JPH1016840A - 工程間自動車移送装置 - Google Patents

工程間自動車移送装置

Info

Publication number
JPH1016840A
JPH1016840A JP8187046A JP18704696A JPH1016840A JP H1016840 A JPH1016840 A JP H1016840A JP 8187046 A JP8187046 A JP 8187046A JP 18704696 A JP18704696 A JP 18704696A JP H1016840 A JPH1016840 A JP H1016840A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
fork
inter
plate
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8187046A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiro Ijuin
志朗 伊集院
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ITOCHU BUSINESS CONSULTING KK
JIDOSHA RECYCLE RES CENTER KK
Komatsu Engineering Corp
Original Assignee
ITOCHU BUSINESS CONSULTING KK
JIDOSHA RECYCLE RES CENTER KK
Komatsu Engineering Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ITOCHU BUSINESS CONSULTING KK, JIDOSHA RECYCLE RES CENTER KK, Komatsu Engineering Corp filed Critical ITOCHU BUSINESS CONSULTING KK
Priority to JP8187046A priority Critical patent/JPH1016840A/ja
Publication of JPH1016840A publication Critical patent/JPH1016840A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数の車種と部品点数よりなる自動車の解体
撤去作業で部品として再使用可能なものと、スクラップ
対象分として廃棄するものとの仕分けを分担して行い各
工程間に共通して用いることができる自動車移送装置を
得ること。 【解決手段】 高さを揃えて隣接位置に架台が配列され
た工程間自動車移送装置において、前記架台に穿設され
た開口部と該開口部と連設し前記隣接架台と中心線を揃
えて配設された移送空間と、床面に敷設されたレール上
を転動可能な移動台車と、前記移動台車上に固設され4
個のフォーク部が突設されたフォーク部材を支持する昇
降装置とを備え、前記フォーク部は前記開口部位置で前
記架台より低い下降位置から高い上昇位置まで昇降可能
とされ、前記架台に妨げられることなく前記フォーク部
を前記上昇位置で次工程へ前進せしめ、空の前記フォー
ク部を前記下降位置で手前工程へ後退可能とした工程間
自動車移送装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃自動車(ここで
廃自動車とは、当初より廃車であったもの、使用可能車
であるが陳腐化したもの、研究開発のための新型車等全
てを出発の対象とし、解体後は活用可能部品以外はスク
ラップとされるものを総称し、以下において単に「自動
車」として説明する。)の各部品をリサイクル可能な要
素に解体するための作業を行う工程間に適した自動車移
送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】モータリゼイションの進展に伴い、廃自
動車のリサイクルが注目されつつあるが、具体的な廃自
動車の解体方法としては例えば、廃自動車を燃料、オイ
ル及びフロンなどの危険物又は公害発生物を抜取り、広
いスペースに並べて或いはフォークリフトなどを用いて
作業しやすいように横倒しにして各部品を手作業にて解
体選別した後、残余を自動車解体機などの機械によって
ばらばらにし、残ったボデーをソフトプレス機によって
圧縮しスクラップとしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の廃自動
車の解体方法は作業能率が低く、比較的効率のよい工場
でも一人一日当たり5〜6台がせいぜいとされていた
(雑誌 自動車工学・1994年7月号第42頁の記載
より月20日操業として算出した)。本発明は、多数の
車種と部品点数よりなる自動車の解体撤去作業の能率向
上をはかり、自動車部品として再使用可能なものと、ス
クラップ対象分として廃棄するものとの仕分けを効率良
くするために、作業工程を分担して行うようにし、各工
程間に共通して用いることができ、作業、運転及び保守
の習熟、効率的実施に有用な自動車移送装置を得ること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を得るために、
請求項1の発明にあっては、床面上に実質的に高さを揃
えて隣接位置に架台が配列された工程間自動車移送装置
において、前記架台に穿設された開口部と該開口部と連
設し前記隣接架台と中心線を揃えて配設された移送空間
と、床面上又は床面近接位置に敷設されたレール上の前
記隣接架台間を転動可能な移動台車と、前記移動台車上
に固設され4個のフォーク部が突設されたフォーク部材
を支持する昇降装置とを備え、前記フォーク部は前記開
口部位置で前記架台より低い下降位置から高い上昇位置
まで昇降可能とされ、前記架台に妨げられることなく自
動車を載置した前記フォーク部を前記上昇位置で次工程
へ前進せしめ、空の前記フォーク部を前記下降位置で手
前工程へ後退可能とした工程間自動車移送装置により解
決した。請求項2の発明にあっては、請求項1に記載の
工程間自動車移送装置において、開口部は少なくともフ
ォーク部材が通過可能な外縁の形状を有する工程間自動
車移送装置とすることができる。請求項3の発明にあっ
ては、請求項1に記載の工程間自動車移送装置におい
て、開口部は少なくともフォーク部材が通過可能な切欠
部を有する工程間自動車移送装置とすることができる。
【0005】請求項4の発明にあっては、請求項1〜3
のいずれかに記載の工程間自動車移送装置において、フ
ォーク部上面は方形である工程間自動車移送装置とする
のが好ましい。請求項5の発明にあっては、請求項1〜
4のいずれかに記載の工程間自動車移送装置において、
昇降装置のフォーク部材下左右幅が移送空間左右幅より
小とされている工程間自動車移送装置とするのが好まし
い。。請求項6の発明にあっては、請求項1〜5のいず
れかに記載の工程間自動車移送装置において、昇降装置
として台車用ジャッキを用いる工程間自動車移送装置と
することができる。請求項7の発明にあっては、請求項
1〜5のいずれかに記載の工程間自動車移送装置におい
て、昇降装置として水平に移動台車に固着された底部
と、前記底部と平行な上面にフォーク部材が支持された
頂部間に交差軸を軸としてたすき状に交差する左右一対
のリンクを介在させ、前記リンクの上流側は前記底部及
び頂部に回動可能に軸支され、前記リンクの下流側には
前記底部上面及び頂部下面を転動可能に軸支されたロー
ラーを有し、前記交差軸より下流側の左右リンク間に支
持された上下移動軸間に流体圧シリンダが掛渡され、シ
リンダへの流体圧作動により前記リンク及び前記頂部が
昇降可能とされているリフターを用いる工程間自動車移
送装置とすることができる。
【0006】請求項8の発明にあっては、請求項1〜7
のいずれかに記載の工程間自動車移送装置において、フ
ォーク部上に当板を固着し、少なくとも前記フォーク部
下流側に接した位置の架台上に上面が前記当板と実質的
に同寸の当板を固着し、上昇位置は前記フォーク部材が
前記架台上の当板に妨げられない位置で、下降位置は前
記フォーク部上の当板が前記架台に妨げられない位置と
されている工程間自動車移送装置とするのが好ましい。
請求項9の発明にあっては、請求項8に記載の工程間自
動車移送装置において、当板は少なくとも表面部が弾性
を有する材料とされていることを特徴とする工程間自動
車移送装置とすることができる。請求項10の発明にあ
っては、請求項1〜9のいずれかに記載の工程間自動車
移送装置において、移動台車はレール上を転動可能な各
2個又は4個の前後車輪を有している工程間自動車移送
装置とすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。本発明は、自動車解体作業において作業
内容の異なる工程間に用いられるので、先ず自動車解体
作業の全体について説明する。図1及び2は、本発明の
工程間自動車移送装置を用いた自動車解体作業を行う装
置の第1例の概略全体平面図及び側面図である。建屋壁
17を境界とし左側室内D、右側室外Eにおいて、室内
Dの床面GG上に平行に併設された架台としての一対の
プラットフォーム22、22間に、解体ラインA、Bが
配設され、室外Eの床面GG上には室内D側の解体ライ
ンA、B下流側に対し上流側ラインが連設されている。
図1及び2では、解体ラインA、Bは、室外Eの第1工
程からライン進行方向Xに向かって室内Dの第2〜5工
程と合わせて5工程より成っている(No.1■No.5)。こ
の様に、5工程を採用しているのは多数の車種と部品点
数よりなる自動車を解体ラインに沿って解体を進めて行
く場合に、各工程での作業分担を可能な限り均等化専門
化し、解体に必要な作業時間を均等化した結果5工程が
最も効率的であるからであるが、解体部品を選択するこ
