JPH1017081A - パネル構造の箱状体 - Google Patents

パネル構造の箱状体

Info

Publication number
JPH1017081A
JPH1017081A JP8185479A JP18547996A JPH1017081A JP H1017081 A JPH1017081 A JP H1017081A JP 8185479 A JP8185479 A JP 8185479A JP 18547996 A JP18547996 A JP 18547996A JP H1017081 A JPH1017081 A JP H1017081A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
box
aluminum
shaped body
honeycomb core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8185479A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiichi Ueda
貴一 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Aircraft Industry Co Ltd
Original Assignee
Showa Aircraft Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Aircraft Industry Co Ltd filed Critical Showa Aircraft Industry Co Ltd
Priority to JP8185479A priority Critical patent/JPH1017081A/ja
Publication of JPH1017081A publication Critical patent/JPH1017081A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1に、軽量であると共に強度に優れ、第2
に、内外の断熱効果にも優れ、第3に、しかも高い電磁
波障害(EMI)の防止効果が得られ、第4にこれらが
簡単容易に実現される、シェルタ等のパネル構造の箱状
体を提案する。 【解決手段】 このパネル構造の箱状体は、縦横等に配
された骨組たる各コーナーフレーム間に、面板たるサン
ドイッチパネル8がそれぞれ組付けられ、全体的に箱状
をなすと共にドアを備え、内部に機器,機材,荷物,そ
の他の物品が収納され、移動も可能であると共に、電磁
波障害の防止効果が要求される。そして、この面板たる
サンドイッチパネル8は、芯材として、アルミニウム製
のハニカムコア10と紙や樹脂製のハニカムコア2とが
重積して用いられ、又、両表面板3およびハニカムコア
2,10間の介装板11として、アルミニウム製のプレ
ート板4が接合して用いられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パネル構造の箱状
体に関する。すなわち、コーナーフレーム間にサンドイ
ッチパネルが組付けられた箱状をなし、電磁波障害(E
MI)の防止効果が要求されるパネル構造の箱状体、例
えばシェルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のパネル構造の箱状体例えばシェ
ルタは、縦横に配された骨組たる各コーナーフレーム間
に、面板たるサンドイッチパネルがそれぞれ組付けら
れ、もって全体的に箱状をなすと共にドアを備え、内部
に機器,機材,荷物,その他の物品が収納され、移動も
可能となっている。そして、この種のパネル構造の箱状
体では、第1に、軽量かつ強度に優れ、第2に、内外の
断熱効果にも優れ、第3に、高い電磁波障害の防止効果
が得られること、が要求されている。
【0003】図3は、この種従来例に係るパネル構造の
箱状体の説明に供し、(1)図は要部の正断面分解説明
図、(2)図は要部の正断面説明図である。この図3に
示した従来例において、パネル構造の箱状体の面板たる
サンドイッチパネル1は、肉厚が35mm程度よりな
り、芯材としては、紙や樹脂製のハニカムコア2又はウ
レタン等の樹脂発泡体が用いられ、又、両表面板3とし
ては、アルミニウム製のプレート板4が用いられ、芯材
たるハニカムコア2の両開口端面等に接着剤5にて接着
されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。すなわ
ち、上述した図3のサンドイッチパネル1を用いたパネ
ル構造の箱状体については、第1に、サンドイッチパネ
ル1の芯材として、紙や樹脂製のハニカムコア2又は樹
