JPH1017194A - 画像形成装置に搭載された自動原稿搬送装置 - Google Patents

画像形成装置に搭載された自動原稿搬送装置

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JPH1017194A
JPH1017194A JP16709696A JP16709696A JPH1017194A JP H1017194 A JPH1017194 A JP H1017194A JP 16709696 A JP16709696 A JP 16709696A JP 16709696 A JP16709696 A JP 16709696A JP H1017194 A JPH1017194 A JP H1017194A
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JP16709696A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Fukano
博司 深野
Hiromasa Matsuura
広昌 松浦
Akihiro Tsuno
昭弘 津野
Masaya Takai
真哉 高井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、画像形成装置にトラブルが発生し
たときの未露光の原稿の除去作業をオペレータが行なう
のを不要にすることができるとともに、未露光の原稿が
露光済みの原稿と混合されるのを防止して、未露光の原
稿を原稿載置台に再セットするときにオペレータの操作
ミスが発生するのを防止することができる画像形成装置
に搭載された自動原稿搬送装置を提供するものである。 【解決手段】 両面原稿の搬送モードまたは片面原稿の
搬送モードで原稿を搬送している最中に複写機1から転
写紙のジャム検知によるトラブル信号をコントローラ10
1が検知したとき、両面原稿の搬送モード時または片面
原稿の搬送モード時に本来排紙されるべき排紙トレイと
異なる排紙トレイ上に未露光の原稿を排紙するようにし
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ装置等の画像形成装置に搭載された自動原稿搬送装
置に関し、詳しくは、複数の原稿束から原稿を1枚ずつ
分離して露光位置に搬送し、露光位置で読取りが終了し
た原稿を2つの原稿排紙台の何れか一方に選択的に排紙
することができる自動原稿搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から複写機、ファクシミリ装置等の
画像形成装置にあっては、両面原稿および片面原稿の両
方の原稿の画像形成作業が可能なようになっており、こ
のような画像形成装置にあっては、原稿載置台に載置さ
れた原稿束から原稿を1枚分離して露光位置に搬送した
後、露光が終了した原稿を両面搬送モードおよび片面搬
送モードに応じた異なる原稿排紙台に排紙するようにな
っている。
【0003】従来のこの種の自動原稿搬送装置として
は、例えば、特開平3−171162号公報に記載され
たようなものがある。このものにあっては、片面モード
で原稿を露光する際には、原稿載置台上から分離された
原稿をコンタクトガラス上の露光位置に搬送・停止し、
露光の終了後に原稿の表裏面を反転して自動原稿搬送装
置の上面に設けられた第1の原稿受け皿に排紙し、両面
モードで原稿を読取る際には原稿載置台上から分離され
た原稿をコンタクトガラス上の露光位置に搬送・停止
し、読取りが終了後に原稿の表裏面を反転させて再びコ
ンタクトガラス上の所定位置に搬送・停止させ、裏面の
露光が終了した原稿の裏表面を反転させることなしに自
動原稿搬送装置の側方から突出する第2の原稿受け皿に
排紙するようにしている。
【0004】このように原稿の種類に応じて異なる原稿
受け皿に原稿を排紙することにより、原稿の頁順を揃え
ることができ、原稿の取り出し性を向上させることがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の自動原稿搬送装置にあっては、自動原稿搬送
装置で原稿を搬送している最中に、画像形成装置本体に
何等かのトラブルが発生した場合、例えば、画像形成装