とによって工程省略が可能で、例えば第3〜第4工程を
あわせて一工程とし合計4工程としてもよい。以下5工
程の場合について説明する。
【0008】各工程での解体作業分担は、例えば下記の
通りであるが、車種によって存在しないものや、部品の
損傷程度によって後でスクラップとして一括処理したほ
うが良い場合もあり、それぞれの工程で解体撤去するこ
となくパスする場合もあるが、通常少なくとも括弧内に
示す部品はそれぞれの工程で解体撤去をして次工程に送
ることを原則としている。通常第1工程は燃料・オイル
・フロン等の危険物・不潔物を取扱うので、防火、安
全、衛生上の配慮から室外Eに設け、第2工程以降を室
内Dに設けてある。 第1工程(No.1) 燃料・オイル若しくは冷却水等の液状物、フロン等のガ
ス又は電池等。(液状物・ガス及び電池) 第2工程(No.2) タイヤ又はバンパー・フェンダー・ボンネット等の外回
り部品等。(タイヤ及びバンパー) 第3工程(No.3) ドア又はシート等の室内部品等。(フロントドア) 第4工程(No.4) ラジエーター等のエンジンルーム上側部品等。(ラジエ
ーター) 第5工程(No.5) エンジン・変速機又はアクスル回り部品等。(エンジン
及び変速機) 以下においては、第1工程(No.1)〜第5工程(No.5)
における自動車解体に用いる装置をそれぞれ第1工程用
装置S1〜第5工程用装置S5とし、それぞれの工程で
解体作業の対象となる自動車を自動車C1〜自動車C5
とし、ライン進行方向Xの手前側を上流側又は後側、先
端側を下流側又は前側、上流側からみて左を左側又は右
を右側として説明を進める。
【0009】まず、図1、2により第1工程用装置S1
について説明する。第1工程の手前に室外Eの床面GG
上に高さHのコンクリート製の車進入路1が設けられて
いる。第1工程用装置S1は、上流端部が車進入路1上
隅の先端金具6とあいじゃくり状に上流端の先端金具7
が当接され、下流端部は床面GG上に直立した支点軸支
え脚9によって支点軸部8が支持され上流端の先端金具
7と支点軸部8の左右端部間に平行して左右端に間隔を
保って形鋼の支持部材5、5を掛渡し中間部に複数の補
強部材を設けて長方形の枠体を形成し、上流側の補強部
材下面に固着された受板下方に流体圧式支持部材用ジャ
ッキ11、11を配設している。支持部材5、5に沿っ
て左右端部に一対の自動車C1の通路板4、4を床面G
Gからの高さHに取って固着し、支持部材用ジャッキ1
1、11のロッド上端は、受板下面に固着されたジャッ
キ上部金具12、12に軸支され、支持部材用ジャッキ
11、11の下端は床面GG上に固着されたジャッキ下
部金具13、13に軸支され、支持部材用ジャッキ1
1、11のロッドが作動によって上方に突出し受板を介
して支持部材5、5を水平位置から上方に変位させる
と、支持部材5、5下流端部に設けられている支点軸部
8を支点軸として長尺の支持部材5、5及び通路板4、
4が反時計回り(上方)に回動角α変位し、支持部材用
ジャッキ11、11のロッドが当初位置に復元すると、
支持部材5、5及び通路板4、4が時計回り(下方)に
回動角α変位し水平位置に復元可能とされている。
【0010】支持部材用ジャッキ11、11の下流側に
表面フラットな受台16を床面GG上に立設し、支持部
材5、5下面に水平位置で当接可能としている。通路板
4、4内側の左右端に一定間隔を有する平行なガイドレ
ールがライン進行方向Xに向かって固設され、ガイドレ
ールの最上流端に接して車進入路1に先端が中心方向且
つ上方に向けて僅かに突出した一対の入口ガイド−2、
2が設けられている。以下、各部の寸法は設計条件とし
て選択可能であり、限定されないが、一例として具体的
数値をあげる。例えば、高さHを1.6mに取ってあ
る。通路板4、4に廃自動車C1が乗入れられた時に、
支持部材5、5下と床面GGとの間のスペースに受台1
6をはさんで上流側に燃料回収機18、下流側にオイル
回収機19及び冷却水抜取り装置(図示省略)の先端部
がそれぞれ燃料タンク、オイルパン及び冷却水注入口に
連結可能な位置に移動可能に解体ライン外の待機位置に
設置されている。また別に通常フロン抜取り装置(図示
省略)が設置されている。抜取られた燃料、オイル、冷
却水及びフロンはそれぞれ燃料貯蔵タンク20、オイル
貯蔵タンク21、冷却水貯蔵タンク(図示省略)及びフ
ロン貯蔵ボンベ(図示省略)にパイプ移送されて貯蔵さ
れるが、これらの燃料貯蔵タンク20及びオイル貯蔵タ
ンク21等は、図示の如く燃料回収機18及びオイル回
収機19等の近接位置ではなく通常消防法上の規制よ
り、防災上工場の別棟の離隔位置に設置されている。
【0011】次に、図3により第2工程用装置S2につ
いて説明する。中心線を第1工程用装置S1の中心線に
合わせライン進行方向Xに平行して間隔Iの移送空間を
有し架台として一対のプラットフォーム22、22が配
設されている。プラットフォーム22、22は、床面G
G上に直立された支脚23を複数箇所に左右に立設し、
左右支脚23、23間の側面左右、前後に補強材を渡
し、左右支脚23、23上に左右、前後方向に渡した形
鋼の支持部材24上に表面フラットな板状体を固着して
なっている。プラットフォーム22は中心線に対し左右
対称形で、上面がフラットな平面部43と、開口部とし
て上下流方向間隔jを保って2個の左右方向幅h×上下
流方向長さiを有する方形の切欠部36、36を中心線
側端部に備え、平面部43のフラットな部分は幅W1×
上下流方向長さLを有している車体保持部22aと、切
欠部を備えず車体保持部22aから次工程装置まで延長
された中間部22bとよりなっている。切欠部36、3
6下流側に接して左右方向幅k×上下流方向長さlを有
する方形の平板状の当板37、37が固着され、当板3
7、37の表面と床面GGとの高さはHに取られてい
る。プラットフォーム22は下流側に後述する第3工程
用装置S3及び第4工程用装置S4まで同一構成で延長
して連設されているが、最下流の第4工程用装置S4の
中間部22bは長さを他に比して短く取っている。中間
部22b上流側の中心線側端部左右表面にタイヤ止め5
6、56が突設されている。タイヤ止め56、56の高
さは後述のフォーク部材26の前進時に障害とならない
高さとされている。一例として例えば間隔Iを1.3
m、幅W1を1.4m、長さLを3.2m、幅hを0.
25m、長さiを0.23m、幅kを0.20m、長さ
lを0.13m、間隔jを1.49mに取ってある。
【0012】プラットフォーム22、22の間にライン
進行方向Xに中心線を合わせて移動台車25が配設され
ている。移動台車25は、上段板のフォーク部材26、
中段板27、下段板28を備え、フォーク部材26は、
支持部材57上に板状体を固着し方形の板状部38と四
隅に突出する方形のフォーク部39よりなり、フォーク
部39隅表面に左右方向幅k×上下流方向長さlを有す
る方形の平板状の当板40が固着され、全体で左右方向
先端幅b及び上下流方向長さgにとられ、中段板27及
び下段板28はフォーク部材26より小サイズで方形を
なしている。間隔Iの移送空間を有するプラットフォー
ム22、22の左右内側端部はフォーク部材26下面と
中段板27の間に存する空間部によって移動台車25の
移動が妨げられることがない。当板37及び40の平面
は実質的に同寸とし、厚さは当板37の方を厚くするの
が望ましい。これは、当板37上に載置された自動車の
解体作業時には、車体上に作業員が乗って行う場合もあ
り、当板37の4点支持によって不定形の車体下面を確
実に安定支持できるようにするためである。また当板3
7及び40には、金属材、ゴム等の弾性材又は金属材と
弾性材の貼合わせ等が用いられ、平板を支持部材24及
び57上の板状体に固着してもよいし、板状体と一体に
凸部として形成してもよい。当板40はフォーク部材2
6の板状体を省略して支持部材57に直接固着すること
としてもよい。一例として、例えば厚みを当板37は1
5mm、当板40は10mmに取ってある。
【0013】フォーク部材26と中段板27間に昇降装
置としての流体圧式台車用ジャッキ29が左右方向及び
上下流方向ピッチcをおいて4個配設され、台車用ジャ
ッキ29の上端及び下端がそれぞれフォーク部材26下
面と中段板27上面に固着され、中段板27下面と下段
板28上面間に昇降可能な流体圧式台車用ジャッキ30
が左右方向及び上下流方向ピッチcをおいて4個配設さ
れ、台車用ジャッキ30の上端及び下端がそれぞれ中段
板27下面と下段板28上面に固着されている。下段板
28の下面四隅部に固着されたブラケットによって車輪
31が回動可能に軸支され、車輪31は床面GGにライ
ン進行方向X沿って間隔をおいて平行に刻設された床溝
32、32に固着されたレール41、41上をライン進
行方向X及びその反対のライン逆方向Yに転動可能とさ
れている。また、床面GGにはライン進行方向Xに中心
線を合わせて床溝32、32よりやや幅広の中央溝33
が刻設されている。下段板28下面のブラケット間には
跨がって補強材が設けられている。フォーク部材26上
の当板40の床面GGからの高さは、プラットフォーム
22下面の高さより低く移動台車25後退の妨げとなら
ない台車後退位置dから、流体圧式台車用ジャッキ29
又は30のいずれかのみを作動させた当板37の高さH
より間隙tだけ低い中間位置(H−t)、及び当板37
の高さHに対し僅かに高く移動台車25前進の妨げとな
らない第1段上昇位置eと、流体圧式台車用ジャッキ2
9及び30の両方を作動させたタイヤ取外し可能な第2
段上昇位置fとをそれぞれ昇降可能とされ、高さは適宜
選択できる。下段板28の左右端部上面にライン進行方
向Xに固着された断面L型の支持ブラケット34、34
又は移動台車下端部に後述の第3工程用装置S3及び第
4工程用装置S4の移動台車42まで連結可能な長尺の
連結部材35、35がライン進行方向Xに固設されてい
る。プラットフォーム22、22に平行してライン進行
方向Xに走行するコンベア10、10を配設し、各工程
