JP2002165326A - ハーネスプロテクタ - Google Patents

ハーネスプロテクタ

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JP2002165326A
JP2002165326A JP2000358483A JP2000358483A JP2002165326A JP 2002165326 A JP2002165326 A JP 2002165326A JP 2000358483 A JP2000358483 A JP 2000358483A JP 2000358483 A JP2000358483 A JP 2000358483A JP 2002165326 A JP2002165326 A JP 2002165326A
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JP
Japan
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protector
wire
electric wire
protector body
locking
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JP2000358483A
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Shinichi Saeki
慎一 佐伯
Akio Sugiyama
彰男 杉山
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロテクタ本体から電線が浮き上がったりは
み出すことなく、確実に固定できるようにする。 【解決手段】 プロテクタ本体2の内部空間5には、内
部空間5を幅方向に区画する仕切壁25を立設する。仕
切壁25に相対向して、プロテクタ本体2の外壁4a、
4bの内側面に、電線係止部31を突設する。電線係止
部31は、外壁4a、4bの高さ方向に延びるリブであ
る。電線係止部31の先端面には、鋸歯状の係止歯33
を複数連続して形成する。電線係止部31の先端入口部
には、テーパ状の案内面32を形成する。屈曲形成され
たプロテクタ本体2については、プロテクタ本体2の屈
曲部近傍の真直部8、9に電線係止部31を形成する。
プロテクタ本体2の長手方向の端部には、電線35を本
固定する耳部11を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部との干渉から
電線を保護するハーネスプロテクタ(以下、「プロテク
タ」という)に関し、特に電線を確実に固定することの
できるハーネスプロテクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、荷物等の積載される自動車のトラ
ンクやトラックの荷台に配索される電線は、荷物の出し
入れの際に断線することがあった。トランクや荷台以外
の箇所であっても、長時間の運転による車体の振動に起
因して、電線に損傷を生ずることがあった。また、複数
の電線が、絡まったりすることのないように束ねる必要
性も生じている。このような課題を解決するために、上
記プロテクタは幅広く利用されている。
【0003】この種のプロテクタとしては、例えば、上
面が開放面になっているプロテクタ本体の外周に結束バ
ンドや結束テープを巻回するものや、プロテクタ本体の
開放面にプロテクタカバーを覆い被せるもの等がある。
また、形状面からは、電線の直線部分を抱持する真直体
状のものや、電線の屈曲部分を抱持する屈曲体状のもの
がある。
【0004】図3は、実開昭63−198324号公報
に記載された従来のプロテクタの一例を示すものであ
る。プロテクタ40は、電線を収納する断面U字状のプ
ロテクタ本体41と、プロテクタ本体41とは別体とし
て構成されるプロテクタカバー55とからなっている。
【0005】プロテクタ本体41は、底壁42と両側の
外壁43a、43bとからなり、三次元的に屈曲してい
る。プロテクタ本体41の底壁42には、仕切壁46が
立設されている。この仕切壁46は、両外壁43a、4
3bとほぼ平行に立設され、プロテクタ本体41の横断
面を複数の収容空間48に仕切っている。仕切壁46の
プロテクタ本体41長手方向の長さは任意である。
【0006】仕切壁46の先端部には、ロック部材47
が設けられ、収束部材49の係止孔50と嵌合係止する
ようになっている。収束部材49は、その一端がヒンジ
51によりプロテクタ本体41の一外壁43aに連結さ
れ、他端が係止手段によりプロテクタ本体41の他外壁
43bに係止される。
【0007】プロテクタカバー55は、プロテクタ本体