置の転写紙搬送路で原稿のジャムが発生した場合や画像
形成装置の本体カバーを不用意に開放した場合等に、自
動原稿搬送装置内で搬送中の原稿が停止されてしまうた
め、この原稿をオペレータが自動原稿搬送装置から取り
除かなければならず、余計な原稿の除去作業が必要にな
るという問題があった。
【0006】そこで本発明は、画像形成装置にトラブル
が発生したときの未露光の原稿の除去作業をオペレータ
が行なうのを不要にすることができるとともに、除去さ
れた未露光の原稿を現在の搬送モードで排紙されるべき
排紙トレイと異なる排紙トレイ上に排紙することで、未
露光の原稿が露光済みの原稿と混合されるのを防止し
て、未露光の原稿を原稿載置台に再セットするときにオ
ペレータの操作ミスが発生するのを防止することができ
る画像形成装置に搭載された自動原稿搬送装置を提供す
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するために、画像形成装置に搭載された
自動原稿搬送装置であって、複数の原稿からなる原稿束
を載置可能な原稿載置台と、該原稿載置台に載置された
原稿束から原稿を1枚ずつ分離して露光位置に向かって
搬送する分離・搬送手段と、該分離・搬送手段によって
露光位置に向かって搬送された原稿を露光位置上に搬送
するとともに、読取りが終了した原稿を露光位置から搬
出する搬入・搬出手段と、該搬入・搬出手段によって露
光位置から搬出された原稿を表裏面を反転させずにその
まま直線経路を通して本自動原稿搬送装置または画像形
成装置の側方から突出する第1原稿排紙台に排紙する第
1排紙位置、表裏面を反転させて返送経路を通して再び
露光位置に返送する返送位置、および露光位置に返送さ
れた原稿を表裏面を反転させて反転経路を通して本自動
原稿搬送装置の上面に設けられた第2原稿排紙台上に排
紙する第2排紙位置に切換え可能な排紙手段と、を備
え、両面原稿の搬送モードと片面原稿の搬送モードに応
じて原稿を前記第1原稿排紙台または第2原稿排紙台の
何れか一方に排紙するようにした自動原稿搬送装置にお
いて、画像形成装置から発生するトラブル信号を検知す
る検知手段と、該検知手段によってトラブル信号を検知
したとき、両面原稿の搬送モード時または片面原稿の搬
送モード時に本来排紙されるべき排紙トレイと異なる排
紙トレイ上に未露光の原稿を排紙するように前記分離・
搬送手段、搬入・搬出手段および排紙手段を制御する制
御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0008】その場合、画像形成装置にトラブルが発生
したときに未露光の原稿が現在の搬送モードで排紙され
るべき排紙トレイと異なる排紙トレイ上に自動的に排紙
されるので、原稿の除去作業をオペレータが行なうのを
不要にすることができる。また、除去された未露光の原
稿が現在の搬送モードで排紙されるべき排紙トレイと異
なる排紙トレイ上に排紙されるので、未露光の原稿が露
光済みの原稿と混合されることがなく、未露光の原稿の
みが原稿載置台に再セットされオペレータの操作ミスが
発生することがない。
【0009】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項1記載の発明において、前記トラブル
信号が、画像形成装置の転写紙搬送路中で転写紙のジャ
ムが発生したときのジャム検知信号であることを特徴と
している。その場合、画像形成装置において転写紙のジ
ャムが発生したときに未露光の原稿が現在の搬送モード
で排紙されるべき排紙トレイと異なる排紙トレイ上に直
ちに排紙され、未露光の原稿が原稿載置台に短時間で再
セットされる。したがって、画像形成作業時間が増大す
ることがない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1、2は本発明に係る画像形成装
置に搭載される自動原稿搬送装置の一実施形態を示す図
である。なお、画像形成装置としては、複写機、ファク
シミリ装置等に適用することができるが、本実施形態は
画像形成装置として複写機に適用した例を示している。
【0011】まず、構成を説明する。図1、2におい
て、1は画像形成装置としての複写機であり、この複写
機1の上面にはコンタクトガラス2が設けられている。
また、複写機1の上部には自動原稿搬送装置(以下、単
