JPH10168089A - 1−アシルオキシ−オルガノテトラシロキサンおよびその製造方法 - Google Patents
1−アシルオキシ−オルガノテトラシロキサンおよびその製造方法Info
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- JPH10168089A JPH10168089A JP8338866A JP33886696A JPH10168089A JP H10168089 A JPH10168089 A JP H10168089A JP 8338866 A JP8338866 A JP 8338866A JP 33886696 A JP33886696 A JP 33886696A JP H10168089 A JPH10168089 A JP H10168089A
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- acyloxy
- organotetrasiloxane
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G77/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
- C08G77/04—Polysiloxanes
- C08G77/045—Polysiloxanes containing less than 25 silicon atoms
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07F—ACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
- C07F7/00—Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic System
- C07F7/02—Silicon compounds
- C07F7/08—Compounds having one or more C—Si linkages
- C07F7/0834—Compounds having one or more O-Si linkage
- C07F7/0838—Compounds with one or more Si-O-Si sequences
Abstract
(57)【要約】
【課題】 新規な1−アシルオキシ−オルガノテトラシ
ロキサン、およびこのシロキサンを効率よく製造する方
法を提供する。 【解決手段】 一般式: 【化1】 (式中、R1はアクリロイルオキシ基含有一価有機基ま
たはメタクリロイルオキシ基含有一価有機基であり、R
2は一価炭化水素基である。)で表される1−アシルオ
キシ−オルガノテトラシロキサン、および酸性触媒の存
在下、ヘキサメチルシクロトリシロキサンを一般式: 【化2】 (式中、R1はアクリロイルオキシ基含有一価有機基ま
たはメタクリロイルオキシ基含有一価有機基であり、R
2は一価炭化水素基である。)で表されるアシルオキシ
シランにより開環反応させることを特徴とする、上記の
1−アシルオキシ−オルガノテトラシロキサンを製造す
る方法。
ロキサン、およびこのシロキサンを効率よく製造する方
法を提供する。 【解決手段】 一般式: 【化1】 (式中、R1はアクリロイルオキシ基含有一価有機基ま
たはメタクリロイルオキシ基含有一価有機基であり、R
2は一価炭化水素基である。)で表される1−アシルオ
キシ−オルガノテトラシロキサン、および酸性触媒の存
在下、ヘキサメチルシクロトリシロキサンを一般式: 【化2】 (式中、R1はアクリロイルオキシ基含有一価有機基ま
たはメタクリロイルオキシ基含有一価有機基であり、R
2は一価炭化水素基である。)で表されるアシルオキシ
シランにより開環反応させることを特徴とする、上記の
1−アシルオキシ−オルガノテトラシロキサンを製造す
る方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な1−アシル
オキシ−オルガノテトラシロキサン、およびこのシロキ
サンを効率よく製造する方法に関する。
オキシ−オルガノテトラシロキサン、およびこのシロキ
サンを効率よく製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】1−アシルオキシ−オルガノテトラシロ
キサンとしては、1−アセトキシ−7−ビニル−オクタ
メチルテトラシロキサン(特公昭43−9080号公報
参照)、1−アセトキシ−ノナメチルテトラシロキサン
(European Polymer Journal
Vol.17,413−419,1981参照)が知
られている。
キサンとしては、1−アセトキシ−7−ビニル−オクタ
メチルテトラシロキサン(特公昭43−9080号公報
参照)、1−アセトキシ−ノナメチルテトラシロキサン
(European Polymer Journal
Vol.17,413−419,1981参照)が知
られている。
【0003】しかし、一方の分子鎖末端のケイ素原子に
アクリロイルオキシ基含有一価有機基またはメタクリロ
イルオキシ基含有一価有機基が結合し、他方の分子鎖末
端のケイ素原子にアシルオキシ基が結合している1−ア
シルオキシ−オルガノテトラシロキサンは知られていな
かった。
アクリロイルオキシ基含有一価有機基またはメタクリロ
イルオキシ基含有一価有機基が結合し、他方の分子鎖末
端のケイ素原子にアシルオキシ基が結合している1−ア
シルオキシ−オルガノテトラシロキサンは知られていな
かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、上記の課
題について鋭意研究した結果、本発明に到達した。すな
わち、本発明の目的は、分子鎖末端のケイ素原子にアク
リロイルオキシ基含有一価有機基またはメタクリロイル
オキシ基含有一価有機基が結合し、他方の分子鎖末端の
ケイ素原子にアシルオキシ基が結合している新規な1−
アシルオキシ−オルガノテトラシロキサン、およびこの
ようなシロキサンを効率よく製造する方法を提供するこ
とにある。
題について鋭意研究した結果、本発明に到達した。すな
わち、本発明の目的は、分子鎖末端のケイ素原子にアク
リロイルオキシ基含有一価有機基またはメタクリロイル
オキシ基含有一価有機基が結合し、他方の分子鎖末端の
ケイ素原子にアシルオキシ基が結合している新規な1−
アシルオキシ−オルガノテトラシロキサン、およびこの
ようなシロキサンを効率よく製造する方法を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の1−アシルオキ
シ−オルガノテトラシロキサンは、一般式:
シ−オルガノテトラシロキサンは、一般式:
【化3】 (式中、R1はアクリロイルオキシ基含有一価有機基ま
たはメタクリロイルオキシ基含有一価有機基であり、R
2は一価炭化水素基である。)で表される。
たはメタクリロイルオキシ基含有一価有機基であり、R
2は一価炭化水素基である。)で表される。
【0006】また、本発明の1−アシルオキシ−オルガ
ノテトラシロキサンの製造方法は、酸性触媒の存在下、
ヘキサメチルシクロトリシロキサンを一般式:
ノテトラシロキサンの製造方法は、酸性触媒の存在下、
ヘキサメチルシクロトリシロキサンを一般式:
【化4】 (式中、R1はアクリロイルオキシ基含有一価有機基ま
たはメタクリロイルオキシ基含有一価有機基であり、R
2は一価炭化水素基である。)で表されるアシルオキシ
シランにより開環反応させることを特徴とする。
たはメタクリロイルオキシ基含有一価有機基であり、R
2は一価炭化水素基である。)で表されるアシルオキシ
シランにより開環反応させることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】はじめに、本発明の1−アシルオ
キシ−オルガノテトラシロキサンを詳細に説明する。本
発明の1−アシルオキシ−オルガノテトラシロキサンは
上記の一般式で表される。上式中のR1はアクリロイル
オキシ基含有一価有機基またはメタクリロイルオキシ基
含有一価有機基であり、具体的には、3−アクリロイル
オキシプロピル基、6−アクリロイルオキシヘキシル基
等のアクリロイルオキシアルキル基;3−(2−アクリ
ロイルオキシエチル−オキシ)−プロピル基等のアクリ
ロイルオキシアルキルオキシアルキル基;3−メタクリ
ロイルオキシプロピル基、6−メタクリロイルオキシヘ
キシル基等のメタクリロイルオキシアルキル基;3−
(2−メタクリロイルオキシエチル−オキシ)−プロピ
ル基等のメタクリロイルオキシアルキルオキシアルキル
基が例示され、好ましくは、アクリロイルオキシアルキ
ル基またはメタクリロイルオキシアルキル基であり、製
造の容易さおよび経済性の点から、メタクリロイルオキ
シアルキル基であることが好ましく、特に、3−メタク
リロイルオキシプロピル基であることが好ましい。ま
た、上式中のR2は一価炭化水素基であり、具体的に
は、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペン
チル基等のアルキル基;ビニル基、アリル基、ブテニル
基、ペンテニル基等のアルケニル基;フェニル基、トリ
ル基、キシリル基等のアリール基;ベンジル基、フェネ
チル基等のアラルキル基が例示され、好ましくは、メチ
ル基である。
キシ−オルガノテトラシロキサンを詳細に説明する。本
発明の1−アシルオキシ−オルガノテトラシロキサンは
上記の一般式で表される。上式中のR1はアクリロイル
オキシ基含有一価有機基またはメタクリロイルオキシ基
含有一価有機基であり、具体的には、3−アクリロイル
オキシプロピル基、6−アクリロイルオキシヘキシル基
等のアクリロイルオキシアルキル基;3−(2−アクリ
ロイルオキシエチル−オキシ)−プロピル基等のアクリ
ロイルオキシアルキルオキシアルキル基;3−メタクリ
ロイルオキシプロピル基、6−メタクリロイルオキシヘ
キシル基等のメタクリロイルオキシアルキル基;3−
(2−メタクリロイルオキシエチル−オキシ)−プロピ
ル基等のメタクリロイルオキシアルキルオキシアルキル
基が例示され、好ましくは、アクリロイルオキシアルキ
ル基またはメタクリロイルオキシアルキル基であり、製
造の容易さおよび経済性の点から、メタクリロイルオキ
シアルキル基であることが好ましく、特に、3−メタク
リロイルオキシプロピル基であることが好ましい。ま
た、上式中のR2は一価炭化水素基であり、具体的に
は、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペン
チル基等のアルキル基;ビニル基、アリル基、ブテニル