41の開放面に対応する形状に形成されており、天壁5
6と両側の外壁57a、57bとからなっている。外壁
57a、57bには、係止手段を有し、プロテクタ本体
41の外壁53a、53bに設けられた停止突起(図示
しない)と嵌合して係止される。
【0008】このようなプロテクタ40の使用状態につ
いて説明する。複数の電線は、小分けにされて、プロテ
クタ本体41の仕切壁46により仕切られた空間に配索
される。仕切壁46により、複数の電線は、プロテクタ
本体41の内部に均等に配索されるため、1ヶ所に片寄
ることはない。電線が配索されると、収束部材49が仕
切壁46の先端部に設けられたロック部材47と嵌合係
止して、電線をプロテクタ本体41の内部から外部へ出
ないようにする。
【0009】電線の配索作業が終了すると、プロテクタ
本体41の開放面がプロテクタカバー55によって閉止
される。
【0010】このように構成することによって、プロテ
クタ本体41が立体的に屈曲してもその屈曲に沿って電
線を収納することができる。また、電線の浮き上がりが
なくなるので、プロテクタカバー55の取付けも容易に
なる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プロテクタは、三次元的に屈曲した構造のプロテクタで
あるが、略水平方向に屈曲する電線の収容には適するも
のの、略垂直方向に屈曲する電線の収納には不適当な場
合があった。このプロテクタを垂直方向に屈曲した構造
にして、電線を収容した場合は、電線自体の重みで、電
線が垂下して、プロテクタ本体から浮き上がったり、は
み出す心配があるからである。特に、配線本数が少ない
場合に、係る心配が起きやすかった。
【0012】また、略水平方向に屈曲する電線を収容し
た場合であっても、屈曲角度の大きい場合には、仕切壁
により仕切られた空間内で電線が遊動して、浮き上がる
という心配があった。
【0013】これは、屈曲角度と電線の復元力との関係
によるものである。すなわち、屈曲角度が小さければ、
折れ曲がった電線の復元力は小さいため、電線がプロテ
クタから浮き上がる心配は少ないが、屈曲角度が大きけ
れば、例えば、90゜以上に屈曲するような場合には、
電線の復元力も大きくなるため、電線が浮き上がりやす
くなるからである。特に、電線の外径が太いと折り曲げ
にくく、電線の浮き上がりが起きやすかった。
【0014】また、電線を引っ張ると、プロテクタに対
して電線が長手方向に動いてしまい、電線の位置決めが
できにくいという心配もあった。
【0015】プロテクタ本体は、薄肉であるため、樹脂
成型時や電線を収容した時に、変形したり外壁が倒れる
という心配もあった。外壁が幅方向外側に開いた場合
や、幅方向内側に閉じた場合は、プロテクタカバーが締
まりにくくなることがあった。
【0016】本発明は、上記した点に鑑み、プロテクタ
本体から電線が浮き上がったり、はみ出すことなく、確
実に固定できるようにするとともに、電線の配索作業性
を向上することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、底壁と、該底壁の両側に起立する外壁と
を有するプロテクタ本体を備えるハーネスプロテクタに
おいて、前記プロテクタ本体の内部空間には、該内部空
間を幅方向に区画する仕切壁が立設され、該仕切壁に相
対向して、前記プロテクタ本体の前記外壁の内側面に、
電線を係止する電線係止部が突設され、該仕切壁と該電
線係止部との間に該電線が挟持されることを特徴とする
(請求項1)。
【0018】また、前記電線係止部は、前記外壁の高さ
方向に延びたリブであることも有効である(請求項
2)。また、前記電線係止部の先端面には、鋸歯状の係
止歯が複数連続して形成されていることも有効である
(請求項3)。
【0019】また、電線係止部の先端入口部に、テーパ
状の案内面が形成されていることも有効である(請求項
4)。また、前記プロテクタ本体が屈曲形成され、該プ
ロテクタ本体の屈曲部近傍の真直部に前記電線係止部が
形成されていることも有効である(請求項5)。
【0020】また、前記プロテクタ本体の開放面を閉止
するプロテクタカバーがヒンジ部を介して前記プロテク
タ本体に回動自在に連接され、該プロテクタカバーを回
動し、該プロテクタカバーの一側縁部に形成された係止
爪が、該プロテクタ本体内の係止孔に係合することによ
り組み立てられることも有効である(請求項6)。
【0021】また、前記プロテクタ本体の長手方向の端
部に前記電線を本固定する耳部が設けられていることも
有効である(請求項7)。
【0022】以下に、上記構成に基づく作用・効果を説
明する。請求項1記載の発明においては、仕切壁と電線
係止部との間は電線の外径より幅狭になっているから、
