JPH10174167A - デジタル携帯電話機 - Google Patents

デジタル携帯電話機

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JPH10174167A
JPH10174167A JP8329582A JP32958296A JPH10174167A JP H10174167 A JPH10174167 A JP H10174167A JP 8329582 A JP8329582 A JP 8329582A JP 32958296 A JP32958296 A JP 32958296A JP H10174167 A JPH10174167 A JP H10174167A
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local signal
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Yoshifumi Toda
善文 戸田
Yoji Suzuki
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/38Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
    • H04B1/40Circuits
    • H04B1/403Circuits using the same oscillator for generating both the transmitter frequency and the receiver local oscillator frequency
    • H04B1/406Circuits using the same oscillator for generating both the transmitter frequency and the receiver local oscillator frequency with more than one transmission mode, e.g. analog and digital modes

Abstract

(57)【要約】 【課題】 周波数分割マルチチャネルアクセス方式を使
用するデジタル携帯電話機に関し、回路規模の縮小を図
ることを目的とする。 【解決手段】 アナログ周波数帯域とデジタル周波数帯
域の両方の周波数帯域を用いて、周波数分割マルチチャ
ネルアクセスを行うデジタル携帯電話機において、アナ
ログ帯域とデジタル帯域を受信する際、受信用第1中間
周波数が異なる場合、1系統でアナログ帯域とデジタル
帯域の送信ローカル信号及び受信第1ローカル信号の全
てを生成する、高周波用ローカル信号生成部を設けるよ
うに構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はFDMA(周波数分
割マルチチャネルアクセス)方式を使用するデジタル携
帯電話機に関するものである。
【0002】1995年4月からデジタル携帯電話機の
売り切り制度の導入により、従来の事業者以外に新規事
業者の参入が自由となった為、競争原理により、デジタ
ル携帯電話機の低価格化が一層進み、加入者は指数関数
的に増加している。
【0003】この為、通話時にビジーとなる確率が増加
しているので、収容可能なチャネル容量を増加して、こ
の確率を低下させることが急務の課題となっている。こ
の対策の一手段として、1995年12月より現行のフ
ルレート方式コーデックを更に、音声帯域圧縮を行って
音声コーデックの伝送速度を1/2にしたハーフレート
方式コーデックとフルレート方式コーデックの両者を切
り替えて運用するデュアルレート方式が導入された。
【0004】更に、将来の加入者増に対して、現行のア
ナログ自動車・携帯電話方式の周波数帯をデジタル自動
車・携帯電話方式に割り振ることにより、これら2つの
周波数帯を使用してチャネル数の増加を図るデジタル携
帯電話システムが導入され様としている。
【0005】
【従来の技術】図11は現行のアナログ帯域及びデジタ
ル帯域を用いた携帯電話機の周波数帯域説明図、図12
は従来のデジタル携帯電話機の要部機能構成図、図13
は図12の詳細構成図、図14は従来の第2ローカル信
号生成部の構成図(2周波の場合)、図15は図14中
の位相同期回路(PLL)の構成図である。
【0006】以下、図の動作を説明する。先ず、図11
に示す様に、現行のアナログ帯域を用いた携帯電話機
(以下、端末と云う)の受信周波数帯は870MHz〜
885MHz、送信周波数帯は925MHz〜940M
Hzで、受信周波数帯と送信周波数帯の差は55MHz
であり、現行のデジタル帯域を用いた端末の受信周波数
帯は810MHz〜826MHz、送信周波数帯は94
0MHz〜956MHzで、受信周波数帯と送信周波数
帯域の差は130MHzである。
【0007】また、図12に示す様に、回路構成として
高周波帯の送受信部はデジタル帯域とアナログ帯域に対
してそれそれ1系統ずつ別々に設け、中間周波数帯は共
通に1系統を設けている。即ち、受信側は、デジタル帯
域を使用する受信部RX1 (RF)と、アナログ帯域を
使用する受信部RX2 (RF)の入出力側をスイッチS
3 、SW5 で何れか一方に切り替え、送信側は、デジ