にADFという)3が設けられており、このADF3は
コンタクトガラス2を開閉するように複写機1に図示し
ないヒンジ等を介して連結されている。
【0012】このADF3は、複数の原稿からなる原稿
束Pを載置可能な原稿載置台としての原稿トレイ4と、
原稿トレイ4に載置された原稿束から原稿を1枚ずつ分
離してコンタクトガラス2に向かって搬送する分離・搬
送手段5と、分離・搬送手段5によってコンタクトガラ
ス2に向かって搬送された原稿をコンタクトガラス2上
の露光位置に搬送・停止させるとともに、コンタクトガ
ラス2の下方に配設された複写機1の読取手段(公知の
露光ランプ、ミラー、レンズ等)により読取りが終了し
た原稿をコンタクトガラス2から搬出する搬入・搬出手
段6と、搬入・搬出手段6によってコンタクトガラス2
の露光位置から搬出された原稿を複写機1の側方から突
出する第1排紙トレイ(第1原稿排紙台)8または原稿
トレイ4の下方に配設された第2排紙トレイ(第2原稿
排紙台)9の何れか一方に排紙する排紙手段7と、から
構成されている。なお、第1排紙トレイ8はADF3の
側方から突出するように設けても良い。
【0013】分離・搬送手段5は、呼出しコロ10、給紙
コロ11、リバースコロ12、プルアウト駆動コロ13、プル
アウト従動コロ14およびレジストセンサ15から構成され
ている。これら呼出しコロ10、給紙コロ11、リバースコ
ロ12、プルアウト駆動コロ13は給紙モータ100によって
駆動され、この給紙モータ100との間に歯車機構等の駆
動系を介して接続されている。
【0014】給紙モータ100はコントローラ101からの出
力信号によって駆動されるようになっており、コントロ
ーラ101は複写機1から給紙スタート信号が入力される
と、給紙モータ100を正・逆転駆動するようになってい
る。給紙モータ100が正転駆動されると、呼出しコロ10
が時計方向に回転して原稿束Pから最上位に位置する原
稿が給紙されるとともに、給紙コロ11およびリバースコ
ロ12が時計方向に回転されて原稿束Pから最上位の原稿
のみが分離される。この分離された原稿は反時計方向に
回転するプルアウト駆動コロ13とこれに連れ回りするプ
ルアウト従動コロ15に挟持されて給紙コロ11およびリバ
ースコロ12から引抜かれてコンタクトガラス2に向かっ
て搬送される。
【0015】この原稿の先端がレジストセンサ15によっ
て検知されると、コントローラ101はレジストセンサ15
からの出力信号に基づいて給紙モータ100を逆転駆動さ
せる。このとき、給紙モータ100と呼出しコロ10、給紙
コロ11、リバースコロ12およびプルアウト駆動コロ13の
間に介装された駆動系により呼出しコロ10と給紙コロ11
が停止され、プルアウト駆動コロ13が反時計方向に継続
して回転されるとともにリバースコロ12が時計方向に継
続して回転されることにより、後続する原稿が給紙コロ
121とリバースコロ12のニップ部に進入するのを防止し
て分離されないようになっている。
【0016】搬入・搬出手段6は搬送ベルト16と、この
搬送ベルト16の両端部に設けられた搬送ベルト駆動コロ
17および搬送ベルト従動コロ18と、搬送ベルト16の内部
に設けられ、搬送ベルト16をコンタクトガラス2に加圧
する複数の加圧コロ19と、から構成されている。搬送ベ
ルト駆動コロ17は搬送ベルトモータ102によって駆動さ
れるようになっており、このモータ102はレジストセン
サ15によって上述したように原稿の先端が検知されたと
き、コントローラ101からの信号に基づいて正転駆動す
ることにより、駆動コロ17を介して搬送ベルト16を駆動
して原稿をコンタクトガラス2上に搬送するようになっ
ている。
【0017】また、コントローラ101はレジストセンサ1
5が原稿の後端を検知したとき、この検知時点からの搬
送ベルトモータ102の回転パルスをカウントし、回転パ
ルスが所定値に達したときに、駆動コロ17の駆動を停止
して搬送ベルト16を停止することにより、原稿をコンタ
クトガラス2上の露光位置に停止させる。また、コント
ローラ101はレジストセンサ15によって原稿の後端が検
知された時点で、給紙モータ100を再び駆動し、後続す
る原稿を上述したように分離してコンタクトガラス2に
向かって搬送し、この原稿がレジストセンサ15によって
