JPH10172970A - 配線形成方法 - Google Patents

配線形成方法

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JPH10172970A
JPH10172970A JP32833696A JP32833696A JPH10172970A JP H10172970 A JPH10172970 A JP H10172970A JP 32833696 A JP32833696 A JP 32833696A JP 32833696 A JP32833696 A JP 32833696A JP H10172970 A JPH10172970 A JP H10172970A
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JP
Japan
Prior art keywords
wiring
resist
forming
substrate
molybdenum
Prior art date
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Pending
Application number
JP32833696A
Other languages
English (en)
Inventor
Ikunori Kobayashi
郁典 小林
Hiroshi Sano
浩 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP32833696A priority Critical patent/JPH10172970A/ja
Publication of JPH10172970A publication Critical patent/JPH10172970A/ja
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  • Thin Film Transistor (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低抵抗で微細な配線をAlの消失といった不
良が生じることなく実現できる配線形成方法を得る。 【解決手段】 基板11上に、下層15aがモリブデン
またはモリブデン合金,上層15bがアルミニウムまた
はアルミニウム合金である配線15をフォトリソグラフ
ィにより形成する配線形成方法において、レジストを塗
布する前に基板11を洗浄して100℃以上150℃以
下で加熱乾燥させる。あるいは、二価アルコールまたは
三価アルコールを含んだ現像液にてレジストを現像す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、薄膜トランジス
タ(以下TFTと記す)アレイ等における配線形成方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2ないし図6に、従来からあるガラス
基板上に多結晶シリコン(Si)膜を形成した薄膜トラ
ンジスタアレイの製造方法の一例を示す。まず、図2に
おいて、SiOx 膜よりなるアンダーコート膜12が形
成されたガラス基板11上に、所定のパターンの多結晶
Si膜13を形成する。多結晶Si膜13上の全面に、
酸化シリコン(SiOx )膜よりなるゲート絶縁膜14
を形成し、ゲート配線15を構成するためのモリブデン
(Mo)膜15aとアルミニウム(Al)膜15bを順
次基板全面に製膜する。
【0003】次に、図3に示すように、フォトリソグラ
フィにより所定の形状のゲート配線15に加工する。次
に、図4に示すように、TFTを駆動するための回路部
および画素電極のスイッチング素子を形成するため、所
定の領域にp型およびn型のトランジスタを形成できる
ように、レジスト16を用いて所定の領域にパターンを
形成する。
【0004】そして、図5に示すように、前述のゲート
配線15とそのレジストパターンをそれぞれマスクとし
てボロン(B)またはリン(P)を各々選択的に注入す
る工程を繰り返してp型半導体領域17およびn型半導
体領域18を形成する。次に、図6に示すように、Si
x 膜よりなる第1層間絶縁膜19、透明導電膜よりな
る画素電極20、SiOx 膜よりなる第2層間絶縁膜2
1を作製した後、ゲート配線15および画素電極20上
の一部を開口し、Alとチタン(Ti)との積層膜から
なるソース・ドレイン配線22を形成する。その後、窒
化シリコン(SiNx )膜よりなるパッシベーション膜
23の形成と、水素雰囲気中での熱処理による半導体層
の活性化を経て多結晶SiTFTアレイが完成する。な
お、24は駆動回路部、25は画素部である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、図
3に示すように、フォトリソグラフィにより所定の形状
のゲート配線15に加工する際に、通常レジストを塗布
する前に、基板を水により洗浄し、160℃程度に加熱
して乾燥させる工程があった。しかしながら、この時、
加熱によってAl膜15bが円形状に消失するという課