タル帯域の送信部(PA1 )とアナログ帯域の送信部
(PA2 )の出力側をスイッチSW4 で、何れか一方に
切り替える構成になっている。また、スイッチSW1
ダイバーシチ用、スイッチSW2 は送受切替用である。
【0008】さて、アンテナANT0 及びスイッチSW
1 、SW3 を介して入力した信号は、デジタル帯域の受
信部RX1 または、アナログ帯域の受信部RX2 のうち
の何れか一方を通り、スイッチSW5 、中間周波帯増幅
器(IF)、復調器(DEM)を介して復調信号をTD
MA部に加える。
【0009】TDMA部は、復調信号を用いて再生信号
を取り出すと共に、多重化された信号を分離してコーデ
ックに送出する。そこで、コーデック(CODEC)は
分離した信号を復号化して音声信号に戻し、音声増幅部
(AUDIO)を介してスピーカ(SPK)を駆動す
る。
【0010】一方、マイク(MIC)から入力した音声
信号は受信系と逆の処理が行われてTDMA化されたデ
ジタル信号がベースバンド帯域の変調器(MOD B
B)を通り、デジタル帯域の高周波変調器(RF MO
1)とデジタル帯域の送信部(PA1)または、アナロ
グ帯域の高周波変調器(RF MOD2 )とアナログ帯
域の送信部(PA2 )のうちの何れか一方を通り、スイ
ッチSW4 、SW2 、アンテナANT1 を通して外部に
送信される。
【0011】次に、図13を用いて、従来の端末の動作
を説明するが、SW61はアンテナ切替ダイバーシチ方式
を行う為のスイッチ、SW64はデジタル方式の送信機と
アナログ方式の送信機を切り替える為のスイッチなどで
ある。
【0012】さて、例えば、アンテナANT0 から入力
したデジタル帯域の高周波信号( 周波数帯810MHz
〜826MHz)は、スイッチSW61、SW63及びイメ
ージ除去用フィルタ601を通り、低雑音増幅器602
で増幅され、再び、イメージ除去用フィルタ603を通
って第1ミキサ604に加えられる。
【0013】ここには、後述するデジタル帯域用ローカ
ル信号生成部が生成した940MHz〜956MHzと
129.55MHzのうち、940MHz〜956MH
zのローカル信号がハイブリッド622を介して受信用
第1ローカル信号として加えられているので、入力した
高周波信号は130MHzの第1中間周波数帯の信号に
変換され、帯域通過フィルタ605を通って第2ミキサ
606に加えられる。
【0014】なお、第2ミキサには、上記の129.5
5MHzの受信用第2ローカル信号が加えられているの
で、450KHzの第2中間周波数帯の信号に周波数変
換され、スイッチSW65、帯域通過フィルタ607、中
間周波増幅器608を介して制御部に加えられる。ま
た、中間周波増幅器608から着信レベル(RSSI)
も制御部に送られる。
【0015】一方、アナログ帯域の高周波信号(周波数
帯域870MHz〜885MHz)も上記と同様にイメ
ージ除去用フィルタ609、低雑音増幅器610、イメ
ージ除去用フィルタ611を通って第1ミキサ612に
加えられる。
【0016】この第1ミキサには、後述するアナログ帯
域用ローカル信号生成部が生成した925MHz〜94
0MHzと54.55MHzのうちの、925MHz〜
940MHzのローカル信号がハイブリッド632を介
して受信用第1ローカル信号として加えられているの
で、入力した高周波信号は55MHzの第1中間周波数
帯の信号に変換され、帯域通過フィルタ613を通って
第2ミキサ614に加えられる。
【0017】この第2ミキサには、上記の54.55M
Hzの受信用第2ローカル信号が加えられているのて、
55MHzの第1中間周波数帯の信号は450KHzの
第2中間周波数帯の信号に周波数変換される。以降の処
理は上記デジタル帯域と同じである。
【0018】次に、デジタル帯域の送信機は、上記のデ
ジタル帯域用ローカル信号生成部からの940〜956
MHzのローカル信号がハイブリッド622を介して送
信用ローカル信号として高周波変調器637に加えら
れ、この変調器からπ/4シフトQPSK変調信号が取
り出される。
【0019】この変調信号は帯域通過フィルタ638、
ドライバー回路639、電力増幅器640、カプラー6
41、アイソレータ642、高調波除去用低域通過フィ
ルタ651、スイッチSW64、SW62、アンテナANT
1 を通って送信される。
【0020】なお、ドライバー回路639、電力増幅器
640、カプラー641、電力増幅器制御部643と制
御部で送信電力の制御を行っている。一方、アナログ帯
域の送信機は、上記のアナログ帯域のローカル信号生成
部からの925MHz〜940MHzのローカル信号が
ハイブリッド632を通って送信用ローカル信号として
高周波変調器644に加えられ、この変調器からπ/4
シフトQPSK変調信号が取り出され、帯域通過フィル
タ645、ドライバー回路646、電力増幅器647、
カプラー649、アイソレータ650、低域通過フィル
タ652、スイッチSW64、SW62、アンテナANT1
を通って送信される。
【0021】ここで、上記のデジタル帯域のローカル信
号生成部は、基準発振器618の出力を用いて、940
MHz〜956MHzの受信用第1ローカル信号及び送
信用ローカル信号を生成する位相同期部619〜電圧制
御発振器621の部分と、129.55MHzの受信用
