JPH10170159A - 部分還元焼成用ローラハースキルン - Google Patents

部分還元焼成用ローラハースキルン

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Publication number
JPH10170159A
JPH10170159A JP8325413A JP32541396A JPH10170159A JP H10170159 A JPH10170159 A JP H10170159A JP 8325413 A JP8325413 A JP 8325413A JP 32541396 A JP32541396 A JP 32541396A JP H10170159 A JPH10170159 A JP H10170159A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
muffle
fired
firing
hearth kiln
roller hearth
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8325413A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Taniguchi
聡 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
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Publication of JPH10170159A publication Critical patent/JPH10170159A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/34Indirect CO2mitigation, i.e. by acting on non CO2directly related matters of the process, e.g. pre-heating or heat recovery

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被焼成物の酸化発色及び還元発色を安定させ
ることができる部分還元焼成用ローラハースキルンを提
供する。 【解決手段】 ローラハースキルンの炉体1内の最高温
度域3と冷却工程域4との接続部分に、マッフル6を形
成する。マッフル6は被焼成物搬送用のローラ5を近接
位置において囲む断面積の小さいものであり、その最高
温度域3側に還元性ガスを打ち込み、冷却工程域4側に
不活性ガスを打ち込む。被焼成物Wはマッフル6の内部
で安定に還元焼成される。なお、炉体1の酸化雰囲気焼
成用のバーナを高酸素濃度雰囲気の焼成が可能な蓄熱燃
焼式バーナとしておくことが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陶板やタイル等の
被焼成物を適度な色調の変化を与えながら焼成するに適
した部分還元焼成用ローラハースキルンに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】古くより陶板やタイル等はローラハース
キルンによって酸化雰囲気焼成されるのが普通であった
が、最近では最高温度域の最終部分でバーナの空気比を
1以下として還元焼成を行い、酸化した被焼成物の生地
の一部を還元することにより適度な色調の変化を与える
ことが行われている。図3はそのような部分還元焼成用
ローラハースキルンを示す概念図であり、最高温度域の
最終部分のバーナ11のみを還元焼成させ、炉内を部分
的に還元雰囲気としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の部分還元焼成用ローラハースキルンには、次のよ
うな問題があった。 最高温度域の最終部分のバーナ11は温度制御と雰
囲気制御の両方を行うため、温度と雰囲気とを同時の安
定させることが容易ではない。このために被焼成物の発
色状態が安定しない。 バーナ11による多量の還元ガスが前工程に流入す
るために、酸化焼成による発色状態も安定しなくなる。 冷却工程において釉薬からのガラスの形成を防止す
る目的で徐冷をかけるため、還元された部分が徐冷中に
再度酸化されてしまい、還元発色が薄れて品質が安定し
ない。
【0004】本発明は上記した従来の問題点を解決し、
被焼成物の酸化発色及び還元発色を安定させることによ
り、安定した品質を維持することができる部分還元焼成
用ローラハースキルンを提供するためになされたもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の部分還元焼成用ローラハースキル
ンは、酸化雰囲気焼成用のバーナを備えた炉体の最高温
度域と冷却工程域との接続部分に、被焼成物搬送用のロ
ーラを近接位置において囲むマッフルを形成し、このマ
ッフル内の最高温度域側に還元性ガスを打ち込み、冷却
工程域側に不活性ガスを打ち込んだことが好ましい。
【0006】マッフルは耐熱性に優れたセラミック製と
することが好ましく、特に温度変化に強いSi-SiCやムラ
イトにより構成することが好ましい。マッフルは被焼成
物搬送用のローラの上下にセラミックビームを炉幅方向
に貫通させ、その上にセラミック板を敷設して形成する
ことができる。このようにして形成された断面積の小さ
いマッフルに還元性ガスを打ち込むことによって、炉内
全体の酸化雰囲気に影響を及ぼすことなく、ローラ上の
被焼成物を安定した還元雰囲気で焼成することが可能と
なる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好ましい実施の形
態を示す。図1において、1は焼成域に酸化雰囲気焼成
用のバーナ2を備えたローラハースキルンの炉体であ
り、3はその最高温度域、4はそれに続く冷却工程域の
高温部である。このローラハースキルンは、多数のロー
ラ5によって陶板やタイル等の平板状の被焼成物Wを図
中の矢印方向に搬送しながら、酸化雰囲気焼成を行うも
のである。
【0008】炉体1の内部の最高温度域3と冷却工程域
4との接続部分には、被焼成物搬送用のローラ5を近接
位置において囲むマッフル6が形成されている。このマ
ッフル6は、ローラ5の上下に中空のセラミックビーム
7を炉幅方向に貫通させ、その上にセラミック板8を敷
設して形成されたものである。この実施の形態ではこれ
らの材質はSiC にSiを含浸させたSi-SiCであるが、前記
したようにムライト製としてもよい。これらのセラミッ
クは陶板やタイル等の焼成温度である1000〜1250℃程度
の高温下においても十分な強度を有し、また温度変化に
強い特性を持つ。
【0009】マッフル6内の最高温度域3側には、中空
のセラミックビーム7を介して還元性ガスが打ち込ま
