JP4081571B2 - トリオルガノシリルカルボキシレート化合物の製造方法 - Google Patents

トリオルガノシリルカルボキシレート化合物の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4081571B2
JP4081571B2 JP2002207704A JP2002207704A JP4081571B2 JP 4081571 B2 JP4081571 B2 JP 4081571B2 JP 2002207704 A JP2002207704 A JP 2002207704A JP 2002207704 A JP2002207704 A JP 2002207704A JP 4081571 B2 JP4081571 B2 JP 4081571B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
triorganosilylcarboxylate
acid
producing
mol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002207704A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004051496A (ja
Inventor
洋一 殿村
透 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP2002207704A priority Critical patent/JP4081571B2/ja
Publication of JP2004051496A publication Critical patent/JP2004051496A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4081571B2 publication Critical patent/JP4081571B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トリオルガノシリルカルボキシレート化合物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
トリオルガノシリルカルボキシレート化合物は、一般的にトリオルガノクロロシラン化合物とカルボン酸とを反応させる方法で製造され、その製造例としては、特許第3052430号公報、同3052431号公報、特開平4−342595号公報等が例示される。特許第3052431号公報、特開平4−342595号公報では、塩酸捕捉剤を反応系中に加えずに脱塩酸を行っているが、反応を進行させるためには高温に加熱する必要があり、更に、高温下においても反応性が低いため、工業的に製造するには有利ではない。また、特許第3052430号公報においては、反応の際に生成する塩酸をトラップするために用いる塩酸捕捉剤としてアミン化合物を用いている。アミン化合物を用いることにより、反応性が向上するが、反応性の向上の度合いはアミンの種類によっては必ずしも十分ではなく、特にアンモニアを用いた場合は、アンモニアが工業的に入手容易で安価であり、反応により生じる塩酸塩(塩化アンモニウム)の量が少なく、工業的に用いるには有効であるにもかかわらず、反応完結までに長時間を要するという問題点があった。
【0003】
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、より安価に効率的かつ安全に行うことのできるトリオルガノシリルカルボキシレート化合物の製造方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、トリオルガノクロロシラン化合物とカルボン酸とを、含窒素化合物の存在下に反応させ、トリオルガノシリルカルボキシレートを製造する方法において、相間移動触媒を用いると、反応性が著しく向上し、効率的に収率よく、安全にトリオルガノシリルカルボキシレート化合物が製造できることを知見し、本発明を完成するに至ったものである。
【0005】
従って、本発明は、トリオルガノクロロシラン化合物とカルボン酸とを、下記一般式(1)
123N (1)
(式中、R1,R2,R3は、互いに同一又は異なる水素原子又は炭素数1〜10の置換又は非置換の1価炭化水素基を示し、R1,R2,R3のうちの2個は互いにこれらが結合する窒素原子と共に結合して環を形成してもよい。)
で示される含窒素化合物の存在下に反応させ、トリオルガノシリルカルボキシレート化合物を製造する方法において、相間移動触媒を用いることを特徴とするトリオルガノシリルカルボキシレート化合物の製造方法を提供する。
【0006】
以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明のトリオルガノシリルカルボキシレート化合物の製造方法において、原料として用いられるカルボン酸として、具体的には、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、ピバル酸、吉草酸、イソ吉草酸、ヘキサン酸、ステアリン酸、シュウ酸、マロン酸、安息香酸、フタル酸、テレフタル酸、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、マレイン酸モノエステル、フマル酸、フマル酸モノエステル、イタコン酸、クロトン酸等が例示されるが、生成物の有用性の点から、アクリル酸、メタクリル酸が好ましい。
【0007】
また、トリオルガノクロロシラン化合物として、具体的には、トリメチルクロロシラン、トリエチルクロロシラン、トリプロピルクロロシラン、トリブチルクロロシラン、トリイソプロピルクロロシラン、トリ(sec−ブチル)クロロシラン、トリシクロペンチルクロロシラン、トリシクロヘキシルクロロシラン、トリフェニルクロロシラン、tert−ブチルジメチルクロロシラン、tert−ブチルジフェニルクロロシラン、tert−ブチルジイソプロピルクロロシラン、テキシルジメチルクロロシラン、テキシルジイソプロピルクロロシラン等が例示されるが、生成物の有用性の点から、下記一般式(2)で示されるトリオルガノクロロシラン化合物が好ましい。
【0008】
