JPH10173315A - プリント配線板の製造方法およびプリント配線板 - Google Patents
プリント配線板の製造方法およびプリント配線板Info
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- JPH10173315A JPH10173315A JP32731796A JP32731796A JPH10173315A JP H10173315 A JPH10173315 A JP H10173315A JP 32731796 A JP32731796 A JP 32731796A JP 32731796 A JP32731796 A JP 32731796A JP H10173315 A JPH10173315 A JP H10173315A
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- plating resist
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- Manufacturing Of Printed Circuit Boards (AREA)
- Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 100μm以下といった狭ピッチのパターン
形成を可能とするプリント配線板の製造方法を提供す
る。 【解決手段】 プリント配線板に狭ピッチのパターンを
形成するために粗ピッチのパターンを複数回に分けて形
成する。パターン形成においては、フルアディティブ
法、あるいはセミアディティブ法で実施してもよいし、
または、第1回目のパターン形成をサブトラクティブ法
で実施してもよい。
形成を可能とするプリント配線板の製造方法を提供す
る。 【解決手段】 プリント配線板に狭ピッチのパターンを
形成するために粗ピッチのパターンを複数回に分けて形
成する。パターン形成においては、フルアディティブ
法、あるいはセミアディティブ法で実施してもよいし、
または、第1回目のパターン形成をサブトラクティブ法
で実施してもよい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、狭いピッチのパ
ターンを形成するプリント配線板の製造方法およびプリ
ント配線板に関するものである。
ターンを形成するプリント配線板の製造方法およびプリ
ント配線板に関するものである。
【0002】ここで、この発明にかかる次の用語につい
て、その定義を示して明確にする。
て、その定義を示して明確にする。
【0003】絶縁基板:プリント配線板の絶縁層を指
す。
す。
【0004】
【従来の技術】基板にパターンを形成する方法として一
般的な方法はサブトラクティブ法がある。また、他のパ
ターンを形成する方法にアディティブ法がある。
般的な方法はサブトラクティブ法がある。また、他のパ
ターンを形成する方法にアディティブ法がある。
【0005】図10は従来技術の図(その1)を示すも
のである。同図において、サブトラクティブ法によるパ
ターンの形成について示す。
のである。同図において、サブトラクティブ法によるパ
ターンの形成について示す。
【0006】サブトラクティブ法は銅箔をエッチングす
ることでパターンを形成する。このため、同図(a)に
示すごとく、レジスト83の形状はエッチングの等方性
を考慮して大きく形成する必要がある。また、同図
(b)に示すごとく、パターン84aの断面形状は台形
になるので微細パターンの形成が難しい。
ることでパターンを形成する。このため、同図(a)に
示すごとく、レジスト83の形状はエッチングの等方性
を考慮して大きく形成する必要がある。また、同図
(b)に示すごとく、パターン84aの断面形状は台形
になるので微細パターンの形成が難しい。
【0007】このサブトラクティブ法によって同図
(c)に示すような狭ピッチのパターン84を形成する
場合は、同図(d)に示すごとく、レジスト83を所望
の大きさまで大きく形成することができない。また同図
(e)に示すごとく、パターン84b間のエッチング液
の流れが悪くなり、パターン84bにバラツキが生じた
り、パターン84bの断面形状がさらにだれてしまうこ
とになる。さらに、パターン84b間にエッチング液な
どの液だまりが発生して信頼性に悪影響を及ぼすことが
ある。
(c)に示すような狭ピッチのパターン84を形成する
場合は、同図(d)に示すごとく、レジスト83を所望
の大きさまで大きく形成することができない。また同図
(e)に示すごとく、パターン84b間のエッチング液
の流れが悪くなり、パターン84bにバラツキが生じた
り、パターン84bの断面形状がさらにだれてしまうこ
とになる。さらに、パターン84b間にエッチング液な
どの液だまりが発生して信頼性に悪影響を及ぼすことが
ある。
【0008】一方、アディティブ法はサブトラクティブ
法よりも微細配線に有利といわれているが、微細化が進
むとメッキレジストの形状は高さに比べて横幅が小さく
なり、メッキレジストの形成が非常に困難になる。ま
た、横幅が小さくなるのでメッキレジストの密着性が悪
くなり、剥離が発生したり、損傷したりする。
法よりも微細配線に有利といわれているが、微細化が進
むとメッキレジストの形状は高さに比べて横幅が小さく
なり、メッキレジストの形成が非常に困難になる。ま
た、横幅が小さくなるのでメッキレジストの密着性が悪
くなり、剥離が発生したり、損傷したりする。
【0009】図11は従来技術の図(その2)を示すも
のであり、アディティブ法によるパターンの形成につい
て示す。
のであり、アディティブ法によるパターンの形成につい
て示す。
【0010】同図(a)は所望のパターンを示し、例え
ば、パターン形成において、パターン幅Lが30μm、
パターンの間隙Dが20μm、パターンの厚みHが30
μmのパターン88を形成するとする。この場合には同
図(b)に示すごとく、レジスト87の形状は横幅Lが
20μm、高さHが30〜40μm程度となり、横幅よ
りも高さが高い形状となる。従って、このような形状の
レジストを形成するのは非常に困難であり、歩留まりが
悪い。
ば、パターン形成において、パターン幅Lが30μm、
パターンの間隙Dが20μm、パターンの厚みHが30
μmのパターン88を形成するとする。この場合には同
図(b)に示すごとく、レジスト87の形状は横幅Lが
20μm、高さHが30〜40μm程度となり、横幅よ
りも高さが高い形状となる。従って、このような形状の
レジストを形成するのは非常に困難であり、歩留まりが
悪い。
【0011】図12はベアチップ実装状態を示す図であ
る。同図において、チップ91のバンプ92はプリント
配線板95に形成したパターン96と接合されている。
ここでパターン96の形成において考慮する点について
以下に示す。
る。同図において、チップ91のバンプ92はプリント
配線板95に形成したパターン96と接合されている。
ここでパターン96の形成において考慮する点について
以下に示す。
【0012】バンプ92とパターン96とのズレも考
慮すると、バンプ92との当たりを良好にするためには
パターン幅を大きく取る。 導通抵抗を小さくするためにもパターン高さも十分に
取る。 パターンの平坦性も必要で、パターン高さのバラツキ
を少なくする。
慮すると、バンプ92との当たりを良好にするためには
パターン幅を大きく取る。 導通抵抗を小さくするためにもパターン高さも十分に
取る。 パターンの平坦性も必要で、パターン高さのバラツキ
を少なくする。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前記のごとく、従来の
技術によるプリント配線板の製造方法では次のような問
題点がある。
技術によるプリント配線板の製造方法では次のような問
題点がある。
【0014】1)狭ピッチのパターンはパターン形状が
悪く、信頼性にも欠けており、歩留まりの悪いものであ
る。
悪く、信頼性にも欠けており、歩留まりの悪いものであ
る。
【0015】2)表層のパターン形成能力の限界によ
