JP3246411B2 - プロテクタ - Google Patents

プロテクタ

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JP3246411B2
JP3246411B2 JP28005297A JP28005297A JP3246411B2 JP 3246411 B2 JP3246411 B2 JP 3246411B2 JP 28005297 A JP28005297 A JP 28005297A JP 28005297 A JP28005297 A JP 28005297A JP 3246411 B2 JP3246411 B2 JP 3246411B2
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洋行 越知
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロテクタに関
し、詳しくは、車体や電気機器等に配設されるワイヤハ
ーネス等の線材束を保護するプロテクタに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車体や電気機器等にワイヤハー
ネスを装着する際には、ワイヤハーネスを外部から保護
するためにワイヤハーネスにプロテクタを取付けるよう
にしている。このワイヤハーネスは車体や電気機器等に
装着される前に、予め結束された状態でプロテクタが取
付けられるようになっている。
【0003】ところが、予め結束された状態のワイヤハ
ーネスをプロテクタに取付けると、ワイヤハーネスの外
周部とプロテクタの間に無駄な空間が形成されてしまう
こと等がある。具体的には、ワイヤハーネスは束になっ
てプロテクタ本体に挿入されるため、プロテクタの側板
とワイヤハーネスの間に空間が発生してしまい、プロテ
クタ本体に多くの電線を挿入することができないことが
ある。
【0004】このような不具合を解消するものとして、
例えば、実開昭63−198324号公報に記載された
ようなものがあり、図4〜6のように示される。図4、
5において、1は底板2および底板2の両端部に取付け
られた側板3、4からなるプロテクタ本体であり、この
プロテクタ本体1はカバー5によって閉塞される。ま
た、底板2には4つの仕切板6が立設されており、この
仕切板6は底板2の幅方向および長手方向に所定間隔離
隔して配設されている。
【0005】また、この仕切板6の上端には係合爪6a
が形成されており、この係合爪6aは側板3にヒンジ8
を介して取付けられた収束部材7の係合溝7aに係合す
るようになっている。また、図6に示すように収束部材
7は仕切板6および側板3、4の間隔に応じて屈曲する
ようにヒンジ9、10によって第1収束部11、第2収束部
12および第3収束部13に区切られている。また、収束部
材7の先端(第3収束部13の先端)には係合溝7bが形
成されており、この係合溝7bは側板4の上端に形成さ
れた係合爪4aに係合するようになっている。
【0006】このような構成を有するプロテクタにあっ
ては、ワイヤハーネスをプロテクタ本体1に収納する際
に、仕切板6と側板3の間に複数の電線14を挿入してヒ
ンジ8を介して第1収束部11を倒して、係合溝7aを係
合爪6aに係合させる。次いで、仕切板6と仕切板6の
間に複数の電線14を挿入してヒンジ9を介して第2収束
部12を倒して、係合溝7aを係合爪6aに係合させる。
【0007】次いで、仕切板6と側板4の間に複数の電
線14を挿入してヒンジ10を介して第3収束部13を倒し
て、係合溝7bを係合爪6bに係合させる。このように
して電線14をプロテクタ本体1に収納した後、カバー5
によってプロテクタ本体1を閉塞する。従来のプロテク
タにあっては、複数の電線14を仕切板6によって仕切ら
れた空間に順次収納しているため、プロテクタ本体1内
に余分な空間が生じるのを防止することができ、プロテ
クタ本体1内の空間を有効に使用することができるとい
うメリットがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のプロテクタにあっては複数の電線14をプロテ
クタ本体1に収納する際に、収束部材7に形成された係
合溝7aに仕切板6に形成された係合爪6aを順次係合
させるようになっていたため、複数の電線14の収納作業
が非常に面倒なものとなってしまう上に、収納作業の作
業時間が長くなってしまうという問題があった。
