JPH1017278A - クレーンの安全装置 - Google Patents

クレーンの安全装置

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Publication number
JPH1017278A
JPH1017278A JP18860096A JP18860096A JPH1017278A JP H1017278 A JPH1017278 A JP H1017278A JP 18860096 A JP18860096 A JP 18860096A JP 18860096 A JP18860096 A JP 18860096A JP H1017278 A JPH1017278 A JP H1017278A
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JP
Japan
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arm
outer cylinder
limit
movable rod
inner cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP18860096A
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English (en)
Inventor
Takayuki Suzuki
隆之 鈴木
Kenju Fujita
健樹 藤田
Koichi Madarame
弘一 斑目
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アーム支持体に俯仰可能に設けられたアーム
が俯仰限度に達したことを確実に検出できるようにす
る。 【解決手段】 俯仰限度検出装置27を構成する可動ロ
ッド29とリミットスイッチ31とを、ジブストッパ1
7を構成する外筒20と内筒21のうち外筒20側にの
み設ける構成とする。これにより、例えば外筒20と内
筒21との間に隙間がある場合でも、タワージブ8が俯
仰限度に達したときには、内筒21に設けた取付フラン
ジ22の突出部22Aに押圧された可動ロッド29が、
リミットスイッチ31の操作レバー31Aを確実に押圧
することができる。この結果、タワージブ8が俯仰限度
に達したことを確実に検出でき、例えばタワージブ8の
俯仰動作を速やかに停止させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば建設現場に
おける高所への資材運搬等に好適に用いられるクレーン
に装備された安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、高層ビル等の建設現場において
は、通常、地上から高所への資材運搬等を行うために油
圧クレーンが用いられる。
【0003】この種の油圧クレーンは、一般に、主巻ド
ラム、補巻ドラムおよび俯仰ドラムを備えたクレーン本
体と、該クレーン本体に俯仰動可能に設けられたブーム
と、該ブームの先端側に俯仰動可能に設けられたジブ
と、該ジブの先端側から垂下され、主巻ドラムに巻回さ
れた主巻ロープに吊り下げられた荷吊フックとからなっ
ている。そして、該油圧クレーンは、俯仰ドラムに俯仰
ロープを巻取ることによりブームを起立させた状態で、
補巻ドラムに補巻ロープを巻取ってジブを俯仰動させ、
該ジブの先端側を所望の高さに上昇させた後、主巻ドラ
ムに主巻きロープを巻取ることにより、荷吊フックに吊
下した資材を運搬するものである。
【0004】ここで、油圧クレーンは、通常、クレーン
本体に対するブームの俯仰角度が過大となるのを防止す
るブームストッパと、ブームに対するジブの俯仰角度が
過大となるのを防止するジブストッパとを備えている。
【0005】そして、この種のストッパ(ブームストッ
パ)は、例えば、実開昭61−206598号公報等に
開示されているように、一端側がクレーン本体に回動可
能に取付けられ他端側が開口端となった中空の外筒と、
一端側が該外筒内に摺動可能に挿入され他端側がブーム
に回動可能に取付けられた内筒とからなっている。そし
て、該ストッパは、ブームが俯仰限度に達したときに外
筒内を摺動する内筒が圧縮ばねを介して外筒の開口端側
に弾性的に当接することにより、それ以上のブームの俯
仰動作を規制するようになっている。
【0006】ここで、ストッパによってブームの俯仰動
作が規制されたときには、例えばオペレータが俯仰ドラ
ムを停止させて俯仰ロープの巻取り動作を停止すること
により、俯仰ロープが過巻き状態となるのを防止する必
要がある。
【0007】このため、上述の油圧クレーンでは、スト
ッパの内筒に一端側が固定され他端側が外筒側に伸長し
たロッドと、外筒に回動可能に設けられた警報アームと
からなる安全装置を備えている。そして、該安全装置
は、ブームが俯仰限度に達して内筒が外筒の開口端側近
傍に達したとき、ロッドの他端側によって警報アームを
押圧してこれを回動させ、オペレータが回動した警報ア
ームを目視することにより、ブームが俯仰限度に達した