り、量産レベルでパターンのピッチは150μmが限界
である。従って、100μm以下といった狭ピッチのベ
アチップ実装用の電極を形成するのは、非常に困難であ
る。
り、量産レベルでパターンのピッチは150μmが限界
である。従って、100μm以下といった狭ピッチのベ
アチップ実装用の電極を形成するのは、非常に困難であ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ために、この発明では次のような手段を取る。
ために、この発明では次のような手段を取る。
【0017】1)微細部(狭ピッチ)のパターンを一括
して形成せずに、粗ピッチのパターン形成を複数回に分
けて行う。
して形成せずに、粗ピッチのパターン形成を複数回に分
けて行う。
【0018】これにより、レジストを容易に形成すると
ともに密着性も確保できる。パターン形成においてはパ
ターンピッチは粗となるので容易にパターンを形成す
る。
ともに密着性も確保できる。パターン形成においてはパ
ターンピッチは粗となるので容易にパターンを形成す
る。
【0019】
【発明の実施の形態】この発明は、次に示したような実
施の形態をとる。
施の形態をとる。
【0020】1)図1に示すごとく、プリント配線板2
に狭ピッチのパターン1を形成するために粗いピッチの
パターン1a,1b,1c・・・を複数回に分けて形成
する。
に狭ピッチのパターン1を形成するために粗いピッチの
パターン1a,1b,1c・・・を複数回に分けて形成
する。
【0021】これにより、レジスト高さよりもレジスト
幅が十分に確保できるので、レジストを容易に形成する
とともに密着性も確保できる。パターン形成においては
パターンピッチは粗となるので容易にパターンを形成す
る。
幅が十分に確保できるので、レジストを容易に形成する
とともに密着性も確保できる。パターン形成においては
パターンピッチは粗となるので容易にパターンを形成す
る。
【0022】2)図2に示すごとく、以下の工程によっ
て、フルアディティブ法でパターンを形成する。 絶縁基板9の表面に第1回目のメッキレジスト5を形
成する。 無電解メッキを施して第1回目のパターン6aを形成
する。 メッキレジスト5を剥離する。 絶縁基板9の表面に前記パターン6aを覆う第2回目
のメッキレジスト7を形成する。 無電解メッキを施して第2回目のパターン6bを形成
する。 メッキレジスト7を剥離する。
て、フルアディティブ法でパターンを形成する。 絶縁基板9の表面に第1回目のメッキレジスト5を形
成する。 無電解メッキを施して第1回目のパターン6aを形成
する。 メッキレジスト5を剥離する。 絶縁基板9の表面に前記パターン6aを覆う第2回目
のメッキレジスト7を形成する。 無電解メッキを施して第2回目のパターン6bを形成
する。 メッキレジスト7を剥離する。
【0023】これにより、粗いピッチのパターンを複数
回に分けて形成するので、メッキレジスト高さよりもメ
ッキレジスト幅が十分に確保できるので、メッキレジス
トを容易に形成するとともに密着性も確保できる。
回に分けて形成するので、メッキレジスト高さよりもメ
ッキレジスト幅が十分に確保できるので、メッキレジス
トを容易に形成するとともに密着性も確保できる。
【0024】3)図3に示すごとく、以下の工程によっ
て、セミアディティブ法でパターンを形成する。 絶縁基板16の表面にフラッシュメッキを施して金属
メッキ層11を形成する。 金属メッキ層11の表面に第1回目のメッキレジスト
12を形成する。 電解メッキを施して第1回目のパターン13aを形成
する。 メッキレジスト12を剥離する。 金属メッキ層11の表面に前記パターン13aを覆う
第2回目のメッキレジスト14を形成する。 電解メッキを施して第2回目のパターン13bを形成
する。 メッキレジスト14を剥離する。 最終のパターンを形成した後に金属メッキ層11を削
除するためにソフトエッチングを施す。
て、セミアディティブ法でパターンを形成する。 絶縁基板16の表面にフラッシュメッキを施して金属
メッキ層11を形成する。 金属メッキ層11の表面に第1回目のメッキレジスト
12を形成する。 電解メッキを施して第1回目のパターン13aを形成
する。 メッキレジスト12を剥離する。 金属メッキ層11の表面に前記パターン13aを覆う
第2回目のメッキレジスト14を形成する。 電解メッキを施して第2回目のパターン13bを形成
する。 メッキレジスト14を剥離する。 最終のパターンを形成した後に金属メッキ層11を削
除するためにソフトエッチングを施す。
【0025】これにより、パターンの形成は電解メッキ
で行うので、パターンの平坦性が向上する。さらに、パ
ターン同士の高さのバラツキを防止する。また、電解メ
ッキは無電解メッキに比べてパターン析出速度が早いの
で製造工程時間が短縮する。
で行うので、パターンの平坦性が向上する。さらに、パ
ターン同士の高さのバラツキを防止する。また、電解メ
ッキは無電解メッキに比べてパターン析出速度が早いの
で製造工程時間が短縮する。
【0026】4)図4に示すごとく、以下の工程によっ
て、第1回目のパターンをサブトラクティブ法で形成
し、第2回目以降のパターンをアディティブ法で形成す
る。 絶縁基板27に形成された金属箔21の表面にエッチ
ングレジスト22を形成する。 金属箔21にエッチングを施して第1回目のパターン
23を形成する。 エッチングレジスト22を剥離する。 前記パターン23を覆うメッキレジスト24を形成す
る。 無電解メッキを施して第2回目のパターン25を形成
する。 メッキレジスト24を剥離する。
て、第1回目のパターンをサブトラクティブ法で形成
し、第2回目以降のパターンをアディティブ法で形成す
る。 絶縁基板27に形成された金属箔21の表面にエッチ
ングレジスト22を形成する。 金属箔21にエッチングを施して第1回目のパターン
23を形成する。 エッチングレジスト22を剥離する。 前記パターン23を覆うメッキレジスト24を形成す
る。 無電解メッキを施して第2回目のパターン25を形成
する。 メッキレジスト24を剥離する。
【0027】これにより、1回目のパターン形成はパタ
ーン間隔が十分に広くとることができるので、エッチン
グレジストを所望の大きさに形成して所定のパターンを
形成する。また、この1回目のパターン形成は最も一般
的なプリント配線板の製造方法であり、この製造方法に
よって一部のパターンを形成するので、部材が安価であ
り、製造工程時間も短く簡単に製造できる。
ーン間隔が十分に広くとることができるので、エッチン
グレジストを所望の大きさに形成して所定のパターンを
形成する。また、この1回目のパターン形成は最も一般
的なプリント配線板の製造方法であり、この製造方法に
よって一部のパターンを形成するので、部材が安価であ
り、製造工程時間も短く簡単に製造できる。
【0028】5)図5に示すごとく、以下の工程によっ
て、第1回目のパターンをサブトラクティブ法で形成
し、第2回目以降のパターンをセミアディティブ法で形
成する。 絶縁基板27に形成された金属箔21の表面にエッチ
ングレジスト22を形成する。 金属箔21にエッチングを施して第1回目のパターン
23を形成する。 エッチングレジスト22を剥離する。 パターン23と絶縁基板27との表面にフラッシュメ
ッキを施して金属メッキ層11を形成する。 金属メッキ層11の表面にメッキレジスト12を形成
する。 電解メッキを施して第2回目のパターン28を形成す
る。 メッキレジスト12を剥離する。 最終のパターンを形成した後に金属メッキ層11を削
除するためにソフトエッチングを施す。
て、第1回目のパターンをサブトラクティブ法で形成
し、第2回目以降のパターンをセミアディティブ法で形
成する。 絶縁基板27に形成された金属箔21の表面にエッチ
ングレジスト22を形成する。 金属箔21にエッチングを施して第1回目のパターン
23を形成する。 エッチングレジスト22を剥離する。 パターン23と絶縁基板27との表面にフラッシュメ
ッキを施して金属メッキ層11を形成する。 金属メッキ層11の表面にメッキレジスト12を形成