第2ローカル信号を生成する位相同期部623〜電圧制
御発振器625の部分で構成され、アナログ帯域のロー
カル信号生成部は、上記の基準発振器618の出力を用
いて、925MHz〜940MHzの受信用ローカル信
号及び送信用ローカル信号を生成する位相同期部629
〜電圧制御発振器631の部分と、54.55MHzの
受信用第2ローカル信号を生成する位相同期部633〜
電圧制御発振器635の部分で構成される。
【0022】なお、図13の制御部に接続されるフラッ
シュROMは呼処理を行う為のプログラムやアナログ帯
域の周波数帯とデジタル帯域の周波数帯の切替えを行う
プログラムなどが格納されている。
【0023】ここで、図14、図15を用いてローカル
信号生成部の動作を説明するが、受信用第2ローカル信
号が129.55MHzでも、54.55MHzでも、
動作は同一の為、後者の周波数で説明する。
【0024】更に、図15中のN1 の値は256、N2
の値は出力周波数が129.55MHzの時は259
1、54.55MHzの時は1091である。さて、図
15において、基準発振器618からの12.8MHz
の基準信号は、N1 分周器で256分周されて50KH
zの基準信号に変換されて位相比較器PDに加えられ
る。
【0025】一方、電圧制御発振器VCO2 からの5
4.55MHzの出力がN2 分周器で1091分周され
て50KHzの信号に変換され、同じく位相比較器PD
に加えられて、50KHzの基準信号との位相比較が行
われる。
【0026】そして、位相差に対応する位相差信号が低
域通過フィルタLPF2 を通って電圧制御発振器VCO
2 に加えられるので、電圧制御発振器VCO2 は位相差
が常る最小となる様に発振周波数が制御される。
【0027】次に、図14は、図15に示す位相同期回
路を2系列設け、外部から入力するチャネル設定(デジ
タル/アナログ周波数帯切替信号)の状態に対応してス
イッチSW67を駆動し、何れか一方の位相同期回路の出
力(129、55MHz/254.55MHz)を受信
用第1ローカル信号として取り出す様にしたものであ
る。 これにより、上記の位相同期部〜電圧制御発振器
の部分から、基準発振器の2力に同期したローカル信号
を取り出すことができる。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】上記で説明した様に、
アナログ帯域とデジタル帯域が異なっている為、デジタ
ル携帯電話機は各周波数帯の送信部、受信部、送信用ロ
ーカル信号生成部及び受信用第1ローカル信号生成部な
どから構成され、基本的な回路は各周波数帯の数だけ設
けてある。
【0029】例えば、図12に示す様に、受信側の高周
波部はデジタル帯域の高周波部とアナログ帯域の高周波
部の2系統で構成されている。この為、高周波部の入力
側と出力側に2つの方式を切り替える切替スイッチや、
2つの方式のローカル信号生成部などを設けなければな
らず回路規模が大きなものになっていた。
【0030】本発明は回路規模の縮小を図ることを目的
とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】第1の本発明は、アナロ
グ帯域とデジタル帯域を受信する際、受信用第1中間周
波数が異なる場合、1系統でアナログ帯域とデジタル帯
域の送信ローカル信号及び受信第1ローカル信号の全て
を生成する、高周波用ローカル信号生成部を設ける構成
にした。
【0032】第2の本発明は、上記アナログ帯域とデジ
タル帯域を受信する際、受信用第1中間周波数を1つに
共通化する。そして、アナログ帯域とデジタル帯域の送
信ローカル信号及び受信第1ローカル信号の全てを、直
接、生成する高周波用ローカル信号生成部を設ける構成
にした。
【0033】第3の本発明は、上記高周波用ローカル信
号生成部が、アナログ帯域とデジタル帯域の送信ローカ
ル信号及び受信第1ローカル信号の全てを、ヘテロダイ
ン方式を用いて生成する構成にした。
【0034】第4の本発明は、上記高周波ローカル信号
生成部が、固定周波数の受信用第2ローカル信号を生成
する受信用第2ローカル信号生成部と、所定周波数範囲
内の指定された周波数を有する第1の送受信用ローカル
信号を生成する第1の送受信用ローカル信号生成部と、
別の固定周波数の第2の送受信ローカル信号を生成する
第2の送受信用ローカル信号生成部とを具備し、該第1
の送受信用ローカル信号と該受信用第2ローカル信号と
を用いて、アナログ帯域とデジタル帯域に共通な送信ロ
ーカル信号及びデジタル帯域の受信第1ローカル信号
を、該第1の送受信用ローカル信号と該第2の送受信用
ローカル信号とを用いて、アナログ帯域の受信第1ロー
カル信号を生成する構成にした。
【0035】第5の本発明は、上記受信用第2ローカル
信号生成部を構成する電圧制御発振器の発振素子のコン
デンサとコイルのうち、少なくとも1つの発振素子を値
の異なる発振素子に切替可能な構成にした。
【0036】第6の本発明は、上記第2の送受信用ロー
カル信号生成部が、デジタル帯域の受信の際に動作を停
止する構成にした。第7の本発明は、アナログ帯域の送
信状態から受信状態に切り替わる際、上記アナログ帯域
の送信ローカル信号から受信第1ローカル信号への切替
えを高速切替え可能な構成にした。