検知された時点からの給紙モータ100のパルスが所定パ
ルスに到達したときに、給紙モータ100を停止させて次
原稿を先出し待機させる。
【0018】そして、原稿がコンタクトガラス2の露光
位置に停止したとき、複写機1によって原稿の読取りが
行なわれるとともに、複写機1に設けられた感光体ドラ
ム等の像担持体等によって露光が行なわれる。この読取
りおよび露光が終了すると、コントローラ101には複写
機1から信号が入力されるため、コントローラ101はこ
の信号が入力すると、搬送ベルトモータ102を正転駆動
して、搬送ベルト16によって原稿をコンタクトガラス2
から排紙手段7に搬出する。
【0019】排紙手段7は、反転駆動コロ20、排紙従動
コロ21、反転ガイドコロ22、反転従動コロ23、第1切換
爪24、第2切換爪25、排紙駆動コロ26、排紙従動コロ2
7、反転センサ28および反転センサ29から構成され、反
転駆動コロ20、反転ガイドコロ22および排紙駆動コロ26
は排紙モータ103によって駆動されるようになってい
る。
【0020】第1切換爪24は第1ソレノイド104によっ
て切換駆動されるようになっており、片面原稿の排紙時
には、コンタクトガラス2と第1排紙トレイ8を連通す
るホームボジション位置(切換爪24の下面が原稿の搬送
路の一部を構成する)に待機したままの状態となってい
る。コントローラ101は、通常の片面原稿を搬送する片
面モードのとき(複写機1に設けられた操作部106によ
って片面モードを指定しなくても初期設定は片面モード
に設定されている)、第1ソレノイド104を駆動せずに
第1切換爪24をホームポジション位置に待機させるとと
もに、原稿の読取りおよび露光の終了後に搬送ベルトモ
ータ102を駆動するのと同時に排紙モータ103を駆動させ
る。このため、反転駆動コロ20および排紙従動コロ21に
よって挟持された原稿が第1排紙トレイ8に表裏面を反
転されずに直線的に排紙される。
【0021】一方、コントローラ101は複写機1に設け
られた操作部106によって両面モードが指定されたと
き、第1ソレノイド104を駆動して第1切換爪24をホー
ムポジション位置からコンタクトガラス2と反転経路30
を連通する位置に移動させるとともに(図1に示すよう
に切換爪24の上面が原稿の搬送路の一部を構成する)、
両面原稿の片面の読取りおよび露光の終了後に搬送ベル
トモータ102を駆動するのと同時に排紙モータ103を駆動
させる。このため、原稿は反転駆動コロ20および排紙従
動コロ21によって挟持された反転経路30に案内され、反
転ガイドコロ22によって第2切換爪25に向かって搬送さ
れる。
【0022】第2切換爪25は第2ソレノイド105によっ
て駆動されるようになっており、片面の読取りが終了し
た原稿がコンタクトガラス2から搬出される際には、第
2ソレノイド105によって駆動されずに反転経路30とコ
ンタクトガラス2の間に設けられた返送経路31を開放す
るホームボジション位置(図1に示すように第2切換爪
25の下面が原稿の搬送路の一部を構成する)に切換られ
るようになっている。
【0023】このため、コンタクトガラス2から搬出さ
れる原稿は、第1切換爪24によって反転経路30に搬送さ
れた後、第2切換爪25によって返送経路31に表裏面が反
転された状態で反転駆動コロ20および反転従動コロ23に
挟持されてコンタクトガラス2に返送される。反転経路
30上に設けられた反転センサ28によって原稿の先端が検
知されると、コントローラ101は搬送ベルトモータ102を
逆転駆動して搬送ベルト16を逆転駆動し、反転センサ28
によって原稿の先端が検知された時点からの搬送ベルト
モータ102の回転パルスが所定値に到達したときに原稿
をコンタクトガラス2上の露光位置に搬送したものと判
断して搬送ベルトモータ102を停止させる。
【0024】露光位置で原稿の読取りおよび露光が終了
すると、コントローラ101には複写機1から信号が入力
されるため、コントローラ101はこの信号が入力する
と、搬送ベルトモータ102を正転駆動し、さらに、第1
ソレノイド104を駆動するとともに第2ソレノイド105の
駆動を停止し、第1切換爪24によってコンタクトガラス
2と反転経路30を連通させるとともに、第2切換爪25に
