JPH10169654A - 気体静圧軸受け装置 - Google Patents

気体静圧軸受け装置

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JPH10169654A
JPH10169654A JP34658696A JP34658696A JPH10169654A JP H10169654 A JPH10169654 A JP H10169654A JP 34658696 A JP34658696 A JP 34658696A JP 34658696 A JP34658696 A JP 34658696A JP H10169654 A JPH10169654 A JP H10169654A
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bearing
pressure
porous material
bearing device
static pressure
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Kazuya Ono
一也 小野
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
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    • F16C29/02Sliding-contact bearings
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
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    • F16C32/06Bearings not otherwise provided for with moving member supported by a fluid cushion formed, at least to a large extent, otherwise than by movement of the shaft, e.g. hydrostatic air-cushion bearings
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分に高い剛性を有する気体静圧軸受け装置
を提供する。 【解決手段】 軸受け部20の軸受け面20aが中央部
の非通気性のランド部28と、この周囲の多孔質材料3
0とから構成されている。このため、ランド部28の周
囲の多孔質材料30より内側はすきま内圧力が一定であ
り、また該多孔質材料30の外周縁が大気に接している
ため、すきまが狭くなるにつれて、多孔質材料外周の圧
力が上昇し、結果的にすきま内圧力が軸受け外周付近
で、できるだけ急峻な圧力勾配によって大気圧に至ると
いう理想的な特性を得ることができる。この場合、ラン
ド部28の存在によりスクイーズ効果が発生し、減衰特
性も良い。従って、十分に高い剛性を得ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気体軸受け装置に
係り、更に詳しくは、半導体露光装置のXYステージ
や、精密工作機械及び精密測定器等の位置決めステージ
に用いて好適な気体静圧軸受け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体露光装置のXYステージや、精密
工作機械及び精密測定器等の位置決めステージは、極め
て高精度な位置決め性能が要求され、このために、XY
ステージや位置決めステージを定盤等に対して非接触で
支持あるいは案内する気体静圧軸受け装置が用いられ
る。
【0003】図8(A)、(B)には、この種の空気静
圧軸受け装置の代表例が示されている。図8(A)は、
空気静圧軸受け装置100の縦断面図であり、図8
(B)は(A)の空気静圧軸受け装置100の底面図で
ある。この空気静圧軸受け装置100は、軸受け面が多
孔質材料のみから成る一般的なタイプの軸受け装置であ
る。この空気静圧軸受け装置100は、一方の面(図8
(A)における下面)が軸受け面101aとされた多孔
質材料から成る軸受け部101と、この軸受け部101
を保持するハウジング部102とを有している。ハウジ
