JPH10164436A - 輪郭抽出装置、輪郭抽出方法、キー信号生成装置及びキー信号生成方法 - Google Patents

輪郭抽出装置、輪郭抽出方法、キー信号生成装置及びキー信号生成方法

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JPH10164436A
JPH10164436A JP8339038A JP33903896A JPH10164436A JP H10164436 A JPH10164436 A JP H10164436A JP 8339038 A JP8339038 A JP 8339038A JP 33903896 A JP33903896 A JP 33903896A JP H10164436 A JPH10164436 A JP H10164436A
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知生 光永
Migaku Yokoyama
琢 横山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】対象物の色が混合する輪郭領域とソフトキー情
報の位置とを一致させたキー情報を生成することができ
なかつた。 【解決手段】画像中における対象物の輪郭について、当
該輪郭における内側及び外側における境界位置を表す2
本の境界曲線を生成し、各境界曲線間に形成する曲面の
形状を決定する曲面制御情報を算出し、曲面制御情報に
基づいて各境界曲線によつて挟まれた領域上に曲面を生
成し、当該曲面をキー情報として出力する。これにより
輪郭領域を囲む2本の境界曲線間に当該境界曲線間を縁
とするような曲面を生成することができるので、対象物
の色が混合する輪郭領域とソフトキー情報の位置とを一
致させたキー情報を生成することができる。かくしてキ
ー情報を精度良く生成することのできる輪郭抽出装置、
輪郭抽出方法、キー情報生成装置及びキー情報生成方法
を実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 発明の属する技術分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態 (1)全体構成(図1) (2−1)境界抽出部の構成(図2〜図16) (2−1−1)境界座標抽出部の構成(図8及び図9) (2−1−1−1)経路算出部の構成(図10及び図1
1) (2−1−1−2)エツジ強度ピーク検出部及びエツジ
強度断面積算出部の構成(図12〜図14) (2−1−2)境界曲線生成部の構成(図15及び図1
6) (2−2)ソフトキー生成部の構成(図17及び図1
8) (2−3)実施例の動作及び効果 (3)他の実施例(図19〜図21) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は輪郭抽出装置、輪郭
抽出方法、キー信号生成装置及びキー信号生成方法に関
し、例えばテレビジヨンや映画等の映像制作における特
殊効果処理において、画像中から注目する物体の画像を
抽出し、当該抽出した物体画像を他の画像に合成する際
に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、この種の特殊効果処理において
は、抽出した部分画像を他の画像に合成する際にはソフ
トキーを用いるようになされており、画像から任意の部
分画像を抽出する際の精度が重要となる。この抽出作業
においては、エツジ検出、領域検出及び既知物体との対
応付け等の処理が必要であり、特に画像中の背景や対象
物が複雑である場合には、対象物の輪郭を構成するエツ
ジを精度良く検出して追跡する必要がある。
【0004】ここでエツジ検出とは、濃淡画像内で画素
値が急激に変化している部分を検出する処理(色変化を
検出する処理)である。通常、このような画素値の急激
な変化は、対象物体の輪郭で発生するため、エツジ検出
の結果に基づいて画像から対象物体の輪郭を抽出するこ
とができる。この輪郭抽出は、物体の認識、物体の追尾
及び画像合成等において使用される基本的かつ重要な技
術である。従つてエツジ検出は、画像から対象物体に関
する情報を得るための最も基本的な技術であると言え
る。
【0005】このように画像中から対象物の輪郭を抽出
する輪郭抽出方法として、「画像合成のための対象物抽
出法」(井上誠善、電子情報通信学会論文誌、vol.J74-
D-IINo.10 、pp.1411-1418、1991)、「領域抽出方法」
(特開平3-17680 号)、「領域分割に基づく複雑物体の
自動切り出し」(栄藤稔、白井良明、 NICOGRAPH′92論
文集、pp.8-17 、1992)、「領域抽出装置」(特開平5-
61977 号)、「弾性輪郭モデルとエキルギー最小化原理
による輪郭追跡手法」(上田修功、間瀬健二、末永康
仁、信学誌、Vol.J-75-D-II 、No.1、pp.111-120、199
2)、「動物体の輪郭追跡方法」(特開平5-12443
号)、「Intelligent Scissors for Image Compositio
n」(Eric N. Mortensen and William A. Barrett、Com
puter Graphics Proceedings 、Annual Coference Seri
es 、1995、ACM SIGGRAPH 、pp.191-198)などが知ら
れている。これらの輪郭抽出方法においては、対象物の
輪郭のほぼ中心を通過するように輪郭を1本の曲線又は
線図形画像として抽出する。
【0006】画像合成処理においては、注目する対象物
の領域を切り抜くために、まず対象物の輪郭を抽出する
処理を行うことが多い。上述した輪郭抽出方法は、画像
合成処理に適用するためのものである。一般に、画像合
成処理においては、画像を合成した結果の合成画像I
は、前景画像Fと背景画像Bより次式
【数1】 を用いて算出される。ここでαは、各画素において色の
混合比を決定するキー情報である。
【0007】一般に画像における物体の輪郭は、撮像系
のフイルタ効果及び物体の運動に起因するぼけのため
に、ある有限の太さをもつた領域である。この輪郭領域
は、本来の物体の色と背景の色とが混合した色をもつて
いる。キー情報の変化と輪郭の色の変化が一致していな
い場合には、輪郭領域において変色した画素を合成する
ことになるので、合成画像の品質が著しく低下する。こ
のような問題を解決するための方法として、輪郭領域に
おいてキーを緩やかに変化させ、輪郭の色の変化に近づ
けるようにする方法がある。ここでαが「0」(又は
「1」)から「1」(又は「0」)に急激に変化するキ
ーをハードキーと呼び、上述の方法で緩やかに変化する
キーをソフトキーと呼ぶ。
【0008】すなわち画像のうち注目する対象物を前景
(前景画像)とし、それ以外の部分を背景(背景画像)
とした場合、画像における前景領域を「1」とすると共
に、背景領域を「0」とした2値のキー情報をハードキ
ーと呼ぶ。これに対して、画像にはエイリアスやモーシ
ヨンブラー(動きぼけ)が生ずるが、これらを考慮し
て、「0」から「1」の範囲の連続した実数値をもつキ
ー情報をソフトキーと呼ぶ。従つてハードキーは、急峻
な境目を有する信号(キー信号が「0」(又は「1」)
から「1」(又は「0」)に変わる境目の傾斜が急峻な
信号)であり、ソフトキーは、滑らかな境目を有する信
号(キー信号が「0」(又は「1」)から「1」(又は
「0」)に変わる境目の傾斜が滑らかな信号)となる。
【0009】この輪郭領域にソフトキーを生成する方法
として、「画像合成装置」(特開昭60-232787 号)があ
る。この「画像合成装置」においては、ハードキーを得
た後、このハードキーを用いて輪郭領域を平滑化するこ
とにより、輪郭領域をぼかして、見た目上滑らかにする
ものである。また「画像合成におけるアンチエイリアシ
ング方法」(特開平4-340671号)に記載されている方法
は、ハードキー2値画像における輪郭領域の画素パター
ンを観察し、適当な中間値のαに置き換えることにより
ソフトキーを得るものである。
【0010】しかしながらこれら2つのソフトキー生成
方法によつて生成されたソフトキーは、グレー領域
(「0」から「1」までの間の値をとる領域)における
値が一様なものであるため、例えば前景が動いている場
合に生ずるモーシヨンブラーに対処することが困難であ
つた。このような問題を解決するためのソフトキー生成
方法として、「映像信号合成装置」(特開平5-143493
号)、「動画像のための対象物の抽出とはめ込み法」
(井上誠善、小山広毅、テレビジヨン学会誌、Vol.47、
No.7、pp.999-1005 、1993)及び「ソフトキー生成装
置」(特開平5-236347号)がある。
【0011】「映像信号合成装置」に記載されている方
法は、フレーム間の画素値の変化を検出することによ
り、この画素値の変化に基づいて物体が移動したか否か
を判断し、画素値の変化の大きさに基づいてソトフキー
を生成するものである。また「動画像のための対象物の
抽出とはめ込み法」及び「ソフトキー生成装置」に記載
されている方法は、予め得たハードキーを、物体内部に
向かつてα値を削つていくことによりソフトキーを生成
するものである。このとき、物体の重心の運動方向と輪
郭の各場所におけるエツジ強度を検出し、物体運動によ
るぶれの影響をαの削り量に反映させている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述のよう
に、画像における物体の輪郭は、撮像系のフイルタ効果
及び物体の運動に起因するぼけのために、ある有限の太
さをもつた領域であり、本来の物体の色と背景の色が混
合した色をもつている。ところが上述したソフトキー生
成方法は、上述した輪郭抽出方法を用いてハードキーを
生成し、このハードキーの輪郭部におけるα値の変化を
適当に緩やかにする操作を行うことによりソフトキーを
生成しているため、ハードキーを作成した時点において
物体色と背景色とが混合した輪郭領域の太さについての
情報が失われ、ソフトキーのα値が緩やかに変化する領
域と画像の輪郭領域とが一致せず、ソフトキーを精度良
く生成することができなかつた。
【0013】このような問題を解決する1つの方法とし
て、画像勾配情報を用いることによりソフトキーを精度
良く生成することができる。この画像勾配情報を用いた
ソフトキー生成方法として上述の「ソフトキー生成装
置」がある。ところがこの「ソフトキー生成装置」の場
合、物体運動によるキーのぶれを確実に回避することが
できず、また画像勾配を分離して処理したり、予め得た
ハードキーの内側だけにソフトキー領域を作成するな
ど、本来の画像勾配とソフトキーの物理的関係とが異な
る経験則的な手法を用いているために、ソフトキーを精
度良く生成するには実用上未だ不十分であつた。
【0014】また上述した「映像信号合成装置」に記載
されている方法は、フレーム間の画像勾配を検出するこ
とによりキーのぶれ量を推測しているが、通常の画像フ
レームレートは24フレーム/秒、25フレーム/秒又は30
フレーム/秒程度であるため、画像上を高速に運動する
物体のぶれ量を正確に測定することは困難であり、この
ためソフトキーを精度良く生成することができなかなつ
た。
【0015】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、対象物の輪郭を表す2本の境界曲線を抽出すること
により、キー情報を精度良く生成することのできる輪郭
抽出装置、輪郭抽出方法、キー信号生成装置及びキー信
号生成方法を提案しようとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、対象物の輪郭についての輪郭領域
を決定し、輪郭領域におけるグラデイエントベクトルを
算出し、輪郭領域におけるグラデイエントベクトルに基
づき、輪郭領域のエツジに沿つてエツジの内側及び外側
における境界位置をそれぞれ複数抽出し、当該各境界位
置を表す境界座標情報をエツジの内側及び外側毎に生成
し、各境界座標情報によつて表される各形状を近似する
2本の境界曲線を対象物の輪郭として生成するようにし
た。本発明によれば、対象物の輪郭は、画像勾配の大き
さが「0」でない領域を囲む2本の境界曲線として抽出
されるので、境界曲線によつて囲まれる領域にα値の勾
配を作成することができる。
【0017】また本発明においては、画像中における対
象物の輪郭領域について、当該輪郭領域における内側及
び外側の境界位置を表す2本の境界曲線を生成し、各境
界曲線間に形成する曲面の形状を決定する曲面制御情報
を算出し、曲面制御情報に基づいて各境界曲線によつて
挟まれた領域上に曲面を生成し、当該曲面をキー情報と
して出力するようにした。本発明によれば、輪郭領域を
囲む2本の境界曲線間に当該境界曲線間を縁とするよう
な曲面が生成されるので、対象物の色が混合する輪郭領
域とソフトキー情報の位置とを一致させたキー情報を生
成することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面について本発明の一実
施例を詳述する。
【0019】(1)全体構成 図1において、1は全体として本発明を適用したキー信
号生成装置を示し、連続した複数の画像中に存在する対
象物の輪郭領域にソフトキーを生成する。キー信号生成
装置1は、輪郭抽出部2及びソフトキー生成部3により
構成されている。
【0020】キー信号生成装置1は、マウスやタブレツ
ト等の2次元ポインテイングデバイスを入力手段として
オペレータによつて入力された、輪郭のおおまかな形状
を示す線分情報、折れ線情報、曲線情報、又は太い筆で
なぞつたようなマスク画像情報S1を、輪郭抽出部2の
推定輪郭算出部5で受ける。推定輪郭算出部5は、輪郭
領域決定手段として線分情報、折れ線情報、曲線情報又
はマスク画像情報S1に基づいて対象物の輪郭の推定形
状(以下、これを推定輪郭と呼ぶ)に応じた推定輪郭情
報S2を得、当該推定輪郭情報S2を輪郭候補領域決定
部6に送出する。
【0021】輪郭候補領域決定部6は、輪郭領域決定手
段として、推定輪郭情報S2に基づいて、輪郭が存在す
ると考えられる領域(以下、これを輪郭候補領域と呼
ぶ)を算出し、当該輪郭候補領域に応じた輪郭候補領域
情報S3をグラデイエントベクトル算出部7に送出す
る。グラデイエントベクトル算出部7は、グラデイエン
トベクトル算出手段として、輪郭候補領域情報S3に基
づいて輪郭候補領域におけるグラデイエント強度(エツ
ジ強度)を算出することにより輪郭のグラデイエントベ
クトルを算出した後、当該グラデイエントベクトルに基
づいてエツジ強度画像Gを生成し、エツジ強度画像Gを
輪郭経路探査部8及び境界抽出部9に送出する。
【0022】輪郭経路探査部8は、エツジ強度画像Gに
基づいて、輪郭の中心を通過する画素のリスト(以下、
これを輪郭座標リストと呼ぶ)Dを生成し、当該輪郭座
標リストDを曲線生成部10に送出する。曲線生成部1
0は、輪郭座標リストDに基づいて得られる輪郭を曲線
近似することにより輪郭曲線を生成し、当該輪郭曲線に
応じた輪郭曲線情報Cを境界抽出部9に送出する。
【0023】ここでこのキー信号生成装置1において
は、線分情報、折れ線情報、曲線情報又はマスク画像情
報S1より推定輪郭情報S2を得る方法とは別に、1つ
前のフレームである画像i−1の輪郭曲線情報Cを用
い、動きベクトル推定処理によつて画像i−1の輪郭曲
線が現画像iにおいてどこに移動したかを推定すること
により、現画像iにおける推定輪郭情報S2を得ること
ができるようになされている。
【0024】すなわち動きベクトル推定部11は、1つ
前の画像i−1について、輪郭候補領域決定部6、グラ
デイエントベクトル算出部7、輪郭経路探査部8、曲線
生成部10を介して得られる輪郭曲線情報Cを用いて、
当該輪郭曲線情報Cに応じた輪郭曲線が現画像iにおい
てどこに移動したかを推定し、この結果を推定輪郭情報
S2として輪郭候補領域決定部6に送出する。この場
合、輪郭候補領域決定部6から曲線生成部10までの処
理は、上述と同様の方法で行われる。従つて推定輪郭情
報S2を得る方法として動きベクトル推定部11が選択
された場合、曲線生成部10は、輪郭曲線情報Cを遅延
回路12を介して動きベクトル推定部11にフイードバ
ツクするようになされている。
【0025】境界抽出部9はエツジ強度画像G及び輪郭
曲線情報Cに基づいて、対象物の輪郭に相当する領域を
囲むような2本の境界曲線C0及びC1を生成し、これ
ら2本の境界曲線C0及びC1をソフトキー生成部3に
送出する。ソフトキー生成部3は、これら境界曲線C0
及びC1間の幅を算出し、当該境界曲線C0及びC1間
の幅に基づいて2本の境界曲線間に高さが「0」から
「1」まで滑らかに変化する曲面を生成し、この曲面の
高さをソフトキーKの値として画像に書き込む処理を行
つてソフトキーKを算出し出力する。
【0026】この場合、ソフトキー生成部3は、対象物
の内部側の境界曲線を境界として対象物の内部側領域に
おけるキー情報を「1」とし、対象物の外部側領域にお
けるキー情報を「0」とすることにより、ソフトキーK
を生成する。ここで、後述するように、生成されたソフ
トキーKは画像(x、y)のキー情報をz値にもつよう
な曲面で定義されたものである。画像合成処理において
は、各画素のキー情報が与えられなければならないが、
ここで言う曲面で定義されたキーから曲面のz値を画像
平面上に曲面を垂直に投影した位置に書き込む処理を行
うことによりキー画像を得ることができる。この実施例
においては、曲面でキー情報を定義したものを含めてソ
フトキーと呼ぶ。
【0027】かくしてこのキー信号生成装置1は、画像
中に存在する対象物の輪郭領域にソフトキーKを精度良
く生成することができるようになされている。
【0028】(2−1)境界抽出部の構成 本発明の実施例による境界抽出部9の構成を図2に示
し、境界抽出部9における境界抽出処理の処理手順につ
いて図3に示すフローチヤートを用いて説明する。境界
抽出部9は、境界抽出手段として、ステツプSP1より
境界抽出処理を開始し、ステツプSP2及びステツプS
P3において、それぞれエツジ強度画像G(x、y)及
び輪郭曲線情報Cを境界座標抽出部21で受ける。
【0029】ステツプSP4において、境界抽出部9
は、境界座標抽出部21において、エツジ強度画像G及
び輪郭曲線情報Cに基づき、対象物の輪郭のエツジ強度
が対象物の内部側領域において所定のしきい値以下とな
る点p00 〜p0m-1 を境界位置として輪郭に沿つて複
数抽出し、当該抽出した境界位置p00 〜p0m-1 の座
標を表す境界座標リストP0を境界座標情報として生成
すると共に、対象物の輪郭のエツジ強度が対象物の外部
側領域において所定のしきい値以下となる点p10 〜p
n-1 を境界位置として輪郭に沿つて複数抽出し、当該
抽出した境界位置p10 〜p1n-1 の座標を表す境界座
標リストP1を境界座標情報として生成し、これら境界
座標リストP0及びP1を境界曲線生成部22に送出す
る。
【0030】ステツプSP5において、境界抽出部9
は、境界曲線生成部22において、境界座標リストP0
及びP1に基づき、境界座標リストP0によつて表され
る形状を近似する近似曲線(曲線セグメント)c00
c0k-1 を生成してこれら近似曲線c00 〜c0k-1
構成される境界曲線C0を生成すると共に、境界座標リ
ストP1によつて表される形状を近似する近似曲線c1
0 〜c1l-1 を生成してこれら近似曲線c10 〜c1
l-1 で構成される境界曲線C1を生成し、ステツプSP
6においてこれら2本の境界曲線C0及びC1をソフト
キー生成部3に送出する。
【0031】(2−1−1)境界座標抽出部の構成 この実施例の場合、境界抽出部9は、図4(A)に示す
ように、まずエツジ近傍の適当な位置poをエツジの方
向に沿つて適当な間隔で決めた後、各位置poにおける
エツジの法線方向を算出し、このエツジの法線方向に平
行で長さが「1」のベクトルpdを決定する。ここで位
置poは、エツジの近傍にあればどこでもよい。
【0032】次に境界抽出部9は、各位置poと当該位
置poでのベクトルpdによつて決まるエツジを横切る
経路P上において、後述する境界位置検出方法によつて
エツジの境界位置p0i 及びp1i を検出する(図4
(B))。すなわち境界抽出部9は、各経路P上におい
てエツジ強度断面の面積を測定すると共に、エツジ強度
が最大となるエツジ強度最大位置pci と当該エツジ強
度最大位置pci でのエツジ強度値hi とを求め、エツ
ジ強度最大値hi に等しい高さと、エツジ強度最大位置
pci を底辺の中心位置に有し、かつ算出したエツジ強
度断面の面積に等しい矩形を算出した後、当該矩形の底
辺における両端位置をエツジの境界位置p0i 及びp1
i として算出する。これによりエツジ強度にノイズがあ
る場合でもエツジの境界位置p0i 及びp1i を安定し
て抽出し得るようになされている。
【0033】かくして境界抽出部9は、対象物の内部側
領域においてエツジ沿つて得られる内側境界位置p0i
の座標を表す境界座標リストP0と、対象物の外部側領
域においてエツジに沿つて得られる外側境界位置p1i
の座標を表す境界座標リストP1を得ることができるよ
うになされている。
【0034】ここでエツジにおける内側境界位置及び外
側境界位置の検出原理について図5(A)〜図5(E)
を用いて説明する。図5(A)は画像中において対象物
の輪郭が存在する領域を模式的に表したものであり、左
側の領域を色B、右側の領域を色Fとする。また中心に
輪郭領域が存在し、輪郭領域の画像勾配を濃淡の勾配で
表す。ここで輪郭を横切る方向の経路Pにおける色の変
化の測定結果を図5(B)に示し、輪郭領域において色
Bから色Fへの色の変化を観察することができる。
【0035】図5(C)は図5(B)における勾配、す
なわち1次微分を示す。勾配の大きさは輪郭領域の境界
位置、すなわち内側境界位置aと外側境界位置bとの間
で「0」でない値をもち、勾配の面積をsとする。図5
(D)は以降の処理を分かりやすくするため面積sが
「1」になるように規格化したことを表すものであ
る。。ここで勾配の大きさの最大値hを求め、この最大
値hをもつ位置pcの周囲に高さhで面積「1」の矩形
を求めることにより、輪郭領域における境界位置を算出
し、この境界位置をそれぞれ内側境界位置p0及び外側
境界位置p1とする。
【0036】ここで上述した境界位置の検出方法がノイ
ズに対して強いことを図6及び図7を用いて説明する。
図6(A)はノイズを含む輪郭領域の画像勾配の大きさ
の一例を示す。この場合、輪郭領域の左側に陰影などの
効果によつて緩やかな勾配が生じているものとする。こ
の勾配は輪郭に起因する成分ではない。図6(B)及び
図6(C)は画像勾配の大きさが小さくなる位置を直接
探査し、その位置を輪郭の境界位置とする処理を用いた
例を示す。画像勾配が小さくなる位置を検出するために
しきい値Tとして小さいしきい値を用いる。このときし
きい値Tをわずかにしきい値T′にずらして設定する
と、検出される位置a及び位置bがそれぞれ位置a′及
び位置bに変化する(右側の位置bはほとんど影響を受
けないものとする)。この方法で求めた境界位置p0及
びp1を図6に示す。この方法では、しきい値処理で検
出した位置が直接境界位置となるので、設定するしきい
値の大きさによつて結果が大きく変化する。
【0037】一方、図7(A)〜図7(C)は、上述し
た本発明の方法で輪郭領域の境界位置を検出するプロセ
スを示す。図6(A)と同様にノイズがある画像勾配が
算出されたとする(図7(A))。本発明の方法ではま
ず勾配の面積を計算するために画像勾配の大きさが小さ
くなる位置を測定する必要がある。この手順(図7
(B))を図6(B)と同じにすると、上述の場合と同
様に、勾配の面積を計算する領域の大きさは設定するし
きい値の大きさによつて大きく変化する。しかしながら
輪郭における勾配の大きさは十分に大きいため、算出し
た勾配の面積全体に対するノイズ領域の面積の割合は小
さい。
【0038】勾配の面積と同じ面積の矩形を算出する過
程を図7(C)に示す。ノイズ領域の面積の影響が小さ
いので、異なるしきい値から得られる矩形の高さhと
h′の違いを小さく抑えることができる。従つて図7
(D)に示すように、その矩形から得られる輪郭領域の
境界位置はほとんど変わらないように得ることができ
る。
【0039】ここで実際の画像においては、輪郭に起因
する画像勾配成分だけでなく、物体内部のテクスチヤや
陰影などに起因する成分が存在するので、上述したノイ
ズの影響は無視できない。従つて上述した本発明の方法
によればノイズの影響を実用上十分に回避することがで
きる。
【0040】境界座標抽出部21の構成を図8に示し、
境界座標抽出部21における境界抽出処理の処理手順に
ついて図9に示すフローチヤートを用いて説明する。境
界座標抽出部21は、境界座標抽出手段として、ステツ
プSP1より境界座標抽出処理を開始し、ステツプSP
2において輪郭曲線情報Cを経路算出部23で受けると
共に、ステツプSP3において、エツジ強度画像Gをそ
れぞれエツジ強度ピーク検出部24及びエツジ強度断面
積算出部25で受ける。
【0041】続いてステツプSP4において、境界座標
抽出部21は、経路算出部23において、輪郭曲線情報
Cに基づき、輪郭曲線C上の適当な位置poi と当該位
置poi でのベクトルpdi との対をエツジの方向に複
数個({po0 ,pd0 }、……、{pom-1 ,pd
m-1 })算出し、これら位置poi 及びベクトルpdi
の対を経路情報としてエツジ強度ピーク検出部24及び
エツジ強度断面積算出部25に送出する。
【0042】次いでステツプSP5において、境界座標
抽出部21は、エツジ強度ピーク検出部24において、
エツジ強度画像G及び経路情報(位置poi 及びベクト
ルpdi の対)に基づき、位置poi 及びベクトルpd
i の対で決まる各経路P上において、エツジ強度最大値
i を検出すると共に、当該エツジ強度最大値hi の位
置(以下、これをエツジ強度最大位置と呼ぶ)pci
算出し、これらエツジ強度最大値hi 及びエツジ強度最
大位置pci をそれぞれエツジ強度断面積算出部25及
び矩形算出部26に送出する。
【0043】続いてステツプSP6において、境界座標
抽出部21は、エツジ強度断面積算出部25において、
エツジ強度画像G、位置poi 及びベクトルpdi
対、エツジ強度最大値hi 及びエツジ強度最大位置pc
i に基づき、位置poi 及びベクトルpdi の対で決ま
る各経路P上において、エツジ強度を積分した値si
算出し、当該積分値si をエツジ強度の断面積として矩
形算出部26に送出する。
【0044】次いでステツプSP7において、境界座標
抽出部21は、矩形算出部26において、エツジ強度最
大値hi 、エツジ強度最大位置pci 及び積分値si
基づき、各経路P上においてエツジ強度最大位置pci
を基準位置として当該基準位置から各経路P上の両側に
(si /hi )*cだけ離れた位置を輪郭領域における
境界位置、すなわち内側境界位置p0i 及び外側境界位
置p1i として算出し(図4(B))、ステツプSP8
において内側境界位置p0i の座標を表す境界座標リス
トP0と、外側境界位置p1i の座標を表す境界座標リ
ストP1を境界曲線近似部22に送出し、ステツプSP
9において境界座標抽出処理を終了する。ここでcは予
め与えられた定数値であり、0.5 前後の値が用いられ
る。
【0045】(2−1−1−1)経路算出部の構成 経路算出部23の構成を図10に示し、経路算出部23
における経路算出処理について図11に示すフローチヤ
ートを用いて説明する。経路算出部23は、経路算出手
段として、ステツプSP1より経路算出処理を開始し、
ステツプSP2において、輪郭曲線情報Cを計算点抽出
回路23Aで受ける。
【0046】続いてステツプSP3において、経路算出
部23は、計算点抽出手段としての計算点抽出回路23
Aにおいて、予め定めた適当な間隔dtで輪郭曲線情報
Cによつて表される曲線C上における始点から終点まで
n個の位置を計算点poi (poo 、po1 、……、p
n-1 )として抽出してこれら計算点poi でなる計算
点座標リストPoを生成し、ステツプSP4において、
計算点座標リストPoをエツジ強度ピーク検出部24、
エツジ強度断面積算出部25及び方向算出回路23Bに
送出する。ここで曲線Cは、パラメータtがts からt
e の範囲で定義されているものとする。また「WHILE A
{B}」は、「Aが真である間は、処理Bを繰り返す」
ということを意味する。
【0047】続いてステツプSP5において、経路算出
部23は、方向算出手段としての方向算出回路23Bに
おいて、各計算点poi において、曲線Cの接線ベクト
ルtgを算出した後、当該各接線ベクトルtgと直角を
なす単位ベクトルpdi を法線方向として算出してこれ
ら単位ベクトルpdi でなる方向ベクトルリストPdを
生成し、ステツプSP6において、方向ベクトルリスト
Pdをエツジ強度ピーク検出部24及びエツジ強度断面
積算出部25に送出し、ステツプSP7において経路算
出処理を終了する。
【0048】(2−1−1−2)エツジ強度ピーク検出
部及びエツジ強度断面積算出部の構成 エツジ強度ピーク検出部24におけるエツジ強度ピーク
検出処理及びエツジ強度断面積算出部25におけるエツ
ジ強度断面積算出処理について図12に示すフローチヤ
ートを用いて説明する。
【0049】エツジ強度ピーク検出部24及びエツジ強