ことを報知するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の如き
従来技術による油圧クレーンでは、ストッパを構成する
外筒と内筒との間に、内筒が外筒内を摺動変位するのを
許す隙間が形成されている。また、外筒とクレーン本体
との連結部にはクレーン本体に対する外筒の回動を許す
ための隙間があり、内筒とブームとの連結部にはブーム
に対する内筒の回動を許すための隙間がある。
【0009】これに対し、安全装置は、ロッドの一端側
が内筒側に固定され、該ロッドの他端側によって押圧さ
れる警報アームが外筒側に設けられているため、ブーム
が俯仰限度に達してストッパの内筒が外筒の開口端側に
弾性的に当接したときに、外筒と内筒との間の隙間等に
よってロッドと警報アームとがすれ違いを生じてしま
い、警報アームを確実に押圧できなくなるという問題が
ある。
【0010】また、一端側が内筒に固定されたロッド
は、その軸方向中間部が外筒に固定されたフランジ等に
摺動可能に挿通される構成となっているため、例えば内
筒と外筒との間の隙間によってロッドが内筒に対して傾
きを生じた場合には、内筒が外筒内を摺動する間にロッ
ドの軸方向中間部に外力が作用し、該ロッドが屈曲して
適正に警報アームを押圧できなくなるという問題があ
る。
【0011】そして、ロッドによって警報アームを押圧
できない場合には、ブームが俯仰限度に達したとして
も、警報アームによるオペレータへの報知が適正に行わ
れないため、俯仰ドラムが過巻き状態となって俯仰ロー
プに過大な張力が発生し、該俯仰ロープの耐久性が低下
してしまう等の問題がある。
【0012】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、アーム支持体に俯仰可能に設けられたア
ームが俯仰限度に達したことを確実に検出できるように
したクレーンの安全装置を提供することを目的としてい
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明は、アーム支持体と、該アーム支持体に俯
仰動可能に設けられたアームと、前記アーム支持体と該
アームとの間に設けられ前記アーム支持体に対するアー
ムの俯仰限度を設定するストッパと、該ストッパに設け
られ前記アームが俯仰限度に達したことを検出する俯仰
限度検出手段とからなるクレーンの安全装置に適用され
る。
【0014】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、前記ストッパは、一端側が前記アーム支持体ま
たはアームのうち一方に回動可能に連結され他端側が開
口端となった外筒と、一端側が該外筒内に摺動可能に挿
入され他端側が該外筒から突出して前記アーム支持体ま
たはアームのうち他方に回動可能に連結され、前記アー
ムが俯仰限度に達したときに前記外筒の開口端側に弾性
的に当接して該アームの俯仰動作を規制する内筒とを有
し、前記俯仰限度検出手段は、前記外筒に設けられ前記
アームが俯仰限度に達したときに前記内筒に押圧されて
軸方向に変位する可動ロッドと、前記外筒に設けられ該
可動ロッドの変位に基づいて前記アームが俯仰限度に達
したことを検出するスイッチ手段とから構成したことに
ある。
【0015】上記構成によれば、アーム支持体に対する
アームの俯仰動作に応じてストッパの内筒が外筒内を摺
動し、アームが俯仰限度に達したときに内筒が外筒の開
口端側に圧縮ばね等を介して弾性的に当接することによ
り、アームの俯仰動作が規制される。このとき、外筒に
設けられた可動ロッドが内筒に押圧されて軸方向に変位
すると、スイッチ手段が該可動ロッドの変位に基づいて
アームが俯仰限度に達したことを検出する。この場合、
可動ロッドとスイッチ手段とを共にストッパの外筒に設
ける構成としたから、例えば外筒と内筒との間等に隙間
があったとしても、当該隙間にかかわらずスイッチ手段
によって可動ロッドの変位を確実に検出することができ
る。
【0016】また、請求項2の発明は、前記ストッパ
は、一端側が前記アーム支持体またはアームのうち一方
に回動可能に連結され他端側が開口端となった外筒と、
一端側が該外筒内に摺動可能に挿入され他端側が該外筒
から突出して前記アーム支持体またはアームのうち他方
に回動可能に連結され、前記アームが俯仰限度に達した
ときに前記外筒の開口端側に弾性的に当接して該アーム
の俯仰動作を規制する内筒とを有し、前記俯仰限度検出
手段は、前記内筒に設けられ前記アームが俯仰限度に達
したときに前記外筒に押圧されて軸方向に変位する可動
ロッドと、前記内筒に設けられ該可動ロッドの変位に基
づいて前記アームが俯仰限度に達したことを検出するス
イッチ手段とから構成したことにある。
【0017】上記構成によれば、ストッパの内筒が外筒
の開口端側に弾性的に当接してアームの俯仰動作が規制
されるとき、内筒に設けられた可動ロッドが外筒に押圧
されて軸方向に変位すると、スイッチ手段が該可動ロッ
ドの変位に基づいてアームが俯仰限度に達したことを検
出する。この場合、可動ロッドとスイッチ手段とを共に
ストッパの内筒に設ける構成としたから、例えば外筒と
内筒との間等に隙間があったとしても、当該隙間にかか
