JPH10174250A - ケーブル保護モール - Google Patents

ケーブル保護モール

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JPH10174250A
JPH10174250A JP8322862A JP32286296A JPH10174250A JP H10174250 A JPH10174250 A JP H10174250A JP 8322862 A JP8322862 A JP 8322862A JP 32286296 A JP32286296 A JP 32286296A JP H10174250 A JPH10174250 A JP H10174250A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
molding
storage state
molding body
partition wall
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8322862A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhide Kitagawa
和秀 北川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication of JPH10174250A publication Critical patent/JPH10174250A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 曲がり癖の付いているケーブルや収納許容限
界に近い本数のケーブルを収納するような場合でも、モ
ール本体からケーブルがはみ出すようなことがなく、ケ
ーブルの収納および蓋体の装着等の作業を簡単に、かつ
的確に行うことができるようにする。 【解決手段】 モール本体1と蓋体2とからなるケーブ
ル保護モールにおいて、モール本体1にケーブル収納状
態規制部10が設けられる。このケーブル収納状態規制
部10は、ケーブル収容部5を仕切る仕切り壁11と、
柔軟性を有する素材からなって上記仕切り壁11の上端
に連設された押え板12とで構成され、ケーブル15を
上方から押し込むようにするだけで、ケーブル収容部5
の区画内にケーブル15が適正な状態に収納されるよう
になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブル敷設のた
めに用いるケーブル保護モールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば図5に示すようなケー
ブル保護モールは一般に知られている。このケーブル保
護モールは、ケーブル収容部105を有するモール本体
101と、このモール本体101に着脱可能に被せられ
る蓋体102とからなっている。そして、ケーブル敷設
の際には、先ずモール本体101が床面等に設置され、
このモール本体101のケーブル収容部105内に所要
数のケーブル15が配置された後、蓋体102がケーブ
ル15を覆うようにモール本体101に被せられ、蓋体
102の両側部がモール本体101に係着されるように
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のケ
ーブル保護モールによると、曲がり癖の付いているケー
ブル15や収納許容限界に近い本数のケーブル15を収
納しようとするとき、図5中に示すようにモール本体1
01の側方へケーブル15がはみ出し、このため蓋体1
02が閉まりにくく、モール本体101と蓋体102と
でケーブル15を挟んでしまう場合もある。従って、こ
のような作業を1人の作業者で達成することが難しく、
1人の作業者がケーブルを押えつつ別の作業者が蓋体を
閉めるというように複数人が作業を行っているのが通例
である。
【0004】なお、例えば実開平2−83614号公報
に示されるように、電線の保護具において、側壁の内側
に係合部が設けられた保護具本体と、電線を押止する押
え片と上記係合部に上下位置調節可能に係止される係合
片とが硬質材料で形成された押え部材とを備え、保護具
本体に電線束を収納した後に、その上に押え部材を配置
して、押え部材の係合片を上記係合部に係止させること
により、電線束を固定できるようにしたものが提案され
ている。しかし、この構造によっても、保護具本体に電
線束を収納してからさらに押え部材を取り付ける作業が
必要であって、作業性の向上が充分に達成されていな
い。
【0005】本発明は、上記の事情に鑑み、曲がり癖の
付いているケーブルや収納許容限界に近い本数のケーブ
ルを収納するような場合でも、モール本体からケーブル
がはみ出すようなことがなく、ケーブルの収納および蓋
体の装着等の作業を簡単に、かつ的確に行うことができ
るケーブル保護モールを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、上方に開放されたケーブル収容部を有す
るモール本体と、このモール本体に着脱可能に被せられ
る蓋体とからなるケーブル保護モールにおいて、上記モ
ール本体にケーブル収納状態規制部が設けられ、このケ
ーブル収納状態規制部は、ケーブル収容部を幅方向に並
ぶ複数区画に仕切る仕切り壁と、柔軟性を有する素材か
らなって上記仕切り壁の上端に片側もしくは両側に突出
するように連設された押え板とで構成されているもので
ある。
【0007】この構成によると、ケーブル収納時には、
ケーブル収容部内にケーブルを上方から押し込みさえす
れば、ケーブルが押え板を弾性的に押し開きつつケーブ
ル収容部の区画内に入り込み、容易にケーブルがケーブ
ル収容部の区画内に収納される。しかも、ケーブル収納
状態では、ケーブルの側方へのずれが仕切り壁によって
阻止されるとともに、ケーブルの上方への浮き上がりが
上記押え板によって抑制され、ケーブルが適正に納まっ
た状態が維持される。
【0008】この発明において、上記モール本体等の素
材としては、例えば、上記モール本体が硬質塩化ビニー
ルで形成されるとともに、上記ケーブル収納状態規制部
のうちの少なくとも押え板が軟質塩化ビニールで形成さ
れている。
【0009】なお、上記ケーブル収納状態規制部は、モ
ール本体と一体成形されていてもよく、また、モール本
体と別体に成形されて、モール本体に固着されるように
なっていてもよい。前者のようにした場合、モール本体
とケーブル収納状態規制部とを同時的に成形することが
できる。また、後者のようにした場合、モール本体には
既存のものを用い、これにケーブル収納状態規制部を装
着することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1および図2は本発明の一実施形態を
示しており、これらの図において、1はモール本体、2
は蓋体であり、これらはそれぞれ一定断面の長尺状に形
成されている。上記モール本体1は、一定幅の底板3
と、この底板3の両側部に連成された上方へ突出する側
縁部4とを有し、底板3上の両側縁部4の間に、上方に
開放されたケーブル収容部5が形成されている。
【0011】モール本体1の両側縁部4には、係合溝6
が形成されている。一方、蓋体2の両側端近傍部には、
上記係合溝6に対して係脱可能な係合用凸条7が形成さ
れている。そして、モール本体1に蓋体2が被せられる
とき、係合用凸条7が係合溝6に係着されるようになっ
ている。
【0012】さらに、本発明の特徴とする構造として、
上記モール本体1に、ケーブル収納状態規制部10が設
けられている。このケーブル収納状態規制部10は、モ
ール本体1の底板3から上方に突出した複数の仕切り壁
11と、各仕切り壁11の上端に連設された押え板12
とで構成されている。
【0013】上記仕切り壁11は、ケーブル収容部5を
幅方向に並ぶ複数区画に仕切るように、底板3上に幅方
向に所定間隔をおいて配設されている。また、上記押え
板12は、仕切り壁で仕切られた各区画を覆うように、
上記仕切り壁11の上端から片側(図2において左側)
に突出している。さらに、モール本体1の一側辺(図2
において右側辺)の縁部4の内壁面上端部にも、押え板
12が連設されている。
【0014】上記モール本体1の底板3および両側縁部
4と上記仕切り壁11は比較的硬質の素材、例えば硬質
塩化ビニールからなっており、また、上記押え板12は
柔軟性を有する素材、例えば軟質塩化ビニールからなっ
ている。そして、これら底板3、両側縁部4、仕切り壁
11および押え板12は、一体成形されている。
【0015】このようにケーブル収納状態規制部10を
一体に備えたモール本体1は、例えば次のようにして製
造される。すなわち、硬質塩化ビニール材料により上記
底板3、両側縁部4および仕切り壁11を一体に押出し
成形していくとともに、これと同時並行的に押え板12
を軟質塩化ビニール材料により押出し成形しつつ、上記
仕切り壁11に接合していくことにより、冷却に伴いこ
れらが一体物として成形される。
【0016】なお、上記蓋体2は、モール本体1の底板
3等と同様に硬質塩化ビニールからなっている。
【0017】このような当実施形態のケーブル保護モー
ルは、ケーブル敷設の際に次のように使用される。
【0018】先ず、ケーブル敷設箇所にモール本体1が
配置され、その底板3の下面が床面に接着される。この
状態で、モール本体1のケーブル収容部5にケーブル1
5を収納し、ケーブル15が複数本ある場合は上記仕切
り壁11により仕切られた各区画に1本ずつないしは小
数本ずつ収納する。
【0019】このとき、ケーブル収容部5の各区画が押
え板12で覆われているが、押え板12が柔軟性を有す
るので、ケーブル10を上方から押し込みさえすれば、
ケーブル15が押え板12を弾性的に押し開きつつ区画
内に入り込む。ケーブル15が区画内に収まれば、押え
板12が各区画を覆う状態に復帰する。
【0020】そして、ケーブル収容部5の各区画内にケ
ーブル15が収容された状態では、ケーブル15の側方
へのずれが仕切り壁11によって阻止されるとともに、
ケーブル15の上方への浮き上がりが押え板12によっ
て抑制される。この場合、押え板12は柔軟性を有する
が、ケーブル15の曲がり癖による程度の力に対しては
これに抗してケーブル15の変形やずれを阻止する作用
は充分に得られる。
【0021】このようにしてケーブル収容部5の各区画
内にケーブル15が収納された後、蓋体2がケーブル本
体1に被せられて、両側の係合用凸条7が係合溝6に係
着される。このとき、ケーブル15が上記仕切り壁11
および押え板12によりはみ出さないように区画内に保
持されているので、蓋体2とケーブル本体1との間にケ
ーブル15が挟み込まれるようなことがなく、容易に蓋
体2の装着が達成される。
【0022】なお、上記実施形態では、押え板12が仕
切り壁11の上端から片側に突出するように形成されて
いるが、仕切り壁11の両側に突出するように形成して
もよい。
【0023】図3に示す実施形態では、仕切り壁11の
間隔(ケーブル収容部の区画の幅)を不均等にするとと
もに、広幅の区画の一側方に位置する仕切り壁11に連
設された押え板12,12aは両側に突出するように形
成されることにより、広幅の区画の上方部は両側の仕切
り壁11から突出した押え板12,12aで覆われた構
造となっている。この構造によると、例えば広幅の区画
には大径のケーブルを収納して、他の区画には小径のケ
ーブルを収納するというように、太さの異なる複数種類
のケーブルを敷設する場合等に便利である。
【0024】また、上記実施形態ではモール本体1とケ
ーブル収納状態規制部10とを一体成形しているが、図
4のように、モール本体1とケーブル収納状態規制部2
0とを予め別体に成形するようにしてもよい。すなわ
ち、この図に示す実施形態では、底板3および両側縁部
4からなるモール本体1と、内底板23,仕切り板11
及び押え板22からなるケーブル収納状態規制部20と
が予め別体に形成され、内底板23の下面が底板3の上
面に両面テープもしくは接着剤で接着されることによ
り、ケーブル収納状態規制部20がモール本体1に固着
されるようになっている。なお、ケーブル収納状態規制
部20は短寸に形成され、モール本体1上に所定間隔お
きに配設されるようになっている。
【0025】この実施形態によると、モール本体1には
既成のものを用い、これにケーブル収納状態規制部20
を装着すればよい。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明は、モール本体にケ
ーブル収納状態規制部が設けられ、このケーブル収納状
態規制部が、ケーブル収容部を仕切る仕切り壁と、柔軟
性を有する素材からなって上記仕切り壁の上端に連設さ
れた押え板とで構成されているため、ケーブルを上方か
ら押し込むようにするだけの簡単な操作でケーブル収容
部の区画内にケーブルを収納することができ、しかも、
ケーブル収納状態では、上記仕切り壁及び押え板によっ
て防止することができる。従って、モール本体のケーブ
ル収容部内にケーブルを収納するとともに蓋体を被せる
といった作業を、1人の作業者でも容易に、かつ適正に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるケーブル保護モール
の分解状態の斜視図である。
【図2】上記ケーブル保護モールの組付け状態での断面
図である。
【図3】別の実施形態を示す組付け状態での断面図であ
る。
【図4】さらに別の実施形態を示す分解状態斜視図であ
る。
【図5】従来のケーブル保護モールの一般的構造を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 モール本体 2 蓋体 5 ケーブル収容部 10,20 ケーブル収納状態規制部 11,21 仕切り壁 12,12a,22 押え板 15 ケーブル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方に開放されたケーブル収容部を有す
    るモール本体と、このモール本体に着脱可能に被せられ
    る蓋体とからなるケーブル保護モールにおいて、上記モ
    ール本体にケーブル収納状態規制部が設けられ、このケ
    ーブル収納状態規制部は、ケーブル収容部を幅方向に並
    ぶ複数区画に仕切る仕切り壁と、柔軟性を有する素材か
    らなって上記仕切り壁の上端に片側もしくは両側に突出
    するように連設された押え板とで構成されていることを
    特徴とするケーブル保護モール。
  2. 【請求項2】 上記モール本体が硬質塩化ビニールで形
    成されるとともに、上記ケーブル収納状態規制部のうち
    の少なくとも押え板が軟質塩化ビニールで形成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のケーブル保護モー
    ル。
  3. 【請求項3】 ケーブル収納状態規制部がモール本体と
    一体成形されていることを特徴とする請求項1または2
    記載のケーブル保護モール。
  4. 【請求項4】 ケーブル収納状態規制部が、モール本体
    と別体に成形されて、モール本体に固着されていること
    を特徴とする請求項1または2記載のケーブル保護モー
    ル。
JP8322862A 1996-12-03 1996-12-03 ケーブル保護モール Withdrawn JPH10174250A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100359301B1 (ko) * 1999-12-24 2002-11-01 김영일 전원공급장치
EP1519463A1 (en) * 2003-09-26 2005-03-30 B.V. Kunststoffenindustrie Attema Cable retainer for use in a cable duct
WO2020183940A1 (ja) * 2019-03-11 2020-09-17 株式会社オートネットワーク技術研究所 電磁シールド部材及びワイヤハーネス
CN112366628A (zh) * 2020-11-27 2021-02-12 中车唐山机车车辆有限公司 线槽、车厢及轨道车辆

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040203