456SiCl (2)
(式中、R4,R5,R6は、互いに同一又は異なるα位に炭化水素基を有する炭素数3〜10の1価の分岐状炭化水素基又は炭素数3〜10の1価の環状炭化水素基を示す。)
【0009】
上記一般式(2)におけるR4〜R6の炭素数3〜10の分岐状炭化水素基及び環状炭化水素基としては、分岐状のアルキル基又はシクロアルキル基が好ましく、具体的にはイソプロピル基、sec−ブチル基、1−メチルブチル基、1−エチルプロピル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等が例示される。
【0010】
このような一般式(2)で示されるトリオルガノクロロシラン化合物として、具体的には、トリイソプロピルクロロシラン、トリ(sec−ブチル)クロロシラン、tert−ブチルジイソプロピルクロロシラン、テキシルジイソプロピルクロロシラン等が例示される。
【0011】
カルボン酸とトリオルガノクロロシラン化合物との配合比は、特に限定されないが、反応性、生産性の点から、カルボン酸のカルボキシル基1モルに対し、トリオルガノクロロシラン化合物0.5〜2.0モル、特に0.8〜1.2モルの範囲が好ましい。
【0012】
本発明では、反応中に生じる塩酸を捕捉するために、下記一般式(1)で示される含窒素化合物を使用する。
【0013】
123N (1)
(式中、R1,R2,R3は、互いに同一又は異なる水素原子又は炭素数1〜10の置換又は非置換の1価炭化水素基を示し、R1,R2,R3のうちの2個は互いにこれらが結合する窒素原子と共に結合して環を形成してもよい。)
【0014】
ここで、R1〜R3は炭素数1〜10の置換又は非置換の1価炭化水素基であり、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert−ブチル、ペンチル、シクロペンチル、ヘキシル、シクロヘキシル、オクチル等の直鎖状、分岐状、環状のアルキル基、ビニル、アリル、プロペニル、ブテニル、ヘキセニル、シクロヘキセニル、デセニル等の直鎖状、分岐状、環状のアルケニル基、エチニル、プロピニル、ブチニル等のアルキニル基、フェニル、トリル、キシリル、ナフチル等のアリール基、ベンジル、フェニルエチル、フェニルプロピル等のアラルキル基等や、これらの基の水素原子の一部又は全部が塩素、フッ素、臭素等のハロゲン原子、シアノ基、アルコキシ、アルケニルオキシ、アリールオキシ等のオルガノオキシ基、更にはアミノ基やイミノ基で置換された基等が挙げられる。また、R1〜R3のうちの2個は互いにこれらが結合する窒素原子と共に結合して環状構造を形成してもよく、環状構造を形成する場合、環状構造全体として炭素数3〜10の直鎖状、分岐状の酸素原子等のヘテロ原子が介在してもよいアルキレン基を示す。
【0015】
このような含窒素化合物として、具体的には、アンモニア、メチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、プロピルアミン、ジプロピルアミン、トリプロピルアミン、イソプロピルアミン、ジイソプロピルアミン、トリイソプロピルアミン、エチルジイソプロピルアミン、ブチルアミン、ジブチルアミン、トリブチルアミン、ヘキシルアミン、2−エチルヘキシルアミン、オクチルアミン、ジオクチルアミン、トリオクチルアミン、ピペリジン、N−メチルピペリジン、モルホリン、N−メチルモルホリン、エチレンジアミン、テトラメチルエチレンジアミン、ジエチレントリアミン、アニリン、N−メチルアニリン、N−エチルアニリン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン等が例示されるが、工業的に入手容易で安価であるアンモニアが好ましい。
【0016】
含窒素化合物の使用量は、特に限定されないが、反応性、生産性の点から、カルボン酸のカルボキシル基1モルに対し、0.5〜5.0モル、特に1.0〜3.0モルの範囲が好ましい。含窒素化合物が0.5モル未満だと十分に脱塩酸が行われず反応が未達になる可能性があり、5.0モルを超えると、含窒素化合物の量に見合うだけの反応促進効果がみられない可能性がある。
【0017】
また、本発明では、反応の際、相間移動触媒を用いるものである。相間移動触媒としては、4級アンモニウム塩、4級ホスホニウム塩、クラウンエーテル等が例示されるが、工業的入手の容易さ、安価であることから4級アンモニウム塩が好ましい。
【0018】
4級アンモニウム塩として、具体的には、テトラメチルアンモニウムクロライド、テトラメチルアンモニウムブロマイド、テトラエチルアンモニウムクロライド、テトラエチルアンモニウムブロマイド、テトラプロピルアンモニウムクロライド、テトラプロピルアンモニウムブロマイド、テトラブチルアンモニウムクロライド、テトラブチルアンモニウムブロマイド、トリオクチルメチルアンモニウムクロライド、トリオクチルメチルアンモニウムブロマイド、ベンジルトリメチルアンモニウムクロライド、ベンジルトリメチルアンモニウムブロマイド、セチルトリメチルアンモニウムクロライド、セチルトリメチルアンモニウムブロマイド等が例示される。
【0019】
相間移動触媒の使用量は、特に限定されないが、反応性、生産性の点から、カルボン酸のカルボキシル基1モルに対し、0.0001〜0.1モル、特に0.001〜0.05モルの範囲が好ましい。相間移動触媒が0.0001モル未満であると反応性が十分でない可能性があり、0.1モルを超えると、相間移動触媒の量に見合うだけの反応促進効果がみられない可能性がある。
【0020】
本発明の反応において、カルボン酸として不飽和結合を有するカルボン酸を用いる場合は、重合を防止するために、ヒドロキノン、p−メトキシフェノール、2,6−ジ−tert−ブチルフェノール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール等の重合禁止剤を添加することが好ましい。この場合、重合禁止剤の添加量としては、カルボン酸1モルに対し、0.00001〜0.01モルであることが好ましい。
【0021】
