JPH05291979A - 漏洩電力低減回路 - Google Patents

漏洩電力低減回路

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JPH05291979A
JPH05291979A JP4087050A JP8705092A JPH05291979A JP H05291979 A JPH05291979 A JP H05291979A JP 4087050 A JP4087050 A JP 4087050A JP 8705092 A JP8705092 A JP 8705092A JP H05291979 A JPH05291979 A JP H05291979A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reception
transmission
signal
synthesizer
frequency
Prior art date
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Pending
Application number
JP4087050A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunichi Ukiya
俊一 浮谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Instruments Inc filed Critical Seiko Instruments Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無線通信機の不要な電波の輻射を抑制する。 【構成】 周波数シンセサイザと送信フィルタとを配置
し、受信時においては周波数シンセサイザの発振周波数
を送信フィルタの通過帯域外に設定する。 【効果】 無線通信機を構成する部品点数が削減でき、
機器の小型化、低コスト化を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無線通信機の受信時にお
ける漏洩電力低減回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コードレス電話、自動車電話等に代表さ
れる無線通信機の従来例を図3により説明する。アンテ
ナ1は共用器2に接続され、アンテナからの受信波は受
信フィルタ21へ、アンテナへの送信波は送信フィルタ
3に各々に導き、一つのアンテナで送信と受信が共用し
ている。
【0003】受信フィルタ21は希望する受信波のみを
通過させるバンドパスフィルタであり、その通過帯域は
受信する受信波のチャンネル全てを通過させる帯域幅を
有している。受信フィルタ21を通過した受信波は受信
アンプ22で増幅され、受信回路23で検波復調され
る。一方、送信波はシンセサイザ1Aで設定された送信
周波数T×fの送信波をスイッチ2Bを介して、送信ア
ンプ4で増幅し、送信フィルタ3を通過して共用器2、
アンテナ1の順に通過してアンテナ1より空中に放射さ
れる。スイッチ2Bは送信時のみONになる構造でスイ
ッチとしてリレー接点等を利用した機械式のものや、ダ
イオード等の半導体を利用した電子式等のものが含まれ
る。送信アンプ4はシンセサイザ1Aの出力を所用の出
力電力まで増幅するものである。送信フィルタ3は送信
する送信波のチャンネル全てを通過させる帯域幅を持っ
たバンドパスフィルタである。
【0004】次に動作について説明すれば、仮に無線通
信機の受信周波数をR×f、送信周波数をT×fとする
と、受信待機時にはR×fの受信波が受信できるように
受信回路23は設定されている。また、シンセサイザ1
AはT×fの送信波に設定され、スイッチ2BはOF
F、送信アンプ4もOFFの状態になっている。次に無
線通信機が通話状態になった場合は、送信アンプ4はO
N、スイッチ2BもONになり、シンセサイザ1Aにて
設定されていた送信波T×fはスイッチ2B、送信アン
プ4、送信フィルタ3、共用器2を経由してアンテナ1
より放射されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】通常、無線通信機にお
いては法令等で目的外の不要な電波の輻射が規制されて
いる。一般的にこの不要な電波の発生源はシンセサイザ
の発振波や受信局部発振器の発振波が主である。従来に
おいては受信時において送信アンプ4がOFFであって
も送信アンプ4を構成する回路の持つ浮遊容量などによ
ってシンセサイザ1Aの発振波が送信アンプ4、送信フ
ィルタ3、共用器2を経由してアンテナ1より輻射され
る。これを防ぐため、シンセサイザ1Aと送信アンプ4
の間にスイッチ2Bを挿入している。しかしながら、コ
ードレス電話、自動車電話等の無線通信機においては更