【0009】そこで本発明は、プロテクタ本体内に余分
な空間が生じるのを防止しつつ、線材束をプロテクタ本
体内に簡単かつ、短時間で収納することができるプロテ
クタを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するために、複数の線材(31)からなる
線材束を保持するプロテクタであって、底板(22)およ
び該底板(22)の両端部から突出する側板(23、24)
らなるプロテクタ本体(21)と、前記側板(23、24)
何れか一方の上端部にヒンジ(25)を介して取付けら
れ、プロテクタ本体(21)を閉塞するカバー(26)と、
前記側板(23、24)の少なくとも一方の上端部にヒンジ
(27、28)を介して取付けられるとともに該上端部から
前記底板(22)に向かって斜め方向に延在し、該延在方
向先端部が前記底板(22)との間に隙間(α)を形成す
る仕切板(29、30)と、前記仕切板(29、30)の背面と
前記側板(23、24)の間に形成される第1線材収容空間
と、前記仕切板(29、30)の表面と前記カバー(26)の
間に形成される第2線材収容空間とを備え、第1所要量
の線材(31)が前記仕切板(29、30)と前記底板(22)
の隙間(α)を通して前記第1線材収容空間に収容され
た後、第2所要量の線材(31)が前記第2線材収容空間
に収容され、前記プロテクタ本体(21)が前記カバー
(26)によって閉塞されたときに、前記仕切板(29、3
0)が前記側板(23、24)側に押圧されて移動し、前記
第1線材収容空間に収容された前記第1所要量の線材
(31)が前記側板(23、24)側に移動する構成とした
とを特徴としている。
【0011】請求項1記載の発明は、仕切板と底板の隙
間から仕切板の背面と側板の間の空間に線材を挿入して
行き、所定量の線材が仕切板と側板の間に挿入されたと
きに、仕切板の表面に位置するようにプロテクタ本体内
に纏まった線材を収納してカバーによってプロテクタ本
体を閉塞する。このようにすると、仕切板の表面に位置
する纏まった線材によって仕切板が側板側に押圧されて
移動し、仕切板の背面と側板の間の空間に挿入された線
材束が仕切板によって側板側に移動するとともに、仕切
板の表面に挿入された線材束も仕切板が移動することに
よってプロテクタ本体内に確実に収納される。
【0012】この結果、プロテクタ本体内の側板側に無
駄な空間が生じるのを防止してプロテクタ本体における
線材束の占有率を高めることができ、プロテクタ本体内
に多くの線材を収納することができるとともに、従来の
ように仕切板に係合手段を設けるのを不要にでき、プロ
テクタ本体内に簡単、かつ、短時間で線材束を収納する
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1〜3は本発明に係るプロテクタ
の一実施形態を示す図である。まず、構成を説明する。
図1において、21は底板22およびこの側板22の両端部か
ら突出する側板23、24からなるプロテクタ本体であり、
側板23の上端部にはヒンジ25を介してプロテクタ本体21
を閉塞するカバー26が設けられている。
【0014】また、側板23、24の上端部にはヒンジ27、
28を介して仕切板29、30が取付けられており、この仕切
板29、30は側板23、24の上端部から底板22に向かって延
在し、延在方向先端部が底板22との間に隙間αを形成し
ている。また、カバー26の端部には係合溝26aが形成さ
れており、この係合溝26aは側板24の上端部に形成され
た係合爪24aに係合されることにより、カバー26はプロ
テクタ本体21に係合される。
【0015】このようなプロテクタ本体21に複数の電線
(線材)からなるワイヤハーネス(線材束)を挿入する
には、まず、図2(a)に示すように電線31を仕切板29
と底板22の隙間αから仕切板29の背面と側板23の間の空
(第1線材収容空間)に挿入して行き、所定量の電線
31が仕切板29と側板23の間に挿入されたときに、電線31
を仕切板30と底板22の隙間から仕切板30の背面と側板24
の間の空間(第1線材収容空間)に挿入する。
【0016】次いで、所定量の電線31が仕切板30と側板
24の間に挿入されたときに、仕切板29、30の表面とカバ
ー26の間に形成される空間(第2線材収容空間)に電線
31を収納してカバー26によってプロテクタ本体21を閉塞
する。このようにすると、図3(a)に示すように仕切