わらずスイッチ手段によって可動ロッドの変位を確実に
検出することができる。
【0018】さらに、請求項3の発明は、前記アーム支
持体はクレーン本体に俯仰動可能に設けられたブームに
より構成し、前記アームは該ブームの先端側に俯仰動可
能に設けられたジブにより構成したことにある。
【0019】上記構成によれば、ストッパの内筒が外筒
の開口端側に弾性的に当接することにより、ブームに対
するジブの俯仰動作が規制されると、俯仰限度検出手段
のスイッチ手段が、可動ロッドの変位に基づいてジブが
俯仰限度に達したことを確実に検出する。
【0020】また、請求項4の発明は、前記アーム支持
体はクレーン本体により構成し、前記アームは該クレー
ン本体に俯仰動可能に設けられたブームにより構成した
ことにある。
【0021】上記構成によれば、ストッパの内筒が外筒
の開口端側に弾性的に当接してクレーン本体に対するブ
ームの俯仰動作が規制されると、俯仰限度検出手段のス
イッチ手段が、可動ロッドの変位に基づいてブームが俯
仰限度に達したことを確実に検出する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ説明する。
【0023】まず、図1ないし図5は本発明による第1
の実施例をタワークレーンに適用した状態で示してい
る。
【0024】図において、1は下部走行体、2は該下部
走行体1上に旋回可能に設けられた上部旋回体を示し、
該上部旋回体2上にはA型フレーム3が配設されてい
る。また、該上部旋回体2には、主巻ドラム4、補巻ド
ラム5および俯仰ドラム6が設けられている。
【0025】7は基端側が上部旋回体2の前部に起伏可
能に設けられたアーム支持体としてのタワーブームで、
該タワーブーム7は堅固な骨組構造をなし、その上端側
には後述するタワージブ8を俯仰動可能に支持する支持
フレーム7Aが設けられている。そして、該タワーブー
ム7は、後述のブーム俯仰ロープ11を俯仰ドラム6に
よって巻取ることにより図示の如く起立し、この状態で
タワージブ8を俯仰動可能に支持するものである。
【0026】8はタワーブーム7の先端側に俯仰動可能
に設けられたアームとしてのタワージブを示し、該タワ
ージブ8は堅固な骨組構造を有している。そして、該タ
ワージブ8は、後述の補巻ロープ15を補巻ドラム5に
よって巻取る、または巻出すことによりタワーブーム7
に対して俯仰動し、荷物を運搬すべき高さを調整するも
のである。
【0027】9は一端側が主巻ドラム4に巻回された主
巻ロープで、該主巻ロープ9の他端側はタワージブ8の
先端側から垂下される荷吊フック10に巻回されてい
る。そして、主巻ロープ9が主巻ドラム4に巻取られる
ことにより、荷吊フック10がタワージブ8の先端側で
荷物を吊上げるようになっている。
【0028】11は一端側がタワーブーム7の先端側に
ブラケット12を介して取付けられたブーム俯仰ロープ
を示し、該ブーム俯仰ロープ11の他端側は俯仰ドラム
6に巻回され、該ブーム俯仰ロープ11を俯仰ドラム6
に巻取ることによってタワーブーム7が起立する。
【0029】13はタワーブーム7の先端側にブラケッ
ト12を介して揺動可能に取付けられた三角形状のスイ
ングレバーを示し、該スイングレバー13とタワージブ
8の先端側とはジブ支持ロープ14を介して連結されて
いる。
【0030】15は一端側が補巻ドラム5に巻回され、
他端側がスイングレバー13に連結された補巻ロープを
示し、該補巻ロープ15は補巻ドラム5に巻取られ、ま
たは補巻ドラム5から巻出されることによりスイングレ
バー13を揺動させるものである。そして、補巻ロープ
15が補巻ドラム5に巻取られたときには、スイングレ
バー13およびジブ支持ロープ14を介してタワージブ
8が上向きに起立し、補巻ロープ15が補巻ドラム5か
ら巻出されたときには、スイングレバー13およびジブ
支持ロープ14を介してタワージブ8が下向きに傾くよ
うになっている。
【0031】16は上部旋回体2とタワーブーム7との
間に設けられ、タワーブーム7の俯仰限度を設定するブ
ームストッパ、17はタワーブームとタワージブ8との
間に設けられ、タワージブ8の俯仰限度を設定するジブ
ストッパをそれぞれ示し、該各ストッパ16,17はほ
ぼ同一の構成を有するものである。
【0032】そして、ジブストッパ17は、図2ないし
図4に示すように、一端側がタワーブーム7の支持フレ
ーム7Aにブラケット18およびピン19を介して回動
可能に連結され、他端側が開口端20Aとなった円筒状
の外筒20と、一端側が該外筒20内に摺動可能に挿通
され、他端側が該外筒20の開口端20Aから外部に突
出した円筒状の内筒21とからなっている。
【0033】ここで、内筒21は、その他端側に固着さ
れた板状の取付フランジ22と、該取付フランジ22の
上面側に二股状に突設された一対の支持ブラケット2
3,23とを含んで構成され、タワージブ8の長手方向
中間部に固着されたジブ側ブラケット24を、ピン25
を介して各支持ブラケット23間に軸支することによ
り、内筒21の他端側がタワージブ8に回動可能に連結
される構成となっている。なお、取付フランジ22は、