電線を抜きでないように挟持する。仕切壁は、断面U字
状の内部空間を幅方向に仕切っており、また外壁とほぼ
同じ高さになっている。電線係止部は、仕切壁に相対向
して、外壁の内側面に突出して形成され、電線を押し付
けることができるようになっている。
【0023】請求項2記載の発明においては、電線係止
部がリブになっているため、仕切壁と電線係止部との間
は、スリット溝を形成している。スリット溝は、電線の
外径より幅狭に、かつ、深く形成されているから、複数
の電線を縦一列に並べた状態で挟持することができる。
【0024】請求項3記載の発明においては、スリット
溝に圧入された電線は、鋸歯状の係止歯に押し付けられ
ることにより、電線の抜け方向に係止され、電線をスリ
ット溝に確実に固定する。
【0025】請求項4記載の発明においては、電線係止
部の先端入口部に案内面が形成されているから、電線を
スリット溝に圧入する際に、小さい力で電線を圧入する
ことができる。
【0026】請求項5記載の発明においては、電線係止
部がプロテクタ本体の真直部に形成されているから、容
易に電線を配索することができる。また、電線は確実に
挟持されているから、プロテクタ本体の屈曲形状に倣っ
て収容された電線は、無理に折り曲げられても、プロテ
クタ本体の内部空間から浮き上がったり、はみ出すこと
はない。
【0027】請求項6記載の発明においては、プロテク
タ本体の開放面がプロテクタカバーによって閉止されて
いるから、電線の浮き上がりやはみ出しが防止される。
また、プロテクタカバーの係止爪と係合する係止孔がプ
ロテクタ本体内に設けられているから、プロテクタカバ
ーを閉じた際に係止爪が仕切壁を介して電線を押圧する
ことができる。
【0028】請求項7記載の発明においては、電線はプ
ロテクタ本体に仮固定された後、結束テープ等により耳
部に本固定されるから、電線を引っ張っても電線が動く
ことはない。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態の具
体例を図を用いて詳細に説明する。図1は本発明のプロ
テクタの第1の実施形態を示す斜視図、図2は図1に示
すプロテクタのA−A線に沿う断面図である。
【0030】図1に示すように、プロテクタ1は、電線
35を収容する樋状のプロテクタ本体2と、プロテクタ
本体2の開放面を覆うプロテクタカバー15とから略構
成されている。プロテクタ本体2とプロテクタカバー1
5とは、ヒンジ部10により連結されている。プロテク
タ本体2の下側には、エンジンブロック(図示しない)
に固定するためのブラケット13が一体形成されてい
る。このプロテクタ1は、主に、太い電源線を保護する
ためのものである。
【0031】プロテクタ本体2は、底壁3と、底壁3の
両側に起立する外壁4a、4bとを有している。プロテ
クタ本体2の一端には、水平方向に屈曲する第1の屈曲
部6を有し、他端には垂直方向に屈曲する第2の屈曲部
7を有している。第1の屈曲部6は緩やかに屈曲した形
状を成し、第2の屈曲部7は略直角に屈曲した形状を成
している。
【0032】プロテクタ本体2の第1の屈曲部6および
第2の屈曲部7にそれぞれ隣接する第1の真直部8およ
び第2の真直部9には、プロテクタカバー15の一側縁
部に突設する係止爪16と係合する箱状のロック部20
が形成されている。ロック部20は、一組の長側壁21
と一組の短側壁22とから構成されている。一組の長側
壁21は、プロテクタ1の外壁4a、4bに平行に形成
されている。他の一組の短側壁22は、プロテクタ1の
外壁4a、4bに直交して形成されている。
【0033】プロテクタ本体2の長手方向の両端部に
は、電線固定用のヘラ(耳部)11が設けられている。
ヘラ11は、電線35が動かないように、結束テープ等
(図示しない)により電線35を本固定するためのもの
である。電線35は、プロテクタ1に仮固定されてか
ら、ヘラ11に本固定され、引っ張っても動かないよう
に位置決めされる。
【0034】プロテクタカバー15は、プロテクタ本体
2の開放面に対応する形状に形成されており、天壁17
と、天壁17の一側縁部に起立する外壁18とから略構
成されている。プロテクタカバー15の長手方向の両端
部側には、ロック部20と係合する係止爪16立設され
ている。
【0035】図2に示すように、ロック部20の内部空
間は、プロテクタカバー15の係止爪16の形状に対応
して形成されている。内部空間の先端入口部は、係止爪
16をガイドしてスムーズに挿入することができるよう
に形成されている。
【0036】ロック部20の一組の長側壁21のうち、
一方の長側壁21aは、プロテクタ1の内部空間5を縦
方向に区画する仕切壁25であり、他方の長側壁21b
は、プロテクタ1の外壁4bである。仕切壁25には、