ング部102の内部には、L字状の給気通路103が形
成され、この給気通路103の一端は軸受け部101の
他方の面に対向して形成された給気溝部104に連通
し、他端は不図示の加圧気体供給ラインに接続されるよ
うになっている。そして、不図示の加圧気体供給ライン
を介して供給される圧縮空気を軸受け部101を介して
不図示のガイド面に対して噴出することにより、そのガ
イド面との間のすきまに生じる静圧により軸受け装置1
00が取り付けられた不図示の移動部材(例えばステー
ジ)をガイド面に対して非接触で支持できるようになっ
ている。
【0004】図8(C)には、軸受け面101aを40
mm角、軸受け部101の厚さを4〜5mmとし、圧縮
空気の供給圧を5kgf/cm2 ・Abs(絶対圧)と
した場合の、すきま寸法2μm〜8μm(1μm間隔)
に対応するすきま内圧力分布が示されている。この図8
(C)の横軸は、軸受け中心(0)からの距離(mm)
を示し、縦軸はすきま内圧力(Pa:パスカル)を絶対
圧で示す。
【0005】また、図9(A)、(B)には、空気静圧
軸受け装置の他の一例が示されている。図9(A)は、
この空気静圧軸受け装置200の縦断面図であり、図9
(B)は(A)の空気静圧軸受け装置200の底面図で
ある。この空気静圧軸受け装置200は、当該軸受け装
置の一方の面(図9(A)の下面)の全面が軸受け面2
00aとされている。この空気静圧軸受け装置200
は、ハウジング部201と、このハウジング部201の
中央部に埋め込まれた多孔質材料202と、更にこの多
孔質材料の中心部の空間に埋め込めれた非通気性のガラ
ス203とを有している。そして、これらハウジング部
201、多孔質材料202及びガラス203の一方の面
(図9(A)の下面)により軸受け面200aが形成さ
れている。
【0006】ハウジング部201の内部には、L字状の
給気通路204が形成され、この給気通路204の一端
は多孔質材料202の他方の面に対向して形成された給
気溝部205に連通し、他端は不図示の加圧気体供給ラ
インに接続されるようになっている。そして、不図示の
加圧気体供給ラインを介して供給される圧縮空気を多孔
質材料202を介して不図示のガイド面に対して噴出す
ることにより、そのガイド面との間のすきまに生じる静
圧により軸受け装置200が取り付けられた不図示の移
動部材(例えばステージ)をガイド面に対して非接触で
支持できるようになっている。
【0007】図9(C)には、軸受け面200aを40
mm角、この内、ガラス203を20mm角、多孔質材
料202の幅を5mm、その周囲のハウジング部201
の幅を5mmとし、多孔質材料の最大部の厚さを4〜5
mmとし、圧縮空気の供給圧を5kgf/cm2 ・Ab
s(絶対圧)とした場合の、すきま寸法2μm〜8μm
(1μm間隔)に対応するすきま内圧力分布が示されて
いる。この図9(C)の横軸は、軸受け面の中心(0)
からの距離(mm)を示し、縦軸はすきま内圧力(P
a)を絶対圧で示す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】理想的な空気静圧軸受
け装置は、その圧力分布が大気圧から給気圧まで十分に
変化するものである。実際にはすきま内圧力から大気圧
までには有限の圧力勾配を持つので、すきま内圧力は軸
受け外周付近で、できるだけ急峻な圧力勾配によって大
気圧に至る空気静圧軸受け装置が理想的な軸受け装置と
なる。
【0009】しかしながら、上述した従来の空気静圧軸
受け装置は、以下のような理由により必ずしも十分なも
のではなかった。
【0010】すなわち、軸受け面が多孔質材料のみから
成る図8のタイプでは、すきまが狭くなるのにつれ
て、多孔質材料外周の圧力が上昇するという長所はある
が、軸受け部中心から徐々に圧力が降下するという欠
点がある。このため、後述する図9のタイプよりも剛性
は低くなる。
【0011】また、中心部に非通気性のガラスのある図
9のタイプのものは、図9(C)から明らかなように、
多孔質材料より内側はガラスの存在により圧力が一定と
なっており、またスクイーズ効果を発生して減衰特性が
改善されるという長所はあるが、多孔質材料より外側は
ほぼ直線的に(斜めに)大気圧に降下しており、すきま
内圧力は軸受け外周付近で、できるだけ急峻な圧力勾配
によって大気圧に至るという理想とは程遠いものとなっ
ていた。
