JP5272510B2 - 車両用の保護材付きワイヤハーネスおよび車両用ワイヤハーネスの配索構造 - Google Patents
車両用の保護材付きワイヤハーネスおよび車両用ワイヤハーネスの配索構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5272510B2 JP5272510B2 JP2008126434A JP2008126434A JP5272510B2 JP 5272510 B2 JP5272510 B2 JP 5272510B2 JP 2008126434 A JP2008126434 A JP 2008126434A JP 2008126434 A JP2008126434 A JP 2008126434A JP 5272510 B2 JP5272510 B2 JP 5272510B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire harness
- protective material
- clamp
- vehicle
- rocker
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Details Of Indoor Wiring (AREA)
Description
従来、ロッカー部に配索されるワイヤハーネスには様々な保護材を取り付けており、保護材をワイヤハーネスに取り付けることで、周辺部材との干渉を防止し、磨耗や断線等からワイヤハーネスを保護している。
また、図13のように、ロッカー部3とスカッフプレート4との間に配索するワイヤハーネスW/Hの保護材として、断面逆凹形状のプロテクタ本体2aと、別部材の底壁部2bとからなるプロテクタ2を用いているものもある[特開2007−99007号公報(特許文献1)参照]。
また、乗員の昇降性を向上させ、ドアポケットの収納スペースを大きく確保するために、ロッカー部3の高さを低めに抑えたいという車体側のニーズにも応える必要がある。
前記保護材は、断面円弧板形状で且つ長さ方向に連続して押出成形された樹脂成形品からなり、該保護材上に前記ワイヤハーネスを搭載して、該保護材の幅方向中央の下頂点部の内面を前記ワイヤハーネスの下頂点と当接させ、該下頂点部から前記ワイヤハーネスの外周面に沿うと共に先端側が開き方向に傾斜する左右両側部を有し、該左右両側部の外面に係止リブ突設しており、該保護材とワイヤハーネスをテープ巻き又は締結バンドで結束しており、前記保護材を下側として前記ロッカー部に配索するものとしていることを特徴とする車両用の保護材付きワイヤハーネスを提供している。
また、保護材上にワイヤハーネスを搭載してテープ巻きあるいは締結バンドで結束するだけで保護材の取り付けが完了するため、従来のようなチューブ等への挿通作業もなく作業性を向上させることもできる。
あるいは、前記ワイヤハーネスを構成する電線群と共に前記保護材を粘着テープを巻き付けて取り付けていることが好ましい。
また、前記のように、保護材の幅方向中央の下頂点部の内面をワイヤハーネスの下頂点部と当接させるようにワイヤハーネスを保護材上に搭載することにより、前記保護材の左右両側部がワイヤハーネスとの当接点を中心として左右対称に傾斜する形となるため、ワイヤハーネスを最も安定した状態で保持することができる。
また、ワイヤハーネスの下側に取り付けた保護材が前記のように垂直方向でなく斜め方向に挿入され、保護材の左右両側部のうち一方が前記係止リブでなく先端部で被係止突起と係合したとしても、他方の係止リブは被係止突起にしっかり係止されるため、前記保護材付きワイヤハーネスはロッカー部に位置決めされる。よって、この場合にも前記ワイヤハーネスのねじれを防止することができる。
前記ロッカー部の底壁にクランプを固定し、該クランプの底面部をロッカー部の底壁上面に配置し、該クランプの底面部の上面に前記ワイヤハーネスの保護材を載置すると共に、前記保護材の左右両端または前記左右両側の係止リブを前記クランプの底面部から突設した左右両側部の係止部で係止し、かつ、
前記クランプの底面部から突設した係止部でスカッフプレートを係止保持し、該スカッフプレートで前記ワイヤハーネスの上部を覆っていることを特徴とするワイヤハーネスの配索構造を提供している。
また、保護材の幅方向中央の下頂点部の内面をワイヤハーネスの下頂点部と当接させるようにワイヤハーネスを保護材上に搭載することにより、前記保護材の左右両側部がワイヤハーネスとの当接点を中心として左右対称に傾斜する形となって、ワイヤハーネスを最も安定した状態で保持することができる。
さらに、保護材の左右両側部の外面に係止リブを突設し、係止リブを車体側の被係止部に固定することで、保護材付きワイヤハーネスのねじれを防止することができる。
図1乃至図7は本発明の第1実施形態を示し、自動車のフロアパネルの幅方向両側のロッカー部21に、保護材10を取り付けたワイヤハーネスW/Hを配索し、その上部にスカッフプレート22を被せて固定している。
また、ワイヤハーネスW/Hに取り付ける保護材10は、図1(A)、(B)に示すように、断面円弧板形状で長さ方向に連続した樹脂成形品(本実施形態では、ポリプロピレン樹脂製)からなり、押出成形により成形している。保護材10は、幅方向中央の下頂点部10aから先端側が開き方向に傾斜する左右両側部10bを設けており、左右両側部10bの先端10b−1近傍の外面には係止リブ10cを突設している。
図3に示すように、クランプ11の底面部には車両取付部11aを設けており、該車両取付部11aは、係止羽根11a−3を両側に突出させた軸部11a−2を皿部11a−1の下面から突出させた構造としている。