で解体撤去された部品を解体ライン外へ排出可能とされ
ている。
【0014】台車用ジャッキ29、30は、空気式、油
圧式等が用い得るが油圧式が最も使い勝手がよい。ま
た、後述の台車用ジャッキ47とともに同一仕様のもの
を用いると保守面で好ましい。また、台車用ジャッキ2
9、30、47は少なくとも各段3個あればよいが、安
定的作動のためには4個とするのが望ましい。左右支脚
23、23間側面左右、前後方向の補強材に加えて、筋
交い状の補強部材を交差してもよいが、プラットフォー
ム22、22下の空間を解体作業の用品類の収納場所と
して利用する場合は、強度上問題なければ筋交い状の補
強部材はできるだけ省略したほうが好ましい。一例とし
て例えば幅bを1.7m、長さgを1.85m、ピッチ
cを0.9m、高さdを1.46m、高さeを1.76
m、高さfを1.97m、高さ(H−t)を1.55m
に取ってある。ここでの間隙tは、当板37と当板40
の厚さの差5mmに取ってある。
【0015】次に、図4により第3工程用装置S3及び
第4工程用装置S4について説明する。第3工程用装置
S3及び第4工程用装置S4では、架台としての一対の
プラットフォーム22、22は前記した第2工程用装置
S2とはタイヤ止め56がなく、最下流の第4工程用装
置S4の中間部22bの長さが短い以外は切欠部363
6及び当板37共同様の構成であるので、平面図は省略
してある。また、移動台車42のフォーク部材26、当
板40は前記した第2工程用装置S2の移動台車25の
構成と同様であるので、背面図に同一符号で表示し平面
図は省略してある。プラットフォーム22、22の間に
前記移動台車25に中心線を合わせて移動台車42が配
設されている。移動台車42は、フォーク部材26、中
段板44、下段板46を備え、フォーク部材26と中段
板44間に昇降可能な流体圧式台車用ジャッキ47が左
右方向及び上下流方向ピッチcをおいて4個配設され、
台車用ジャッキ47の上端及び下端がそれぞれフォーク
部材26下面と中段板44上面に固着され、中段板44
下面と下段板46上面間に支持枠45、45を介在させ
て中段板44下に空間部を形成させている。移動台車2
5と同様に、下段板46の隅部下面の車輪31、床溝3
2、32及びレール41、41により移動台車42はラ
イン進行方向X及び反対のライン逆方向Yに転動可能と
されている。間隔Iの移送空間を有するプラットフォー
ム22、22の左右内側端部はフォーク部材26下面と
中段板44の間に存する空間部によって移動台車42の
移動が妨げられることがない。
【0016】第3工程用装置S3又は第4工程用装置S
4のいずれかにおいて、中段板44下の空間部を利用し
て、一方の支持枠45又は下段板46上に回転軸水平方
向に駆動源としての台車駆動モーターMを固着し、台車
駆動モーターMの回転軸から例えばチェーンとスプロケ
ットを組合わせ下段板46上面にブラケットで支持され
た減速装置48を経て下段板46下面のブラケットで軸
支されたピニオン49を駆動可能に連結している。ピニ
オン49は、前記した解体ライン進行方向Xに中心線を
合わせて延長刻設されている中央溝33に敷設されてい
るラック50に噛合って回動され、台車駆動モーターM
の回動により、台車42をライン進行方向X又はその反
対のライン逆方向Yに移動可能としている。なお、図示
省略したが移動台車25及び42の台車用ジャッキ2
9、30及び47の加圧流体源となる流体圧ポンプ及び
モーター等も中段板44下の空間部を利用して固設し、
配管によって各工程のジャッキに連結し作動可能として
ある。フォーク部材26上の当板40の床面GGからの
高さは前記と同様に台車後退位置dから流体圧式台車用
ジャッキ47を作動させた中間位置(H−t)及び第1
段上昇位置eまで昇降可能とされている。左右支持枠4
5、45下側面又は下段板46左右にライン進行方向X
に前記した移動台車25から延長された長尺の連結部材
35、35が固着されている。前記した解体ライン全体
を工程省略例えば4工程とする場合は、第3工程用装置
S3又は第4工程用装置S4のいずれかを用いればよい
が、その場合でも台車駆動モーターM、減速装置48、
ピニオン49、ラック50及び加圧流体源は必要とされ
る。
【0017】次に、図5により第5工程用装置S5につ
いて説明する。中心線を第4工程用装置S4の幅方向中
心線に合わせ、ライン進行方向Xに平行して間隔Iの移
送空間を有し架台としての一対の下流端支持部51、5
1が配設されている。下流端支持部51、51は、床面
GG上に直立された支脚54を複数箇所に左右に配設
し、左右支脚54、54間側面左右、前後方向に補強材
を渡し、左右支脚54、54上に左右、前後方向に渡し
た形鋼の支持部材55上に表面フラットな板状体を固着
し、左右端の支脚54、54外側と床面GGを跨がって
補強リブ53が固着されている。下流端支持部51、5
1は中心線に対し対称形で、上面がフラットな左右側の
平面部52と、中心線側左右の上下流端部に左右方向幅
k×上下流方向長さlを有する方形の当板37、37
と、開口部としての下流側当板37の上流側に接して左
右方向幅h×上下流方向長さiを有する方形の切欠部3
6とよりなり、切欠部36の上流端は下流端支持部51
の上流端より間隔jを有し、下流端支持部51のフラッ
トな部分は幅W2を有している。又、床溝32、32及
びレール41、41は、第4工程用装置S4より下流側
まで延長されている。このため、下流端支持部51とプ
ラットフォーム22の上面を重合わせてみると当板3
7、37と切欠部36とは重複位置にあるが、通常第5
工程用装置S5の周囲の作業スペースを確保するため、
本例では幅W2は前記幅W1に比し小さく、ライン進行
方向Xの長さ(l+i+j)もLに対し短く取られてい
る。当板37、37の表面と床面GGとの高さはHに取
られている。したがって、移動台車25、42のフォー
ク部材の当板40が台車用ジャッキ29、30、47の
作動により昇降した場合、当板40はいずれのプラット
フォーム22及び下流端支持部51の切欠部36、当板
37に衝突することなく通過、昇降可能とされている。
又、間隔Iの移送空間を有する下流端支持部51、51
の左右内側端部はフォーク部材26下面と中段板44の
間に存する空間部によって移動台車42の移動が妨げら
れることがない。ライン進行方向Xの長さ(l+i+
j)を長く取り、切欠部36を上流側に設けることとし
てもよい。一例として例えば幅W2を0.4m、長さ
(l+i+j)を1.85mに取ってある。
【0018】前記した第2工程用装置S2〜第4工程用
装置S4におけるフォーク部39及びこれに固着する当
板40は方形として説明したが、自動車の昇降及び移動
に対し強度上の許容範囲内であれば、三角形、台形、舌
片状又は先端隅部にr付き等とし、対応する切欠部36
はフォーク部39及び当板40のそれぞれの形状で通過
して昇降可能であればよい。またフォーク部39の個数
はフォーク部材26の左右に2個づつ合計4個設けてあ
るがこれは自動車下面を出来るだけ狭い面積で支持した
方が安定するからである。プラットフォーム22、下流
端支持部51及びフォーク部材26上面は全面フラット
であってもよいが、前記した通り当板37及び40を固
着することにより車体下面を安定して支持できるので好
ましい。第1工程用装置S1〜第5工程用装置S5に
は、それぞれ各工程の解体撤去作業の完了を各作業員に
一見して識別可能なように見やすい適切箇所に例えば表
示ランプ(図示省略)を設け、各工程の作業完了ごとに
点灯表示し、解体撤去作業の遅延工程には他工程より応
援可能なようにして作業の均等化を計っている。第1工
程においては、作業完了後次工程に自動車C2が存在し
ないことを目視で確認して、支持部材用ジャッキ11、
11の加圧流体源の回路が閉じられてスタートしてもよ
いし、次工程に自動車C2の存在有無を近接型センサー
例えば光、インダクタンス、静電容量、磁性、超音波の
変化で検知して、不存在時にのみ表示ランプ点灯に連動
して加圧流体源をスタートするようにしてもよい。自動
車C1移送後はタイマーにより自動的に支持部材用ジャ
ッキ11、11は元の位置に復帰可能とされている。
【0019】第2〜第4工程においては、全行程の解体
撤去作業が完了し表示ランプが全部点灯した場合にの
み、台車用ジャッキの加圧流体源がスタートされ当板が
上昇して自動車を支持し、次いで台車駆動モーターMの
回路が閉じられて移動台車がライン進行方向Xに前進
し、次工程で自動車を受渡した後、台車駆動モーターM
を逆回転に切替え、移動台車がライン逆方向Yに後退可
能に設定されている。この場合に、当該工程の表示ラン
プを点灯した場合に他工程の作業如何に関係なく、台車
用ジャッキの加圧流体源がスタートされ当板が上昇して
自動車を支持して待機し、全工程の解体撤去作業が完了
し表示ランプが全部点灯した場合にのみ台車駆動モータ
ーMがスタートされ移動台車がライン進行方向Xに前進
することとしてもよい。
【0020】次に、図1〜図5によって第1例の自動車
解体撤去作業を逐次説明する。まず図2の第1工程(N
o.1)において、解体しようとする自動車は車進入路1
から自走して第1工程用装置S1に乗入れる。ここは他
の方法例えば、フォークリフトやホイスト等の運搬機で
吊り上げて乗入れてもよい。自走の場合は、自動車C1
は入口ガイド2、2に案内された後ガイドレ−ルに沿っ
て通路板4、4上をライン進行方向Xに進み、受台16
のほぼ中心位置に自動車C1のほぼ中心が達したときす
なわち図2の実線に示す位置に停止する。ここで電池を
除去し、解体ライン外の待機位置から運び込まれた燃料
回収機18、オイル回収機19、冷却水抜取り装置及び
通常フロン抜取り装置の先端部をそれぞれ自動車C1の
燃料タンク、オイルパン、冷却水注入口及び冷房機に連
結し抜取り作業を行い、抜取られた燃料及びオイルはそ
れぞれ燃料貯蔵タンク20、オイル貯蔵タンク21、冷
却水貯蔵タンク及びフロン貯蔵ボンベにパイプ移送され
て貯蔵される。第1工程の作業が終了し、次工程の作業
終了し自動車C2が存在しないことが確認されると、支
持部材用ジャッキ11、11が作動開始し、ロッドが上
昇し支持部材5、5及び通路板4、4を反時計回り(上
方)に回動角α変位せしめて傾斜面を形成して停止し、
自動車C1は図2の破線に示す位置に達すると傾斜面を
重力で落下を開始し、自動車C1のライン進行方向Xと
直角の左右方向中心が距離P(室外E)距離Q(室内
D)だけ移動し、第2工程(No.2)図2の実線に示す自
動車C2の位置に達しタイヤ止め56に当接して停止す
る。回動角αは、小さすぎると自動車C1の移動が円滑
に行われず、大きすぎると移動速度が大となって危険で
あるので、通常5〜15度、好ましくは10度前後にと
られる。また、一例として例えば距離Pは3.25m、
距離Qは3.75mに取ってある。移動が完了すると、
支持部材用ジャッキ11、11のロッドが下降し支持部
材5、5及び通路板4、4を時計回り(下方)に回動角
α変位し当初位置に復元する。
【0021】つぎに図3の第2工程(No.2)において、
自動車C1が第1工程から移送されるときには、移動台
車25のフォーク部材26端部に固着された当板40
は、左右のプラットフォーム22、22の切欠部36の
位置で床面GGから中間位置高さ(H−t)におかれて
いる。前記した通り傾斜面を移動した自動車C1のライ
ン進行方向Xと直角の左右方向中心線が、第2工程のプ
ラットフォーム22、22のライン進行方向Xと直角の
左右方向中心線と実質的に一致した位置(図2の実線で
示す位置)で停止し自動車C2となると、台車用ジャッ
キ29及び30が一斉に作動開始し、当板40が第2段
上昇位置高さfに達して停止する。このとき自動車C2
は、上昇するフォーク部材26の当板40に当接して当
板40と共に持上げられ上昇する(図2の破線で示す位
置)。第2段上昇位置高さfは自動車C2のタイヤがフ
リーとなり取外し可能な高さにとられているので、この
位置でタイヤ外し等の作業を行う。タイヤ外し作業終了
後、台車用ジャッキ29及び30を中間位置高さ(H−
t)まで下降させると、下降途中において当板40上の
自動車C2はプラットフォーム22、22上の当板37
に当接保持されて取残される。この位置でバンパー・フ
ェンダー・ボンネット等の外回り部品等の解体撤去作業
を行う。解体撤去された各部品は、仕分けのための目印
を付してプラットフォーム22、22左右外側でライン
進行方向Xに走行するコンベア10、10に載置しライ
ン外へ排出される。
【0022】作業完了後は、他の全工程の作業完了が確
認されると、台車用ジャッキ29、29又は30、30
のいずれかが作動開始し、当板40が第1段上昇位置高
さeに達して停止するが、自動車C2は当板40に当接
して僅かに持上げられる。ついで、第3工程用装置S3
又は第4工程用装置S4の台車42のライン進行方向X
への移動により、移動台車42と25は連結された長尺
の連結部材35、35により移動台車25がライン進行
方向Xに距離Rだけ前進するが、プラットフォーム2
2、22の左右内側端部はフォーク部材26下面と中段
板27の間に存する空間部によって妨げられることなく
円滑に後述の第3工程に至り停止する。前記高さ相互間
は、f>e>H>dの関係におかれている。後述の第3
工程での自動車C2の受渡しが完了後、空の移動台車2
5は台車後退位置高さdの位置でライン逆方向Yに距離
Rだけ後退して第2工程の当初位置に復元する。前記し
た一例として例えば距離Rを6.5mに取ってある。
【0023】つぎに図4の第3工程(No.3)において、
自動車C2が第2工程からライン進行方向Xに距離Rだ
け前進し左右方向中心線と第3工程のプラットフォーム
22、22の左右方向中心線と実質的に一致した位置
(図2のNo.3で示す位置)で停止し、台車用ジャッキ2
9又は30のいずれか(第2工程で、最後に作動させた
方)を台車後退位置高さdまで下降させると、下降途中
において当板40上の自動車C2は第3工程用装置S3
のプラットフォーム22、22上の当板37に当接保持
されて取残され、自動車C3となる。その後、空の移動
台車25は台車後退位置高さdの位置でライン逆方向Y
に距離Rだけ後退して第2工程の当初位置に復元する。
移動台車25が第2工程に後退すると、下流側の第4工
程にあった移動台車42が同時に第3工程の当初位置に
戻る。次いで台車用ジャッキ47が作動し移動台車42
の当板40は中間位置高さ(H−t)となる。自動車C
3は、この位置でドア又はシート等の室内部品等の解体
撤去作業を行う。解体撤去された各部品は、仕分けのた
めの目印を付してライン進行方向Xに走行するコンベア
10、10に載置しライン外へ排出される。
【0024】作業完了後は、他の全工程の作業完了が確
認されると、台車用ジャッキ47、47が作動開始して
上昇し、当板40が第1段上昇位置高さeに達して停止
するが、自動車C3は当板40に当接して僅かに持上げ
られる。ついで、台車42が台車駆動モーターMの起動
により減速装置48を経てピニオン49が駆動されラッ
ク50上をライン進行方向Xへ移動開始する。移動台車
42と25が長尺の連結部材35、35により連結され
ているので、自動車C3を当板40上に載置したままラ
イン進行方向Xに距離Rだけ前進するが、プラットフォ
ーム22、22の左右内側端部はフォーク部材26下面
と中段板44の間に存する空間部によって妨げられるこ
となく円滑に後述の第4工程に至り停止する。後述の第
4工程での自動車C3の受渡しが完了後、空の移動台車
42は台車後退位置高さdでライン逆方向Yに距離Rだ
け後退して第3工程の当初位置に復元する。
【0025】つぎに図4の第4工程(No.4)において、
自動車C3が第3工程からライン進行方向Xに距離Rだ
け前進し左右方向中心線と実質的に第4工程のプラット
フォーム22、22の左右方向中心線と一致した位置
(図2のNo.4で示す位置)で停止し、台車用ジャッキ4
2を第3工程と同様に作動し、自動車C4となる。以後
第3工程と同様の動作を繰り返す。この位置でラジエー
ター等のエンジンルーム上側部品等の解体撤去作業を行
う。 解体撤去された各部品は、仕分けのための目印を
付してライン進行方向Xに走行するコンベア10、10
に載置しライン外へ排出される。作業完了後は、他の工
程の作業完了が確認されると第3工程と同様に、自動車
C4を当板40上に載置したままライン進行方向Xに距
離Rだけ前進して後述の第5工程に至り停止する。後述
の第5工程での自動車C4の受渡しが完了後、空の移動
台車42は台車後退位置高さdでライン逆方向Yに距離
Rだけ後退して第4工程の当初位置に復元する。
【0026】つぎに図5の第5工程(No.5)において、
自動車C4が第4工程からライン進行方向Xに距離Rだ
け前進し左右方向中心線と実質的に第5工程の下流端支
持部51、51の左右方向中心線と一致した位置(図2
のNo.5で示す位置)で停止し、台車用ジャッキ42を第
4工程と同様に作動し台車後退位置高さdまで下降させ
ると、下降途中において当板40上の自動車C4は第5
工程用装置S5の下流端支持部51、51上の当板37
に当接保持されて取残され、自動車C5となる。この位
置でエンジン・変速機又はアクスル回り部品等の解体撤
去作業を行うがこれらの作業は主として床面GG上から
自動車C5の底面方向に向かってなされる。空の移動台
車42は台車後退位置高さdでライン逆方向Yに距離R
だけ後退して第4工程の当初位置に復元する。
【0027】第5工程の解体撤去の対象物であるエンジ
ン、変速機等の重量物はフォークリフト等の運搬機を用
いて夫々指定された2次処理場へ運び、残った車体部分
はフォークリフト等の運搬機を用いて吊り上げ屋外の重
機又はソフトプレス機まで搬送しプレス加工して体積を
減少しシュレッダ工場までの運搬効率を高めるようにさ
れる。第2〜第4工程で解体撤去された各部品は、コン
ベア10、10に載置しライン外へ排出され、仕分けの
ための目印にしたがって各部品置場に運ばれる。
【0028】次ぎに第1例の他の形態について説明す
る。第2工程用装置S2は、前記例では移動台車25は
次工程への前進にあたりフォーク部材26の当板40の
高さを第1段上昇位置高さeとしていたが、第2段上昇
位置高さfで行ってもよい。又、第3工程用装置S3及
び/又は第4工程用装置S4は、移動台車42に台車用
ジャッキ47を1段搭載していたが、第2工程用装置S
2の移動台車25と同様に2段搭載としてもよい。この
場合、中段板44と下段板46間に2段目の台車用ジャ
ッキが立設され支持枠45がなくなり中段板44が昇降
可能となる一方、台車駆動モーターM及び加圧流体源は
下段板46上面の台車用ジャッキの妨げとならない位置
に固設されることとなる。移動台車42の次工程への前
進にあたりフォーク部材26の当板40の高さを第1段
上昇位置高さeとしていたが、第2段上昇位置高さfで
行ってもよい。本例の場合は、各工程の台車用ジャッキ
の構成を統一できるので、作動時の制御の単純化が可能
となる反面台車用ジャッキの台数が増大する。又、第3
工程用装置S3及び/又は第4工程用装置S4では、各
自動車をプラットフォーム22上又は当板37上で解体
作業を行うこととしているが、作業上の都合でより高い
位置の方が望ましい場合は、フォーク部材26の当板4
0の高さを第1段上昇位置高さeとし、各自動車を当板
40上に載置した位置としてもよい。さらに、第2段上
昇位置高さf、第1段上昇位置高さe及び台車後退位置
dは台車用ジャッキの調整により、適宜選択可能であ
る。
【0029】次に図6は、本発明の工程間自動車移送装
置を用いた自動車解体装置第2例(以下第2例と略称す
る)の概略(a)全体平面図、(b)側面図、(c)第
5工程背面図である。建屋壁17を境界とし左側室内
D、右側室外Eにおいて、室内Dの床面GG上に平行に
併設された架台としての一対のプラットフォーム79、
79間に、解体ライン下流側が配設され、室外Eの床面
