JPH10174249A - ハーネス用プロテクタ - Google Patents

ハーネス用プロテクタ

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Publication number
JPH10174249A
JPH10174249A JP8323018A JP32301896A JPH10174249A JP H10174249 A JPH10174249 A JP H10174249A JP 8323018 A JP8323018 A JP 8323018A JP 32301896 A JP32301896 A JP 32301896A JP H10174249 A JPH10174249 A JP H10174249A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protector
fixing means
harness
direction fixing
locking piece
Prior art date
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Pending
Application number
JP8323018A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Nakayama
淳一 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハーネス配索箇所の被取付面の向きに関係な
く被取付面に固定できるハーネス用プロテクタを得る。 【解決手段】 プロテクタ本体13に一体形成される取
付板15は、被取付面に固定される係止片17を前記プ
ロテクタ本体13に回動自在に連結したヒンジ部と、前
記係止片17を前記プロテクタ本体13に対して互いに
異なる向きで連結固定できる第1及び第2の向き固定手
段19、20とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤーハーネス
等を配索経路に沿って挿通させて、ワイヤーハーネス等
の線条体の保護・固定を行うハーネス用プロテクタに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等において、例えば車体フレーム
に沿ってワイヤーハーネスを配索する際、ハーネス用プ
ロテクタを使用することがある。このプロテクタは、ワ
イヤーハーネスを配索経路に沿って収容保持することに
よりワイヤーハーネスの保護と、車体フレームへの取り
付けを行う樹脂製のケースで、主に、自動車のトランク
ルーム内やエンジンルーム内の露呈する部位に適用され
ている。
【0003】図10及び図11は、このようなプロテク
タの従来例を示したものである。いずれも、ワイヤーハ
ーネス1を収容する空間2を有して断面形状が略樋状の
プロテクタ本体3と、該プロテクタ本体3をハーネス配
索箇所(例えば、車体フレーム)へ固定するための取付
穴4を有した取付板5とを、合成樹脂により一体成形し
たものである。そして、空間2に収容したワイヤーハー
ネス1は、図10に示すように、必要に応じて、テープ
6を巻き付けて固定される。
【0004】ところで、図10に示したハーネス用プロ
テクタ7では、前記取付板5がプロテクタ本体3の側壁
部3aと一体で、プロテクタ本体3の底壁部3bに対し
て垂直方向に延出した形態で、設けられている。一方、
図11に示したハーネス用プロテクタ8の場合では、前
記取付板5がプロテクタ本体3の底壁部3bと一体で、
プロテクタ本体3の底壁部3bの一部をそのまま水平方
向に延出した形態で、設けられている。
【0005】図10に示したプロテクタ7は、所謂、垂
直取付型で、例えば、ワイヤーハーネスの配索箇所が車
体フレームの側壁部で、被取付面が鉛直な場合に使用し
て好適なものである。また、図11に示したプロテクタ
8は、所謂、水平取付型で、例えば、ワイヤーハーネス
の配索箇所が車体フレームの底壁部で、被取付面が水平
な場合に使用して好適なものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ように、ハーネス配索箇所の被取付面に沿って延出する
取付板を固定装備した従来構造では、被取付面に対応さ
せて取付板の突出向きを替えた多種類のプロテクタを製
造しなければならず、在庫の管理等に手間がかかるだけ
でなく、成形金型等も多種類におよび、コストアップを
招くという問題があった。本発明は上記事情に鑑みなさ
れたもので、単品でありながら鉛直および水平のいずれ
の被取付面にも対応ができるハーネス用プロテクタを提
供し、プロテクタの種類を削減して製造および管理コス
トの低減を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るハーネスプロテクタは、ワイヤーハーネ
ス等を収容するプロテクタ本体と、該プロテクタ本体を
被取付面に固定する取付板とを合成樹脂により一体成形
したハーネス用プロテクタであって、前記取付板は、前
記プロテクタ本体を被取付面に支持させるとともに該プ
ロテクタ本体にヒンジ部を介して回動可能に連接された
係止片と、該係止片と前記プロテクタ本体とを繋ぐ切断
可能な第1の向き固定手段と、前記係止片に延設された
第2の向き固定手段とを具備し、前記第1の向き固定手
段は、前記係止片の回動を阻止して前記取付板を鉛直な
被取付面に固定可能にし、前記第2の向き固定手段は、