係止爪16の係止鈎部16aと係合する係止孔26が窓
状に形成されている。
【0037】仕切壁25で仕切られた一側には、前述し
たように、ロック部20が形成されており、一方、他側
には、電線35を案内する電線収容溝30が形成されて
いる。この電線収容溝30内においては、仕切壁25に
相対向する電線係止リブ(電線係止部)31が形成され
ている。
【0038】電線係止リブ31は、第1の真直部8及び
第2の真直部9において、仕切壁25の長手方向の両端
側に位置している。これは、ロック部20を構成する1
組の短側壁22と電線係止リブ31とを相対向して位置
させることで、スリット溝34がプロテクタ本体2の幅
方向外側に拡開しないようにして、電線35を強固に挟
持するためである。
【0039】また、電線係止リブ31は、プロテクタ本
体2の外壁4aの内側面に直交して一体的に形成されて
いるから、プロテクタ本体2の外壁4aの倒れが防止さ
れ、プロテクタカバー15の取り付けを容易に行うこと
ができる。
【0040】電線係止リブ31および仕切壁25は、電
線35の外径より幅狭のU字状のスリット溝34を形成
している。電線係止リブ31の先端側には、案内面32
が形成されているため、スリット溝34の入口は、Y字
状に開口しており、電線35をスリット溝34内に容易
に圧入することができる。
【0041】電線係止リブ31は、電線35を圧入する
方向に、条設されている。すなわち、外壁4aの上端部
から下端部に向けて真直に延びている。従って、仕切壁
25と電線係止リブ31とで構成するスリット溝34
は、外壁4aの高さに等しい深さになっており、複数の
電線35を縦方向に一列に配列して、抜き外れないよう
に挟持することができる。
【0042】図3は、本発明のプロテクタの第2の実施
形態を示す要部断面図である。図示するように、電線係
止リブ31の先端面には、鋸歯状の係止歯33が複数連
続して形成することもできる。隣接する係止歯33のピ
ッチは、スリット溝34に挟持される電線35の外径に
応じて任意に設定されている。電線35の外径が大きい
場合には、係止歯33のピッチを広くし、電線35の外
径が小さい場合には、ピッチを狭くする。これは、電線
35の外皮を突起状の係止歯33が押し込むことができ
るようにするためである。
【0043】図4は、本発明のプロテクタの第3の実施
形態を示す断面図である。図示するように、電線係止リ
ブ31に替えて、複数の突起12を仕切壁25に相対向
して形成してもよい。突起12は、上下方向に可撓性を
有しているため、電線35を容易に収容することができ
る利益がある。隣接する突起12の間隙は、電線35の
外径に応じて設定される。
【0044】次に、電線35の配索とプロテクタ1の組
立てについて説明する。先ず、屈曲した構造のプロテク
タ本体2の内部空間5に、電線35を寝かせた状態で収
容する。断面U字状のスリット溝34には、圧入工具等
(図示しない)を用いて、電線35を収容する。内部空
間5およびスリット溝34には、複数の太い電線35な
いしは、複数の細い電線を結束テープ等で束ねたサブハ
ーネスが縦一列の状態で収容される。
【0045】そして、プロテクタカバー15を回動させ
て、係止爪16とロック部20内の係止孔26とを係合
させることにより、プロテクタ本体2の開放面が閉止さ
れて、電線35が収容される。
【0046】電線35をプロテクタ1に仮固定した後、
プロテクタ本体2の両端部のヘラ11に電線35を結束
して本固定される。
【0047】
【発明の効果】以上の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、仕切壁と電線係止部との間は電線の外径より幅狭に
なっているから、電線を抜きでないように挟持する。仕
切壁は、断面U字状の内部空間を幅方向に仕切ってお
り、また外壁とほぼ同じ高さになっている。電線係止部
は、仕切壁に相対向して、外壁の内側面に突出して形成
され、電線を押し付けることができるようになってい
る。従って、配線本数が少ない場合にも電線がプロテク
タに確実に固定され、電線の浮き上がりやはみ出しが防
止される。
【0048】また、請求項2記載の発明によれば、電線
係止部がリブになっているため、仕切壁と電線係止部と
の間は、スリット溝を形成している。スリット溝は、電
線の外径より幅狭に、かつ、深く形成されているから、
複数の電線を縦一列に並べた状態で挟持することができ
る。従って、請求項1記載の効果に加えて、リブによっ
て、プロテクタの外壁を補強することができる効果を奏
する。
【0049】また、請求項3記載の発明によれば、スリ
ット溝に圧入された電線は、鋸歯状の係止歯に押し付け
られることにより、電線の抜け方向に係止され、電線を
スリット溝に確実に固定する。従って、請求項1記載の