図4に示すように、後述する可動ロッド29を押圧すべ
くその外周縁の一部が径方向外側まで延在した突出部2
2Aを有している。
【0034】26は内筒21に挿通され、外筒20の他
端側に固着されたばね受フランジ20Bと内筒21の取
付フランジ22との間に縮装された圧縮ばねで、該圧縮
ばね26は内筒21を外筒20から突出する方向に常時
付勢している。
【0035】そして、ジブストッパ17は、タワージブ
8がタワーブーム7に対して俯仰動するのに応じて外筒
20内で内筒21を摺動変位させ、タワージブ8が俯仰
限度に達したときには、図5に示すように外筒20のば
ね受フランジ20Bと内筒21の取付フランジ22との
間で圧縮ばね26が圧縮され、該圧縮ばね26を介して
内筒21の取付フランジ22が外筒20のばね受フラン
ジ20B(開口端20A側)に弾性的に当接することに
より、タワージブ8の俯仰動作を規制するものである。
【0036】27はジブストッパ17に設けられた俯仰
限度検出装置を示し、該俯仰限度検出装置27は、外筒
20の他端側外周面に上側ブラケット28A,下側ブラ
ケット28Bを介して軸方向に移動可能に支持された棒
状の可動ロッド29と、該可動ロッド29の下方に位置
して外筒20の他端側外周面にブラケット30を介して
取付けられたリミットスイッチ31とからなっている。
【0037】ここで、可動ロッド29の軸方向中間部に
は、該可動ロッド29を上側ブラケット28A,下側ブ
ラケット28Bに対して抜止めする一対の抜止板29
A,29Bが着脱可能に取付けられ、該抜止板29Aと
下側ブラケット28Bとの間には弱ばね32が縮装され
ている。そして、該弱ばね32は、前記圧縮ばね26よ
りも小さなばね力を有し、可動ロッド29を上向きに常
時付勢するものである。
【0038】33は可動ロッド29の上端側に設けら
れ、内筒21に固着された取付フランジ22の突出部2
2Aに対向する高さ調整ボルトで、該高さ調整ボルト3
3の可動ロッド29からの突出長を調整することによ
り、内筒21の取付フランジ22に押圧された可動ロッ
ド29の変位量(ストローク)を調整できるようになっ
ている。
【0039】また、リミットスイッチ31は、その操作
レバー31Aが可動ロッド29の下端面に対向するよう
に設けられ、軸方向下向きに変位する可動ロッド29に
よって操作レバー31Aが押圧されることにより、例え
ば補巻ドラム5の作動を制御するコントローラ(図示せ
ず)に信号を出力し、補巻ドラム5による補巻ロープ1
5の巻取り動作を停止させるようになっている。
【0040】本実施例による油圧クレーンは上述の如き
構成を有するもので、該油圧クレーンを用いて高所への
資材運搬等を行う場合には、まず、俯仰ドラム6によっ
てブーム俯仰ロープ11を巻取ることにより、図1に示
すようにタワーブーム7をほぼ直立状態に起立させる。
【0041】次に、補巻ドラム5によって補巻ロープ1
5を巻取ることにより、スイングレバー13およびジブ
支持ロープ14を介してタワージブ8を上向きに起立さ
せる。このとき、ジブストッパ17の内筒21はタワー
ジブ8の俯仰動作に応じて外筒20内に収容され、外筒
20からの内筒21の突出長は、タワージブ8が起立す
るのに伴って減少していく。
【0042】そして、タワージブ8が俯仰限度に達した
ときには、図5に示すように、内筒21の大部分が外筒
20内に収容されるようになり、外筒20のばね受フラ
ンジ20Bと内筒21の取付フランジ22との間で圧縮
ばね26が圧縮されていく。これにより、内筒21の取
付フランジ22が圧縮ばね26を介して外筒20の開口
端20A側に弾性的に当接し、タワージブ8の俯仰動作
が規制される。
【0043】このとき、取付フランジ22の突出部22
Aが、高さ調整ボルト33に当接してこれを下向きに押
圧することにより、可動ロッド29が弱ばね32の付勢
力に抗して下向きに変位する。そして、可動ロッド29
の下端面がリミットスイッチ31の操作レバー31Aを
押圧することにより、リミットスイッチ31は、例えば
補巻ドラム5の作動を制御するコントローラ(図示せ
ず)に信号を出力し、補巻ドラム5による補巻ロープ1
5の巻取り動作を停止させる。
【0044】かくして、本実施例によれば、可動ロッド
29をジブストッパ17を構成する外筒20側に設ける
と共に、リミットスイッチ31を外筒20側に設けるこ
とにより、俯仰限度検出装置27を構成する可動ロッド
29とリミットスイッチ31とを、いずれも外筒20側
のみに配置している。
【0045】このため、例えばジブストッパ17を構成
する外筒20と内筒21との間等に隙間がある場合で
も、取付フランジ22の突出部22Aに押圧された可動
ロッド29は、下向きに変位しつつリミットスイッチ3
1の操作レバー31Aを確実に押圧することができる。
【0046】この結果、ジブストッパ17によってタワ
ージブ8の俯仰動作が規制されたときには、補巻ドラム
5による補巻ロープ15の巻取動作を確実に停止させる
ことができ、補巻ロープ15等に過大な張力が作用して
しまう不具合を回避できる。
【0047】また、可動ロッド29は、各ブラケット2
8A,28Bを介して軸方向に移動可能に取付けられ、