度断面積算出部25は、ステツプSP1よりエツジ強度
ピーク検出処理及びエツジ強度断面積算出処理を開始
し、ステツプSP2において、それぞれエツジ強度画像
G、計算点座標リストPo及び方向ベクトルリストPd
を受ける。
【0050】続いてステツプSP3において、エツジ強
度ピーク検出部24は、エツジ強度ピーク検出手段とし
て計算点座標リストPo及び方向ベクトルリストPdの
それぞれ対応する計算点poi 及び単位ベクトルpdi
によつて決まる各経路P上において、エツジ強度画像G
に基づきエツジ強度最大値hi 及びエツジ強度最大位置
pci を検出してエツジ強度最大値hi でなるエツジ強
度最大値リストH及びエツジ強度最大位置pci でなる
エツジ強度最大位置リストPcを生成し、当該エツジ強
度最大値リストH及びエツジ強度最大位置リストPcを
エツジ強度断面積算出部25に送出する。ここでステツ
プSP3において、kは適当なスカラを表す。
【0051】次いでステツプSP4において、エツジ強
度断面積算出部25は、エツジ強度断面積算出手段とし
て計算点座標リストPo及び方向ベクトルリストPdの
それぞれ対応する計算点poi 及び単位ベクトルpdi
によつて決まる各経路P上において、エツジの一端から
エツジ強度最大位置pci を通過してエツジの他端まで
の区間、すなわちエツジ強度最大位置pci を基準位置
として当該基準位置を中心に各経路上の両側にそれぞれ
1点ずつ位置a及び位置bを境界位置として求めて当該
位置a及び位置bを結ぶ線分abを積分区間とし、当該
積分区間abにおけるエツジ強度値の総和を計算するこ
とによりエツジ強度の断面積si を算出し、断面積si
でなる断面積リストSを生成する。これにより最初に与
えられた輪郭を横切る経路があいまいな場合でも、輪郭
を正しく横切るようにエツジ強度の断面積を算出し得る
ようになされている。
【0052】ここで位置a及び位置bを求める処理は、
エツジ強度最大位置pci を基準位置として、エツジ強
度が予めエツジ強度最大値hi のスカラk倍で設定した
しきい値より最初に小さくなる位置を、基準位置を中心
に経路Pに沿つて両方向に順次探査することにより行わ
れる。図12のステツプSP4において、dは経路P上
のエツジ強度をサンプルするために予め定めたスカラで
ある。
【0053】次いでステツプSP5において、エツジ強
度ピーク検出部24は、エツジ強度最大位置リストPc
及びエツジ強度最大値リストHを矩形算出部26に送出
し、エツジ強度断面積算出部25は、断面積リストSを
矩形算出部26に送出し、ステツプSP6においてエツ
ジ強度ピーク検出処理及びエツジ強度断面積算出処理を
終了する。
【0054】実際上、図13に示すように、エツジ強度
断面積算出部25は、積分区間算出回路25A及び積分
回路25Bによつて構成されている。積分区間算出回路
25Aは、エツジ強度最大位置pci を基準位置とし
て、エツジ強度がエツジ強度最大値hi のスカラh倍で
設定したしきい値より最初に小さくなる経路上の2点
を、基準位置を中心に両方向に経路端点a及びbとして
算出し、端点a及びbを結ぶ線分abを積分区間abと
して算出し、各経路P上において算出した積分区間ab
でなる積分区間リストABを積分回路25Bに送出す
る。積分回路25Bは、積分区間リストABを基に、各
積分区間abおけるエツジ強度値を積分することによ
り、エツジ強度の断面積si を算出し、断面積si でな
る断面積リストSを生成して矩形算出部26に送出す
る。
【0055】ここで上述のように、エツジ強度ピーク検
出部24及びエツジ強度断面積算出部25は、エツジを
横切る経路P上の点におけるエツジ強度値を算出する必
要がある。この場合、経路P上の位置は必ずしも画素格
子上にあるとは限らないので、この実施例においては、
エツジ強度ピーク検出部24及びエツジ強度断面積算出
部25は、サブピクセル精度の計算を実現するものとし
て画像補間手段(図示せず)を有する。この画像補間手
段は、画素格子上にない位置におけるエツジ強度値を得
るために、画像と実数座標とを入力とし、実数座標上の
画像値を出力するようになされている。
【0056】画像補間手段における画像補間処理につい
て図14に示すフローチヤートを用いて説明する。画像
補間手段は、ステツプSP1より画像補間処理を開始
し、ステツプSP2及びステツプSP3において、それ
ぞれ画像Ii (x、y)及び実数座標(xf、yf)を
受けた後、ステツプSP4において、補間フイルタの重
み関数を定義する。
【0057】ここで補間フイルタの重み関数としては、
「画像理解のためのデイジタル画像処理(I)」(鳥脇
純一郎、昭晃堂)、「画像解析ハンドブツク」(高木幹
雄、下田陽久、東京大学出版会、1991)に記載されてい
る方法を利用する。例えば次式
【数2】 で表される関数を用いることができる。ここでx**y
はxのy乗を表す。
【0058】次いで画像補間手段は、ステツプSP5に
おいて、画像Ii と重み関数の畳み込みを計算すること
により、関数Ic(x、y)を作成した後、ステツプS
P6において、当該関数Icを実数座標上の画像値とし
て出力し、ステツプSP7において画像補間処理を終了
する。かくしてエツジ強度ピーク検出部24及びエツジ
強度断面積算出部25は、それぞれエツジ強度最大値h
i 及びエツジ強度断面積si を精度良く算出し得るよう
になされている。
【0059】(2−1−2)境界曲線生成部の構成 境界曲線生成部22の構成を図15に示す。境界曲線生
成部22は、境界曲線生成手段として、境界座標抽出部
21から供給される境界座標リストP0及びP1を、そ
れぞれ入力座標分割回路22A、連結条件算出回路22
B及び曲線近似回路22Cで受ける。入力座標分割回路
22Aは、それぞれ境界座標リストP0及びP1によつ
て表される各形状をそれぞれ分割する分割点({e
0 、e01、……、e0m-1 }、{e10 、e11
……、e1m-1 })の座標リスト(以下、これを分割点
座標リストと呼ぶ)E0及びE1を生成し、これを連結
条件算出回路22B及び曲線近似回路22Cに送出す
る。
【0060】すなわち入力座標分割回路22Aは、それ
ぞれ境界座標リストP0及びP1における境界位置p0
i 及びp1i の離散的な並びから、求める形状の次数を
局所的に推定する。この場合、境界座標リストP0及び
P1は分割された各セグメントにおける形状の次数が大
きくならないように分割する。例えば各分割点を曲率の
大きさに基づいて決定することにより、座標データ数に
依存せずに各セグメントにおける次数を決定することが
できるので、各セグメントにおける次数が大きくなるこ
とを防止し得るようになされている。
【0061】連結条件算出回路22Bは、境界座標リス
トP0及びP1と分割点座標リストE0及びE1とに基
づいて、それぞれ各分割点における連結条件、すなわち
G1連続性を満たす連結条件を算出し、連結条件リスト
RV0及びRV1として曲線近似回路22Cに送出す
る。すなわち連結条件算出回路22Bは、分割点座標リ
ストP0における各分割点の連結位置を一致させるため
の連結位置の座標r0iと、連結位置r0i における速
度方向を一致させるための速度ベクトルv0i との対
(すなわち接線)を連結条件リストRV0として算出す
ると共に、分割点座標リストP1における各分割点の連
結位置を一致させるための連結位置の座標r1i と、連
結位置r1i における速度方向を一致させるための速度
ベクトルv1i との対(すなわち接線)を連結条件リス
トRV1として算出する。この場合、連結位置の座標と
分割点の座標とは必ずしも一致しない。
【0062】曲線近似回路22Cは、隣接する分割点で
区切られる各セグメントを、これら分割点における連結
条件を満たすように最小2乗法を用いて曲線近似するこ
とにより、隣接する分割点間における近似曲線c0i
びC1i を曲線セグメントc0i 及びc1i として算出
し、当該曲線セグメントc0i でなる近似曲線群及び曲
線セグメントc1i でなる近似曲線群をそれぞれ境界曲
線C0及びC1としてソフトキー生成部3に送出する。
これによりエツジ強度にノイズが含まれている場合で
も、境界曲線C0及びC1を精度良く生成することがで
きるようになされている。
【0063】境界曲線生成部22における境界曲線生成
処理について図16に示すフローチヤートを用いて説明
する。ここでは境界座標リストP0から境界曲線C0を
生成する場合について説明する。
【0064】境界曲線生成部22は、ステツプSP1よ
り境界曲線生成処理を開始し、ステツプSP2におい
て、境界座標抽出部21から境界座標リストP0を受
け、ステツプSP3において、境界座標リストP0に基
づいて分割点(e00 、e01 、……、e0m-1 )でな
る分割点座標リストE0を作成する。続いて境界曲線生
成部22は、ステツプSP4において、境界座標リスト
P0及び分割点座標リストE0に基づいて、各分割点e
i 近傍における形状に近似した近似曲線を算出し、当
該近似曲線における分割点e0i 近傍での連結位置r0
i 及び速度ベクトルv0i (接線)を、各セグメントを
曲線近似するための連結条件RV0として算出する。
【0065】次いで境界曲線生成部22は、ステツプS
P5において、隣接する分割点e0i 及びe0i+1 で区
切られる各セグメントを、これら分割点e0i 及びe0
i+1における連結条件r0i 、v0i r0i+1 及びv0
i+1 を満たすように最小2乗法を用いて曲線近似するこ
とにより得られる近似曲線を曲線セグメントc0i とし
て算出し、ステツプSP6において、これら曲線セグメ
ントc00 、c01 、……、c0n-1 を境界曲線C0と
して出力し、ステツプSP7において境界曲線生成処理
を終了する。
【0066】以上の処理を境界座標リストP1に対して
行うことにより、境界座標リストP1より境界曲線C1
