JPH10165931A - 厨芥処理機 - Google Patents
厨芥処理機Info
- Publication number
- JPH10165931A JPH10165931A JP9342446A JP34244697A JPH10165931A JP H10165931 A JPH10165931 A JP H10165931A JP 9342446 A JP9342446 A JP 9342446A JP 34244697 A JP34244697 A JP 34244697A JP H10165931 A JPH10165931 A JP H10165931A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- garbage
- storage container
- kitchen waste
- kitchen
- heating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
- Refuse Receptacles (AREA)
- Drying Of Solid Materials (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Crushing And Pulverization Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 効率よく乾燥処理を行う厨芥処理機を提供す
る。 【解決手段】 厨芥ごみを収納する厨芥ごみ収納容器１
と、この厨芥ごみを加熱するヒータ８と、厨芥ごみ収納
容器１と外気を連通させた排気パイプ１５と、前記厨芥
ごみ収納容器１内に配され厨芥ごみを攪拌する回転刃３
と、前記厨芥ごみ収納容器１の上方に配され熱せられた
空気を前記厨芥ごみに吹きつける攪拌ファン９を設け、
回転刃３で厨芥ごみが攪拌され乾燥むらを防止し、さら
に攪拌ファン９で熱風を厨芥ごみの表面に当てること
で、加熱並びに蒸気の発散が促進され、厨芥ごみの乾燥
効率を大幅に高めることができるものである。
る。 【解決手段】 厨芥ごみを収納する厨芥ごみ収納容器１
と、この厨芥ごみを加熱するヒータ８と、厨芥ごみ収納
容器１と外気を連通させた排気パイプ１５と、前記厨芥
ごみ収納容器１内に配され厨芥ごみを攪拌する回転刃３
と、前記厨芥ごみ収納容器１の上方に配され熱せられた
空気を前記厨芥ごみに吹きつける攪拌ファン９を設け、
回転刃３で厨芥ごみが攪拌され乾燥むらを防止し、さら
に攪拌ファン９で熱風を厨芥ごみの表面に当てること
で、加熱並びに蒸気の発散が促進され、厨芥ごみの乾燥
効率を大幅に高めることができるものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、台所等で発生する
残菜、残飯、生ごみ等の厨芥を処理する厨芥処理機に関
する。
残菜、残飯、生ごみ等の厨芥を処理する厨芥処理機に関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来の生ごみ処理機としては、生ごみを
粉砕して下水へ流すディスポーザーや生ごみを粉砕、脱
水して回収する生ごみ脱水機がある。ディスポーザー
は、下水処理施設のない地域では河川を汚し、環境汚染
の原因になる。一方、生ごみ脱水機は、脱水した生ごみ
を回収するので直接には環境汚染の原因にはならない
が、回収した生ごみは放置しておくと腐敗しやすく悪臭
を発生する。そのために脱水回収した生ごみを低温で保
管したり、頻繁に公共のごみ収集場所へ出して、処理し
なければならないなど環境汚染の原因になったり、処理
機で処理した後の処理が手間がかかるという問題を有し
ていた。
粉砕して下水へ流すディスポーザーや生ごみを粉砕、脱
水して回収する生ごみ脱水機がある。ディスポーザー
は、下水処理施設のない地域では河川を汚し、環境汚染
の原因になる。一方、生ごみ脱水機は、脱水した生ごみ
を回収するので直接には環境汚染の原因にはならない
が、回収した生ごみは放置しておくと腐敗しやすく悪臭
を発生する。そのために脱水回収した生ごみを低温で保
管したり、頻繁に公共のごみ収集場所へ出して、処理し
なければならないなど環境汚染の原因になったり、処理
機で処理した後の処理が手間がかかるという問題を有し
ていた。
【０００３】この問題を解決するため生ごみを粉砕焼却
することにより、元の体積、重量を低減するとともに腐