板29、30の表面に位置する纏まった電線31によって仕切
板29、30が側板23、24側に押圧されて移動し、仕切板2
9、30の背面と側板23、24の間の空間に挿入された複数
の電線31が仕切板29、30によって側板23、24側に移動す
るとともに、仕切板29、30の表面に挿入された電線31も
仕切板29、30が移動することによってプロテクタ本体21
内に確実に収納される(図2(b)、図3(b)参
照)。
【0017】この結果、プロテクタ本体21内の側板23、
24側に無駄な空間が生じるのを防止してプロテクタ本体
21におけるワイヤハーネスの占有率を高めることがで
き、プロテクタ本体21内に多くの電線31を収納すること
ができるとともに、従来のように仕切板に係合手段を設
けるのを不要にでき、プロテクタ本体21内に簡単、か
つ、短時間でワイヤハーネスを収納することができる。
【0018】なお、本実施形態では、仕切板29、30を2
つ設けているが、この仕切板29、30は側板23、24の何れ
か一方にだけ設けられても良い。
【0019】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、プロテク
タ本体内の側板側に無駄な空間が生じるのを防止してプ
ロテクタ本体における線材束の占有率を高めることがで
き、プロテクタ本体内に多くの線材を収納することがで
きるとともに、従来のように仕切板に係合手段を設ける
のを不要にでき、プロテクタ本体内に簡単、かつ、短時
間で線材束を収納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプロテクタの一実施形態を示す図
であり、(a)はその外観斜視図、(b)はその側面図
である。
【図2】(a)は一実施形態の仕切板と側板の間に電線
を挿入した状態を示すプロテクタの外観斜視図、(b)
はプロテクタ本体全体にワイヤハーネスを収納した状態
を示すプロテクタの外観斜視図である。
【図3】(a)は一実施形態のプロテクタ本体にワイヤ
ハーネスを収納してカバーを閉じる状態を示すプロテク
タの側面部、(b)はカバーによってプロテクタ本体を
閉塞した状態を示すプロテクタの側面図である。
【図4】カバーを取付ける前の従来のプロテクタ本体の
外観斜視図である。
【図5】カバーによってプロテクタ本体が閉塞された従
来のプロテクタの外観斜視図である。
【図6】電線の一部がプロテクタ本体に収納されたとき
の図4のA−A線で切断した断面図である。
【符号の説明】
21 プロテクタ本体 22 底板 23、24 側板 25 ヒンジ 26 カバー 27、28 ヒンジ 29、30 仕切板 31 電線(線材)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の線材(31)からなる線材束を保持す
    るプロテクタであって、 底板(22)および該底板(22)の両端部から突出する側
    (23、24)からなるプロテクタ本体(21)と、 前記側板(23、24)の何れか一方の上端部にヒンジ(2
    5)を介して取付けられ、プロテクタ本体(21)を閉塞
    するカバー(26)と、 前記側板(23、24)の少なくとも一方の上端部にヒンジ
    (27、28)を介して取付けられるとともに該上端部から
    前記底板(22)に向かって斜め方向に延在し、該延在方
    向先端部が前記底板(22)との間に隙間(α)を形成す
    る仕切板(29、30)と、前記仕切板(29、30)の背面と前記側板(23、24)の間
    に形成される第1線材収容空間と、 前記仕切板(29、30)の表面と前記カバー(26)の間に
    形成される第2線材収容空間とを備え、 第1所要量の線材(31)が前記仕切板(29、30)と前記
    底板(22)の隙間(α)を通して前記第1線材収容空間
    に収容された後、第2所要量の線材(31)が前記第2線
    材収容空間に収容され、前記プロテクタ本体(21)が前
    記カバー(26)によって閉塞されたときに、前記仕切板
    (29、30)が前記側板(23、24)側に押圧されて移動
    し、前記第1線材収容空間に収容された前記第1所要量
    の線材(31)が前記側板(23、24)側に移動する構成と
    した ことを特徴とするプロテクタ。
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