その両端側が自由端となっているから、内筒21からの
押圧力以外の外力が可動ロッド29に作用し、該可動ロ
ッド29が屈曲等を生じる不具合をも確実に回避するこ
とができる。
【0048】次に、図6は本発明による第2の実施例を
示している。なお、本実施例では上述した第1の実施例
と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略
するものとする。
【0049】図において、41は本実施例による俯仰限
度検出装置を示し、該俯仰限度検出装置41は第1の実
施例による俯仰限度検出装置27と同様に、可動ロッド
29とリミットスイッチ31とからなるものの、該可動
ロッド29とリミットスイッチ31とが、共に内筒21
側に設けられている点で異なっている。
【0050】42は外筒20の開口端20A側に固着さ
れたばね受フランジで、該ばね受フランジ42は、その
外周縁の一部が径方向外側まで延在した突出部42Aを
有し、該突出部42Aによって可動ロッド29を押圧で
きるようになっている。
【0051】43は内筒21の他端側に固着された取付
フランジを示し、該取付フランジ43の上面側には、タ
ワージブ8に固着されたジブ側ブラケット24をピン2
5を介して回動可能に軸支する一対の支持ブラケット4
4(1個のみ図示)が突設され、本実施例では、取付フ
ランジ43および支持ブラケット44を含んで内筒21
が構成されている。
【0052】そして、該内筒21を構成する支持ブラケ
ット44には、上側ブラケット45A,下側ブラケット
45Bを介して可動ロッド29が軸方向に移動可能に取
付けられると共に、ブラケット46を介してリミットス
イッチ31が取付けられている。
【0053】ここで、可動ロッド29は、高さ調整ボル
ト33が外筒20に固着されたばね受フランジ42の突
出部42Aに対向するように下向きに配設され、弱ばね
32は可動ロッド29を下向きに常時付勢している。そ
して、リミットスイッチ31は、操作レバー31Aを可
動ロッド29の上端面に対向させている。
【0054】本実施例は上述の如き構成を有するもの
で、タワージブ8が俯仰限度に達し、ジブストッパ17
を構成する外筒20のばね受フランジ42と内筒21の
取付フランジ43との間で圧縮ばね26が圧縮される
と、内筒21の取付フランジ43が圧縮ばね26を介し
て外筒20の開口端20A側に弾性的に当接し、タワー
ジブ8の俯仰動作が規制される。
【0055】このとき、ばね受フランジ42の突出部4
2Aが、可動ロッド29の高さ調整ボルト33を上向き
に押圧することにより、可動ロッド29が弱ばね32の
付勢力に抗して上向きに変位する。これにより、リミッ
トスイッチ31の操作レバー31Aが可動ロッド29に
よって押圧され、リミットスイッチ31は、例えば補巻
ドラム5の作動を制御するコントローラ(図示せず)に
信号を出力し、補巻ドラム5による補巻ロープ15の巻
取り動作を停止させる。
【0056】かくして、本実施例によれば、可動ロッド
29をジブストッパ17を構成する内筒21側に設ける
と共に、リミットスイッチ31を内筒21側に設けるこ
とにより、俯仰限度検出装置27を構成する可動ロッド
29とリミットスイッチ31とを、いずれも内筒21側
のみに配置している。
【0057】このため、例えばジブストッパ17を構成
する外筒20と内筒21との間等に隙間がある場合で
も、ばね受フランジ42の突出部42Aに押圧された可
動ロッド29は、上向きに変位しつつリミットスイッチ
31の操作レバー31Aを確実に押圧することができ
る。この結果、ジブストッパ17によってタワージブ8
の俯仰動作が規制されたときには、補巻ドラム5による
補巻ロープ15の巻取動作を確実に停止させることがで
きる。
【0058】次に、図7および図8は本発明による第3
の実施例を示し、本実施例では、アーム支持体としての
上部旋回体2(クレーン本体)とアームとしてのタワー
ブーム7との間に設けられたブームストッパ16に後述
の俯仰限度検出装置60を設けている。なお、本実施例
では前記各実施例と同一の構成要素に同一の符号を付
し、その説明を省略するものとする。
【0059】図において、ブームストッパ16は、一端
側が上部旋回体2にブラケット51およびピン52を介
して回動可能に連結され、他端側が開口端53Aとなっ
た円筒状の外筒53と、一端側が該外筒53内に摺動可
能に挿通され、他端側が該外筒53の開口端53Aから
外部に突出した円筒状の内筒54とからなっている。
【0060】ここで、内筒54は、その他端側に固着さ
れた板状の取付フランジ55と、該取付フランジ55の
上面側に二股状に突設された一対の支持ブラケット56
(1個のみ図示)とを含んで構成され、タワーブーム7
の長手方向中間部に固着されたブーム側ブラケット57
を、ピン58を介して支持ブラケット56に軸支するこ
とにより、内筒54の他端側がタワーブーム7に回動可
能に連結される構成となっている。
【0061】59は内筒54に挿通され、外筒53の他
端側に固着されたばね受フランジ53Bと内筒54の取
付フランジ55との間に縮装された圧縮ばねで、該圧縮
ばね59は内筒54を外筒53から突出する方向に常時