敗を防ぎ、後処理に手間の掛からない生ごみ処理機が考
えられている。
することにより、元の体積、重量を低減するとともに腐
敗を防ぎ、後処理に手間の掛からない生ごみ処理機が考
えられている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この粉砕焼却
タイプの生ごみ処理機は、大電力を消費すると同時に高
価なものであった。
タイプの生ごみ処理機は、大電力を消費すると同時に高
価なものであった。
【０００５】本発明は、厨芥処理機を安価に構成して提
供することを目的とする。また、処理中の発生臭気を浄
化して排出させると共に、排水処理のしやすい構成を提
供することも目的とする。
供することを目的とする。また、処理中の発生臭気を浄
化して排出させると共に、排水処理のしやすい構成を提
供することも目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、厨芥ごみを収納する厨芥ごみ収納容器と、
この厨芥ごみを加熱する加熱手段と、厨芥ごみ収納容器
と外気を連通させた排気通路と、前記厨芥ごみ収納容器
内に配され厨芥ごみを攪拌する攪拌手段と、前記厨芥ご
み収納容器上方に配され熱せられた空気を前記厨芥ごみ
に吹きつける攪拌ファンを設け、攪拌手段で厨芥ごみが
攪拌され乾燥むらを防止し、さらに攪拌ファンで熱風を
厨芥ごみの表面に当てることで、加熱並びに蒸気の発散
が促進され、厨芥ごみの乾燥効率を大幅に高めることが
できるものである。
に本発明は、厨芥ごみを収納する厨芥ごみ収納容器と、
この厨芥ごみを加熱する加熱手段と、厨芥ごみ収納容器
と外気を連通させた排気通路と、前記厨芥ごみ収納容器
内に配され厨芥ごみを攪拌する攪拌手段と、前記厨芥ご
み収納容器上方に配され熱せられた空気を前記厨芥ごみ
に吹きつける攪拌ファンを設け、攪拌手段で厨芥ごみが
攪拌され乾燥むらを防止し、さらに攪拌ファンで熱風を
厨芥ごみの表面に当てることで、加熱並びに蒸気の発散
が促進され、厨芥ごみの乾燥効率を大幅に高めることが
できるものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１記載の発明は、
厨芥ごみを収納する厨芥ごみ収納容器と、この厨芥ごみ
を加熱する加熱手段と、厨芥ごみ収納容器と外気を連通
させた排気通路と、前記厨芥ごみ収納容器内に配され厨
芥ごみを攪拌する攪拌手段と、前記厨芥ごみ収納容器上
方に配され熱せられた空気を前記厨芥ごみに吹きつける
攪拌ファンを設けたもので、攪拌手段で厨芥ごみが攪拌
され乾燥むらを防止し、さらに攪拌ファンで熱風を厨芥
ごみの表面に当てることで、加熱並びに蒸気の発散が促
進され、厨芥ごみの乾燥効率を大幅に高めることができ
るものである。
厨芥ごみを収納する厨芥ごみ収納容器と、この厨芥ごみ
を加熱する加熱手段と、厨芥ごみ収納容器と外気を連通
させた排気通路と、前記厨芥ごみ収納容器内に配され厨
芥ごみを攪拌する攪拌手段と、前記厨芥ごみ収納容器上
方に配され熱せられた空気を前記厨芥ごみに吹きつける
攪拌ファンを設けたもので、攪拌手段で厨芥ごみが攪拌
され乾燥むらを防止し、さらに攪拌ファンで熱風を厨芥
ごみの表面に当てることで、加熱並びに蒸気の発散が促
進され、厨芥ごみの乾燥効率を大幅に高めることができ
るものである。
【０００８】本発明の請求項２記載の発明は、加熱手段
をヒーターで形成したもので、マグネトロンのような高
価でかつ耐久性の低い加熱手段と異なり、安価で高耐久
の加熱手段を形成できるものである。
をヒーターで形成したもので、マグネトロンのような高
価でかつ耐久性の低い加熱手段と異なり、安価で高耐久
の加熱手段を形成できるものである。
【０００９】本発明の請求項３記載の発明は、排気通路
中に厨芥ごみの加熱時に発生する水蒸気を凝縮する凝縮
手段を設けることにより、空気中に放出される水蒸気の
量を軽減し、厨芥処理機の屋内での使用を可能にするこ
とができるものである。
中に厨芥ごみの加熱時に発生する水蒸気を凝縮する凝縮
手段を設けることにより、空気中に放出される水蒸気の
量を軽減し、厨芥処理機の屋内での使用を可能にするこ
とができるものである。
【００１０】本発明の請求項４記載の発明は、厨芥ごみ
の加熱時に発生する臭気を除く脱臭手段を備えることに
より、厨芥処理機の屋内での快適な使用を可能にするこ
とができるものである。
の加熱時に発生する臭気を除く脱臭手段を備えることに