【0037】さて、図1は本発明のローカル周波数選択
方法説明図(その1)、図2は本発明のローカル周波数
選択方法説明図(その2)を示す。なお、図1、図2中
の「受信デジタル」はデジタル受信周波数帯域、「受信
アナログ」はアナログ受信周波数帯域、「送信アナロ
グ」はアナログ送信周波数帯域、「送信デジタル」はデ
ジタル送信周波数帯域、「受信ローカルアナログ」はア
ナログ帯域の受信第1ローカル信号の周波数帯などを示
す。
【0038】以下、図1、図2を用いて回路規模を縮小
する為のローカル周波数選択方法について(1)項と
(2)項に分けて説明する。なお、図1中のと、図2
中の,1 の部分は現行のアナログ帯域の周波数帯を
まとめたものである。先ず、(1)項について説明す
る。 (1) 図1の、に示す様に、アナログ帯域の場
合、送信周波数を受信ローカル周波数とすると第1中間
周波数は55MHzとなる。
【0039】同様に、デジタル帯域の場合、送信周波数
を受信ローカル周波数とすると第1中間周波数は130
MHzとなり、第1中間周波数としては55MHzと1
30MHzの2種類が存在することになる。
【0040】この様な条件の下で回路規模の縮小を図る
為に下記の構成にする。 (1−1) 受信側の第1ローカル周波数(925MH
z〜940MHz)と送信側のローカル周波数(940
MHz〜956MHz)を一緒にして広帯域化(925
MHz〜956MHz)を図ることにより、デジタル帯
域とアナログ帯域の2系統あった高周波用ローカル信号
生成部を1系統にする。 (1−2) (1−1)の実施により受信機に810〜
885MHzの信号が入力するが、低雑音増幅器とミキ
サを含む受信側高周波部をダブルチューニング型にして
広帯域化を図り、デジタル帯域とアナログ帯域の2系統
あった高周波部を1系統にする。 (1−3) 第1ミキサはデジタル方式の時は130M
Hz、アナログ帯域の時は55MHzの第1中間周波数
帯の信号を出力するが、小型のフィルタ、例えば、SA
Wフィルタを使ってダブルチューニング型にして、一つ
のパッケージで2種類の第1中間周波数の信号を取り出
せる構成にする。
【0041】(1−4) 受信用第2ローカル信号生成
部内に設けた1個の電圧制御発振器で、129.55M
Hzまたは、54.55MHzの何れか一方の発振出力
を取り出せる構成にして、受信用第2ローカル信号生成
部を1系統にする。
【0042】(2)アナログ帯域の場合、同じ周波数帯
であった送信周波数と受信ローカル周波数を分離して、
受信用第1中間周波数が130MHzとなる様にする。
デジタル帯域の場合、送信周波数を受信ローカル周波数
とすると、受信第1中間周波数は130MHzになって
いる。
【0043】つまり、図2の,に示す様に、デジタ
ル帯域でもアナログ帯域でも第1中間周波数を130M
Hz共通にするが、これにより送信ローカル周波数及び
受信ローカル周波数を得るのに下記の2つの方法があ
る。 (2−1)送信ローカル信号及び受信ローカル信号を直
接、発振させて得る方法 送信の場合 FTA=FTLA (1)式 FTD=FTLD (2)式 受信の場合 FRA=FRLA−IFR1 (3)式 FRD=FRLD−IFR1 (4)式 から周波数範囲を求める。
【0044】なお、FTA:アナログ帯域の送信周波数
帯、FTLA:アナログ帯域の送信ローカル信号周波数
帯域、FDT:デジタル帯域の送信周波数帯、FTL
D:デジタル帯域の送信ローカル信号周波数帯、FR
A:アナログ帯域の受信周波数帯、FRLA:アナログ
帯域の受信用第1ローカル信号周波数帯、FRD:デジ
タル帯域の受信周波数帯、FRLD:デジタル帯域の受
信用第1ローカル信号周波数帯、IFR1:受信用第1
中間周波数(130MHz)である。
【0045】例えば、アナログ帯域の第1中間周波数を
130MHzにするには、(3)式のFRA=FRLA
−IFR1を用いることにより、受信用第1ローカル信
号周波数帯域は1000MHz〜1015MHzとな
る。
【0046】この方法は、図2の1 に示すアナログ帯
域及びデジタル帯域の送信用ローカル信号及び図2の
に示すアナログ帯域の受信用第1ローカル信号を全部ま
とめて1つの位相同期回路で生成し(周波数帯は925
MHz〜1015MHz)、受信用第2ローカル信号を
別の1つの位相同期回路で生成する構成にしてローカル
信号生成部の回路規模の縮小を図る様にしたものであ
る。 (2─2)送信用ローカル信号及び受信用第1ローカル
信号をヘテロダインにより得る方法 送信の場合 FTA=FL1A +FRL2 (5)式 FTD=FL1D +FRL2 (6)式 受信の場合 FRA=(FL1A +FL2)−IFR1 (7)式 FRD=(FL1D +FRL2)−IFR1 (8)式 なお、FL1:送受信用第1ローカル信号周波数帯、F
RL2:受信用第2ローカル信号周波数、FL2:送受
信用第2ローカル信号周波数であるが、添字のAはアナ
ログ帯域、Dはデジタル帯域を示す。
【0047】ここで、アナログ帯域の第1中間周波数を
130MHzとした時、図2及び(5)式〜(8)式を
用いて、送受信用第1ローカル信号周波数帯FL1、受
信用第2ローカル信号周波数FRL2、送受信用第2ロ
ーカル信号周波数FL2を求めると下記の様になる。即
ち、 FRL2=130MHz−0.45MHz=129.5
