JPH10164783A - モータの固定子 - Google Patents

モータの固定子

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Publication number
JPH10164783A
JPH10164783A JP33644296A JP33644296A JPH10164783A JP H10164783 A JPH10164783 A JP H10164783A JP 33644296 A JP33644296 A JP 33644296A JP 33644296 A JP33644296 A JP 33644296A JP H10164783 A JPH10164783 A JP H10164783A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laminated
laminated core
magnetic pole
stator
outer peripheral
Prior art date
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Pending
Application number
JP33644296A
Other languages
English (en)
Inventor
Isamu Takehara
勇 竹原
Hiromasa Shimaguchi
博匡 島口
Shinji Ogawa
真志 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Seiki KK
Original Assignee
Seiko Seiki KK
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Publication date
Application filed by Seiko Seiki KK filed Critical Seiko Seiki KK
Priority to JP33644296A priority Critical patent/JPH10164783A/ja
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Brushless Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組み立てが容易な上に、安定した特性が得ら
れるようにしたブラシレスモータの固定子の提供。 【解決手段】固定子板4を積層して第1積層鉄心5を構
成し、嵌合板6を積層して第2積層鉄心7を構成する。
第1積層鉄心5は、積層方向の中心にロータ挿通孔52
を設け、このロータ挿通孔52の周囲から放射状かつ等
間隔に延びる複数の磁極部53と、この各磁極部53の
先端に続いて円周方向に円弧状に形成する複数の外周部
54と、この外周部54と外周部54との間に形成する
開口部51とから構成される。第2積層鉄心7は、第1
積層鉄心5の各開口部51に嵌合れる。このように、本
発明では、第1積層鉄心5と第2積層鉄心7とを個別に
構成し、第1積層鉄心の開口部51に第2積層鉄心7を
嵌合させるようにしたので、巻線が巻き易い上にその組
み立て作業が容易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばブラシレス
モータなどのモータに使用されるモータの固定子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ブラシレスモータに使用される固
定子としては、例えば、図5に示すようなトロイダル型
の固定子1と、図6に示すような内径オープンスロット
型の固定子2などが知られている。トロイダル型の固定
子1は、図5に示すような形状に打ち抜いた固定子板1
1を積層させたものであり、ロータ3を挿通するために
積層方向の中心に設けたロータ挿通孔12と、このロー
タ挿通孔12の周囲から放射状かつ等間隔に配置される
複数の磁極部13と、この複数の磁極部13の各先端が
接続される環状のヨーク部14を備えたものであり、各
磁極部13の左右の積層方向には、複数のクローズドス
ロット15が形成されている。
【0003】一方、内径オープンスロット型の固定子2
は、図6に示すような形状に打ち抜いた固定子板21を
積層させたものであり、外側に位置する環状のヨーク部
22と、このヨーク部22の内側から等間隔に中心に向
けて配置される複数の磁極部23と、この各磁極部23
の中心側の端面を円弧状にしてロータ3が挿通されるロ
ータ挿通孔24を備えたものであり、各磁極部23の左
右の積層方向には、中心側に開口部26を有するオープ
ンスロット25が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、トロイダル型
の固定子1は、クローズドスロット15のために複数の
磁極部13に巻線を巻くのが難しい上に、その技術が確
立されておらず、製造が難しいという問題がある。この
問題を解決するために、固定子を一体型にせずに2体以
上に分割し、分割したものを後に組み立てるもの知られ
ているが、その特性が悪化するという問題が知られてい
る。一方、内径オープンスロット型の固定子2は、オー
プンスロット25のため複数の磁極部23に巻線を巻く
のは容易であるが、中心側に開口部26を有するため
に、モータに組み込んだときにはコギング(トルク変
動)が問題になる。
【0005】そこで、本発明の目的は、組み立てが容易
な上に、モータに組み込んだときに安定した特性が得ら
れるようにしたモータの固定子を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、固定子板4を積層し、この積層方向の