効果が助長され、より一層確実に電線を固定することが
できる。
【0050】また、請求項4記載の発明によれば、電線
係止部の先端入口部に案内面が形成されているから、電
線をスリット溝に圧入する際に、小さい力で電線を圧入
することができる。従って、電線の配索作業性が向上す
る。
【0051】また、請求項5記載の発明によれば、電線
係止部がプロテクタ本体の真直部に形成されているか
ら、容易に電線を配索することができる。また、電線は
確実に挟持されているから、プロテクタ本体の屈曲形状
に倣って収容された電線は、無理に折り曲げられても、
プロテクタ本体の内部空間から浮き上がったり、はみ出
すことはない。従って、屈曲形成されたプロテクタに対
する電線の配索作業性が向上する。
【0052】また、請求項6記載の発明によれば、プロ
テクタ本体の開放面がプロテクタカバーによって閉止さ
れているから、電線の浮き上がりやはみ出しが防止され
る。また、プロテクタカバーの係止爪と係合する係止孔
がプロテクタ本体内に設けられているから、プロテクタ
カバーを閉じた際に係止爪が仕切壁を介して電線を押圧
する。従って、外部との干渉から電線が有効に保護され
るとともに、電線の配索作業性が向上する。
【0053】また、請求項7記載の発明によれば、電線
はプロテクタ本体に仮固定された後、結束テープ等によ
り耳部に本固定されるから、電線を引っ張っても電線が
動くことはない。従って、電線がプロテクタ本体に仮固
定されるから本固定を楽に行うことができるとともに、
電線が長手方向に抜き出ることを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプロテクタの第一の実施形態を示す斜
視図である。
【図2】図1に示すプロテクタのA−A線に沿う断面図
である。
【図3】本発明のプロテクタの第2の実施形態を示す要
部断面図である。
【図4】本発明のプロテクタの第3の実施形態を示す要
部断面図である。
【図5】従来の一例を示すプロテクタの斜視図である。
【符号の説明】
1 プロテクタ 2 プロテクタ本体 6 第1の屈曲部 7 第2の屈曲部 8 第1の真直部 9 第1の真直部 11 ヘラ 12 突起 25 仕切壁 30 電線収容溝 31 電線係止リブ(電線係止部) 32 案内面 33 係止歯 34 スリット溝

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底壁と、該底壁の両側に起立する外壁と
    を有するプロテクタ本体を備えるハーネスプロテクタに
    おいて、 前記プロテクタ本体の内部空間には、該内部空間を幅方
    向に区画する仕切壁が立設され、該仕切壁に相対向し
    て、前記プロテクタ本体の前記外壁の内側面に、電線を
    係止する電線係止部が突設され、該仕切壁と該電線係止
    部との間に該電線が挟持されることを特徴とするハーネ
    スプロテクタ。
  2. 【請求項2】 前記電線係止部は、前記外壁の高さ方向
    に延びたリブであることを特徴とする請求項1記載のハ
    ーネスプロテクタ。
  3. 【請求項3】 前記電線係止部の先端面には、鋸歯状の
    係止歯が複数連続して形成されていることを特徴とする
    請求項2記載のハーネスプロテクタ。
  4. 【請求項4】 前記電線係止部の先端入口部に、テーパ
    状の案内面が形成されていることを特徴とする請求項2
    または3記載のハーネスプロテクタ。
  5. 【請求項5】 前記プロテクタ本体が屈曲形成され、該
    プロテクタ本体の屈曲部近傍の真直部に前記電線係止部
    が形成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れ
    かに記載のハーネスプロテクタ。
  6. 【請求項6】 前記プロテクタ本体の開放面を閉止する
    プロテクタカバーが、ヒンジ部を介して前記プロテクタ
    本体に回動自在に連接され、該プロテクタカバーを回動
    し、該プロテクタカバーの一側縁部に形成された係止爪
    が、該プロテクタ本体内の係止孔に係合することにより
    組み立てられることを特徴とする請求項1〜5の何れか
    に記載のハーネスプロテクタ
  7. 【請求項7】 前記プロテクタ本体の長手方向の端部に
    前記電線を本固定する耳部が設けられていることを特徴
    とする請求項1〜6の何れかに記載のハーネスプロテク
    タ。
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Cited By (3)

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