なる小型軽量化が求められており、部品は一つでも多く
削減しなければならなく、スイッチ2Bは物理的な大き
さの点でも削減の対象となっていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明においては無線通
信機の受信待機時にはシンセサイザの発振周波数を送信
フィルタの通過帯域外に設定し、スイッチ等の部品を不
要として送信回路からの漏洩電力を低減するようにした
ものである。
【0007】
【作用】上記のような構成にすれば部品点数を削減して
不要輻射を低減することができる。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を基づいて詳細
に説明する。図1は本発明に係わる無線通信機のブロッ
ク図を示す。ここでは上記従来の技術で述べた点と重複
する説明は省く。先ず、シンセサイザ1Aについて詳細
に説明すれば、位相比較器7は基準発振器9の発振する
基準周波数fRと、電圧制御型発振器VCO5の周波数
を可変分周する可変分周器8で分周された周波数fVの
周波数の位相を比較し、その位相差に応じた信号がロー
パスフィルタLPF6で直流電圧に変換されてVCO5
の発振周波数を制御する。シンセサイザ1Aがロック状
態の場合には、基準周波数fRと分周周波数fVの周波
数との位相が一致しfR=fVとなる。故にVCO5の
発振周波数fVCOはfVCO=fR×Nとなる。すな
わち、VCO5の発振周波数fVCOは分周比N値を変
えることにより可変できる。
【0009】次に送信および受信フィルタの通過特性を
図2によって説明する。送信フィルタの通過特性31、
受信フィルタの通過特性41は送信波、各々受信波のチ
ャンネル全てを通過させる通過帯域幅BWを持ってい
る。無線通信機が受信待機時にはシンセサイザ1Aの可
変分周器8の分周比NをCPU11により例えばN2に
設定し、シンセサイザ1Aの発振周波数fVCOをT×
fOFFにする。このT×fOFFの周波数は送信フィ
ルタ3の通過帯域幅BWよりΔf離れた通過帯域外にな
るように設定する。このようにすることにより、シンセ
サイザ1Aの発振周波数T×fOFFは送信フィルタ3
によって十分減衰され、アンテナ1より輻射される不要
波が十分低減できる。無線通信機が通話状態になった場
合は、シンセサイザ1Aの可変分周器8の分周比Nを例
えばN1に設定してシンセサイザ1Aの発振周波数fV
COをT×fにする。この場合、送信周波数T×fは送
信フィルタ3の通過帯域幅BW内であるので送信波とし
て十分な出力でアンテナ1より放射される。当然なが
ら、この場合の送信周波数T×fは目的の周波数なので
不要な電波の輻射とはならない。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば部品点数を削減して、な
おかつ不要な電波の輻射が防止できるので無線通信機全
体の小型軽量化を推進させ、コストの削減、信頼性の向
上という種々の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる無線通信機のブロック図であ
る。
【図2】送信フィルタ及び受信フィルタの通過特性の説
明図である。
【図3】従来の無線通信機のブロック図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送受信波を受信あるいは発信するアンテ
    ナと、該アンテナに接続され、前記送受信波を入力する
    共用器と、該共用器からの所定の受信電波だけを通過さ
    せる受信フィルタ、該受信フィルタからの受信信号を増
    幅する受信アンプ及び該受信アンプからの受信信号を検
    波復調する受信回路とを有する受信部と、送信信号を発
    振するシンセサイザ、該シンセサイザからの信号を増幅
    する送信アンプ、所定の発振信号を通過させる送信フィ
    ルタとを有する送信部とからなり、前記シンセサイザは
    基準信号を発振する基準発振器、電圧により発振制御さ
    れる電圧制御型発振器、前記基準発振器からの基準信号
    と電圧制御型発振器からの信号を可変分周する可変分周
    器及び前記基準信号と可変分周器からの信号の位相を比
    較する位相比較器、該位相比較器から出力される位相差
    信号を直流電圧に変換するローパスフィルタとを有し、
    受信状態の時、前記電圧制御型発振器からの信号を可変
    分周してシンセサイザからの出力信号を送信フィルタの
    帯域外に設定するようにしたことを特徴とする漏洩電力
    低減回路。
JP4087050A 1992-04-08 1992-04-08 漏洩電力低減回路 Pending JPH05291979A (ja)

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