する。 電解メッキを施して第2回目のパターン28を形成す
る。 メッキレジスト12を剥離する。 最終のパターンを形成した後に金属メッキ層11を削
除するためにソフトエッチングを施す。
【0029】これにより、1回目のパターン形成はパタ
ーン間隔が十分に広くとることができるので、エッチン
グレジストを所望の大きさに形成して所定のパターンを
形成する。また、この1回目のパターン形成は最も一般
的なプリント配線板の製造方法であり、この製造方法に
よって一部のパターンを形成するので、部材が安価であ
り、製造工程時間も短く簡単に製造する。加えて、パタ
ーンの形成は電解メッキで行うので、パターンの平坦性
が向上する。さらに、パターン同士の高さのバラツキを
防止する。なお、電解メッキは無電解メッキに比べてパ
ターン析出速度が早いので製造工程時間が短縮する。
ーン間隔が十分に広くとることができるので、エッチン
グレジストを所望の大きさに形成して所定のパターンを
形成する。また、この1回目のパターン形成は最も一般
的なプリント配線板の製造方法であり、この製造方法に
よって一部のパターンを形成するので、部材が安価であ
り、製造工程時間も短く簡単に製造する。加えて、パタ
ーンの形成は電解メッキで行うので、パターンの平坦性
が向上する。さらに、パターン同士の高さのバラツキを
防止する。なお、電解メッキは無電解メッキに比べてパ
ターン析出速度が早いので製造工程時間が短縮する。
【0030】6)図6(a)に示すごとく、第2回目以
降のパターン形成用のレジスト41の穴開けをレーザで
行う。
降のパターン形成用のレジスト41の穴開けをレーザで
行う。
【0031】これにより、レーザ加工の場合、レジスト
の凹凸に関係なく正確にレジストの除去が行えるので、
レジストの表面の凹凸に係わりなく正確なパターン形成
ができる。
の凹凸に関係なく正確にレジストの除去が行えるので、
レジストの表面の凹凸に係わりなく正確なパターン形成
ができる。
【0032】7)図6(b)に示すごとく、第2回目以
降のパターン形成用のレジスト形成において、該レジス
ト46の表面を平滑化する。
降のパターン形成用のレジスト形成において、該レジス
ト46の表面を平滑化する。
【0033】これにより、フルアディティブ法の無電解
メッキでは、レジストの平坦性が悪い場合にはパターン
の析出に悪影響をおよぼし、パッド形状がばらつき、レ
ーザ加工だけでは不十分である。しかし、この例ではレ
ジスト表面の平坦性を確保することで、パターンの精度
が向上する。また、密着型の露光が使用できる。
メッキでは、レジストの平坦性が悪い場合にはパターン
の析出に悪影響をおよぼし、パッド形状がばらつき、レ
ーザ加工だけでは不十分である。しかし、この例ではレ
ジスト表面の平坦性を確保することで、パターンの精度
が向上する。また、密着型の露光が使用できる。
【0034】8)図7に示すごとく、最終のメッキレジ
スト62を剥離せずに、パッド部66のみのメッキレジ
スト62を除去して、パッド部66を露出させる。
スト62を剥離せずに、パッド部66のみのメッキレジ
スト62を除去して、パッド部66を露出させる。
【0035】これにより、レジストがソルダーレジスト
の役割を果たす。特に、狭ピッチパッド部は通常のソル
ダーレジストを形成することが非常に困難であるが、こ
の本方法では、別工程なしでソルダーレジストが形成で
きる。
の役割を果たす。特に、狭ピッチパッド部は通常のソル
ダーレジストを形成することが非常に困難であるが、こ
の本方法では、別工程なしでソルダーレジストが形成で
きる。
【0036】9)図8に示すごとく、第2回目以降のパ
ターン形成用のメッキレジストを形成する際に、前回の
メッキレジスト12を除去せずに前回のメッキレジスト
12の上に次回のパターン形成用のメッキレジスト67
を薄く形成した後に、パターン13bを析出させたい箇
所のみを除去してメッキレジスト67を形成する。
ターン形成用のメッキレジストを形成する際に、前回の
メッキレジスト12を除去せずに前回のメッキレジスト
12の上に次回のパターン形成用のメッキレジスト67
を薄く形成した後に、パターン13bを析出させたい箇
所のみを除去してメッキレジスト67を形成する。
【0037】これにより、パターンとそれ以外の箇所と
の高さの差が少ないので、次のレジストの凹凸を抑制す
る。なお、レジスト除去工程が削除でき、さらに、レジ
スト表面の平滑化に別工程を必要としない。さらに、レ
ジスト部材を大幅に削減できる。
の高さの差が少ないので、次のレジストの凹凸を抑制す
る。なお、レジスト除去工程が削除でき、さらに、レジ
スト表面の平滑化に別工程を必要としない。さらに、レ
ジスト部材を大幅に削減できる。
【0038】10)粗いピッチのパターン1a,1b,
1c・・・を複数回に分けてプリント配線板2の所望の
箇所のみに狭ピッチのパターン1を形成する。
1c・・・を複数回に分けてプリント配線板2の所望の
箇所のみに狭ピッチのパターン1を形成する。
【0039】これにより、プリント配線板のベアチップ
実装箇所のパターン形状を確保して狭ピッチのベアチッ
プを確実に実装することができる。
実装箇所のパターン形状を確保して狭ピッチのベアチッ
プを確実に実装することができる。
【0040】11)図4および図5に示すごとく、金属
箔21をエッチングして形成した断面形状が台形のパタ
ーン23と、メッキによって形成した断面形状が角形の
パターン25,28とが互いに配置されて、狭ピッチの
パターンを形成する。
箔21をエッチングして形成した断面形状が台形のパタ
ーン23と、メッキによって形成した断面形状が角形の
パターン25,28とが互いに配置されて、狭ピッチの
パターンを形成する。
【0041】これにより、最も一般的なプリント配線板
の製造方法で一部のパターンを形成するので、部材が安
価であり、製造工程時間も短く簡単である。
の製造方法で一部のパターンを形成するので、部材が安
価であり、製造工程時間も短く簡単である。
【0042】
【実施例】この発明による代表的な実施例を図1ないし
図9によって説明する。
図9によって説明する。
【0043】図1は本発明の原理図を示す。同図(a)
は所望のパターンを示し、同図(b)は2回でパターン
形成を行う場合のパターン形成過程を示し、同図(c)
はn回でパターン形成を行う場合のパターン形成過程を
それぞれ示している。
は所望のパターンを示し、同図(b)は2回でパターン
形成を行う場合のパターン形成過程を示し、同図(c)
はn回でパターン形成を行う場合のパターン形成過程を
それぞれ示している。
【0044】同図(a)において、1はプリント配線板
2に形成されたパターンであり、Lはパターン幅、Dは
パターンの間隙、Hはパターンの厚み、Pはパターンピ
ッチをそれぞれ示す。
2に形成されたパターンであり、Lはパターン幅、Dは
パターンの間隙、Hはパターンの厚み、Pはパターンピ
ッチをそれぞれ示す。
【0045】同図(b)において、1回目のパターン形
成は前記パターンピッチPの2倍に相当するパターンピ
ッチ2×Pの部分だけを行う。2回目のパターン形成は
1回目のパターン形成した箇所からパターンピッチPだ
けずらして残りのパターンを形成する。この2回目のパ
ターン形成も1回目のパターン形成と同様に前記パター
ンピッチPの2倍に相当する2×Pのパターンピッチの
部分だけを行うものである。1回目のパターンおよび2
回目のパターンともパターン形成におけるパターンピッ
チは粗となるので十分なパターンの間隙Wを確保してパ
ターン形成は容易である。
成は前記パターンピッチPの2倍に相当するパターンピ
ッチ2×Pの部分だけを行う。2回目のパターン形成は
1回目のパターン形成した箇所からパターンピッチPだ
けずらして残りのパターンを形成する。この2回目のパ
ターン形成も1回目のパターン形成と同様に前記パター
ンピッチPの2倍に相当する2×Pのパターンピッチの
部分だけを行うものである。1回目のパターンおよび2
回目のパターンともパターン形成におけるパターンピッ
チは粗となるので十分なパターンの間隙Wを確保してパ
ターン形成は容易である。
