JPH10169260A - ドアハンドル装置 - Google Patents

ドアハンドル装置

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JPH10169260A
JPH10169260A JP35184996A JP35184996A JPH10169260A JP H10169260 A JPH10169260 A JP H10169260A JP 35184996 A JP35184996 A JP 35184996A JP 35184996 A JP35184996 A JP 35184996A JP H10169260 A JPH10169260 A JP H10169260A
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JP
Japan
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case
handle
lever
handle body
door
Prior art date
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Application number
JP35184996A
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English (en)
Inventor
Yosuke Harano
陽介 原野
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Sakae Riken Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Sakae Riken Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドル本体とケースとの結合部に形成され
るヒンジ部の剛性を向上させる。 【解決手段】 平板状の把手部12と、把手部12の両
端部にL字状に形成されたレバー部11、11’と、レ
バー部11、11’の先端部に設けられた突起部111
とからなるハンドル本体1をプラスチック材にて一体成
形する。平板状のベース部29と、ベッセル状の凹陥部
28の外側に、2本並列に突出するように設けられた2
組のステー部21、21’と、スプリング保持部22等
からなるケース2をプラスチック材にて一体成形する。
2本並列に設けられたステー部21、21’の、それぞ
れの先端部を門型に連結し、連結部213を設ける。各
レバー部11、11’の先端部に設けられた突起部11
1を、ケース2の各ステー部21、21’の先端部に設
けられた係合部211に係合させ、これによってハンド
ル本体1とケース2とをヒンジ結合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用ドアハンド
ル装置に関するものであり、特に、ドアアウタハンドル
に関するものであって、ケースとハンドル本体との間の
ヒンジ結合部のところに従来設けられていた金属製のヒ
ンジピンを除去するようにするとともに、これらヒンジ
結合部の強度・剛性を高めるようにしたプラスチック材
からなるドアハンドル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のドアハンドル装置は、図4に示す
如く、ドア外板等に装着されるケース20と、当該ケー
ス20の凹陥部220内に収納されるハンドル本体10
とからなることを基本とするものである。そして、この
ような構成からなるハンドル本体10に設けられた左右
のレバー部110、110’と、ケース20に設けられ
た左右のステー部210、210’とが、ヒンジピン5
0を介して連結され、これによって、ドアアウタハンド
ル装置が形成されるようになっているものである。ま
た、このような構成において、上記ステー部210とレ
バー部110とが上記ヒンジピン50を介して回転自在
に連結されるところには、コイルスプリング等からなる
スプリング30が設けられるようになっている。そし
て、このスプリング30の作用により、上記ハンドル本
体10が操作された際に、当該ハンドル本体10を元の
状態へ戻すように作動する復帰力が、当該ハンドル本体
10に働くようになっているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ものは、ハンドル本体10のレバー部110とケース2
0のステー部210との間の結合部が、金属製のヒンジ
ピン50を介して形成されるようになっているものであ
る。そして、このヒンジピン50の組付作業は、図4に
示すように、上記ステー部210の取付穴とレバー部1
10の取付穴との位置を、あらかじめ一致させた状態に
しておき、このような状態のところへ、上記ヒンジピン
50を一方側から挿入し、他方側へ突き抜けるように押
し込むことによって行なわれるようになっているもので
ある。従って、このヒンジピン50の挿入作業は、長い
スパン(L)を介して行なわなければならず、挿入作
業、延いては、本ドアハンドル装置全体の組立作業が複
雑にならざるを得ないという問題点がある。このような
問題点を解決するために、上記金属製ヒンジピン50を
廃止し、ハンドル本体10及びケース20を、すべてプ
ラスチック材にて形成するようにするとともに、これら
ハンドル本体のレバー部先端部に設けられた突起部をケ
ースの支柱状ステー部のところに設けられた係合部に嵌
合させるようにした、組立性に優れたドアハンドル装置
が開発され、既に公知となっている。ところで、このも
のは、上記ドアハンドルが操作されて、上記レバー部と
ステー部との間の係合部(嵌合部)のところに相対的な
力が作用すると、上記並列的に設置された2本のステー
部の間が開いた状態となり、上記係合部からレバーの先
端部が外れてしまうというおそれがある。このような問
題点を解決するために、上記並列的に設けられたステー
部の先端部のところに連結部を設け、これによってヒン
ジ部の剛性を向上させるようにしたドアハンドル装置を
提供しようとするのが、本発明の目的(課題)である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては次のような手段を講ずることとし
た。すなわち、車両用ドアに用いられるものであって、
当該車両用ドアの開閉の際に操作されるハンドル本体
と、当該ハンドル本体を収納し、本ドアハンドル装置全
体を上記車両用ドアに装着する役目を果たすケースと、
当該ケースと上記ハンドル本体との間に設けられ、当該
ハンドル本体に上記ケース内への復帰力を与えるスプリ
ングとからなるドアハンドル装置に関して、上記ハンド
ル本体を、把手部とレバー部とからなるようにし、当該
レバー部の一端部に、ヒンジピンの役目を果たす円柱状
の突起部を設け、更に、これら構成からなるハンドル本
体をプラスチック材にて一体的に成形するとともに、一
方、当該ハンドル本体の収納されるケースを、ドア側に
装着されるベース部と、当該ベース部のところに支柱状
に設けられるものであって、上記ハンドル本体のレバー
部を挟み込むことが可能なように所定の間隔をもって2
本一組の状態で並列に設けられる2組のステー部と、上
記スプリングを保持するスプリング保持部と、からなる
ようにするとともに、上記各組のステー部のところであ
って、2本一組の状態で並列に設けられる支柱状部材
の、その先端部のところを一部橋渡しするように連結す
る連結部を設け、更に、上記それぞれのステー部の一部
に、上記ハンドル本体のレバー部に設けられた突起部の
嵌合(係合)される係合部を設け、このような構成の本
ケースをプラスチック材にて一体的に成形し、これら構
成からなる上記ハンドル本体のレバー部に設けられた突
起部を、上記ケースの各組のステー部に設けられた係合
部のところに装着(係合)させるようにした構成を採る
こととした。
【0005】このような構成を採ることにより、本発明
においては次のような作用を呈することとなる。すなわ
ち、本発明にかかるドアハンドル装置のハンドル本体と
ケースとを組み付け、一体化させるにあたっては、ケー
スに形成された切欠部内に、ハンドル本体の両端部に設
けられたL字状のレバー部を挿入し、このような状態に
おいて、上記レバー部を、所定の間隔を有するように2
本一組の状態で並列に設けられた各組のステー部の間に
差し込むようにする。そして、上記レバー部の先端部に
設けられた突起部を、上記ステー部の先端部に、それぞ
れ設けられた係合部に向けて押し付けるようにし、これ
によって、上記突起部の嵌合される係合部周りを弾性変
形させて、上記突起部を係合部内へ嵌入させる。このよ
うな嵌合作業によって、上記レバー部は、並列に設けら
れたステー部の間に挟み込まれた状態で保持され、か
つ、上記レバー部とステー部との間においては、ヒンジ
結合が形成されることとなる。
【0006】そして、このようにしてヒンジ部が形成さ
れた後は、上記各組のステー部の先端部のところが連結
部を介して連結されるようになっているので、各組のス
テー部における係合部周りの間隔が開いてしまうと言う
ようなことが無くなる。従って、一旦結合(係合)した
後は、上記係合部におけるステー部の先端部とレバー部
の先端部とは強固に結合されることとなり、容易には外
れたりするようなことが無くなる。
【0007】このような一連の装着作業及び組付作業を
経ることによって、本ドアハンドル装置が形成されるこ
ととなる。このように、ハンドル本体とケースとの組付
作業が簡単になり、組付作業(組立作業)の効率向上が
図られることとなる。また、連結部が設けられているこ
とによって、ヒンジ部近傍の強度・剛性が高められるこ
ととなり、ドアハンドルの操作時等においてヒンジ部に
荷重が加わったとしても、係合部における係合が外れて
