JPH10113061A - 穀粒類の搬送装置 - Google Patents

穀粒類の搬送装置

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JPH10113061A
JPH10113061A JP26823396A JP26823396A JPH10113061A JP H10113061 A JPH10113061 A JP H10113061A JP 26823396 A JP26823396 A JP 26823396A JP 26823396 A JP26823396 A JP 26823396A JP H10113061 A JPH10113061 A JP H10113061A
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JP
Japan
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screw
screw conveyor
blade
conveyor
feed screw
Prior art date
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Pending
Application number
JP26823396A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Kono
嘉之 河野
Shinroku Nakajima
伸六 中島
Akira Yoshino
吉野  彰
Junichi Genno
順一 源埜
Masaru Ando
勝 安藤
Koji Tsutsumi
幸二 堤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】縦送りスクリュウコンベアの穀粒類の受取り性
能を上げる 【解決手段】横送りスクリュウコンベア19と縦送りス
クリュウコンベア20とをコーナーケース21を介して
連通接続するとともに、両スクリュウコンベア19,2
0のスクリュウ軸24,25を、ベベルギヤ機構34を
介して連動連結し、コーナーケース21の内角部に横送
りスクリュウコンベア19終端から縦送りスクリュウコ
ンベア20の下端に穀粒類を案内する傾斜通路33を形
成し、横送りスクリュウコンベア19のスクリュウ軸2
4の終端に大径の排出羽根26を設け、縦送りスクリュ
ウコンベア20の揚送筒27の下端側を膨出形成して、
縦送りスクリュウコンベア20のスクリュウ軸25の下
端に、スクリュウ羽根22の外径より大径の受入れ用ス
クリュウ羽根29を設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、横送りスクリュウ
コンベアと縦送りスクリュウコンベアとをコーナーケー
スを介して連通接続するとともに、両スクリュウコンベ
アのスクリュウ軸を、前記コーナーケースに備えたベベ
ルギヤ機構を介して連動連結し、前記コーナーケースの
内角部に横送りスクリュウコンベア終端から縦送りスク
リュウコンベアの下端に穀粒類を案内する傾斜通路を形
成し、前記横送りスクリュウコンベアのスクリュウ軸の
終端に、スクリュウ羽根の外径より大径の排出羽根を設
けてある穀粒類の搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記穀粒類の搬送装置として、特開平7
‐298776号公報に開示されているように、前記縦
送りスクリュウコンベアにおけるスクリュウ軸にスクリ
ュウ羽根を全長にわたって同径に設けた脱穀装置の揚送
装置が知られている。
【0003】なお、上記のように横送りスクリュウコン
ベアのスクリュウ軸と縦送りスクリュウコンベアのスク
リュウ軸とをコーナーケースにおいて直接ベベルギヤ連
動した構造の穀粒類の搬送装置は、両スクリュウ軸をコ
ーナーケースの外部でベベルギヤ機構やチェーン伝動機
構を介して連動連結する旧来の構成に比較して、連動構
造が簡単かつコンパクトとなる利点を有しているのであ
るが、穀粒類の横送り経路と縦送り経路との交点にベベ
ルギヤ連動部が存在するために、両スクリュウコンベア
のスクリュウ羽根を充分に接近させることができず、横
送り経路から縦送り経路への穀粒受渡し性能が低下する
欠点があることから、前記横送りスクリュウコンベアに
おけるスクリュウ軸の終端に、スクリュウ羽根の外径よ
り大径の排出羽根を設け、横送り経路の終端に至った穀