5MHz FL1 =FL1A +FL1D =(795.45MHz
〜810MHz)〜(810MHz〜826.45MH
z)=795.45MHz〜826.45MHz FL2A =(FRA+130MHz)−FL1A =(1
000MHz〜795.45MHz)〜(1015MH
z〜810.45MHz)=204.55MHz となる。
【0048】即ち、送受信用第1ローカル信号生成部内
の電圧制御発振器の発振周波数範囲は約31MHzあれ
ばよく、他の2つの発振器は129.55MHzと20
4.55MHzの固定周波数である。
【0049】そして、デジタル帯域の受信用第1ローカ
ル信号と送信ローカル信号を生成する時は、FL1とF
RL2をヘテロダインすれば925MHz〜956MH
zの周波数帯が得られる。
【0050】また、アナログ帯域の受信用第1ローカル
信号を生成する時は、FL1とFL2A をヘテロダイン
すれば1000MHz〜1031MHzの周波数が得ら
れるので、フィルタを用いて1000〜1015MHz
に周波数範囲を狭くすればよい。
【0051】つまり、アナログ帯域の第1中間周波数帯
域を130MHzにすることにより、上記の様に周波数
帯域が約31MHzの電圧制御発振器と周波数が固定の
2種類の発振器を用意すれば必要な帯域のローカル信号
が生成でき、回路規模の縮小を図ることができる。
【0052】
【発明の実施の形態】図3は第1の本発明の実施例の構
成図、図4は第5の本発明のローカル信号発振回路要部
構成図、図5は図4中のVCOの詳細構成図、図6は第
1の本発明の別の実施例の構成図、図7は第2、第7の
本発明の実施例の構成図、図8は第2、第7の本発明の
別の実施例の構成図、図9は第3、第6の本発明の実施
例の構成図、図10は第3、第6の本発明の別の実施例
の構成図である。
【0053】なお、図3〜図6は〔課題を解決するため
の手段〕の(1)項に対応する実施例であり、図7、図
8は(2)項のに、図9、図10は(2)項のに対
応する実施例である。
【0054】以下、図3〜図10の動作を説明するが、
上記で詳細説明した部分については概略説明し、本発明
の部分について詳細説明する。先ず、図3において、受
信側の広帯域帯域通過フィルタ101,103、低雑音
増幅器102、第1ミキサ104はアナログ帯域及びデ
ジタル帯域の受信周波数810〜885MHzをカバー
する様な広帯域な特性を持たせてある。
【0055】また、送信側は図1のに示す様に、デジ
タル帯域の送信周波数帯域(940MHz〜956MH
z)とアナログ帯域の送信周波数帯域(925MHz〜
940MHz)が隣接している為、これら2つの周波数
帯域を合わせた周波数帯の信号を変調し、増幅できる様
に広帯域化が図られている。
【0056】即ち、位相同期回路113、低域通過フィ
ルタ114、電圧制御発振器115からなる高周波用ロ
ーカル信号生成部からの925〜956MHzの高周波
用ローカル信号を、増幅器116、ハイブリッド117
を介して受信側の第1ミキサ104と、送信側の高周波
変調器119の両方に供給する。
【0057】これにより、従来は2種類のローカル信号
生成部が、それぞれ対応する部分にローカル信号を供給
していたが、本発明では上記の高周波用ローカル信号生
成部に共通化され、1系統ですむ構成にした。
【0058】また、受信側高周波部の広帯域化を図る
為、低雑音増幅器102と第1ミキサ104をダブルチ
ューニング型にした。更に、第1ミキサ104から13
0MHzまたは55MHzの第1中間周波数の信号のう
ち、何れか一方の周波数の信号を出力しなければならな
い。
【0059】この為、1つのパッケージに130MHz
用SAWフィルタ105bと55MHz用SAWフィル
タ105aを格納し、外部からのデジタル/アナログ周
波数帯切替信号でスイッチSW13を駆動して、SAWフ
ィルタから所望の第1中間周波帯の信号を取り出す。
【0060】そして、取り出した第1中間周波数帯の信
号は第2ミキサ106に加えられるが、ここには54.
55MHzの受信用第2ローカル信号が加えられている
ので、450KHzの第2中間周波数帯の信号が取り出
され、帯域通過フィルタ107、中間周波増幅器108
を通って制御部に送られる。
【0061】ここで、受信用第2ローカル信号の周波数
が129.55MHz/54.55MHzの為、受信用
第2ローカル信号生成部内の電圧制御発振器109の発
振周波数を、上記のデジタル/アナログ周波数切替え信
号を用いて切り替えることにより、1つの電圧制御発振
器で2つのローカル周波数を生成できる様にした。
【0062】この方法を図4、図5で説明する。図4に
示す様に、受信用第2ローカル信号生成部は基準発振器
112、位相同期回路111、低域通過フィルタ11
0、電圧制御発振器109、スイッチSW 14、コンデン
サC及びインダクタンスLで構成されている。
【0063】そして、外部からデジタル/アナログ周波
数帯切替信号が印加した時、例えば、この切替信号でス
イッチSW14をオフにして、電圧制御発振器の共振回路
に接続されていたコンデンサC、インダクタンスLを切
り離す。
【0064】これにより、電圧制御発振器は共振周波数
が54.55MHzから129.55MHzにシフト
し、129.55MHzで発振を開始する。つまり、1
つの電圧制御発振器で54.55MHzまたは129.
