JPH10169868A - 管継手 - Google Patents

管継手

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Publication number
JPH10169868A
JPH10169868A JP8324012A JP32401296A JPH10169868A JP H10169868 A JPH10169868 A JP H10169868A JP 8324012 A JP8324012 A JP 8324012A JP 32401296 A JP32401296 A JP 32401296A JP H10169868 A JPH10169868 A JP H10169868A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
retaining ring
flange
pipe
pipe joint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8324012A
Other languages
English (en)
Inventor
Sakae Haruna
栄 春名
Hideki Kageyama
英樹 影山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP8324012A priority Critical patent/JPH10169868A/ja
Publication of JPH10169868A publication Critical patent/JPH10169868A/ja
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】締め込みすぎを防止できるとともに、製造コス
トが低減できる管継手を提供することを目的としてい
る。 【解決手段】断面略C字形のリング本体31と、このリ
ング本体31のC字の両開口端から外側に延出するフラ
ンジ32とを備え、一方のフランジ32から他方のフラ
ンジ32にかけて通されたボルト33を締め込むことに
よってC字の開口部が閉じる抜け止めリング3を、差口
2に嵌合された管4の突条21に当たる部分がリング本
体31に設けられた透孔31aに臨むように配置し、リ
ング本体31によって管4を締め付ける構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレン管等の可撓性を有する樹脂
で形成された管を接続する管継手として、特公平2−1
5110号公報に開示されているような管継手がある。
図7および図8に示すように、この管継手100は、差
口(竹の子部)101を有する継手本体102と、抜け
止めリング103と、締め付けリング104とを備えて
いる。
【0003】そして、差口101は、その周面に3本の
凹溝105が平行に形成されている。一方、抜け止めリ
ング103は、接続される管200の外径より内径が大
きい断面略C字形をしていて、内周面の凹溝105に対
応する位置にそれぞれ突条106が設けられている。
【0004】他方、締め付けリング104は、抜け止め
リング103を外側に装着され、断面略C形をしてい
て、ボルト107を締め込むことによって、縮径し、こ
の縮径に伴って抜け止めリング103を縮径するように
なっている。すなわち、この管継手100は、差口10
1に管200を嵌合するとともに、締め付けリング10
4をボルト107の締め込みによって縮径することによ
って抜け止めリング103を縮径させると、突条106
がそれぞれ管200の外周面に圧接され、対応する管2
00の壁面が凹溝105に入り込むように撓み、しっか
りと抜け止めがなされるようになっている。
【0005】しかし、この管継手100は、抜け止めリ
ング103の開口部が完全に閉じた時点でボルト107
の締め込みを終了しなければならないが、抜け止めリン
グ103の外側に締め付けリング104があるために、
開口部が閉じたかどうかが分かりにくく、完全に閉じた
後もボルト107を締め込めんでしまい、締め込みすぎ
によって抜け止めリング103あるいは締め付けリング
104が均一(円形)に縮径せず、管200に対する圧
縮が不均一になってしまい漏水を起こす恐れがあるとと
もに、ボルト107が破損する恐れもある。特に、架橋
ポリエチレン等の比較的硬い材料で形成された管を接続
しようとした場合にその傾向が強い。また、部品点数が
多く製造コストがかかると言う問題もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて、締め込みすぎを防止できるとともに、製
造コストが低減できる管継手を提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる管継手
は、このような目的を達成するために、差口を備えた樹