【0012】このように、従来の空気静圧軸受け装置
は、いずれも長所と短所を合せて持っているため、軸受
け装置に最も重要な剛性(すきま内圧力分布曲線間の面
積)が十分に得られていなかった。
【0013】本発明は、かかる事情の下になされたもの
で、請求項1ないし3に記載の発明の目的は、十分に高
い剛性を有する気体静圧軸受け装置を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、第1物体(14)の面(14a)に対し加圧気体を
噴出し、前記第1物体(14)との間のすきまに生じる
静圧によって、前記第1物体に対向して第2物体(1
2)を非接触で支持する気体静圧軸受け装置であって、
前記第1物体(14)の面(14a)に対向する軸受け
面(20a)が、その中央部の非通気性のランド部(2
8)と、当該ランド部(28)の周囲を取り囲み、その
外周縁が大気に接した多孔質材料(30)とから成る軸
受け部(20)と;前記第2物体(12)に取り付けら
れ、その内部に前記軸受け部(20)に加圧気体を供給
する給気路(22,24)が形成されたハウジング部
(18)とを有する。
【0015】これによれば、図2のすきま内圧力分布曲
線にも示されるように、軸受け面(20a)の中央部に
非通気性のランド部(28)が存在するため、このラン
ド部(28)の周囲の多孔質材料(30)より内側は圧
力が一定であり、また該多孔質材料(30)の外周縁が
大気に接している、すなわち、該多孔質材料の周囲に何
も設けられていないため、すきまが狭くなるにつれて、
多孔質材料外周の圧力が上昇し、結果的にすきま内圧力
が軸受け外周付近で、できるだけ急峻な圧力勾配によっ
て大気圧に至るという理想的な特性を得ることができ
る。この場合、ランド部(28)の存在によりスクイー
ズ効果が発生し、減衰特性も良い。従って、十分に高い
剛性を得ることができる。
【0016】軸受け面の多孔質材料の周囲に何も設けら
れていない場合に理想的なすきま内圧力特性が得られる
ことは、上述した通りであるが、請求項2に記載の発明
の如く、前記軸受け部(20)の軸受け面(20a)
が、前記多孔質材料(30)の周囲に厚さ約2mm以下
の非通気性の別のランド部(32)を更に有していても
良い。この場合、多孔質材料の周囲に設けられた別のラ
ンド部(32)の存在により、該別のランド部がない場
合に比べて剛性が幾分低下するが、前述したハウジング
部そのものが軸受け面を形成している図9のタイプのレ
ベルまで剛性が低下することはなく、剛性の低下は許容
できるレベルで十分に高い剛性を得られることを本願発
明者は見出した。
【0017】上記発明において、多孔質材料(30)と
しては、焼結金属、カーボン、セラミックス等種々の材
料を用いることができるが、かかる多孔質材料は、均一
な気孔分布を有し、軸受け面の加工により目つぶれが生
じにくいものが好ましく、この点で請求項3に記載の発
明の如く、前記多孔質材料は多孔質セラミックスである
ことが望ましい。多孔質セラミックスとしては、多孔質
ジルコニア、多孔質アルミナ、多孔質窒化アルミニウ
ム、多孔質炭化珪素、多孔質窒化珪素等が挙げられる。
これらの多孔質セラミックスは、絞り効果が大きく、均
一なものが比較的容易に製造できるという利点もある。
【0018】
【発明の実施の形態】
《第1の実施形態》以下、本発明の第1の実施形態を図
1ないし図2に基づいて説明する。
【0019】図1(A)、(B)には、本発明に係る気
体静圧軸受け装置を用いた第1の実施形態の直動式の位
置決めステージの主要部の構成が示されている。
【0020】この位置決めステージ10は、その一方の
面(図1(A)における上面)に不図示のウエハ等の試
料が載置される第2物体としての移動ステージ12と、
この移動ステージ12の他方の面(図1(A)における
下面)に一体的に取り付けられ、加圧気体としての圧縮
空気を第1物体としての定盤14の一方の面(図1
(A)における上面)に形成されたガイド面14aに対
し噴出し、該ガイド面14aとの間のすきまに生じる静
圧(すき間内圧力)により移動ステージ12をガイド面
14aに対し非接触で浮上支持する気体静圧軸受け装置
としての空気静圧軸受け装置16とを備えている。移動
ステージ12は、不図示の駆動装置(例えば、リニアモ
ータ)によってガイド面14aに沿って移動されるよう
になっている。