脂発泡体が用いられているので、軽量かつ強度に優れる
と共に、第2に、同様の理由により内外の断熱効果にも
優れている。しかしながら、この図3の従来例にあって
は第3に、表面板3としてアルミニウム製のプレート板
4が用いられているに過ぎないので、電磁波障害の防止
効果が低く、内外間で有害電磁波を遮断できない事態が
多々発生する、という問題が指摘されていた。
【0005】そこで、上述した図3の従来例によらず、
サンドイッチパネル1の芯材として、(紙や樹脂製のハ
ニカムコア2又はウレタン等の樹脂発泡体に代え)アル
ミニウム製のハニカムコアを用いると共に、表面板3と
して、アルミニウム製のプレート板4を用いてなる、パ
ネル構造の箱状体も従来検討されていた。しかしなが
ら、このパネル構造の箱状体については、第1に、芯材
や表面板の材質に鑑み、軽量性に若干問題が生じると共
に、第2に、芯材や表面板の材質に鑑み、内外の熱伝導
率が高く断熱効果が大きく低下してしまう、という問題
が指摘されていた。第3に、そこで高い電磁波障害の防
止効果が得られるものの、実用化に至っていなかった。
つまり、この従来例のパネル構造の箱状体は、単に検討
されたに止まり、断熱効果に難点があり実際に採用され
てはいなかった。
【0006】本発明は、このような実情に鑑み、上記従
来例の課題を解決すべくなされたものであって、アルミ
ニウム製のハニカムコアと紙や樹脂製のハニカムコア
(又は樹脂発泡体)とを、初めて芯材としてハイブリッ
ド化して重積すると共に、アルミニウム製のプレート板
を両表面板や介装板として接合してなる、サンドイッチ
パネルを面板として採用したことにより、第1に、軽量
かつ強度に優れ、第2に、内外の断熱効果にも優れると
共に、第3に、高い電磁波障害の防止効果が得られ、第
4に、しかもこれらが簡単容易に実現される、パネル構
造の箱状体を提案することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
る本発明の技術的手段は、次のとおりである。まず、請
求項1については次のとおり。すなわち、この請求項1
のパネル構造の箱状体は、縦横等に配された骨組たる各
コーナーフレーム間に、面板たるサンドイッチパネルが
それぞれ組付けられ、もって全体的に箱状をなすと共に
ドアを備え、内部に機器,機材,荷物,その他の物品が
収納され、移動も可能であると共に、電磁波障害の防止
効果が要求されている。そして該サンドイッチパネル
は、芯材として、アルミニウム製のハニカムコアと紙や
樹脂製のハニカムコアとが重積して用いられ、又、両表
面板および該ハニカムコア間の介装板として、アルミニ
ウム製のプレート板が接合して用いられていること、を
特徴とする。次に、請求項2については次のとおり。す
なわち、この請求項2のパネル構造の箱状体は、請求項
1記載のパネル構造の箱状体において、該紙や樹脂製の
ハニカムコアに代え、樹脂発泡体が用いられているこ
と、を特徴とする。
【0008】このパネル構造の箱状体は、このように、
面板たるサンドイッチパネルについて、アルミニウム製
のハニカムコアと紙や樹脂製のハニカムコア(又は樹脂
発泡体)とを、芯材として重積してなると共に、アルミ
ニウム製のプレート板を、両表面板や介装板として接合
してなる。そして、アルミニウム製のハニカムコアは、
重量比強度に優れ、電磁波障害の防止効果が高く、紙や
樹脂製のハニカムコアは、特に重量比強度に優れ軽量で
あると共に断熱効果に優れてなり、樹脂発泡体について
もこれに準じる。又、両表面板や介装板たるアルミニウ
ム製のプレート板は、さほど重量も重くなく電磁波障害
の防止効果が高い。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明を、図面に示すその発
明の実施の形態に基づいて、詳細に説明する。図1,図
2は本発明の実施の形態の説明に供し、図1の(1)図
は第1例の要部の正断面分解説明図、図1の(2)図は
同第1例の要部の正断面説明図であり、図2の(1)図
は第2例の要部の正断面分解説明図、図2の(2)図は
同第2例の要部の正断面説明図である。図4は、一般的
なパネル構造の箱状体の説明に供し、(1)図は全体の
正面説明図、(2)図は全体の正断面分解説明図であ
る。
【0010】まず図4により、この種のパネル構造の箱
状体6について、一般的に説明する。このパネル構造の
箱状体6は、縦横等に配された骨組たる各コーナーフレ
ーム7間に、面板たるサンドイッチパネル1(本発明の
場合は8)がそれぞれ組付けられ、全体的に箱状をなす
と共にドア9を備え、内部Rに機器,機材,荷物,その
他の物品Sが収納され、移動も可能であると共に、電磁
波障害の防止効果が要求されている。
【0011】これらについて更に詳述する。このパネル