よって反転経路31と第2排紙トレイ9を連通させること
により(第2切換爪25の上部が原稿の搬送路の一部を構
成する)、コンタクトガラス2から搬出される原稿は反
転駆動コロ20および反転従動コロ21に挟持されて搬送さ
れた後、排紙駆動コロ26および排紙従動コロ27によって
挟持されて第2排紙トレイ9上に排紙される。
【0025】なお、本実施形態では、第1切換爪24がコ
ンタクトガラス2と第1排紙トレイ8を連通する位置を
第1排紙位置、第1切換爪24および第2切換爪25がコン
タクトガラス2、反転経路30、返送経路31およびコンタ
クトガラス2をループ状に連通する位置を返送位置、第
1切換爪24および第2切換爪25がコンタクトガラス2、
反転経路30および第2排紙トレイ9を連通する位置を第
2排紙位置という。
【0026】複写機1とADF3はインターフェース10
7、108を介して接続されており、複写機1で何等かのト
ラブル、例えば、転写紙搬送路上で転写紙にジャムが発
生した場合に、複写機1のインターフェース107からA
DF3のインターフェース108を介してトラブル信号が
コントローラ101に出力されるようになっている。コン
トローラ101はこのトラブル信号が入力すると、分離・
搬送手段5、搬入・搬出手段6および排紙手段7を制御
して、両面原稿の搬送モード時または片面原稿の搬送モ
ード時に本来排紙されるべき排紙トレイ8または9と異
なる排紙トレイ9または8に未露光の原稿を排紙する。
本実施形態では、コントローラ101が検知手段および制
御手段を構成している。
【0027】次に、作用を説明する。 〈片面モードで片面原稿を搬送する場合の動作〉原稿ト
レイ4に複数の片面原稿からなる原稿束Pを載置して複
写機1の図示しないスタートスイッチを押下すると、イ
ンターフェース107、108を介して複写機1からADF3
に給紙スタート信号が入力される。
【0028】このとき、コントローラ101は給紙モータ1
00を正転駆動する。このため、呼出しコロ10が時計方向
に回転されて原稿束Pから最上位に位置する原稿が給紙
されるとともに、給紙コロ11およびリバースコロ12が時
計方向に回転されて原稿束Pから最上位の原稿のみが分
離される。この分離された原稿は反時計方向に回転する
プルアウト駆動コロ13とこれに連れ回りするプルアウト
従動コロ14に挟持されて給紙コロ11およびリバースコロ
12から引抜かれてコンタクトガラス2に向かって搬送さ
れる。
【0029】この原稿の先端がレジストセンサ15によっ
て検知されると、コントローラ101はレジストセンサ15
からの出力信号に基づいて給紙モータ100を逆転駆動さ
せるとともに搬送ベルトモータ102を正転駆動させる。
このとき、給紙モータ100と呼出しコロ10、給紙コロ1
1、リバースコロ12およびプルアウト駆動コロ13の間に
介装された駆動系により呼出しコロ10と給紙コロ11が停
止され、プルアウト駆動コロ13が反時計方向に継続して
回転されるとともにリバースコロ12が時計方向に継続し
て回転されることにより、後続する原稿が給紙コロ11と
リバースコロ12のニップ部に進入するのを防止して分離
されないようになっている。
【0030】この搬送に際してレジストセンサ15が原稿
の後端を検知したとき、コントローラ101はこの検知時
点からの搬送ベルトモータ102の回転パルスをカウント
し、回転パルスが所定値に達したときに、駆動コロ17の
駆動を停止して搬送ベルト16を停止することにより、原
稿をコンタクトガラス2上の露光位置に停止させる。ま
た、コントローラ101はレジストセンサ15によって原稿
の後端が検知された時点で、給紙モータ100を再び駆動
し、後続する原稿を上述したように分離してコンタクト
ガラス2に向かって搬送し、この原稿がレジストセンサ
15によって検知された時点からの給紙モータ100のパル
スが所定パルスに到達したときに、給紙モータ100を停
止させて次原稿を先出し待機させる。
【0031】そして、原稿がコンタクトガラス2の露光
位置に停止したとき、複写機1によって原稿の読取りお
よび露光が行なわれる。この読取りおよび露光が終了す
ると、インターフェース107、108を介してコントローラ
101には複写機1から再スタート信号が入力されるた
め、コントローラ101はこの信号が入力すると、搬送ベ