【0046】前述の図11で示したフルアディティブ法
による所望のパターンをパターン幅L30μm、パター
ンの間隙D20μm、パターンの厚みH30μm、パタ
ーンピッチP50μmとした場合、レジストの形成にお
いては、横幅Wは70μm、高さは30〜40μm程度
となり、幅は高さの約2倍となり、容易に形成できると
ともに密着性も確保できる。
による所望のパターンをパターン幅L30μm、パター
ンの間隙D20μm、パターンの厚みH30μm、パタ
ーンピッチP50μmとした場合、レジストの形成にお
いては、横幅Wは70μm、高さは30〜40μm程度
となり、幅は高さの約2倍となり、容易に形成できると
ともに密着性も確保できる。
【0047】同図(c)において、n(n:自然数)回
でパターン形成を行う場合には、1回目のパターン形成
におけるパターンピッチはn×Pとなる。また、この時
のレジストの横幅Wはn×P−Lとなる。同様に、以後
のパターン形成におけるレジストが形成される。
でパターン形成を行う場合には、1回目のパターン形成
におけるパターンピッチはn×Pとなる。また、この時
のレジストの横幅Wはn×P−Lとなる。同様に、以後
のパターン形成におけるレジストが形成される。
【0048】図2は本発明の実施例の図(その1)であ
る。同図はフルアディティブ法によって2回でパターン
形成を実施する場合について示す。
る。同図はフルアディティブ法によって2回でパターン
形成を実施する場合について示す。
【0049】工程(1)では、絶縁基板9の表面に、所
定のピッチと、横幅と、高さとを有した第1回目のメッ
キレジスト5を形成する。メッキレジストは感光レジス
トを用いパターンを形成する部分を露光する。工程
(2)では、第1回目のパターン6aを無電解メッキを
施して形成する。工程(3)では、メッキレジスト5を
剥離する。工程(4)では、絶縁基板9の表面に前記パ
ターン6aを覆う第2回目のメッキレジスト7を形成す
る。工程(5)では、無電解メッキを施して第2回目の
パターン6bを無電解メッキを施して形成する。工程
(6)では、メッキレジスト7を剥離する。
定のピッチと、横幅と、高さとを有した第1回目のメッ
キレジスト5を形成する。メッキレジストは感光レジス
トを用いパターンを形成する部分を露光する。工程
(2)では、第1回目のパターン6aを無電解メッキを
施して形成する。工程(3)では、メッキレジスト5を
剥離する。工程(4)では、絶縁基板9の表面に前記パ
ターン6aを覆う第2回目のメッキレジスト7を形成す
る。工程(5)では、無電解メッキを施して第2回目の
パターン6bを無電解メッキを施して形成する。工程
(6)では、メッキレジスト7を剥離する。
【0050】図3は本発明の実施例の図(その2)であ
る。同図はセミアディティブ法によって2回でパターン
形成を実施する場合について示す。
る。同図はセミアディティブ法によって2回でパターン
形成を実施する場合について示す。
【0051】工程(1)では、絶縁基板16の表面に銅
等の金属メッキ層11をフラッシュメッキを施して形成
する。工程(2)では、金属メッキ層11の表面に第1
回目のメッキレジスト12を形成する。工程(3)で
は、第1回目のパターン13aを電解メッキを施して形
成する。工程(4)では、メッキレジスト12を剥離す
る。工程(5)では、金属メッキ層11の表面に前記パ
ターン13aを覆う第2回目のメッキレジスト14を形
成する。工程(6)では、第2回目のパターン13bを
電解メッキを施して形成する。工程(7)では、メッキ
レジスト14を剥離する。工程(8)では、最終のパタ
ーンを形成した後に金属メッキ層11を削除するために
ソフトエッチングを施してパターン形成を終了する。
等の金属メッキ層11をフラッシュメッキを施して形成
する。工程(2)では、金属メッキ層11の表面に第1
回目のメッキレジスト12を形成する。工程(3)で
は、第1回目のパターン13aを電解メッキを施して形
成する。工程(4)では、メッキレジスト12を剥離す
る。工程(5)では、金属メッキ層11の表面に前記パ
ターン13aを覆う第2回目のメッキレジスト14を形
成する。工程(6)では、第2回目のパターン13bを
電解メッキを施して形成する。工程(7)では、メッキ
レジスト14を剥離する。工程(8)では、最終のパタ
ーンを形成した後に金属メッキ層11を削除するために
ソフトエッチングを施してパターン形成を終了する。
【0052】この実施例では、パターンの形成は電解メ
ッキで行うので、パターンの平坦性が向上する。さら
に、パターン同士の高さのバラツキを防止する。なお、
電解メッキは無電解メッキに比べてパターン析出速度が
早いので製造工程時間が短縮する。
ッキで行うので、パターンの平坦性が向上する。さら
に、パターン同士の高さのバラツキを防止する。なお、
電解メッキは無電解メッキに比べてパターン析出速度が
早いので製造工程時間が短縮する。
【0053】図4は本発明の実施例の図(その3)であ
る。同図は第1回目のパターンをサブトラクティブ法で
形成し、第2回目以降のパターンをアディティブ法で形
成する場合について示す。
る。同図は第1回目のパターンをサブトラクティブ法で
形成し、第2回目以降のパターンをアディティブ法で形
成する場合について示す。
【0054】工程(1)では、絶縁基板27に形成され
た銅等の金属箔21の表面にエッチングレジスト22を
形成する。工程(2)では、金属箔21にエッチングを
施して第1回目のパターン23を形成する。工程(3)
では、エッチングレジスト22を剥離する。工程(4)
では、前記パターン23を覆うメッキレジスト24を形
成する。工程(5)では、第2回目のパターン25を無
電解メッキを施して形成する。工程(6)では、メッキ
レジスト24を剥離する。
た銅等の金属箔21の表面にエッチングレジスト22を
形成する。工程(2)では、金属箔21にエッチングを
施して第1回目のパターン23を形成する。工程(3)
では、エッチングレジスト22を剥離する。工程(4)
では、前記パターン23を覆うメッキレジスト24を形
成する。工程(5)では、第2回目のパターン25を無
電解メッキを施して形成する。工程(6)では、メッキ
レジスト24を剥離する。
【0055】この実施例では、1回目のパターン形成は
パターン間隔が十分に広くとることができるので、エッ
チングレジストを所望の大きさに形成して所定のパター
ンを形成する。また、この1回目のパターン形成は最も
一般的なプリント配線板の製造方法であり、この製造方
法によって一部のパターンを形成するので、部材が安価
であり、製造工程時間も短く簡単に製造できることにな
る。
パターン間隔が十分に広くとることができるので、エッ
チングレジストを所望の大きさに形成して所定のパター
ンを形成する。また、この1回目のパターン形成は最も
一般的なプリント配線板の製造方法であり、この製造方
法によって一部のパターンを形成するので、部材が安価
であり、製造工程時間も短く簡単に製造できることにな
る。
【0056】図5は本発明の実施例の図(その4)であ
る。同図は第1回目のパターンをサブトラクティブ法で
形成し、第2回目以降のパターンをセミアディティブ法
で形成する場合について示す。
る。同図は第1回目のパターンをサブトラクティブ法で
形成し、第2回目以降のパターンをセミアディティブ法
で形成する場合について示す。
【0057】工程(1)では、絶縁基板27に形成され
た銅等の金属箔21の表面にエッチングレジスト22を
形成する。工程(2)では、金属箔21にエッチングを
施して第1回目のパターン23を形成する。工程(3)
では、エッチングレジスト22を剥離する。工程(4)
では、パターン23と絶縁基板27との表面に銅等の金
属メッキ層11をフラッシュメッキを施して形成する。
工程(5)では、金属メッキ層11の表面にメッキレジ
スト12を形成する。工程(6)では、第2回目のパタ
ーン28を電解メッキを施して形成する。工程(7)で
は、メッキレジスト12を剥離する。工程(8)では、
最終のパターンを形成した後に金属メッキ層11を削除
するためにソフトエッチングを施してパターン形成を終
了する。