付勢している。
【0062】そして、ブームストッパ16は、タワーブ
ーム7が上部旋回体2に対して俯仰動するのに応じて外
筒53内で内筒54を摺動変位させ、タワーブーム7が
俯仰限度に達したときには、外筒53のばね受フランジ
53Bと内筒54の取付フランジ55との間で圧縮ばね
59が圧縮され、該圧縮ばね59を介して内筒54の取
付フランジ55が外筒53のばね受フランジ53B(開
口端53A側)に弾性的に当接することにより、タワー
ブーム7の俯仰動作を規制するものである。
【0063】60はブームストッパ16に設けられた俯
仰限度検出装置を示し、該俯仰限度検出装置60は、前
記各実施例と同様に可動ロッド29およびリミットスイ
ッチ31等からなっている。
【0064】ここで、可動ロッド29は、上側ブラケッ
ト61Aおよび下側ブラケット61Bを介して、ブーム
ストッパ16を構成する外筒53の他端側外周面に配設
され、弱ばね32は可動ロッド29を上向きに常時付勢
している。そして、高さ調整ボルト33は、内筒54に
固着された取付フランジ55の突出部55Aに対向させ
ている。また、リミットスイッチ31は、操作レバー3
1Aを可動ロッド29の下端面に対向させている。
【0065】本実施例は上述の如き構成を有するもの
で、ブーム起伏ロープ11を俯仰ドラム6に巻取ること
によりタワーブーム7が俯仰限度に達し、ブームストッ
パ16を構成する外筒53のばね受フランジ53Bと内
筒54の取付フランジ55との間で圧縮ばね59が圧縮
されていく、内筒54の取付フランジ55が圧縮ばね5
9を介して外筒53の開口端53A側に弾性的に当接
し、タワーブーム7の俯仰動作が規制される。
【0066】このとき、取付フランジ55の突出部55
Aが、可動ロッド29の高さ調整ボルト33を下向きに
押圧することにより、可動ロッド29が弱ばね32の付
勢力に抗して下向きに変位する。これにより、リミット
スイッチ31の操作レバー31Aが可動ロッド29によ
って押圧され、リミットスイッチ31は、例えば俯仰ド
ラム6の作動を制御するコントローラ(図示せず)に信
号を出力し、俯仰ドラム6によるブーム俯仰ロープ11
の巻取り動作を停止させる。
【0067】かくして、本実施例によれば、可動ロッド
29をブームストッパ16を構成する外筒53側に設け
ると共に、リミットスイッチ31を外筒53側に設ける
ことにより、俯仰限度検出装置60を構成する可動ロッ
ド29とリミットスイッチ31とを、いずれも外筒53
側のみに配置している。
【0068】このため、例えばブームストッパ16を構
成する外筒53と内筒54との間等に隙間がある場合で
も、取付フランジ55の突出部55Aに押圧された可動
ロッド29は、下向きに変位しつつリミットスイッチ3
1の操作レバー31Aを確実に押圧することができる。
この結果、ブームストッパ16によってタワーブーム7
の俯仰動作が規制されたときには、俯仰ドラム6による
ブーム俯仰ロープ11の巻取動作を確実に停止させるこ
とができる。
【0069】次に、図9は本発明による第4の実施例を
示している。なお、本実施例では上述した第3の実施例
と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略
するものとする。
【0070】図において、71は本実施例による俯仰限
度検出装置を示し、該俯仰限度検出装置71は第3の実
施例による俯仰限度検出装置60と同様に可動ロッド2
9とリミットスイッチ31とからなるものの、該可動ロ
ッド29とリミットスイッチ31とが、共に内筒54側
に設けられている点で異なっている。
【0071】72は外筒53の開口端53A側に固着さ
れたばね受フランジで、該ばね受フランジ72は、その
外周縁の一部が径方向外側まで延在した突出部72Aを
有し、該突出部72Aによって可動ロッド29を押圧で
きるようになっている。
【0072】73は内筒54の他端側に固着された取付
フランジを示し、該取付フランジ73の上面側には、タ
ワーブーム7に固着されたブーム側ブラケット57をピ
ン58を介して回動可能に軸支する一対のブラケット7
4(1個のみ図示)が突設され、本実施例では、取付フ
ランジ73およびブラケット74を含んで内筒54が構
成されている。
【0073】そして、該内筒54を構成するブラケット
74には、上側ブラケット75A,下側ブラケット75
Bを介して可動ロッド29が軸方向に移動可能に取付け
られると共に、ブラケット76を介してリミットスイッ
チ31が取付けられている。
【0074】ここで、可動ロッド29は、高さ調整ボル
ト33が外筒53に固着されたばね受フランジ72の突
出部72Aに対向するように下向きに配設され、弱ばね
32は可動ロッド29を下向きに常時付勢している。そ
して、リミットスイッチ31は、操作レバー31Aを可
動ロッド29の上端面に対向させるようにして、ブラケ
ット76を介して支持ブラケット44に設けられてい
る。
【0075】本実施例は上述の如き構成を有するもの
で、タワーブーム7が俯仰限度に達し、ブームストッパ
16を構成する外筒53のばね受フランジ72と内筒5
4の取付フランジ73との間で圧縮ばね59が圧縮され