【0021】空気静圧軸受け装置16は、その一方の面
(図1(A)における上面)が移動ステージ12の他方
の面に固定されたハウジング部18と、このハウジング
部18に保持され、ガイド面14a対向側の面が軸受け
面20aとされた軸受け部20とを有している。
【0022】ハウジング部18の内部には、L字状の給
気通路22が形成され、この給気通路22の一端は軸受
け部20のガイド面対向側と反対側の面に対向して形成
された給気溝部24に連通し、他端は加圧気体供給ライ
ン26に接続されている。軸受け部20は、中央部の非
通気性のガラスから成るランド部28と、その外周部
(図1(A)における上面を含む)を取り囲む通気性の
多孔質材料30とによって構成されている。この軸受け
部20の軸受け面20aは、ラップ等で同一平面に加工
されている。多孔質材料30とハウジング部18は強固
に接着されており、多孔質材料30の外周側面は空気が
もれないように接着剤31によって目止めされている。
ここで、多孔質材料30としては、前述した多孔質ジル
コニア等の多孔質セラミックスが使用される。
【0023】そして、外部のコンプレッサ等の空気源
(図示省略)から加圧気体供給ライン26を介して加圧
気体としての圧縮空気が供給されると、その圧縮空気が
給気通路22、給気溝部24(従って、給気通路22と
給気溝部24とによって給気路が構成されている)を介
して軸受け部20の多孔質材料30の気孔を通り、軸受
け面20aとガイド面14aとの間のすきまに流れ込
み、そのすきまに生じる静圧によって軸受け装置16が
取り付けられた移動ステージ12がガイド面14aに対
して非接触で支持される。
【0024】本第1の実施形態において、軸受け面16
aを40mm角、軸受け部20の厚さ(図1(A)にお
ける上下方向の寸法)を4〜5mmとし、圧縮空気の供
給圧を5kgf/cm2 ・Abs(絶対圧)とした場合
の、すきまを1μm間隔で変更したすきま寸法2μm〜
8μmに対応するすきま内圧力分布のシミュレーション
結果が図2に示されている。
【0025】この図2の横軸は、軸受け中心(0)から
の距離(mm)を示し、縦軸はすきま内圧力(Pa)を
絶対圧で示す。
【0026】この図2を前述した従来例の図8(C)、
図9(C)と比較すると明らかなように、本実施形態で
は、ランド部28(0〜14mm)では圧力が一定で、
かつ軸受けすきまが狭くなるにつれて多孔質材料30外
周の圧力が上昇することがわかる。
【0027】従って、本第1の実施形態に係る軸受け装
置16は、すきま内圧力は軸受け外周付近で、できるだ
け急峻な圧力勾配によって大気圧に至る理想的な特性
(圧力分布特性)の軸受け装置となっており、従来にな
い高い剛性の軸受け装置となっている。
【0028】上記第1の実施形態では、多孔質材料30
の外側端面を接着剤を用いて目止めする場合について説
明したが、製造上、接着剤よりも僅かなランド部で目止
めする方が生産性が向上する場合もある。このような場
合を考慮してなされたのが、次の第2の実施形態であ
る。
【0029】《第2の実施形態》次に、本発明の第2の
実施形態を図3ないし図6に基づいて説明する。ここ
で、前述した第1の実施形態と同一の構成部分について
は同一の符号を付すとともに、その説明を省略するもの
とする。
【0030】図3には、第2の実施形態に係る位置決め
ステージの主要部の構成が示されている。この第2の実
施形態では、軸受け面21を構成する多孔質材料30の
周囲に僅かな厚さの別のランド部32が設けられている
点が、第1の実施形態と異なるのみで、その他の部分の
構成等は同一になっている。
【0031】発明者等は、軸受け面21を構成する上記
別のランド部32の厚さ(幅)bを1mm、2mm、3
mmとして、前述した第1の実施形態の場合と同一条件
の下に、すきまを1μm間隔で変更しながらすきま寸法
2μm〜8μmについてシミュレーションを行なった。
その結果が、図4ないし図6に示されている。この内、
図4にはb=1mmの場合が、図5にはb=2mmの場
合が、図6にはb=3mmの場合がそれぞれ示されてい
る。
【0032】これら3つの図を比較すると、図6では、
他の図に比べて多孔質材料より外側はほぼ直線的に(斜
めに)大気圧に降下して、十分な剛性が得られなくなる
ことがわかる。これに対し、図4、図5の場合には、図