まず、図4(A)、(B)に示すように、ロッカー部21の底壁21aにクランプ11を固定し、クランプ11の底面部をロッカー部21の底壁21a上面に配置する。即ち、クランプ11の引掛部11b−3をロッカー部21の側壁21bに引っ掛けると共に、ロッカー部21の底壁21aに設けた貫通孔21a−1に車両取付部11aの軸部11a−2を貫通させ弾性復帰した係止羽根11a−3を貫通孔21a−1の端縁に係止させることにより、クランプ11をロッカー部21の底壁21aに固定している。クランプ11は、長さ方向に200〜400mm間隔で固定している。
また、保護材10の幅方向中央の下頂点部10aの内面をワイヤハーネスW/Hの下頂点部W/H−aと当接させるようにワイヤハーネスW/Hを保護材10上に搭載することにより、保護材10の左右両側部10bがワイヤハーネスW/Hの当接点を中心として左右対称に傾斜する形となるため、ワイヤハーネスW/Hを最も安定した状態で保持することができる。
また、ワイヤハーネスW/Hの下側に取り付けた保護材10が垂直方向でなく図7のように斜め方向に挿入され、保護材10の左右両側部10bのうち一方が係止リブ10cではなく先端10b−1が被係止突起11b−2に係止された場合でも、他方の係止リブ10cは被係止突起11b−2に係止されるため、保護材10付きワイヤハーネスW/Hはロッカー部21側にしっかりと位置決めされ、ワイヤハーネスW/Hのねじれが防止される。
第2実施形態では、ワイヤハーネスW/Hと保護材10とを結束するために図8のような締結バンドBを用いた点以外は第1実施形態と同様としている。
第3実施形態では、図9に示すように、保護材10の左右両側部10bの外面に係止リブ10cを設けなかった点以外は第1実施形態と同様としている。
10a 下頂点部
10b 左右両側部
10b−1 先端
10c 係止リブ
11 クランプ
11a 車両取付部
11a−1 皿部
11a−2 軸部
11a−3 係止羽根
11b 係止部
11b−1 被係止爪
11b−2 被係止突起
11b−3 引掛部
21 ロッカー部
21a 底壁
21a−1 貫通孔
21b 側壁
22 スカッフプレート
22a 上壁
22b 側壁
22c 左右係止片
22c−1 係止爪
23 フロアカーペット
T1、T2 粘着テープ
B 締結バンド
Claims (4)
- 車両のフロアパネルの幅方向両側のロッカー部に配索され、スカッフプレートで上部が覆われるワイヤハーネスに予め保護材を取り付けており、
前記保護材は、断面円弧板形状で且つ長さ方向に連続して押出成形された樹脂成形品からなり、該保護材上に前記ワイヤハーネスを搭載して、該保護材の幅方向中央の下頂点部の内面を前記ワイヤハーネスの下頂点と当接させ、該下頂点部から前記ワイヤハーネスの外周面に沿うと共に先端側が開き方向に傾斜する左右両側部を有し、該左右両側部の外面に係止リブ突設しており、該保護材とワイヤハーネスをテープ巻き又は締結バンドで結束しており、前記保護材を下側として前記ロッカー部に配索するものとしていることを特徴とする車両用の保護材付きワイヤハーネス。 - 前記ワイヤハーネスを構成する電線群は粘着テープを巻き付けて結束していると共に、該ワイヤハーネスに長さ方向に間隔をあけて前記保護材を別の粘着テープまたは結束バンドを巻き付けて取り付け、
あるいは、前記ワイヤハーネスを構成する電線群と共に前記保護材を粘着テープを巻き付けて取り付けている請求項1に記載の車両用の保護材付きワイヤハーネス。 - 請求項1または請求項2に記載の保護材付きワイヤハーネスを、車両のロッカー部に配索しているワイヤハーネスの配索構造であって、
前記ロッカー部の底壁にクランプを固定し、該クランプの底面部をロッカー部の底壁上面に配置し、該クランプの底面部の上面に前記ワイヤハーネスの保護材を載置すると共に、前記保護材の左右両端または前記左右両側の係止リブを前記クランプの底面部から突設した左右両側部の係止部で係止し、かつ、
前記クランプの底面部から突設した係止部でスカッフプレートを係止保持し、該スカッフプレートで前記ワイヤハーネスの上部を覆っていることを特徴とする車両用ワイヤハーネスの配索構造。 - 前記クランプは前記ワイヤハーネスの長さ方向に間隔をあけて取り付けている請求項3に記載の車両用ワイヤハーネスの配索構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008126434A JP5272510B2 (ja) | 2008-05-13 | 2008-05-13 | 車両用の保護材付きワイヤハーネスおよび車両用ワイヤハーネスの配索構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008126434A JP5272510B2 (ja) | 2008-05-13 | 2008-05-13 | 車両用の保護材付きワイヤハーネスおよび車両用ワイヤハーネスの配索構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009274535A JP2009274535A (ja) | 2009-11-26 |
JP5272510B2 true JP5272510B2 (ja) | 2013-08-28 |
Family
ID=41440357
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008126434A Expired - Fee Related JP5272510B2 (ja) | 2008-05-13 | 2008-05-13 | 車両用の保護材付きワイヤハーネスおよび車両用ワイヤハーネスの配索構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5272510B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5393548B2 (ja) * | 2010-03-16 | 2014-01-22 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス |
WO2013051090A1 (ja) * | 2011-10-03 | 2013-04-11 | トヨタ車体 株式会社 | クランプ部材 |
CN102494192A (zh) * | 2011-11-25 | 2012-06-13 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 一种多功能用塑料卡子 |
FR2995965B1 (fr) * | 2012-09-25 | 2014-08-29 | Renault Sa | Dispositif de montage d'une goulotte de cablage sur une piece de carrosserie automobile |
JP5994614B2 (ja) * | 2012-12-05 | 2016-09-21 | トヨタ紡織株式会社 | ハーネスクランプ |
CN107627976A (zh) * | 2017-10-26 | 2018-01-26 | 安徽安凯汽车股份有限公司 | 一种敞篷车辆外用防水布线布管装置 |
JP7376321B2 (ja) * | 2019-11-05 | 2023-11-08 | 矢崎総業株式会社 | プロテクタの配索材固定構造 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6123749Y2 (ja) * | 1980-01-30 | 1986-07-16 | ||
JP3264583B2 (ja) * | 1994-05-27 | 2002-03-11 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用フロアカーペットとワイヤハーネスの取付方法及びハーネスクランプ |
JP4044406B2 (ja) * | 2002-09-30 | 2008-02-06 | ポップリベット・ファスナー株式会社 | フロアカーペット及びワイヤハーネスの留め具 |
-
2008
- 2008-05-13 JP JP2008126434A patent/JP5272510B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009274535A (ja) | 2009-11-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5272510B2 (ja) | 車両用の保護材付きワイヤハーネスおよび車両用ワイヤハーネスの配索構造 | |
US7507905B2 (en) | Electrical junction box | |
WO2012056747A1 (ja) | バンドクリップ | |
US8729409B2 (en) | Wire-guiding portion with structure for prevention of displacement of tape | |
JP6857338B2 (ja) | ワイヤハーネスプロテクタ及びハーネスアセンブリ | |
CN103779814A (zh) | 电线容纳保护器 | |
JP2000184551A (ja) | コルゲートチューブ用カバー | |
JP5668613B2 (ja) | 経路維持部材付コルゲートチューブ及びワイヤーハーネス | |
JP2003230212A (ja) | ハーネスプロテクタ | |
JP2009005422A (ja) | コルゲートチューブ | |
JP2019113134A (ja) | 結束バンド | |
JP2010051094A (ja) | 電気接続箱 | |
JP3764644B2 (ja) | プロテクタ | |
JP2015180168A (ja) | ワイヤハーネス用プロテクタおよびワイヤハーネス | |
JP5919661B2 (ja) | 配線具、ワイヤハーネス及びワイヤハーネスの製造方法 | |
US9197043B2 (en) | Tape winding structure at wire guiding out portion | |
EP2695260B1 (en) | Electric junction box comprising wire guiding out portion structure for winding tape | |
JP5673416B2 (ja) | コルゲートチューブのテープ巻き固定構造 | |
JP4430994B2 (ja) | ワイヤハーネスの組付構造 | |
JP4680740B2 (ja) | ワイヤハーネスの配索構造 | |
JP2003348730A (ja) | ハーネス用プロテクタ | |
JP2002165326A (ja) | ハーネスプロテクタ | |
WO2013001668A1 (ja) | 配線具及びワイヤハーネス | |
JP2021118644A (ja) | ハーネス部品 | |
JP2013078173A (ja) | ワイヤハーネス用のプロテクタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110401 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121130 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121211 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130212 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130416 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130429 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |