5の実施の形態における液状化
粧料塗布容器の本体の塗布具を可動体に挿入する作用を
説明する図である。
【図16】 本発明の第5の実施の形態における液状化
粧料塗布容器の可動体の断面図である。
【図17】 本発明の第5の実施の形態における液状化
粧料塗布容器の可動体の正面図である。
【符号の説明】
1 液状化粧料塗布容器 3 本体 5 蓋体 13 第1圧接部 19 塗布具保持部 20 第2圧接部 21 雄ネジ(本体結合部) 23 突起(係合凸部) 25 塗布具 27 液状化粧料 29 開口部 33 タンク(収容部) 35,111 封止部材 37,123 可動体 39 圧縮コイルバネ(バネ部材) 41 雌ネジ(蓋体結合部) 47 鋼球(移動体) 49 封止部材の貫通孔 67,125 可動体の貫通孔 53 第1気密部 57 第2気密部 62 気密部 64 圧接部 79 凹溝(係合凹部) 81 付着防止部材 105 付着防止部材の貫通孔 113 内筒 115 凹溝(流路) 117 スリット(流路) 117a 開口部 129 リブ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底筒状をなし一端に開口部(29)を
    有し、この開口部(29)の周辺には蓋体結合部(4
    1)が設けられ、底部側の内部には液状化粧料(27)
    を収容する収容部(33)が設けられ、この収容部(3
    3)における蓋体(5)の開口部(29)側の端部には
    液状化粧料(27)を収容部(33)内に封止する封止
    部材(35)が設けられた蓋体(5)と、前記蓋体結合
    部(41)に着脱可能な本体結合部(21)が設けら
    れ、この本体結合部(21)より先端側に塗布具(2
    5)を先端に備えた塗布具保持部(19)が設けられた
    本体(3)と、からなり、前記本体結合部(21)に蓋
    体結合部(41)を結合して蓋体(5)を本体(3)に
    装着したときに前記塗布具(25)が前記封止部材(3
    5)に挿入される液状化粧料塗布容器(1)において、 前記本体(3)には前記本体結合部(21)と前記塗布
    具保持部(19)との間に第1圧接部(13)が設けら
    れ、塗布具保持部(19)の先端に第2圧接部(20)
    が設けられており、 前記蓋体(5)の内部であって前記封止部材(35)よ
    りも開口部(29)側には、可動体(37)が蓋体
    (5)内を軸線方向に摺動可能で且つ蓋体(5)から離
    脱不能に取り付けられていて、この可動体(37)はバ
    ネ部材(39)により常に開口部(29)側に付勢され
    ており、この可動体(37)には、塗布具保持部(1
    9)が挿入可能な貫通孔(67)が設けられ、前記開口
    部(29)側に位置する可動体(37)の端部には、前
    記蓋体(5)を前記本体(3)に装着した時に前記本体
    (3)の第1圧接部(13)に圧接して可動体(37)
    の内部を気密に閉塞する気密部(62)が設けられ、収
    容部(33)側に位置する可動体(37)の端部には圧
    接部(64)が設けられ、 前記封止部材(35)は前記塗布具(25)を内部に収
    容する貫通孔(49)を有し、この封止部材(35)に
    おいて前記蓋体(5)の開口部(29)側に位置する端
    部には、前記蓋体(5)を前記本体(3)に装着した時
    に前記可動体(37)の圧接部(64)に圧接し可動体
    (37)の内部を気密に閉塞する第1気密部(53)
    と、この第1気密部(53)の内側で前記本体(3)の
    第2圧接部(20)に圧接して封止部材(35)の貫通
    孔(49)の内部を気密に閉塞する第2気密部(57)
    が設けられており、 前記本体(3)から前記蓋体(5)を取り外したときに
    前記バネ部材(39)の付勢力により前記可動体(3
    7)が蓋体(5)の開口部(29)側に移動して蓋体結
    合部(41)の表面を覆うことを特徴とする液状化粧料