しまうと言うような不都合の生ずることが無い。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1ないし図3を基に説明する。本発明の実施の形態に関
するものの、その構成は、図1に示す如く、ドア開閉の
際に操作されるハンドル本体1と、当該ハンドル本体1
を収納し、ドアハンドル装置全体をドア外板等に装着す
るケース2と、当該ケース2と上記ハンドル本体1との
間に設けられ、当該ハンドル本体1に上記ケース2内へ
の復帰力を与えるスプリング3と、からなることを基本
とするものである。
【0009】このような基本構成において、上記ハンド
ル本体1は、後記ケース2のベース部29と同一面を形
成するように設けられた平板状の把手部12と、当該把
手部12の両端部付近から、それぞれ突出するように設
けられたL字状のレバー部11、11’とからなり、こ
れらがプラスチック材にて一体的に成形されるようにな
っているものである。そして更に、上記レバー部11、
11’の先端部には、図1ないし図3に示す如く、その
両側に円柱状の突起部111が設けられるようになって
いるものである。
【0010】次に、このような構成からなるハンドル本
体1の収納されるケース2は、図1に示す如く、上記ハ
ンドル本体1の把手部12と同一の面を有するように形
成されたベース部29を基礎にして、当該ベース部29
の中央部には、上記ハンドル本体1の把手部12等が収
納されるベッセル状(船底形)の凹陥部28が設けられ
るようになっているものである。そして更に、上記凹陥
部28の両端部付近には、上記ハンドル本体1の両レバ
ー部11、11’の挿入される切欠部27、27’が設
けられるようになっている。更に、当該切欠部27、2
7’の設けられる凹陥部28の外側には、当該ベッセル
状凹陥部28から突出するように、上記切欠部27、2
7’の両側に隣接して、支柱状のステー部21、21’
が2組設けられるようになっている。これら各組のステ
ー部21、21’は、それぞれ2本一組の状態で並列に
設けられるようになっているものである。そして、各組
のステー部21、21’の、それぞれの先端部には、こ
れら先端部の一部を橋渡しするように連結部213が、
図1に示す如く設けられるようになっている。そして更
に、これら各組のステー部21、21’のうちのいずれ
か一方のステー部のところ(本実施の形態のものにおい
てはステー部21側)には、スプリングホルダ222が
設けられるようになっている。そして、これら構成から
なる各部が、上記連結部213をも含めて、プラスチッ
ク材にて一体的に成形されるようになっているものであ
る。
【0011】このように、各組のステー部21、21’
は、図1及び図3に示す如く、所定の間隔を有した状態
で並列に設けられた2本の支柱状部材からなるものであ
る。すなわち、ハンドル本体1が組み付けられた状態に
おいて、上記各レバー部11、11’は、上記各組のス
テー部21、21’において、それぞれ並列に設けられ
た2本の支柱状部材の間に挟まれるようになっているも
のである。また、このような構成において、上記各組の
ステー部21、21’の、それぞれの先端部のところに
は、図2及び図3に示すような切欠溝212、及び当該
切欠溝212に連続して形成されるものであって、上記
ハンドル本体1のレバー部11、11’の先端部に形成
された突起部111の挿入される(係合される)係合部
211が設けられるようになっている。
【0012】これによって、凹陥部28のところから突
出するように形成された各組のステー部21、21’
は、その全体が門型の形態を形成し、全体的な剛性が高
められるようになっているものである。また、このよう
な構成からなる上記ステー部21、21’の、その先端
部のところに設けられる上記切欠溝212には、図2及
び図3に示すようなオーバハング部218、219が形
成されるようになっているものである。これらオーバハ
ング部218、219は、すべての場合に、両者のもの
が採り入れられている必要は無く、条件に応じて、少な
くともいずれか一方のものが、上記切欠溝212のとこ
ろに形成されるようになっているものであれば良い。こ
れによって、突起部111は係合部211内に保持され
るようになっているものである。
【0013】このようなオーバハング部218、219
のうち、例えば、図2に示すような径方向に形成される
もの(218)は、上記レバー部11の先端部に設けら
れる突起部111の直径よりも小さな値になるように設
定されているものであり、これによって、当該突起部1
11が上記係合部211に一度挿入(係合)された後
は、上記突起部111は簡単には上記係合部211から
外れたりするようなことがない。このことは、例えば、
図3に示す如く、上記突起部111の長手方向(軸方
向)に設けられるもの(219)についても、同じこと
が言える。これらオーバハング部218、219と切欠
溝212との作用により、レバー部11、11’の各先
端部に形成された突起部111は、上記各組のステー部
21、21’の各先端部に形成された係合部211内に
簡単に係合(挿入)されるとともに、一旦挿入された後
は、上記連結部213の作用と相まって、簡単には外れ
たりするようなことが無い。
【0014】このような構成において、上記凹陥部28
の外側のところには、図1に示す如く、上記ステー部2
1、21’と並立するようにスプリング保持部22が設
けられるようになっている。このスプリング保持部22
及び上記ステー部21の一部には、スプリング3のコイ
ル部33を支持するスプリングホルダ222、222’
が設けられるようになっている。このような構成からな
るスプリングホルダ222、222’等にて保持される
スプリング3は、図1に示す如く、コイルスプリング等
からなるものであり、上記スプリングホルダ222、2
22’に装着されるコイル部33を有することを基本と
するものである。そして、一方の端部39は、ケース2
等のスプリングホルダ222’に係合するとともに、他
方の端部31は、上記レバー部11、11’の先端部等
に係合するようになっているものである。
【0015】このような構成からなるハンドル本体1の
両レバー部11、11’が、ケース2の凹陥部28のと
ころに形成される切欠部27、27’内に挿入され、更
に、このような状態において、上記レバー部11、1
1’の先端部に形成された突起部111が、上記ケース
2に設けられた2組のステー部21、21’の先端部に
形成された各係合部211内に、当該係合部211に連
続して形成された切欠溝212を経由することによって
嵌入(係合)されることとなる。。これによって、ハン
ドル本体1とケース2とが結合されて一体化され、ドア
ハンドル装置が形成されるようになっている。
【0016】このような構成からなる本実施の形態のも
のにおける作用等について説明する。すなわち、上記ハ
ンドル本体1をケース2内に装着し、一体化するに当っ
ては、ケース2に形成されたレバー部11、11’を通
すための切欠部27、27’内に、ハンドル本体1の両
端部に設けられたL字状のレバー部11、11’を挿入
させ、このような状態において、上記レバー部11、1
1’を、所定の間隔をもって2本並列に設けられた支柱
状部材からなる各組のステー部21、21’のところに
差し込む。そして、上記レバー部11、11’の先端部
に形成された突起部111を、上記各組のステー部2
1、21’の先端部に形成された係合部211内に押し
込む(係合させる)。これによって、門型に形成された
各ステー部21、21’のところを一時的に弾性変形さ
せて、簡単に装着作業が行なわれることとなる。
【0017】このようにしてハンドル本体1とケース2
とが一体化された後は、上記各組のステー部21、2
1’の係合部211の周りに設けられた連結部213及
びオーバハング部218、219(図2及び図3参照)
の作用により、上記突起部111は上記係合部211か
ら、容易には、外れたりするようなことが無い。
【0018】また、図2に示す如く、係合部211はヒ
ンジ部を形成するようになっているので、ハンドル本体
1を操作したときに、当該ヒンジ部には大きな荷重(図
2におけるF)が加わることとなる。そして、このとき
には、上記並列に設けられた各組のステー部21、2
1’のところには、上記レバー部11の先端部のところ
を支点にして、図3に示す如く、モーメント力(M)が
作用することとなる。しかしながら、各組のステー部2
1、21’の係合部211の近傍のところには連結部2
13が設けられるようになっており、これによって、各
ステー部21、21’の先端部のところは、その所定の
間隔が拡がりすぎないようになっている。従って、ヒン
ジ部を形成する突起部111は、上記係合部211のと
ころから外れたりするようなことが無い。
【0019】また、図2に示す如く、ハンドル本体1が
操作された場合、すなわち、把手部12に矢印図示方向
の力(P)が加わった場合、当該ハンドル本体1のレバ
ー部11の先端部であってドアロック装置につながるロ
ッド5の連結点には、突起部111を支点にして矢印図
示方向の反力(W)が作用する。これら操作力(P)、
反力(W)の作用により、上記支点である突起部111
にも矢印図示方向の力(F)が作用する。しかしなが
ら、本実施の形態のものにおいては、上記連結部213
等の作用により、上記ヒンジ部の剛性が高められている
ので、各係合部が外れたりするようなことが無い。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、車両用ドアに用いられ
るものであって、当該車両用ドアの開閉の際に操作され
るハンドル本体と、当該ハンドル本体を収納し、本ドア
ハンドル装置全体を上記車両用ドアに装着する役目を果
たすケースと、当該ケースと上記ハンドル本体との間に
設けられ、当該ハンドル本体に上記ケース内への復帰力
を与えるスプリングとからなるドアハンドル装置に関し
て、上記ハンドル本体を、把手部とレバー部とからなる
ようにし、当該レバー部の一端部に、ヒンジピンの役目