55MHzの異なる周波数で発振することができる。
【0065】図5は図4中の電圧制御発振器の構成を詳
細に示したものである。なお、図中のVCCは電源電圧
である。図5に示す様に、電圧制御発振器の共振回路は
可変容量ダイオードCV、容量C1 〜C5 及びインダク
タンスLで構成されるが、発振周波数はほぼ可変容量ダ
イオードCVと容量C2 、C4 、C5 及びインダクタン
スLで決まる。
【0066】そこで、スイッチSW14の閉状態でC2
発振回路に付加すれは発振周波数が下がり、1つの電圧
制御発振器で2つの周波数帯で発振することができる。
これにより、図3中の電圧制御発振器109は、1つの
発振器で129.55MHz/54.55MHzの2種
類の第2ローカル信号の送出が可能となり、2系統あっ
た第2ローカル信号生成部を1系統に削減することがで
きた。
【0067】また、図3では受信側高周波部の広帯域化
を図る為、広帯域な帯域通過フィルタ101、103と
ダブルチューニング型の低雑音増幅器102と第1ミキ
サ104を用いた。
【0068】しかし、第1ミキサのダブルチューニング
型による広帯域化が非常に困難な場合には図6に示す構
成にする。即ち、図6において、第1ミキサ204の入
力側に810MHz〜826MHzと870MHz〜8
86MHzの帯域通過フィルタ203a、203bを設
け、スイッチSW22で低雑音増幅器202の出力を切り
替えて、対応する周波数帯域の信号を第1ミキサ204
に加える。
【0069】一方、第1ミキサには925.0MHz〜
956.0MHz の第1ローカル信号が印加しているの
で、このローカル信号を用いて55MHzまたは130
MHzの第1中間周波数帯の信号に変換する。
【0070】この第1中間周波数帯の信号は、図3で詳
細説明した様に、帯域通過フィルタBPF、スイッチS
23、第2ミキサMIX、帯域通過フィルタBPF(4
50KHz)、中間周波増幅器IF AMPを通して制
御部に加えられる。
【0071】なお、スイッチSW22, SW23の切替えは
上記で説明した、図示しないデジタル/アナログ周波数
帯切替信号を用いて行われる。この様な構成にすること
により、第1ミキサ204の前段に設けた帯域通過フィ
ルタ203a、203bにより、イメージ周波数の信号
に対する減衰量を大きくすることができる。
【0072】つまり、アナログ帯域とデジタル帯域の2
つの周波数帯域があり、それぞれの帯域の信号を取り出
す帯域通過フィルタを設けることにより、イメージ周波
数の信号に対する減衰量を大きく取ることができる。
【0073】ここで、図7に示す構成は、上記で説明し
た様に、アナログ帯域及びデジタル帯域の送信ローカル
信号を全部まとめて1つの位相同期回路で生成するの
で、周波数帯域は925MHz〜1015MHzとな
る。
【0074】但し、図2に示す様に、送信側のローカル
周波数帯としては925〜956MHzであり、受信側
のローカル周波数帯としては940MHz〜1015M
Hzとなる。
【0075】さて、図7中の、電圧制御発振器315の
発振周波数範囲は、上記の説明の様に、940MHz〜
1015MHzとなる。なお、電圧制御発振器309は
130MHzの第1中間周波数帯の信号を450KHz
の第2中間周波数帯の信号に変換するために固定周波数
の129.55MHzの周波数を出力することになる。
【0076】また、受信側は広帯域受信部にする為、帯
域通過フィルタ301、303は広帯域特性を持ち、低
雑音増幅器302とミキサ304は上記のダブルチュー
ニング型を用いて広帯域化する。
【0077】これにより、位相同期回路313〜電圧制
御発振器315で構成される高周波用ローカル信号生成
部が1系統ですむ様にした。ここで、図7の動作を説明
する。
【0078】基準発振器312からの出力が、位相同期
回路313〜電圧制御発振器315で構成される高周波
用ローカル信号生成部と、位相同期回路311〜電圧制
御発振器309で構成される受信用第2ローカル信号生
成部に加えられる。
【0079】そこで、高周波用ローカル信号生成部は基
準発振器312からの出力を用いて925MHz〜10
15MHz帯のローカル信号を生成し、増幅器316、
ハイブリッド318を介して送信側に送信用ローカル信
号として、受信側には受信用第1ローカル信号としてそ
れぞれ送出する。
【0080】そこで、送信側は、高周波変調器319で
送信用ローカル信号を変調してπ/4シフトQPSK変
調信号を生成し、帯域通過フィルタ320、ドライバー
回路321、電力増幅器322、カプラー324、アイ
ソレータ325、低域通過フィルタ326、スイッチS
32、アンテナANT1を介して送信する。
【0081】一方、受信側は、スイッチSW31を介して
入力した受信信号が広帯域化された帯域通過フィルタ3
01、低雑音増幅器302、広帯域化された帯域通過フ
ィルタ303を通ってミキサ304に印加する。
【0082】ここには、940MHz〜1015MHz
帯の受信用第1ローカル信号が加えられているので、受
信信号は130MHz帯の第1中間周波数の信号に変換
された後、帯域通過フィルタ305を通ってミキサ30
6に加えられる。
【0083】このミキサには129.55MHzの受信
用第2ローカル信号が加えられているので、450KH
zの第2中間周波数帯の信号に変換され、帯域通過フィ
ルタ307、中間周波増幅器308を通って、上記同様
に制御部に送られる。