題が発生した。この課題は、特にAl膜15bが150
nm以下の薄膜である時に顕著であった。
【0006】また、図3に示すゲート配線15の加工時
においてフォトリソグラフィに用いられるレジストはポ
ジ型であるが、このレジストを現像する工程において、
現像液によってAl膜15bがエッチングされてAlが
円形状に消失するという問題が発生した。さらに、図5
に示す所定の領域にp型およびn型のトランジスタを形
成するためにレジスト16を用いて所定の領域にパター
ンを形成する工程においても、レジストを現像する現像
液によってゲート配線15の上層のAlがエッチングさ
れてAlが完全に消失するという課題が発生した。
【0007】したがって、この発明の目的は、低抵抗で
微細な配線をAlの消失といった不良が生じることなく
実現できる配線形成方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の配線形成
方法は、基板上に、下層がモリブデンまたはモリブデン
合金,上層がアルミニウムまたはアルミニウム合金であ
る配線をフォトリソグラフィにより形成する方法であっ
て、レジストを塗布する前に基板を洗浄して100℃以
上150℃以下で加熱乾燥させることを特徴とするもの
である。
【0009】請求項1記載の配線形成方法によると、ポ
ジ型のレジストを用いたフォトリソグラフィ工程におい
て、基板を洗浄して100℃以上150℃以下で加熱乾
燥させることにより、加熱による配線上層のAlの消失
を防ぐことができ、低抵抗で微細な配線を形成できる。
請求項2記載の配線形成方法は、基板上に、下層がモリ
ブデンまたはモリブデン合金,上層がアルミニウムまた
はアルミニウム合金である配線をフォトリソグラフィに
より形成する方法であって、二価アルコールまたは三価
アルコールを含んだ現像液にてレジストを現像すること
を特徴とするものである。
【0010】二価アルコールまたは三価アルコールとし
ては、エチレングリコールまたはグリセリンを使用す
る。請求項2記載の配線形成方法によると、二価アルコ
ールまたは三価アルコールを含んだ現像液中ではAlの
エッチング速度は低下し、ポジ型のレジストを用いたフ
ォトリソグラフィによる配線を形成する工程において、
レジストを現像する現像液によって配線上層のAlが消
失せず、低抵抗で微細な配線を形成できる。
【0011】請求項3記載の配線形成方法は、基板上
に、下層がモリブデンまたはモリブデン合金,上層がア
ルミニウムまたはアルミニウム合金である配線をフォト
リソグラフィにより形成する方法であって、配線の一部
をレジストにて被覆する際に、二価アルコールまたは三
価アルコールを含んだ現像液にてレジストを現像して被
覆することを特徴とするものである。
【0012】二価アルコールまたは三価アルコールとし
ては、エチレングリコールまたはグリセリンを使用す
る。請求項3記載の配線形成方法によると、二価アルコ
ールまたは三価アルコールを含んだ現像液中ではAlの
エッチング速度は低下し、ポジ型のレジストを用いたフ
ォトリソグラフィによる所定の領域にレジストパターン
を形成する工程において、レジストを現像する現像液に
よって配線上層のAlが消失しない。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態について
説明する。この実施の形態は、多結晶SiTFTアレイ
の製造における配線形成方法に関するものである。表1
に、AlとMoの積層構造の配線の形成に際し、フォト
リソグラフィにおける基板洗浄後の乾燥温度に対するA
lの消失不良状況およびレジスト密着性との関係を示
す。レジスト密着性は、エッチング後のパターン寸法と
レジスト寸法との差により判定した。
【0014】
【表1】
【0015】表1に示すように、乾燥温度を150℃以
下にすることにより、Alの円形状の消失不良は発生し
ない。しかしながら、乾燥温度が90℃ではレジストの
密着性が悪化して微細な配線を形成することができな
い。この結果から、図2ないし図6に示した薄膜トラン
ジスタアレイの製造工程にて、ゲート配線15を形成す
るためにMo膜15aとAl膜15bを順次基板全面に
製膜して所定の形状のゲート配線15に加工するフォト
リソグラフィにおいて、基板洗浄後の乾燥温度を100
℃以上150℃以下にすることにより微細な低抵抗配線
を良好に形成できた。
【0016】次に、図1に、Al/Moの積層構造の配
線を形成した基板を、10%,20%,30%の各グリ
セリンの濃度を添加した現像液中に浸漬した時のAlの
エッチング速度を示す。グリセリンを30%添加した現
像液中では、Alは50Å/分程度でしかエッチングさ
れないため、通常現像時間が1.5分程度の現像工程で
は実用上問題ない。
【0017】そこで、図2ないし図6に示した薄膜トラ
ンジスタアレイの製造方法において、フォトリソグラフ
ィ工程中、グリセリンを30%添加した現像液を用いて
レジストを現像した。図3に示すAl/Moの積層構造
のゲート配線15を形成する工程において、ポジ型レジ
ストをグリセリンを添加した現像液にて現像すること
で、上層のAlが消失することなく微細で低抵抗なゲー