を算出し、境界曲線生成部22は、各境界曲線C0及び
C1をソフトキー生成部3に送出する。
【0067】(2−2)ソフトキー生成部の構成 ソフトキー生成部3の構成を図17に示し、ソフトキー
生成部3におけるソフトキー生成処理について図18に
示すフローチヤートを用いて説明する。ソフトキー生成
部3は、ステツプSP1よりソフトキー生成処理を開始
し、ステツプSP2において、境界曲線C0及びC1を
曲面制御情報算出回路3Aで受ける。
【0068】次いでステツプSP3において、ソフトキ
ー生成部3は、曲面制御情報算出手段としての曲面制御
情報算出回路3Aにおいて、対応する近似曲線c0i
びc1i 毎に曲面を生成するための曲面制御情報f0i
及びf1i を算出し、当該曲面制御情報f0i 及びf1
i を曲面生成回路3Bに送出する。ここで曲面制御情報
f0及びf1は(x、y、z)空間上の曲線である。
(x、y)平面は画像に平行であり、z軸は画像に垂直
である。i番目の曲面制御情報f0i はz=0の平面上
に曲線セグメントc0i を描いたものである。また曲面
制御情報f1i はz=1の平面上に曲線セグメントf1
i を描いたものである。
【0069】次いでステツプSP4において、ソフトキ
ー生成部3は、曲面生成手段としての曲面生成回路3B
において、対応する各曲線セグメントc0i 及びc1i
毎に、それぞれ対応する曲面制御情報f0i 及びf1i
を用いて(x、y)空間上の曲面ri を生成し、曲面r
0 、r1 、……、rk-1 でなる曲面群Rをソフトキー情
報Kとして出力する。ここでi番目の曲線セグメントに
おける曲面ri は次式
【数3】 のようにパラメータsで表現できる。
【0070】(2−3)実施例の動作及び効果 以上の構成において、このキー信号生成装置1は、エツ
ジ強度画像Gに基づいて、輪郭領域のエツジに沿つてエ
ツジの内側及び外側における境界位置をそれぞれ複数抽
出し、エツジの内側及び外側毎に各境界位置の座標を表
す境界座標リストP0及びP1を作成し、境界座標リス
トP0によつて表される形状を近似する境界曲線C0を
生成すると共に、境界座標リストP1によつて表される
形状を近似する境界曲線C1を生成する。
【0071】続いてキー信号生成装置1は、境界曲線C
0及びC1に基づいて、対応する曲線セグメントc0i
及びc1i 毎に曲面を生成するための曲面制御情報f0
i 及びf1i を算出した後、対応する曲線セグメントc
i 及びc1i 毎に、それぞれ対応する曲面制御情報f
i 及びf1i を用いて曲面ri を生成し、これら曲面
i でなる曲面群Rをソフトキー情報Kとして出力す
る。
【0072】従つてこのキー信号生成装置1は、対象物
の輪郭を、画像勾配の大きさが「0」でない領域を囲む
2本の境界曲線C0及びC1として抽出するので、境界
曲線C0及びC1によつて囲まれる領域にα値の勾配を
作成することができる。これにより対象物の色が混合す
る輪郭領域の位置が必要な場合に特に有効な情報を与え
ることができる。またこのキー信号生成装置1は、輪郭
領域を囲む2本の境界曲線C0及びC1間に、当該各境
界曲線C0及びC1を縁とするような曲面を生成したの
で、対象物の色が混合する輪郭領域とソフトキー情報の
位置とを一致させたキー情報を生成することができる。
【0073】以上の構成によれば、輪郭曲線C上の点p
i と当該位置poi でのベクトルpdi との対をエツ
ジの方向に複数個算出し、これら位置poi 及びベクト
ルpdi で決まる各経路P上においてエツジ強度最大値
i 及びエツジ強度最大位置pci を算出すると共にエ
ツジ強度を積分した値si を算出し、各経路P上におい
てエツジ強度最大位置pci を基準位置として当該基準
位置から各経路P上の両側に(si /hi )*cだけ離
れた位置を内側境界位置p0i 及び外側境界位置p1i
として算出し、内側境界位置p0i の座標を表す境界座
標リストP0及び外側境界位置p1i の座標を表す境界
座標リストP1によつてそれぞれ表される各形状をそれ
ぞれ分割する分割点でなる座標リストE0及びE1を生
成すると共に各分割点における連結条件RV0及びRV
1を算出し、隣接する分割点で区切られる各セグメント
を、これら分割点における連結条件を満たすように最小
2乗法を用いて曲線近似することにより、隣接する分割
点間における曲線セグメントc0i 及びC1i を算出し
た後、対応する曲線セグメントc0i 及びc1i 毎に曲
面制御情報f0i 及びf1i を作成し、対応する曲線セ
グメントc0i 及びc1i 毎に、それぞれ対応する曲面
制御情報f0i 及びf1i を用いて曲面riを生成し、
これら曲面ri でなる曲面群Rをソフトキー情報Kとし
て出力したことにより、対象物の輪郭を、画像勾配の大
きさが「0」でない領域を囲む2本の境界曲線C0及び
C1として抽出し得るので、境界曲線C0及びC1によ
つて囲まれる領域にα値の勾配を作成することができる
と共に、輪郭領域を囲む2本の境界曲線C0及びC1間
に当該各境界曲線C0及びC1を縁とするような曲面R
を生成したので、対象物の色が混合する輪郭領域とソフ
トキー情報の位置とを一致させたキー情報を生成するこ
とができる。かくしてキー情報を精度良く生成すること
のできる輪郭抽出部2、輪郭抽出方法、キー信号生成装
置1及びキー信号生成方法を実現することができる。
【0074】また上述の構成によれば、グラデイエント
ベクトルに基づいて輪郭座標リストDを作成し、当該輪
郭座標リストDによつて表される形状を近似することに
よつて得た輪郭曲線情報Cに基づいて、計算点座標リス
トPo及び方向ベクトルリストPdを算出したので、対
象物の輪郭領域とソフトキーの位置とを一段と一致させ
たキー情報を生成することができる。
【0075】さらに上述の構成によれば、エツジを横切
る経路P上における点のエツジ強度を算出する際、画像
補間手段を用いてサブピクセル精度で経路P上における
点のエツジ強度を算出したので、エツジ強度最大値hi
及びエツジ強度断面積si の精度を格段的に向上させる
ことができる。
【0076】さらに上述の構成によれば、エツジを横切
る方向においてエツジ強度最大値hi 及びエツジ強度断
面積si を算出し、エツジ強度最大値hi 及びエツジ強
度断面積si に基づいて内側境界位置p0i 及び外側境
界位置p1i を算出したので、エツジ強度にノイズがあ
る場合でも、対象物の輪郭領域を精度良く抽出すること
ができる。
【0077】さらに上述の構成によれば、計算点座標リ
ストPo及び方向ベクトルリストPdのそれぞれ対応す
る計算点poi 及び単位ベクトルpdi によつて決まる
各経路P上において、エツジ強度最大位置pci を基準
位置として当該基準位置から各経路P上の両側にそれぞ
れ1点ずつ位置aと位置bとを経路端点として求めて当
該端点a及び端点bを結ぶ線分abを積分区間とし、当
該積分区間abにおけるエツジ強度値の総和を計算する
ことによりエツジ強度の断面積si を算出したので、最
初に与えられた輪郭を横切る経路があいまいでも実際の
輪郭を正しく横切るように断面積を算出することがで
き、これにより対象物の輪郭領域を精度よく抽出するこ
とができる。
【0078】さらに上述の構成によれば、境界座標リス
トP0、P1及び分割点座標リストE0、E1に基づい
て、各分割点近傍における形状に近似した近似曲線を算
出し、当該近似曲線における分割点近傍での接線r
i 、v0i 及び接線r1i 、v1i を各セグメントを
曲線近似するための連結条件RV0及びRV1として算
出し、隣接する分割点で区切られる各セグメントを、こ
れら分割点における連結条件を満たすように最小2乗法
を用いて曲線近似してそれぞれ曲線セグメントc0i
びc1i を算出したので、エツジ強度にノイズが含まれ
ている場合でも境界曲線C0及びC1を精度良く生成す
ることができる。また境界曲線C0及びC1を滑らかに
連結することができるので、ソフトキー生成部3におけ
る曲面制御処理を容易に行うことができる。
【0079】さらに上述の構成によれば、境界曲線C0
及びC1の一方をz=1の平面上に位置させ、他方をz
=0の平面上に位置させて境界曲線C0及びC1を縁と
する曲面を生成するようにしたので、曲面制御処理を容
易に行うことができると共に、z値が「0」から「1」
まで変化する曲面を輪郭領域において決定することがで
きる。このz値をキー情報αとみなして画像に書き込む
ことによつてソフトキー画像を得ることができる。
【0080】さらに上述の構成によれば、現画像iと、
既に輪郭曲線情報Cとして輪郭曲線Cが得られている1
フレーム前の画像i−1と、当該画像i−1の輪郭曲線
情報Cとに基づいて現画像iについての推定輪郭情報S
2を得るようにしたので、オペレータが入力手段4を用
いて対象物の輪郭のおおまかな形状を表す折れ線情報、
曲線情報又は線図形2値画像情報をその都度入力する場
合に比して、作業効率を大幅に向上させることができ、
特に動画像に対して有効である。
【0081】(3)他の実施例 なお上述の実施例においては、経路算出手段として経路
算出部23を用いて、曲線生成部10から供給される輪
郭曲線Cに基づいて計算点座標リストPo及び方向ベク
トルリストPdを算出した場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、図10との対応部分に同一符号を付
した図19に示すような経路算出部30を用いてもよ
い。この経路算出部30における経路算出処理について
図20に示すフローチヤートを用いて説明する。
【0082】経路算出部30は、ステツプSP1より経
路算出処理を開始し、ステツプSP2において、グラデ
イエントベクトル算出部7から供給されるエツジ強度画
像Gを細線化手段としての細線化回路30Aで受けた
後、ステツプSP3において、エツジ強度を指標として
エツジ強度画像Gを細線化回路30Aで細線化処理する