ルトモータ102を正転駆動して、搬送ベルト16によって
原稿をコンタクトガラス2から排紙手段7に搬出する。
【0032】このとき、第1切換爪24がホームポジショ
ン位置に待機しているため、コントローラ101が原稿の
読取りおよび露光の終了後に搬送ベルトモータ102を駆
動するのと同時に排紙モータ103を駆動させる。このた
め、反転駆動コロ20および排紙従動コロ21によって挟持
された原稿が表裏面を反転されずに第1排紙トレイ8に
直線的に排紙される。
【0033】一方、上述した原稿の読取りおよび露光動
作は原稿がコンタクトガラス2に搬送・停止されて待機
されるとともに、次原稿がコンタクトガラス2の上流側
に待機した状態で行なわれる。すなわち、読取手段によ
って原稿面に光を照射し、この原稿からの反射光を感光
体ドラムに担持させて潜像化した後、この潜像にトナー
に付着させ、次いで、搬送路上を搬送される転写紙にト
ナー像を転写した後、トナー像を定着装置に転写紙に定
着させる。
【0034】このとき、搬送路上で転写紙のジャムが発
生すると、インターフェース107、108を介して複写機1
からコントローラ101にトラブル信号が入力される。コ
ントローラ101はこのトラブル信号が入力すると、搬送
ベルトモータ102を正転駆動して、搬送ベルト16によっ
て未露光の原稿をコンタクトガラス2から排紙手段7に
搬出する。
【0035】また、コントローラ101は第1ソレノイド1
04を駆動するとともに第2ソレノイド105の駆動を停止
する。このため、第1切換爪24によってコンタクトガラ
ス2と反転経路30が連通されるとともに、第2切換爪25
によって反転経路30と第2排紙トレイ9が連通されるた
め、コンタクトガラス2から搬出される原稿が第2排紙
トレイ9上に排紙される。
【0036】また、コンタクトガラス2の上流側に先出
し待機された未露光の原稿を搬送するため、コントロー
ラ101はレジストセンサ15からの出力信号に基づいて給
紙モータ100を逆転駆動させることにより、給紙モータ1
00と呼出しコロ10、給紙コロ11、リバースコロ12および
プルアウト駆動コロ13の間に介装された駆動系により呼
出しコロ10と給紙コロ11を停止し、さらに、プルアウト
駆動コロ13を反時計方向に回転させるとともにリバース
コロ12を時計方向に継続して回転させて後続する原稿が
給紙コロ11とリバースコロ12のニップ部に進入するのを
防止しつつ先出しされた原稿をコンタクトガラス2に向
かって搬送し、上述したように搬入・搬出手段6および
排紙手段7を制御してこの未露光の原稿を第2排紙トレ
イ9上に排紙する。 〈両面モードで両面原稿を搬送する場合の動作〉原稿ト
レイ4に複数の両面原稿からなる原稿束Pを載置して複
写機1の図示しないスタートスイッチを押下すると、イ
ンターフェース107、108を介して複写機1からADF3
に給紙スタート信号が入力される。コントローラ101は
分離・搬送手段5および搬入・搬出手段6を制御して、
原稿をコンタクトガラス2に搬送・停止させるととも
に、後続する原稿をコンタクトガラス2の上流側に先出
し待機させる。
【0037】次いで、複写機1によって原稿の読取りお
よび露光が終了すると、コントローラ101に複写機1か
ら再スタート信号が入力されるため、コントローラ101
はこの信号が入力すると、搬送ベルトモータ102を正転
駆動して、搬送ベルト16によって原稿をコンタクトガラ
ス2から排紙手段7に向かって搬出する。また、コント
ローラ101は第1ソレノイド104を駆動して第1切換爪24
をホームポジション位置からコンタクトガラス2と反転
経路30を連通する位置に移動させるとともに、両面原稿
の片面の読取りおよび露光の終了後に搬送ベルトモータ
102を駆動するのと同時に排紙モータ103を駆動させる。
このため、反転駆動コロ20および排紙従動コロ21によっ
て挟持された原稿は反転経路30および反転ガイドコロ22
によって第2切換爪25に向かって搬送される。
【0038】また、搬送ベルトモータ102が駆動される
のと同時に、第2ソレノイド105が駆動されて切換爪25
がホームポジション位置から反転経路30と返送経路31を
連通する位置に切換えられるため、反転駆動コロ20およ
び排紙従動コロ21によって搬送される原稿は第2切換爪