ると、内筒54の取付フランジ73が圧縮ばね59を介
して外筒53の開口端53A側に弾性的に当接し、タワ
ーブーム7の俯仰動作が規制される。
【0076】このとき、ばね受フランジ72の突出部7
2Aが、可動ロッド29の高さ調整ボルト33を上向き
に押圧することにより、可動ロッド29が弱ばね32の
付勢力に抗して上向きに変位する。これにより、リミッ
トスイッチ31の操作レバー31Aが可動ロッド29に
よって押圧され、リミットスイッチ31は、例えば補巻
ドラム5の作動を制御するコントローラ(図示せず)に
信号を出力し、補巻ドラム5による補巻ロープ15の巻
取り動作を停止させる。
【0077】かくして、本実施例によれば、可動ロッド
29をブームストッパ16を構成する内筒54側に設け
ると共に、リミットスイッチ31を内筒54側に設ける
ことにより、俯仰限度検出装置71を構成する可動ロッ
ド29とリミットスイッチ31とを、いずれも内筒54
側のみに配置している。
【0078】このため、例えば外筒53と内筒54との
間等に隙間がある場合でも、ばね受フランジ72の突出
部72Aに押圧された可動ロッド29は、上向きに変位
しつつリミットスイッチ31の操作レバー31Aを確実
に押圧することができる。この結果、ブームストッパ1
6によってタワーブーム7の俯仰動作が規制されたとき
には、俯仰ドラム6によるブーム俯仰ロープ11の巻取
動作を確実に停止させることができる。
【0079】なお、前記第1,第2の実施例では、ジブ
ストッパ17を構成する外筒20の一端側をタワーブー
ム7側に連結し、内筒21の他端側をタワージブ8側に
連結した場合を例に挙げたが、本発明はこれに限るもの
ではなく、例えば外筒20の一端側をタワージブ8側に
連結し、内筒21の他端側をタワーブーム7側に連結す
る構成としてもよい。
【0080】また、前記第3,第4の実施例では、ブー
ムストッパ16を構成する外筒53の一端側を上部旋回
体2側に連結し、内筒54の他端側をタワーブーム7側
に連結した場合を例に挙げたが、本発明はこれに限るも
のではなく、例えば外筒53の一端側をタワーブーム7
側に連結し、内筒54の他端側を上部旋回体2側に連結
する構成としてもよい。
【0081】さらに、前記各実施例では、可動ロッド2
9によってリミットスイッチ31の操作レバー31Aが
押圧されることにより、補巻ドラム5による補巻ロープ
15の巻取り動作を停止させるものとして説明したが、
本発明はこれに限らず、例えば警報ランプを点灯させた
り、警報ブザーを発声させる構成としてもよい。
【0082】そして、前記各実施例では、俯仰限度検出
装置を構成するスイッチ手段として接触式のリミットス
イッチ31を用いたが、本発明はこれに限らず、例えば
光電スイッチ等の非接触式のスイッチを適用してもよ
い。
【0083】また、前記実施例では、下部走行体1を有
するタワークレーンを例に挙げて説明したが、本発明は
これに限らず、例えば下部走行体等をもたない固定式の
タワークレーン等の種々の油圧クレーンにも適用するこ
とができる。
【0084】さらに、前記各実施例では油圧クレーンに
適用した場合を例に挙げたが、本発明はこれに限ること
なく、例えば、電動クレーンを含む各種クレーンに適用
することができる。
【0085】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、俯仰限度検出手段を構成する可動ロッドとスイッ
チ手段とをいずれもストッパの外筒側に設け、該外筒内
を摺動変位する内筒によって押圧された可動ロッドの変
位をスイッチ手段によって検出する構成としたから、例
えば外筒と内筒との間等に隙間等がある場合でも、アー
ムが俯仰限度に達して可動ロッドが変位したときに、こ
の可動ロッドの変位をすれ違い等を生じることなくスイ
ッチ手段によって確実に検出することができる。この結
果、アームが俯仰限度に達したことをスイッチ手段によ
って確実に検出することができ、例えばアームの俯仰動
作を確実に停止させることができる。
【0086】また、可動ロッドは、内筒に押圧されるこ
とにより軸方向に変位する構成としたから、該可動ロッ
ドに対して内筒からの押圧力以外の外力が作用するのを
確実に回避でき、該可動ロッドが屈曲等を生じる不具合
を防止することができる。
【0087】また、請求項2の発明によれば、俯仰限度
検出手段を構成する可動ロッドとスイッチ手段とをスト
ッパの内筒側に設け、該内筒が外筒内を摺動変位すると
きに外筒によって押圧された可動ロッドの変位をスイッ
チ手段によって検出する構成としたから、例えば外筒と
内筒との間等に隙間等がある場合でも、アームが俯仰限
度に達して可動ロッドが変位したときに、この可動ロッ
ドの変位をすれ違い等を生じることなくスイッチ手段に
よって確実に検出することができる。
【0088】さらに、請求項3の発明によれば、ジブが
俯仰限度に達したことをスイッチ手段によって確実に検
出することができ、該ジブの俯仰動作を確実に停止させ
ることができる。
【0089】また、請求項4の発明によれば、ブームが
俯仰限度に達したことをスイッチ手段によって確実に検