ことにより輪郭の位置を表す線図形2値画像B(x、
y)を算出し、当該線図形2値画像Bを座標変換手段と
しての座標リスト変換回路30Bに送出する。ここで細
線化処理としては、例えば上述の「画像合成のための対
象物抽出法」に記載されている方法を用いることができ
る。
【0083】また細線化回路30Aによつてエツジ強度
画像Gから線図形2値画像Bを生成したが、例えばCR
Tなどの表示手段の表示画面上に対象とする画像を表示
し、入力手段4から画像中の対象物の軌跡を入力するこ
とにより、線図形2値画像を得るようにしてもよい。従
つてこの場合には、入力手段4から入力された対象物の
軌跡に応じた線図形2値画像は直接座標リスト変換回路
30Bに入力される。
【0084】続いてステツプSP4において、経路算出
部30は、座標リスト変換回路30Bにおいて、線図形
2値画像Bより座標リストLを算出し、当該座標リスト
Lを計算点抽出回路23A及び方向算出回路23Bに送
出する。この座標リストLは、m個のベクトルli (i
=0〜m−1)の配列でなる。すなわち座標リストL
は、チエーンコーデイング(Chain Coding)と呼ばれる
方法を用いて、線図形2値画像Bのある点から線図形を
辿る処理を行うことによつて画像からベクトルデータへ
の変換を行うことにより得ることができる。
【0085】次いでステツプSP5において、経路算出
部30は、計算点抽出回路23Aにおいて、予め定めた
間隔dtで座標リストLの始点から終点までn個の位置
を計算点poとして抽出し、ステツプSP6において当
該計算点poでなる計算点リストPoを方向算出回路2
3B、エツジ強度ピーク検出部24及びエツジ強度断面
積算出部25に送出する。
【0086】続いてステツプSP7において、経路算出
部30は、方向算出回路23Bにおいて、各計算点po
i における接線ベクトルtgを座標リストLに基づいて
算出し、ステツプSP8において当該接線ベクトルtg
と直角をなす単位ベクトル(法線方向)pdi を算出
し、当該単位ベクトルpdi でなる方向ベクトルリスト
Pdをエツジ強度ピーク検出部24及びエツジ強度断面
積算出部25に送出し、ステツプSP9において経路算
出処理を終了する。
【0087】また上述の実施例においては、境界抽出部
として境界抽出部9を用いた場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、図8、図10及び図15との対応
部分に同一符号を付した図21に示すような境界抽出部
40を用いてもよい。この場合、境界抽出部40は、境
界座標抽出部41における経路算出部42の計算点抽出
回路42Aにおいて作成された分割点座標リストEを境
界曲線生成部43の連結条件算出部22Bで受けるよう
になされている。
【0088】すなわち計算点抽出部42Aは、入力され
る輪郭曲線情報Cに応じた曲線C上の位置を計算点po
i として所定の間隔で抽出することにより作成した計算
点リストPo中の適当なサブセツトを分割座標リストE
として作成し、これを連結条件算出部22Bに送出す
る。ここで連結条件算出部22Bには、境界座標リスト
P0及びP1が入力されるので、分割座標リストEがそ
のサブセツトであることは保証される。
【0089】従つてこの境界抽出部40は、境界抽出部
9に比して入力座標分割部22Aの分だけ構成が簡易に
なり、これによりキー信号生成装置1の構成を簡略化す
ることができる。また曲線近似部22Cから出力される
境界曲線C0及びC1をそれぞれ構成する曲線セグメン
トc0i 及びc1i の数は同数(すなわち図3のステツ
プSP5においてk=l)となるので、ソフトキー生成
部3における処理を容易にすることができる。
【0090】さらに上述の実施例においては、曲線生成
部10から供給される輪郭曲線情報Cに基づいて計算点
座標リストPo及び方向ベクトルリストPdを作成した
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば
推定輪郭情報S2や輪郭候補領域情報S3を用いてもよ
い。また対象物の輪郭についてのおおまかな形状を表す
折れ線情報又は曲線情報を入力手段4から入力し、この
折れ線情報又は曲線情報を用いて計算点座標リストPo
及び方向ベクトルリストPdを作成するようにしてもよ
い。これにより、抽出したい対象物の輪郭を指定するこ
とができるので、輪郭抽出を精度良く行うことができ
る。従つてキー信号生成装置1として、輪郭経路探査部
8及び曲線生成部9をもたないキー信号生成装置1に本
発明を適用し得る。
【0091】ここで入力手段4から折れ線情報又は曲線
情報をそれぞれ計算点抽出回路23A及び入力座標分割
回路22Aに直接入力させるようにしてもよい。この場
合、折れ線情報に応じた折れ線の対応する線分、又は曲
線情報に応じた曲線の対応するセグメントに基づいて得
た境界座標リストP0及びP1における対応する境界位
置p0i 及びp1i を1つのセグメントと見なして、こ
れら境界位置p0i 及びp1i を分割点とすることによ
り、境界座標リストP0及びP1を分割する必要がなく
なるので、境界曲線生成部22の構成を入力座標分割回
路22Aの分だけ簡略化することができ、これによりキ
ー信号生成装置1の構成を簡略化することができる。
【0092】さらに上述の実施例においては、エツジ強
度画像Gを用いて対象物の輪郭を表す境界曲線C0及び
C1を生成した場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、グラデイエントベクトル算出部7で算出したグ
ラデイエントベクトルに基づいて対象物の輪郭を表す境
界曲線C0及びC1を生成してもよい。
【0093】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、対象物の
輪郭についての輪郭領域を決定し、輪郭領域におけるグ
ラデイエントベクトルを算出し、輪郭領域におけるグラ
デイエントベクトルに基づいて、輪郭領域のエツジに沿
つてエツジの内側及び外側における境界位置をそれぞれ
複数抽出し、当該各境界位置を表す境界座標情報をエツ
ジの内側及び外側毎に生成し、各境界座標情報によつて
表される各形状を近似する2本の境界曲線を対象物の輪
郭として生成することにより、対象物の輪郭を、画像勾
配の大きさが「0」でない領域を囲む2本の境界曲線と
して抽出することができるので、境界曲線によつて囲ま
れる領域にα値の勾配を作成することができる。かくし
てキー情報を精度良く生成することのできる輪郭抽出装
置及び輪郭抽出方法を実現することができる。
【0094】また本発明によれば、画像中における対象
物の輪郭について、当該輪郭における内側及び外側にお
ける境界位置を表す2本の境界曲線を生成し、各境界曲
線間に形成する曲面の形状を決定する曲面制御情報を算
出し、曲面制御情報に基づいて各境界曲線によつて挟ま
れた領域上に曲面を生成し、当該曲面をキー情報として
出力することにより、輪郭領域を囲む2本の境界曲線間
に当該境界曲線間を縁とするような曲面を生成すること
ができるので、対象物の色が混合する輪郭領域とソフト
キー情報の位置とを一致させたキー情報を生成すること
ができる。かくしてキー情報を精度良く生成することの
できるキー信号生成装置及びキー信号生成方法を実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したキー信号生成装置の全体構成
を示すブロツク図である。
【図2】境界抽出部の構成を示すブロツク図である。
【図3】境界抽出部における境界抽出処理の処理手順を
示すフローチヤートである。
【図4】境界座標抽出部における境界位置抽出処理の説
明に供する略線図である。
【図5】境界位置の検出原理の説明に供する略線図及び
グラフである。
【図6】エツジ強度のノイズに対する強さの説明に供す
るグラフ及び略線図である。
【図7】エツジ強度のノイズに対する強さの説明に供す
るグラフ及び略線図である。
【図8】境界座標抽出部の構成を示すブロツク図であ
る。
【図9】境界座標抽出部における境界座標抽出処理の処
理手順を示すフローチヤートである。
【図10】経路算出部の構成を示すブロツク図である。
【図11】経路算出部における経路算出処理の処理手順
を示すフローチヤートである。
【図12】エツジ強度ピーク検出処理及びエツジ強度断
面積算出処理の処理手順を示すフローチヤートである。
【図13】エツジ強度断面積算出部の構成を示すブロツ
ク図である。
【図14】画像補間手段における画像補間処理の処理手
順を示すフローチヤートである。
【図15】境界曲線生成部の構成を示すブロツク図であ
る。
【図16】境界曲線生成部における境界曲線生成処理の
処理手順を示すフローチヤートである。
【図17】ソフトキー生成部の構成を示すブロツク図で
ある。
【図18】ソフトキー生成部におけるソフトキー生成処
理の処理手順を示すフローチヤートである。
【図19】他の実施例による経路算出部の構成を示すブ
ロツク図である。
【図20】他の実施例による経路算出部における経路算
出処理の処理手順を示すフローチヤートである。
【図21】他の実施例による境界抽出部の構成を示すブ
ロツク図である。
【符号の説明】
1……キー信号生成装置、2……輪郭抽出部、3……ソ
フトキー生成部、3A……曲面制御情報算出回路、3B
……曲面生成回路、4……入力手段、5……推定輪郭算
出部、6……輪郭候補領域決定部、7……グラデイエン
トベクトル算出部、8……輪郭経路探査部、9、40…
…境界抽出部、10……曲線生成部、11……動きベク
トル推定部、12……遅延回路、21、41……境界座
標抽出部、22……境界曲線生成部、22A……入力座
標分割回路、22B……連結条件算出回路、22C……
曲線近似回路、23、30、42……経路算出部、23
A、42A……計算点抽出回路、23B……方向算出回