より、厨芥処理機の屋内での快適な使用を可能にするこ
とができるものである。
【００１１】本発明の請求項５記載の発明は、攪拌手段
を、厨芥ごみ収納容器の内壁に設けた突出部と、前記ご
み収納容器の底部に設けられた回転刃で形成したもの
で、回転刃で厨芥ごみを攪拌することで、乾燥むらを無
くし、さらに突出部と回転刃とで厨芥ごみが粉砕され、
乾燥が一層促進されると共に、乾燥後の厨芥ごみの保
管、処理がより容易になるものである。
を、厨芥ごみ収納容器の内壁に設けた突出部と、前記ご
み収納容器の底部に設けられた回転刃で形成したもの
で、回転刃で厨芥ごみを攪拌することで、乾燥むらを無
くし、さらに突出部と回転刃とで厨芥ごみが粉砕され、
乾燥が一層促進されると共に、乾燥後の厨芥ごみの保
管、処理がより容易になるものである。
【００１２】本発明の請求項６記載の発明は、厨芥ごみ
収納容器を内部に装着する外容器を備え、前記外容器と
厨芥ごみ収納容器との間に凝縮手段を設けるようにした
ので、別途凝縮部を設ける事なく、厨芥ごみ収納容器の
周囲を凝縮用のスペースとして活用でき、本体の小型化
が出来るものである。
収納容器を内部に装着する外容器を備え、前記外容器と
厨芥ごみ収納容器との間に凝縮手段を設けるようにした
ので、別途凝縮部を設ける事なく、厨芥ごみ収納容器の
周囲を凝縮用のスペースとして活用でき、本体の小型化
が出来るものである。
【００１３】
（実施例１）以下、本発明の第１の実施例について、図
１を参照しながら説明する。
１を参照しながら説明する。
【００１４】図１において、１は厨芥ごみ収納容器で、
この厨芥ごみ収納容器１内には厨芥ごみを粉砕、攪拌す
る手段として固定刃２、回転刃３を設けている。固定刃
２は厨芥ごみ収納容器１の内壁に突出するように設けら
れ、回転刃３は厨芥ごみ収納容器１の底面から突き出し
た回転軸４に固定されている。この回転軸４は駆動モー
タ５、減速装置６を介した駆動軸７と係合されている。
この厨芥ごみ収納容器１内には厨芥ごみを粉砕、攪拌す
る手段として固定刃２、回転刃３を設けている。固定刃
２は厨芥ごみ収納容器１の内壁に突出するように設けら
れ、回転刃３は厨芥ごみ収納容器１の底面から突き出し
た回転軸４に固定されている。この回転軸４は駆動モー
タ５、減速装置６を介した駆動軸７と係合されている。
【００１５】厨芥ごみ収納容器１の上方には、厨芥ごみ
を加熱する手段としてのヒータ８と、前記ヒータ８によ
り熱せられた空気を攪拌しながら厨芥ごみの表面に吹き
つけるための攪拌ファン９が設けられている。
を加熱する手段としてのヒータ８と、前記ヒータ８によ
り熱せられた空気を攪拌しながら厨芥ごみの表面に吹き
つけるための攪拌ファン９が設けられている。
【００１６】１０は攪拌ファン９を回転駆動するための
ファンモータである。また、厨芥ごみ収納容器１の外周
側には外容器１１が配され、前記外容器１１の下部には
凝縮水流出パイプ１４を介して凝縮水容器１６が接続さ
れている。蓋１９は外容器１１の上部開口部１１ａを覆
うようにかつパッキン２１を介し係止手段２０により外
容器１１の上部に固定されて密閉状態になるようにして
いる。
ファンモータである。また、厨芥ごみ収納容器１の外周
側には外容器１１が配され、前記外容器１１の下部には
凝縮水流出パイプ１４を介して凝縮水容器１６が接続さ
れている。蓋１９は外容器１１の上部開口部１１ａを覆
うようにかつパッキン２１を介し係止手段２０により外
容器１１の上部に固定されて密閉状態になるようにして
いる。
【００１７】以上のように構成された厨芥処理機につい
て、その動作を説明する。厨芥ごみ収納容器１に投入さ
れた厨芥ごみは、加熱手段としてのヒータ８と攪拌ファ
ン９で厨芥ごみの表面上部を加熱する。熱を得て厨芥ご
みから水分が蒸発し、この蒸気はさらに熱を得て過熱蒸
気となる。回転刃３の駆動と固定刃４とによる粉砕、攪
拌が行われると、水分が減少した厨芥ごみの表面上部が
まだ多量の水分を含んだ内部と混ざって吸水し、以降順
次表面上部と内部とが混ざりあわされ、加熱手段による
加熱に加えて前記過熱蒸気とで厨芥ごみの乾燥が効率よ
く進行する。
て、その動作を説明する。厨芥ごみ収納容器１に投入さ
れた厨芥ごみは、加熱手段としてのヒータ８と攪拌ファ
ン９で厨芥ごみの表面上部を加熱する。熱を得て厨芥ご
みから水分が蒸発し、この蒸気はさらに熱を得て過熱蒸
気となる。回転刃３の駆動と固定刃４とによる粉砕、攪
