JP2004320824A - ステータコア - Google Patents

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Abstract

【課題】ヨークとティースとを嵌合する際の拡幅が防止され、ボビンを破損させる懸念がなく、また、部品点数が少なく、組立作業性に優れ、しかも、コイルの占積率が高いステータコアを提供する。
【解決手段】ティース側嵌合部60は、両側にくびれ部62を有する半円形状凸部64と、一端側が各くびれ部62に連続する第1傾斜部66と、各第1傾斜部66の他端側からティース側嵌合部60の側端部にかけて形成される第1直線部68とを備える。一方、ヨーク側嵌合部70は、略中央部に形成される半円形状凹部72と、半円形状凹部72の両側に形成されて弾性力を有する突起部74と、各突起部74に連続して形成される第2傾斜部76と、各第2傾斜部76に連続して形成される第2直線部78とを備える。
【選択図】図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヨークと、該ヨークと分離可能に構成されるティースとを嵌合して組み立てられるステータコアに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、図8に示すように、ヨーク1と複数のティース2とを一体的に形成し、各ティース2に導線3を巻き付けるようにした一体型のステータコアが知られている。この場合、導線3の各ティース2への巻き付け作業は、通常、巻線機等を用いて自動的に行われる。その際、導線3を供給するためのノズルが隣接するティース2によって形成される空間としてのスロット4に進入し、移動しながら巻き付け作業を行う。
【0003】
この場合、スロット4には前記ノズルが移動するための空間が必要となるため、スロット4のほぼ全域に導線を巻き付けることは不可能である。従って、スロット4における導線3を巻き付けることができない間隙部5が必然的に広くなってしまい、その結果、スロット4における導線3の巻線量、すなわち、コイルの占積率が低くなり、発生するトルクがさほど大きくなり得ないという問題があった。
【0004】
また、スロット4の開口部6をより狭く設定すると、トルクむら(コギング)を減少させることができるが、このようにすると前記ノズルのスロット4への進入が更に困難なものとなり、導線3のティース2への巻き付け作業がより一層困難なものとなってしまう。
【0005】
そこで、上記したような一体型のステータコアの各種の欠点を克服すべく、図9に示すように、ヨーク10とティース11とを別体で構成し、ヨーク10に台形突起12を形成し、ティース11に前記台形突起12に対応する台形溝13を形成して、前記台形突起12を前記台形溝13に嵌合することによりヨーク10とティース11とを一体化するようにしたステータコアが提案されている(特許文献1参照)。
【0006】
この特許文献1のステータコアは、ヨーク10とティース11とが別体で構成されているため、例えば、絶縁材であるボビン14に導線15を巻き付けて構成されるコイル16を予め用意し、このコイル16をティース11に装着した後、コイル16が装着された状態のティース11をヨーク10の台形突起12に嵌合することが可能となる。すなわち、特許文献1の分割型ステータコアによれば、導線15を巻き付けるためのノズルをスロットに挿入する必要が無くなるため、スロットにおける導線15を巻き付けることができない間隙部17を狭くすることができるとともに、スロットの開口部18も狭くすることができるので、トルクの低下およびトルクむらの発生を抑えることが可能となる。
【0007】
しかしながら、前記台形溝13は、ヨーク10からの抜けを防止するために、開口側が狭く、底部にかけて広くなるように設定されている。従って、ヨーク10とティース11とを嵌合する際、台形溝13の底部付根部には嵌合時の応力が集中し、その結果、台形溝13の両端部が周方向(図9において矢印X方向)に拡幅することがある。この場合、前述したように、ティース11にはコイル16が装着されているが、この周方向に拡幅した台形溝13の両端部がコイル16を構成するボビン14を破損させるおそれがある。ボビン14が破損すると、ティース11と導線15とを絶縁することができなくなってしまう。
【0008】
一方、図10のように構成される分割型のステータコアが知られている(特許文献2)。このステータコアは、ティース外周部20に凹部21を形成し、この凹部21の付根部にピン22を圧入するためのピン圧入穴23を軸方向(図10において矢印Y方向)に形成する。一方、前記ティース外周部20と別体で構成されるとともに、ヨーク25と一体的に形成されるティース芯部26の先端部に前記ピン圧入穴23に対応するピン圧入穴27を形成する。そして、ティース外周部20をティース芯部26に嵌入して前記ピン圧入穴23、27同士を相対させ、この結果形成されるピン圧入穴にピン22を圧入することにより、ティース芯部26にティース外周部20を固着するようにしている。
【0009】
この場合、ティース芯部26には、ピン22の圧入に伴うティース外周部20の周方向(図10において矢印X方向)への拡幅を防止すべく、補助溝28およびスリ割り29が形成されている。従って、図10に示す分割型のステータコアによれば、ティース外周部20をティース芯部26に嵌入する際、ティース外周部20の周方向における拡幅が防止されるので、コイル30を構成するボビン31を破損させることがない。
【0010】
【特許文献1】
特開平10−145990号公報(特許請求の範囲)
【特許文献2】
特開2000−134831号公報(特許請求の範囲)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図10に示す特許文献2のステータコアは、ティース外周部20とティース芯部26とをピン22によって固定している。従って、ピン22がティース外周部20およびティース芯部26に対して別部材となるので、部品点数が増加するとともに、ステータコアの組立が面倒なものとなってしまう。
【0012】
さらに、ティース外周部20およびティース芯部26には、ピン22を圧入するピン圧入穴23、27を形成するための領域を周方向において確保する必要があるため、ティース自体が必然的に大きなものとなってしまう。従って、スロット32を広くとることが困難となり、コイルの占積率が低下するに至る。
【0013】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、ヨークとティースとを嵌合する際の拡幅を防止し、ボビンを破損させる懸念がなく、また、部品点数が少なく、組立作業性に優れ、しかも、コイルの占積率が高いステータコアを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、本発明は、ヨークと、該ヨークと分離可能に構成されるティースとを嵌合して組み立てられるステータコアであって、
ティース側嵌合部は、
両側にくびれ部を有し、前記ティース側嵌合部の略中央部に形成される半円形状凸部と、
一端側が前記各くびれ部に連続する第1傾斜部と、
前記各第1傾斜部の他端側から前記ティース側嵌合部の側端部にかけて形成される第1直線部と、
を有し、
ヨーク側嵌合部は、
前記半円形状凸部に対応して前記ヨーク側嵌合部の略中央部に形成される半円形状凹部と、
前記半円形状凹部の両側に形成され、その間隔が前記半円形状凸部の直径よりも短く設定され、弾性力を有する突起部と、
前記各突起部に連続するとともに、前記第1傾斜部に対応して形成される第2傾斜部と、
前記各第2傾斜部に連続し、前記第1直線部に対応して形成される第2直線部と、
を有し、前記ティース側嵌合部と前記ヨーク側嵌合部とを嵌合する際、前記突起部が弾性力により前記くびれ部を内側に押さえ込み、さらに、前記第1傾斜部と前記第2傾斜部が当接し、前記第1直線部と前記第2直線部が当接することを特徴とする(請求項1記載の発明)。
【0015】
本発明によれば、ティース側嵌合部とヨーク側嵌合部とを嵌合する際、突起部が弾性力によりくびれ部を内側に押さえ込むため、ティースとヨークとが好適に嵌合されて抜けが防止される。さらに、第1直線部と第2直線部とが当接するため、ティースとヨークとが好適に位置決めされる。従って、ティースのヨークに対する回動が阻止される。
【0016】
さらに、嵌合時、第2傾斜部が第1傾斜部に当接することにより、前記半円形状凸部を通過させる際の拡幅に伴う前記突起部の塑性変形、およびヨーク側嵌合部の両端部の拡幅が好適に防止される。しかも、前記第1傾斜部は、前記半円状凸部側に傾斜して形成されるとともに、ティース側嵌合部の側端部から第1直線部の幅だけ内側にオフセットして形成されるため、第1傾斜部と第1直線部とで画成されるティース側嵌合部の両端部の強度が向上する。従って、嵌合時に第2傾斜部から受ける力による前記ティース側嵌合部の両端部の拡幅が好適に阻止される。
【0017】
すなわち、ティースとヨークを嵌合する際、ティースおよびヨークの拡幅が防止されるので、ティースおよび/またはヨークの外周部に装着されるボビンを破損させることがなく、その結果、導線と、ティースおよびヨークとの絶縁が確保される。
【0018】
さらに、本発明では、ピン等の別部材を使用することなくティースとヨークとを一体化することができるため、部品点数が少なくて済み、また、組立作業が容易なものとなる。
【0019】
さらにこの場合、前記ピン等を挿入するためのスペースが不要となるため、ティースを小さくすることができる。すなわち、隣接するティースによって形成されるスロット空間を大きくすることができ、このためにコイルの占積率を向上させることができる。
【0020】
また、この場合、前記ヨークと前記ティースの少なくともいずれか一方に、該ヨークまたはティースを積層保持するかしめ部を設けるようにしてもよい(請求項2記載の発明)。このように構成することにより、ヨークおよび/またはティースを積層した際、ヨーク同士、およびティース同士が強固に結合される。すなわち、最外のヨークまたはティースの剥離および変形(例えば、浮き上がり等)が防止され、ヨークまたはティースの外周部に装着されるボビンの破損を回避することができる。
【0021】
さらに、前記半円形状凸部の外周部の所定部位に嵌合方向と略平行な第3直線部を形成し、前記半円形状凹部の外周部の所定部位に前記第3直線部に対応する第4直線部を形成し、前記ティース側嵌合部と前記ヨーク側嵌合部とを嵌合する際、前記第3直線部と前記第4直線部とが当接するようにしてもよい(請求項3記載の発明)。すなわち、第3直線部と第4直線部とが当接する際に摩擦力が発生し、この摩擦力により引き抜き抵抗が増大し、それによりティースがヨークからより一層抜け難くなる。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明に係るステータコアについて、好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下説明する。
【0023】
図1は、本発明の第1の実施形態に係るステータコア40の構成を説明する分解斜視図である。ステータコア40は、環状の本体部42と該本体部42から径方向(矢印Z方向)に突出する複数の突出部44とから構成されるヨーク46と、該ヨーク46と別体で構成され、径方向において前記突出部44に嵌合するティース48とを基本的に含む。
【0024】
ヨーク46およびティース48は、磁性材料、例えば、珪素鋼板をそれぞれの形状に対応して打ち抜いて形成された板部材を軸方向(図1において矢印Y方向)に積層して構成される。
【0025】
この場合、ティース48の略中央部には、図2および図3に示すように、径方向と直交する方向に長尺で且つその断面がV字状に形成されるかしめ部50が設けられ、ティース48は、該かしめ部50でかしめられて積層一体化する。
【0026】
積層されたヨーク46の突出部44およびティース48の外周部には、図1に示すように、筒状に形成された絶縁材であるボビン52に導線54を巻き付けて構成されるコイル56が装着される。
【0027】
ティース48には、図2に示すように、突出部44と嵌合する部位であるティース側嵌合部60が形成される。ティース側嵌合部60は、両側にくびれ部62を有し、ティース側嵌合部60の略中央部に形成される半円形状凸部64と、前記半円形状凸部64の両側にあって一端側が前記各くびれ部62に連続するとともに、前記半円形状凸部64側に傾斜して形成される第1傾斜部66と、前記各第1傾斜部66の他端側からティース側嵌合部60の側端部にかけて形成される第1直線部68とを有する。
【0028】
一方、ヨーク46の突出部44には、ティース48と嵌合する部位であるヨーク側嵌合部70が形成される。ヨーク側嵌合部70は、前記半円形状凸部64に対応して前記ヨーク側嵌合部70の略中央部に形成される半円形状凹部72と、半円形状凹部72の両側に連続して形成され、非嵌合時の間隔W1が前記半円形状凸部64の直径W2よりも短く設定され、弾性力を有する突起部74と、前記各突起部74に連続するとともに、前記第1傾斜部66に対応して形成される第2傾斜部76と、前記各第2傾斜部76に連続し、前記第1直線部68に対応して形成される第2直線部78とを有する。
【0029】
本発明の第1の実施形態に係るステータコア40は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、その製造手順について、以下説明する。
【0030】
まず、珪素鋼板をヨーク46およびティース48のそれぞれの形状に対応して打ち抜いて、ヨーク46およびティース48毎に複数の板部材を作製する。作製された複数の板部材をヨーク46、ティース48毎に軸方向に積層して、ヨーク46およびティース48をそれぞれ作製する。この場合、ティース48は、かしめ部50でかしめられて積層一体化する。
【0031】
ここで、ボビン52に導線54を巻き付けてコイル56を作製した後、図4に示すように、該コイル56をヨーク46の突出部44の外周部に装着する。
【0032】
次いで、ティース48を突出部44に嵌合する。図4に示すように、突起部74の先端部は、弾性域内での撓みにより半円形状凸部64の通過を許容するように周方向(矢印X方向)に拡幅する。突起部74の各先端部の間隔は、半円形状凸部64の最大幅部分(直径W2の幅に相当)が通過した際、最大となり、その後、くびれ部62の形状に沿ってしだいに狭くなっていく(図5参照)。やがて、各突起部74の先端部は、くびれ部62の底部に当接し、そこで移動が停止する(図6参照)。
【0033】
すなわち、半円形状凸部64が半円形状凹部72に嵌合するとともに、突起部74の先端部がくびれ部62を内側に押さえ込むため、ティース48のヨーク46からの抜けが防止される。
【0034】
また、嵌合終段時、第1直線部68と第2直線部78とが当接するため、ヨーク46とティース48とが位置決めされる。従って、ティース48のヨーク46に対する回動が阻止される。
【0035】
さらに、嵌合時、第2傾斜部76は、第1傾斜部66に当接しながら移動する。従って、半円形状凸部64を通過させる際の拡幅に伴う突起部74の塑性変形と、ヨーク側嵌合部70の両端部の周方向(図4〜図6において矢印X方向)における拡幅とが防止される。
【0036】
この場合、第1傾斜部66は、半円形状凸部64側に傾斜して形成されるとともに、ティース側嵌合部60の両端から第1直線部68の幅だけ内側にオフセットして形成されるため、第1傾斜部66と第1直線部68とで画成されるティース側嵌合部60の両端部の強度が向上する。従って、嵌合時に第2傾斜部76から受ける力によるティース側嵌合部60の両端部の周方向における拡幅が防止される。
【0037】
すなわち、ヨーク46とティース48とを嵌合する際、ヨーク46およびティース48の周方向における拡幅が防止されるので、突出部44の外周部に装着されたボビン52を破損させることがなく、その結果、導線54と、ヨーク46およびティース48との絶縁が確保される。
【0038】
また、以上説明したように、第1の実施形態に係るステータコア40によれば、ピン等の別部材を使用することなくヨーク46とティース48とを嵌合して一体化することができるので、部品点数が少なくて済み、また、組立作業が容易なものとなる。
【0039】
この場合、前記ピン等を挿入するためのスペースが不要となるため、ティース48およびヨーク46の突出部44を小さくすることができる。すなわち、隣接するティース48によって形成されるスロット空間を広くとることができ、このためにコイル56の占積率を向上させることができる。
【0040】
また、ティース48は、前述したとおり、径方向と直交する方向に長尺で且つその断面がV字状に形成されるかしめ部50でかしめられて積層一体化するので、ティース48を構成する各板部材が強固に結合する。すなわち、最外の板部材の剥離および変形(例えば、浮き上がり等)が防止され、その結果、ティース48の外周部に装着されるボビン52の破損を回避することができる。
【0041】
図7は、本発明の第2の実施形態に係るステータコア80を構成するヨーク46およびティース48の嵌合部の構造を説明する平面図である。なお、図7において、図2に示す第1の実施形態と同一の構成要素には同一の参照符号を付与すし、その詳細な説明を省略する。図7に示す第2の実施形態に係るステータコア80のティース側嵌合部60の略中央部には、図2に示す半円形状凸部64に替えて、半円形状の途上に径方向(図7において矢印Z方向)と略平行な第3直線部82を有する凸部84が形成されている。また、ステータコア80のヨーク側嵌合部70の略中央部には、前記凸部84の形状に対応して半円形状の途上に径方向と略平行な第4直線部86を有する凹部88が形成されている。このように、ティース側嵌合部60に第3直線部82を有する凸部84を形成し、ヨーク側嵌合部70側に第4直線部86を有する凹部88を形成することにより、第3直線部82と第4直線部86とが接触する際に摩擦力が発生し、この摩擦力により引き抜き抵抗が増大し、それによりティース48がヨーク46からより一層抜け難くなる。
【0042】
また、第1および第2の実施形態では、かしめ部50をティース48に形成している場合を例示したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、かしめ部50をヨーク46に形成してもよいし、あるいは、ヨーク46およびティース48の両方に形成してもよい。
【0043】
さらに、ティース側嵌合部60の構成をヨーク46に形成し、ヨーク側嵌合部70の構成をティース48に形成してもよい。
【0044】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、ヨークとティースとを嵌合する際の拡幅が防止され、ボビンを破損させる懸念がなく、また、部品点数が少なく、組立作業性に優れ、しかも、コイルの占積率が高いステータコアを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るステータコアの構成を説明する分解斜視図である。
【図2】図1に示すステータコアを構成するヨークおよびティースの嵌合部の構造を説明する平面図である。
【図3】図2のIII−III線縦断面図である。
【図4】図1に示すステータコアを製造する手順を説明する平面図である。
【図5】図1に示すステータコアを製造する手順を説明する平面図である。
【図6】図1に示すステータコアを製造する手順を説明する平面図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係るステータコアを構成するヨークおよびティースの嵌合部の構造を説明する平面図である。
【図8】従来技術に係る一体型ステータコアの構造を説明する平面図である。
【図9】従来技術に係る第1の分割型ステータコアの構造を説明する平面図である。
【図10】従来技術に係る第2の分割型ステータコアの構造を説明する平面図である。
【符号の説明】
40、80…ステータコア 42…本体部
44…突出部 46…ヨーク
48…ティース 50…かしめ部
52…ボビン 54…導線
56…コイル 60…ティース側嵌合部
62…くびれ部 64…半円形状凸部
66…第1傾斜部 68…第1直線部
70…ヨーク側嵌合部 72…半円形状凹部
74…突起部 76…第2傾斜部
78…第2直線部 82…第3直線部
84…凸部 86…第4直線部
88…凹部

Claims (3)

  1. ヨークと、該ヨークと分離可能に構成されるティースとを嵌合して組み立てられるステータコアであって、
    ティース側嵌合部は、
    両側にくびれ部を有し、前記ティース側嵌合部の略中央部に形成される半円形状凸部と、
    一端側が前記各くびれ部に連続する第1傾斜部と、
    前記各第1傾斜部の他端側から前記ティース側嵌合部の側端部にかけて形成される第1直線部と、
    を有し、
    ヨーク側嵌合部は、
    前記半円形状凸部に対応して前記ヨーク側嵌合部の略中央部に形成される半円形状凹部と、
    前記半円形状凹部の両側に形成され、その間隔が前記半円形状凸部の直径よりも短く設定され、弾性力を有する突起部と、
    前記各突起部に連続するとともに、前記第1傾斜部に対応して形成される第2傾斜部と、
    前記各第2傾斜部に連続し、前記第1直線部に対応して形成される第2直線部と、
    を有し、前記ティース側嵌合部と前記ヨーク側嵌合部とを嵌合する際、前記突起部が弾性力により前記くびれ部を内側に押さえ込み、さらに、前記第1傾斜部と前記第2傾斜部が当接し、前記第1直線部と前記第2直線部が当接することを特徴とするステータコア。
  2. 請求項1記載のステータコアにおいて、
    前記ヨークと前記ティースの少なくともいずれか一方に、該ヨークまたはティースを積層保持するかしめ部を設けることを特徴とするステータコア。
  3. 請求項1または2記載のステータコアにおいて、
    前記半円形状凸部の外周部の所定部位に嵌合方向と略平行な第3直線部を形成し、前記半円形状凹部の外周部の所定部位に前記第3直線部に対応する第4直線部を形成し、前記ティース側嵌合部と前記ヨーク側嵌合部とを嵌合する際、前記第3直線部と前記第4直線部とが当接することを特徴とするステータコア。
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