GG上には室内D側の解体ライン下流側に対応して境界
のシャッター81をおいて架台としての上流側プラット
フォーム60、61が配設されている。図6では、解体
ラインは、室外Eにある第1工程からライン進行方向X
に向かって進み室内Dにある第2〜5工程と合わせて5
工程より成っている(No.1■No.5)。この工程数は第1
例で説明の通り工程省略してもよい。各工程の解体作業
分担のうち第1例との相違点は、第1工程(No.1)は作
業を分割し、先ず燃料・オイル・フロン等の危険物・不
潔物の撤去を取扱う作業を、防火、安全、衛生上の配慮
から室外Eの解体ラインから離れた位置に設置された燃
料回収機、オイル回収機、冷却水抜取り装置、フロン抜
取り装置(図示省略)で行った後、上流側の室外Eに設
けられた第1工程に自動車を例えばフォークリフトやホ
イスト等の運搬機で吊り上げて載置し、前記した危険物
・不潔物の撤去を確認し次工程の作業終了を待機すると
していることである。このような作業分担にすれば、建
屋壁17の防火構造を簡易化することが可能となる。第
2工程(No.2)〜第4工程(No.4)の解体作業分担は第
1例と同様である。第5工程(No.5)は第1例と異な
り、作業を分割し、ここでは直接解体作業は行わず手前
工程の解体作業の点検確認を行うにとどめ、エンジン・
変速機又はアクスル回り部品等はフォークリフトやホイ
スト等の運搬機で吊り上げて解体ライン外に設けられた
撤去用スタンド(図示省略、例えば第1例における第5
工程の如く底面から作業可能な架台)まで運んで載置
し、自動車の底面から解体作業を行うとしたことであ
る。このような作業分担にすれば、第1例における第5
工程の如く解体撤去作業を連続した解体ライン内で行う
ことはできないが、第5工程における作業は床面GG上
から自動車の底面に向かって行う必要がないので、第1
例に比し第5工程の床面GG上からの高さを低くするこ
とが可能であり、ひいては手前工程を含め解体ライン全
体の床面GG上からの高さを低くとれるので、作業者に
とって不安定感を減らすことが可能となる。
【0030】以下においては、第1工程(No.1)〜第5
工程(No.5)における自動車解体に用いる装置をそれぞ
れ第1工程用装置S1′〜第5工程用装置S5′とし、
それぞれの工程で解体作業の対象となる自動車を自動車
C1′〜自動車C5′とし、その他の構成要素のうちの
一部は前記した第1例と同一符号で示して説明する。図
6(a)では、見易い様に自動車C1′〜自動車C5′
は二点鎖線で示してある。まず、図6、7、9により第
1工程用装置S1′について説明する。室外Eに架台と
して上面板状の上流側プラットフォーム60、61が略
コ字形に床面GG上の複数箇所左右に直立された支脚6
2及び補強材によって床面GGから表面高さNに水平に
立設されている。上流側プラットフォーム60、61
は、それぞれ下流端部が建屋壁17及び建屋壁17開口
部に開閉可能に装着されたシャッター81外面に近接
し、一方の上流側プラットフォーム60は略L形をな
し、他方の上流側プラットフォーム61は略方形をなし
ている。これは、開放口側(図6(a)のNo.1ライン進
行方向Xと直角方向の左右中心線下側)から自動車を搬
入する運搬機を近接可能としたものである。上流側プラ
ットフォーム60、61には、中央部に開口部として穿
設された略方形の台車昇降スペース63から下流側の移
送空間としての略方形の台車移動スペース64が配設さ
れ、台車移動スペース64は中心線をライン進行方向X
に合わせて間隔Iに取られている。上流側プラットフォ
ーム60、61上面には、台車昇降スペース63のライ
ン進行方向Xと直角方向の中心線及びライン進行方向X
の中心線にそれぞれ対称位置にコ字形突起体例えば山形
鋼で囲繞されたタイヤガード65が自動車C1′のタイ
ヤ幅及び間隔に対応して4か所に固設され、自動車C
1′の位置決めを容易にしているがこれは必須の構成で
はない。タイヤガード65は、自動車C1′の大きさに
対応できるようにライン進行方向Xと直角方向の中心線
との距離を可変とするのが望ましい。上流側プラットフ
ォーム60の端部には床面GGに達するタラップ66が
設けられている。一例として、例えば間隔Iを1.05
m、高さNを1mに取ってある。
【0031】図7、9、11により第1工程用装置S
1′の移動台車67について説明する。図11は後述す
る第2工程用装置S2′の概略背面図であるが、コンベ
ア10、10を有するプラットフォーム79、79の左
右端部以外は第1工程用装置S1′の移動台車67と同
一構成であるのでこの図を参照して説明する。移動台車
67は、台車移動スペース64間に実質的にライン進行
方向Xに中心線を合わせて、ライン進行方向Xに平行す
る例えば溝形鋼の形材69、69を間隔をおいて向き合
わせて左右に並設し、形材69、69にライン進行方向
Xの直角方向に間隔をおいて渡された下流端の補強部材
82及び中央部の3本の補強部材68に固着し、形材6
9、69に背中を向き合わせて左右外側に同じ形材7
0、70を並設し、形材69、69及び70、70を左
右各一対のスペーサ76、76によって一定間隔の間隙
を保って固定し、この形材69及び70間の間隙の前端
部及び後端部に片側前後2個づつ合計8個の車輪71を
含む転動部材75を備えている。
【0032】転動部材75は、形材69、70に固着さ
れたボールベアリング等の軸受によって軸支された軸に
キー等の固着具により固設された車輪71と、車輪71
の下方に車輪71が転動可能にライン進行方向Xに平行
に敷設されたI形鋼のレール72と、レール72の下端
が固着されたI形鋼のレール支持材73と、床面GGに
下底面がアンカーボルトにより固着された溝形のレベル
調節材74とを備え、床面GGの不陸に対応しレール支
持材73下端面とレベル調節材74上端面間に介物を挿
入してレール支持材73下端面とレベル調節材74を固
着し、レール72上面のレベルを全長にわたり一定に保
持し車輪71が円滑に転動可能となるようにされてい
る。転動部材75の車輪71は、前端部の4個は独立に
回動可能であるが、後端部の4個は、形材69の一方
(図7では、右側)内側に固着された基板に固設された
駆動源としての可変速モーター例えばギヤドモーターで
ある台車駆動モーターMの回転軸から右端部の例えばチ
ェーンとスプロケットの組合せである駆動列77を経て
一方の駆動軸78及びその左右端の車輪71、71が積
極駆動され、次いで前記駆動軸78左端部のチェーン、
スプロケット2個及び中間アイドルの組合せである駆動
列80を経て他方の駆動軸78及びその左右端の車輪7
1、71が積極駆動可能とされている。転動部材75を
この様な構成としたのは、建屋壁17及びシャッター8
1によってレール72が室内Dと室外Eで分断されてい
る場合に、移動台車67が分断箇所を乗越えて円滑確実
に移動可能としたものである。台車駆動モーターMの電
源は、台車移動に追従する屈折式移動ケーブル保持具
(例えば、株式会社椿本チェーン製 商品名「ケーブル
ベア」)を介してとるのが最も簡易である。
【0033】図9〜11により第1工程用装置S1′の
昇降装置として備えられたリフター84について説明す
る。3本の補強部材68上にリフター84の箱形底部8
4aの方形底面を水平に固着し、箱形底部84aの下流
側端部左右に固着された一対のブラケットに支持された
固定軸84f、84fを軸芯として回動可能なリンク8
4d、84dを設け、リンク84d、84d中央部に貫
通された交差軸84k、84kを軸としてたすき状に交
差するリンク84c、84cを配設し、リンク84c、
84cの上端部は箱形底部84aの底面と平行な方形上
面を有する箱形頂部84bの下流側端部左右に固着され
た一対のブラケットに支持された固定軸84e、84e
を軸芯として回動可能に軸支されている。リンク84
d、84dの上端部に固着された軸にローラー84g、
84gが回動可能に軸支されて箱形頂部84bの上流部
と中央部間を転動可能とされ、リンク84c、84cの
下端部に固着された下部移動軸84hにローラー84
i、84iが回動可能に軸支されて箱形底部84aの上
流部と中央部間を転動可能とされている。箱形底部84
a及び箱形頂部84bのライン進行方向Xと直角方向幅
mは台車移動スペース64の間隔Iより僅かに小さく、
ライン進行方向Xの長さnは後述の補強部材86b、8
6bの上下流間間隔gより僅かに小さく取られ、後述す
る移動台車の移動の際の妨げとならない様にされてい
る。リンク84d、84dの交差軸84k、84kの交
差位置より上流側で僅か上方位置に固着された一対のブ
ラケット84m、84mに支持された上部移動軸84j
と下部移動軸84h間に流体圧例えば油圧シリンダ85
の上下端部が掛渡されシリンダ内への油圧源(図示省
略)よりの供給油の油圧調節によりロッド85aが上下
ロッド移動方向D又はEに移動し、ローラー84g、8
4gは箱形頂部84bの下面を、ローラー84i、84
iは箱形底部84aの上面をそれぞれライン進行方向X
又は逆方向Yに転動し、その結果として箱形頂部84b
上面は水平を保持したまま上昇方向U又は下降方向Tに
昇降可能とされている。シリンダ内への油圧源は、リフ
ター84近傍に装着するのが好ましい。シリンダ85
は、空気式、油圧式等が用い得るが油圧式が最もコンパ
クトで管理しやすく使い勝手がよい。
【0034】水平に保持された箱形頂部84b上面に
は、ライン進行方向Xに並列する長さ(g−2l)の補
強部材86a、86aと、補強部材86aに直交する幅
bの補強部材86b、86bとを組合わせて各隅部に4
個の突出するフォーク部86cを有するフォーク部材8
6が固着され、フォーク部86c上には左右方向幅k×
上下流方向長さlを有し上面に弾性材が貼付けられた方
形体の当板87が固着されている。図7には、第1工程
(No.1)における上流側プラットフォーム60、61及
び4個のタイヤガード65は二点鎖線で示され、移動台
車67は実線で示されている。移動台車67はライン進