拌が行われると、水分が減少した厨芥ごみの表面上部が
まだ多量の水分を含んだ内部と混ざって吸水し、以降順
次表面上部と内部とが混ざりあわされ、加熱手段による
加熱に加えて前記過熱蒸気とで厨芥ごみの乾燥が効率よ
く進行する。
【００１８】厨芥ごみから発生した臭気成分を含んだ水
蒸気は、外容器１１の上部が蓋１９およびパッキン２１
で密閉されているため、内圧によって水蒸気が外容器１
１と厨芥ごみ収納容器１の間に流れ込み、外側表面が外
気に曝されている外容器１１の内壁に接触して冷却され
凝縮する。そして凝縮された液は凝縮水流出パイプ１４
を通り凝縮水容器１６に溜まる。
蒸気は、外容器１１の上部が蓋１９およびパッキン２１
で密閉されているため、内圧によって水蒸気が外容器１
１と厨芥ごみ収納容器１の間に流れ込み、外側表面が外
気に曝されている外容器１１の内壁に接触して冷却され
凝縮する。そして凝縮された液は凝縮水流出パイプ１４
を通り凝縮水容器１６に溜まる。
【００１９】以上のように、厨芥ごみの乾燥は効率よく
行われると共に、凝縮水は凝縮水容器１６を取り外して
捨てるだけで良く使い勝手の良い厨芥処理機を提供でき
るものである。
行われると共に、凝縮水は凝縮水容器１６を取り外して
捨てるだけで良く使い勝手の良い厨芥処理機を提供でき
るものである。
【００２０】（実施例２）次に第２の実施例を図２を用
いて説明する。なお、上記実施例と同一部分については
同一符号を付してその説明を省略する。
いて説明する。なお、上記実施例と同一部分については
同一符号を付してその説明を省略する。
【００２１】図２において、厨芥ごみ収納容器１の外周
側には外容器１１を備え、外容器１１と厨芥ごみ収納容
器１との間に水蒸気を凝縮させる凝縮手段１２を構成
し、外容器１１は送風ファン１３によって冷却されるよ
うにしている。
側には外容器１１を備え、外容器１１と厨芥ごみ収納容
器１との間に水蒸気を凝縮させる凝縮手段１２を構成
し、外容器１１は送風ファン１３によって冷却されるよ
うにしている。
【００２２】凝縮手段１２の下部には凝縮水流出パイプ
１４と連通した排気管１５を設けている。さらに排気パ
イプ１５の下流側には、出口を開放させた触媒反応器１
７を接続している。なお、１８は厨芥処理機本体、１９
は蓋である。
１４と連通した排気管１５を設けている。さらに排気パ
イプ１５の下流側には、出口を開放させた触媒反応器１
７を接続している。なお、１８は厨芥処理機本体、１９
は蓋である。
【００２３】蓋１９は、ヒンジ２０を介して厨芥芥処理
機本体１８に開閉自在に取着され、閉成時はパッキン２
１を挟み込み、ラッチ２２で蓋１９と厨芥処理機本体１
８が固定されて密閉状態になるようにしている。２３は
ラッチ２２の開錠ボタンである。
機本体１８に開閉自在に取着され、閉成時はパッキン２
１を挟み込み、ラッチ２２で蓋１９と厨芥処理機本体１
８が固定されて密閉状態になるようにしている。２３は
ラッチ２２の開錠ボタンである。
【００２４】以上のように構成された厨芥処理機につい
て、その動作を説明する。厨芥ごみから発生した臭気成
分を含んだ水蒸気は、厨芥処理機本体１８の上部が蓋１
９およびパッキン２１で密閉されているため、内圧によ
って出口を開放させた触媒反応器１７側へ向かい、まず
凝縮手段１２へ流入し、外容器１１に接触して冷却され
て凝縮し、凝縮手段１２に接続した凝縮水流出パイプ１
４により排出され凝縮水容器１６に溜まる。
て、その動作を説明する。厨芥ごみから発生した臭気成
分を含んだ水蒸気は、厨芥処理機本体１８の上部が蓋１
９およびパッキン２１で密閉されているため、内圧によ
って出口を開放させた触媒反応器１７側へ向かい、まず
凝縮手段１２へ流入し、外容器１１に接触して冷却され
て凝縮し、凝縮手段１２に接続した凝縮水流出パイプ１
４により排出され凝縮水容器１６に溜まる。
【００２５】一方、凝縮しきれなかった臭気成分を含む
水蒸気は排気パイプ１５から触媒反応器１７へ導かれ臭
気成分は浄化される。粉砕、乾燥された厨芥ごみは、厨
芥ごみ収納容器１に残るが、嵩が減っており、また、乾
燥して水分活性が低下しているので、そのまま厨芥ごみ
収納容器１内に入れていても、腐敗したりカビが発生す
ることはない。したがって厨芥ごみ収納容器１が一杯に
なるまで、乾燥した生ごみの上に、次々生ごみを入れて
乾燥処理することができる。
水蒸気は排気パイプ１５から触媒反応器１７へ導かれ臭
気成分は浄化される。粉砕、乾燥された厨芥ごみは、厨
芥ごみ収納容器１に残るが、嵩が減っており、また、乾
燥して水分活性が低下しているので、そのまま厨芥ごみ
収納容器１内に入れていても、腐敗したりカビが発生す
ることはない。したがって厨芥ごみ収納容器１が一杯に
なるまで、乾燥した生ごみの上に、次々生ごみを入れて
乾燥処理することができる。
【００２６】そして、厨芥ごみ収納容器１に残った乾燥
済み厨芥ごみと凝縮水容器１６に溜まった凝縮水を定期
的に回収、処理する。
済み厨芥ごみと凝縮水容器１６に溜まった凝縮水を定期
的に回収、処理する。
【００２７】なお、外容器１１内と厨芥ごみを加熱する
加熱手段部とはパッキン２１により密閉構造とし、かつ
外容器１１内で生成された凝縮水を収納する凝縮水容器
１６とは密閉接続とすることで、処理時に発生する臭気
成分は触媒反応器１７を通してのみ外気に開放すること
になり、厨芥ごみから発生する臭気成分を未処理のまま
外部に洩らすことなく、触媒反応器１７で脱臭して排出
することができ、このため快適に厨芥ごみを乾燥処理で
きるものとなる。
加熱手段部とはパッキン２１により密閉構造とし、かつ
外容器１１内で生成された凝縮水を収納する凝縮水容器
１６とは密閉接続とすることで、処理時に発生する臭気
成分は触媒反応器１７を通してのみ外気に開放すること
になり、厨芥ごみから発生する臭気成分を未処理のまま
外部に洩らすことなく、触媒反応器１７で脱臭して排出
することができ、このため快適に厨芥ごみを乾燥処理で
きるものとなる。
【００２８】また、図３に示すように、外容器１１内に
て生成された凝縮水を凝縮水容器１６に収納する代わり
に、排水トラップ３１を通して下水管等に直接廃棄する
ようにパイプ３２を設けると、凝縮水容器１６を都度取
り外して、凝縮水をいちいち廃棄することが不要とな
り、さらに凝縮水容器１６を廃止することでより安価
で、また使い易い厨芥処理機を提供することもできる。
て生成された凝縮水を凝縮水容器１６に収納する代わり
に、排水トラップ３１を通して下水管等に直接廃棄する
ようにパイプ３２を設けると、凝縮水容器１６を都度取
り外して、凝縮水をいちいち廃棄することが不要とな
り、さらに凝縮水容器１６を廃止することでより安価
で、また使い易い厨芥処理機を提供することもできる。
【００２９】さらに、厨芥ごみ収納容器１を合成樹脂等
の熱伝導の少ない断熱部材で形成することで厨芥ごみ収
納容器１の断熱効果が増し、加熱と凝縮時の加熱効果お
よび凝縮効果をより向上させることができ、また安価に
構成することができる。
の熱伝導の少ない断熱部材で形成することで厨芥ごみ収
納容器１の断熱効果が増し、加熱と凝縮時の加熱効果お
よび凝縮効果をより向上させることができ、また安価に
構成することができる。
【００３０】また、厨芥ごみ収納容器１の断熱効果をよ
り一層あげる方法として、図４に示すようにその厨芥ご
み収納容器１の壁を、空気層２５を有する二重の壁で構
成した断熱部材２６で形成しても良い。これだと単に空
気層の二重壁の収納容器としているため安価に構成する
ことができる。
り一層あげる方法として、図４に示すようにその厨芥ご
み収納容器１の壁を、空気層２５を有する二重の壁で構
成した断熱部材２６で形成しても良い。これだと単に空
気層の二重壁の収納容器としているため安価に構成する
ことができる。
【００３１】（実施例３）次に第３の実施例を図５を用
いて説明する。なお、上記実施例と同一部分については
同一符号を付してその説明を省略する。
いて説明する。なお、上記実施例と同一部分については
同一符号を付してその説明を省略する。
【００３２】図５に示すように、厨芥ごみ収納容器１
を、外容器１１と厨芥ごみ収納容器１の間に配置した保
持容器２７で保持するようにしたもので、厨芥ごみ収納
容器１と凝縮手段１２との間の断熱効果が増し、前記同
様加熱と凝縮効果を向上させ、しかも安価に構成するこ
とができる。
を、外容器１１と厨芥ごみ収納容器１の間に配置した保
持容器２７で保持するようにしたもので、厨芥ごみ収納
容器１と凝縮手段１２との間の断熱効果が増し、前記同
様加熱と凝縮効果を向上させ、しかも安価に構成するこ
とができる。
【００３３】なお、保持容器２７を、合成樹脂等の熱伝
導の少ない断熱部材２８で構成したり、図６に示すよう
に空気層２９を有する二重の壁で構成した断熱部材３０
とすることで、厨芥ごみ収納容器１と凝縮手段１２との
間の断熱効果がより一層向上し、加熱と凝縮効果をさら
