JPH10164963A - 脱穀装置の2番還元装置 - Google Patents

脱穀装置の2番還元装置

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JPH10164963A
JPH10164963A JP32496496A JP32496496A JPH10164963A JP H10164963 A JPH10164963 A JP H10164963A JP 32496496 A JP32496496 A JP 32496496A JP 32496496 A JP32496496 A JP 32496496A JP H10164963 A JPH10164963 A JP H10164963A
Authority
JP
Japan
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screw
screw conveyor
spiral
threshing
case
Prior art date
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Pending
Application number
JP32496496A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Kono
嘉之 河野
Shinroku Nakajima
伸六 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2番物のうちの穀粒の損傷を回避できなが
ら、2番物の搬送能力を上げることができるようにす
る。 【解決手段】 選別装置5から2番物を受け入れて横方
向に搬送する横送りスクリュウコンベア19と、この横
送りスクリュウコンベア19から2番物を受け入れて選
別装置5又は扱室に還元する縦送りスクリュウコンベア
20とを設け、横送りスクリュウコンベア19のスクリ
ュウ羽根25を2重螺旋に形成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、選別装置から処理
物を受け入れて横方向に搬送する横送りスクリュウコン
ベアと、この横送りスクリュウコンベアから処理物を受
け入れて前記選別装置又は扱室に還元する縦送りスクリ
ュウコンベアとを設けてある脱穀装置の2番還元装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、脱穀装置の2番還元装置では、横
送りスクリュウコンベアのスクリュウ羽根を1条の螺旋
に形成してあった。また、スクリュウ羽根のピッチ(隣
合う羽根山部分の相対応する部分間の距離)について
は、このピッチが小さいと、1回転当たりの2番物の送
り量が小さくなって搬送能力が低下するという問題があ
り、この点を解消しようとしてスクリュウ軸の回転数を
上げると、2番物のうちの穀粒が損傷しやすくなるとい
う問題があることから、前記ピッチをある程度大きめ
に、具体的には特開平2‐245119号公報の第2図
に開示されているように、スクリュウ羽根径とほぼ同一
長さに設定してあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成によれば、スクリュウ羽根のピッチをある程度
大きめに設定してあったために、羽根山部分間に長いワ
ラ屑が入り込んでスクリュウ軸に巻きつきやすくなり、
一旦巻きつくと、巻きつき状態のワラ屑が2番物の円滑
な送りを妨げるとともに、羽根山部分間に入り込む2番
物の量が少なくなって、やはり搬送能力が低下すること
があった。
【0004】本発明の目的は、2番物のうちの穀粒の損
傷を回避できながら、2番物の搬送能力を上げることが
できるようにする点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕請求項1にかかる発明の特徴構成は、前記横送
りスクリュウコンベアのスクリュウ羽根を2重螺旋に形
成してあることにある。
【0006】請求項2にかかる発明の特徴構成は、請求
項1にかかる発明において、一方の螺旋の径を他方の螺
旋の径よりも小さく設定してあることにある。
【0007】〔作用〕請求項1の構成によれば、横送り
スクリュウコンベアのスクリュウ羽根を2重螺旋に形成
してあるから、1条の螺旋を形成した場合に比べると、
各条ごとのスクリュウ羽根のピッチを、例えば前記1条
の螺旋を形成した場合のスクリュウ羽根のピッチと同一
に設定したままで、隣合う羽根山部分間の距離を短くで
きて、羽根山部分間に長いワラ屑を入り込ませにくくす
ることができ、長いワラ屑のスクリュウ軸への巻きつき
を防止できる。この場合、各条ごとのスクリュウ羽根の
ピッチを、上記のように、前記1条の螺旋を形成した場
合のスクリュウ羽根のピッチと同一に設定してあるか
ら、スクリュウ軸の1回転当たりの2番物の送り量が小
さくなることがない。
【0008】請求項2の構成によれば、上記請求項1の
構成による作用と同様の作用を奏することができるのに
加え、一方の螺旋の径を他方の螺旋の径よりも小さく設
定してあるから、脱穀装置の底板とスクリュウ羽根の下
側頂部との間の空間が、小径の螺旋部分で上方に広くな
って、この空間にワラ屑等が逃げ込みやすくなり、例え
ば、前記底板とスクリュウ羽根の下側頂部との間の空間
が同一高さで続く状態に両螺旋の径を同一に設定した場
合に比べると、前記底板とスクリュウ羽根の下側頂部と
の間にワラ屑等が詰まりにくくなる。
【0009】〔効果〕従って、請求項1の構成によれ
ば、2番物のうちの穀粒の損傷を回避できながら、2番
物の搬送能力を上げることができた。
【0010】請求項2の構成によれば、上記請求項1の
構成による作用と同様の作用を奏することができるのに
加え、脱穀装置の底板とスクリュウ羽根の下側頂部との
間にワラ屑が詰まりにくくなって2番物を円滑に搬送で
きるようになり、搬送能力をさらに上げることができ
た。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1にコンバインに搭載される脱
穀装置を示してある。この脱穀装置1は、フィードチェ
ーン4によって搬送されて来る穀稈を扱胴2と受網3と
によって脱穀処理するとともに、受網3から漏下した処
理物を穀粒とワラ屑とに比重選別する揺動選別ケース5
(選別装置に相当)における上部のグレンパン6とチャ
フシーブ7とで穀粒とワラ屑とに粗選別処理し、下部の
グレンパン8とグレンシーブ9で精選別処理して、グレ
ンシーブ9から漏下した穀粒の一番物を1番物回収部1
2に回収し、穀粒搬送装置で穀粒タンク(共に図示せ
ず)に供給するとともに、グレンシーブ9の終端から排
出された刺さり籾や枝付き籾等の2番物は2番物回収部
13に回収し、2番物還元装置Aを介して2番物を揺動
選別ケース5の始端部に還元して再処理するようになっ
ている。そして、受網3の後端の送塵口3aから排出さ
れた処理物のうち、ワラ屑は第1ストローラック10並
びに第2ストローラック11を介して機外に排出し、揺
動選別ケース5上に浮遊する籾殻や小さなワラ屑等の塵
埃は唐箕15による選別風並びに排塵ブロア16による
吸引風によって機外に排出するようになっている。
【0012】図2に示すように、脱穀ケース41は、扱
胴2を支承した上部ケース41Aと、この上部ケース4
1Aを扱胴軸芯と平行な軸芯周りに揺動開閉自在に支持
する下部ケース41Bとから成る。
【0013】図2,図3,図4に示すように、前記2番
物還元装置Aは、2番物回収部13に配設された横スク
リュコンベア19と、この横スクリュコンベア19の終
端に配設された縦スクリュコンベア20とを、脱穀装置
側板14に取り付けたコーナーケース21を介して連通
接続するとともに、両スクリュコンベア19,20のス
クリュウ軸22,23をベベルギヤ機構24を介して連
動連結して構成してある。
【0014】前記横送りスクリュコンベア19のスクリ
ュウ軸22の終端部には、スクリュウ羽根25よりも大
径の穀粒掻出羽根26を設けてある。前記縦スクリュコ
ンベア20について詳述すると、コーナーケース21の
脱穀装置側板14とは反対側の左右外方側部分を、ケー
ス内の空間と連通する開口27に形成して、この開口2
7の下側部分の周りに設けたフランジ21aにベベルギ
ヤケース29のフランジ29aを着脱自在にボルト連結
してある。そして、縦送りスクリュウコンベア20の揚
送丸筒30を、その筒軸芯に沿って左右に2分割して、
背部が脱穀装置側板14側を向く内側筒部分31と、背
部が脱穀装置側板14の左右外方側を向く外側筒部分3
2との2分割構造に構成し、内側及び外側筒部分31,
32の突合わせ端部に形成したフランジ31a,32a
(図4参照)同士を重合した状態で互いに着脱自在にボ
ルト連結し、内側筒部分31の下端部がコーナーケース
21により抱き込み保持される状態に、その内側筒部分
31の下端側のフランジ31aを、開口27の上側部分
の周りに設けたフランジ21aに着脱自在にボルト連結
し、内側筒部分31の下端部よりも下方に延出した外側
筒部分32の下端側のフランジ32aを、この下端部が
開口27の上側部分を覆ってベベルギヤケース29を左
右外方側から抱き込み保持する状態に、コーナーケース
21のフランジ21aに着脱自在に連結してある。
【0015】また図2,図5に示すように、2番物吐出
口33を備える縦送りスクリュウコンベア20の吐出ケ
ース34に、内側及び外側筒部分31,32の上端部を
着脱自在に内嵌し、吐出ケース34を、脱穀装置側板1
4にボルト固定する内側ケース部分35と、この内側ケ
ース部分35に分離自在にボルト連結する外側ケース部
分36との分割構造に構成してある。前記縦送りスクリ
ュウコンベア20のスクリュウ軸23の下端に、スクリ
ュウ羽根37の外径より大径の受入れ用スクリュウ羽根
38(図3参照)を設け、スクリュウ軸23の上端に穀
粒吐出羽根38を設けてある。
【0016】図2,図3に示すように、前記2番還元装
置Aにおける横送りスクリュウコンベア19のスクリュ
ウ羽根25を2重螺旋に形成するとともに、一方の螺旋
25Aの径を他方の螺旋25Bの径よりも小さく設定し
て長いワラ屑がスクリュウ軸22に巻きつきにくくなる
よう構成してある。
【0017】つまり、1条の螺旋を形成した場合に比べ
ると、隣合う羽根山部分28間の距離が短くなって、羽
根山部分28間に長いワラ屑が入り込みにくくなり、ワ
ラ屑のスクリュウ軸22への巻きつきを防止できる。ま
た、各条ごとのスクリュウ羽根25,37のピッチは、
例えば1条の螺旋を形成した場合のスクリュウ羽根のピ
ッチと同一に設定できるから、スクリュウ軸22の1回
転当たりの2番物の送り量が小さくなることがない。そ
して、一方の螺旋25Aの径を他方の螺旋25Bの径よ
りも小さく設定してあるから、脱穀装置1の底板39と
スクリュウ羽根25の下側頂部との間の空間が、小径の
螺旋部分で上方に広くなって、この空間にワラ屑等が逃
げ込みやすくなり、その結果、例えば、前記底板39と
スクリュウ羽根25の下側頂部との間の空間が同一高さ
で続く状態に両螺旋の径を同一に設定した場合に比べる
と、前記底板39とスクリュウ羽根25の下側頂部との
間にワラ屑等が詰まりにくくなる。
【0018】〔別実施形態〕上記実施形態では2番物を
揺動選別ケース5の始端部に還元して再処理するよう構
成したが、2番物を扱室に還元して再処理するよう構成
したものにも本発明は適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】脱穀装置の縦断側面図
【図2】脱穀装置の縦断正面図
【図3】2番還元装置の縦断正面図
【図4】2番還元装置の分割状態を示す正面図
【図5】2番還元装置の終端側を示す横断平面図
【符号の説明】
5 選別装置 19 横送りスクリュウコンベア 20 縦送りスクリュウコンベア 21 コーナーケース 25 スクリュウ羽根 25A 一方の螺旋 25B 他方の螺旋

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 選別装置から2番物を受け入れて横方向
    に搬送する横送りスクリュウコンベアと、この横送りス
    クリュウコンベアから2番物を受け入れて前記選別装置
    又は扱室に還元する縦送りスクリュウコンベアとを設け
    てある脱穀装置の2番還元装置であって、 前記横送りスクリュウコンベアのスクリュウ羽根を2重
    螺旋に形成してある脱穀装置の2番還元装置。
  2. 【請求項2】 一方の螺旋の径を他方の螺旋の径よりも
    小さく設定してある請求項1に記載の脱穀装置の2番還
    元装置。
JP32496496A 1996-12-05 1996-12-05 脱穀装置の2番還元装置 Pending JPH10164963A (ja)

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JP (1) JPH10164963A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018235412A1 (ja) * 2017-06-22 2018-12-27 ヤンマー株式会社 コンバイン
JP2019004738A (ja) * 2017-06-22 2019-01-17 ヤンマー株式会社 コンバイン

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018235412A1 (ja) * 2017-06-22 2018-12-27 ヤンマー株式会社 コンバイン
JP2019004738A (ja) * 2017-06-22 2019-01-17 ヤンマー株式会社 コンバイン
CN110769683A (zh) * 2017-06-22 2020-02-07 洋马株式会社 联合收割机

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