【0084】なお、アナログ帯域とデジタル帯域のロー
カル信号は共通だから切り替えは不要である。但し、ア
ナログ帯域は送信側(925MHz〜940MHz)と
受信ローカル信号(1000MHz〜1015MHz)
を切り替える必要がある。
【0085】この時、受信タイミングから送信タイミン
グへの切り替え時間は長くてもよいが、逆の場合は高速
切り替えを行っている。また、高周波部を広帯域化させ
る為、広帯域化した帯域通過フィルタ301、303及
びダブルチューニング型の低雑音増幅器302とミキサ
304を用いている。
【0086】しかし、ミキサのダブルチューニング型に
よる広帯域化が非常に難しい場合には図8に示す様な構
成にする。図8において、ミキサ304の入力側に81
0MHz〜826MHzと870MHz〜885MHz
の帯域通過フィルタ303a、303bを設ける。
【0087】さて、アンテナANT0 から入力した受信
信号はスイッチ、広帯域帯域通過フィルタWBPF、低
雑音増幅器302、スイッチSW33、810〜826M
Hzまたは870〜886MHzの帯域通過フィルタを
通してミキサ304に加えられる。
【0088】ここには、925〜956MHzの受信用
第1ローカル信号が加えられているのて、ミキサから1
30MHz帯の第1中間周波数帯の信号が取り出され
る。以下、図7の動作説明と同じである。
【0089】なお、ミキサの前段に設けた帯域通過フィ
ルタ303a、303bによりイメージ周波数の信号の
減衰量を大きくすることができる。また、スイッチSW
33は上記で説明した様に制御部からの図示しないデジタ
ル/アナログ周波数帯切替信号の状態に対応して切替え
が行われる。
【0090】次に、上記(5)式〜(8)式と図2か
ら、受信用第2ローカル周波数FRL2、送受信用第1
ローカル周波数FL1、送受信用第2ローカル周波数F
L2を求めると、 FRL2=129.55MHz FL1 =795.45MHz〜826.45MHz FL2 =204.55MHz が得られることは上記で示した。
【0091】そこで、これらの値を用いて図9の動作を
説明するが、図9中の位相同期回路409〜電圧制御発
振器411の部分が固定の送受信用第2ローカル周波数
である204.55MHzの信号を、位相同期回路41
3〜電圧制御発振器416の部分が送受信用第1ローカ
ル周波数である795.45MHz〜826.45MH
zの信号を、位相同期回路419〜電圧制御発振器42
1の部分が固定の受信用第2ローカル周波数である12
9.55MHzの信号をそれぞれ生成して送出する。
【0092】さて、上記の129.55MHzの信号と
795.45MHz〜826.45MHzの信号を、ロ
ーカルミキサ418で混合すると925.0〜956.
0MHzの信号が得られるが、この信号をハイブリッド
426で分配し、一方はそのまま帯域通過フィルタ42
7を介して送信側に送出して送信ローカル信号となり、
他方は帯域通過フィルタ425を介してデジタル帯域の
受信用第1ローカル信号となる。
【0093】また、ローカルミキサ423で、795.
45MHz〜826.45MHzの信号と204.55
MHzの信号を混合すると1000.0MHz〜103
1.0MHzの信号が得られるが、この信号を帯域通過
フィルタ424を介して1000.0MHz〜101
5.0MHzに帯域制限して、アナログ帯域の受信用第
1ローカル信号となる。
【0094】そこで、スイッチRF−SWを上記で説明
した図示しないデジタル/アナログ周波数帯切替信号を
用いて切り替えることにより、アナログ帯域の周波数帯
とデジタル帯域の周波数帯の切替えが容易に行うことが
できる。
【0095】さて、送信側は、帯域通過フィルタ427
を介して入力した送信用ローカル信号が高周波変調器4
28に加えられると、上記で詳細説明した様に、ここか
らπ/4シフトQPSK変調信号が取り出され、帯域通
過フィルタBPF、電力増幅器PAなどを通ってアンテ
ナANT1 から外部に送信される。
【0096】一方、受信側は、広帯域帯域通過フィルタ
401、低雑音増幅器402、広帯域帯域通過フィルタ
403を通った受信信号は第1ミキサ404に加えられ
る。ここには、上記の受信用第1ローカル信号が印加さ
れているので、130MHz帯の信号に周波数変換され
た後、帯域通過フィルタ405を通って第2ミキサ40
6に加えられる。
【0097】第2ミキサには129.55MHzの受信
用第2ローカル信号が印加しているので、450KHz
帯の信号に変換される。以下、受信側の処理は上記で詳
細説明してあるので省略する。
【0098】なお、デジタル帯域の受信周波数は810
MHz〜826MHzであるが、位相同期回路409〜
電圧制御発振器411の部分から204.55MHzの
4倍波(818.2MHz)の不要波を受信する可能性
がある。
【0099】そこで、上記の帯域を受信している間、上
記デジタル/アナログ周波数帯切替え信号を用いて、2
04.55MHzの発生動作を停止させる様にした。さ
て、ローカル信号生成部を図9に示す様な構成にした利
点は、電圧制御発振器415の周波数可変範囲が上記の
様に約31MHzであればよく、他の電圧制御発振器の
発振周波数は固定であるから製作は容易である。
【0100】また、電圧制御発振器415の出力を、電
圧制御発振器409または電圧制御発振器421の出力
を用いて周波数変換すればよいので回路構成が簡単であ
る。つまり、アナログ帯域の第1中間周波数を130M