を果たす円柱状の突起部を設け、更に、これら構成から
なるハンドル本体をプラスチック材にて一体的に成形す
るとともに、一方、当該ハンドル本体の収納されるケー
スを、ドア側に装着されるベース部と、当該ベース部の
ところに支柱状に設けられるものであって、上記ハンド
ル本体のレバー部を挟み込むことが可能なように所定の
間隔をもって2本一組の状態で並列に設置された2組の
ステー部と、上記スプリングを保持するスプリング保持
部と、からなるようにするとともに、上記各組のステー
部のところであって、2本一組の状態で並列に設けられ
る支柱状部材の、その先端部のところに連結部を設け、
更に、上記それぞれのステー部の一部に、上記ハンドル
本体のレバー部に設けられた突起部の嵌合(係合)され
る係合部を設け、このような構成の本ケースをプラスチ
ック材にて一体的に成形し、これら構成からなる上記ハ
ンドル本体のレバー部に設けられた突起部を、上記ケー
スのそれぞれのステー部に設けられた係合部に装着(係
合)させるようにした構成を採ることとしたので、上記
ハンドル本体とケースとの組付作業(組立作業)の効率
向上を図ることができるようになった。また、ハンドル
本体のレバー部を挟み込むように保持するステー部のと
ころに設けられた係合部の周りを連結部によって連結す
るようにしたので、荷重の入力に対してヒンジ部の、そ
の剛性を向上させることができるようになった。更に
は、ハンドル本体及びケースがそれぞれ一体的に成形さ
れるようになっているので、部品点数が削減化され、こ
れによって、部品管理を初めとした管理コストの低減
化、延いてはドアハンドル装置全体のコストの低減化を
図ることができるようになった。また、上記部品点数の
削減化により重量(質量)の軽減化を図ることができる
ようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示す展開斜視図である。
【図2】本発明の主要部をなすハンドル本体とケースと
の間のヒンジ結合部周りの構成を示す横断面図である。
【図3】本発明の主要部をなすハンドル本体とケースと
の間のヒンジ結合部周りの構成を示す縦断面図である。
【図4】従来例の全体構成を示す図である。
【符号の説明】
1 ハンドル本体 11 レバー部 11’ レバー部 111 突起部 12 把手部 2 ケース 21 ステー部 21’ ステー部 211 係合部 212 切欠溝 213 連結部 218 オーバハング部 219 オーバハング部 22 スプリング保持部 222 スプリングホルダ 222’ スプリングホルダ 27 切欠部 27’ 切欠部 28 凹陥部 29 ベース部 3 スプリング 31 端部 33 コイル部 39 端部 5 ロッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用ドアに用いられるものであって、
    当該車両用ドアの開閉の際に操作されるハンドル本体
    と、当該ハンドル本体を収納し、本ドアハンドル装置全
    体を上記車両用ドアに装着する役目を果たすケースと、
    当該ケースと上記ハンドル本体との間に設けられ、当該
    ハンドル本体に上記ケース内への復帰力を与えるスプリ
    ングとからなるドアハンドル装置において、上記ハンド
    ル本体を、把手部とレバー部とからなるようにし、当該
    レバー部の一端部に、ヒンジピンの役目を果たす円柱状
    の突起部を設け、更に、これら構成からなるハンドル本
    体をプラスチック材にて一体的に成形するとともに、一
    方、当該ハンドル本体の収納されるケースを、ドア側に
    装着されるベース部と、当該ベース部のところに支柱状
    に設けられるものであって、上記ハンドル本体のレバー
    部を挟み込むことが可能なように所定の間隔をもって2
    本一組の状態で並列に設けられる2組のステー部と、上
    記スプリングを保持するスプリング保持部と、からなる
    ようにするとともに、上記各組のステー部のところであ
    って、2本一組の状態で並列に設けられる支柱状部材
    の、その先端部のところを一部橋渡しするように連結す
    る連結部を設け、更に、上記各組のステー部の一部に、
    上記ハンドル本体のレバー部に設けられた突起部の嵌合
    (係合)される係合部を設け、このような構成からなる
    ケースをプラスチック材にて一体的に成形し、更に、こ
    れら構成からなる上記ハンドル本体のレバー部に設けら
    れた突起部を上記ケースの各組のステー部に設けられた
    係合部に装着(係合)させるようにした構成からなるこ
    とを特徴とするドアハンドル装置。
JP35184996A 1996-12-10 1996-12-10 ドアハンドル装置 Pending JPH10169260A (ja)

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