路、24……エツジ強度ピーク検出部、25……エツジ
強度断面積算出部、25A……積分区間算出回路、25
B……積分回路、26……矩形算出部、26A……積分
区間算出回路、26B……積分回路、30A……細線化
回路、30B……座標リスト変換回路。

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像中から対象物の輪郭を抽出する輪郭抽
    出装置において、 上記対象物の輪郭についての輪郭領域を決定する輪郭領
    域決定手段と、 上記輪郭領域におけるグラデイエントベクトルを算出す
    るグラデイエントベクトル算出手段と、 上記輪郭領域におけるグラデイエントベクトルに基づ
    き、上記輪郭領域のエツジに沿つて上記エツジの内側及
    び外側における境界位置をそれぞれ複数抽出し、当該各
    境界位置を表す境界座標情報を上記エツジの内側及び外
    側毎に生成して出力する境界座標抽出手段と、 上記境界座標抽出手段の出力に基づき、上記各境界座標
    情報によつて表される各形状を近似する2本の境界曲線
    を上記対象物の輪郭として生成する境界曲線生成手段と
    を具えることを特徴とする輪郭抽出装置。
  2. 【請求項2】上記境界座標抽出手段は、 上記グラデイエントベクトル算出手段の出力に基づい
    て、上記エツジを横切る経路を経路情報として算出して
    出力する経路算出手段と、 上記グラデイエントベクトル算出手段及び上記経路算出
    手段の出力に基づいて、上記エツジを横切る方向におけ
    るエツジ強度最大値と、当該エツジ強度最大値の位置と
    を検出して出力するエツジ強度ピーク検出手段と、 上記グラデイエントベクトル算出手段、上記経路算出手
    段及び上記エツジ強度ピーク検出手段の出力に基づい
    て、上記エツジを横切る方向におけるエツジ強度断面積
    を算出するエツジ強度断面積算出手段と、 上記エツジ強度ピーク検出手段及び上記エツジ強度断面
    積算出手段の出力に基づいて、上記エツジ強度最大値に
    等しい高さ及び上記エツジ強度最大値の位置に等しい中
    心位置を底辺に有し、かつ上記エツジ強度断面積と等し
    い面積を有する矩形を算出し、上記矩形における底辺の
    両端点の座標を上記エツジの内側及び外側における境界
    位置として算出して出力する矩形算出手段とを具えるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の輪郭抽出装置。
  3. 【請求項3】上記エツジ強度断面積算出手段は、 上記グラデイエントベクトル算出手段、上記経路算出手
    段及び上記エツジ強度ピーク算出手段の出力に基づい
    て、上記エツジを横切る経路上において、上記エツジの
    一端から上記エツジ強度最大値の位置を通過して上記エ
    ツジの他端までの区間を積分区間として算出して出力す
    る積分区間算出手段と、 上記グラデイエントベクトル算出手段及び上記積分経路
    算出手段の出力に基づいて、上記積分区間におけるエツ
    ジ強度値を積分した値を上記エツジ強度断面積として算
    出して出力する積分手段とを具えることを特徴とする請
    求項2に記載の輪郭抽出装置。
  4. 【請求項4】上記積分区間算出手段は、 上記グラデイエントベクトル算出手段、上記経路算出手
    段及び上記エツジ強度ピーク算出手段の出力に基づい
    て、上記エツジ強度最大値の位置を基準位置として、上
    記エツジ強度が所定のしきい値より最初に小さくなる上
    記経路上の2点を上記基準位置を中心に両方向に経路端
    点として算出し、当該各経路端点によつて区切られる上
    記各経路上における線分を上記積分区間として算出する
    ことを特徴とする請求項3に記載の輪郭抽出装置。
  5. 【請求項5】上記経路算出手段は、 上記エツジ強度画像に基づき、エツジ強度を指標として
    上記エツジ強度画像を細線化処理することにより上記対
    象物の輪郭の位置を算出して出力する細線化手段と、 上記細線化手段の出力に基づいて、上記対象物の位置を
    座標情報に変換して出力する座標情報変換手段と、 上記座標情報から所定の間隔で計算点を抽出して出力す
    る計算点抽出手段と、 上記座標情報変換手段及び上記計算点抽出手段の出力に
    基づいて、上記各計算点における法線方向を算出する方
    向算出手段とを具え、上記経路算出手段は、対応する上
    記計算点及び上記法線方向を上記経路情報として出力す
    るようにしたことを特徴とする請求項2に記載の輪郭抽
    出装置。
  6. 【請求項6】上記境界曲線生成手段は、 それぞれ上記エツジの内側及び外側における境界位置を
    表す上記各境界座標情報によつて表される各形状をそれ
    ぞれ複数のセグメントに分割する分割点を算出する分割
    点算出手段と、 上記各境界座標情報によつて表される上記各形状につい
    て、上記各境界座標情報及び上記各分割点に基づき、上
    記各セグメントを連結するための連結条件を上記各分割
    点毎に算出する連結条件算出手段と、 上記各境界座標情報によつて表される上記各形状につい
    て、上記各境界座標情報、上記各分割点及び上記各連結
    条件に基づき、上記各分割点における上記連結条件を満
    たすように上記各セグメントを曲線近似することにより
    上記2本の境界曲線を生成する曲線近似手段とを具える
    ことを特徴とする請求項1に記載の輪郭抽出装置。
  7. 【請求項7】上記輪郭領域決定手段は、 上記対象物の輪郭についてのおおまかな形状を示す折れ
    線情報又は曲線情報を入力する入力手段を具え、 上記経路算出手段は、 上記入力手段より入力された上記折れ線情報又は曲線情
    報に応じた折れ線又は曲線上における任意の複数の位置
    を計算点として抽出する計算点抽出手段と、 上記折れ線又は曲線及び上記各計算点に基づいて、上記
    各計算点における法線方向を算出する方向算出手段とを
    具え、上記経路算出手段は、対応する上記計算点及び上
    記法線方向を上記経路情報として出力するようにしたこ
    とを特徴とする請求項2に記載の輪郭抽出装置。
  8. 【請求項8】上記境界曲線生成手段は、 上記各計算点のうちの任意の計算点及び上記各境界座標
    情報に基づいて、上記各境界座標情報によつて表される
    上記各形状について、上記任意の各計算点を上記分割点
    として当該各計算点によつて分割される各セグメントを
    連結するための連結条件を上記任意の各計算点毎に算出
    する連結条件算出手段と、 上記各境界座標情報によつて表される上記各形状につい
    て、上記各境界座標情報、上記任意の各計算点及び上記
    各連結条件に基づき、上記任意の各計算点における上記
    連結条件を満たすように上記各セグメントを曲線近似す
    ることにより上記2本の境界曲線を生成する曲線近似手
    段とを具えることを特徴とする請求項7に記載の輪郭抽
    出装置。
  9. 【請求項9】任意の実数座標における上記画像の値を算
    出する画像補間手段を具え、上記エツジ強度ピーク検出
    手段は、上記画像補間手段の出力に基づいて上記エツジ
    を横切る方向における上記エツジ強度最大値を検出する
    ことを特徴とする請求項2に記載の輪郭抽出装置。
  10. 【請求項10】任意の実数座標における上記画像の値を
    算出する画像補間手段を具え、上記エツジ強度断面積算
    出手段は、上記画像補間手段の出力に基づいて上記エツ
    ジを横切る方向における上記エツジ強度断面積を算出す
    ることを特徴とする請求項2に記載の輪郭抽出装置。
  11. 【請求項11】画像中から対象物の輪郭を抽出する輪郭
    抽出方法において、 上記対象物の輪郭についての輪郭領域を決定する輪郭領
    域決定ステツプと、 上記輪郭領域におけるグラデイエントベクトルを算出す
    るグラデイエントベクトル算出ステツプと、 上記輪郭領域におけるグラデイエントベクトルに基づ
    き、上記輪郭領域のエツジに沿つて上記エツジの内側及
    び外側における境界位置をそれぞれ複数抽出し、当該各
    境界位置を表す境界座標情報を上記エツジの内側及び外
    側毎に生成して出力する境界座標抽出ステツプと、 上記境界座標抽出手段の出力に基づき、上記各境界座標
    情報によつて表される各形状を近似する2本の境界曲線
    を上記対象物の輪郭として生成する境界曲線生成ステツ
    プとを具えることを特徴とする輪郭抽出方法。
  12. 【請求項12】上記境界座標抽出ステツプは、 上記グラデイエントベクトル算出ステツプの出力に基づ
    いて、上記エツジを横切る経路を経路情報として算出し
    て出力する経路算出ステツプと、 上記グラデイエントベクトル算出ステツプ及び上記経路
    算出ステツプの出力に基づいて、上記エツジを横切る方
    向におけるエツジ強度最大値と、当該エツジ強度最大値
    の位置とを検出して出力するエツジ強度ピーク検出ステ
    ツプと、 上記グラデイエントベクトル算出ステツプ、上記経路算
    出ステツプ及び上記エツジ強度ピーク検出ステツプの出
    力に基づいて、上記エツジを横切る方向におけるエツジ
    強度断面積を算出するエツジ強度断面積算出ステツプ
    と、 上記エツジ強度ピーク検出ステツプ及び上記エツジ強度
    断面積算出ステツプの出力に基づいて、上記エツジ強度
    最大値に等しい高さ及び上記エツジ強度最大値の位置に
    等しい中心位置を底辺に有し、かつ上記エツジ強度断面
    積と等しい面積を有する矩形を算出し、上記矩形におけ