ト配線15を形成できた。また、図5に示す所定の領域
にp型およびn型のトランジスタを形成する工程におい
ても、レジストをグリセリンを添加した現像液にて現像
することで、上層のAlが消失することなくp型半導体
領域17ならびにn型半導体領域18を形成できた。
【0018】なお、グリセリンの代わりにエチレングリ
コールを添加した現像液でも同等の効果が得られた。ま
た、配線下層をモリブデン(Mo)の代わりにモリブデ
ン合金にて形成してもよく、配線上層をアルミニウム
(Al)の代わりにアルミニウム合金にて形成してもよ
い。
【0019】
【発明の効果】請求項1記載の配線形成方法によると、
ポジ型のレジストを用いたフォトリソグラフィ工程にお
いて、基板を洗浄して100℃以上150℃以下で加熱
乾燥させることにより、加熱による配線上層のAlの消
失を防ぐことができ、低抵抗で微細な配線を形成でき
る。
【0020】請求項2記載の配線形成方法によると、二
価アルコールまたは三価アルコールを含んだ現像液中で
はAlのエッチング速度は低下し、ポジ型のレジストを
用いたフォトリソグラフィによる配線を形成する工程に
おいて、レジストを現像する現像液によって配線上層の
Alが消失せず、低抵抗で微細な配線を形成できる。請
求項3記載の配線形成方法によると、二価アルコールま
たは三価アルコールを含んだ現像液中ではAlのエッチ
ング速度は低下し、ポジ型のレジストを用いたフォトリ
ソグラフィによる所定の領域にレジストパターンを形成
する工程において、レジストを現像する現像液によって
配線上層のAlが消失しない。
【0021】以上の結果、薄膜トランジスタ形成プロセ
スにおいて、アルミニウムとモリブデンの積層構造の低
抵抗で微細な配線をAlの消失といった不良が生じるこ
となく実現でき、多結晶SiTFTアレイのより一層の
開口率の向上,高解像度化,大型化が図れるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態における現像液中のAl
のエッチング速度を示すグラフである。
【図2】従来からある薄膜トランジスタの製造工程の断
面図である。
【図3】従来からある薄膜トランジスタの製造工程の断
面図である。
【図4】従来からある薄膜トランジスタの製造工程の断
面図である。
【図5】従来からある薄膜トランジスタの製造工程の断
面図である。
【図6】従来からある薄膜トランジスタの製造工程の断
面図である。
【符号の説明】
11 ガラス基板 12 アンダーコート膜 13 多結晶Si膜 14 ゲート絶縁膜 15 ゲート配線 15a モリブデン膜 15b アルミニウム膜 16 レジスト 17 p型半導体領域 18 n型半導体領域 19 第1層間絶縁膜 20 画素電極 21 第2層間絶縁膜 22 ソース・ドレイン配線 23 パッシベーション膜 24 駆動回路部 25 画素部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、下層がモリブデンまたはモリ
    ブデン合金,上層がアルミニウムまたはアルミニウム合
    金である配線をフォトリソグラフィにより形成する配線
    形成方法であって、レジストを塗布する前に前記基板を
    洗浄して100℃以上150℃以下で加熱乾燥させるこ
    とを特徴とする配線形成方法。
  2. 【請求項2】 基板上に、下層がモリブデンまたはモリ
    ブデン合金,上層がアルミニウムまたはアルミニウム合
    金である配線をフォトリソグラフィにより形成する配線
    形成方法であって、二価アルコールまたは三価アルコー
    ルを含んだ現像液にてレジストを現像することを特徴と
    する配線形成方法。
  3. 【請求項3】 基板上に、下層がモリブデンまたはモリ
    ブデン合金,上層がアルミニウムまたはアルミニウム合
    金である配線をフォトリソグラフィにより形成する配線
    形成方法であって、前記配線の一部をレジストにて被覆
    する際に、二価アルコールまたは三価アルコールを含ん
    だ現像液にて前記レジストを現像して被覆することを特
    徴とする配線形成方法。
  4. 【請求項4】 二価アルコールまたは三価アルコールが
    エチレングリコールまたはグリセリンであることを特徴
    とする請求項2または請求項3記載の配線形成方法。
JP32833696A 1996-12-09 1996-12-09 配線形成方法 Pending JPH10172970A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009054836A (ja) * 2007-08-28 2009-03-12 Mitsubishi Electric Corp Tft基板及びその製造方法
JP2009237270A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Mitsubishi Electric Corp パターン形成方法、及び配線構造、並びに電子機器

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