に一層向上させ、しかも安価に構成することができる。
導の少ない断熱部材２８で構成したり、図６に示すよう
に空気層２９を有する二重の壁で構成した断熱部材３０
とすることで、厨芥ごみ収納容器１と凝縮手段１２との
間の断熱効果がより一層向上し、加熱と凝縮効果をさら
に一層向上させ、しかも安価に構成することができる。
【００３４】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項１記載の発明によれば、厨芥ごみ収納容器内に
配した攪拌手段により厨芥ごみを攪拌することで、厨芥
ごみの乾燥むらを防止し、さらに攪拌ファンで加熱手段
による熱風を厨芥ごみの表面に当てることで、加熱並び
に蒸気の発散が促進され、厨芥ごみの乾燥効率を大幅に
高めることができるものである。
の請求項１記載の発明によれば、厨芥ごみ収納容器内に
配した攪拌手段により厨芥ごみを攪拌することで、厨芥
ごみの乾燥むらを防止し、さらに攪拌ファンで加熱手段
による熱風を厨芥ごみの表面に当てることで、加熱並び
に蒸気の発散が促進され、厨芥ごみの乾燥効率を大幅に
高めることができるものである。
【００３５】本発明の請求項２記載の発明によれば、加
熱手段をヒーターで形成したもので、マグネトロンのよ
うな高価でかつ耐久性の低い加熱手段と異なり、安価で
高耐久の加熱手段を形成できるものである。
熱手段をヒーターで形成したもので、マグネトロンのよ
うな高価でかつ耐久性の低い加熱手段と異なり、安価で
高耐久の加熱手段を形成できるものである。
【００３６】本発明の請求項３記載の発明によれば、排
気通路中に厨芥ごみの加熱時に発生する水蒸気を凝縮す
る凝縮手段を設けることにより、空気中に放出される水
蒸気の量を軽減し、厨芥処理機の屋内での使用を可能に
することができるものである。
気通路中に厨芥ごみの加熱時に発生する水蒸気を凝縮す
る凝縮手段を設けることにより、空気中に放出される水
蒸気の量を軽減し、厨芥処理機の屋内での使用を可能に
することができるものである。
【００３７】本発明の請求項４記載の発明によれば、厨
芥ごみの加熱時に発生する臭気を除く脱臭手段を備える
ことにより、厨芥処理機の屋内での快適な使用を可能に
することができるものである。
芥ごみの加熱時に発生する臭気を除く脱臭手段を備える
ことにより、厨芥処理機の屋内での快適な使用を可能に
することができるものである。
【００３８】本発明の請求項５記載の発明によれば、攪
拌手段を、厨芥ごみ収納容器の内壁に設けた突出部と、
前記ごみ収納容器の底部に設けられた回転刃で形成した
もので、回転刃で厨芥ごみを攪拌することで、乾燥むら
を無くし、さらに突出部と回転刃とで厨芥ごみが粉砕さ
れ、乾燥が一層促進されると共に、乾燥後の厨芥ごみの
保管、処理がより容易になるものである。
拌手段を、厨芥ごみ収納容器の内壁に設けた突出部と、
前記ごみ収納容器の底部に設けられた回転刃で形成した
もので、回転刃で厨芥ごみを攪拌することで、乾燥むら
を無くし、さらに突出部と回転刃とで厨芥ごみが粉砕さ
れ、乾燥が一層促進されると共に、乾燥後の厨芥ごみの
保管、処理がより容易になるものである。
【００３９】本発明の請求項６記載の発明によれば、厨
芥ごみ収納容器を内部に装着する外容器を備え、前記外
容器と厨芥ごみ収納容器との間に凝縮手段を設けるよう
にしたので、別途凝縮部を設ける事なく、厨芥ごみ収納
容器の周囲を凝縮用のスペースとして活用でき、本体の
小型化が出来るものである。
芥ごみ収納容器を内部に装着する外容器を備え、前記外
容器と厨芥ごみ収納容器との間に凝縮手段を設けるよう
にしたので、別途凝縮部を設ける事なく、厨芥ごみ収納
容器の周囲を凝縮用のスペースとして活用でき、本体の
小型化が出来るものである。
【図１】本発明の第１の実施例を示す厨芥処理機の断面
図
図
【図２】本発明の第２の実施例を示す厨芥処理機の断面
図
図
【図３】他の実施例を示す厨芥処理機の断面図
【図４】他の実施例を示す厨芥処理機の断面図
【図５】第３の実施例を示す厨芥処理機の断面図
【図６】他の実施例を示す厨芥処理機の断面図
１ 厨芥ごみ収納容器 ２ 固定刃 ３ 回転刃（攪拌手段） ８ ヒータ（加熱手段） ９ 攪拌ファン １１ 外容器 １２ 凝縮手段 １５ 排気パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｆ２６Ｂ 9/06 Ｂ０９Ｂ 3/00 ３０３Ｍ (72)発明者 藤田 龍夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 錦織 幸義 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (6)