出することができ、該ブームの俯仰動作を確実に停止さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたタワークレーンを示す全体
図である。
【図2】第1の実施例による俯仰限度検出装置をジブス
トッパと共に示す外観図である。
【図3】図2中の俯仰限度検出装置を拡大して示す外観
図である。
【図4】図3中の矢示IV−IV方向からみた断面図であ
る。
【図5】可動ロッドがリミットスイッチの操作レバーを
押圧した状態を示す図3と同様位置の外観図である。
【図6】第2の実施例による俯仰限度検出装置を拡大し
て示す外観図である。
【図7】第3の実施例による俯仰限度検出装置をブーム
ストッパと共に示す外観図である。
【図8】図7中の俯仰限度検出装置を拡大して示す外観
図である。
【図9】第4の実施例による俯仰限度検出装置を拡大し
て示す外観図である。
【符号の説明】
2 上部旋回体(アーム支持体) 7 タワーブーム(アーム、アーム支持体) 8 タワージブ(アーム) 16 ブームストッパ(ストッパ) 17 ジブストッパ(ストッパ) 20,53 外筒 21,54 内筒 27,41,60,71 俯仰限度検出装置(俯仰限度
検出手段) 29 可動ロッド 31 リミットスイッチ(スイッチ手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アーム支持体と、該アーム支持体に俯仰
    動可能に設けられたアームと、前記アーム支持体と該ア
    ームとの間に設けられ前記アーム支持体に対するアーム
    の俯仰限度を設定するストッパと、該ストッパに設けら
    れ前記アームが俯仰限度に達したことを検出する俯仰限
    度検出手段とからなるクレーンの安全装置において、 前記ストッパは、一端側が前記アーム支持体またはアー
    ムのうち一方に回動可能に連結され他端側が開口端とな
    った外筒と、一端側が該外筒内に摺動可能に挿入され他
    端側が該外筒から突出して前記アーム支持体またはアー
    ムのうち他方に回動可能に連結され、前記アームが俯仰
    限度に達したときに前記外筒の開口端側に弾性的に当接
    して該アームの俯仰動作を規制する内筒とを有し、 前記俯仰限度検出手段は、前記外筒に設けられ前記アー
    ムが俯仰限度に達したときに前記内筒に押圧されて軸方
    向に変位する可動ロッドと、前記外筒に設けられ該可動
    ロッドの変位に基づいて前記アームが俯仰限度に達した
    ことを検出するスイッチ手段とから構成してなるクレー
    ンの安全装置。
  2. 【請求項2】 アーム支持体と、該アーム支持体に俯仰
    動可能に設けられたアームと、前記アーム支持体と該ア
    ームとの間に設けられ前記アーム支持体に対するアーム
    の俯仰限度を設定するストッパと、該ストッパに設けら
    れ前記アームが俯仰限度に達したことを検出する俯仰限
    度検出手段とからなるクレーンの安全装置において、 前記ストッパは、一端側が前記アーム支持体またはアー
    ムのうち一方に回動可能に連結され他端側が開口端とな
    った外筒と、一端側が該外筒内に摺動可能に挿入され他
    端側が該外筒から突出して前記アーム支持体またはアー
    ムのうち他方に回動可能に連結され、前記アームが俯仰
    限度に達したときに前記外筒の開口端側に弾性的に当接
    して該アームの俯仰動作を規制する内筒とを有し、 前記俯仰限度検出手段は、前記内筒に設けられ前記アー
    ムが俯仰限度に達したときに前記外筒に押圧されて軸方
    向に変位する可動ロッドと、前記内筒に設けられ該可動
    ロッドの変位に基づいて前記アームが俯仰限度に達した
    ことを検出するスイッチ手段とから構成してなるクレー
    ンの安全装置。
  3. 【請求項3】 前記アーム支持体はクレーン本体に俯仰
    動可能に設けられたブームであり、前記アームは該ブー
    ムの先端側に俯仰動可能に設けられたジブである請求項
    1または2に記載のクレーンの安全装置。
  4. 【請求項4】 前記アーム支持体はクレーン本体であ
    り、前記アームは該クレーン本体に俯仰動可能に設けら
    れたブームである請求項1または2に記載のクレーンの
    安全装置。
JP18860096A 1996-06-28 1996-06-28 クレーンの安全装置 Pending JPH1017278A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000296992A (ja) * 1999-04-09 2000-10-24 Hitachi Constr Mach Co Ltd タワークレーンの安全装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000296992A (ja) * 1999-04-09 2000-10-24 Hitachi Constr Mach Co Ltd タワークレーンの安全装置

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