JPH10167133A - 車体パネルの製造方法 - Google Patents

車体パネルの製造方法

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JPH10167133A
JPH10167133A JP35184896A JP35184896A JPH10167133A JP H10167133 A JPH10167133 A JP H10167133A JP 35184896 A JP35184896 A JP 35184896A JP 35184896 A JP35184896 A JP 35184896A JP H10167133 A JPH10167133 A JP H10167133A
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JP
Japan
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panel
vehicle body
body panel
inner panel
sealer
Prior art date
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Pending
Application number
JP35184896A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuyoshi Fujiwara
強 藤原
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Katayama Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Katayama Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Katayama Kogyo Co Ltd filed Critical Katayama Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アウタパネルとインナパネルとの接合によっ
て形成される車体パネルにおいて、接合部へのシーラの
塗布作業を省略する。 【解決手段】 所定の形態にプレス成形されたアウタパ
ネル1及びインナパネル2を、それぞれの外周部11、
21が重なり合うように設置する。そして更に、これら
各部材1、2の、それぞれの端面部15、25が並列に
並ぶようにセットする。このような状態において、押え
治具である上側支持手段51及び下側支持手段52に
て、上記外周部11、21を押え付ける。このようにセ
ットされた状態において、上記端面部15、25のとこ
ろを、その略全周にわたってアーク溶接等の溶接手段3
にて接合(結合)する。 【効果】 端面部15、25のところがアーク溶接手段
等により、気密状に接合されるので、シーラ塗布等を施
す必要が無くなり、本車体パネル製造の効率化が図られ
るようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のドア、ト
ランクリッド等に関するものであって、その外側をなす
アウタパネルと、その内側をなすインナパネルとを接合
させることによって形成される車体パネルの、その製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の、自動車用ドア、あるいはトラン
クリッド等の部材は、車体の外側部分となるアウタパネ
ルと、車体の内側部分となるインナパネルとを接合させ
ることによって形成されるようになっているものであ
る。そして、これらアウタパネル及びインナパネルが接
合されることによって形成される車体パネルの、その製
造方法としては、例えば、それが図3に示すようなドア
パネルに関するものである場合、ヘミング加工及びスポ
ット溶接加工等にて形成されるようになっているもので
ある。その具体的手順(製造工程)について、図4を基
に説明する。まず、図4(A)に示す如く、その端末部
がL字状に成形されたアウタパネル10にインナパネル
20を重ねる。そして、図4(B)に示すようにインナ
パネル20の接合面に接着用のシーラ70を塗布する。
次に、図4(C)に示す如く、プレス成形手段等にてイ
ンナパネル20の端部を挟み込むようにアウタパネル1
0の端部を折曲げヘミング加工する。これによって、図
3に示す如く、ヘミング加工部の内側全周にわたって接
着用のシーラ70が設けられるようになる。更に、図4
(D)に示すように、上記ヘミング加工の成された折り
返し部のところをスポット溶接手段にて溶接を行なう。
すなわち、図3に示す如く、上記折り返し部のところに
スポット溶接部80を設けるようにする。そして最後
に、図4(E)に示す如く、ヘミング加工部の端末部の
ところに防錆用の防錆シーラ90を塗布する。このよう
に従来のヘミング加工あるいはスポット溶接手段を主体
とした製造方法においては、多くの複雑な工程を要す
る。また、接着、防水、防錆のためのシーラ塗布作業も
必要とされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の車体
パネルの製造方法においては、その製造工程が複雑であ
り、車体パネルを製造するために多くの作業工程を必要
とし、更には、シーラ等の余分な材料費が必要となる。
また、上記シーラの塗布については、一部手作業にて行
わなければならず、その作業性が低下すると言う問題点
がある。従って、製造工程の自動化を図ることが難し
く、車体パネルの生産性向上に難点がある。このような
問題点を解決するために、アウタパネル及びインナパネ
ルを互いに効率的に結合することができるようにした、
車体パネルの製造方法を提供しようとするのが、本発明
の目的(課題)である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては次のような手段(製造工程)を採
ることとした。すなわち、車体外側のパネルを形成する
アウタパネルと車体内側のパネルを形成するインナパネ
ルとからなる自動車の車体パネルの、その製造方法に関
して、アウタパネルとインナパネルとを重ね合わせると
ともに、それぞれの外周部分の端末部が同一端面を成す
ように設置し、しかる後に、これら端面のところを、全
周にわたってアーク溶接手段等にて互いに結合させるよ
うにした工程を採ることとした。
【0005】このような工程(手順)を採ることによ
り、本発明のものにおいては、次のような作用を呈する
こととなる。すなわち、本車体パネルの製造方法は、そ
の構成部材であるアウタパネルとインナパネルとを重ね
合わせるとともに、その外周部分の端末部が互いに並列
になるよう、すなわち、同一端面を成すようにし、この
ように設置した後に、上記アウタパネルとインナパネル
の二つの端面部を溶接手段にて互いに結合させるように
しているものである。そして、この溶接手段による接合
(結合)にあたっては、その全周を、アーク溶接手段等
にて気密な状態に接合させるようにしているものであ
る。従って、二つのパネルの間には、継目、あるいは段
差等が生じないようになる。その結果、従来のものにお
いて行なわれていた、接着、防水、防錆のためのシーラ
塗布作業が不要となる。
【0006】これらのことから、本発明の製造方法にお
いては、上記アーク溶接等の溶接手段を、溶接ロボット
等を用いることによって行なわせるようにすることがで
きる。これによって、手作業の必要な工程がなくなり、
全工程をすべて自動化することができるようになる。従
って、車体パネル全体の生産性の向上、更にはコストの
低減化等を図ることができるようになる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1及び図2を基に説明する。本発明の実施の形態に関す
るものである車体パネルの、その全体構成は、図2に示
す如く、車体のドア、トランクリッド等の車体パネル
の、その外表面部を形成するアウタパネル1と、車体パ
ネルの内側部材を形成するインナパネル2と、これらア
ウタパネル1とインナパネル2との、それぞれの外周部
であって、その端面部15、25のところに設けられる
溶接部31と、からなることを基本とするものである。
【0008】次に、このような構成からなるアウタパネ
ル1、インナパネル2、及び溶接部31を基礎とした本
車体パネルの、その製造方法について説明する。まず、
図示はしていないが、所定のデザインを有する外観形状
等からなるものであって、車体外板として必要な機能及
び形状を有するアウタパネル1をプレス成形手段等にて
成形する。そして、同様に、車両用ドア等の内側を形成
するものであって、必要な機能及び形状を有するように
形成されたインナパネル2を、プレス成形手段等にて成
形する。
【0009】次に、このようにして成形されたアウタパ
ネル1とインナパネル2とを、図1に示すような各工程
を経ることによって一体化し、本実施の形態にかかる車
体パネルを形成する。以下、これらについて説明する。
まず、図1(ア)に示す工程において、アウタパネル1
とインナパネル2とを本車体パネルをなすように互いに
向き合わせ、それぞれの外周部11、21が重なり合う
ように、かつ、それぞれの端面部15、25が並列的に
並ぶように(同一面を形成するように)設置する。この
ような状態において、更に治具等を用いて、上記両者
1、2を保持する。すなわち、それぞれの外周部11、
21を重ね合わせた状態で、上側支持手段51と下側支
持手段52とにて、上記両者11、21を挟んだ状態で
保持する。そして、次に、図1(イ)に示す工程におい
て、上側支持手段51と下側支持手段52とにて挟ま
れ、かつ、固定された状態の上記アウタパネル1の端面
部15とインナパネル2の端面部25とを、互いに連結
するように、アーク溶接等の溶接手段3にて一体的に結
合する(溶接する)。なお、このとき、本溶接手段3に
て形成される溶接部31は、二つの端面部15、25が
覆われるように形成させるとともに、本車体パネルを形
成するアウタパネル1とインナパネル2との端面部1
5、25が、その略全周にわたって連結(結合)される
ようにする。
【0010】なお、上記溶接手段3は、例えば、コンピ
ュータ制御による溶接ロボット等を用いて、自動的に、
かつ、正確に行なわせるようにすることができる。すな
わち、溶接工程を、コンピュータ制御にて自動化するこ
とができるようになり、同時に、自動化によって精度の
高い、かつ、均一な溶接部31を得ることができるよう
になる。また、溶接手段3については、アーク溶接以外
に、レーザ溶接等、端面部15、25を接合させること
のできる手段であればよい。
【0011】次に、このような工程からなる本実施の形
態にかかるものの、その作用等について説明する。すな
わち、本車体パネルは、アウタパネル1とインナパネル
2とを重ね合わせる工程、そして、その端面部15、2