粒類を排出羽根でかき揚げ放出して、縦送り経路の下端
に強制的に送り込むようにすることで、横送り経路から
縦送り経路への穀粒受渡し性能を高める工夫がなされて
いるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成によれ
ば、穀粒類を横送りスクリュウコンベアの終端側の排出
羽根でかき揚げ放出して、縦送り経路の下端に強制的に
送り込むことができるものの、縦送りスクリュウコンベ
アにおけるスクリュウ軸にスクリュウ羽根を同径に設け
たことで、前記排出羽根の周部と、縦送りスクリュウコ
ンベアの下端側のスクリュウ羽根の周部とが離れた状態
になり、排出羽根で送り込まれた穀粒類が縦送りスクリ
ュウコンベアの下端側のスクリュウ羽根からこぼれ落ち
やすかった。
【0005】本発明の目的は、縦送りスクリュウコンベ
アの穀粒類の受取り性能を上げることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕請求項1にかかる発明の特徴構成は、冒頭に記
載した穀粒類の搬送装置において、前記縦送りスクリュ
ウコンベアの揚送筒の下端側を膨出形成して、前記縦送
りスクリュウコンベアのスクリュウ軸の下端に、スクリ
ュウ羽根の外径より大径の受入れ用スクリュウ羽根を設
けてあることにある。
【0007】請求項2にかかる発明の特徴構成は、請求
項1にかかる発明において、前記傾斜通路側で前記排出
羽根と受入れ用スクリュウ羽根とをそれらの回転方向に
重複させてあることにある。
【0008】〔作用〕請求項1の構成によれば、縦送り
スクリュウコンベアのスクリュウ軸の下端に、スクリュ
ウ羽根の外径より大径の受入れ用スクリュウ羽根を設け
てあるから、この受入れ用スクリュウ羽根の周部が排出
羽根の周部に近づいた状態になり、横送りスクリュウコ
ンベアの終端側の排出羽根により縦送り経路の下端に送
り込まれた穀粒類(1番物であっても2番物であっても
よい)を、前記大径の受入れ用スクリュウ羽根ですくい
上げて、この受入れ用スクリュウ羽根に連なるスクリュ
ウ羽根に送り込むことができる。
【0009】そして、例えば縦送りスクリュウコンベア
の揚送筒を、前記大径の受入れ用スクリュウ羽根に合わ
せて全長にわたって大径に形成すると、前記揚送筒の内
壁とスクリュウ羽根の周部との間隔が広くなり過ぎて、
揚送筒内での穀粒類の充填率が低下し、搬送効率が下が
りやすいが、請求項1の構成では前記揚送筒の下端側を
膨出形成して、前記間隔が広くなり過ぎるのを防止して
あるから、上記のように揚送筒内の穀粒類の充填率が低
下することがなく、搬送効率の低下を抑制できる。
【0010】請求項2の構成によれば、上記請求項1の
構成による作用と同様の作用を奏することができるのに
加え、傾斜通路側で排出羽根と受入れ用スクリュウ羽根
とをそれらの回転方向に重複させてあるから、この重複
部分で穀粒類がこぼれ落ちにくくなり、前記排出羽根か
ら送り込まれた穀粒類を、前記大径の受入れ用スクリュ
ウ羽根ですくい上げて、この受入れ用スクリュウ羽根に
連なるスクリュウ羽根に送り込むことができる。
【0011】〔効果〕従って、請求項1の構成によれ
ば、横送りスクリュウコンベアの終端側の排出羽根によ
り縦送り経路の下端に送り込まれた穀粒類を、前記大径
の受入れ用スクリュウ羽根ですくい上げて、この受入れ
用スクリュウ羽根に連なるスクリュウ羽根に送り込むこ
とができるから、縦送りスクリュウコンベアの穀粒類の
受取性能を上げることができた。
【0012】請求項2の構成によれば、縦送りスクリュ
ウコンベアの穀粒類の受取性能を、さらに上げることが
できた。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1にコンバインに搭載される脱
穀装置を示してある。この脱穀装置1は、フィードチェ
ーン4によって搬送されて来る穀稈を扱胴2と受網3と
によって脱穀処理するとともに、受網3から漏下した処
理物を穀粒とワラ屑とに比重選別する揺動選別ケース5
における上部のグレンパン6とチャフシーブ7とで穀粒
とワラ屑とに粗選別処理し、下部のグレンパン8とグレ
ンシーブ9で精選別処理して、グレンシーブ9から漏下
した穀粒の一番物を1番物回収部12に回収し、穀粒搬
送装置17で穀粒タンク18(図2参照)に供給すると
ともに、グレンシーブ9の終端から排出された刺さり籾
や枝付き籾等の2番物は2番物回収部13に回収し、2
番物還元装置Aを介して扱室Bに還元して再処理するよ
うになっている。そして、受網3の後端の送塵口3aか
ら排出された処理物のうち、ワラ屑は第1ストローラッ
ク10並びに第2ストローラック11を介して機外に排
出し、揺動選別ケース5上に浮遊する籾殻や小さなワラ
屑等の塵埃は唐箕15による選別風並びに排塵ブロア1
6による吸引風によって機外に排出するようになってい
る。
【0014】図2,図5に示すように前記穀粒搬送装置
17は、1番物回収部12の下部に位置させて配備した
横送りスクリュウコンベア19と、その終端から上方に
延設した縦送りスクリュウコンベア20とをコーナーケ
ース21を介して連結して構成してある。
【0015】図2,図5に示すように、前記横送りスク
リュウコンベア19は、スクリュウ羽根22を付設して
横架したスクリュウ軸24の終端部に、スクリュウ羽根
22よりも大径に形成した一対の排出羽根26を装着し
て構成してある。
【0016】前記縦送りスクリュウコンベア20は、ス
クリュウ羽根23を付設したスクリュウ軸25を揚送筒
27内に挿通するとともに、揚送筒27の下端部をコー
ナケース21の一方側の開口部28に内嵌し、そのスク
リュウ軸25の下端に、スクリュウ羽根23の外径より
も大径の受入れ用スクリュウ羽根29を連設して構成し
てある。
【0017】図4にも示すように、前記コーナーケース
21は、径方向一方側の第1ケース部分30と、この第
1ケース部分30に分離自在にボルト連結する径方向他
方側の第2ケース部分31との二つ割り構造に構成して
あり、排出羽根26と受入れ用スクリュウ羽根29との
収容部を、それらに対応する開口部28,32よりも大
径に膨出形成し、内角部に横送りスクリュウコンベア1
9の終端から縦送りスクリュウコンベア20の下端に穀
粒を案内する傾斜通路33を形成してある。そして、コ
ーナーケース21の外角側に装備したベベルギヤ機構3
4を介して前記両スクリュウ軸24,25を連動連結し
て、横送り用スクリュウ軸24から縦送り用スクリュウ
軸25に動力を伝達するようになっている。
【0018】図5,図6に示すように、前記傾斜通路3
3側で排出羽根26と受入れ用スクリュウ羽根29とを
それらの回転方向に重複させてある。
【0019】図3,図7に示すように、本発明は前記2
番還元装置Aにも適用してある(この場合2番物が穀粒
類に相当する)。
【0020】前記2番物還元装置Aは、2番物回収部1
3に配設された横スクリュコンベア37と、この横スク
リュコンベア37の終端に配設された縦スクリュコンベ
ア38とを、脱穀装置側板14に取り付けたコーナーケ
ース39を介して連通接続するとともに、両スクリュコ
ンベア37,38のスクリュウ軸40,41をベベルギ
ヤ機構42を介して連動連結して構成してある。
【0021】前記横送りスクリュコンベア37のスクリ
ュウ軸40の終端部には、スクリュウ羽根43よりも大
径の穀粒掻出羽根45を設けてある。前記縦スクリュコ
ンベア38について詳述すると、コーナーケース39の
脱穀装置側板14とは反対側の左右外方側部分を、ケー
ス内の空間と連通する開口46に形成して、この開口4
6の下側部分の周りに設けたフランジ39aにベベルギ
ヤケース47のフランジ47aを着脱自在にボルト連結
してある(図7,8参照)。そして、縦送りスクリュウ
コンベア38の揚送丸筒48を、その筒軸芯に沿って左
右に2分割して、背部が脱穀装置側板14側を向く内側
筒部分49と、背部が脱穀装置側板14の左右外方側を
向く外側筒部分50との2分割構造に構成し、内側及び
外側筒部分49,50の突合わせ端部に形成したフラン
ジ49a,50a(図9,図10参照)同士を重合した
状態で互いに着脱自在にボルト連結し、内側筒部分49
の下端部がコーナーケース39により抱き込み保持され
る状態に、その内側筒部分49の下端側のフランジ49
aを、開口46の上側部分の周りに設けたフランジ39
aに着脱自在にボルト連結し、内側筒部分49の下端部
よりも下方に延出した外側筒部分50の下端側のフラン
ジ50aを、この下端部が開口46の上側部分を覆って
ベベルギヤケース47を左右外方側から抱き込み保持す
る状態に、コーナーケース39のフランジ39aに着脱
自在に連結してある。
【0022】また図3に示すように、2番物吐出口51
を備える縦送りスクリュウコンベア38の吐出ケース5
2に、内側及び外側筒部分49,50の上端部を着脱自
在に内嵌し、吐出ケース52を、脱穀装置側板14にボ
ルト固定する内側ケース部分53と、この内側ケース部
分53に分離自在にボルト連結する外側ケース部分54
との分割構造に構成してある。前記縦送りスクリュウコ
ンベア38のスクリュウ軸41の下端に、スクリュウ羽
根44の外径より大径の受入れ用スクリュウ羽根55
(図9参照)を設け、スクリュウ軸41の上端に、穀粒
吐出羽根56を設けてある。
【0023】〔別実施形態〕図11に示すように、前記
2番還元装置Aにおける横送りスクリュウコンベア37
のスクリュウ羽根43を2重螺旋に形成するとともに、
一方の螺旋の径を他方の螺旋の径よりも大きく設定して
ワラがスクリュウ軸40に巻きつきにくくなるよう構成
してもよい。
【0024】図12に示すように、前記2番還元装置A
は、2番物を揺動選別ケース5の始端部に還元するもの
であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】脱穀装置の縦断側面図
【図2】脱穀装置の一部切欠正面図
【図3】脱穀装置の縦断正面図
【図4】脱穀装置の一部切欠右側面図
【図5】穀粒搬送装置の縦断正面図
【図6】穀粒搬送装置の横断平面図
【図7】2番還元装置の縦断正面図
【図8】2番還元装置の横断平面図
【図9】2番還元装置の分割状態を示す正面図
【図10】2番還元装置の終端側を示す横断平面図
【図11】別実施形態の縦断正面図
【図12】別実施形態の縦断正面図
【符号の説明】
19 横送りスクリュウコンベア 20 縦送りスクリュウコンベア 21 コーナーケース 22,23 スクリュウ羽根 24,25 スクリュウ軸 26 排出羽根 27 揚送筒 29 受入れ用スクリュウ羽根 34 ベベルギヤ機構 33 傾斜通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 源埜 順一 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 安藤 勝 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 堤 幸二 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横送りスクリュウコンベアと縦送りスク
    リュウコンベアとをコーナーケースを介して連通接続す
    るとともに、両スクリュウコンベアのスクリュウ軸を、
    前記コーナーケースに備えたベベルギヤ機構を介して連
    動連結し、前記コーナーケースの内角部に横送りスクリ
    ュウコンベア終端から縦送りスクリュウコンベアの下端
    に穀粒類を案内する傾斜通路を形成し、前記横送りスク
    リュウコンベアのスクリュウ軸の終端に、スクリュウ羽
    根の外径より大径の排出羽根を設けてある穀粒類の搬送
    装置であって、 前記縦送りスクリュウコンベアの揚送筒の下端側を膨出
    形成して、前記縦送りスクリュウコンベアのスクリュウ
    軸の下端に、スクリュウ羽根の外径より大径の受入れ用
    スクリュウ羽根を設けてある穀粒類の搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記傾斜通路側で前記排出羽根と受入れ
    用スクリュウ羽根とをそれらの回転方向に重複させてあ
    る請求項1記載の穀粒類の搬送装置。
JP26823396A 1996-10-09 1996-10-09 穀粒類の搬送装置 Pending JPH10113061A (ja)

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JP (1) JPH10113061A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008133071A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Matsushita Electric Works Ltd スクリューフィーダー
CN110769683A (zh) * 2017-06-22 2020-02-07 洋马株式会社 联合收割机

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008133071A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Matsushita Electric Works Ltd スクリューフィーダー
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