25によって返送経路31に表裏面が反転された状態で反転
され、駆動コロ20および反転従動コロ23に挟持されてコ
ンタクトガラス2に返送される。
【0039】また、反転経路30上に設けられた反転セン
サ29によって原稿の先端が検知されると、コントローラ
101は搬送ベルトモータ102を逆転駆動して搬送ベルト16
を逆転駆動し、反転センサ28によって原稿の先端が検知
された時点からの搬送ベルトモータ102の回転パルスが
所定値に到達したときに原稿をコンタクトガラス2上の
露光位置に搬送して搬送ベルトモータ102を停止させ
る。
【0040】次いで、露光位置で原稿の読取りおよび露
光が終了すると、コントローラ101に複写機1から再ス
タート信号が入力されるため、コントローラ101はこの
信号が入力すると、搬送ベルトモータ102を正転駆動
し、さらに、第1ソレノイド104を駆動するとともに第
2ソレノイド105の駆動を停止する。このため、第1切
換爪24によってコンタクトガラス2と反転経路30が連通
されるとともに、第2切換爪25によって反転経路30と第
2排紙トレイ9が連通されるため、コンタクトガラス2
から搬出される原稿が第2排紙トレイ9上に排紙され
る。
【0041】一方、両面未露光または片面未露光の原稿
の読取りおよび露光中に搬送路上で転写紙のジャムが発
生すると、インターフェース107、108を介して複写機1
からコントローラ101にトラブル信号が入力される。コ
ントローラ101はこのトラブル信号が入力すると、搬送
ベルトモータ102を正転駆動して、搬送ベルト16によっ
て片面または両面が未露光の原稿をコンタクトガラス2
から排紙手段7に搬出する。
【0042】このとき、コントローラ101から第1ソレ
ノイド104に信号を出力するのを停止して第1切換爪24
をホームポジション位置に待機させることにより、コン
タクトガラス2と第1排紙トレイ8を連通させるととも
に、搬送ベルトモータ102を駆動するのと同時に排紙モ
ータ103を駆動させることにより、反転駆動コロ20およ
び排紙従動コロ21によって挟持された両面未露光または
片面未露光の原稿を第1排紙トレイ8に直線的に排紙す
る。
【0043】また、コンタクトガラス2の上流側に先出
し待機された両面未露光の原稿を搬送するため、コント
ローラ101はレジストセンサ15からの出力信号に基づい
て給紙モータ100を逆転駆動させることにより、給紙モ
ータ100と呼出しコロ10、給紙コロ11、リバースコロ12
およびプルアウト駆動コロ13の間に介装された駆動系に
より呼出しコロ10と給紙コロ11を停止し、さらに、プル
アウト駆動コロ13を反時計方向に回転させるとともにリ
バースコロ12を時計方向に継続して回転させて後続する
原稿が給紙コロ11とリバースコロ12のニップ部に進入す
るのを防止しつつ先出しされた原稿をコンタクトガラス
2に向かって搬送し、上述したように搬入・搬出手段6
および排紙手段7を制御してこの両面未露光の原稿を第
1排紙トレイ8上に排紙する。
【0044】このように本実施形態では、両面原稿の搬
送モードまたは片面原稿の搬送モードで原稿を搬送して
いる最中に複写機1から転写紙のジャム検知によるトラ
ブル信号をコントローラ101が検知したとき、両面原稿
の搬送モード時または片面原稿の搬送モード時に本来排
紙されるべき排紙トレイと異なる排紙トレイ上に未露光
の原稿を排紙するようにしている、すなわち、片面モー
ドのときには第1排紙トレイ8ではなく第2排紙トレイ
9に、また両面モードのときには第2排紙トレイ9では
なく第1排紙トレイ8に原稿を排紙するようにしている
ため、原稿の除去作業をオペレータが行なうのを不要に
することができる上に、未露光の原稿が露光済みの原稿
と混合されるのを防止して未露光の原稿のみを原稿トレ
イ4に再セットすることができ、オペレータの操作ミス
が発生するのを防止することができる。
【0045】また、複写機1から発生するトラブル信号
が複写機1の転写紙搬送路中で転写紙のジャムが発生し
たときのジャム検知信号であるため、複写機1に転写紙
のジャムが発生したときに未露光の原稿を現在の搬送モ
ードで排紙されるべき排紙トレイ8または9と異なる排
紙トレイ9または8に直ちに排紙することができる。こ
のため、未露光の原稿を排紙トレイ4に短時間で再セッ