前記第1の向き固定手段が切断されて前記係止片が所定
角度回動したとき前記プロテクタ本体と係合して、前記
取付板を前記鉛直面とは異なる水平な被取付面に固定可
能にしたことを特徴とする。
【0008】また、本発明に係るハーネスプロテクタで
は、前記第2の向き固定手段は、前記取付板に突設した
係止突起と、前記プロテクタ本体の所定位置に穿設され
前記係止突起が係入する透孔とを有して構成されること
を特徴とすることもできる。
【0009】そして、前記構成のハーネス用プロテクタ
は、係止片が第1の向き固定手段によってプロテクタ本
体に対し所定角度で固定された状態と、前記第1の向き
固定手段を切断して前記第1の向き固定手段による固定
位置から一定角度回動した位置で、前記第2の向き固定
手段によりプロテクタ本体に固定された状態との二通り
に、選択的に向きを切り替えることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るハーネス用プ
ロテクタの好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説
明する。図1乃至図9は本発明に係るハーネス用プロテ
クタの一実施形態を示したもので、図1はハーネス用プ
ロテクタの全体斜視図、図2は図1のA部拡大斜視図、
図3は図2のB矢視図、図4は図2のC矢視図、図5は
図3のD−D線に沿う断面図、図6は図5の状態から取
付板を90゜回転させた状態を示す断面図、図7は図6
の状態の要部斜視図、図8は図7のE−E線に沿う断面
図、図9は取付板を90゜回転させた状態を示す全体斜
視図である。このハーネス用プロテクタ10は、ワイヤ
ーハーネスを収容する空間11を有した断面形状が略樋
状のプロテクタ本体13とプロテクタ本体13を車体フ
レーム等の被取付面に固定するための一対の取付板15
とを合成樹脂により一体成形して構成される。
【0011】前記取付板15は、取付穴16を有して該
取付穴16を挿通する締結具により被取付面に固定され
る係止片17と、該係止片17の下端を前記プロテクタ
本体13に回動自在に連結した薄肉のヒンジ部18(図
4参照)と、このヒンジ部18から前記係止片17の上
端寄りに移った位置で該係止片17をプロテクタ本体1
3の側壁部13aと繋いで係止片17の向きを固定する
第1の向き固定手段19と、前記係止片17の下端に延
出して設けられた第2の向き固定手段20とを具備した
構成からなる。
【0012】前記ヒンジ部18は、図4及び図5に示す
ように、係止片17の下端の両側にそれぞれ設けられて
いて、プロテクタ本体13の側壁部13aと底壁部13
bとが交差する角部に係止片17の下端を回動自在に連
結している。
【0013】前記第1の向き固定手段19は、図2及び
図3に示すように、各係止片17の両側に装備されてい
る。また、この第1の向き固定手段19は、カッタ等に
よって簡単に切断できるように、肉厚を薄く(図3参
照)、かつ幅の狭い帯状にされている。
【0014】前記ヒンジ部18と第1の向き固定手段1
9によってプロテクタ本体13に固定された係止片17
は、プロテクタ本体13の側壁部13aと面一に揃っ
て、プロテクタ本体13の底壁部13bに対して垂直上
方に延出した形態に保持され、垂直取付用に使用され
る。
【0015】前記第2の向き固定手段20は、図4及び
図5に示すように、前記係止片17の下縁を下方に延長
させた形態の延長部22と、該延長部22の下端から更
に延出した当接板23と、該当接板23の内表面側に立
設された係止突起24とを備えた構成される。
【0016】この第2の向き固定手段20は、前記第1
の向き固定手段19が切断されると、前記ヒンジ部18
により前記係止片17と一体に回動して、プロテクタ本
体13の底壁部13b側に移動する。プロテクタ本体1
3の底壁部13bには、図2及び図3及び図5に示すよ
うに、前記延長部22が嵌合する矩形の切り欠き穴26
と、前記係止突起24が係合する透孔27とが装備され
ている。
【0017】また、前記延長部22の両側面には、図4
にも示すように、板面方向に沿って突条22aが形成さ
れている。そして、図2及び図5に示すように、前記切
り欠き穴26の両内側面には、前記突条22aが嵌合す
る凹溝26aが形成されている。前記切り欠き穴26に
嵌合した延長部22は、該延長部22がプロテクタ本体
13の底壁部13bと面一になった時に、図8に示すよ
うに、前記突条22aが凹溝26aに係合して底壁部1
3bに係止される。
【0018】前記当接板23は、図5及び図6に示すよ
うに、前記延長部22がプロテクタ本体13の底壁部1
3bに係止された状態で底壁部13bの下面に当接する
ように、延長部22の板厚方向に、該延長部22の肉厚
分だけ下がって装備されている。そして、該当接板23
は、底壁部13bに当接することで、係止片17のそれ
以上の回動を阻止する。
【0019】前記係止突起24は、前記当接板23が底
壁部13bに当接した時に前記透孔27に係合する突起
で、図5に示すように、先端には透孔27からの抜け止
めをする弾性係止片24aが装備されている。即ち、取
付板15は、前記第1の向き固定手段19が切断されて
係止片17がヒンジ部18により回動可能な状態にされ
たときに、図7に示すように、前記係止片17が所定角
度(本例では、90゜)回動した位置で、第2の向き固
定手段20がプロテクタ本体13の底壁部13bに係合
して、係止片17が前記第1の向き固定手段19による
固定時とは異なる水平向きに固定される。