基、ペンテニル基等のアルケニル基;フェニル基、トリ
ル基、キシリル基等のアリール基;ベンジル基、フェネ
チル基等のアラルキル基が例示され、好ましくは、メチ
ル基である。
【0008】このような本発明の1−アシルオキシ−オ
ルガノテトラシロキサンは、一方の分子鎖末端のケイ素
原子にアクリロイルオキシ基含有一価有機基またはメタ
クリロイルオキシ基含有一価有機基が結合し、他方の分
子鎖末端のケイ素原子にアシルオキシ基が結合している
ので、これを、アクリル酸エステル、メタクリル酸エス
テル、スチレン等のビニル系重合性モノマーと共重合さ
せることにより、加水分解性のケイ素原子結合アシルオ
キシ基を有する硬化性のコポリマーを得ることができ
る。
ルガノテトラシロキサンは、一方の分子鎖末端のケイ素
原子にアクリロイルオキシ基含有一価有機基またはメタ
クリロイルオキシ基含有一価有機基が結合し、他方の分
子鎖末端のケイ素原子にアシルオキシ基が結合している
ので、これを、アクリル酸エステル、メタクリル酸エス
テル、スチレン等のビニル系重合性モノマーと共重合さ
せることにより、加水分解性のケイ素原子結合アシルオ
キシ基を有する硬化性のコポリマーを得ることができ
る。
【0009】次に、本発明の1−アシルオキシ−オルガ
ノテトラシロキサンの製造方法を詳細に説明する。本発
明の製造方法は、酸性触媒の存在下、ヘキサメチルシク
ロトリシロキサンを上記の一般式で表されるアシルオキ
シシランにより開環反応させることを特徴とする。この
酸性触媒としては、プロトン酸触媒およびルイス酸触媒
が例示され、このプロトン酸触媒として、具体的には、
塩酸、硝酸、硫酸、トリフルオロメタンスルホン酸、ト
リフルオロ酢酸が例示され、特に、トリフルオロメタン
スルホン酸であることが好ましく、また、このルイス酸
触媒として、具体的には、ZnCl2、BeCl2、Te
Cl4、SnCl4、FeCl3、FeCl2、SbC
l5、AlCl3等の金属ハロゲン化物が例示され、シロ
キサン結合の再配列による平衡化反応を抑え、目的のヘ
キサメチルシクロトリシロキサンの開環反応を選択的に
起こし、望ましくない副反応を抑えることができること
から、このルイス酸性を示す金属ハロゲン化物であるこ
とが好ましく、特に、ZnCl2であることが好まし
い。また、これらのルイス酸性を示す金属ハロゲン化物
に、酸ハロゲン化物もしくは酸無水物を併用することに
より、この開環反応における触媒活性を著しく向上させ
ることができる。これらのルイス酸性を示す金属ハロゲ
ン化物と酸ハロゲン化物もしくは酸無水物とからなる触
媒はフリーデル−クラフツアシル化反応用の触媒として
知られている。この触媒は、ルイス酸性を示す金属ハロ
ゲン化物と酸ハロゲン化物もしくは酸無水物とからな
り、このモル比率は任意であるが、化学量論的には、金
属ハロゲン化物1モルに対して、酸ハロゲン化物は1モ
ルであることが好ましく、酸無水物は0.5モルである
ことが好ましいが、実際には、これこれらを当量以上用
いることが好ましい。また、この触媒に用いる酸ハロゲ
ン化物もしくは酸無水物中のアシル基は、上記の一般式
で表されるアシルオキシシラン中の一般式:
ノテトラシロキサンの製造方法を詳細に説明する。本発
明の製造方法は、酸性触媒の存在下、ヘキサメチルシク
ロトリシロキサンを上記の一般式で表されるアシルオキ
シシランにより開環反応させることを特徴とする。この
酸性触媒としては、プロトン酸触媒およびルイス酸触媒
が例示され、このプロトン酸触媒として、具体的には、
塩酸、硝酸、硫酸、トリフルオロメタンスルホン酸、ト
リフルオロ酢酸が例示され、特に、トリフルオロメタン
スルホン酸であることが好ましく、また、このルイス酸
触媒として、具体的には、ZnCl2、BeCl2、Te
Cl4、SnCl4、FeCl3、FeCl2、SbC
l5、AlCl3等の金属ハロゲン化物が例示され、シロ
キサン結合の再配列による平衡化反応を抑え、目的のヘ
キサメチルシクロトリシロキサンの開環反応を選択的に
起こし、望ましくない副反応を抑えることができること
から、このルイス酸性を示す金属ハロゲン化物であるこ
とが好ましく、特に、ZnCl2であることが好まし
い。また、これらのルイス酸性を示す金属ハロゲン化物
に、酸ハロゲン化物もしくは酸無水物を併用することに
より、この開環反応における触媒活性を著しく向上させ
ることができる。これらのルイス酸性を示す金属ハロゲ
ン化物と酸ハロゲン化物もしくは酸無水物とからなる触
媒はフリーデル−クラフツアシル化反応用の触媒として
知られている。この触媒は、ルイス酸性を示す金属ハロ
ゲン化物と酸ハロゲン化物もしくは酸無水物とからな
り、このモル比率は任意であるが、化学量論的には、金
属ハロゲン化物1モルに対して、酸ハロゲン化物は1モ
ルであることが好ましく、酸無水物は0.5モルである
ことが好ましいが、実際には、これこれらを当量以上用
いることが好ましい。また、この触媒に用いる酸ハロゲ
ン化物もしくは酸無水物中のアシル基は、上記の一般式
で表されるアシルオキシシラン中の一般式:
【化5】 で表されるアシル基と同じであることが好ましい。
【0010】これらの酸性触媒の存在下、ヘキサメチル
シクロトリシロキサンを上記の一般式で表されるアシル
オキシシランにより開環反応させる際には、このアシル
オキシシランをヘキサメチルシクロトリシロキサンに対
して等モル以上用いることが好ましく、特に、1〜1.