    る底辺の両端点の座標を上記エツジの内側及び外側にお
    ける境界位置として算出して出力する矩形算出ステツプ
    とを具えることを特徴とする請求項11に記載の輪郭抽
    出方法。
  13. 【請求項13】上記エツジ強度断面積算出ステツプは、 上記グラデイエントベクトル算出ステツプ、上記経路算
    出ステツプ及び上記エツジ強度ピーク算出ステツプの出
    力に基づいて、上記エツジを横切る経路上において、上
    記エツジの一端から上記エツジ強度最大値の位置を通過
    して上記エツジの他端までの区間を積分区間として算出
    して出力する積分区間算出ステツプと、 上記グラデイエントベクトル算出ステツプ及び上記積分
    経路算出ステツプの出力に基づいて、上記積分区間にお
    けるエツジ強度値を積分した値を上記エツジ強度断面積
    として算出して出力する積分ステツプとを具えることを
    特徴とする請求項12に記載の輪郭抽出方法。
  14. 【請求項14】上記積分区間算出ステツプは、 上記グラデイエントベクトル算出ステツプ、上記経路算
    出ステツプ及び上記エツジ強度ピーク算出ステツプの出
    力に基づいて、上記エツジ強度最大値の位置を基準位置
    として、上記エツジ強度が所定のしきい値より最初に小
    さくなる上記経路上の2点を上記基準位置を中心に両方
    向に経路端点として算出し、当該各経路端点によつて区
    切られる上記各経路上における線分を上記積分区間とし
    て算出することを特徴とする請求項13に記載の輪郭抽
    出方法。
  15. 【請求項15】上記経路算出ステツプは、 上記エツジ強度画像に基づき、エツジ強度を指標として
    上記エツジ強度画像を細線化処理することにより上記対
    象物の輪郭の位置を算出して出力する細線化ステツプ
    と、 上記細線化ステツプの出力に基づいて、上記対象物の位
    置を座標情報に変換して出力する座標情報変換ステツプ
    と、 上記座標情報から所定の間隔で計算点を抽出して出力す
    る計算点抽出ステツプと、 上記座標情報変換ステツプ及び上記計算点抽出ステツプ
    の出力に基づいて、上記各計算点における法線方向を算
    出する方向算出ステツプとを具え、上記経路算出ステツ
    プは、対応する上記計算点及び上記法線方向を上記経路
    情報として出力するようにしたことを特徴とする請求項
    12に記載の輪郭抽出方法。
  16. 【請求項16】上記境界曲線生成ステツプは、 それぞれ上記エツジの内側及び外側における境界位置を
    表す上記各境界座標情報によつて表される各形状をそれ
    ぞれ複数のセグメントに分割する分割点を算出する分割
    点算出ステツプと、 上記各境界座標情報によつて表される上記各形状につい
    て、上記各境界座標情報及び上記各分割点に基づき、上
    記各セグメントを連結するための連結条件を上記各分割
    点毎に算出する連結条件算出ステツプと、 上記各境界座標情報によつて表される上記各形状につい
    て、上記各境界座標情報、上記各分割点及び上記各連結
    条件に基づき、上記各分割点における上記連結条件を満
    たすように上記各セグメントを曲線近似することにより
    上記2本の境界曲線を生成する曲線近似ステツプとを具
    えることを特徴とする請求項11に記載の輪郭抽出方
    法。
  17. 【請求項17】上記輪郭領域決定ステツプは、 上記対象物の輪郭についてのおおまかな形状を示す折れ
    線情報又は曲線情報を入力する入力ステツプを具え、 上記経路算出ステツプは、 上記入力ステツプにおいて入力された上記折れ線情報又
    は曲線情報に応じた折れ線又は曲線上における任意の複
    数の位置を計算点として抽出する計算点抽出ステツプ
    と、 上記折れ線又は曲線及び上記各計算点に基づいて、上記
    各計算点における法線方向を算出する方向算出ステツプ
    とを具え、上記経路算出ステツプは、対応する上記計算
    点及び上記法線方向を上記経路情報として出力するよう
    にしたことを特徴とする請求項12に記載の輪郭抽出方
    法。
  18. 【請求項18】上記境界曲線生成ステツプは、 上記各計算点のうちの任意の計算点及び上記各境界座標
    情報に基づいて、上記各境界座標情報によつて表される
    上記各形状について、上記任意の各計算点を上記分割点
    として当該各計算点によつて分割される各セグメントを
    連結するための連結条件を上記任意の各計算点毎に算出
    する連結条件算出ステツプと、 上記各境界座標情報によつて表される上記各形状につい
    て、上記各境界座標情報、上記任意の各計算点及び上記
    各連結条件に基づき、上記任意の各計算点における上記
    連結条件を満たすように上記各セグメントを曲線近似す
    ることにより上記2本の境界曲線を生成する曲線近似ス
    テツプとを具えることを特徴とする請求項17に記載の
    輪郭抽出方法。
  19. 【請求項19】任意の実数座標における上記画像の値を
    算出する画像補間ステツプを具え、上記エツジ強度ピー
    ク検出ステツプは、上記画像補間ステツプの出力に基づ
    いて上記エツジを横切る方向における上記エツジ強度最
    大値を検出することを特徴とする請求項12に記載の輪
    郭抽出方法。
  20. 【請求項20】任意の実数座標における上記画像の値を
    算出する画像補間ステツプを具え、上記エツジ強度断面
    積算出ステツプは、上記画像補間ステツプの出力に基づ
    いて上記エツジを横切る方向における上記エツジ強度断
    面積を算出することを特徴とする請求項12に記載の輪
    郭抽出方法。
  21. 【請求項21】画像中からキー信号を生成するキー信号
    生成装置において、 上記画像中における対象物の輪郭について、当該輪郭に
    おける内側及び外側の境界位置を表す2本の境界曲線を
    生成して出力する境界抽出手段と、 上記境界抽出手段の出力に基づいて、上記各境界曲線間
    に形成する曲面の形状を決定する曲面制御情報を算出し
    て出力する曲面制御情報算出手段と、 上記曲面制御情報算出手段の出力に基づいて、上記各境
    界曲線によつて挟まれた領域上に曲面を生成し、当該曲
    面をキー情報として出力する曲面生成手段とを具えるこ
    とを特徴とするキー信号生成装置。
  22. 【請求項22】上記曲面制御情報算出手段は、 上記境界曲線のうち一方の上記境界曲線をz=1の平面
    上に位置させると共に、上記境界曲線のうち他方の上記
    境界曲線をz=0の平面上に位置させ、当該各境界曲線
    を相対する縁とする曲面を生成するような上記曲面制御
    情報を算出することを特徴とする請求項21に記載のキ
    ー信号生成装置。
  23. 【請求項23】上記境界抽出手段は、 上記対象物の輪郭についての輪郭領域を決定する輪郭領
    域決定手段と、 上記輪郭領域におけるグラデイエントベクトルを算出す
    るグラデイエントベクトル算出手段と、 上記輪郭領域におけるグラデイエントベクトルに基づ
    き、上記輪郭領域のエツジに沿つて上記エツジの内側及
    び外側における境界位置をそれぞれ複数抽出し、当該各
    境界位置を表す境界座標情報を上記エツジの内側及び外
    側毎に生成して出力する境界座標抽出手段と、 上記境界座標抽出手段の出力に基づき、上記各境界座標
    情報によつて表される形状を近似する2本の境界曲線を
    上記対象物の輪郭として生成する境界曲線生成手段とを
    具えることを特徴とする請求項21に記載のキー信号生
    成装置。
  24. 【請求項24】画像中からキー信号を生成するキー信号
    生成方法において、 上記画像中における対象物の輪郭について、当該輪郭に
    おける内側及び外側の境界位置を表す2本の境界曲線を
    生成して出力する境界抽出ステツプと、 上記境界抽出ステツプの出力に基づいて、上記各境界曲
    線間に形成する曲面の形状を決定する曲面制御情報を算
    出して出力する曲面制御情報算出ステツプと、 上記曲面制御情報算出ステツプの出力に基づいて、上記
    各境界曲線によつて挟まれた領域上に曲面を生成し、当
    該曲面をキー情報として出力する曲面生成ステツプとを
    具えることを特徴とするキー信号生成方法。
  25. 【請求項25】上記曲面制御情報算出ステツプは、 上記境界曲線のうち一方の上記境界曲線をz=1の平面
    上に位置させると共に、上記境界曲線のうち他方の上記
    境界曲線をz=0の平面上に位置させ、当該各境界曲線
    を相対する縁とする曲面を生成するような上記曲面制御
    情報を算出することを特徴とする請求項24に記載のキ
    ー信号生成方法。
  26. 【請求項26】上記境界抽出ステツプは、 上記対象物の輪郭についての輪郭領域を決定する輪郭領
    域決定ステツプと、 上記輪郭領域におけるグラデイエントベクトルを算出す
    るグラデイエントベクトル算出ステツプと、 上記輪郭領域におけるグラデイエントベクトルに基づ
    き、エツジに沿つて上記エツジの両端位置を抽出し、当
    該両端位置を表す境界座標情報を生成して出力する境界
    座標抽出ステツプと、 上記境界座標抽出ステツプの出力に基づき、上記各境界
    座標情報によつて表される形状を近似する2本の境界曲
    線を上記対象物の輪郭として生成する境界曲線生成ステ
    ツプとを具えることを特徴とする請求項24に記載のキ
    ー信号生成方法。
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