5を溶接する工程の最少限の工程にて製造されるもので
あるため、その作業工程が大幅に簡略化されることとな
る。具体的には、上記両端面部15、25のところがア
ーク溶接手段3等にて、略全周にわたって密閉状態に溶
接されるとともに、その外周全面にわたって、塗装工程
にて完全な塗膜が形成されることとなる。従って、溶接
部31に対しては防水、防錆のための特別の対策を施す
必要がない。すなわち、シーラ等を塗布する必要がな
い。
【0012】また、車体の外板であり、意匠面でもある
表面に、スポット溶接の打痕等が生じ無いようになる。
従って、意匠上においても優れた外観面を形成すること
となる。また、ヘミング部が無くなるので、この部分に
塗布する接着用シーラも不要となる。従って、シーラ塗
布の作業及びシーラ自身も不必要となるので、作業工程
の短縮化を図ることができるようになる。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、自動車車体の一部を形
成する車体パネルの、その製造方法に関して、車体外側
のパネルを形成するアウタパネルと車体内側のパネルを
形成するインナパネルとを重ね合わせるとともに、それ
ぞれの外周部の端末部が同一端面を成すように設置し、
しかる後に、これら端面のところをアーク溶接手段等に
て互いに結合させるようにした工程を採ることとしたの
で、車体パネルを製造するための加工工程を大幅に簡略
化することができるようになった。特に、従来のものに
おいて必要とされていた防水、防錆処理(シーラの塗布
等)を省くことができるようになり、その塗布に要する
作業時間が不必要となった。また、溶接手段としては、
コンピュータ制御によるロボット装置等を用いることが
できるようになり、これによって、溶接の自動化を図る
ことができるようになった。その結果、車体パネル全体
の加工工程の簡略化を図ることができるようになるとと
もに、精度の高い、高品質な車体パネルを、低コストに
て得ることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる車体パネルの製造工程を示す図
である。
【図2】本発明の製造方法にて製造された車体パネルの
主要部を成す断面図である。
【図3】従来の製造方法により製造された車体パネルの
全体構成を示す図である。
【図4】従来の車体パネルの製造工程を示す図である。
【符号の説明】
1 アウタパネル 11 外周部 15 端面(端面部) 2 インナパネル 21 外周部 25 端面(端面部) 3 溶接手段 31 溶接部 51 上側支持手段 52 下側支持手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体外側のパネルを形成するアウタパネ
    ルと、車体内側のパネルを形成するインナパネルとから
    なる自動車の車体パネルの、その製造方法に関して、ア
    ウタパネルとインナパネルとを重ね合わせるとともに、
    それぞれの外周部の端末部が同一端面を形成するように
    設置し、しかる後に、これら端面のところを溶接手段に
    て互いに結合させるようにしたことを特徴とする車体パ
    ネルの製造方法。
JP35184896A 1996-12-10 1996-12-10 車体パネルの製造方法 Pending JPH10167133A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35184896A JPH10167133A (ja) 1996-12-10 1996-12-10 車体パネルの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

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JP35184896A JPH10167133A (ja) 1996-12-10 1996-12-10 車体パネルの製造方法

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Publication Number Publication Date
JPH10167133A true JPH10167133A (ja) 1998-06-23

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ID=18420022

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JP35184896A Pending JPH10167133A (ja) 1996-12-10 1996-12-10 車体パネルの製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100364250B1 (ko) * 2000-07-11 2002-12-11 주식회사 에이티티알앤디 자동차 도어용 내측패널과 외측패널의 접합방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100364250B1 (ko) * 2000-07-11 2002-12-11 주식회사 에이티티알앤디 자동차 도어용 내측패널과 외측패널의 접합방법

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