5倍モル用いることが好ましい。この開環反応において
有機溶剤を用いることは任意であり、このような有機溶
剤としては、トルエン、キシレン等の芳香族系溶剤;ヘ
キサン、ヘプタン等の脂肪族系溶剤が例示される。この
酸性触媒としてプロトン酸または金属ハロゲン化物のみ
を用いた場合には、アシルオキシシラン、ヘキサメチル
シクロトリシロキサン、プロトン酸または金属ハライ
ド、および必要に応じて有機溶剤を混合し、室温または
加熱下で反応させれば良い。また、この酸性触媒として
金属ハロゲン化物と酸ハロゲン化物もしくは酸無水物か
らなるフリーデル−クラフツアシル化反応用の触媒を用
いた場合には、アシルオキシシラン、ヘキサメチルシク
ロトリシロキサン、金属ハロゲン化物、酸ハロゲン化物
もしくは酸無水物、および必要に応じて有機溶剤を混合
し、室温または加熱下で反応させるか、あるいは、予め
金属ハロゲン化物と酸ハロゲン化物もしくは酸無水物を
混合し、加熱してフリーデル−クラフツアシル化反応用
の触媒を調製しておき、次いで、これにアシルオキシシ
ラン、ヘキサメチルシクロトリシロキサン、および必要
に応じて有機溶剤を混合し、室温または加熱下で反応さ
せることができる。特に、フリーデル−クラフツアシル
化反応用の触媒を調製する際には加熱が必要なので、こ
れを予め調製しておけば、ヘキサメチルシクロトリシロ
キサンの開環反応を低温で行うことが可能であるので好
ましい。
シクロトリシロキサンを上記の一般式で表されるアシル
オキシシランにより開環反応させる際には、このアシル
オキシシランをヘキサメチルシクロトリシロキサンに対
して等モル以上用いることが好ましく、特に、1〜1.
5倍モル用いることが好ましい。この開環反応において
有機溶剤を用いることは任意であり、このような有機溶
剤としては、トルエン、キシレン等の芳香族系溶剤;ヘ
キサン、ヘプタン等の脂肪族系溶剤が例示される。この
酸性触媒としてプロトン酸または金属ハロゲン化物のみ
を用いた場合には、アシルオキシシラン、ヘキサメチル
シクロトリシロキサン、プロトン酸または金属ハライ
ド、および必要に応じて有機溶剤を混合し、室温または
加熱下で反応させれば良い。また、この酸性触媒として
金属ハロゲン化物と酸ハロゲン化物もしくは酸無水物か
らなるフリーデル−クラフツアシル化反応用の触媒を用
いた場合には、アシルオキシシラン、ヘキサメチルシク
ロトリシロキサン、金属ハロゲン化物、酸ハロゲン化物
もしくは酸無水物、および必要に応じて有機溶剤を混合
し、室温または加熱下で反応させるか、あるいは、予め
金属ハロゲン化物と酸ハロゲン化物もしくは酸無水物を
混合し、加熱してフリーデル−クラフツアシル化反応用
の触媒を調製しておき、次いで、これにアシルオキシシ
ラン、ヘキサメチルシクロトリシロキサン、および必要
に応じて有機溶剤を混合し、室温または加熱下で反応さ
せることができる。特に、フリーデル−クラフツアシル
化反応用の触媒を調製する際には加熱が必要なので、こ
れを予め調製しておけば、ヘキサメチルシクロトリシロ
キサンの開環反応を低温で行うことが可能であるので好
ましい。
【0011】次いで、この開環反応を停止させるために
は、酸性触媒をトリエチルアミン、ジエチルアミン、ヘ
キサメチルジシラザン等により中和することで達成され
る。この中和反応により生成した塩は濾過またはデカン
テーション等により取り除くことができる。そして、反
応混合物を分留することにより、本発明の1−アシルオ
キシ−オルガノテトラシロキサンを得ることができる。
この分留を行う場合には、この反応混合物のゲル化を防
止するために、酸化銅、水酸化銅、塩化銅等の金属ハロ
ゲン化物、オニウム塩構造含有ヒンダードフェノール
類、フェノチアジン、ヒンダ−ドフェノ−ル系化合物、
アミン系化合物、キノン系化合物、酸素等の重合禁止剤
を用いることが好ましい。
は、酸性触媒をトリエチルアミン、ジエチルアミン、ヘ
キサメチルジシラザン等により中和することで達成され
る。この中和反応により生成した塩は濾過またはデカン
テーション等により取り除くことができる。そして、反
応混合物を分留することにより、本発明の1−アシルオ
キシ−オルガノテトラシロキサンを得ることができる。
この分留を行う場合には、この反応混合物のゲル化を防
止するために、酸化銅、水酸化銅、塩化銅等の金属ハロ
ゲン化物、オニウム塩構造含有ヒンダードフェノール
類、フェノチアジン、ヒンダ−ドフェノ−ル系化合物、
アミン系化合物、キノン系化合物、酸素等の重合禁止剤
を用いることが好ましい。
【0012】
【実施例】本発明の1−アシルオキシ−オルガノテトラ
シロキサンおよびその製造方法を実施例により説明す
る。
シロキサンおよびその製造方法を実施例により説明す
る。
【0013】[実施例1]攪拌装置付き4つ口フラスコ
に、酢酸ナトリウム25.8g(314.3ミリモル)
およびトルエン30gを投入して、この系をトルエンの
還流温度で30分間加熱して共沸脱水した。その後、こ
の系を75℃まで冷却し、3−メタクリロイルオキシプ