また、本発明の反応は無溶媒でも進行するが、溶媒を用いることもできる。用いられる溶媒としては、例えばペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、イソオクタン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素系溶媒、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル系溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶媒、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、ヘキサメチルホスホリックトリアミド等の非プロトン性極性溶媒、ジクロロメタン、クロロホルム等の塩素化炭化水素溶媒等が例示される。これらの溶媒は単独で用いてもよく、2種類以上を混合して用いてもよい。
【0022】
本発明の反応は、カルボン酸と相間移動触媒の混合液に含窒素化合物とクロロシラン化合物を同時に加える方法、カルボン酸と相間移動触媒の混合液に含窒素化合物を加え、その後クロロシラン化合物を加える方法、クロロシラン化合物と相間移動触媒の混合液に含窒素化合物とカルボン酸を同時に加える方法、クロロシラン化合物と相間移動触媒の混合液に含窒素化合物を加え、その後カルボン酸を加える方法、カルボン酸、クロロシラン化合物、相間移動触媒の混合液に含窒素化合物を加える方法等のいずれの方法を採用してもよい。
【0023】
なお、本発明において、反応温度は特に限定されないが、常圧又は加圧下で−20℃〜150℃、特に0℃〜100℃とすることが好ましい。
【0024】
上記反応終了後には、含窒素化合物の塩酸塩が生じるが、これは反応液を濾過、又は水を加えて塩を溶解、分離することにより除去できる。以上のようにして塩を除去した反応液からは、通常の方法で目的物を回収することができる。
【0025】
本発明により得られるトリオルガノシリルカルボキシレート化合物は、シリル化剤等、特に不飽和結合を有するトリオルガノシリルカルボキシレート化合物は、船底塗料などの加水分解性自己研磨型ポリマーの原料等として有用である。
【0026】
【実施例】
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。
【0027】
[実施例1]
撹拌機、還流冷却器、滴下ロート及び温度計を備えたフラスコに、アクリル酸(36.8g,0.51mol)、テトラブチルアンモニウムブロマイド(1.1g)、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール(0.11g)を仕込み、25℃にてアンモニア(9.4g,0.55mol)とトリイソプロピルクロロシラン(96.4g,0.50mol)とを1時間かけて同時フィードした。フィード終了時、ガスクロマトグラフィーで分析すると反応は完結していた。生じた塩化アンモニウムを濾別し、蒸留した。トリイソプロピルシリルアクリレートを沸点89−90℃/0.67kPaの留分として103.1g得た(収率90%)。
【0028】
[実施例2]
撹拌機、還流冷却器、滴下ロート及び温度計を備えたフラスコに、メタクリル酸(43.9g,0.51mol)、テトラブチルアンモニウムブロマイド(1.1g)、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール(0.11g)を仕込み、25℃にてアンモニア(9.4g,0.55mol)とトリイソプロピルクロロシラン(96.4g,0.50mol)とを1時間かけて同時フィードした。フィード終了時、ガスクロマトグラフィーで分析すると反応は完結していた。生じた塩化アンモニウムを濾別し、蒸留した。トリイソプロピルシリルメタクリレートを沸点110−111℃/1.3kPaの留分として109.0g得た(収率90%)。
【0029】
[実施例3]
撹拌機、還流冷却器、滴下ロート及び温度計を備えたフラスコに、アクリル酸(36.8g,0.51mol)、トリイソプロピルクロロシラン(96.4g,0.50mol)、テトラブチルアンモニウムブロマイド(1.1g)、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール(0.11g)を仕込み、25℃にてアンモニア(9.4g,0.55mol)を1時間かけてフィードした。フィード終了時、ガスクロマトグラフィーで分析すると反応は完結していた。反応液に水(75g)を加え、生じた塩酸塩を溶解し、水層を除いた後、有機層を蒸留した。トリイソプロピルシリルアクリレートを沸点89−90℃/0.67kPaの留分として108.6g得た(収率95%)。
【0030】
[実施例4]
撹拌機、還流冷却器、滴下ロート及び温度計を備えたフラスコに、メタクリル酸(43.9g,0.51mol)、トリイソプロピルクロロシラン(96.4g,0.50mol)、テトラブチルアンモニウムブロマイド(1.1g)、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール(0.11g)を仕込み、25℃にてアンモニア(9.4g,0.55mol)を1時間かけてフィードした。フィード終了時、ガスクロマトグラフィーで分析すると反応は完結していた。反応液を室温まで冷却し、反応液に水(75g)を加え、生じた塩酸塩を溶解し、水層を除いた後、有機層を蒸留した。トリイソプロピルシリルメタクリレートを沸点110−111℃/1.3kPaの留分として115.3g得た(収率95%)。
【0031】
[比較例1] 相間移動触媒を用いない、トリイソプロピルシリルアクリレートの製造法
撹拌機、還流冷却器、滴下ロート及び温度計を備えたフラスコに、アクリル酸(36.8g,0.51mol)、トリイソプロピルクロロシラン(96.4g,0.50mol)、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール(0.11g)を仕込み、25℃にてアンモニア(9.4g,0.55mol)を1時間かけてフィードした。フィード終了時、ガスクロマトグラフィーで分析すると反応率は18%であった。フィード終了後、反応液を25℃にて5時間攪拌したが、反応率は70%であった。
【0032】
【発明の効果】
本発明によれば、相間移動触媒を用いることにより、著しく反応性が向上し、高収率で安全にトリオルガノシリルカルボキシレート化合物を製造することができる。