Hzにすることにより、約31MHz幅の電圧制御発振
器と固定周波数の2種類の発振器を用いれば必要な帯域
ローカル信号が生成できる。
【0101】なお、イメージ周波数を充分、取る必要が
ある時は、図10に示す様に増幅器402とミキサ40
4との間に帯域通過フィルタ403a、403bを2個
使用するが、イメージを取る必要がなければ、図9に示
す様に広帯域化した帯域通過フィルタを使用してミキサ
404をダブルチューニング型にする方法もある。
【0102】
【発明の効果】以上詳細説明した様に、アナログ帯域の
周波数帯及びデジタル帯域の周波数帯の共通性を考慮し
て、送信部、受信部、ローカル信号生成部の回路構成の
簡略化を行うことにより、回路規模の縮小を図ることが
できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のローカル周波数選択方法説明図(その
1)を示す。
【図2】本発明のローカル周波数選択方法説明図(その
2)を示す。
【図3】第1の本発明の実施例の構成図である。
【図4】第5の本発明のローカル信号発振回路要部構成
図である。
【図5】図4中のVCOの詳細構成図である。
【図6】第1の本発明の別の実施例の構成図である。
【図7】第2、第7の本発明の実施例の構成図である。
【図8】第2、第7の別の本発明の実施例の構成図であ
る。
【図9】第3、第6の本発明の実施例の構成図である。
【図10】第3、第6の本発明の別の実施例の構成図で
ある。
【図11】現行のアナログ帯域及びデジタル帯域を用い
た携帯電話機の周波数帯域説明図である。
【図12】従来のデジタル携帯電話機の要部機能構成図
である。
【図13】図12の詳細構成図である。
【図14】従来の第2ローカル信号生成部の構成図(2
周波の場合)である。
【図15】図14中の位相同期回路(PLL)の構成図
である。
【符号の説明】
102 低雑音増幅器 101、103 広帯域通過フィルタ 105a、105b、107、120 帯域通過フィ
ルタ 104、106 ミキサ 108 中間周波増幅器 109、115 電圧制御発振器 110、114、126 低域通過フイルタ 111、113 位相同期回路 122 電力増幅器 125 アイソレータ 117 ハイブリッド SW11〜SW13 スイッチ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ周波数帯域とデジタル周波数帯
    域の両方の周波数帯域を用いて、周波数分割マルチチャ
    ネルアクセスを行うデジタル携帯電話機において、 アナログ帯域とデジタル帯域を受信する際、受信用第1
    中間周波数が異なる場合、1系統でアナログ帯域とデジ
    タル帯域の送信ローカル信号及び受信第1ローカル信号
    の全てを生成する、高周波用ローカル信号生成部を設け
    る構成にしたことを特徴とするデジタル携帯電話機。
  2. 【請求項2】 上記アナログ帯域とデジタル帯域を受信
    する際、受信用第1中間周波数を1つに共通化すると共
    に、 アナログ帯域とデジタル帯域の送信ローカル信号及び受
    信第1ローカル信号の全てを、直接、生成する高周波用
    ローカル信号生成部を設ける構成にしたことを特徴とす
    る請求項1のデジタル携帯電話機。
  3. 【請求項3】 上記高周波用ローカル信号生成部が、 アナログ帯域とデジタル帯域の送信ローカル信号及び受
    信第1ローカル信号の全てを、ヘテロダイン方式を用い
    て生成する構成にしたことを特徴とする請求項2のデジ
    タル携帯電話機。
  4. 【請求項4】 上記高周波ローカル信号生成部が、 固定周波数の受信用第2ローカル信号を生成する受信用
    第2ローカル信号生成部と、所定周波数範囲内の指定さ
    れた周波数を有する第1の送受信用ローカル信号を生成
    する第1の送受信用ローカル信号生成部と、別の固定周
    波数の第2の送受信ローカル信号を生成する第2の送受
    信用ローカル信号生成部とを具備し、該第1の送受信用
    ローカル信号と該受信用第2ローカル信号とを用いて、
    アナログ帯域とデジタル帯域に共通な送信ローカル信号
    及びデジタル帯域の受信第1ローカル信号を、該第1の
    送受信用ローカル信号と該第2の送受信用ローカル信号
    とを用いて、アナログ帯域の受信第1ローカル信号を生
    成する構成にしたことを特徴とする請求項3のデジタル
    携帯電話機。
  5. 【請求項5】 上記受信用第2ローカル信号生成部を構
    成する電圧制御発振器の発振素子のコンデンサとコイル
    のうち、少なくとも1つの発振素子を値の異なる発振素
    子に切替可能な構成にしたことを特徴とする請求項4の
    デジタル携帯電話機。
  6. 【請求項6】 上記第2の送受信用ローカル信号生成部
    が、デジタル帯域の受信の際に動作を停止する構成にし
    たことを特徴とする請求項4のデジタル携帯電話機。
  7. 【請求項7】 アナログ帯域の送信状態から受信状態に
    切り替わる際、上記アナログ帯域の送信ローカル信号か
    ら受信第1ローカル信号への切替えを高速切替え可能な
    構成にしたことを特徴とする請求項4のデジタル携帯電
    話機。
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