- 【請求項１】 厨芥ごみを収納する厨芥ごみ収納容器
と、この厨芥ごみを加熱する加熱手段と、厨芥ごみ収納
容器と外気を連通させた排気通路と、前記厨芥ごみ収納
容器内に配され厨芥ごみを攪拌する攪拌手段と、前記厨
芥ごみ収納容器上方に配され熱せられた空気を前記厨芥
ごみに吹きつける攪拌ファンを設けた厨芥処理機。 - 【請求項２】 加熱手段をヒーターで形成した請求項１
記載の厨芥処理機。 - 【請求項３】 排気通路中に厨芥ごみの加熱時に発生す
る水蒸気を凝縮する凝縮手段を設けた請求項１または２
記載の厨芥処理機。 - 【請求項４】 厨芥ごみの加熱時に発生する臭気を除く
脱臭手段を備えた請求項１〜３のいずれか１項記載の厨
芥処理機。 - 【請求項５】 攪拌手段を、厨芥ごみ収納容器の内壁に
設けた突出部と、前記ごみ収納容器の底部に設けられた
回転刃で形成した請求項１〜４のいずれか１項記載の厨
芥処理機。 - 【請求項６】 厨芥ごみ収納容器を内部に装着する外容
器を備え、前記外容器と厨芥ごみ収納容器との間に凝縮
手段を設けた請求項３〜５のいずれか１項記載の厨芥処
理機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09342446A JP3097639B2 (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 厨芥処理機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09342446A JP3097639B2 (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 厨芥処理機 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5236201A Division JP3006365B2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-09-22 | 厨芥処理機 |
Related Child Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000173536A Division JP3387479B2 (ja) | 1993-09-22 | 2000-06-09 | 厨芥処理機 |
| JP2000173537A Division JP3387480B2 (ja) | 1993-09-22 | 2000-06-09 | 厨芥処理機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10165931A true JPH10165931A (ja) | 1998-06-23 |
| JP3097639B2 JP3097639B2 (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=18353810
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09342446A Expired - Fee Related JP3097639B2 (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 厨芥処理機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3097639B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1240952A3 (en) * | 2001-03-12 | 2003-08-27 | Sugiyama, Toshie | Garbage disposal machine |
| SG103869A1 (en) * | 2001-03-12 | 2004-05-26 | Sugiyama Toshie | Garbage disposal machine |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10501381B2 (en) | 2016-05-19 | 2019-12-10 | Whirlpool Corporation | Composting device with funnel assembly |