れ、冷却工程域4側にはセラミックビーム7を介して不
活性ガスが打ち込まれている。還元性ガスとしては、例
えばガス発生器により発生させたCOガスを使用でき、ま
た不活性ガスとしては、例えば、N2ガスやArガス等を使
用できる。マッフル6はローラ5を近接位置において囲
むように形成され、炉体1に比較して断面積が小さいも
のであるから、還元性ガス及び不活性ガスの供給量は少
量でよい。
【0010】なお、酸化雰囲気焼成用のバーナ2は特に
限定されるものではないが、蓄熱燃焼式バーナを用いる
ことが好ましい。蓄熱燃焼式バーナは図2に示すよう
に、燃焼空気の流路にセラミックハニカム等の蓄熱体9
を内蔵させたバーナである。そして複数の蓄熱燃焼式バ
ーナを組み合わせ、燃焼側のバーナからの高温の排ガス
を停止側のバーナの蓄熱体9に通して排熱回収を行わ
せ、次に燃焼方向を切替えてこの蓄熱体9で燃焼用空気
を高温に予熱し燃焼させるというサイクルを短い周期で
繰り返す。この蓄熱燃焼式バーナは1000℃近くの高温予
熱空気で燃焼させることができるため、従来は不可能で
あった高温高酸素濃度雰囲気の焼成を、酸素富化装置を
用いることなく得ることができる。
【0011】このように構成された本発明の部分還元焼
成用ローラハースキルンは、従来と同様にローラ5上に
陶板やタイル等の平板状の被焼成物Wを載せ、焼成を行
うものである。被焼成物Wは最高温度域3に来るまでは
酸化雰囲気内で焼成されるが、前記したようにマッフル
6内の最高温度域3側には還元性ガスが打ち込まれてい
るので、被焼成物Wがマッフル6内に入ると還元焼成が
行われ、酸化した被焼成物Wの生地の一部が還元され
る。この部分の温度はバーナ2によって制御されてお
り、マッフル6内の雰囲気は中空のセラミックビーム7
を介して打ち込まれる還元性ガスによって独立に制御さ
れているので、安定した還元焼成が可能である。
【0012】還元焼成された被焼成物Wはマッフル6内
を進み、マッフル6内の冷却工程域4側に打ち込まれた
不活性ガス中で徐冷されたうえで、冷却工程域4に入
る。このように最高温度域3からの徐冷が不活性ガス中
で行われるので、還元された部分が徐冷中に再度酸化さ
れてしまうことがなく、還元発色が薄れて品質が安定し
ないという従来の欠点を克服することができる。
【0013】なお、マッフル6内に打ち込まれた還元性
ガスは炉内に流出することとなるが、前記したようにマ
ッフル6は炉体1に比較して断面積が小さいものである
から、還元性ガスの流出7はごく少量であり、炉内の酸
化性雰囲気と接すると直ちに酸化される。特に酸化雰囲
気焼成用のバーナ2として、高酸素濃度雰囲気の焼成が
可能な蓄熱燃焼式バーナを使用すれば、マッフル6から
流出する還元性ガスによって炉内の酸化性雰囲気は変化
することはなく、酸化焼成による発色状態が安定する。
【0014】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の部分還
元焼成用ローラハースキルンは、最高温度域と冷却工程
域との接続部分に形成したマッフル内に還元性ガスと不
活性ガスを打ち込むことにより、被焼成物を安定した酸
化性雰囲気及び還元性雰囲気中で部分還元焼成すること
ができる。このため、被焼成物の酸化発色及び還元発色
を安定させることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部の断面図である。
【図2】蓄熱燃焼式バーナを説明する断面図である。
【図3】従来の部分還元焼成炉の概念的な平面図であ
る。
【符号の説明】
1 ローラハースキルンの炉体、2 酸化雰囲気焼成用
のバーナ、3 最高温度域、4 冷却工程域、5 ロー
ラ、6 マッフル、7 中空のセラミックビーム、8
セラミック板、9 蓄熱体、11 従来例における最高
温度域の最終部分のバーナ、W 被焼成物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化雰囲気焼成用のバーナを備えた炉体
    の最高温度域と冷却工程域との接続部分に、被焼成物搬
    送用のローラを近接位置において囲むマッフルを形成
    し、このマッフル内の最高温度域側に還元性ガスを打ち
    込み、冷却工程域側に不活性ガスを打ち込んだことを特
    徴とする部分還元用ローラハースキルン。
  2. 【請求項2】 酸化雰囲気焼成用のバーナが、蓄熱燃焼
    式バーナである請求項1記載の部分還元用ローラハース
    キルン。
JP8325413A 1996-12-05 1996-12-05 部分還元焼成用ローラハースキルン Withdrawn JPH10170159A (ja)

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JP8325413A JPH10170159A (ja) 1996-12-05 1996-12-05 部分還元焼成用ローラハースキルン

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JP8325413A JPH10170159A (ja) 1996-12-05 1996-12-05 部分還元焼成用ローラハースキルン

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JPH10170159A true JPH10170159A (ja) 1998-06-26

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ID=18176575

Family Applications (1)

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JP8325413A Withdrawn JPH10170159A (ja) 1996-12-05 1996-12-05 部分還元焼成用ローラハースキルン

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JP (1) JPH10170159A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103438700A (zh) * 2013-08-02 2013-12-11 浙江吉利汽车研究院有限公司 用于热成形生产线的加热炉

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103438700A (zh) * 2013-08-02 2013-12-11 浙江吉利汽车研究院有限公司 用于热成形生产线的加热炉

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Legal Events

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040302