【0020】従って、このハーネス用プロテクタ10
は、図1に示すように、係止片17が第1の向き固定手
段19によってプロテクタ本体13の側壁部13aに沿
う垂直向きで固定された状態と、図9に示すように、前
記第1の向き固定手段19を切断して前記第1の向き固
定手段19による固定位置から係止片17を90゜回動
させた位置で前記第2の向き固定手段20によりプロテ
クタ本体13に固定された状態との二通りに、選択的に
取付板15の向きを切り替えて使用することができる。
即ち、1種類のハーネスプロテクタ10で、垂直取付と
水平取付の双方に対応することができ、被取付面に応じ
たプロテクタ10が要求される場合でも、製造すべきプ
ロテクタ10の種類を削減することができる。なお、第
2の向き固定手段20の構成は、第1の向き固定手段1
9による固定位置とは異なる位置で係止片17を固定で
きればよく、具体的な構造は上記の実施形態に限定する
ものではない。
【0021】また、プロテクタ本体13の構造も、上記
実施形態に限定するものではない。また、上記の実施形
態では、プロテクタ本体13は、ワイヤーハーネスを収
容・保護するものとして記載したが、外に、光ファイバ
ーケーブル等の線条体にも適用できることは勿論であ
る。
【0022】
【発明の効果】本発明のハーネス用プロテクタによれ
ば、係止片が第1の向き固定手段によってプロテクタ本
体に所定角度で固定された状態と、前記第1の向き固定
手段を切断して前記第1の向き固定手段による固定位置
から係止片を一定角度回動させた位置で前記第2の向き
固定手段によりプロテクタ本体に固定された状態との二
通りに、取付板の向きを切り替えることができる。従っ
て、例えば、1種類のハーネスプロテクタで、垂直取付
と水平取付の双方に対応することができ、被取付面の向
きに応じて取付板の向きを違えたプロテクタが要求され
る場合でも、製造すべき種類を削減することができる。
従って、在庫の管理等にかかる手間を軽減すると共に、
成形に使用する金型等も統一して、コストの低減を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るハーネス用プロテクタの一実施形
態による全体斜視図である。
【図2】図1のA部拡大詳細図である。
【図3】図2のB矢視図である。
【図4】図2のC矢視図である。
【図5】図3のD−D線に沿う断面図である。
【図6】図5の状態から取付板を90゜回転させた状態
を示す断面図である。
【図7】図6の状態の要部斜視図である。
【図8】図7のE−E線に沿う断面図である。
【図9】ハーネス用プロテクタの取付板を90゜回転さ
せた状態による全体斜視図である。
【図10】従来のプロテクタの斜視図である。
【図11】従来の他のプロテクタの斜視図である。
【符号の説明】
10 ハーネス用プロテクタ 11 空間 13 プロテクタ本体 13a 側壁部 13b 底壁部 15 取付板 16 取付穴 17 係止片 18 ヒンジ部 19 第1の向き固定手段 20 第2の向き固定手段 22 延長部 22a 突条 23 当接板 24 係止突起 26 切り欠き穴 26a 凹溝 27 透孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤーハーネス等を収容するプロテク
    タ本体と、該プロテクタ本体を被取付面に固定する取付
    板とを合成樹脂により一体成形したハーネス用プロテク
    タであって、 前記取付板は、 前記プロテクタ本体を被取付面に支持させるとともに該
    プロテクタ本体にヒンジ部を介して回動可能に連接され
    た係止片と、 前記係止片と前記プロテクタ本体とを繋ぐ切断可能な第
    1の向き固定手段と、 前記係止片に延設された第2の向き固定手段とを具備
    し、 前記第1の向き固定手段は、前記係止片の回動を阻止し
    て前記取付板を鉛直な被取付面に固定可能にし、前記第
    2の向き固定手段は、前記第1の向き固定手段が切断さ
    れて前記係止片が所定角度回動したとき前記プロテクタ
    本体と係合して前記取付板を前記鉛直面とは異なる水平
    な被取付面に固定可能にしたことを特徴とするハーネス
    用プロテクタ。
  2. 【請求項2】 前記第2の向き固定手段は、前記取付板
    に突設した係止突起と、前記プロテクタ本体の所定位置
    に穿設され前記係止突起が係入する透孔とを有して構成
    されることを特徴とする請求項1記載のハーネス用プロ
    テクタ。
JP8323018A 1996-12-03 1996-12-03 ハーネス用プロテクタ Pending JPH10174249A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014236523A (ja) * 2013-05-30 2014-12-15 矢崎総業株式会社 バスバモジュール及び電源装置
CN112373417A (zh) * 2020-11-12 2021-02-19 上海金亭汽车线束有限公司 一种方便安装的汽车线束支架及其制造方法

Cited By (2)

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JP2014236523A (ja) * 2013-05-30 2014-12-15 矢崎総業株式会社 バスバモジュール及び電源装置
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