た銅等の金属箔21の表面にエッチングレジスト22を
形成する。工程(2)では、金属箔21にエッチングを
施して第1回目のパターン23を形成する。工程(3)
では、エッチングレジスト22を剥離する。工程(4)
では、パターン23と絶縁基板27との表面に銅等の金
属メッキ層11をフラッシュメッキを施して形成する。
工程(5)では、金属メッキ層11の表面にメッキレジ
スト12を形成する。工程(6)では、第2回目のパタ
ーン28を電解メッキを施して形成する。工程(7)で
は、メッキレジスト12を剥離する。工程(8)では、
最終のパターンを形成した後に金属メッキ層11を削除
するためにソフトエッチングを施してパターン形成を終
了する。
【0058】この実施例では、1回目のパターン形成は
パターン間隔が十分に広くとることができるので、エッ
チングレジストを所望の大きさに形成して所定のパター
ンを形成する。また、この1回目のパターン形成は最も
一般的なプリント配線板の製造方法であり、この製造方
法によって一部のパターンを形成するので、部材が安価
であり、製造工程時間も短く簡単に製造する。また、パ
ターンの形成は電解メッキで行うので、パターンの平坦
性が向上する。さらに、パターン同士の高さのバラツキ
を防止する。なお、電解メッキは無電解メッキに比べて
パターン析出速度が早いので製造工程時間が短縮する。
パターン間隔が十分に広くとることができるので、エッ
チングレジストを所望の大きさに形成して所定のパター
ンを形成する。また、この1回目のパターン形成は最も
一般的なプリント配線板の製造方法であり、この製造方
法によって一部のパターンを形成するので、部材が安価
であり、製造工程時間も短く簡単に製造する。また、パ
ターンの形成は電解メッキで行うので、パターンの平坦
性が向上する。さらに、パターン同士の高さのバラツキ
を防止する。なお、電解メッキは無電解メッキに比べて
パターン析出速度が早いので製造工程時間が短縮する。
【0059】図4および図5に示すごとく、この実施例
では、金属箔21をエッチングして形成した断面形状が
台形のパターン23と、メッキによって形成した断面形
状が角形のパターン25,28とが互いに配置されて、
狭ピッチのパターンを形成するものである。従って、最
も一般的なプリント配線板の製造方法で一部のパターン
を形成するので、部材が安価であり、製造工程時間も短
く簡単である。
では、金属箔21をエッチングして形成した断面形状が
台形のパターン23と、メッキによって形成した断面形
状が角形のパターン25,28とが互いに配置されて、
狭ピッチのパターンを形成するものである。従って、最
も一般的なプリント配線板の製造方法で一部のパターン
を形成するので、部材が安価であり、製造工程時間も短
く簡単である。
【0060】図6は本発明の実施例の図(その5)であ
る。同図(a)および同図(b)は2回目以降のメッキ
レジスト形成を示している。
る。同図(a)および同図(b)は2回目以降のメッキ
レジスト形成を示している。
【0061】同図(a)において、工程(1)では、第
2回目以降のパターン形成用のレジスト41を塗布す
る。工程(2)では、レジスト41のパターン形成を必
要とする箇所に設ける穴43の形成のためのレジストの
除去をエキシマレーザ等のレーザー装置44を用いてレ
ーザー照射することで行う。
2回目以降のパターン形成用のレジスト41を塗布す
る。工程(2)では、レジスト41のパターン形成を必
要とする箇所に設ける穴43の形成のためのレジストの
除去をエキシマレーザ等のレーザー装置44を用いてレ
ーザー照射することで行う。
【0062】この実施例では、レーザ加工の場合、レジ
ストの凹凸に関係なく正確にレジストの除去が行えるの
で、レジストの表面の凹凸に係わりなく正確なパターン
形成ができる。
ストの凹凸に関係なく正確にレジストの除去が行えるの
で、レジストの表面の凹凸に係わりなく正確なパターン
形成ができる。
【0063】同図(b)において、工程(1)では、第
2回目以降のパターン形成用のレジスト46を塗布す
る。工程(2)では、レジスト41の表面を研摩装置4
7等を用いて平滑化する。工程(3)では、レジスト4
1のパターン形成を必要とする箇所に穴を設けてメッキ
レジスト形成を終了する。
2回目以降のパターン形成用のレジスト46を塗布す
る。工程(2)では、レジスト41の表面を研摩装置4
7等を用いて平滑化する。工程(3)では、レジスト4
1のパターン形成を必要とする箇所に穴を設けてメッキ
レジスト形成を終了する。
【0064】この実施例では、フルアディティブ法の無
電解メッキでは、レジストの平坦性が悪い場合にはパタ
ーンの析出に悪影響をおよぼし、パッド形状がばらつ
き、レーザ加工だけでは不十分な場合においても、レジ
スト表面の平坦性を確保することで、パターンの精度が
向上する。また、レジストのパターン形成を露光で行う
場合には、密着型の露光が使用できるので、特別の設備
を必要としない。
電解メッキでは、レジストの平坦性が悪い場合にはパタ
ーンの析出に悪影響をおよぼし、パッド形状がばらつ
き、レーザ加工だけでは不十分な場合においても、レジ
スト表面の平坦性を確保することで、パターンの精度が
向上する。また、レジストのパターン形成を露光で行う
場合には、密着型の露光が使用できるので、特別の設備
を必要としない。
【0065】図7は本発明の実施例の図(その6)であ
る。
る。
【0066】同図において、工程(1)では、最終パタ
ーンメッキを施す。工程(2)では、最終のメッキレジ
スト62を剥離せずに、メッキレジスト62で覆われた
パターン65のパッド部66のみのメッキレジスト62
をレーザー装置64等を用いて除去する。工程(3)で
は、パッド部66を露出させて最終のパターン形成を終
了する。なお、パターン形成用のレジストは永久レジス
ト部材を用いるのが望ましい。
ーンメッキを施す。工程(2)では、最終のメッキレジ
スト62を剥離せずに、メッキレジスト62で覆われた
パターン65のパッド部66のみのメッキレジスト62
をレーザー装置64等を用いて除去する。工程(3)で
は、パッド部66を露出させて最終のパターン形成を終
了する。なお、パターン形成用のレジストは永久レジス
ト部材を用いるのが望ましい。
【0067】この実施例では、レジストがソルダーレジ
ストの役割を果たす。特に、狭ピッチパッド部は通常の
ソルダーレジストを形成することが非常に困難である
が、この本方法では、別工程なしでソルダーレジストが
形成できる。
ストの役割を果たす。特に、狭ピッチパッド部は通常の
ソルダーレジストを形成することが非常に困難である
が、この本方法では、別工程なしでソルダーレジストが
形成できる。
【0068】図8は本発明の実施例の図(その7)であ
る。
る。
【0069】同図において、工程(4)および工程
(5)以外は、前述の図3で示した工程(1)ないし工
程(3)、ならびに工程(6)ないし工程(8)と同じ
であり、詳細な説明は省略する。工程(4)では、第2
回目以降のパターン形成用のメッキレジストを形成する
際に、前回のメッキレジスト12を除去せずに、前回の
メッキレジスト12の上に次回のパターン形成用のメッ
キレジスト67を薄く塗布する。工程(5)では、パタ
ーン13bを析出させたい箇所のみを除去してメッキレ
ジスト67を形成する。なお、同図では、セミアディテ
ィブ法の実施について図示しているが、フルアディティ
ブ法の実施においても同様に可能である。
(5)以外は、前述の図3で示した工程(1)ないし工
程(3)、ならびに工程(6)ないし工程(8)と同じ
であり、詳細な説明は省略する。工程(4)では、第2
回目以降のパターン形成用のメッキレジストを形成する
際に、前回のメッキレジスト12を除去せずに、前回の
メッキレジスト12の上に次回のパターン形成用のメッ
キレジスト67を薄く塗布する。工程(5)では、パタ
ーン13bを析出させたい箇所のみを除去してメッキレ
ジスト67を形成する。なお、同図では、セミアディテ
ィブ法の実施について図示しているが、フルアディティ
ブ法の実施においても同様に可能である。
【0070】この実施例では、パターン13aとそれ以
外の箇所との高さの差が少ないので、次のレジストの凹
凸を抑制する。なお、レジスト除去工程が削除でき、さ
らに、レジスト表面の平滑化に別工程を必要としない。
さらに、レジスト部材の大幅な削減ができる。
外の箇所との高さの差が少ないので、次のレジストの凹
凸を抑制する。なお、レジスト除去工程が削除でき、さ
らに、レジスト表面の平滑化に別工程を必要としない。
さらに、レジスト部材の大幅な削減ができる。
【0071】図9は本発明の実施例の図(その8)であ
る。同図はベアチップ電極の引き出し部に本発明を採用
した例を示す。
る。同図はベアチップ電極の引き出し部に本発明を採用
した例を示す。
【0072】同図において、図示しないベアチップのバ
ンプと接合される電極パッド72を設けたパターン71
をプリント配線板73に形成する場合において、ベアチ
ップが実装される箇所のみを狭ピッチのパターン71で
形成することができる。
ンプと接合される電極パッド72を設けたパターン71
をプリント配線板73に形成する場合において、ベアチ
ップが実装される箇所のみを狭ピッチのパターン71で
形成することができる。
【0073】従って、プリント配線板のベアチップ実装
箇所のパターン形状を確保して、狭ピッチのベアチップ
を確実に実装することができる。
箇所のパターン形状を確保して、狭ピッチのベアチップ
を確実に実装することができる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
に示すような効果がある。
に示すような効果がある。
【0075】1)プリント配線板に狭ピッチのパターン
を形成するために粗いピッチのパターンを複数回に分け
て形成する。
を形成するために粗いピッチのパターンを複数回に分け
て形成する。
【0076】これにより、レジスト高さよりもレジスト
幅が十分に確保できるので、レジストを容易に形成する
ことができる、とともに密着性も確保できる。パターン
形成においてはパターンピッチは粗となるので容易にパ
ターンを形成することができる。
幅が十分に確保できるので、レジストを容易に形成する
ことができる、とともに密着性も確保できる。パターン
形成においてはパターンピッチは粗となるので容易にパ
ターンを形成することができる。
【0077】2)以下の工程によって、フルアディティ
ブ法でパターンを形成する。 絶縁基板の表面に第1回目のメッキレジストを形成す
る。 無電解メッキを施して第1回目のパターンを形成す
る。 メッキレジストを剥離する。 絶縁基板の表面に前記パターンを覆う第2回目のメッ
キレジストを形成する。 無電解メッキを施して第2回目のパターンを形成す
る。 メッキレジストを剥離する。
ブ法でパターンを形成する。 絶縁基板の表面に第1回目のメッキレジストを形成す
る。 無電解メッキを施して第1回目のパターンを形成す
る。 メッキレジストを剥離する。 絶縁基板の表面に前記パターンを覆う第2回目のメッ
キレジストを形成する。 無電解メッキを施して第2回目のパターンを形成す
る。 メッキレジストを剥離する。
【0078】これにより、粗いピッチのパターンを複数
回に分けて形成するので、メッキレジスト高さよりもメ
ッキレジスト幅が十分に確保できるので、メッキレジス
トを容易に形成することができる、とともに密着性も確
保できる。パターン形成においてはパターンピッチは粗
となるので容易にパターンを形成することができる。
回に分けて形成するので、メッキレジスト高さよりもメ
ッキレジスト幅が十分に確保できるので、メッキレジス
トを容易に形成することができる、とともに密着性も確
保できる。パターン形成においてはパターンピッチは粗
となるので容易にパターンを形成することができる。
【0079】3)以下の工程によって、セミアディティ
ブ法でパターンを形成する。 絶縁基板の表面にフラッシュメッキを施して金属メッ
キ層を形成する。 金属メッキ層の表面に第1回目のメッキレジストを形
成する。 電解メッキを施して第1回目のパターンを形成する。 メッキレジストを剥離する。 金属メッキ層の表面に前記パターンを覆う第2回目の
メッキレジストを形成する。 電解メッキを施して第2回目のパターンを形成する。 メッキレジストを剥離する。 最終のパターンを形成した後に金属メッキ層を削除す
るためにソフトエッチングを施す。
ブ法でパターンを形成する。 絶縁基板の表面にフラッシュメッキを施して金属メッ
キ層を形成する。 金属メッキ層の表面に第1回目のメッキレジストを形
成する。 電解メッキを施して第1回目のパターンを形成する。 メッキレジストを剥離する。 金属メッキ層の表面に前記パターンを覆う第2回目の
メッキレジストを形成する。 電解メッキを施して第2回目のパターンを形成する。 メッキレジストを剥離する。 最終のパターンを形成した後に金属メッキ層を削除す
るためにソフトエッチングを施す。
【0080】これにより、パターンの形成は電解メッキ
で行うので、パターンの平坦性が向上する。さらに、パ
ターン同士の高さのバラツキを防止できる。また、電解
メッキは無電解メッキに比べてパターン析出速度が早い
ので製造工程時間の短縮ができる。
で行うので、パターンの平坦性が向上する。さらに、パ
ターン同士の高さのバラツキを防止できる。また、電解
メッキは無電解メッキに比べてパターン析出速度が早い
ので製造工程時間の短縮ができる。
【0081】4)以下の工程によって、第1回目のパタ
ーンをサブトラクティブ法で形成し、第2回目以降のパ
ターンをアディティブ法で形成する。 絶縁基板に形成された金属箔の表面にエッチングレジ
ストを形成する。 金属箔にエッチングを施して第1回目のパターンを形
成する。 エッチングレジストを剥離する。 前記パターンを覆うメッキレジストを形成する。 無電解メッキを施して第2回目のパターンを形成す
る。 メッキレジストを剥離する。
ーンをサブトラクティブ法で形成し、第2回目以降のパ
ターンをアディティブ法で形成する。 絶縁基板に形成された金属箔の表面にエッチングレジ
ストを形成する。 金属箔にエッチングを施して第1回目のパターンを形
成する。 エッチングレジストを剥離する。 前記パターンを覆うメッキレジストを形成する。 無電解メッキを施して第2回目のパターンを形成す
る。 メッキレジストを剥離する。
【0082】これにより、1回目のパターン形成はパタ
ーン間隔が十分に広くとることができるので、エッチン
グレジストを所望の大きさに形成して所定のパターンを
形成することができる。また、この1回目のパターン形
成は最も一般的なプリント配線板の製造方法であり、こ
の製造方法によって一部のパターンを形成するので、部
材が安価であり、製造工程時間も短く簡単に製造するこ
とができる。
ーン間隔が十分に広くとることができるので、エッチン
グレジストを所望の大きさに形成して所定のパターンを
形成することができる。また、この1回目のパターン形
成は最も一般的なプリント配線板の製造方法であり、こ
の製造方法によって一部のパターンを形成するので、部
材が安価であり、製造工程時間も短く簡単に製造するこ
とができる。
【0083】5)以下の工程によって、第1回目のパタ
ーンをサブトラクティブ法で形成し、第2回目以降のパ
ターンをセミアディティブ法で形成する。 絶縁基板に形成された金属箔の表面にエッチングレジ
ストを形成する。 金属箔にエッチングを施して第1回目のパターンを形
成する。 エッチングレジストを剥離する。 パターンと絶縁基板との表面にフラッシュメッキを施
して金属メッキ層を形成する。 金属メッキ層の表面にメッキレジストを形成する。 電解メッキを施して第2回目のパターンを形成する。 メッキレジストを剥離する。 最終のパターンを形成した後に金属メッキ層を削除す
るためにソフトエッチングを施す。
ーンをサブトラクティブ法で形成し、第2回目以降のパ
ターンをセミアディティブ法で形成する。 絶縁基板に形成された金属箔の表面にエッチングレジ
ストを形成する。 金属箔にエッチングを施して第1回目のパターンを形
成する。 エッチングレジストを剥離する。 パターンと絶縁基板との表面にフラッシュメッキを施
して金属メッキ層を形成する。 金属メッキ層の表面にメッキレジストを形成する。 電解メッキを施して第2回目のパターンを形成する。 メッキレジストを剥離する。 最終のパターンを形成した後に金属メッキ層を削除す
るためにソフトエッチングを施す。
【0084】これにより、1回目のパターン形成はパタ
ーン間隔が十分に広くとることができるので、エッチン
グレジストを所望の大きさに形成して所定のパターンを
形成することができる。また、この1回目のパターン形
成は最も一般的なプリント配線板の製造方法であり、こ
の製造方法によって一部のパターンを形成するので、部
材が安価であり、製造工程時間も短く簡単に製造するこ
とができる。また、パターンの形成は電解メッキで行う
ので、パターンの平坦性が向上する。さらに、パターン
同士の高さのバラツキを防止できる。なお、電解メッキ
は無電解メッキに比べてパターン析出速度が早いので製
造工程時間の短縮ができる。
ーン間隔が十分に広くとることができるので、エッチン
グレジストを所望の大きさに形成して所定のパターンを
形成することができる。また、この1回目のパターン形
成は最も一般的なプリント配線板の製造方法であり、こ
の製造方法によって一部のパターンを形成するので、部
材が安価であり、製造工程時間も短く簡単に製造するこ
とができる。また、パターンの形成は電解メッキで行う
ので、パターンの平坦性が向上する。さらに、パターン
同士の高さのバラツキを防止できる。なお、電解メッキ
は無電解メッキに比べてパターン析出速度が早いので製
造工程時間の短縮ができる。
【0085】6)第2回目以降のパターン形成用のレジ
ストの穴開けをレーザで行う。
ストの穴開けをレーザで行う。
【0086】これにより、レーザ加工の場合、レジスト
の凹凸に関係なく正確にレジストの除去が行えるので、
レジストの表面の凹凸に係わりなく正確なパターン形成
ができる。
の凹凸に関係なく正確にレジストの除去が行えるので、
レジストの表面の凹凸に係わりなく正確なパターン形成
ができる。
【0087】7)第2回目以降のパターン形成用のレジ
スト形成において、該レジストの表面を平滑化する。
スト形成において、該レジストの表面を平滑化する。
【0088】これにより、フルアディティブ法の無電解
メッキは、レジストの平坦性が悪い場合にはパターンの
析出に悪影響をおよぼし、パッド形状がばらつき、レー
ザ加工だけでは不十分である。しかし、この例ではレジ
スト表面の平坦性を確保することで、パターンの精度を
向上させることができる。また、レジストのパターン形
成を露光で行う場合には、密着型の露光が使用できるの
で、特別の設備を必要としない。
メッキは、レジストの平坦性が悪い場合にはパターンの
析出に悪影響をおよぼし、パッド形状がばらつき、レー
ザ加工だけでは不十分である。しかし、この例ではレジ
スト表面の平坦性を確保することで、パターンの精度を
向上させることができる。また、レジストのパターン形
成を露光で行う場合には、密着型の露光が使用できるの
で、特別の設備を必要としない。
【0089】8)最終のメッキレジストを剥離せずに、
パッド部のみのメッキレジストを除去して、パッド部を
露出させる。
パッド部のみのメッキレジストを除去して、パッド部を
露出させる。
【0090】これにより、レジストがソルダーレジスト
の役割を果たすことができる。特に、狭ピッチパッド部
は通常のソルダーレジストを形成することが非常に困難
であるが、この本方法では、別工程なしでソルダーレジ
ストが形成できる。
の役割を果たすことができる。特に、狭ピッチパッド部
は通常のソルダーレジストを形成することが非常に困難
であるが、この本方法では、別工程なしでソルダーレジ
ストが形成できる。
【0091】9)第2回目以降のパターン形成用のメッ
キレジストを形成する際に、前回のメッキレジストを除
去せずに前回のメッキレジストの上に次回のパターン形
成用のメッキレジストを薄く形成した後に、パターンを
析出させたい箇所のみを除去してメッキレジストを形成
する。
キレジストを形成する際に、前回のメッキレジストを除
去せずに前回のメッキレジストの上に次回のパターン形
成用のメッキレジストを薄く形成した後に、パターンを
析出させたい箇所のみを除去してメッキレジストを形成
する。
【0092】これにより、パターンとそれ以外の箇所と
の高さの差が少ないので、次のレジストの凹凸を抑制す
ることができる。なお、レジスト除去工程が削除でき、
さらに、レジスト表面の平滑化に別工程を必要としな
い。さらに、レジスト部材の大幅な削減ができる。
の高さの差が少ないので、次のレジストの凹凸を抑制す
ることができる。なお、レジスト除去工程が削除でき、
さらに、レジスト表面の平滑化に別工程を必要としな
い。さらに、レジスト部材の大幅な削減ができる。
【0093】10)粗いピッチのパターンを複数回に分
けてプリント配線板の所望の箇所のみに狭ピッチのパタ
ーンを形成する。
けてプリント配線板の所望の箇所のみに狭ピッチのパタ
ーンを形成する。
【0094】これにより、プリント配線板のベアチップ
実装箇所のパターン形状を確保して、狭ピッチのベアチ
ップを確実に実装することができる。
実装箇所のパターン形状を確保して、狭ピッチのベアチ
ップを確実に実装することができる。
【0095】11)金属箔をエッチングして形成した断
面形状が台形のパターンと、メッキによって形成した断
面形状が角形のパターンとが互いに配置されて、狭ピッ
チのパターンを形成する。
面形状が台形のパターンと、メッキによって形成した断
面形状が角形のパターンとが互いに配置されて、狭ピッ
チのパターンを形成する。
【0096】これにより、最も一般的なプリント配線板
の製造方法で一部のパターンを形成するので、部材が安
価であり、製造工程時間も短く簡単である。
の製造方法で一部のパターンを形成するので、部材が安
価であり、製造工程時間も短く簡単である。
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の実施例の図(その1)である。
【図3】本発明の実施例の図(その2)である。
【図4】本発明の実施例の図(その3)である。
【図5】本発明の実施例の図(その4)である。
【図6】本発明の実施例の図(その5)である。
【図7】本発明の実施例の図(その6)である。
【図8】本発明の実施例の図(その7)である。
【図9】本発明の実施例の図(その8)である。
【図10】従来技術の図(その1)である。
【図11】従来技術の図(その2)である。
【図12】ベアチップ実装状態を示す図である。
1,1a,1b,1c:パターン 5:メッキレジスト 6,6a,6b:パターン 7:メッキレジスト 9:絶縁基板 11:金属メッキ層 12:メッキレジスト 13,13a,13b:パターン 14:メッキレジスト 16:絶縁基板 21:金属箔 22:エッチングレジスト 23,23a:パターン 24:メッキレジスト 25:パターン 27:絶縁基板 28,28a:パターン 41:レジスト 42:パターン 43:穴 44:レーザー装置 46:レジスト 47:研摩装置 61:パターン 62:メッキレジスト 64:レーザー装置 65:パターン 66:パッド部 67:メッキレジスト 71:パターン 72:電極パッド
Claims (11)
- 【請求項1】プリント配線板(2)に狭ピッチのパター
ン(1)を形成するために粗いピッチのパターン(1
a,1b,1c・・・)を複数回に分けて形成する、こ
とを特徴とするプリント配線板の製造方法。 - 【請求項2】絶縁基板(9)の表面に第1回目のメッキ
レジスト(5)を形成する工程と、 メッキレジスト(5)形成後に無電解メッキを施して第
1回目のパターン(6a)を形成する工程と、 第1回目のパターン(6a)を形成した後にメッキレジ
スト(5)を剥離する工程と、 その後、絶縁基板(9)の表面に前記パターン(6a)
を覆う第2回目のメッキレジスト(7)を形成する工程
と、 メッキレジスト(7)形成後に無電解メッキを施して第
2回目のパターン(6b)を形成する工程と、 パターン(6b)を形成した後にメッキレジスト(7)
を剥離する工程とからなる、ことを特徴とする請求項1
に記載のプリント配線板の製造方法。 - 【請求項3】絶縁基板(16)の表面にフラッシュメッ
キを施して金属メッキ層(11)を形成する工程と、 金属メッキ層(11)の表面に第1回目のメッキレジス
ト(12)を形成する工程と、 メッキレジスト(12)形成後に電解メッキを施して第
1回目のパターン(13a)を形成する工程と、 パターン(13a)を形成した後にメッキレジスト(1
2)を剥離する工程と、 その後、金属メッキ層(11)の表面に前記パターン
(13a)を覆う第2回目のメッキレジスト(14)を
形成する工程と、 メッキレジスト(14)形成後に電解メッキを施して第
2回目のパターン(13b)を形成する工程と、 パターン(13b)を形成した後にメッキレジスト(1
4)を剥離する工程と、 最終のパターンを形成した後に金属メッキ層(11)を
削除するためにソフトエッチングを施す工程とからな
る、ことを特徴とする請求項1に記載のプリント配線板
の製造方法。 - 【請求項4】絶縁基板(27)に形成された金属箔(2
1)の表面にエッチングレジスト(22)を形成する工
程と、 金属箔(21)にエッチングを施して第1回目のパター
ン(23)を形成する工程と、 その後、エッチングレジスト(22)を剥離する工程
と、 パターン(23)を形成した後に前記パターン(23)
を覆うメッキレジスト(24)を形成する工程と、 メッキレジスト(24)形成後に無電解メッキを施して
第2回目のパターン(25)を形成する工程と、 パターン(25)を形成した後にメッキレジスト(2
4)を剥離する工程とからなる、ことを特徴とする請求
項1に記載のプリント配線板の製造方法。 - 【請求項5】絶縁基板(27)に形成された金属箔(2
1)の表面にエッチングレジスト(22)を形成する工
程と、 金属箔(21)にエッチングを施して第1回目のパター
ン(23)を形成する工程と、 その後、エッチングレジスト(22)を剥離する工程
と、 パターン(23)と絶縁基板(27)との表面にフラッ
シュメッキを施して金属メッキ層(11)を形成する工
程と、 金属メッキ層(11)の表面にメッキレジスト(12)
を形成する工程と、 メッキレジスト(12)形成後に電解メッキを施して第
2回目のパターン(28)を形成する工程と、 パターン(28)を形成した後にメッキレジスト(1
2)を剥離する工程と、 最終のパターンを形成した後に金属メッキ層(11)を
削除するためにソフトエッチングを施す工程とからな
る、ことを特徴とする請求項1に記載のプリント配線板
の製造方法。 - 【請求項6】第2回目以降のパターン形成用のレジスト
(41)の穴開けをレーザで行う、ことを特徴とする請
求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のプリント
配線板の製造方法。 - 【請求項7】第2回目以降のパターン形成用のレジスト
形成において、該レジスト(46)の表面を平滑化す
る、ことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれ
か1項に記載のプリント配線板の製造方法。 - 【請求項8】最終のメッキレジスト(62)を剥離せず
に、パッド部(66)のみのメッキレジスト(62)を
除去して、パッド部(66)を露出させる、ことを特徴
とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の
プリント配線板の製造方法。 - 【請求項9】第2回目以降のパターン形成用のメッキレ
ジストを形成する際に、前回のメッキレジスト(12)
を除去せずに前回のメッキレジスト(12)の上に次回
のパターン形成用のメッキレジスト(67)を薄く形成
した後に、パターン(13b)を析出させたい箇所のみ
を除去してメッキレジスト(67)を形成する、ことを
特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記
載のプリント配線板の製造方法。 - 【請求項10】粗いピッチのパターン(1a,1b,1
c・・・)を複数回に分けてプリント配線板(2)の所
望の箇所のみに狭ピッチのパターン(1)を形成する、
ことを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1
項に記載のプリント配線板の製造方法。 - 【請求項11】金属箔(21)をエッチングして形成し
た断面形状が台形のパターン(23)と、メッキによっ
て形成した断面形状が角形のパターン(25)とが互い
に配置されて、狭ピッチのパターンを形成する、ことを
特徴とするプリント配線板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32731796A JPH10173315A (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | プリント配線板の製造方法およびプリント配線板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32731796A JPH10173315A (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | プリント配線板の製造方法およびプリント配線板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10173315A true JPH10173315A (ja) | 1998-06-26 |
Family
ID=18197797
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32731796A Pending JPH10173315A (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | プリント配線板の製造方法およびプリント配線板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10173315A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008251829A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Brother Ind Ltd | パターン形成方法及びパターン形成装置。 |
JP2022027927A (ja) * | 2019-12-10 | 2022-02-14 | 日東電工株式会社 | 配線回路基板の製造方法 |
US12016130B2 (en) | 2021-05-26 | 2024-06-18 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Method of manufacturing printed circuit board |
-
1996
- 1996-12-06 JP JP32731796A patent/JPH10173315A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008251829A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Brother Ind Ltd | パターン形成方法及びパターン形成装置。 |
JP2022027927A (ja) * | 2019-12-10 | 2022-02-14 | 日東電工株式会社 | 配線回路基板の製造方法 |
US12016130B2 (en) | 2021-05-26 | 2024-06-18 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Method of manufacturing printed circuit board |
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