Claims (5)

  1. トリオルガノクロロシラン化合物とカルボン酸とを、下記一般式(1)
    123N (1)
    (式中、R1,R2,R3は、互いに同一又は異なる水素原子又は炭素数1〜10の置換又は非置換の1価炭化水素基を示し、R1,R2,R3のうちの2個は互いにこれらが結合する窒素原子と共に結合して環を形成してもよい。)
    で示される含窒素化合物の存在下に反応させ、トリオルガノシリルカルボキシレート化合物を製造する方法において、相間移動触媒を用いることを特徴とするトリオルガノシリルカルボキシレート化合物の製造方法。
  2. 上記一般式(1)で示される含窒素化合物が、アンモニアである請求項1記載のトリオルガノシリルカルボキシレート化合物の製造方法。
  3. 相間移動触媒が、4級アンモニウム塩である請求項1又は2記載のトリオルガノシリルカルボキシレート化合物の製造方法。
  4. カルボン酸が、アクリル酸又はメタクリル酸である請求項1,2又は3記載のトリオルガノシリルカルボキシレート化合物の製造方法。
  5. トリオルガノクロロシラン化合物が、下記一般式(2)
    456SiCl (2)
    (式中、R4,R5,R6は、互いに同一又は異なるα位に炭化水素基を有する炭素数3〜10の1価の分岐状炭化水素基又は炭素数3〜10の1価の環状炭化水素基を示す。)
    で示される化合物である請求項1乃至4のいずれか1項記載のトリオルガノシリルカルボキシレート化合物の製造方法。
JP2002207704A 2002-07-17 2002-07-17 トリオルガノシリルカルボキシレート化合物の製造方法 Expired - Lifetime JP4081571B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002207704A JP4081571B2 (ja) 2002-07-17 2002-07-17 トリオルガノシリルカルボキシレート化合物の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002207704A JP4081571B2 (ja) 2002-07-17 2002-07-17 トリオルガノシリルカルボキシレート化合物の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004051496A JP2004051496A (ja) 2004-02-19
JP4081571B2 true JP4081571B2 (ja) 2008-04-30

