JPH09222124A - 静圧気体軸受 - Google Patents

静圧気体軸受

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JPH09222124A
JPH09222124A JP3085496A JP3085496A JPH09222124A JP H09222124 A JPH09222124 A JP H09222124A JP 3085496 A JP3085496 A JP 3085496A JP 3085496 A JP3085496 A JP 3085496A JP H09222124 A JPH09222124 A JP H09222124A
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JP
Japan
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bearing
pad
vacuum suction
air
fixed body
Prior art date
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Pending
Application number
JP3085496A
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English (en)
Inventor
Toshinori Sato
俊徳 佐藤
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 静圧空気軸受の小形化、軽量化及び低コスト
化を図る。 【解決手段】 軸受パッド9a及び9bの軸受面51に
真空吸着用溝18を設ける。軸受パッド9aの軸受面5
1からの圧縮空気噴出による垂直方向の浮上力と真空吸
着用溝18での真空吸引による垂直方向の真空吸着力に
軸受パッド9a,9bの重力とをバランスさせることに
より、軸受パッド9aを垂直方向に支持し、軸受パッド
9bの軸受面51からの圧縮空気噴出による水平方向の
浮上力と真空吸着用溝18での真空吸引によるの水平方
向の真空吸着力とをバランスさせることにより、軸受パ
ッド9bを水平方向に支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、精密直線
案内に使用される静圧空気軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の静圧空気軸受を使用した
軸受装置を図6及び図7に示す。角柱状の固定体bに軸
受すき間cを介して角筒状の可動体dが外挿されてい
る。可動体dは固定体bの上下左右側面に軸受すき間c
を介して対向配置された上下左右の軸受パッドe〜hを
有しており、軸受パッドe〜hと固定体bとを備えた静
圧気体軸受は固定体bの上下左右の四ヶ所に配設されて
いる。各軸受パッドe〜hの内部には外部からエアチュ
ーブi等を介して圧縮空気が供給される供給孔jが形成
されている。供給孔jに供給された圧縮空気は各軸受パ
ッドe〜hに設けられた多孔質材kを介して軸受すき間
cに噴出され、これにより軸受すき間cに空気膜が形成
されて可動体dが非接触で支持されるようになってい
る。
【0003】この場合、可動体dの垂直及び水平方向の
支持は、上方向に浮上する上側軸受パッドeと下方向に
浮上する下側軸受パッドfの間で上下方向の浮上バラン
スをとって可動体dを垂直方向に支持すると共に、左方
向に浮上する左側軸受パッドgと右方向に浮上する右側
軸受パッドhとの間で左右方向の浮上バランスをとって
可動体dを水平方向に支持している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、可動体
dを垂直及び水平方向に支持するに際して、上下左右の
合計4個の軸受パッドe〜hが必須となるため、装置の
小形化、軽量化及び低コスト化が極めて困難であった。
本発明はかかる不都合を解消するためになされたもので
あり、小形化、軽量化及び低コスト化を可能にした静圧
気体軸受を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明に係る静圧気体軸受は、固定体と、該固定
体に設けた平面状の案内面に軸受すき間を介して対向す
る平面状の軸受面を有する軸受パッドとを備え、前記軸
受面には前記軸受すき間に圧縮気体を噴出する圧縮気体
噴出部と固定体を吸引する真空吸着部とを設けたことを
特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図1〜図4を参照して説明する。図1は本発明の実施
の形態の一例である静圧空気軸受を説明するための説明
図、図2は図1のII−II線断面図、図3は軸受パッ
ドの拡大断面図、図4は図3の矢印IV方向から見た図
である。
【0007】図1及び図2を参照して、この静圧空気軸
受を使用した軸受装置1は、基台2にボルト3などで固
定された角柱状の直線案内レール状の固定体4と、固定
体4に設けた平面状の案内面50に軸受すき間11を介
して直線案内される軸受パッド9a,9bが取付けられ
たテーブル(可動体)5とを備えている。テーブル5
は、図2に示すように、固定体4の上側及び左側面にそ
れぞれ所定の間隔を存して対向配置された四角板状のパ
ッド取付部6,7を有しており、上側のパッド取付部6
の左端部と左側のパッド取付部7の上端部とは一体に連
結されて断面略く字状になっている。
【0008】パッド取付部6の固定体4の上側面を向く
部分、及びパッド取付部7の固定体4の左側面を向く部
分には、軸受パッド9a及び9bがそれぞれ取り付けら
れている。図2及び図3に示すように、軸受パッド9a
(9b)は円形状の軸受ケース10を備えており、該軸
受ケース10は固定体4の案内面50である上側面(左
側面)に軸受すき間11を介して対向配置されている。
軸受ケース10の中央部には円板状の多孔質材12が略
同心に埋め込まれており、軸受ケース10及び多孔質材
12は固定体4の案内面50への対向面が平面状の軸受