構造の箱状体6は、例えばシェルタやコンテナ等として
用いられる。そして、各4本のフロアフレーム,ルーフ
フレーム,サイドフレーム等の縦横の各コーナーフレー
ム7間に、床板,天井板,両側板,正背面板等、6面を
形成する肉厚35mm程度のサンドイッチパネル1
(8)が、それぞれ固定的に組付けられたパネル構造を
なす。コーナーフレーム7としては、例えばアルミ押し
出し型材が用いられる。そして、このパネル構造の箱状
体6は、全体的に箱状・筺体状をなし、内部Rに機器,
機材,荷物,その他の物品Sが収納されるが、例えばシ
ェルタの場合、このような物品Sとしては、レーダー装
置,無線通信装置,コンピュータ,パソコン,その他の
電子機器や精密機器,それらの収納棚,テーブル等が収
納される。そして、トラック等の自動車や鉄道車輌,航
空機,船舶等の輸送手段に積み込まれて移動され、シェ
ルタの場合は、目的地において設置,使用される。パネ
ル構造の箱状体6は、一般的にはこのようになってい
る。
【0012】さて、このパネル構造の箱状体6は、図
1,図2に示したように、次の構成を備えてなる。すな
わち、面板たるサンドイッチパネル8は、芯材として、
アルミニウム製のハニカムコア10と紙や樹脂製のハニ
カムコア2とが重積して用いられ、又、両表面板3およ
びハニカムコア2,10間の介装板11として、アルミ
ニウム製のプレート板4が接合して用いられている。ハ
ニカムコア2,10は、セル壁にて区画形成された例え
ば正六角形の中空柱状のセルの平面的集合体よりなり、
重量比強度,平面精度,遮音性等々に優れる、という特
性を一般的に備えてなる。
【0013】これらについて更に詳述する。まず、図1
に示した例において、面板たるサンドイッチパネル8
は、2段重ねのハニカムサンドイッチパネル構造よりな
る。すなわち芯材として、1ブロックのアルミニウム製
(勿論アルミ合金製でも可、以下同様)のハニカムコア
10と、1ブロックの紙や樹脂製(強化紙その他の紙製
又は樹脂製、以下同様)のハニカムコア2とが、介装板
11として1枚のアルミニウム製(アルミ合金製でも
可、以下同様)のプレート板4を介し、重積されてい
る。そして、このようなハニカムコア2,10の他方の
開口端面には、それぞれ、表面板3として各1枚のアル
ミニウム製のプレート板4が配されている。そして、こ
れらの各表面板3(アルミニウム製のプレート板4),
ハニカムコア2,10,介装板11(アルミニウム製の
プレート板4)間は、隣接するものどうしが、接着剤5
にて接合されている。
【0014】これに対し、図2に示した例では、面板た
るサンドイッチパネル8が、3段重ねのハニカムサンド
イッチパネル構造よりなる。すなわち芯材として、1ブ
ロックの紙や樹脂製のハニカムコア2と、1ブロックの
アルミニウム製のハニカムコア10と、更に1ブロック
の紙や樹脂製のハニカムコア2とが、それぞれ介装板1
1たるアルミニウム製のプレート板4を介し、順に重積
されている。又、このような両側の紙や樹脂製のハニカ
ムコア2の他方の開口端面には、それぞれ、表面板3と
して各1枚のアルミニウム製のプレート板4が配されて
いる。そして、これらの各表面板3(アルミニウム製の
プレート板4)や、ハニカムコア2,10,2や、介装
板11(アルミニウム製のプレート板4)間は、隣接す
るものどうしが、接着剤5にて接合されている。
【0015】なお第1に、本発明は図1や図2に示した
例に限定されるものではなく、サンドイッチパネル8の
芯材について、その他各種の組み合わせが考えられる。
例えば、2ブロックのアルミニウム製のハニカムコア1
0の間に、1ブロックの紙や樹脂製のハニカムコア2を
配した3段重ねのハニカムサンドイッチパネル構造のも
のや、4段重ねのハニカムサンドイッチパネル構造のも
の、等々が考えられる。
【0016】なお第2に、更にサンドイッチパネル8の
芯材として用いられている、紙や樹脂製のハニカムコア
2について、その中空柱状の空間たる各セル内に、ウレ
タン発泡体その他の樹脂発泡体を充填しておくことも考
えられる。このように各セル内に樹脂発泡体を充填して
おくと、各セル内を中空のままとしておいた場合に比
し、各セル内での空気の対流が抑えられ、より断熱効果
が向上するという利点がある。
【0017】なお第3に、更にサンドイッチパネル8の
芯材に関し、上述した紙や樹脂製のハニカムコア2に代
え、樹脂発泡体を用いるようにしてもよい。すなわち、
例えば前述した図1や図2に示した例その他において、
芯材として用いられている紙や樹脂製のハニカムコア2
に代え、硬質のウレタン発泡体、その他の硬質の樹脂発
泡体を用いるようにしてもよい。
【0018】なお第4に、接着剤5として、導電性を備
えたものを用いるようにすることも考えられる。すなわ