脂製の継手本体と、断面略C字形をしていて前記差口に
嵌合される樹脂製の管材を挿入可能な内径を有し、縮径
手段によりC字の開口部を閉じるように縮径して、前記
管材を外側から締め付け、前記管材の差口からの抜けを
防止する抜け止めリングとを備えている管継手におい
て、前記差口が、外周面にリング状の突条を有し、前記
抜け止めリングが、断面略C字形のリング本体と、この
リング本体のC字の両開口端から外側に延出するフラン
ジとを備え、一方のフランジから他方のフランジにかけ
て通されたボルトを締め込むことによって前記C字の開
口部が閉じるようになっているとともに、前記突条の幅
より広い幅の透孔が一方のフランジの基端部から他方の
フランジの基端部にかけて前記リング本体に穿設されて
いる構成とした。
【0008】上記構成において、継手本体に、抜け止め
リングを着脱自在で、抜け止めリングの装着時に、抜け
止めリングを、透孔が差口の上方に臨む位置に支持でき
る位置決め部材を設けておくようにしてもよい。この管
継手は、特に限定されないが、たとえば、ポリエチレン
管、架橋ポリエチレン管、ポリブテン管、ナイロン管等
の可撓性管の接続に用いることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図面を参照しつつ詳しく説明する。図1は本発明にかか
る管継手の実施の形態をあらわしている。
【0010】図1に示すように、この管継手1は、差口
2を有する継手本体11と、抜け止めリング4とを備え
ている。差口2は、その周面に2本の突条21,21が
平行に隣接して設けられている。
【0011】抜け止めリング3は、図1および図2に示
すように、内径が接続しようとする管4の外径より大き
い断面略C字形のリング本体31と、リング本体31の
C字の両開口縁から外側に延出するフランジ32,32
と、ボルト33と、ナット34とを備えている。リング
本体31は、2本の突条21,21の幅より幅が広く、
両フランジ32,32の基端部まで達する透孔31aが
中央部に設けられている。
【0012】この管継手1は、以上のようになってお
り、図3に示すように、管4を差口2に嵌合させるとと
もに、抜け止めリング3を、リング本体31の透孔31
aに2本の突条21,21が臨む位置に配置したのち、
ボルト33をフランジ32,32が密着するまで締め込
むと、リング本体31が縮径し、透孔31aの両側でリ
ング本体31の内周面によって管4を締め付けるため、
締め付けられた部分の管壁41,41を差口2側に凹ま
せることができる。
【0013】したがって、管4と継手1とがしっかりと
接続され、内圧が高くなっても抜けることがない。ま
た、フランジ32,32が密着する状態が常に視認でき
るため、ボルト33の締め込みすぎの恐れがまったくな
い。すなわち、だれでも簡単にかつ確実に管の接続を良
好に行うことができる。
【0014】さらに、部品点数が少なく製造コストも低
減できる。
【0015】図4は本発明にかかる管継手の他の実施の
形態をあらわしている。図4に示すように、この管継手
6は、継手本体61に抜け止めリング3の位置決め部材
7が設けられているともに、突条21,21の間にリン
グ状のゴムパッキン22が嵌合されている以外は、上記
管継手1と同様になっている。
【0016】すなわち、位置決め部材7は、一端に設け
られた嵌合突起71を、継手本体61に設けられた嵌合
凹部62に嵌合することで、継手本体61と一体化され
ているとともに、他端に設けられた嵌合突起72が抜け
止めリング3の透孔31aに嵌合して、透孔31aが確
実に差口2の突条21,21を臨む位置にくるように抜
け止めリング3を支持できるようになっている。
【0017】したがって、この管継手6によれば、位置
決め部材7によって抜け止めリング3の位置が規制され
ているため、確実に突条21,21の両側で管4を締め
付けることができる。また、ゴムパッキン22を備えて
いるため、水密性に対する信頼性をより向上させること
ができる。なお、この管継手6は、管継手1より部品点
数が多くなるが、位置決め部材7は、合成樹脂製のもの
が用いられるため、従来の管継手に比べ製造コストを低
減することができる。
【0018】図5は本発明にかかる管継手のさらに他の
実施の形態をあらわしている。図5に示すように、この
管継手は、抜け止めリング3´に加えてスペーサ9を備
えている以外は、上記管継手1と同じになっている。
【0019】すなわち、スペーサ9は、図6に示すよう
に、ボルト33の挿通部となる切欠91を備えていると
ともに、リング本体31の内側に向く締め付け面92
が、リング本体31の湾曲率と同じ湾曲率の曲面になっ
ている。また、抜け止めリング3´は、図5に示すよう
に、フランジ32´,32´の先端両側(図では片側し
かあらわれていない)に、スペーサ9に設けられた係合
凹部93に係合する係合突起35がそれぞれ他方のフラ
ンジ32´側に向かって突設されている。