行方向Xと直角の左右方向中心線が上流側プラットフォ
ーム60、61の台車昇降スペース63の中心線と実質
的に一致した位置(図6、7のNo.1の線で示す位置)に
置かれた時、フォーク部材86は下方に固着されたリフ
ター84の昇降によって床面GGからの当板87の高さ
はd(台車後退位置)からf(第2段上昇位置)まで昇
降可能とされている。又dとfの中間高さe(第1段上
昇位置)も油圧シリンダ85の調整によって容易且つ適
宜高さ選択が可能である。この高さd、e、fの取り方
は第1例で説明した通りである。図7に示す第1工程
(No.1)の場合、移動台車67上のフォーク部材86は
高さd、e、fのいずれにおいても中央部の略方形の台
車昇降スペース63の存在によって上流側プラットフォ
ーム60、61に妨げられることなく昇降可能である。
図9、11には、上昇位置にある当板87が二点鎖線で
示されている。一例として、例えば高さdを0.88
m、eを1.325m、fを1.5m、幅bを1.8
m、長さgを1.4m、幅kを0.375m、長さlを
0.1m、幅m1.0、長さnを1.3mに取ってあ
る。
【0035】次に、図6、8、11により第2工程用装
置S2′〜第4工程用装置S4′について説明する。ラ
イン進行方向Xの中心線を第1工程用装置S1′に合わ
せて平行で間隔Iの移送空間を保って架台として一対の
プラットフォーム79、79が床面GGから表面高さN
に水平に下流側に後述する第3工程用装置S3′及び第
4工程用装置S4′まで延長して連設されている。プラ
ットフォーム79、79左右側面にコンベア10、10
を配設している。図6、11では、コンベア10、10
は、箱型パレットを用い、プラットフォーム79、79
の左右外側に平行してライン進行方向Xに走行するチエ
ーンコンベア10a、10aと、空パレット供給装置1
0b、10bと、満パレット排出装置10c、10cと
を備え、上流側より供給された空パレットに第2工程〜
第4工程で解体撤去された部品を収納後、満パレットを
解体ライン外へ排出可能としている。プラットフォーム
79の上下流端部には床面GGに達するタラップ66が
設けられている。
【0036】図8について、第2工程用装置S2′〜第
4工程用装置S4′に共通の3台の移動台車83を説明
するが、前記移動台車67と同一構成部分は同一符号を
用いて説明する。図8においてプラットフォーム79、
79は二点鎖線で示され、移動台車83は実線で示され
ている。移動台車83は、移動台車67と同様に形材6
9及び70間の間隙の前端部及び後端部に片側前後1個
づつ合計4個の車輪71を含む転動部材75、フォーク
部材86、リフター84を備えている。ここの車輪71
は、レール72が分断されていないので合計4個とし、
前端部の2個の車輪71は独立に回動可能で、後端部の
2個の車輪71は形材69の一方に固設された駆動源と
しての台車駆動モーターMの回転軸から駆動列77を経
て駆動軸78及びその左右端の車輪71、71が積極駆
動可能とされている。プラットフォーム79、79はラ
イン進行方向Xの中心線に対し左右対称形で、上面がフ
ラットな平面部90と、開口部として上下流方向間隔j
を保って左右各2個合計4個の左右方向幅h×上下流方
向長さiを有する方形の切欠部88、88をライン進行
方向Xの中心線側端部に備え、平面部90は幅W3で第
4工程用装置S4′まで延長して連設されている。プラ
ットフォーム79、79上に切欠部88、88に接して
各下流側2個及び最上流側1個の左右方向幅k×上下流
方向長さlの大きさで上面に弾性材が貼付けられた方形
体の当板89が左右各3個合計6個固着され、当板89
の表面と床面GGとの高さはHに取られている。当板8
9は、少なくとも各下流側左右各2個合計4個あればよ
いが、ここでは自動車の大小に対応できるように安全の
ために最上流側にも2個設けられている。図6(a)に
おいては、当板89は図示省略してある。移動台車83
はライン進行方向Xと直角の左右方向中心線が第2工程
〜第4工程のプラットフォーム79、79のライン進行
方向Xと直角の左右方向中心線と実質的に一致した位置
(図6、8のNo.2〜No.4の線で示す各位置)に置かれた
時、フォーク部材86はリフター84の昇降によって、
前記移動台車67と同様に当板87の高さはd、eから
fまで昇降可能とされている。図8に示す第2工程〜第
4工程(No.2〜No.4)の場合、移動台車83上のフォー
ク部材86は高さd、e、fのいずれにおいても切欠部
88の存在によってプラットフォーム79、79に妨げ
られることなく昇降可能である。一例として、例えば高
さHは1.098m、幅W3を1.15m、幅hを0.
4m、長さiを0.15m、間隔jを1.15m、当板
87及び89の厚みは98mmに取ってある。
【0037】図11に示すレール72は、第1工程用装
置S1′分として建屋壁17及びシャッター81で分断
されているが、第2工程用装置S2′の建屋壁17室内
D側際よりライン進行方向Xに第5工程用装置S5′下
流側まで延長して敷設され、移動台車83はこのレール
72上を前進後退可能とされている。図6に示す通り建
屋壁17室内D側際とNo.2移動台車83上流端間、No.2
移動台車83下流端とNo.3移動台車83上流端間、No.3
移動台車83下流端とNo.4移動台車83上流端間とプラ
ットフォーム79、79とで形成される移送空間をそれ
ぞれ埋める走行踏板91a、91b、91cがプラット
フォーム79、79と高さを合わせて配設され、走行踏
板91aは上流側にはレール72を転動可能な車輪91
fを有し下流側はNo.2移動台車83上流端に固着され、
走行踏板91bはNo.2移動台車83下流端とNo.3移動台
車83上流端に固着され、走行踏板91cは上流側はN
o.3移動台車83下流端に固着され下流側にはレール7
2を転動可能な車輪91fを有する構成とするのが好ま
しい。この構成により、プラットフォーム79、79間
の移送空間を埋めて危険防止に有効に作用する。後述す
る通りNo.2、No.3の移動台車83、83は一体で前進後
退し、No.4移動台車83は別個に前進後退を可能として
いるが、いずれの移動台車も同時に前進を開始すること
としている。したがって、走行踏板91bを設けない場
合は、No.2、No.3移動台車を連結する連結部材(第1例
の連結部材35に相当する)を別途設けることとしても
よい。又、No.2、No.3移動台車を連結せずそれぞれ単独
運転としてもよい。又、No.4移動台車83下流端にプラ
ットフォーム79、79とで形成される移送空間を埋め
る走行踏板91dを固着し、走行踏板91d下流側に左
右プラットフォーム79、79の下部に収納され、ライ
ン進行方向Xと直角方向に例えば流体圧シリンダ(図示
省略)の作動により出入れ可能な一対の走行踏板91
e、91eを設けてもよい。
【0038】次に、図6により第5工程用装置S5′に
ついて説明する。中心線を第4工程用装置S4′のライ
ン進行方向X中心線に合わせ、ライン進行方向Xの左右
対称位置の床面GG上に補強部材と合わせて直立された
4個の支脚95上に、ライン進行方向Xに平行して補強
部材96、96を上面水平に固着し、架台として補強部
材96、96上面にライン進行方向Xと直角方向に前後
左右対称位置に4個の下流端支持部97を固着してい
る。下流端支持部97のライン進行方向Xの間隔Zは前
記左右切欠部88、88下流側の当板89、89に重合
わせた位置に取られ、左右幅方向の間隔I及びライン進
行方向Xの長さlとされ、フォーク部材86の昇降を妨
げない位置形状で開口部及び移送空間を構成している。
走行踏板91dが設けられていない場合は、下流端支持
部97の下流側2個は連結して一体としてもよい。下流
端支持部97上中心線側左右には、自動車C5′の保持
を確実にするために前記した当板89を4個固着するこ
ととしてもよい。一例として、例えば下流端支持部97
のライン進行方向Xと直角の左右間隔Iを1.05m、
間隔Zを(j+i−l)とし1.2m、上面の床面GG
からの高さHを1.098m、長さlを0.1mに取っ
てある。
【0039】又図示省略するが、移動台車67、83の
通常下流側補強部材68の左右の端部に空気圧によるシ
リンダの作動によって溝の谷にコロが嵌入することによ
って移動台車を停止位置に確実に保つことのできるロッ
ク装置を安全補助装置として選択的に用いることが出来
る。
【0040】次に、図6〜11によって第2例の自動車
解体撤去作業を逐次説明するが、第1例と同様の部分は
一部説明を省略してある。まず第1工程(No.1)におい
て、解体しようとする自動車は予め燃料・オイル・フロ
ン等の危険物・不潔物を撤去済みとされ、例えばフォー
クリフトやホイスト等の運搬機で吊り上げられて、上流
側の室外Eに設けられたタイヤガード65で囲繞された
上流側プラットフォーム60、61上(図6のライン進
行方向Xと直角の左右方向中心線No.1に示す位置)に載
置され、危険物・不潔物の撤去状況を確認し、移動台車
67のリフター84の油圧シリンダ85の油圧源よりの
供給油の油圧調節により、箱形頂部84b上面を水平を
保持したまま上昇させ、当板87が第1段上昇位置高さ
eまでU方向に上昇し、自動車C1′を持上げ、次工程
の作業終了を待機する。次工程に自動車C2′が存在し
ないことが確認されると、移動台車67が台車駆動モー
ターMの回路が閉じて通電され、ライン進行方向Xに距
離Q+W+P前進し、実質的にNo.2の位置(図6のライ
ン進行方向Xと直角の左右方向中心線No.2に示す位置)
に達すると例えばマイクロスイッチ等の作用で停止す
る。その際ロック装置を併用すれば、移動台車67を停
止位置に確実に保つことができる。台車駆動モーターM
の作動は、他工程の移動台車も同様であるので、以下の
説明では省略する。
【0041】第2工程(No.2)において、第1工程から
前進し第2工程に送り込まれた自動車C1′は自動車C
2′となり、自動車C1′を送込んだ移動台車67及び