面51となっている。固定体4の案内面50は軸受すき
間11を介して軸受パッド9a,9bの軸受面51に対
向し、また、該多孔質材12には空気供給孔13の一端
が連通している。空気供給孔13の他端はテーブル5に
形成された空気導入孔14に連通しており、該空気導入
孔14にはエアチューブ15を介して圧縮空気源である
エアコンプレッサ16が接続されている。
【0009】かかるエアコンプレッサ16の駆動によ
り、圧縮空気がエアチューブ15、空気導入孔14及び
空気供給孔13を経て多孔質材12に供給され、その
後、該多孔質材12内の微細気孔を経て適宜の圧力に絞
られた状態で軸受パッド9a,9bの軸受面51から軸
受すき間11に噴出され、これにより軸受すき間11に
空気膜が形成されて軸受パッド9aに垂直方向の浮上力
が付与されると共に、軸受パッド9bに水平方向の浮上
力が付与されるようになっている。従って、軸受パッド
9a,9bの軸受面51には圧縮気体噴出部が設けられ
ている。
【0010】なお、図3及び図4に示すように、軸受パ
ッド9a,9bの軸受面51には多孔質材12に隣接す
る周囲に多孔質材12から噴出された空気を外部に排出
する環状の排気溝17が形成されており、排気溝17に
は排気通路18の一端が連通している。該排気通路18
の他端は外部に開放されており、多孔質材12から軸受
すき間11に噴出した圧縮空気が排気溝17から排気通
路18を経て外部に排出されるようになっている。
【0011】軸受パッド9a,9bの軸受面51には排
気溝17より半径方向外側に適宜な間隔をおいて環状の
真空吸着用溝(真空吸着部)19が形成されており、該
真空吸着用溝19には真空吸引孔20の一端が連通して
いる。従って、軸受パッド9a,9bの軸受面51には
固定体4を吸引する真空吸着部が設けられている。真空
吸引孔20の他端はテーブル5に形成された空気導出孔
21に連通しており、該空気導出孔21にはエアチュー
ブ22を介して真空源である真空ポンプ23が接続され
ている。
【0012】かかる真空ポンプ23の駆動により、軸受
すき間11内の空気が真空吸着用溝19、真空吸引孔2
0、空気導出孔21及びエアチューブ22を経て真空吸
引され、これにより、軸受すき間11に負圧が発生して
軸受パッド9aに垂直方向の吸着力が付与されると共
に、軸受パッド9bに水平方向の吸着力が付与されるよ
うになっている。
【0013】そして、軸受パッド9aの軸受面51から
の圧縮空気噴出による該軸受パッド9aの垂直方向の浮
上力と、真空吸着用溝19での真空吸引による軸受パッ
ド9aの垂直方向の真空吸着力にテーブル5及び軸受パ
ッド9a,9bの重力を加えた力とを例えばエアコンプ
レッサ16側の配管系統に介在された図示しない圧力調
整バルブなどでバランス調整して適正な浮上量とし、こ
れによりテーブル5を垂直方向に拘束すると共に、軸受
パッド9bの軸受面51からの圧縮空気噴出による該軸
受パッド9bの水平方向の浮上力と、真空吸着用溝19
での真空吸引による軸受パッド9bの水平方向の真空吸
着力とを上記同様に圧力調整バルブなどでバランス調整
して適正な浮上量とし、これによりテーブル5を水平方
向に支持する。
【0014】このようにこの実施の形態では、2個の軸
受パッド9a及び9bのみでテーブル5を垂直方向及び
水平方向に支持することができるため、従来に比べて、
軸受パッドの数を半分に減らすことができ、この結果、
装置1の軽量化、小形化及び低コスト化が図れ、しか
も、固定体4の精度を要する案内面50も半分に削減で
きるため、装置1の大幅なコストダウンが図れる。
【0015】なお、上記実施の形態では、軸受パッドと
して円形のものを用いているが、これに代えて、例えば
図5に示すように、四角形状の軸受パッド24を用いて
もよい。また、上記実施の形態では、多孔質形の静圧空
気軸受に本発明を適用した場合を例に採ったが、これに
限定されず、多数孔形静圧空気軸受や表面絞り形静圧空
気軸受などその他のタイプの軸受にも適用可能である。
【0016】また、一個の軸受パッド9a,9bが垂直
方向のみ、水平方向のみ等の一方向のみに支持されても
よい。
【0017】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
では、軸受パッドは一個のみでも垂直方向、水平方向等
に支持されるため、本願発明の静圧気体軸受を使用した
軸受装置は、軸受パッドの数を半分に減らすことがで
き、この結果、装置の軽量化、小形化及び低コスト化が
図れ、しかも、固定体の精度を要する案内面も半分に削
減できるため、装置の大幅なコストダウンが図れるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例である静圧空気軸受
を説明するための説明図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】軸受パッドの拡大断面図である。
【図4】図3の矢印IV方向から見た図である。
【図5】軸受パッドの変形例を示す図である。
【図6】従来の静圧空気軸受を説明するための説明図で
ある。
【図7】図6のVII−VII線断面図である。
【符号の説明】
1…静圧空気軸受 4…固定体 5…テーブル(可動体) 9a,9b…軸受パッド 10…軸受ケース 11…軸受すき間 12…多孔質材 15,22…エアチューブ 16…エアコンプレッサ 19…真空吸着用溝(真空吸着部) 23…真空ポンプ 50…案内面 51…軸受面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定体と、該固定体に設けた平面状の案
    内面に軸受すき間を介して対向する平面状の軸受面を有
    する軸受パッドとを備え、前記軸受面には前記軸受すき
    間に圧縮気体を噴出する圧縮気体噴出部と固定体を吸引
    する真空吸着部とを設けたことを特徴とする静圧気体軸
    受。
JP3085496A 1996-02-19 1996-02-19 静圧気体軸受 Pending JPH09222124A (ja)

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