ち、導電性の接着剤5を用いるようにすると、サンドイ
ッチパネル8のアルミニウム製のハニカムコア10や、
アルミニウム製のプレート板4を用いた表面板3や介装
板11相互間の導電性が、より確実に確保され、もっ
て、全体的に導電性のシールド構造が一段と強化され、
電磁波障害の防止効果がより確実に得られるようにな
る、という利点がある。
【0019】本発明は、以上説明したように構成されて
いる。そこで以下のようになる。このパネル構造の箱状
体6は、このように、面板たるサンドイッチパネル8に
ついて、アルミニウム製のハニカムコア10と、紙や樹
脂製のハニカムコア2(又は樹脂発泡体)とを、芯材と
して2段,3段,4段等に重積してなると共に、アルミ
ニウム製のプレート板4を、その両表面板3や介装板1
1として接着剤5にて接合してなる。
【0020】そして、芯材たるアルミニウム製のハニカ
ムコア10は、ハニカムコア10自体の重量比強度に優
れるという特性を備えてなると共に、その導電性に基づ
き電磁波障害の防止効果が高い。なお、電磁波障害の防
止効果つまり有害電磁波の遮断性能に関し、例えばアル
ミニウム製のプレート板4の場合は勿論その肉厚に比例
するが、アルミニウム製のハニカムコア10の場合、そ
のセル軸方向の厚さと同寸法の肉厚のアルミニウム製の
プレート板4と、同程度の性能を有することが知られて
いる。又、芯材たる紙や樹脂製のハニカムコア2は、そ
の材質上特に軽量であると共に、ハニカムコア2自体の
重量比強度に優れるという特性も備えてなり、更に、そ
の材質上およびハニカムコア2としての特性から、低い
熱伝導率よりなる。樹脂発泡体を用いた場合も、これら
に準じる。又、両表面板3や介装板11たるアルミニウ
ム製のプレート板4は、板体なので、さほど重量が重く
ないと共に一応の強度を備えてなり、その導電性に基づ
き電磁波障害の防止効果が高い。さてそこで、このパネ
ル構造の箱状体6にあっては、次の第1,第2,第3,
第4のようになる。つまり、次の第1,第2,第3,第
4の各点を、同時にすべて備えてなる。
【0021】第1に、面板たるサンドイッチパネル8の
芯材として、アルミニウム製および紙や樹脂製等の材質
よりなると共に重量比強度に優れるという特性を備え
た、ハニカムコア2,10を重積して用いてなるので、
軽量であると共に強度にも優れている。紙や樹脂製のハ
ニカムコア2に代え、樹脂発泡体を用いた場合も、これ
に準じる。
【0022】第2に、面板たるサンドイッチパネル8の
芯材として、一般的に熱伝導率の低い紙や樹脂製のハニ
カムコア2(又は同様に熱伝導率の低い樹脂発泡体)を
も重積してなるので、内部Rと外部T間の断熱効果に優
れている。
【0023】第3に、面板たるサンドイッチパネル8に
ついて、芯材としてアルミニウム製のハニカムコア10
をも重積してなると共に、両表面板3や介装板11とし
て、アルミニウム製のプレート板4を接合してなる。も
って、導電性を備えた電磁シールド構造が全体的に形成
され、内部Rから外部Tへ向けての有害電磁波が遮断さ
れると共に、外部Tから内部Rへ向けての有害電磁波が
遮断される等、高い電磁波障害の防止効果が得られる。
【0024】第4に、しかもこれらは、面板たるサンド
イッチパネル8として、アルミニウム製のハニカムコア
10と紙や樹脂製のハニカムコア2(又は樹脂発泡体)
とを、芯材としてハイブリッド化すると共に、アルミニ
ウム製のプレート板4を、両表面板3や介装板11とし
て組み合わせてなる、簡単な構成により実現される。
【0025】
【発明の効果】本発明に係るパネル構造の箱状体は、以
上説明したように、アルミニウム製のハニカムコアと紙
や樹脂製のハニカムコア(又は樹脂発泡体)とを、芯材
として初めてハイブリッド化して重積すると共に、アル
ミニウム製のプレート板を両表面板や介装板として接合
してなる、サンドイッチパネルを面板として採用したこ
とにより、次の効果をすべて発揮するようになる。
【0026】第1に、軽量かつ強度に優れている。すな
わち、このパネル構造の箱状体は、その面板たるサンド
イッチパネルの芯材として、アルミニウム製および紙や
樹脂製よりなると共に重量比強度に優れたハニカムコア
を用いてなるので、軽量であると共に強度にも優れてい
る。樹脂発泡体を用いた場合も、これに準じる。
【0027】第2に、内外の断熱効果にも優れている。
すなわち、このパネル構造の箱状体は、その面板たるサ
ンドイッチパネルの芯材として、紙や樹脂製のハニカム
コア又は樹脂発泡体を重積してなるので、内外の断熱効
果に優れており、前述したこの種従来例のように、断熱
効果上問題を生じるようなことはない。
【0028】しかも第3に、高い電磁波障害(EMI)
の防止効果が得られる。すなわち、このパネル構造の箱
状体は、その面板たるサンドイッチパネルについて、ア