ロピルジメチルクロロシラン63g(285.7ミリモ
ル)を滴下した。滴下終了後、この系を80℃で30分
間加熱攪拌した。この反応混合物の一部をガスクロマト
グラフィー(以下、GLC)により分析したところ、3
−メタクリロイルオキシプロピルジメチルクロロシラン
のピークは消失していた。その後、副生成した塩化ナト
リウムと未反応の酢酸ナトリウムを濾別してトルエン溶
液を得た。このトルエン溶液の一部を採取して、トルエ
ンを除去した後、これをGLC、赤外線分光分析(以
下、IR)、1H−核磁気共鳴分析(以下、1H−NM
R)、およびガスクロマトグラフィー質量分析(以下、
GC−MS)により分析したところ、式:
に、酢酸ナトリウム25.8g(314.3ミリモル)
およびトルエン30gを投入して、この系をトルエンの
還流温度で30分間加熱して共沸脱水した。その後、こ
の系を75℃まで冷却し、3−メタクリロイルオキシプ
ロピルジメチルクロロシラン63g(285.7ミリモ
ル)を滴下した。滴下終了後、この系を80℃で30分
間加熱攪拌した。この反応混合物の一部をガスクロマト
グラフィー(以下、GLC)により分析したところ、3
−メタクリロイルオキシプロピルジメチルクロロシラン
のピークは消失していた。その後、副生成した塩化ナト
リウムと未反応の酢酸ナトリウムを濾別してトルエン溶
液を得た。このトルエン溶液の一部を採取して、トルエ
ンを除去した後、これをGLC、赤外線分光分析(以
下、IR)、1H−核磁気共鳴分析(以下、1H−NM
R)、およびガスクロマトグラフィー質量分析(以下、
GC−MS)により分析したところ、式:
【化6】 で表される3−メタクリロイルオキシプロピルジメチル
アセチルオキシシランであることが判明した。
アセチルオキシシランであることが判明した。
【0014】次に、別の攪拌装置付き4つ口フラスコ
に、無水酢酸7.6g(56.5ミリモル)およびZn
Cl23.5g(25.7ミリモル)を投入し、70℃
で10分加熱攪拌するとZnCl2は完全に溶解して、
暗赤色の溶液が得られた。これを室温まで冷却した後、
先に調製した3−メタクリロイルオキシプロピルジメチ
ルアチルオキシシランのトルエン溶液全量、ヘキサメチ
ルシクロトリシロキサン63.4g(285.7ミリモ
ル)および2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノ
ール0.003gを投入して、これを50℃で3時間4
5分加熱攪拌した。この反応混合物の一部をGLCによ
り分析したところ、3−メタクリロイルオキシプロピル
ジメチルアセチルオキシシランが式:
に、無水酢酸7.6g(56.5ミリモル)およびZn
Cl23.5g(25.7ミリモル)を投入し、70℃
で10分加熱攪拌するとZnCl2は完全に溶解して、
暗赤色の溶液が得られた。これを室温まで冷却した後、
先に調製した3−メタクリロイルオキシプロピルジメチ
ルアチルオキシシランのトルエン溶液全量、ヘキサメチ
ルシクロトリシロキサン63.4g(285.7ミリモ
ル)および2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノ
ール0.003gを投入して、これを50℃で3時間4
5分加熱攪拌した。この反応混合物の一部をGLCによ
り分析したところ、3−メタクリロイルオキシプロピル
ジメチルアセチルオキシシランが式:
【化7】 で表される1−アセチルオキシ−7−(3−メタクリロ
イルオキシプロピル)−1,1,3,3,5,5,7,
7−オクタメチルテトラシロキサンへと転化した率(反
応率)は86%であった。その後、この系にトリエチル
アミン2.9g(28.3ミリモル)を添加して中和し
た。副生成した塩をデカンテーションにより除いてトル
エン溶液を得た。このトルエン溶液から低沸点物を80
℃、1mmHgの減圧下で30分間加熱して、液状物1
22.9gを得た。この液状物60gに3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフェニルメチルジメチルアン
モニウムクロリド0.09g、ヒドロキノンモノメチル
エーテル0.006g、および2,6−ジ−t−ブチル
−4−メチルフェノール0.006gを添加して、減圧
蒸留により、136〜142℃/1mmHgの留分2
7.2gを得た(換算収率42%)。この留分を1H−
NMR、およびIRにより分析した結果、式:
イルオキシプロピル)−1,1,3,3,5,5,7,
7−オクタメチルテトラシロキサンへと転化した率(反
応率)は86%であった。その後、この系にトリエチル
アミン2.9g(28.3ミリモル)を添加して中和し
た。副生成した塩をデカンテーションにより除いてトル
エン溶液を得た。このトルエン溶液から低沸点物を80
℃、1mmHgの減圧下で30分間加熱して、液状物1
22.9gを得た。この液状物60gに3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフェニルメチルジメチルアン
モニウムクロリド0.09g、ヒドロキノンモノメチル
エーテル0.006g、および2,6−ジ−t−ブチル
−4−メチルフェノール0.006gを添加して、減圧
蒸留により、136〜142℃/1mmHgの留分2
7.2gを得た(換算収率42%)。この留分を1H−
NMR、およびIRにより分析した結果、式:
【化8】 で示される1−アセチルオキシ−7−(3−メタクリロ
イルオキシプロピル)−1,1,3,3,5,5,7,
7−オクタメチルテトラシロキサンであることが判明し
た。GLCによるこのシロキサンの純度は90.7%で
あった。
イルオキシプロピル)−1,1,3,3,5,5,7,
7−オクタメチルテトラシロキサンであることが判明し
た。GLCによるこのシロキサンの純度は90.7%で
あった。
【0015】[実施例2]攪拌装置付き4つ口フラスコ
に、酢酸ナトリウム25.8g(314.3ミリモル)
およびトルエン30gを投入して、この系をトルエンの
還流温度で30分間加熱して共沸脱水した。その後、こ
の系を75℃まで冷却し、3−メタクリロイルオキシプ
ロピルジメチルクロロシラン63g(285.7ミリモ
ル)を滴下した。滴下終了後、この系を80℃で30分
間加熱攪拌した。この反応混合物の一部をガスクロマト
グラフィー(以下、GLC)により分析したところ、3
−メタクリロイルオキシプロピルジメチルクロロシラン
のピークは消失していた。その後、副生成した塩化ナト
リウムと未反応の酢酸ナトリウムを濾別して、3−メタ
クリロイルオキシプロピルジメチルアセチルオキシシラ
ンのトルエン溶液を得た。
に、酢酸ナトリウム25.8g(314.3ミリモル)
およびトルエン30gを投入して、この系をトルエンの
還流温度で30分間加熱して共沸脱水した。その後、こ
の系を75℃まで冷却し、3−メタクリロイルオキシプ
ロピルジメチルクロロシラン63g(285.7ミリモ
ル)を滴下した。滴下終了後、この系を80℃で30分
間加熱攪拌した。この反応混合物の一部をガスクロマト
グラフィー(以下、GLC)により分析したところ、3
−メタクリロイルオキシプロピルジメチルクロロシラン
のピークは消失していた。その後、副生成した塩化ナト
リウムと未反応の酢酸ナトリウムを濾別して、3−メタ
クリロイルオキシプロピルジメチルアセチルオキシシラ
ンのトルエン溶液を得た。
【0016】次に、別の攪拌装置付き4つ口フラスコ
に、このトルエン溶液全量、ヘキサメチルシクロトリシ
ロキサン63.4g(285.7ミリモル)、およびト
リフルオロメタンスルホン酸0.17g(1.15ミリ
モル)を投入して、30℃で1時間、50℃で1時間攪
拌した。この反応混合物の一部をGLCにより分析した
ところ、約23%の3−メタクリロイルオキシプロピル
ジメチルアセチルオキシシランが1−アセチルオキシ−
7−メタクリロイルオキシプロピル−1,1,3,3,
5,5,7,7−オクタメチルテトラシロキサンに転化
したことが判った。その後、この系にトリエチルアミン
2.9g(28.3ミリモル)を添加して中和した。副
生成した塩をデカンテーションにより除いてトルエン溶
液を得た。このトルエン溶液から低沸点物を80℃、1
mmHgの減圧下で30分間加熱して、液状物90.3
gを得た。この液状物60gに3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシフェニルメチルジメチルアンモニウム
クロリド0.09g、ヒドロキノンモノメチルエーテル
0.006gおよび2,6−ジ−t−ブチル−4−メチ
ルフェノール0.006gを添加し、減圧蒸留により、
136〜142℃/1mmHgの留分10.1gを得た
(換算収率11.2%)。この留分を1H−NMR、I
Rにより分析した結果、式:
に、このトルエン溶液全量、ヘキサメチルシクロトリシ
ロキサン63.4g(285.7ミリモル)、およびト
リフルオロメタンスルホン酸0.17g(1.15ミリ
モル)を投入して、30℃で1時間、50℃で1時間攪
拌した。この反応混合物の一部をGLCにより分析した
ところ、約23%の3−メタクリロイルオキシプロピル
ジメチルアセチルオキシシランが1−アセチルオキシ−
7−メタクリロイルオキシプロピル−1,1,3,3,
5,5,7,7−オクタメチルテトラシロキサンに転化
したことが判った。その後、この系にトリエチルアミン
2.9g(28.3ミリモル)を添加して中和した。副
生成した塩をデカンテーションにより除いてトルエン溶
液を得た。このトルエン溶液から低沸点物を80℃、1
mmHgの減圧下で30分間加熱して、液状物90.3
gを得た。この液状物60gに3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシフェニルメチルジメチルアンモニウム
クロリド0.09g、ヒドロキノンモノメチルエーテル
0.006gおよび2,6−ジ−t−ブチル−4−メチ
ルフェノール0.006gを添加し、減圧蒸留により、
136〜142℃/1mmHgの留分10.1gを得た
(換算収率11.2%)。この留分を1H−NMR、I
Rにより分析した結果、式:
【化9】 で示される1−アセチルオキシ−7−(3−メタクリロ
イルオキシプロピル)−1,1,3,3,5,5,7,
7−オクタメチルテトラシロキサンであることが判明し
た。GLCによるこのシロキサンの純度は85.3%で
あった。
イルオキシプロピル)−1,1,3,3,5,5,7,
7−オクタメチルテトラシロキサンであることが判明し
た。GLCによるこのシロキサンの純度は85.3%で
あった。
【0017】
【発明の効果】本発明の1−アシルオキシ−オルガノテ
トラシロキサンは新規な化合物であり、本発明の製造方
法は、このような新規なシロキサンを効率よく製造でき
るという特徴がある。
トラシロキサンは新規な化合物であり、本発明の製造方
法は、このような新規なシロキサンを効率よく製造でき
るという特徴がある。
【図1】 図1は実施例1で調製した1−アセチルオキ
シ−7−(3−メタクリロイルオキシプロピル)−1,
1,3,3,5,5,7,7−オクタメチルテトラシロ
キサンの1H−核磁気共鳴分析のチャートである。
シ−7−(3−メタクリロイルオキシプロピル)−1,
1,3,3,5,5,7,7−オクタメチルテトラシロ
キサンの1H−核磁気共鳴分析のチャートである。
【図2】 図2は実施例1で調製した1−アセチルオキ
シ−7−(3−メタクリロイルオキシプロピル)−1,
1,3,3,5,5,7,7−オクタメチルテトラシロ
キサンの赤外線分光分析のチャートである。
シ−7−(3−メタクリロイルオキシプロピル)−1,
1,3,3,5,5,7,7−オクタメチルテトラシロ
キサンの赤外線分光分析のチャートである。
Claims (5)
- 【請求項1】 一般式: 【化1】 (式中、R1はアクリロイルオキシ基含有一価有機基ま
たはメタクリロイルオキシ基含有一価有機基であり、R
2は一価炭化水素基である。)で表される1−アシルオ
キシ−オルガノテトラシロキサン。 - 【請求項2】 R1がアクリロイルオキシアルキル基ま
たはメタクリロイルオキシアルキル基であることを特徴
とする、請求項1記載の1−アシルオキシ−オルガノテ
トラシロキサン。 - 【請求項3】 酸性触媒の存在下、ヘキサメチルシクロ
トリシロキサンを一般式: 【化2】 (式中、R1はアクリロイルオキシ基含有一価有機基ま
たはメタクリロイルオキシ基含有一価有機基であり、R
2は一価炭化水素基である。)で表されるアシルオキシ
シランにより開環反応させることを特徴とする、請求項
1記載の1−アシルオキシ−オルガノテトラシロキサン
の製造方法。 - 【請求項4】 酸性触媒がルイス酸性を示す金属ハロゲ
ン化物であることを特徴とする、請求項3記載の1−ア
シルオキシ−オルガノテトラシロキサンの製造方法。 - 【請求項5】 酸性触媒が、ルイス酸性を示す金属ハロ
ゲン化物と酸ハロゲン化物もしくは酸無水物からなるフ
リーデル−クラフツアシル化反応用の触媒であることを
特徴とする、請求項3記載の1−アシルオキシ−オルガ
ノテトラシロキサンの製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8338866A JPH10168089A (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | 1−アシルオキシ−オルガノテトラシロキサンおよびその製造方法 |
US08/985,539 US6063887A (en) | 1996-12-04 | 1998-05-18 | 1-acyloxy-organotetrasiloxane and production method for the preparation of the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8338866A JPH10168089A (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | 1−アシルオキシ−オルガノテトラシロキサンおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10168089A true JPH10168089A (ja) | 1998-06-23 |
Family
ID=18322140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8338866A Pending JPH10168089A (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | 1−アシルオキシ−オルガノテトラシロキサンおよびその製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6063887A (ja) |
JP (1) | JPH10168089A (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2810329B1 (fr) * | 2000-06-16 | 2002-12-06 | Rhodia Chimie Sa | Utilisation d'un compose organosilique porteur d'au moins une double liaison ethylenique activee comme agent de couplage dans les compositions de caoutchouc comprenant une charge blanche |
JP4012680B2 (ja) | 2000-10-26 | 2007-11-21 | 信越化学工業株式会社 | 有機ケイ素化合物 |
DE60216129T2 (de) * | 2001-09-21 | 2007-03-15 | Sigma Coatings B.V. | Verfahren zur herstellung von organosilylkarboxylatmonomeren, und deren verwendung als anwuchsverhindernde überzüge |
EP1380611A1 (en) * | 2002-07-10 | 2004-01-14 | SigmaKalon Group B.V. | Process for the preparation of polyorganosilylated carboxylate monomers or polymers thereof |
WO2004007591A1 (en) | 2002-07-10 | 2004-01-22 | Sigmakalon Services B.V. | Process for the preparation of polyorganosilylated carboxylate monomers or polymers thereof |
US7799888B2 (en) * | 2007-04-27 | 2010-09-21 | Gelest, Inc. | Low molecular weight siloxanes with one functional group |
BR112013026805B1 (pt) * | 2011-04-18 | 2020-05-26 | Momentive Perfomance Materials Gmbh | Uso de poliorganossiloxanos ou silanos para o tratamento de materiais lignocelulósicos, uso de composições compreendendo pelo menos um polissiloxano e/ou silano, composições, processo para o tratamento de material lignocelulósico, uso de pelo menos um polissiloxano e/ou silano e material lignocelulósico |
ES2913783T3 (es) * | 2019-05-28 | 2022-06-06 | Evonik Operations Gmbh | Procedimiento para la purificación de acetoxisiloxanos |
CN114315890B (zh) * | 2022-01-05 | 2023-11-17 | 湖北江瀚新材料股份有限公司 | 一种甲基丙烯酰氧丙基三乙酰氧基硅烷的制备方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0672207B2 (ja) * | 1989-09-29 | 1994-09-14 | 信越化学工業株式会社 | 剥離紙用シリコーン組成物 |
US5268396A (en) * | 1990-11-02 | 1993-12-07 | Lai Juey H | Organosilicon soft denture liners |
JP4025385B2 (ja) * | 1996-12-06 | 2007-12-19 | 東レ・ダウコーニング株式会社 | オルガノペンタシロキサンの製造方法 |
-
1996
- 1996-12-04 JP JP8338866A patent/JPH10168089A/ja active Pending
-
1998
- 1998-05-18 US US08/985,539 patent/US6063887A/en not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
US6063887A (en) | 2000-05-16 |
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