後述する他の移動台車83の当板87は台車後退位置高
さdまでT方向に下降し、廃自動車C2′をプラットフ
ォーム79の当板89上に載置し、全ての移動台車6
7、83は直ちに後退し、移動台車67はNo.1の当初位
置に移動台車83はNo.2〜No.4の当初位置に復帰する。
No.2の移動台車83の当板87を第2段上昇位置高さf
までU方向に上昇し、フリーとなった自動車C2′のタ
イヤ等を撤去する。次いで、当板87を第1段上昇位置
高さeまでT方向に下降しバンパー等を撤去する。撤去
終了後、移動台車83の当板87を第1段上昇位置高さ
eの位置で自動車C2′を持上げたまま、表示ランプを
点灯して待機する。更に下降させた方が分解作業し易い
場合は、当板87を台車後退位置高さdまでT方向に下
降し、自動車C2′をプラットフォーム79の当板89
上に載置し、分解撤去作業を行ってもよい。次工程全部
の撤去終了表示ランプが点灯されると、台車駆動モータ
ーMの回路が閉じられ駆動開始し、移動台車83及び次
の自動車C1′を載置した移動台車67が前進開始す
る。第2工程及び第3工程の移動台車83は、前記した
通り連結部材としての走行踏板91bの存在により一体
で前進後退をする。
【0042】第3工程(No.3)において、自動車C2′
は第2工程からライン進行方向Xに距離R送り込まれた
実質的にNo.3の位置(図6のライン進行方向Xと直角の
左右方向中心線No.3に示す位置)で自動車C3′とな
り、移動台車83の当板87は台車後退位置高さdまで
T方向に下降し、自動車C3′をプラットフォーム79
の当板89上に載置し、他の全ての移動台車と共直ちに
後退し当初位置に復帰する。自動車C3′を当板87上
に載置したままドアー、室内部品等撤去作業を行う。撤
去終了後、No.3に復帰した移動台車83の当板87を第
1段上昇位置高さeまでU方向に上昇し自動車C3′を
持ち上げた後、表示ランプを点灯して待機する。又、必
要により当板87を第1段上昇位置高さeまでU方向に
上昇させた位置で撤去作業を行ってもよい。他工程全部
の撤去終了表示ランプが点灯されると、台車駆動モータ
ーMの回路が閉じられ駆動開始し、自動車C3′が載置
された移動台車83が前進開始する。
【0043】第4工程(No.4)において、自動車C3′
は第3工程からライン進行方向Xに距離R送り込まれた
実質的にNo.4の位置(図6のライン進行方向Xと直角の
左右方向中心線No.4に示す位置)で自動車C4′とな
り、自動車C4′を当板87上に載置したまま当板87
を台車後退位置高さdまでT方向に下降し、他の全ての
移動台車と共直ちに後退し当初位置に復帰する。自動車
C4′を当板89上に載置したままエンジンルーム部品
等撤去する。撤去終了後、No.4に復帰した移動台車83
の当板87を第1段上昇位置高さeまでU方向に上昇し
自動車C4′を持ち上げた後、表示ランプを点灯して待
機する。又、必要により当板87を第1段上昇位置高さ
eまでU方向に上昇させた位置で撤去作業を行ってもよ
い。他工程全部の撤去終了表示ランプが点灯されると、
台車駆動モーターMの回路が閉じられ駆動開始し、自動
車C4′が載置された移動台車83が前進開始する。
【0044】第5工程(No.5)において、第4工程から
ライン進行方向Xに距離V送り込まれた自動車C4′は
実質的にNo.5の位置(図6のライン進行方向Xと直角の
左右方向中心線No.5に示す位置)で自動車C5′とな
り、自動車C5′は当板87を手前工程分と共に台車後
退位置高さdまでT方向に下降して下流端支持部97上
に載置し、手前工程の解体作業の点検確認を行い、下流
端支持部97近接位置に横付けされた運搬機によりライ
ン外に設けられたエンジン、変速機等撤去用スタンド
(図示省略)まで運ばれ解体される。点検及び搬出完了
後表示ランプを点灯し、他工程へ告知する。空の移動台
車83は、手前工程分とタイミングを合わせ空のままラ
イン逆方向Y方向に距離V後退しNo.4に復帰する。手前
工程分の空の移動台車83は距離R、移動台車67は距
離Q+W+P後退するので、それぞれの後退が完了する
まで他工程分の移動台車は次の動作を開始せずに待機す
ることとしている。一例として、例えば距離Pを3.0
m、Wを0.1m、Qを3.9m、Rを6.5m、Vを
7.5mに取ってあるがこれらの距離は建屋、コンベア
等の条件によって選択される。
【0045】次に、第2例の他の実施の形態について説
明する。第1例と同じく、移動台車67、83の次工程
への前進の際は当板87を第2段上昇位置高さfで行っ
てもよい。第2段上昇位置高さf、第1段上昇位置高さ
e及び台車後退位置dはリフターの調整により、適宜選
択可能である。本発明の第2例の説明において、前記し
た第1例で説明した部分で省略した部分は例えば移動台
車の作動、ランプ表示、フォーク部材、切欠部等の構成
等は第2例においても適応可能である。又、第1例と第
2例の構成要素を入替えて用いることも可能である。例
えば、移動台車における昇降装置の台車用ジャッキとリ
フター、駆動系統の車輪間接駆動と車輪直接駆動、フォ
ーク部材、ロック装置、コンベア等の構成はそれぞれ入
替えて適応可能である。
【0046】図12は、前記第1例、第2例について詳
述した本発明の工程間自動車移送装置に用いる各種架台
及びその他変形例とフォーク部材との相関関係をまとめ
て示す概略平面図である。自動車解体撤去作業又は点検
確認作業を行うため各種架台は、通常床面上に支脚を立
設し、補強材を渡して、床面上に実質的に高さを揃えて
隣接位置に配列されている。図12(a)、(b)、
(c)はそれぞれ第2例の第1工程用装置S1′、第2
工程用装置S2′〜第4工程用装置S4′、第5工程用
装置S5′を示し、図12(f)は第1例の第5工程用
装置S5を示している。図12(d)は変形例で、架台
としての上流側プラットフォーム98の中央部に略方形
の開口部としての台車昇降スペース100が穿設され、
台車昇降スペース100に左右間隔Iを有する移送空間
として台車移動スペース99が連設され、フォーク部材
26のフォーク部39は上流側プラットフォーム98に
妨げられることなく台車昇降スペース100位置で昇降
装置により昇降可能とされ、フォーク部39は上昇位置
で台車移動スペース99をライン進行方向Xへ移動可能
とされている。この構成は、自動車の運搬方法の選択に
よっては、図12(a)の如く開口部に運搬車が近接す
る必要のない場合に好適である。図12(e)は変形例
で、架台としてのプラットフォーム101、101が左
右間隔Iの移送空間を有して平行に配列され、プラット
フォーム101、101に開口部としてライン進行方向
X長手方形の切欠部102、102が穿設され、該ライ
ン進行方向X長手方向長さは前記したgより僅かに大き
いj+2iに取られ、フォーク部材26のフォーク部3
9はプラットフォーム101、101に妨げられること
なく切欠部102位置で昇降装置により昇降可能とさ
れ、フォーク部39は上昇位置でプラットフォーム10
1、101間の移送空間をライン進行方向Xへ移動可能
とされている。又切欠部102に代えて、ライン進行方
向X長手方向長さが切欠部102より長く自動車全長よ
り短い切欠部103、103(二点鎖線で示す)とする
こともできる。これらの構成は、切欠部がシンプルでプ
ラットフォーム101、101下に落下した物品を拾揚
げたり掃除等を行うには便利である。反面空隙が増大す
るので安全面の不安が生ずるが、自動車で覆われている
時に作業を行うので実用上の問題は少ない。フォーク部
材26はフォーク部材86と、フォーク部39はフォー
ク部86cとそれぞれ置変えて用いてもよいことは前記
した通りである。前記説明において各種架台は高さを揃
えて配列されているが、自動車解体撤去作業、点検確認
作業及び自動車移送の支障とならない範囲で実質的に高
さが揃えられておればよい。
【0047】前記各種架台は、床面上に実質的に高さを
揃え、移送空間の中心線を揃えて隣接位置に配列され、
各種開口部位置においてフォーク部材のフォーク部が架
台に妨げられることなく昇降装置により昇降可能とさ
れ、移動台車を前進後退せしめることにより、自動車を
載置したフォーク部を上昇位置でライン進行方向Xに次
工程へ前進せしめ、空のフォーク部を下降位置でライン
逆方向Yに手前工程へ後退可能とされ、作業を分担して
行う各工程間に共通して用いることができるので、作業
者にとって作業、運転及び保守の習熟、効率的実施に有
効である。
【0048】
【発明の効果】本発明の工程間自動車移送装置によれ
ば、多数の車種と部品点数よりなる自動車の解体撤去作
業の能率向上がはかれ、自動車部品として再使用可能な
ものと、スクラップ対象分として廃棄するものとの仕分
け作業を分担して行う各工程間に共通して用いることが
でき、作業、運転及び保守の習熟、効率的実施に有用で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の工程間自動車移送装置を用いた自動車
解体装置の第1例の概略全体平面図である。
【図2】図1の装置の概略全体側面図である(上段列左
端から下段列右端に続く)。
【図3】図1の装置における第2工程用装置の概略
(a)平面図、(b)背面図である。
【図4】図1の装置における第3、4工程用装置の概略
背面図である。
【図5】図1の装置における第5工程用装置の概略
(a)平面図、(b)背面図である。
【図6】本発明の工程間自動車移送装置を用いた自動車
解体装置の第2例の概略(a)全体平面図、(b)全体
側面図、(c)第5工程用装置背面図である。
【図7】図6の装置における第1工程用装置の移動台車
の概略平面図である。
【図8】図6の装置における第2工程〜第4工程用装置
の移動台車の概略平面図である。
【図9】図7の移動台車の概略側面図である。
【図10】図7、8の移動台車に用いる昇降装置リフタ
ーの概略説明図である。
【図11】図6の装置における第2工程〜第4工程用装