-
1997
- 1997-12-12 JP JP09342446A patent/JP3097639B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1240952A3 (en) * | 2001-03-12 | 2003-08-27 | Sugiyama, Toshie | Garbage disposal machine |
| SG103869A1 (en) * | 2001-03-12 | 2004-05-26 | Sugiyama Toshie | Garbage disposal machine |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3097639B2 (ja) | 2000-10-10 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5634600A (en) | Refuse processing machine | |
| JP3319142B2 (ja) | 厨芥処理装置 | |
| JP3387479B2 (ja) | 厨芥処理機 | |
| JP3097639B2 (ja) | 厨芥処理機 | |
| JP3070332B2 (ja) | 厨芥処理機 | |
| JP3233151B2 (ja) | 厨芥処理機 | |
| JP3006365B2 (ja) | 厨芥処理機 | |
| JP3233152B2 (ja) | 厨芥処理機 | |
| JP3555156B2 (ja) | 厨芥処理装置 | |
| JPH0882479A (ja) | 厨芥処理機 | |
| JP3246102B2 (ja) | 生ゴミ処理機 | |
| JPH07260354A (ja) | 厨芥処理装置 | |
| JP3250304B2 (ja) | ゴミ処理機 | |
| JPH06343947A (ja) | 厨芥処理機 | |
| JP2994969B2 (ja) | 生ごみ処理機 | |
| JP2003230871A (ja) | 厨芥処理装置 | |
| JP3227918B2 (ja) | 厨芥処理機 | |
| JPH0788462A (ja) | 厨芥処理機 | |
| JP2002126696A (ja) | 厨芥処理機 | |
| JP3233150B2 (ja) | 厨芥処理機 | |
| KR200155148Y1 (ko) | 간이 음식물쓰레기 처리장치 | |
| JPH07294134A (ja) | 厨芥処理装置 | |
| JPH0849969A (ja) | 厨芥処理機 | |
| JP2001191054A (ja) | 厨芥処理機 | |
| JP2002119939A (ja) | 厨芥処理機 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070811 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080811 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080811 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090811 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090811 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100811 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110811 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110811 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120811 Year of fee payment: 12 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |