JP2833315B2 - Tab用テープキャリア - Google Patents

Tab用テープキャリア

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JP2833315B2
JP2833315B2 JP264592A JP264592A JP2833315B2 JP 2833315 B2 JP2833315 B2 JP 2833315B2 JP 264592 A JP264592 A JP 264592A JP 264592 A JP264592 A JP 264592A JP 2833315 B2 JP2833315 B2 JP 2833315B2
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部 宏 之 岡
伯 雅 彦 佐
木 勝 美 鈴
部 則 夫 岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体素子用電子部
品、特に可撓性絶縁フィルム上にパターンを形成したT
AB用テープキャリアの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶ディスプレイの市場拡大に伴
ない、そのドライバーとしてTAB(Tape Automated Bo
nding)の需要も急増している。液晶ディスプレイは高精
度化する傾向にあり、TAB用テープキャリアも軽薄短
小化が急激に進んでいる。
【0003】TAB用テープキャリアとは、ポリイミド
などの可撓性のフィルム基材(絶縁フィルム)上に、I
C、LSIを実装するためのインナーリードや基板との
接合のためのアウターリードなどの導体パターンを形成
したものである。その製造のプロセスは以下の通りであ
る。
【0004】35mmまたは75mm幅の接着剤つき有
機フィルムに、パーフォレーションと呼ばれるガイド送
り孔、半導体チップとボンディングするためのデバイス
ホールなどをプレス加工して設けた後、銅箔などの導体
箔を前記フィルム上に熱圧着する。
【0005】次に、感光性有機レジスト塗料を導体箔上
に塗布し、所望のパターンを前記レジスト上にUV露光
し、専用現像液にて現像して形成する。これを塩化第2
鉄などのエッチング液により現像されたレジストパター
ン通りにエッチングし、その後不要となったレジスト類
を除去する。さらに、パターンの保護のためソルダーレ
ジストを塗布し、仕上げに金や半田、錫めっきなどの表
面処理を行なうものである。
【0006】図3は、従来のTAB用テープキャリアの
一例を示す部分断面図である。図3において、1は導体
パターン、2はソルダーレジスト、3はフィルム基材
(絶縁フィルム)をそれぞれ示す。
【0007】チップの高集積化に伴なってテープキャリ
ア上に形成されるパターン2も狭ピッチ化が進み、ます
ますパターン2内の電気的絶縁に関する信頼性が要求さ
れるようになってきた。
【0008】これに対し、従来技術としてはエポキシ系
などの絶縁レジストを微細メッシュをきったスクリーン
を通して印刷し、5〜50μm厚程度のソルダーレジス
を形成するものが一般的である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記スクリ
ーン印刷法では、絶縁レジストの塗布むらや塗布後の流
れ、にじみ等が生じやすく、また塗布寸法精度も100
μm以上とあまり良くなく、今後のパターンの複雑化に
対応しきれないことが予想される。
【0010】さらに重要なことは、乾燥後のソルダーレ
ジスト塗布部の収縮による反りであり、これは出力リー
ド部の実装において位置ずれを生ずる大きな要因として
懸念されている。この反りは、フィルム基材3(樹脂)
とソルダーレジスト樹脂2の熱収縮率が大きく異なるた
めに生じるもので、ソルダーレジスト樹脂の改質などが
検討されているが、反りの問題を完全に解決するもので
はない。
【0011】本発明の目的は、前記従来技術の問題点を
解決し、電気絶縁層が位置精度良く形成され、さらに電
気絶縁層による反りを大幅に低減することができるTA
B用テープキャリアの製造方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によれば、絶縁フィルム上に銅箔の導体パター
ンを形成してなるTAB用テープキャリアの製造方法に
おいて、絶縁フィルム上に形成された銅箔上に感光性レ
ジストを塗布し、前記感光性レジストをフォトマスクを
用いて露光、現像した後、前記により現像された感光性
レジストから露出された銅箔をエッチングして表面に感
光性レジストを有する導体パターンを形成し、前記導体
パターン表面の感光性レジストを再露光、現像すること
により、電気絶縁を必要とする導体パターンを露出さ
せ、当該露出導体パターン上に電着塗装法による電気絶
縁層を形成することを特徴とするTAB用テープキャリ
の製造方法が提供される。
【0013】以下に本発明をさらに詳細に説明する。
【0014】本発明の要旨は各導体パターンにおいて電
気絶縁を必要とする部分に、電着塗膜を用いたことにあ
る。即ち、エッチングにより形成された導体パターンに
おいて、電気絶縁を必要とする部分を再露光、再現像
し、その露出導体部分に電着塗装法により電気絶縁層を
形成させる。この電気絶縁層形成範囲はUV露光により
決定されるため、その位置精度はスクリーン印刷法に比
べ極めて良好であり、また、どんなに複雑な形状にも対
応することができる。
【0015】また、前記電着塗膜は導体パターンにおけ
る電気絶縁を必要とする部分にのみ形成され、フィルム
基材とは接触しないため、熱収縮によるフィルム反りへ
の絶縁層の寄与はほとんど無視し得る。
【0016】前記電着塗装に要求される条件としては絶
縁性が良好であることの他に、塗膜析出の電流密度が高
くないこと(1〜10 A/dm2程度)、塗膜の乾燥温度が
高温でないこと(100〜180℃程度)などが挙げら
れる。
【0017】次に本発明のTAB用テープキャリアの製
造方法の一例について説明する。図1は本発明の方法に
より製造されるTAB用テープキャリアの一例を示す部
分断面図で、フィルム基材3上に形成された導体パター
ンにおける電気絶縁を必要とする部分1の断面を示した
ものである。
【0018】前記導体パターンにおける電気絶縁を必要
とする部分1とは、他のIC部材等と電気的に接続する
必要のない導体パターン部分をいう。
【0019】まず、フィルムの基材(絶縁フィルム)3
にガイド送り孔、デバイスホールなどをプレス加工して
設け、これに導体パターンとなる金属箔を接着剤を介し
て熱圧着する。
【0020】次に、常法により前記金属箔上に感光性有
機レジスト塗料を塗布し、所望のパターンを前記レジス
ト上にUV露光し、現像して形成する。これをエッチン
グ液により前記金属箔をパターンエッチングし、感光性
レジストを除去せず、電気絶縁を必要とする導体パター
ン1部分を再露光、再現像して露出させ、電着塗装法に
て電気絶縁層5を形成する。
【0021】電着塗料としては、例えばエマルジョン型
樹脂系のものを挙げることができる。通常、3〜5 A/d
m2、30〜60秒にて電着し、20μm厚前後の絶縁塗
膜を得る。この塗膜を焼付けて電気絶縁層5が形成され
る。
【0022】その後、不要となった感光レジスト等を除
去し、表面処理を行いTAB用テープキャリアを作製す
ることができる。
【0023】
【実施例】以下に本発明を実施例に基づき具体的に説明
する。
【0024】所望のパターンを銅箔上に露光、現像した
TAB用テープキャリア材料において、銅箔パターンの
エッチング加工後に感光性レジストを除去せず、前記銅
箔パターンにおける電気絶縁エリアを再露光し、これを
現像した。次に電着塗料槽を通過させ現像により露出さ
れた前記銅箔パターンにおける電気絶縁必要部分に電着
により絶縁塗膜を形成した。
【0025】電着塗料はエマルジョン型樹脂系のものを
用い、4 A/dm2で40秒にて電着し、20μm厚の電着
塗膜を得た。150℃で5分間、電着塗膜の焼付を行な
うことにより、密着性に優れた電気絶縁層(16μm
厚)が得られた。
【0026】その後、不要となった感光レジスト等を除
去し、表面処理を行ないTAB用テープキャリアを完成
した。
【0027】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、本発明の製造方法によるTAB用テープキャ
リアにおいては、UV露光の採用により絶縁パターンの
位置寸法精度が非常に良く、1μm単位で絶縁エリアを
制御できる。さらに、スクリーン印刷法では不可能な複
雑な形状のパターン形状も可能となった。また、本発明
の製造方法によれば、銅箔のエッチングの際に用いた感
光性レジストを電着塗装による電気絶縁層の形成の際に
も用いることができるので、電着塗装時のマスキング作
業を有利に進めることができる。
【0028】一方、アウターボンディング時に問題とな
るテープキャリアの反りも、絶縁層20μm厚の場合
に、スクリーン印刷法では図2で示す反り量hが3mm
以上生じるが、本発明の製造方法によるテープキャリア
においては、1mm以下に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法により製造されるTAB用テ
ープキャリアの一例を示す部分断面図である。
【図2】TAB用テープキャリアの反り量を示す説明図
である。
【図3】従来のTAB用テープキャリアの一例を示す部
分断面図である。
【符号の説明】
1 導体パターン(電気絶縁を必要とする部分) 2 ソルダーレジスト 3 フィルム基材(絶縁フィルム) 5 電気絶縁層 7 TAB用テープキャリア h 反り量(mm)
フロントページの続き (72)発明者 岡 部 則 夫 茨城県土浦市木田余町3550番地 日立電 線株式会社 システムマテリアル研究所 内 (56)参考文献 特開 平2−185051(JP,A) 特開 昭63−301591(JP,A) 特開 平5−121616(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/60 311 H05K 3/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁フィルム上に銅箔の導体パターンを
    成してなるTAB用テープキャリアの製造方法におい
    て、絶縁フィルム上に形成された銅箔上に感光性レジス
    トを塗布し、前記感光性レジストをフォトマスクを用い
    て露光、現像した後、前記により現像された感光性レジ
    ストから露出された銅箔をエッチングして表面に感光性
    レジストを有する導体パターンを形成し、前記導体パタ
    ーン表面の感光性レジストを再露光、現像することによ
    り、電気絶縁を必要とする導体パターンを露出させ、当
    該露出導体パターン上に電着塗装法による電気絶縁層を
    形成することを特徴とするTAB用テープキャリアの製
    造方法
JP264592A 1992-01-10 1992-01-10 Tab用テープキャリア Expired - Fee Related JP2833315B2 (ja)

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