2の場合より剛性が幾分低下するもののそれでもまだ十
分に高い剛性が得られることがわかる。
【0033】なお、上記第1、第2の実施形態では、直
動式の位置決めステージに本発明に係る気体静圧軸受け
装置が適用された場合について説明したが、本発明の適
用範囲がこれに限定されるものではなく、図7に示され
るような、定盤14上において所定の軸方向へ往復移動
する駆動体40と、これによって前記方向へ移動される
被駆動体42との間の駆動力伝達機構に本発明を適用し
ても良い。
【0034】図7において、駆動力伝達機構は、駆動体
40の両側面40a、40bにそれぞれ空気静圧軸受け
装置16A、16Bを有し、両者は逆U字状の枠体から
成る被駆動体42の内側面に向かって圧縮空気を噴出す
る。また、駆動体40及び被駆動体42は、それぞれ空
気静圧軸受け装置16C、16D、16E、16Fによ
ってガイド面14a上に非接触で支持されている。各空
気静圧軸受け装置16A〜16Fは、前述した軸受け装
置16と同様の構成になっているので、詳細な説明は省
略する。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし3
に記載の発明によれば、従来になく高い剛性を有する気
体静圧軸受け装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は第1の実施形態の位置決めステージの
主要部の構成を示す縦断面図、(B)は(A)の空気静
圧軸受け装置の底面図である。
【図2】第1の実施形態の作用・効果を説明するための
シミュレーション結果を示す図である。
【図3】第2の実施形態の位置決めステージの主要部の
構成を示す縦断面図である。
【図4】第2の実施形態の作用・効果を説明するための
図であって、第2の実施形態に係る軸受け装置の軸受け
面を構成する別のランド部の厚さ(幅)bを1mmとし
た場合のシミュレーション結果を示す図である。
【図5】第2の実施形態の作用・効果を説明するための
図であって、上記別のランド部の厚さ(幅)bを2mm
とした場合のシミュレーション結果を示す図である。
【図6】図4、図5との比較のための図であって、上記
別のランド部の厚さ(幅)bを3mmとした場合のシミ
ュレーション結果を示す図である。
【図7】本発明に係る軸受け装置の適用例を説明するた
めの図である。
【図8】従来例を示す説明図であって、(A)は、一従
来例の空気静圧軸受け装置の縦断面図、(B)は(A)
の装置の底面図、(C)は(A)の装置のすきま内圧力
分布の一例を示す線図である。
【図9】他の従来例を示す説明図であって、(A)は、
他の従来例の空気静圧軸受け装置の縦断面図、(B)は
(A)の装置の底面図、(C)は(A)の装置のすきま
内圧力分布の一例を示す線図である。
【符号の説明】
12 移動ステージ(第2物体) 14 定盤(第1物体) 14a ガイド面 16 空気静圧軸受け装置(気体静圧軸受け装置) 18 ハウジング部 20 軸受け部 20a 軸受け面 22 給気通路(給気路の一部) 24 給気溝部(給気路の一部) 28 ランド部 30 多孔質材料 32 別のランド部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1物体の面に対し加圧気体を噴出し、
    前記第1物体との間の隙間に生じる静圧によって、前記
    第1物体に対向して第2物体を非接触で支持する気体静
    圧軸受け装置であって、 前記第1物体の面に対向する軸受け面が、その中央部の
    非通気性のランド部と、当該ランド部の周囲を取り囲
    み、その外周縁が大気に接した多孔質材料とから成る軸
    受け部と;前記第2物体に取り付けられ、その内部に前
    記軸受け部に加圧気体を供給する給気路が形成されたハ
    ウジング部とを有する気体静圧軸受け装置。
  2. 【請求項2】 前記軸受け部の軸受け面が、前記多孔質
    材料の周囲に厚さ約2mm以下の非通気性の別のランド
    部を更に有することを特徴とする請求項1に記載の気体
    静圧軸受け装置。
  3. 【請求項3】 前記多孔質材料は多孔質セラミックスで
    あることを特徴とする請求項1に記載の気体静圧軸受け
    装置。
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