トすることができ、画像形成作業時間が増大するのを防
止することができる。
【0046】なお、複写機1から発生するトラブル信号
としては、ジャム検知時に限らず、原稿の搬送中に複写
機1の本体カバーがオペレータによって不用意に開放さ
れた場合等に発生させるようにしたものであっても良
い。
【0047】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、原稿の除
去作業をオペレータが行なうのを不要にすることができ
る上に、未露光の原稿が露光済みの原稿と混合されるの
を防止して未露光の原稿のみを原稿載置台に再セットす
ることができ、オペレータの操作ミスが発生するのを防
止することができる。
【0048】請求項2記載の発明によれば、画像形成装
置において転写紙のジャムが発生したときに未露光の原
稿を現在の搬送モードで排紙されるべき排紙トレイと異
なる排紙トレイ上に直ちに排紙することができ、未露光
の原稿を原稿載置台に短時間で再セットすることができ
る。この結果、画像形成作業時間が増大するのを防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置に搭載された自動原
稿搬送装置の一実施形態の概略構成図である。
【図2】一実施形態の制御系のブロック図である。
【符号の説明】
1 複写機(画像形成装置) 2 コンタクトガラス(露光位置) 3 ADF(自動原稿搬送装置) 4 原稿トレイ(原稿載置台) 5 分離・搬送手段 6 搬入・搬出手段 7 排紙手段 8 第1排紙トレイ(第1原稿排紙台) 9 第2原稿排紙台(第2原稿排紙台) 101 コントローラ(検知手段、制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高井 真哉 愛知県名古屋市中区錦2丁目2番13号 リ コーエレメックス株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成装置に搭載された自動原稿搬送装
    置であって、 複数の原稿からなる原稿束を載置可能な原稿載置台と、 該原稿載置台に載置された原稿束から原稿を1枚ずつ分
    離して露光位置に向かって搬送する分離・搬送手段と、 該分離・搬送手段によって露光位置に向かって搬送され
    た原稿を露光位置上に搬送するとともに、読取りが終了
    した原稿を露光位置から搬出する搬入・搬出手段と、 該搬入・搬出手段によって露光位置から搬出された原稿
    を表裏面を反転させずにそのまま直線経路を通して本自
    動原稿搬送装置または画像形成装置の側方から突出する
    第1原稿排紙台に排紙する第1排紙位置、表裏面を反転
    させて返送経路を通して再び露光位置に返送する返送位
    置、および露光位置に返送された原稿を表裏面を反転さ
    せて反転経路を通して本自動原稿搬送装置の上面に設け
    られた第2原稿排紙台上に排紙する第2排紙位置に切換
    え可能な排紙手段と、を備え、 両面原稿の搬送モードと片面原稿の搬送モードに応じて
    原稿を前記第1原稿排紙台または第2原稿排紙台の何れ
    か一方に排紙するようにした自動原稿搬送装置におい
    て、 画像形成装置から発生するトラブル信号を検知する検知
    手段と、 該検知手段によってトラブル信号を検知したとき、両面
    原稿の搬送モード時または片面原稿の搬送モード時に本
    来排紙されるべき排紙トレイと異なる排紙トレイ上に未
    露光の原稿を排紙するように前記分離・搬送手段、搬入
    ・搬出手段および排紙手段を制御する制御手段と、を備
    えたことを特徴とする画像形成装置に搭載された自動原
    稿搬送装置。
  2. 【請求項2】前記トラブル信号が、画像形成装置の転写
    紙搬送路中で転写紙のジャムが発生したときのジャム検
    知信号であることを特徴とする請求項1記載の画像形成
    装置に搭載された自動原稿搬送装置。
JP16709696A 1996-06-27 1996-06-27 画像形成装置に搭載された自動原稿搬送装置 Pending JPH1017194A (ja)

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