ルミニウム製のハニカムコアと、アルミニウム製のプレ
ート板を用いてなるので、導電性を備えた電磁シールド
構造が全体的に確実に形成される。もって、前述したこ
の種従来例のように、内外間で有害電磁波を遮断できな
い事態が発生することもなく、高い電磁遮へい性能が得
られる。
【0029】第4に、これらは簡単容易に実現される。
すなわち、このパネル構造の箱状体は、その面板たるサ
ンドイッチパネルについて、アルミニウム製のハニカム
コア、紙や樹脂製のハニカムコア(又は樹脂発泡体)、
アルミニウム製のプレート板等を組み合わせてなる、簡
単な構成により、上述した第1,第2,第3の点が容易
に実現される。このように、この種従来例に存した課題
がすべて解決される等、本発明の発揮する効果は、顕著
にして大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパネル構造の箱状体について、そ
の発明の実施の形態の第1例の説明に供し、(1)図は
要部の正断面分解説明図、(2)図は要部の正断面説明
図である。
【図2】同発明の実施の形態の第2例の説明に供し、
(1)図は要部の正断面分解説明図、(2)図は要部の
正断面説明図である。
【図3】この種従来例に係るパネル構造の箱状体の説明
に供し、(1)図は要部の正断面分解説明図、(2)図
は要部の正断面説明図である。
【図4】一般的なパネル構造の箱状体の説明に供し、
(1)図は全体の正面説明図、(2)図は全体の正断面
分解説明図である。
【符号の説明】
1 サンドイッチパネル(従来例のもの) 2 紙や樹脂製のハニカムコア 3 表面板 4 アルミニウム製のプレート板 5 接着剤 6 パネル構造の箱状体 7 コーナーフレーム 8 サンドイッチパネル(本発明のもの) 9 ドア 10 アルミニウム製のハニカムコア 11 介装板 R 内部 S 物品 T 外部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04H 9/14 E04H 9/14 Z H05K 9/00 H05K 9/00 F

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦横等に配された骨組たる各コーナーフ
    レーム間に、面板たるサンドイッチパネルがそれぞれ組
    付けられ、もって全体的に箱状をなすと共にドアを備
    え、内部に機器,機材,荷物,その他の物品が収納さ
    れ、移動も可能であると共に、電磁波障害の防止効果が
    要求されるパネル構造の箱状体であって、 該サンドイッチパネルは、芯材として、アルミニウム製
    のハニカムコアと紙や樹脂製のハニカムコアとが重積し
    て用いられ、又、両表面板および該ハニカムコア間の介
    装板として、アルミニウム製のプレート板が接合して用
    いられていること、を特徴とするパネル構造の箱状体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のパネル構造の箱状体にお
    いて、該紙や樹脂製のハニカムコアに代え、樹脂発泡体
    が用いられていること、を特徴とするパネル構造の箱状
    体。
JP8185479A 1996-06-26 1996-06-26 パネル構造の箱状体 Pending JPH1017081A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8185479A JPH1017081A (ja) 1996-06-26 1996-06-26 パネル構造の箱状体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8185479A JPH1017081A (ja) 1996-06-26 1996-06-26 パネル構造の箱状体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1017081A true JPH1017081A (ja) 1998-01-20

Family

ID=16171492

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8185479A Pending JPH1017081A (ja) 1996-06-26 1996-06-26 パネル構造の箱状体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1017081A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006335463A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Japan Aircraft Mfg Co Ltd 航空機用防音コンテナ
JP2008095461A (ja) * 2006-10-16 2008-04-24 Masaharu Taniguchi 耐震構造体
US8072778B2 (en) 2008-03-24 2011-12-06 Panasonic Corporation Plasma display device
CN102785403A (zh) * 2012-07-26 2012-11-21 北京华盛荣镁业科技有限公司 蜂窝板及其制造方法和轨道列车地板
CN102840423A (zh) * 2012-09-18 2012-12-26 青岛同力得塑料蜂巢有限公司 一种保温、隔热双层蜂窝板
JP2018043754A (ja) * 2016-09-12 2018-03-22 株式会社松田技術研究所 貨物コンテナ
JP2020023079A (ja) * 2018-08-07 2020-02-13 昭和飛行機工業株式会社 ハニカムパネル

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006335463A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Japan Aircraft Mfg Co Ltd 航空機用防音コンテナ
JP4613102B2 (ja) * 2005-06-06 2011-01-12 日本飛行機株式会社 航空機用防音コンテナ
JP2008095461A (ja) * 2006-10-16 2008-04-24 Masaharu Taniguchi 耐震構造体
US8072778B2 (en) 2008-03-24 2011-12-06 Panasonic Corporation Plasma display device
CN102785403A (zh) * 2012-07-26 2012-11-21 北京华盛荣镁业科技有限公司 蜂窝板及其制造方法和轨道列车地板
CN102840423A (zh) * 2012-09-18 2012-12-26 青岛同力得塑料蜂巢有限公司 一种保温、隔热双层蜂窝板
JP2018043754A (ja) * 2016-09-12 2018-03-22 株式会社松田技術研究所 貨物コンテナ
JP2020023079A (ja) * 2018-08-07 2020-02-13 昭和飛行機工業株式会社 ハニカムパネル

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3994105A (en) Shelter construction
US11665874B2 (en) Mission configurable shelter
US7704026B2 (en) Composite panel trailer sidewall with additional logistics slots
US6474677B2 (en) In-flight meal service cart
US3868297A (en) A structural panel including a honeycomb core and a foamed polymer composition
JPH1017081A (ja) パネル構造の箱状体
JP6027931B2 (ja) 空輸用保冷コンテナ
US7584863B2 (en) Container
WO2020065640A1 (ja) 木製トレーラーハウスおよびその製造方法
JP4852986B2 (ja) 断熱箱体
JPH07505846A (ja) 閉チャンバー用モジュール遮蔽内装
JP3602274B2 (ja) パネル構造の箱状体
JP2005105537A (ja) 住宅建築用モジュールとこの住宅建築用モジュールを用いた住宅建築方法及び住宅
JP2007131320A (ja) 断熱箱体
CN210272457U (zh) 一种新型电动厢式货车多层电池箱
US4971857A (en) Laminated panel
JPH07172437A (ja) 段ボール製ハニカムより成るパネルシート及びパレッ ト
JP2018043754A (ja) 貨物コンテナ
JPH10101189A (ja) パネル構造の箱状体
JPH02229997A (ja) 複合パネル
CN221024847U (zh) 一种钢边包装箱
JPH06101276A (ja) 構築物用ユニット
CN209852905U (zh) 一种无人机运输舱
CN216782936U (zh) 一种轨道交通专用钎焊铝蜂窝板
WO2023240737A1 (zh) 一种保温板及其构成的保冷箱