置の概略背面図である。
【図12】本発明の工程間自動車移送装置に用いる各種
架台の概略平面図(a)〜(f)である。
【符号の説明】
4 通路板 22、79、101 プラットフォーム 25、42、67、83 移動台車 26、86 フォーク部材 29、30、47 台車用ジャッキ 31、71、91f 車輪 36、88、102、103 切欠部 37、40、87、89 当板 39、86c フォーク部 41、72 レール 51、97 下流端支持部 60、61、98 上流側プラットフォーム 63、100 台車昇降スペース 64、99 台車移動スペース 69、70 形材 75 転動部材 84 リフター 84a 箱形底部 84b 箱形頂部 84c、84d リンク 84e、84f 固定軸 84g、84i ローラー 84h、84j 移動軸 84k 交差軸 85、94b シリンダ C1〜C5、C1′〜C5′ 自動車 S1〜S5、S1′〜S5′ 第1工程用装置〜第5工
程用装置 I、Z 間隔 P、Q、R 距離 GG 床面 M 台車駆動モーター X ライン進行方向 Y ライン逆方向 U 上昇方向 T 下降方向 b、h、k 幅 g、i、l、L 長さ H、N 高さ d 台車後退位置高さ e 第1段上昇位置高さ f 第2段上昇位置高さ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面上に実質的に高さを揃えて隣接位置
    に架台が配列された工程間自動車移送装置において、前
    記架台に穿設された開口部と該開口部と連設し前記隣接
    架台と中心線を揃えて配設された移送空間と、床面上又
    は床面近接位置に敷設されたレール上の前記隣接架台間
    を転動可能な移動台車と、前記移動台車上に固設され4
    個のフォーク部が突設されたフォーク部材を支持する昇
    降装置とを備え、前記フォーク部は前記開口部位置で前
    記架台より低い下降位置から高い上昇位置まで昇降可能
    とされ、前記架台に妨げられることなく自動車を載置し
    た前記フォーク部を前記上昇位置で次工程へ前進せし
    め、空の前記フォーク部を前記下降位置で手前工程へ後
    退可能としたことを特徴とする工程間自動車移送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の工程間自動車移送装置
    において、開口部は少なくともフォーク部材が通過可能
    な外縁の形状を有することを特徴とする工程間自動車移
    送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の工程間自動車移送装置
    において、開口部は少なくともフォーク部材が通過可能
    な切欠部を有することを特徴とする工程間自動車移送装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の工程間
    自動車移送装置において、フォーク部上面は方形である
    ことを特徴とする工程間自動車移送装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の工程間
    自動車移送装置において、昇降装置のフォーク部材下左
    右幅が移送空間左右幅より小とされていることを特徴と
    する工程間自動車移送装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の工程間
    自動車移送装置において、昇降装置として台車用ジャッ
    キを用いることを特徴とする工程間自動車移送装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれかに記載の工程間
    自動車移送装置において、昇降装置として水平に移動台
    車に固着された底部と、前記底部と平行な上面にフォー
    ク部材が支持された頂部間に交差軸を軸としてたすき状
    に交差する左右一対のリンクを介在させ、前記リンクの
    上流側は前記底部及び頂部に回動可能に軸支され、前記
    リンクの下流側には前記底部上面及び頂部下面を転動可
    能に軸支されたローラーを有し、前記交差軸より下流側
    の左右リンク間に支持された上下移動軸間に流体圧シリ
    ンダが掛渡され、シリンダへの流体圧作動により前記リ
    ンク及び前記頂部が昇降可能とされているリフターを用
    いることを特徴とする工程間自動車移送装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の工程間
    自動車移送装置において、フォーク部上に当板を固着
    し、少なくとも前記フォーク部下流側に接した位置の架
    台上に上面が前記当板と実質的に同寸の当板を固着し、
    上昇位置は前記フォーク部材が前記架台上の当板に妨げ
    られない位置で、下降位置は前記フォーク部上の当板が
    前記架台に妨げられない位置とされていることを特徴と
    する工程間自動車移送装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の工程間自動車移送装置
    において、当板は少なくとも表面部が弾性を有する材料
    とされていることを特徴とする工程間自動車移送装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載の工程
    間自動車移送装置において、移動台車はレール上を転動
    可能な各2個又は4個の前後車輪を有していることを特
    徴とする工程間自動車移送装置。
JP8187046A 1996-06-28 1996-06-28 工程間自動車移送装置 Pending JPH1016840A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8187046A JPH1016840A (ja) 1996-06-28 1996-06-28 工程間自動車移送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8187046A JPH1016840A (ja) 1996-06-28 1996-06-28 工程間自動車移送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1016840A true JPH1016840A (ja) 1998-01-20

Family

ID=16199232

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8187046A Pending JPH1016840A (ja) 1996-06-28 1996-06-28 工程間自動車移送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1016840A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002224654A (ja) * 2000-11-30 2002-08-13 Nippon Steel Corp 廃自動車・廃家電等の金属/非金属系複合廃棄物の再資源化方法
JP2016530146A (ja) * 2013-07-05 2016-09-29 ヘスカー, トルステンHoesker, Torsten 防護要素を有する高架式運搬装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002224654A (ja) * 2000-11-30 2002-08-13 Nippon Steel Corp 廃自動車・廃家電等の金属/非金属系複合廃棄物の再資源化方法
JP2016530146A (ja) * 2013-07-05 2016-09-29 ヘスカー, トルステンHoesker, Torsten 防護要素を有する高架式運搬装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4600841B2 (ja) 自動車などの組立て用搬送装置
JP2005280682A (ja) 廃車解体システム及び方法
JPH05337760A (ja) ワーク搬送システム及び該システムに好適に用いられるパレット搬送装置
US2752051A (en) Vehicle parking apparatus
CN106185154B (zh) 一种核电蒸发器用u型管自动化仓储设备及其控制方法
JP4664747B2 (ja) 搬送物搬送方法
JP3842290B2 (ja) 特に駐車場に適用可能な可動棚を備えたモジュール保管システム
KR101825160B1 (ko) 폐차 시스템
JPH1016840A (ja) 工程間自動車移送装置
CN216443701U (zh) 报废机动车连续式预处理线
JPH09150717A (ja) 廃自動車解体方法及びこれに用いる装置
KR20130032516A (ko) 건축 자재파렛트 운반용 궤도리프트
CN113104136B (zh) 一种报废机动车自动化拆解线
CN209904916U (zh) 汽车拆解输送线
JPH1178810A (ja) 廃自動車分解設備
JPH0718613A (ja) 転轍器交換作業システム
KR101950795B1 (ko) 폐차 해체 시스템
JP3388422B2 (ja) 台車段積装置
JPH07185828A (ja) パネル部材の溶接装置
JP2616585B2 (ja) 搬送装置使用の組み立て設備
JP3592933B2 (ja) 資材ストック装置
CN214648686U (zh) 报废机动车自动化拆解线
CN218702919U (zh) 一种定位输送装置及运输车
KR100878962B1 (ko) 원스톱형 폐차해체시스템
CN218616787U (zh) 一种建筑钢结构生产用钢板运输装置