    塗布容器。
  2. 【請求項2】前記蓋体(5)を前記本体(3)に装着し
    たときに、前記塗布具(25)の先端は前記封止部材
    (35)の貫通孔(49)の内部に収まることを特徴と
    する請求項1に記載の液状化粧料塗布容器。
  3. 【請求項3】前記本体(3)の塗布具保持部(19)の
    外壁面と前記可動体(37)の貫通孔(67)の内壁面
    のいずれか一方の壁面には外側に突出する係合凸部(2
    3)が設けられ、他方の壁面にはこの係合凸部(23)
    に係合可能な係合凹部(79)が設けられ、前記蓋体結
    合部(41)は雌ネジをなし前記本体結合部(21)は
    雄ネジをなし、前記雄ネジと雌ネジを螺合させて蓋体
    (5)を本体(3)に装着する際に雄ネジと雌ネジの螺
    合の終端部において前記係合凸部(23)と係合凹部
    (79)が係合し、蓋体(5)を本体(3)から取り外
    す際に前記雄ネジと雌ネジの螺合を解いても前記係合凸
    部(21)と係合凹部(79)の係合が保持されてお
    り、螺合解除後さらに蓋体(5)と本体(3)とを離間
    させると係合凸部(23)と係合凹部(79)の係合が
    解除されることを特徴とする請求項1または2に記載の
    液状化粧料塗布容器。
  4. 【請求項4】前記可動体(37)の貫通孔(67)の内
    壁面には付着防止部材(81)が設けられ、この付着防
    止部材(81)には前記本体(3)の塗布具保持部(1
    9)を密接して挿通させる貫通孔(105)が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記
    載の液状化粧料塗布容器。
  5. 【請求項5】前記付着防止部材(81)は弾性体である
    こと特徴とする請求項4に記載の液状化粧料塗布容器。
  6. 【請求項6】前記収容部(33)から封止部材(11
    1)の貫通孔(49)内へと連通して収容部(33)内
    の液状化粧料(27)を貫通孔(49)内へと導く流路
    を設けたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに
    記載の液状化粧料塗布容器。
  7. 【請求項7】前記流路(117)は前記封止部材(11
    1)の内部にあり、この封止部材(111)の貫通孔
    (49)を形成する内筒(113)の外側であって収容
    部(33)側に開口部を有する有底円環状の凹溝(11
    5)と前記貫通孔(49)とを連通するスリット(11
    7)である、ことを特徴とする請求項6に記載の液状化
    粧料塗布容器。
  8. 【請求項8】前記収容部(33)にはこの収容部(3
    3)内を移動する移動体(47)が設けられていること
    を特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の液状化
    粧料塗布容器。
  9. 【請求項9】前記スリット(117)は前記収容部(3
    3)側に開口部(117a)を有し、この開口部(11
    7a)に前記移動体(47)が進入出来ないように形成
    されていることを特徴とする請求項8に記載の液状化粧
    料塗布容器。
  10. 【請求項10】前記可動体(123)の貫通孔(12
    5)の内面にはこの貫通孔(125)の内側に突出する
    リブ(129)が形成されていることを特徴とする請求
    項1から9のいずれかに記載の液状化粧料塗布容器。
JP09161638A 1996-10-14 1997-06-18 液状化粧料塗布容器 Expired - Fee Related JP3083494B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09161638A JP3083494B2 (ja) 1996-10-14 1997-06-18 液状化粧料塗布容器

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27080796 1996-10-14
JP8-270807 1996-10-14
JP09161638A JP3083494B2 (ja) 1996-10-14 1997-06-18 液状化粧料塗布容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10174613A true JPH10174613A (ja) 1998-06-30
JP3083494B2 JP3083494B2 (ja) 2000-09-04

Family

ID=26487698

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09161638A Expired - Fee Related JP3083494B2 (ja) 1996-10-14 1997-06-18 液状化粧料塗布容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3083494B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008006267A (ja) * 2006-05-31 2008-01-17 Asanuma Corporation 液状化粧料収納容器
JP2009034145A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Yaita Seisakusho:Kk ブラシ式塗布具
JP2010178780A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Mitsubishi Pencil Co Ltd 液体塗布具のキャップ
JP2014124474A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Yaita Seisakusho:Kk 化粧料用塗布具
JP2015042215A (ja) * 2013-08-26 2015-03-05 株式会社トキワ 化粧料容器
KR200477235Y1 (ko) * 2014-10-30 2015-05-20 이종욱 화장품 용기
JP6315637B1 (ja) * 2017-07-05 2018-04-25 ウィントレーディング株式会社 塗布具
CN110063563A (zh) * 2018-01-23 2019-07-30 株式会社常盘 涂布容器

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107028326B (zh) 2016-01-19 2022-04-15 胜贸株式会社 涂布器具

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008006267A (ja) * 2006-05-31 2008-01-17 Asanuma Corporation 液状化粧料収納容器
JP2009034145A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Yaita Seisakusho:Kk ブラシ式塗布具
JP2010178780A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Mitsubishi Pencil Co Ltd 液体塗布具のキャップ
JP2014124474A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Yaita Seisakusho:Kk 化粧料用塗布具
JP2015042215A (ja) * 2013-08-26 2015-03-05 株式会社トキワ 化粧料容器
KR200477235Y1 (ko) * 2014-10-30 2015-05-20 이종욱 화장품 용기
WO2016068509A1 (ko) * 2014-10-30 2016-05-06 이종욱 화장품 용기
JP6315637B1 (ja) * 2017-07-05 2018-04-25 ウィントレーディング株式会社 塗布具
JP2019013382A (ja) * 2017-07-05 2019-01-31 ウィントレーディング株式会社 塗布具
CN110063563A (zh) * 2018-01-23 2019-07-30 株式会社常盘 涂布容器
KR20190089766A (ko) 2018-01-23 2019-07-31 가부시키가이샤 도끼와 도포 용기
JP2019126463A (ja) * 2018-01-23 2019-08-01 株式会社トキワ 塗布容器
US10869532B2 (en) 2018-01-23 2020-12-22 Tokiwa Corporation Application container
CN110063563B (zh) * 2018-01-23 2022-02-22 株式会社常盘 涂布容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP3083494B2 (ja) 2000-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100943143B1 (ko) 유통형 화장용 도포기 팩키지
JP3083494B2 (ja) 液状化粧料塗布容器
US7487784B2 (en) Applicator including a stem connected to a handle member via a hinge
EP1250194A1 (en) Tip for liquid applicator device
KR20070012805A (ko) 도포체 부착 용기
KR200383301Y1 (ko) 화장품 도포용 팁
US9877565B2 (en) Liquid cosmetic material container
JP2596477Y2 (ja) 棒状化粧料繰り出し容器
CA2028000A1 (en) Painting/writing instrument
US20220202163A1 (en) Packaging and applicator device for eyeliner
JP3063585B2 (ja) 液状化粧料塗布容器
JP3719765B2 (ja) 筆記具、化粧具等の液体塗布具の尾端ノック構造
JPH09267068A (ja) 塗布具
CN110267565B (zh) 容器
JP2021108785A (ja) ペンシル型化粧料容器
JPH07177929A (ja) 液体化粧料容器
JP3355991B2 (ja) ノック式塗布具
JP2725992B2 (ja) 液状糊用容器
JP2577548Y2 (ja) サイドノック式塗布具
JP4028514B2 (ja) アプリケーターと一体化した収容装置
JPH0446683Y2 (ja)
JP2500887Y2 (ja) 塗布具
JP2595125Y2 (ja) 液体化粧料等の収納容器
JP2587685Y2 (ja) 液状化粧料塗布具
KR200310096Y1 (ko) 액상 립스틱 용기

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080630

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090630

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090630

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100630

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100630

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100630

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110630

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110630

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120630

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120630

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130630

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130630

Year of fee payment: 13

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees