JP2000253605A - Srモータのステータコア及びロータコアの形状並びにその積層構造 - Google Patents

Srモータのステータコア及びロータコアの形状並びにその積層構造

Info

Publication number
JP2000253605A
JP2000253605A JP11052830A JP5283099A JP2000253605A JP 2000253605 A JP2000253605 A JP 2000253605A JP 11052830 A JP11052830 A JP 11052830A JP 5283099 A JP5283099 A JP 5283099A JP 2000253605 A JP2000253605 A JP 2000253605A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
laminated
laminated thin
stator core
welding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11052830A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Shimizu
裕之 清水
Hiroyuki Kurihara
裕之 栗原
Yukio Nakayama
幸雄 中山
Eiichi Aida
栄一 相田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Lambda Corp
Original Assignee
TDK Lambda Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Lambda Corp filed Critical TDK Lambda Corp
Priority to JP11052830A priority Critical patent/JP2000253605A/ja
Publication of JP2000253605A publication Critical patent/JP2000253605A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁路を均一な面積で形成することができると
ともに、最小限の面積で最大の磁力を発生でき、その結
果小型でも高出力のものを実現することができる。 【解決手段】 SRモータのステータコア1を構成する
各積層薄板10が略四角板状に形成されるとともに、積
層薄板10の中心部より一定半径領域X内に磁路形成部
が各磁極ごとに均等な面積で形成され、この磁路形成領
域から外れた部分に、少なくとも積層用のリベット11
の挿入孔10A、溶接用の切り込み10B又は型内カシ
メ用Vノッチのいずれかを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、大きな磁力を発
生することが可能なSRモータのステータコア及びロー
タコアの形状並びにその積層構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばSRモータのステータにあって
は、図5に示すように、多数枚の薄板101を積層した
状態でリベット102などを圧入してまとめて一体に積
層・固定させてステータコア100を形成するため、各
薄板101には、リベット圧入用の孔101Aを穿設さ
せたものが開発され使用されている。
【0003】また、このようなステータコアには、角形
形状の薄板の他に、例えば図6に示すような円板形状の
薄板103を使用し、この薄板103の各凸極部103
Aに対応する部位にリベット圧入用の孔103Bを開口
させたものが知られている。
【0004】さらに、このようなステータコアの他に、
例えば図7に示すように、多数枚の薄板105を積層し
た状態でリベット106を圧入してまとめて一体に積層
・固定させてロータコア104を形成するため、各薄板
105にリベット圧入用の孔105Aを穿設したものも
知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなステータコアやロータコアにあっては、例えば図5
に示すステータコア100にあっては、斜線部の領域に
おいて、磁路が形成されるときのアンバランス、例えば
A方向での領域とB方向での領域には大きな面積差を生
じており、このアンバランスにより磁力の変動(アンバ
ランス)がもたらされ、モータの出力特性の低下等の問
題点を生じている。また、このリベット用の孔102の
部分だけ磁路の面積が犠牲になるから、これによるアン
バランスも発生している。このような事情は、図6に示
す丸型の薄板を使用するときにも、さらには図7に示す
ロータについても、同様の問題が発生している。
【0006】そこで、この発明は、上記した事情に鑑
み、磁路を均一な面積で形成することができるととも
に、最小限の面積で最大の磁力を発生でき、その結果小
型でも高出力のものを実現することができるSRモータ
のステータコア及びロータコアの形状並びにその積層構
造を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明の請求項
1に係るステータコア形状は、SRモータのステータコ
アを構成する各積層薄板が略四角板状に形成されるとと
もに、この積層薄板の中心部より一定半径領域内に磁路
形成部が各磁極ごとに均等な面積で形成され、この磁路
形成領域から外れた部分に、少なくとも積層用のリベッ
トの挿入孔、溶接用の切り込み、プレススタンピング加
工での半板カシメ又はVノッチカシメなどのための型内
カシメ用Vノッチのいずれかを設けたものである。
【0008】また、この発明の請求項2に係るロータコ
ア形状は、SRモータのロータコアを構成する各積層薄
板の中心部から外れた部位であって、突起部ではない領
域に、少なくとも積層用のリベットの挿入孔、溶接用の
切り込み又は前記型内カシメ用Vノッチのいずれかを設
けたものである。
【0009】また、この発明の請求項3に係るロータコ
ア積層構造は、SRモータのステータコアを構成する全
積層薄板をまとめて一体に積層させ、各積層薄板に設け
た積層用のリベットの挿入孔にリベットを嵌挿・圧入さ
せるか、各積層薄板に設けた溶接用の切り込みを溶接す
るか、或いはプレス加工で型内カシメをするかのいずれ
かにより、全積層薄板を一体に積層・固定してステータ
コアが形成されているものである。
【0010】また、この発明の請求項4に係るステータ
コア積層構造は、SRモータのロータコアを構成する全
積層薄板をまとめて一体に積層させ、各積層薄板に設け
た積層用のリベットの挿入孔にリベットを嵌挿・圧入さ
せるか、各積層薄板に設けた溶接用の切り込みを溶接す
るか、或いはプレス加工で型内カシメをするかのいずれ
かにより、全積層薄板を一体に積層・固定してロータコ
アが形成されているものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施例に
ついて添付図面を参照しながら説明する。図1は、この
発明に係るSRモータのステータコア形状を示すもので
あり、このステータコア1は、略角形に形成された多数
枚の積層薄板10を積層して形成されており、この各積
層薄板10には、磁路の形成領域から外れた斜線部領域
Xに、リベット圧入用孔10A及び溶接用の切り込み
(刻み)10Bが各角部及この角部を挟む両側にそれぞ
れ形成されている。ステータコア1は、突起部(磁極と
なる)10Cを等角的に形成しており(この実施例では
突起部10Cを8個設けている)、いずれの突起部で磁
路を形成しても、磁路の形成領域にアンバランスを生じ
ぬようになっている。なお、この発明では、特にこの突
起数に限定されるものではない。
【0012】また、この積層薄板10で構成されるステ
ータコアは、図2示すように、積層薄板10を厚さ方向
に多数枚密着状態で積層するとともに、これらの積層薄
板10のリベット孔10Aにリベット11を圧入させて
積層・一体化させた積層構造となっている。また、この
発明では、リベットの替わりに、積層させた各薄板を切
り込み10B部分で溶接して一体化させてもよいが、プ
レス加工時に型内カシメさせることにより一体化させて
もよい。
【0013】図3は、この発明に係るSRモータのロー
タコア形状を示すものであり、このロータコア2は、6
極の突起部20Cを設けた積層薄板20を多数枚積層し
て形成させており、この各積層薄板20には、磁路の形
成領域から外れた領域、即ち一定の半径領域Yよりも外
側であって突起部20C以外の部分にリベット圧入用の
孔20Aが形成されている。なた、この積層薄板20に
は、中央部にシャフト(図略)を圧入させるために、キ
ー溝付きの孔20Bが穿設されている。また、この実施
例では、各積層薄板をリベットで固定・一体化させてい
るが、このリベット孔の穿設部位にこのリベット孔では
なく、例えば溶接用の切り込み(刻み)を形成してもよ
いし、プレス加工時に型内カシメをさせるためのVノッ
チを形成してもよい。
【0014】また、この積層薄板20で構成されるロー
タコアは、図4示すように、積層薄板20を厚さ方向に
多数枚密着状態で積層するとともに、これらの積層薄板
20のリベット孔20Aにリベット21を圧入させて積
層・一体化させた積層構造となっている。また、この発
明では、リベットの替わりに、積層させた各薄板を切り
込み20B部分で溶接して一体化させてもよいが、プレ
ス加工時に型内カシメをさせることにより一体化させて
もよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明してきたようにこの発明によれ
ば、SRモータのステータコアを構成する各積層薄板が
略四角板状に形成されるとともに、この積層薄板の中心
部より一定半径領域内に磁路形成部が各磁極ごとに均等
な面積で形成され、この磁路形成領域から外れた部分
に、少なくとも積層用のリベットの挿入孔、溶接用の切
り込み、プレススタンピング加工での半板カシメ又はV
ノッチカシメなどのための型内カシメ用Vノッチのいず
れかを設けた構成となっているから、磁路の領域を大き
く確保することができるので、小型であっても大きな磁
力を発生することができるようになり、出力の大きなモ
ータが実現可能となる。
【0016】また、この発明によれば、SRモータのロ
ータコアを構成する各積層薄板の中心部から外れた部位
であって、突起部ではない領域に、少なくとも積層用の
リベットの挿入孔、溶接用の切り込み又は前記型内カシ
メ用Vノッチのいずれかを設けた構成となっているか
ら、小型であっても大きな磁力を発生することができる
ようになり、出力の大きなモータが実現可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るSRモータのステータコア形状
を示す平面図。
【図2】同側面図。
【図3】この発明の係るSRモータのロータコア形状を
示す平面図。
【図4】同側面図。
【図5】従来のステータコアを示す平面図。
【図6】従来の他のステータコアを示す平面図。
【図7】従来のロータコアを示す平面図。
【符号の説明】
1 ステータコア 10 積層薄板 10A リベット圧入用孔 10B 溶接用切り込み(刻み) 10C 突起部 11 リベット 2 ロータコア 20 積層薄板 20A リベット圧入用孔 20C 突起部 21 リベット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 幸雄 東京都墨田区堤通1丁目19番9号 日本電 気精器株式会社内 (72)発明者 相田 栄一 東京都墨田区堤通1丁目19番9号 日本電 気精器株式会社内 Fターム(参考) 5H002 AA09 AB06 AC02 AC03 AC06 AC08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 SRモータのステータコアを構成する各
    積層薄板が略四角板状に形成されるとともに、 この積層薄板の中心部より一定半径領域内に磁路形成部
    が各磁極ごとに均等な面積で形成され、 この磁路形成領域から外れた部分に、少なくとも積層用
    のリベットの挿入孔、溶接用の切り込み、プレススタン
    ピング加工での半板カシメ又はVノッチカシメなどのた
    めの型内カシメ用Vノッチのいずれかを設けたことを特
    徴とするSRモータのステータコア形状。
  2. 【請求項2】 SRモータのロータコアを構成する各積
    層薄板の中心部から外れた部位であって、突起部ではな
    い領域に、少なくとも積層用のリベットの挿入孔、溶接
    用の切り込み又は前記型内カシメ用Vノッチのいずれか
    を設けたことを特徴とするSRモータのロータコア形
    状。
  3. 【請求項3】 SRモータのステータコアを構成する全
    積層薄板をまとめて一体に積層させ、 各積層薄板に設けた積層用のリベットの挿入孔にリベッ
    トを嵌挿・圧入させるか、各積層薄板に設けた溶接用の
    切り込みを溶接するか、或いはプレス加工で型内カシメ
    をするかのいずれかを少なくとも行うことにより、 全積層薄板を一体に積層・固定してステータコアが形成
    されていることを特徴とするSRモータのステータコア
    積層構造。
  4. 【請求項4】 SRモータのロータコアを構成する全積
    層薄板をまとめて一体に積層させ、 各積層薄板に設けた積層用のリベットの挿入孔にリベッ
    トを嵌挿・圧入させるか、各積層薄板に設けた溶接用の
    切り込みを溶接するか、或いはプレス加工で型内カシメ
    をするかのいずれかを少なくとも行うにより、 全積層薄板を一体に積層・固定してロータコアが形成さ
    れていることを特徴とするSRモータのロータコア積層
    構造。
JP11052830A 1999-03-01 1999-03-01 Srモータのステータコア及びロータコアの形状並びにその積層構造 Withdrawn JP2000253605A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11052830A JP2000253605A (ja) 1999-03-01 1999-03-01 Srモータのステータコア及びロータコアの形状並びにその積層構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11052830A JP2000253605A (ja) 1999-03-01 1999-03-01 Srモータのステータコア及びロータコアの形状並びにその積層構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000253605A true JP2000253605A (ja) 2000-09-14

Family

ID=12925773

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11052830A Withdrawn JP2000253605A (ja) 1999-03-01 1999-03-01 Srモータのステータコア及びロータコアの形状並びにその積層構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000253605A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003264945A (ja) * 2002-03-08 2003-09-19 Tokushu Denso Kk 回転機
JP2007221853A (ja) * 2006-02-14 2007-08-30 Toyota Motor Corp ステータの固定構造および電動車両
JP2008141859A (ja) * 2006-12-01 2008-06-19 Oriental Motor Co Ltd モータの積層鉄心構造
JP2010057328A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp 固定子および回転電機
JP2017108578A (ja) * 2015-12-11 2017-06-15 株式会社三井ハイテック 固定子積層鉄心及びその製造方法
CN109245339A (zh) * 2017-07-11 2019-01-18 上海鸣志电器股份有限公司 一种步进电机定子及具有该定子的电机
CN111630751A (zh) * 2018-01-18 2020-09-04 三菱电机株式会社 定子、电机、送风机、电动吸尘器及手干燥装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003264945A (ja) * 2002-03-08 2003-09-19 Tokushu Denso Kk 回転機
JP2007221853A (ja) * 2006-02-14 2007-08-30 Toyota Motor Corp ステータの固定構造および電動車両
JP2008141859A (ja) * 2006-12-01 2008-06-19 Oriental Motor Co Ltd モータの積層鉄心構造
JP2010057328A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp 固定子および回転電機
JP2017108578A (ja) * 2015-12-11 2017-06-15 株式会社三井ハイテック 固定子積層鉄心及びその製造方法
CN109245339A (zh) * 2017-07-11 2019-01-18 上海鸣志电器股份有限公司 一种步进电机定子及具有该定子的电机
CN111630751A (zh) * 2018-01-18 2020-09-04 三菱电机株式会社 定子、电机、送风机、电动吸尘器及手干燥装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2015151200A1 (ja) 回転電機のステータ
WO2018189822A1 (ja) Ipmロータ
JP2008141859A (ja) モータの積層鉄心構造
JP2000341920A (ja) 永久磁石埋め込み型モータ
JP2000341897A (ja) モータ
JPH10201146A (ja) モータの固定子およびモータフレーム
US10312754B2 (en) Interior permanent magnet motor and rotor structure therefore
KR20190085494A (ko) 영구자석 회전자
JP2001251795A (ja) 永久磁石回転子
JP2000253605A (ja) Srモータのステータコア及びロータコアの形状並びにその積層構造
JP2000184638A (ja) モータ
JP2004357347A (ja) 回転電機用ロータ
JPH05146103A (ja) 永久磁石回転子
JP2932883B2 (ja) 電動機用ステータ鉄心および電動機用ステータ鉄心の製造方法
JPH05219668A (ja) 永久磁石式回転子
JPH11262206A (ja) 圧縮機用電動機の回転子
JP3604946B2 (ja) 分割形ステータコア
JPH053648A (ja) 電動機の固定子用積層鉄心及びその製造方法
JPH11299133A (ja) コアードモータのコア
KR100404464B1 (ko) 비엘디시 모터의 마그네트 고정방법
JP3675037B2 (ja) 永久磁石ロータ
JP4006555B2 (ja) リラクタンスモータ
JP2628872B2 (ja) 偏平ブラシレスモータ用コイル
KR200146052Y1 (ko) 코어 플레이트
JPH10178750A (ja) モータの固定子およびモータフレーム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060509