中心に設けたロータ挿通孔52と、このロータ挿通孔5
2の周囲から放射状かつ等間隔に延びる複数の磁極部5
3と、この各磁極部53の先端に続いて円周方向に円弧
状に形成する複数の外周部54と、この外周部54と外
周部54との間に形成する開口部51とから構成される
第1積層鉄心5と、この第1積層鉄心5の各開口部51
に嵌合された複数の第2積層鉄心7とを備えている。こ
のように、本発明では、第1積層鉄心5と第2積層鉄心
7とを個別に構成し、第1積層鉄心の開口部に第2積層
鉄心を嵌合させるようにしたので、巻線が巻き易い上に
その組み立て作業が容易となる。
【0007】また、本発明では、第1積層鉄心5の開口
部51に臨む外周部54の端面54aと、その端面54
aと開口部51内において対向する第2積層鉄心7の端
面7aとを、その面積が最小になるように形成するのが
好ましい。さらに、本発明では、ロータ挿通孔52の周
囲であって、複数の磁極部53の基端側同士を連結する
連結部の外側に、積層方向に向けて断面が円弧状の溝5
5を形成させるのが好ましい。さらにまた、本発明で
は、各磁極部53の放射方向の中心線上であってその各
磁極部53に対応する各外周部54内に、積層方向に向
けてプリント基板の取付け孔56を形成させるのが好ま
しい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明のモータの固定子の
好適な実施の形態について、図1ないし図4を参照して
詳細に説明する。図1は、この実施の形態の固定子の斜
視図であり、ブラシレスモータに適用される固定子であ
る。図2は、図1の平面図であり、第2積層鉄心を取り
外した状態を示す。図3は、固定子板と嵌合板の関係を
示す平面図である。この固定子の概略構成を説明する
と、図1および図2に示すように、固定子板4(図3参
照)を複数枚積層させた第1積層鉄心5と、嵌合板6
(図3参照)を積層させた複数の第2積層鉄心7とから
構成され、この複数の第2積層鉄心7を第1積層鉄心5
の複数の開口部51に嵌合するようにしたものである。
【0009】固定子板4は、磁性材料からなり、図3に
示すような形状に打ち抜いた板状のものである。この固
定子板4は、図3に示すように、中心にロータ挿通孔4
1を有し、このロータ挿通孔41の周囲から放射状かつ
等間隔に延びる複数の放射部42と、この各放射部42
の先端に続いて円周方向に円弧状に形成される複数の円
弧部43からなり、円弧部43と円弧部43との間には
開口44が形成されている。また、ロータ挿通孔41の
周囲であって、複数の放射部43の基端側同士を連結す
る3つの連結部の各外側に、円弧状の切り欠き46がそ
れぞれ設けられている。さらに、各放射部42の長さ方
向の中心線上であってその各放射部42に対応する各円
弧部43内に、小孔47が穿設されている。
【0010】嵌合板6は、磁性材料からなり、図3に示
すように方形状に打ち抜いた板状のものである。この嵌
合板6は、固定子板4の対応する開口44内に嵌合され
るように構成され、嵌合時には、嵌合板6の両端面と対
応する固定子板4の円弧部43の端面と接触するように
なっている。
【0011】このように構成される固定子板4は複数枚
積層させて、図1および図2に示すような第1積層鉄心
5が構成され、嵌合板6を固定子板4の枚数と同一の枚
数積層させて、図1および図2に示すような第2積層鉄
心7が構成される。このように構成される第1積層鉄心
5は、ロータ3を挿通するためにその積層方向の中心に
ロータ挿通孔52が設けられ、このロータ挿通孔52の
周囲から放射状かつ等間隔に延びる複数(ここでは3
個)の磁極部53と、この各磁極部53の先端に続いて
円周方向に円弧状に形成される複数の外周部54とを備
え、外周部54と外周部54との間には、第2積層鉄心
7が嵌合する複数の開口部51が形成されている。ここ
で、外周部54の磁束の通路の断面積は、磁極部53の
磁束の通路の断面積のほぼ1/2である。なお、この実
施の形態では、磁極部53は3個で構成されるが、この
個数はモータの設計仕様により6、8、9、12という
ように増加でき、この増加に応じて第2積層鉄心7の個
数などが増加する。第2積層鉄心7は、第1の積層鉄心
5の各開口部51にそれぞれ嵌合されている。従って、
第1積層鉄心5の各磁極部53の左右の積層方向には、
第2積層鉄心7によって積層方向が閉じられた巻線用溝
8が形成される。
【0012】図2に示すように、第1積層鉄心5の開口
部51に臨む外周部54の端面54aと、その端面54
aと開口部51内において対向する第2積層鉄心7端面
7aとを、その面積が最小に形成するのが好ましい。換
言すると、第1積層鉄心5の外周部54内を通過する磁
束が、その外周部54の端面54aから垂直に出て、第
2積層鉄心7の端面7aに垂直に入るようにするのが好
ましい。このように構成すると、実験により固定子の特
性が向上することが確認されたからである。
【0013】また、固定子板4には、上述のように、ロ
ータ挿通孔41の周囲であって、複数の放射部42の基
端側同士を連結する連結部の外側に、円弧状の切り欠き
46を設けている。このため、第1積層鉄心5には、図
1に示すように、ロータ挿通孔52の周囲であって、複
数の磁極部53の基端側同士を連結する連結部の外周
に、積層方向に向けて断面が円弧状の溝55が形成され
る。このような溝55を設ける理由は、実験により固定
子の特性が向上することが確認されたからである。
【0014】さらに、固定子板4には、上述のように、
各放射部42の長さ方向の中心線上であってその各放射
部42に対応する各円弧部43内に、小孔47を穿設さ
せている。このため、第1積層鉄心5には、図1に示す
ように、各磁極部53の放射方向の中心線上であってそ
の各磁極部53に対応する各外周部54内に、積層方向
に向けてプリント基板の取付け孔56が形成される。こ
のような位置に取付け孔56を設ける理由は、実験によ
り他の位置に設ける場合に比べて固定子の特性が低下し
ないことが確認されたからである。
【0015】次に、このように構成される実施の形態の
固定子の組み立て手順の一例について説明する。先ず、
固定子板4と嵌合板6とを所定枚数ずつ用意し、固定子
板4を所定枚数積層して、第1積層鉄心5を作る。次
に、嵌合板6を所定枚数積層して、第2積層鉄心7を作
る。引き続き、第1積層鉄心5の複数の磁極部53に図
示しない巻線を巻いていく。この巻線作業が終了した
ら、第1積層鉄心5の開口部51に対して圧入したの
ち、接着する。この第2積層鉄心7の圧入は、図2に示
すように矢印の方向、または図2の紙面の表側から裏側
に向かう方向である。
【0016】以上説明したように、この実施の形態の固
定子は、固定子板4を複数枚積層して開口部51を設け
た第1積層鉄心5と、嵌合板6を固定子板4の枚数と同
一の枚数だけ積層した第2積層鉄心7とを個別に構成
し、第1積層鉄心5の開口部51に第2積層鉄心7を嵌
合させて全体を構成するようにした。このため、第2積
層鉄心7を嵌合する前に、第1積層鉄心5の各磁極部5
3に巻線を巻くことができるので、巻線が巻き易い上に
その組み立て作業が容易となる。
【0017】次に、この実施の形態の固定子の他の構成
例について、図4を参照して説明する。この他の固定子
は、図4に示すように、第1積層鉄心5の外周部54の
両端部の積層方向に、断面が凹状の凹条54bを設ける
一方、第2積層鉄心7の両端部の積層方向に、その凹条
54bに嵌合する断面が凸状の凸条7bを設けたもので
ある。また、第2積層鉄心7を第1積層鉄心5の開口部
に嵌合するときには、第2積層鉄心7は、図4の紙面の
前方から後方に向けて入れて行く。その他の部分の構成
は、上述の固定子と同様であるので、同一部分には同一
符号を付してその説明は省略する。このような構成の他
の固定子では、凹条54bとこれに嵌合する凸条7bを
設けるようにしたので、第2積層鉄心7を第1積層鉄心
5の開口部51に嵌合する際にその位置決めが容易とな
る。
【0018】
【発明の効果】本発明は、固定子板を複数枚積層して開
口部を設けた第1積層鉄心と、嵌合板を複数数積層した
第2積層鉄心とを個別に構成し、第1積層鉄心の開口部
に第2積層鉄心を嵌合させるようにしたので、巻線が巻
き易い上にその組み立て作業が容易となる。また、本発
明では、第1積層鉄心の外周部内を通過する磁束が、そ
の外周部の端面から垂直に出て、第2積層鉄心の端面に
垂直に入るように、外周部と第2積層鉄心の接合部を形
成したので、安定した特性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の固定子の全体構成を示す
斜視図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】固定子板と嵌合板の構成を示す平面図である。
【図4】本発明の実施の形態の他の固定子の構成を示す
平面図である。
【図5】従来のトロイダル型の固定子の平面図である。
【図6】従来のオープンスロット型の固定子の平面図で
ある。
【符号の説明】
3 ロータ 4 固定子板 5 第1積層鉄心 6 嵌合板 7 第2積層鉄心 42 放射部 43 円弧部 44 開口 51 開口部 52 ロータ挿通孔 53 磁極部 54 外周部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子板を積層し、この積層方向の中心
    に設けたロータ挿通孔と、このロータ挿通孔の周囲から
    放射状かつ等間隔に延びる複数の磁極部と、この各磁極
    部の先端に続いて円周方向に円弧状に形成する複数の外
    周部と、この外周部と外周部との間に形成する開口部と
    から構成される第1積層鉄心と、 この第1積層鉄心の各開口部に嵌合された複数の第2積
    層鉄心と、 を具備することを特徴とするモータの固定子。
  2. 【請求項2】 前記第1積層鉄心の開口部に臨む外周部
    の端面と、この端面と開口部内において対向する前記第
    2積層鉄心の端面とを、その面積が最小になるように形
    成することを特徴とする請求項1記載のモータの固定
    子。
  3. 【請求項3】 前記ロータ挿通孔の周囲であって、前記
    複数の磁極部の基端側同士を連結する連結部の外側に、
    積層方向に向けて断面が円弧状の溝を形成させたことを
    特徴とする請求項1または請求項2記載のモータの固定
    子。
  4. 【請求項4】 前記各磁極部の放射方向の中心線上であ
    ってその各磁極部に対応する前記各外周部内に、積層方
    向に向けてプリント基板の取付け孔を形成させたことを
    特徴とする請求項1、請求項2、または請求項3記載の
    モータの固定子。
JP33644296A 1996-12-02 1996-12-02 モータの固定子 Pending JPH10164783A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001298883A (ja) * 2000-04-13 2001-10-26 Hitachi Ltd 固定子および電動機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001298883A (ja) * 2000-04-13 2001-10-26 Hitachi Ltd 固定子および電動機

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