Family

ID=31932044

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002207704A Expired - Lifetime JP4081571B2 (ja) 2002-07-17 2002-07-17 トリオルガノシリルカルボキシレート化合物の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4081571B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5278040B2 (ja) * 2009-02-27 2013-09-04 信越化学工業株式会社 嵩高い置換基を有するシロキシ基含有シリル(メタ)アクリレート化合物及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004051496A (ja) 2004-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
IL205378A (en) Process for preparing 2-amino-5- cyanobenzoic acid derivatives
JP2005314246A (ja) エステル官能性基含有オルガノアルコキシシランの製造方法
US5902892A (en) Preparation of acyloxysilanes
JP2003073383A (ja) シラン化(メタ)アクリレートの製造方法
JP4081571B2 (ja) トリオルガノシリルカルボキシレート化合物の製造方法
JPH11228497A (ja) マロン酸ジアルキルエステルをc−アルキル化する方法
JPH01502025A (ja) オキシモシラン類の製造法
JP4178369B2 (ja) シリル(メタ)アクリレート化合物の製造方法
JPS6352629B2 (ja)
KR19980042708A (ko) 오가노카보노일옥시실란의 제조방법
US6498264B2 (en) Silyl (meth)acrylates having bulky substituent group and preparation thereof
JP5231973B2 (ja) 有機ケイ素化合物およびその製造方法
JPS6221352B2 (ja)
JP2854832B2 (ja) 立体障害をもつケイ素化合物の製造方法
JP2002534527A (ja) アルキル(アミノ)ジアルコキシシラン類の調製
JP4362270B2 (ja) トリオルガノシリル不飽和カルボキシレートの製造法
US9175019B2 (en) Industrial process for the preparation of N-alkyl-N-trialkylsilylamides
JP3007610B2 (ja) シアノホルメートエステルの製造方法
JP4055433B2 (ja) 嵩高い置換基を有するシリル(メタ)アクリレート化合物及びその製造方法
JP2542117B2 (ja) シリル不飽和カルボキシレ―トの製造方法
JP3874073B2 (ja) テキシル基を有するクロロシラン化合物の製造方法
JPH101463A (ja) N−ラウロイル−L−グルタミン酸−ジ−n−ブチルアミドの製造方法
JP3864648B2 (ja) 1,3−ビス(カルボキシアルキル)テトラアルキルジシロキサンの製造方法
JPH0776554A (ja) シクロプロパン−1,1−ジカルボン酸ジアルキルエステルの製法及び新規ジカルボン酸ジアルキルエステル
JPH0210837B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040728

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080122

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4081571

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110222

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110222

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140222

Year of fee payment: 6

EXPY Cancellation because of completion of term