【0020】そして、この管継手は、管継手1と同様に
してボルト33を締め込んでいくと、フランジ32´,
32´がスペーサ9に当接するとともに、係合突起35
が係合凹部93にそれぞれ係合される。また、管の外周
面がリング本体31の内周面およびスベーサ9の締め付
け面92に締め付けられ抜け止めがなされるようになっ
ている。
【0021】すなわち、この管継手によれば、フランジ
32´,32´がスペーサ9によって受けられるため、
ボルト33の締め込みすぎをより確実に防止することが
できる。また、係合突起35が係合凹部93に係合され
るようになっているので、スペーサ9がずれ動くことが
決してない。
【0022】
【発明の効果】本発明にかかる管継手は、以上のように
構成されているので、締め込みすぎを防止できるととも
に、製造コストが低減できるまた、請求項2のように位
置決め部材を設ければ、抜け止めリングに管をだれにで
も簡単にかつより正確に締め付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる管継手の実施の形態をあらわす
正面半断面図である。
【図2】図1の管継手の抜け止めリングの斜視図であ
る。
【図3】図1の管継手の接続状態をあらわす正面半断面
図である。
【図4】本発明にかかる管継手の他の実施の形態をあら
わす正面半断面図である。
【図5】本発明にかかる管継手の他の実施の形態をあら
わし、その抜け止めリングの正面図である。
【図6】図5の管継手のスペーサの斜視図である。
【図7】従来の管継手の正面半断面図である。
【図8】図7の管継手の側面図である。
【符号の説明】
1,6 管継手 11,61,81 継手本体 2 差口 21 突条 3,3´ 抜け止めリング 31 リング本体 31a 透孔 32,32´ フランジ 33 ボルト 4 管 7 位置決め部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】差口を備えた樹脂製の継手本体と、断面略
    C字形をしていて前記差口に嵌合される樹脂製の管材を
    挿入可能な内径を有し、縮径手段によりC字の開口部を
    閉じるように縮径して、前記管材を外側から締め付け、
    前記管材の差口からの抜けを防止する抜け止めリングと
    を備えている管継手において、前記差口が、外周面にリ
    ング状の突条を有し、前記抜け止めリングが、断面略C
    字形のリング本体と、このリング本体のC字の両開口端
    から外側に延出するフランジとを備え、一方のフランジ
    から他方のフランジにかけて通されたボルトを締め込む
    ことによって前記C字の開口部が閉じるようになってい
    るとともに、前記突条の幅より広い幅の透孔が一方のフ
    ランジの基端部から他方のフランジの基端部にかけて前
    記リング本体に穿設されていることを特徴とする管継
    手。
  2. 【請求項2】継手本体が、抜け止めリングを着脱自在
    で、抜け止めリングの装着時に、抜け止めリングを、透
    孔が差口の上方に臨む位置に支持する位置決め部材を備
    えている請求項1に記載の管継手。
JP8324012A 1996-12-04 1996-12-04 管継手 Pending JPH10169868A (ja)

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JP8324012A JPH10169868A (ja) 1996-12-04 1996-12-04 管継手

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JP8324012A JPH10169868A (ja) 1996-12-04 1996-12-04 管継手

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ID=18161157

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JP8324012A Pending JPH10169868A (ja) 1996-12-04 1996-12-04 管継手

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JP (1) JPH10169868A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013534598A (ja) * 2010-07-01 2013-09-05 イー・エム・デイー・ミリポア・コーポレイシヨン 硬質使い捨て流路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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